JP2019021911A - インプリント装置、物品製造方法および、成形装置 - Google Patents

インプリント装置、物品製造方法および、成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パターン欠陥の抑制に有利なインプリント装置を提供する。【解決手段】型Mを用いて基板W上にインプリント材Rのパターンを形成するインプリント装置100であって、インプリント材Rを硬化させるエネルギーを出力する出力部110と、型Mと接触したインプリント材Rの型Mとの接触面に対して、最初に該接触面の中心からエネルギーを供給し、出力部110から出力されたエネルギーが接触面内で均一に供給されるように、接触面に供給されるエネルギーの供給量を調整する調整部112と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、インプリント装置、物品製造方法および、成形装置に関する。
半導体デバイスや液晶表示装置等の物品を製造するリソグラフィ装置の一つとしてインプリント装置がある。インプリント装置は、基板上に供給された未硬化のインプリント材を型に接触させた状態で硬化させて、硬化したインプリント材から型を引き離して(離型)基板上にインプリント材のパターンを形成する装置である。
離型時の内部応力によってパターン欠陥が発生する場合がある。特許文献1のインプリント装置は、インプリント材に供給するエネルギーを不均一にすることでパターン欠陥の発生を防止している。
特開2014−120604号公報
しかしながら、特許文献1のインプリント装置によってもインプリント材の硬化収縮による残留応力のパターンへの影響の抑制は不十分となりうる。
本発明は、例えば、パターン欠陥の抑制に有利なインプリント装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、型を用いて基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置であって、インプリント材を硬化させるエネルギーを出力する出力部と、型と接触したインプリント材の型との接触面に対して、最初に該接触面の中心からエネルギーを供給し、出力部から出力されたエネルギーが接触面内で均一に供給されるように、接触面に供給されるエネルギーの供給量を調整する調整部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、パターン欠陥の抑制に有利なインプリント装置を提供することができる。
第1実施形態に係るインプリント装置の構成を示す模式図である。 紫外線の照射が開始された時点の照射領域を示す図である。 紫外線の照射開始後、調整部により調整された照射領域を示す図である。 パターン形成領域が矩形の場合における調整部による照射領域の調整を説明する図である。 照射領域を輪帯形状に拡げるように調整する様子を説明する図である。 矩形の照射領域をパターン形成領域内に走査させる場合を説明する図である。 可動の複数の遮光板を含む遮断部を示す。 回転駆動する複数の遮光板を含む遮断部を示す。 互いに独立駆動する複数のミラーを有するDMDを示す。 図9に示すミラーを駆動する駆動部を示す図である。 第2実施形態に係るインプリント装置の構成を示す模式図である。 平坦化処理の工程を示す図である。 物品の製造方法を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。なお、各図面において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
〔第1実施形態〕
(インプリント装置)
図1は、本実施形態に係るインプリント装置100の構成を示す模式図である。ここでは、光硬化法を用いたインプリント装置として、紫外線の照射によって基板W上の未硬化のインプリント材Rを硬化させる紫外線硬化型のインプリント装置100を使用した。ただし、インプリント材Rの硬化方法として、他の波長域の光の照射による方法や、他のエネルギー(例えば、熱)による方法を用いてもよい。また、以下の図においては、基板上のインプリント材に対して照射される紫外線の光軸に平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内に互いに直交するX軸およびY軸を取っている。
