JP7262674B2 - 車両照明制御装置および車両照明制御方法 - Google Patents

車両照明制御装置および車両照明制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7262674B2
JP7262674B2 JP2022530413A JP2022530413A JP7262674B2 JP 7262674 B2 JP7262674 B2 JP 7262674B2 JP 2022530413 A JP2022530413 A JP 2022530413A JP 2022530413 A JP2022530413 A JP 2022530413A JP 7262674 B2 JP7262674 B2 JP 7262674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
occupant
vehicle
lighting
unit
lighting control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022530413A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021250796A5 (ja
JPWO2021250796A1 (ja
Inventor
裕 佐藤
光生 下谷
明 豊岡
晴彦 若柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2021250796A1 publication Critical patent/JPWO2021250796A1/ja
Publication of JPWO2021250796A5 publication Critical patent/JPWO2021250796A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7262674B2 publication Critical patent/JP7262674B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/24Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments for lighting other areas than only the way ahead
    • B60Q1/247Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments for lighting other areas than only the way ahead for illuminating the close surroundings of the vehicle, e.g. to facilitate entry or exit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q2400/00Special features or arrangements of exterior signal lamps for vehicles
    • B60Q2400/40Welcome lights, i.e. specific or existing exterior lamps to assist leaving or approaching the vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

本開示は、車両照明制御装置および車両照明制御方法に関する。
暗い場所に駐車された車両から乗員が降車する場合、乗員は自身の足元を目視により確認することが難しい。降車後に乗員が車両周辺を歩行する際にも、乗員は自身の足元を目視により確認することができない。
特許文献1に記載の車両用照明制御装置は、ユーザの所持するスマートエントリー(登録商標)等の携帯機が車両に設けられた室外アンテナの通信可能範囲に存在する場合には、車両の室外が照明されるように照明装置を制御する。
特開2009-67139号公報
車両に設けられた受信装置と乗員が所持する携帯端末との通信により、乗員の位置を推定する方法においては、携帯端末を介して間接的に乗員の位置が検出される。よって、照明位置の正確性は必ずしも高くない。
本開示は、上記の課題を解決するためのものであり、車両に設けられた照明部が車両の室外の乗員を正確に照明することを可能にする車両照明制御装置を提供する。
本開示に係る車両照明制御装置は、乗員位置検出部と照明制御部とを含む。乗員位置検出部は、車両の周辺情報に基づいて、車両の室外に存在する乗員の位置を検出する。周辺情報は、車両に設けられた周辺情報検出装置によって検出される。周辺情報は、乗員の画像、または、周辺情報検出装置から車両の周辺に照射される探知波のうち乗員で反射される反射波の強度分布を含む。照明制御部は、乗員の位置が車両に設けられた照明部によって照明されるように、照明部を制御する。照明制御部は、乗員の視線または顔向きの情報に基づいて、乗員が注目している関心領域を検出し、関心領域が、照明部によってさらに照明されるように、照明部を制御する。

本開示の車両照明制御装置によれば、車両に設けられた照明部は車両の室外の乗員を正確に照明する。
本開示の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白になる。
実施の形態1における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 車両照明制御装置が含む処理回路の構成の一例を示す図である。 車両照明制御装置が含む処理回路の構成の別の一例を示す図である。 実施の形態1における車両照明制御方法を示すフローチャートである。 実施の形態2における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 乗員が第1照明装置によって照明されている状態の一例を示す図である。 2人の乗員が第1照明装置および第2照明装置によってそれぞれ照明されている状態の一例を示す図である。 実施の形態2における車両照明制御方法を示すフローチャートである。 実施の形態3における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 車両の周辺に照射される赤外線および照明部によって照明される乗員を示す図である。 実施の形態4における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 乗員の位置および将来位置が照明された状態の一例を示す図である。 実施の形態4における車両照明制御方法を示すフローチャートである。 実施の形態5における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 乗員の位置および関心領域が照明された状態の一例を示す図である。 乗員の位置および関心領域が照明された状態の別の一例を示す図である。 実施の形態5における車両照明制御方法を示すフローチャートである。 実施の形態6における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 乗員の位置から関心領域までの歩行可能領域が照明された状態の一例を示す図である。 実施の形態6における車両照明制御方法を示すフローチャートである。 乗員の位置の変化に追従してその乗員の位置が照明される状態の一例を示す図である。 実施の形態8における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 乗員の移動ルートが照明される状態の一例を示す図である。 実施の形態9における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 第1照明装置および第2照明装置によって可視光が照射される状態を示す図である。 乗員の位置の検出状態を示す図である。 携帯端末から照明通知信号が送信される状態を示す図である。 実施の形態10における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 照明オンのジェスチャが検出された状態を示す図である。 照明オフのジェスチャが検出された状態を示す図である。 右方向制御のジェスチャが検出された状態を示す図である。 左方向制御のジェスチャが検出された状態を示す図である。 実施の形態11における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態11における車両照明制御方法を示すフローチャートである。 実施の形態12における車両照明制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 車両に近づく乗員が照明部によって照明される状態を示す図である。 実施の形態12における車両照明制御方法を示すフローチャートである。 自動運転制御によって移動する車両の照明部によって照明される乗員の状態を示す図である。 実施の形態14における車両照明制御装置およびそれに関連して動作する装置の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1における車両照明制御装置100の構成を示す機能ブロック図である。図1には、車両照明制御装置100と関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110および照明部120が示されている。周辺情報検出装置110および照明部120は、車両に設けられている。車両は、例えば、自家用車、公共交通機関の車両等を含む。公共交通機関の車両とは、例えば、バス、タクシー等である。周辺情報検出装置110は、車両の周辺情報を検出する。照明部120は、車両の室外を照明する。照明部120は、例えば、ヘッドライト、ルームライト、テールライト等を含む。車両照明制御装置100は、乗員位置検出部10および照明制御部20を含む。
乗員位置検出部10は、車両の周辺情報に基づいて、車両の室外に存在する乗員の位置を検出する。乗員は、車両の運行に携わる者だけでなく、車両の搭乗者も含む。周辺情報は、車両に設けられた周辺情報検出装置110によって検出される。その周辺情報は、乗員の画像、または、周辺情報検出装置110から車両の周辺に照射される探知波のうち乗員で反射される反射波の強度分布を含む。乗員位置検出部10は、例えば、その周辺情報に含まれる乗員の乗員像の少なくとも一部に基づいて、乗員の位置を検出する。
照明制御部20は、乗員の位置が照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。例えば、照明制御部20は、乗員の位置が照明領域に含まれるように、照明方向、照明領域の大きさ、照明領域の形状等を制御する。