インプリント装置100は、硬化エネルギーを出力する出力部としての照明系110と、折り返しミラー120と、型保持部130と、を有する。照明系110は、インプリント処理の際に、型Mに対してインプリント材Rを硬化させるエネルギーである紫外線を照射(出力)する。照明系110は、光源111と、調整部112と、を有する。光源111は、紫外線を出力する。光源は、水銀ランプなどのランプ類を採用可能であるが、型Mを透過し、かつ後述のインプリント材Rが硬化する波長の光を発する光源であれば、特に限定するものではない。
調整部112は、インプリント材Rに均一に供給される紫外線の量を調整する。なお、本実施形態では、光硬化法を採用するために照明系110を設置しているが、例えば、熱硬化法を採用する場合には、この照明系110に代えて、熱硬化性樹脂を硬化させるための熱源部を設置することとなる。
型(モールド)Mは、外周形状が多角形(好適には、矩形または正方形)であり、基板Wに対する面には、例えば回路パターンなどの転写すべき凹凸パターンが3次元状に形成されたパターン部を含む。なお、パターンサイズは、製造対象となる物品により様々であるが、微細なものでは十数ナノメートルのパターンも含まれる。また、型Mの材質は、紫外線を透過させることが可能で、かつ熱膨張率の低いことが望ましく、例えば石英とし得る。さらに、型Mは、紫外線UVが照射される面に、平面形状が円形で、かつ、ある程度の深さのキャビティを有する場合もある。
折り返しミラー120は、調整部110で調整された紫外線をインプリント材Rまで導く。型保持部130は、型Mを保持してZ方向を含む方向に移動可能である。また、型Mの形状を補正する倍率補正機構を有しうる。型保持部130は、型Mにおける紫外線の照射面の外周領域を真空吸着力や静電力により引き付けることで型Mを保持し得る。例えば、真空吸着力により型Mを保持する場合、外部に設置された不図示の真空ポンプに接続され、この真空ポンプの排気により吸着圧を適宜調整することで、型Mに対する吸着力(保持力)を調整し得る。
基板(ウエハ)Wは、例えば、単結晶シリコン基板やSOI(Silicon on Insulator)基板、またはガラス基板である。基板Wは複数のパターン形成領域(ショット領域)を有する。インプリント装置は、パターン形成領域ごとにインプリント材Rのパターンを形成する。パターン形成領域には、インプリント装置100に搬入される前に、前工程にて既にパターンが形成されていてもよい。インプリント材Rは、紫外線を受光することにより硬化する性質を有する紫外線硬化樹脂(光硬化性樹脂)であり、半導体デバイス製造工程などの各種条件により適宜選択される。
(露光量の調整)
インプリント材Rは、型Mと接触した状態で硬化される。本実施形態では、調整部112によって、インプリント材Rの型Mとの接触面に対して、硬化のためのエネルギー(紫外線)が当該接触面に均一に供給(照射)されるように供給量が調整される。
図2および図3は、調整部112により照射領域が調整される様子を説明する図である。図2は、インプリント材Rへの紫外線の照射が開始された時点の照射領域を示す図である。図3は、紫外線照射開始後、調整部112により調整された照射領域を示す図である。図2に示すように、最初に基板Wのパターン形成領域1の中心(インプリント材Rの型Mとの接触面の中心)を含む領域2から紫外線の照射が開始される。その後、図3に示すように、領域2よりもパターン形成領域1の中心から外側に向かって拡がった領域3に照射領域が拡大する。
照射領域を拡大していく過程で、調整部112は、照明系110からの紫外線の照度、照射時間を調整して、各照射領域における露光量が均一になるようにする。例えば、照射時間×照度の値で露光量を表すことを考える。調整部112は、接触面の全面において、照射時間と照度とを掛け合わせた量が一定量となるように照射時間または照度を調整する。
図2および図3の場合において、領域2に紫外線を照射する時間と領域3に紫外線を照射する時間とを時間Tとして、一致させる。領域2を露光する時の照度をIとすると、図2に示す領域2の露光量はT×Iとなる。
そして、調整部112によって、領域3のうち、領域2と重複する領域の照度をIとして、重複しない領域の照度をIの2倍とする。図3に示す領域3のうち、領域2と重複する部分の露光量は、T×Iとなる。一方、重複しない領域の照度は、2×T×Iとなる。
図2〜図3の過程において、領域3のうち、領域2と重複する領域における積算露光量は、図2の時点での露光量TIと図3の時点での露光量TIを足して2TIとなる。一方、領域2と重複しない領域における積算露光量は、2TIとなる。つまり、インプリント材Rの型Mとの接触面に対して、露光量が均一になる。
図4は、パターン形成領域1が矩形の場合における調整部112による照射領域の調整を説明する図である。この場合、例えば、パターン形成領域1の中心を含む矩形の領域4から紫外線の照射を開始して、その後、領域4を拡大する。
図5は、照射領域を輪帯形状に拡げるように調整する様子を説明する図である。この場合、例えば、パターン形成領域1の中心を囲む輪帯形状の領域5から紫外線の照射を開始して、その後、領域5を拡大する。輪帯形状の各領域を重ならないように調整する場合、調整部112は、照射時間を各領域で一致させることで露光量を均一にすることができる。
図6は、矩形の照射領域をパターン形成領域1内に走査させる場合を説明する図である。この場合、領域6を、パターン形成領域1内を重ならないように線矢印で示した軌跡で移動させ、照射時間を各領域で一致させることで露光量を均一にすることができる。
(遮光部)
紫外線の照射領域は、インプリント材Rへ入射する紫外線を遮断することでも調整できる。図7および図8は、紫外線を遮断する遮断部の例を示す。図7は、可動の複数の遮光板を含む遮断部を示す。遮断部70は、複数の可動遮光板71〜74を有する。遮断部70は、複数の可動遮光板71〜74を用いて、紫外線UVを遮断し、紫外線UVの通過領域75の大きさを調整する。
図8は、回転駆動する複数の遮光板を含む遮断部を示す。遮断部80は、複数の回転駆動遮光板81を有する。遮断部80は、複数の回転駆動遮光板81を用いて、紫外線UVを遮断し、紫外線UVの通過領域82の大きさを調整する。
(照射領域および照度の調整部)
図9および図10は、図2〜図6に示す照度領域の調整や照度の調整を行うデバイスを説明する図である。図9は、互いに独立駆動する複数のミラー91を有するデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)90を示す。図9に示すようにミラー91が配列される。図10は、図9に示すミラー91を駆動する駆動部を示す図である。図10に示すようにミラー91は、駆動部92によって矢印方向に反射面の向きを変更することができる。DMD90は、図10に示すように複数のミラー91を互いに独立駆動させることで照明領域および照明光の照度を変化させることができる。調整部112は、DMD90としてもよく、その他、回折光学素子を用いた機構、プリズムのズーム機構を用いてもよい。
以上のように、本実施形態のインプリント装置100によれば、インプリント材Rの型Mとの接触面における露光量を均一とすることができる。これにより、例えば、接触面の中心をその周囲よりも露光量を多くする場合に比べ、インプリント材の硬化収縮に伴うパターン形成領域1の外周方向への応力や歪みを抑制してパターン欠陥の発生を防止することができる。
〔第2実施形態〕
図11は、本実施形態に係るインプリント装置200の構成を示す模式図である。第1実施形態のインプリント装置100と同様の構成には同じ符号を付して説明は省略する。インプリント装置200が有する照明系210は、インプリント処理の際に、型Mに対してインプリント材Rを硬化させるエネルギーである紫外線を照射(出力)する。照明系210は、基板Wと光学的に共役な面において、第1調整部212および第2調整部213を有する。
第1調整部212は、照明系210が照明しうる最大の領域を規定する。第2調整部213は、第1調整部212が規定した領域のうち一部を照明領域に規定しうる。例えば、基板Wに第1層として下地層を形成し、第1層の上に第2層としてパターン層を形成する場合、第2層は第1層よりも大きくならないように形成される。第1調整部212として遮断部70を用い、第2調整部213として遮断部80を用いる組み合わせが考えられる。
本実施形態の照明系210によれば、下地層を形成するときの照明領域を第1調整部212で規定し、第2調整部213で第2層を形成するときの照明領域を規定することができる。これにより、下地層の外への露光を制限でき、インプリント材Rの未塗布領域への露光による基板下地の変性を防止できる。また、第1実施形態と同様の効果も得られる。
〔第3実施形態〕
本発明を適用した第3実施形態について図12を用いて説明する。
上記の実施形態は、型(テンプレート、モールド)に予め形成された凹凸状のパターンをウエハ(基板)上のインプリント材に形成する方法であることに対し、本実施形態は、型(平面テンプレート)には凹凸状のパターンが形成されていない。
基板11に形成されている下地パターン12は、前の工程で形成されたパターン起因の凹凸プロファイルを有しており、特に近年のメモリ素子の多層構造化にともないプロセスウエハは100nm前後の段差を持つものも出てきている。基板全体の緩やかなうねりに起因する段差は、露光工程で使われているスキャン方式の露光装置のフォーカス追従機能によって補正可能である。しかし、露光装置の露光スリット面積内に収まってしまうピッチの細かい凹凸は、そのまま露光装置のDOF(Depth Of Focus)を消費してしまう。