図2は、車両照明制御装置100が含む処理回路90の構成の一例を示す図である。乗員位置検出部10および照明制御部20の各機能は、処理回路90により実現される。すなわち、処理回路90は、乗員位置検出部10および照明制御部20を有する。
処理回路90が専用のハードウェアである場合、処理回路90は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせた回路等である。乗員位置検出部10および照明制御部20の各機能は、複数の処理回路により個別に実現されてもよいし、1つの処理回路によりまとめて実現されてもよい。
図3は、車両照明制御装置100が含む処理回路の構成の別の一例を示す図である。処理回路は、プロセッサ91とメモリ92とを有する。プロセッサ91がメモリ92に格納されるプログラムを実行することにより、乗員位置検出部10および照明制御部20の各機能が実現される。例えば、プログラムとして記載されたソフトウェアまたはファームウェアが、プロセッサ91によって実行されることにより各機能が実現される。このように、車両照明制御装置100は、プログラムを格納するメモリ92と、そのプログラムを実行するプロセッサ91とを有する。
プログラムには、車両照明制御装置100が、車両の周辺情報に基づいて、車両の室外に存在する乗員の位置を検出する機能が記載されている。周辺情報は、車両に設けられた周辺情報検出装置110によって検出される。その周辺情報は、乗員の画像、または、周辺情報検出装置110から車両の周辺に照射される探知波のうち乗員で反射される反射波の強度分布を含む。さらにプログラムには、乗員の位置が車両に設けられた照明部120によって照明されるように、車両照明制御装置100がその照明部120を制御する機能が記載されている。このように、プログラムは、乗員位置検出部10および照明制御部20の手順または方法をコンピュータに実行させるものである。
プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等である。メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリである。または、メモリ92は、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
上記の乗員位置検出部10および照明制御部20の各機能は、一部が専用のハードウェアによって実現され、他の一部がソフトウェアまたはファームウェアにより実現されてもよい。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上記の各機能を実現する。
図4は、実施の形態1における車両照明制御方法を示すフローチャートである。
ステップS1にて、乗員位置検出部10は、周辺情報検出装置110によって検出された周辺情報に基づいて乗員の位置を検出する。その周辺情報は、乗員の画像、または、周辺情報検出装置110から車両の周辺に照射される探知波のうち乗員で反射される反射波の強度分布を含む。乗員位置検出部10は、例えば、その周辺情報に含まれる乗員の乗員像の少なくとも一部に基づいて、乗員の位置を検出する。
ステップS2にて、照明制御部20は、乗員の位置が照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
以上をまとめると、実施の形態1における車両照明制御装置100は、乗員位置検出部10および照明制御部20を含む。乗員位置検出部10は、車両の周辺情報に基づいて、車両の室外に存在する乗員の位置を検出する。周辺情報は、車両に設けられた周辺情報検出装置110によって検出される。周辺情報は、乗員の画像、または、周辺情報検出装置110から車両の周辺に照射される探知波のうち乗員で反射される反射波の強度分布を含む。照明制御部20は、乗員の位置が車両に設けられた照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
このような車両照明制御装置100によれば、照明部120は車両の室外の乗員を正確に照明する。
また、実施の形態1における車両照明制御方法は、車両の周辺情報に基づいて、車両の室外に存在する乗員の位置を検出する。周辺情報は、車両に設けられた周辺情報検出装置110によって検出される。周辺情報は、乗員の画像、または、周辺情報検出装置110から車両の周辺に照射される探知波のうち乗員で反射される反射波の強度分布を含む。車両照明制御方法は、乗員の位置が車両に設けられた照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
このような車両照明制御方法によれば、照明部120は車両の室外の乗員を正確に照明する。
<実施の形態2>
実施の形態2における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態2は実施の形態1の下位概念である。実施の形態2において、実施の形態1と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図5は、実施の形態2における車両照明制御装置101の構成を示す機能ブロック図である。車両照明制御装置101は、検出動作制御部30、乗員位置検出部10および照明制御部20を含む。図5には、車両照明制御装置101と関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110Aおよび照明部120が示されている。