基板11に形成された下地パターン12を平滑化する従来の方法としてSOC(Spin On Carbon)、CMP(Chemical Mechanical Polishing)のような平坦化層を形成する手段が用いられている。しかし従来の方法では、図12(A)における孤立パターン領域Aと、繰り返しDense(ライン&スペースパターンの密集)パターン領域Bとの境界部分においては40%〜70%の凹凸抑制率で十分な平坦化性能が得られない問題がある。今後、基板11上に形成されるパターンの層の多層化による下地パターン12の凹凸差は更に増加する傾向にある。
この問題に対する解決策としてUS9415418では、平坦化層となるレジストのインクジェットディスペンサーによる塗布と平面テンプレートによる押印で連続膜を形成する手法が提案されている。また、US8394282では、基板側のトポグラフィ計測結果をインクジェットディスペンサーによって塗布指示するポジション毎の濃淡情報に反映する方法が提案されている。
本実施形態は、特に予め基板11上に供給された未硬化のレジスト(成形材)に対して平面テンプレート13を接触させることにより基板面内の局所平面化を行う成形装置としての平坦加工装置(平坦化装置)に対して本発明を適用したものである。
図12(A)は、平坦化加工を行う前の基板11を示している。孤立パターン領域Aではパターン凸部分の面積が少なく、Denseパターン領域Bでは、パターン凸部分の占める面積と凹部分の占める面積との比率は1:1である。パターン領域Aとパターン領域Bの平均の高さは凸部分の占める割合で異なった値をとる。
図12(B)は、基板に対して平坦化層を形成するレジスト(未硬化の組成物)14を塗布した状態を示す図である。図12(B)は、インクジェットディスペンサーによって基板11上にレジスト14を供給した状態を示しているが、スピンコーターを用いてレジスト14を供給してもよい。すなわち、予め基板11上に供給してある未硬化のレジスト14に対して平面テンプレート13を接触させて(押し付けて)平坦化する工程を含んでいれば、本発明の適用は可能である。
図12(C)は、レジスト14を硬化させる状態を示した図である。図12(C)に示すように、基板11上に供給されたレジスト14と平面テンプレート13を接触させた状態で、レジスト14を硬化させる光を露光光源(出力部)15から照射する。平面テンプレート13は紫外線を透過するガラスまたは石英で構成されたものであり、露光光源15からの露光光の照射によってレジスト14が硬化する。
このように、平面テンプレート13は基板11全体のなだらかな凹凸に対しては基板11表面のプロファイルにならう。この時、上記の第1実施形態および第2実施形態に示すように、平面テンプレート(型)13と接触した未硬化のレジスト14の接触面に対して、露光光源15からの光が、均一に照射されるようにすることができる。
図12(D)で、レジスト14を硬化させた後、平面テンプレート13を引き離す。
このように、不図示の調整部を用いて、レジストの型との接触面に対して露光量が均一になるように光を照射することで、レジストの硬化収縮に伴う基板の外周方向への応力や歪みを抑制してパターン欠陥の発生を低減することができる。
〔物品製造方法に係る実施形態〕
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
次に、物品の具体的な製造方法について説明する。
図13(A)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に形成されたシリコンウエハ等の基板1zを用意する。続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面にインプリント材3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材3zが基板上に付与された様子を示している。
図13(B)に示すように、インプリント用の型4zを、その凹凸パターンが形成された側を基板1z上のインプリント材3zに向け、対向させる。図13(C)に示すように、インプリント材3zが付与された基板1zと型4zとを接触させ、圧力を加える。インプリント材3zは型4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとしての光を型4zを透して照射すると、インプリント材3zは硬化する。