照明部120は、可視光を照明する。照明部120は、第1照明装置121および第2照明装置122を含む。実施の形態2における第1照明装置121および第2照明装置122は、車両のヘッドライトである。
周辺情報検出装置110Aは、車両の周辺情報を検出する。周辺情報検出装置110Aは、車両の周辺を撮影する撮影装置(カメラ)111を含む。撮影装置111は、暗所であっても乗員の撮影が可能な近赤外撮影装置であることが好ましい。撮影装置111は、車両の周辺情報として、車両の周辺画像を撮影する。撮影装置111の撮影範囲に、乗員が存在する場合、周辺画像は乗員の画像を含む。
検出動作制御部30は、周辺情報検出装置110Aに対し、周辺情報の検出開始を指令する。実施の形態2における検出動作制御部30は、乗員の降車を検出することにより、周辺情報の検出開始を指令する。その際、検出動作制御部30は、ドア開閉情報、車内カメラ情報、シート着席情報、エンジン起動情報などに基づいて、乗員の降車を判定する。
乗員位置検出部10は、撮影装置111によって撮影された周辺画像を取得する。乗員位置検出部10は、周辺画像に対して画像処理を行い、少なくとも1人の乗員を判定する。例えば、乗員位置検出部10は、画像処理として、予め記憶されている乗員像と、周辺画像に含まれる乗員像とのパターンマッチング処理により、車両の乗員を判定する。パターンマッチング処理に用いられる乗員像は、乗員像の全体であってもよいし、一部であってもよい。例えば、乗員位置検出部10は、乗員の体の全体形状に基づいて乗員を判定してもよいし、乗員の顔または体のパーツの形状および位置に基づいて乗員を判定してもよい。乗員の体のうち、肌が露出している手および顔における赤外線の放射強度は高く、服に覆われている部分におけるその放射強度は低い。乗員位置検出部10は、赤外線の放射強度の高い部分と低い部分との位置関係に基づいて乗員を判定してもよい。このように、実施の形態2における乗員位置検出部10は、1人の乗員を判定する場合、その1人の乗員像の少なくとも一部に基づいて、その乗員を判定する。
乗員位置検出部10は、さらに、車両に対する乗員の位置を検出する。好ましくは、乗員位置検出部10は、照明部120に対する乗員の3次元的な位置を検出する。乗員位置検出部10は、例えば、2枚の周辺画像における乗員像に基づいて、乗員の3次元的な位置を検出する。それら2枚の周辺画像は、互いに異なる位置に設けられた2つの撮影装置111によって撮影される。または例えば、乗員位置検出部10は、基準画像における物体像と、周辺画像における乗員像とに基づいて、乗員の3次元的な位置を検出する。基準画像とは、車両と物体との距離が予め判明している画像である。基準画像は、例えば、車両照明制御装置101に設けられた記憶部(図示せず)に記憶されている。
照明制御部20は、乗員の位置が照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。好ましくは、照明制御部20は、乗員の位置を含む路面つまり乗員の足元が照明されるように照明部120を制御する。実施の形態2における照明制御部20は、乗員と車両との距離が予め定められた距離以内である場合に、照明部120に対する制御を行う。予め定められた距離は、例えば、記憶部に記憶されている。
照明部120による照明領域の大きさおよび形状は可変であり、それらは照明制御部20によって制御される。照明制御部20は、例えば、乗員による指示または車両環境に応じて照明領域の大きさおよび形状のうち少なくとも一方を変化させる。
図6は、乗員Aが第1照明装置121によって照明されている状態の一例を示す図である。照明制御部20は、第1照明装置121の照明領域121Aに乗員Aの足元が含まれるように、第1照明装置121を制御している。その照明領域121Aは、第1照明装置121から乗員Aの方向に延在している。言い換えると、第1照明装置121は乗員Aの方向を照明している。
図7は、乗員Aおよび乗員Bが第1照明装置121および第2照明装置122によってそれぞれ照明されている状態の一例を示す図である。第1照明装置121に対する制御は、図6と同様である。さらに照明制御部20は、第2照明装置122の照明領域122Aに乗員Bの足元が含まれるように、第2照明装置122を制御している。その照明領域122Aは、乗員Bを中心とする予め定められた領域に対応する。言い換えると、照明制御部20は、第2照明装置122がスポットライトとして機能するように、第2照明装置122を制御している。
上記の検出動作制御部30、乗員位置検出部10および照明制御部20の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
乗員位置検出部10によって検出される乗員の数は、3人以上であってもよい。照明部120に含まれる照明装置の個数は、2個に限定されるものではなく、3個以上であってもよい。乗員位置検出部10によって複数の乗員が検出される場合、照明制御部20によって制御された少なくとも1つの照明装置が、それら複数の乗員の足元を照明する。
図8は、実施の形態2における車両照明制御方法を示すフローチャートである。一例として乗員Aに対する車両照明制御方法を示すが、乗員Bに対する車両照明制御方法も同様である。
ステップS10にて、検出動作制御部30は、乗員の降車が検知されたか否かを判定する。降車が検知された場合、ステップS20が実行される。降車が検知されない場合、ステップS10が再び繰り返し実行される。
ステップS20にて、検出動作制御部30は、周辺情報検出装置110Aに対し、周辺情報の検出開始を指令する。周辺情報検出装置110Aは、この指令に従い、車両の周辺画像を撮影する。
ステップS30にて、乗員位置検出部10は、周辺情報検出装置110Aから周辺情報を取得する。ここでは、乗員位置検出部10は、周辺画像を取得する。乗員位置検出部10は、周辺画像に含まれる乗員像の少なくとも一部に基づいて、乗員Aの位置を検出する。
ステップS40にて、照明制御部20は、乗員Aと車両1との距離が予め定められた距離以内であるか否かを判定する。乗員Aと車両1との距離が予め定められた距離以内である場合、ステップS50が実行される。乗員Aと車両1との距離が予め定められた距離よりも離れている場合、ステップS60が実行される。
ステップS50にて、照明制御部20は、乗員Aの位置が照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。ここでは、照明制御部20は、乗員Aの足元が照明されるように照明部120を制御する。その後、ステップS20が再び実行される。
ステップS60にて、照明制御部20は、照明部120による照明を消灯制御する。以上で車両照明制御方法は終了する。上記の車両照明制御方法においては、降車時の乗員に対する車両照明制御方法が示されたが、乗車時の乗員に対する車両照明制御方法も同様である。例えば、ステップS10において、検出動作制御部30が、乗員が車両から予め定められた範囲に侵入したか否かを判定すればよい。乗員が車両から予め定められた範囲に侵入していれば、検出動作制御部30は、周辺情報検出装置110Aに対し、周辺情報の検出開始を指令する。
以上をまとめると、周辺情報が乗員の画像を含む場合に、乗員位置検出部10は、乗員像の少なくとも一部に基づいて、乗員A,Bの位置を検出する。
従来とは異なり、車両照明制御装置101は、携帯端末との通信を介さずに、乗員像に基づいて乗員A,Bの位置を検出する。特に画像処理による乗員A,Bの検出精度は、携帯端末との通信を介した位置検出よりも精度が高い。このような車両照明制御装置101によれば、照明部120は車両1の室外に存在する乗員A,Bの方向および乗員A,Bの足元を正確に照明する。そのため、乗員A,Bは迅速にかつ正確に乗車または降車ができる。特に、歩行者用の照明設備が整備されていない地点など、暗い地点における乗車および降車に対して上記の効果を奏する。実施の形態2における周辺情報は、撮影装置111によって検出されるため、周辺情報検出装置110Aは安価に構成される。
<実施の形態3>
実施の形態3における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態3は実施の形態1の下位概念である。実施の形態3において、実施の形態1または2と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図9は、実施の形態3における車両照明制御装置102の構成を示す機能ブロック図である。図9には、車両照明制御装置102と関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110Bおよび照明部120が示されている。
周辺情報検出装置110Bは、照射装置112と反射波検出装置113とを含む。照射装置112は、検出動作制御部30からの検出開始の指令に従って、車両の周辺に探知波(照射波)を照射する。照射装置112によって照射される探知波のうち一部は、車両の周辺に存在する物体で反射される。反射波検出装置113は、その物体で反射された反射波の強度分布を検出する。つまり実施の形態3における周辺情報は、反射強度分布を含む。照射装置112の照射範囲に、乗員が存在する場合、反射強度分布には乗員像の少なくとも一部が含まれる。探知波は、電磁波または音波である。電磁波は、例えば、可視光、近赤外線、ミリ波等である。実施の形態3における周辺情報検出装置110Bは、照射装置112として、近赤外照明装置(図示せず)を含み、反射波検出装置113として近赤外撮影装置(図示せず)を含む。
乗員位置検出部10は、反射波検出装置113によって検出された反射強度分布を取得する。反射強度分布には、乗員以外の像(乗員以外の人物像または物体像)が含まれる。そこで、乗員位置検出部10は、反射強度分布を解析して、少なくとも1人の乗員を判定する。例えば、乗員位置検出部10は、予め記憶されている乗員像と、反射強度分布に含まれる乗員像とのパターンマッチング処理により、車両の乗員を判定する。パターンマッチング処理に用いられる乗員像は、乗員像の全体であってもよいし、一部であってもよい。例えば、乗員位置検出部10は、乗員の体の全体形状に基づいて乗員を判定してもよいし、乗員の顔または体のパーツの形状および位置に基づいて乗員を判定してもよい。乗員の体のうち、肌が露出している手および顔における赤外線の反射強度は、服に覆われている部分におけるその反射強度とは異なる。乗員位置検出部10は、赤外線の反射強度の高い部分と低い部分との位置関係に基づいて乗員を判定してもよい。このように、実施の形態3における乗員位置検出部10は、1人の乗員を判定する場合、その1人の乗員像の少なくとも一部に基づいて、その乗員を判定する。
乗員位置検出部10は、さらに、車両に対する乗員の位置を検出する。好ましくは、乗員位置検出部10は、照明部120に対する乗員の3次元的な位置を検出する。乗員位置検出部10は、例えば、探知波を走査しながら得られる反射波の検出タイミングに基づいて、乗員の3次元的な位置を検出する。