図13(D)に示すように、インプリント材3zを硬化させた後、型4zと基板1zを引き離すと、基板1z上にインプリント材3zの硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凸部が硬化物の凹部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zに型4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図13(E)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。なお、当該エッチングとは異種のエッチングにより当該残存した部分を予め除去しておくのも好ましい。
図13(F)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが形成された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内において様々な変更が可能である。
100 インプリント装置
110 照明系(出力部)
111 光源
112 調整部
M 型
W 基板
R インプリント材

Claims (12)

  1. 型を用いて基板上にインプリント材のパターンを形成するインプリント装置であって、
    前記インプリント材を硬化させるエネルギーを出力する出力部と、
    前記型と接触した前記インプリント材の前記型との接触面に対して、最初に該接触面の中心から前記エネルギーを供給し、前記出力部から出力された前記エネルギーが前記接触面内で均一に供給されるように、前記接触面に供給される前記エネルギーの供給量を調整する調整部と、を有する、
    ことを特徴とするインプリント装置。
  2. 前記エネルギーは、前記インプリント材を硬化させる光であることを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  3. 前記調整部は、前記接触面における露光量を調整することを特徴とする請求項2に記載のインプリント装置。
  4. 前記調整部は、前記接触面に入射する前記光の照度を調整することを特徴とする請求項3に記載のインプリント装置。
  5. 前記調整部は、前記接触面に対する前記光の照射時間を調整することを特徴とする請求項3または4に記載のインプリント装置。
  6. 前記調整部は、前記接触面に対する前記光の照射領域を調整することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のインプリント装置。
  7. 前記調整部は、前記接触面に入射する光を遮断して、前記照射領域を調整する遮光部を有することを特徴とする請求項6に記載のインプリント装置。
  8. 前記調整部は、前記光の照射領域を前記接触面の中心から外側に向かう方向に拡大することを特徴とする請求項6または7に記載のインプリント装置。
  9. 前記調整部は、前記光の照射領域を前記接触面の中心を囲む輪帯形状に変化させることを特徴とする請求項8に記載のインプリント装置。
  10. 前記調整部は、第1調整部および第2調整部を有し、
    前記第1調整部は、前記接触面に対する前記光の照射領域を規定し、
    前記第2調整部は、前記第1調整部が規定した前記照射領域の範囲において、前記接触面に対する前記光の照射領域を規定する、
    ことを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載のインプリント装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のインプリント装置を用いてパターン形成を基板上に行う工程と、
    前記工程で前記パターン形成を行われた前記基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
  12. 基板上の成形材を硬化させるエネルギーを出力する出力部と、
    前記成形材に型を接触させた状態で、前記成形材と前記型との接触面に対して最初に該接触面の中心から前記エネルギーを供給し、前記出力部から出力された前記エネルギーが前記接触面内で均一に供給されるように、前記接触面に供給される前記エネルギーの供給量を調整する調整部と、を有する、
    ことを特徴とする成形装置。
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