照明制御部20は、乗員と車両との距離が予め定められた距離以内である場合に、乗員の位置が照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。照明制御部20のその他の機能は、実施の形態2と同様である。
図10は、車両1の周辺に照射される赤外線および照明部120によって照明される乗員Aを示す図である。赤外線の照射領域112Aに乗員Aが存在する。赤外線の反射強度分布に基づいて検出された乗員Aは、第1照明装置121によって照明されている。照明制御部20は、照明領域121Aに乗員Aの足元が含まれるように、第1照明装置121を制御している。
上記の検出動作制御部30、乗員位置検出部10および照明制御部20の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
実施の形態3における車両照明制御方法は、図8に示されるステップS30が実施の形態2と異なる。実施の形態3のステップS30においては、乗員位置検出部10は、周辺情報検出装置110Bから周辺情報として反射強度分布を取得する。乗員位置検出部10は、反射強度分布に含まれる乗員像の少なくとも一部に基づいて、乗員Aの位置を検出する。
以上をまとめると、周辺情報が反射強度分布を含む場合に、乗員位置検出部10は、その反射強度分布に含まれる乗員像の少なくとも一部に基づいて、乗員Aの位置を検出する。その反射強度分布は、周辺情報検出装置110Bから車両1の周辺に照射される探知波のうち車両1の室外に存在する乗員Aで反射される反射波の強度分布である。探知波は、電磁波または音波である。
従来とは異なり、車両照明制御装置101は、携帯端末との通信を介さずに、乗員像に基づいて乗員Aの位置を検出する。このような車両照明制御装置102によれば、照明部120は車両1の室外に存在する乗員Aを正確に照明する。そのため、乗員Aは迅速にかつ正確に乗車または降車ができる。特に、歩行者用の照明設備が整備されていない地点など、暗い地点における乗車および降車に対して上記の効果を奏する。実施の形態3における周辺情報は、照射装置112および反射波検出装置113によって検出されるため、乗員Aの位置が高精度に検出される。
また、実施の形態3における探知波としての電磁波は、近赤外線である。周辺情報検出装置110Bは、近赤外線を車両1の周辺に照射する。乗員位置検出部10は、周辺情報として近赤外線の反射強度分布を取得する。
このような車両照明制御装置102は、安価な構成で、高精度に乗員Aの位置を検出する。
(実施の形態3の変形例)
車両照明制御装置は、実施の形態2に示された車両照明制御装置102の機能と、実施の形態3に示された車両照明制御装置103の機能との両方を備えていてもよい。例えば、車両照明制御装置は、撮影装置111によって撮影された周辺画像に基づいて、おおよその乗員Aの位置を検出する。その後、車両照明制御装置は、照射装置112から車両1の周辺に照射される探知波のうち乗員Aで反射される反射波の強度分布に基づいて、より正確な乗員Aの位置を検出してもよい。すなわち、実施の形態1から3によれば、車両照明制御装置は、乗員Aの画像および反射波強度分布のうち少なくとも一方に基づいて、乗員Aの位置を検出する。
<実施の形態4>
実施の形態4における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態4は実施の形態1の下位概念である。実施の形態4において、実施の形態1から3のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図11は、実施の形態4における車両照明制御装置103の構成を示す機能ブロック図である。車両照明制御装置103は、検出動作制御部30、乗員位置検出部10、記憶部40および照明制御部20を含む。
記憶部40は、乗員位置検出部10で検出された乗員の位置を蓄積する。ここで記憶される乗員の位置とは、乗員の1回の降車または乗車において、乗員が車両の周辺を歩行する際の位置である。
照明制御部20は、記憶部40から読み出した乗員の位置の履歴と、乗員位置検出部10で検出された乗員の位置と、に基づいて、その乗員が進む予定の位置である乗員の将来位置を予測する。乗員の位置の履歴とは、例えば、1分以内の履歴である。照明制御部20は、現在の乗員の位置と、乗員の将来位置とが照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
図12は、乗員Aの位置および将来位置が照明された状態の一例を示す図である。第1照明装置121は、分割された2つの照明領域121A,121Bを照明している。照明制御部20は、一方の照明領域121Aに乗員Aの足元が含まれるように、かつ、もう一方の照明領域121Bに将来位置の路面が含まれるように、第1照明装置121を制御している。ここでは、第1照明装置121が、分割された2つの照明領域121A,121Bを照明しているが、それら2つの照明領域121A,121Bは一体の領域であってもよい。
上記の記憶部40および照明制御部20の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
図13は、実施の形態4における車両照明制御方法を示すフローチャートである。ステップS40とS50との間に、ステップS42が実行される。
ステップS42にて、照明制御部20は、記憶部40から乗員Aの位置の履歴を読み出す。照明制御部20は、その乗員Aの位置の履歴と、乗員位置検出部10で検出された乗員Aの位置と、に基づいて、その乗員Aの将来位置を予測する。
ステップS50にて、照明制御部20は、乗員Aの現在の位置と、将来位置とが照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
このような車両照明制御装置103によれば、照明部120は乗員Aの進行方向を正確に照明する。
<実施の形態5>
実施の形態5における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態5は実施の形態1の下位概念である。実施の形態5において、実施の形態1から4のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図14は、実施の形態5における車両照明制御装置104の構成を示す機能ブロック図である。図14には、車両照明制御装置104と関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110Bおよび照明部120に加えて、視線検出装置130が示されている。
視線検出装置130は、乗員の視線を検出する。また、視線検出装置130は、その視線に基づいて乗員の顔向きを検出してもよい。
照明制御部20は、視線検出装置130から乗員の視線の情報または顔向きの情報を取得する。照明制御部20は、その情報に基づいて、乗員が注目している関心領域を検出する。照明制御部20は、その関心領域と乗員位置検出部10で検出された乗員の位置とが、照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
図15は、乗員Aの位置および関心領域3が照明された状態の一例を示す図である。照明制御部20は、第1照明装置121の照明領域121Aに乗員Aの足元が含まれるように、第1照明装置121を制御している。乗員Aは物体2を注目しており、乗員Aの視線は物体2に向いている。照明制御部20は、乗員Aの視線の情報に基づいて、物体2の周辺に関心領域3を検出する。照明制御部20は、第2照明装置122の照明領域122Aに関心領域3が含まれるように、第2照明装置122を制御する。
図16は、乗員Aの位置および関心領域3が照明された状態の別の一例を示す図である。照明制御部20は、第1照明装置121の照明領域121Aに乗員Aの足元が含まれるように、第1照明装置121を制御している。さらに、照明制御部20は、第2照明装置122の照明領域122Aに関心領域3が含まれるように、第2照明装置122を制御している。この際、照明制御部20は、乗員Aの足元から関心領域3までの路面が連続して照明されるように照明部120を制御する。つまり、照明制御部20は、第1照明装置121の照明領域121Aと第2照明装置122の照明領域122Aとが連続するように、第1照明装置121と第2照明装置122とをそれぞれ制御している。
上記の照明制御部20の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
図17は、実施の形態5における車両照明制御方法を示すフローチャートである。ステップS40とS50との間に、ステップS44が実行される。
ステップS44にて、照明制御部20は、視線検出装置130から乗員Aの視線の情報または顔向きの情報を取得する。照明制御部20は、その情報に基づいて、乗員Aが注目している関心領域3を検出する。
ステップS50にて、照明制御部20は、乗員Aの位置と、関心領域3とが照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
乗員Aの視線の方向に基づいて検出される関心領域3は乗員Aの進行方向である可能性が高い。よって、このような車両照明制御装置104によれば、照明部120は乗員Aの進行方向を正確に照明する。
<実施の形態6>
実施の形態6における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態6は実施の形態1の下位概念である。実施の形態6において、実施の形態1から5のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図18は、実施の形態6における車両照明制御装置105の構成を示す機能ブロック図である。図18には、車両照明制御装置105と関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110Bおよび照明部120に加えて、視線検出装置130、測位装置140および地図データベース(地図DB)記憶装置150が示されている。
測位装置140は、車両の位置を測定する。測位装置140は、例えば、車両に設けられたGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機、車両の位置の測定のためのセンサ等を含む。
地図DB記憶装置150は、地図DBを記憶する。地図DBは、道路に定められた交通に関する規則、POI(Point of interest)等の地図情報を含む。
視線検出装置130は、乗員の視線を検出する。また、視線検出装置130は、その視線に基づいて乗員の顔向きを検出してもよい。
照明制御部20は、視線検出装置130から乗員の視線の情報または顔向きの情報を取得する。照明制御部20は、その情報に基づいて、乗員が注目している関心領域3を検出する。さらに、照明制御部20は、測位装置140から車両の位置情報を取得する。車両照明制御装置105は、その車両の位置情報に基づいて、車両の周辺の地図情報を取得する。照明制御部20は、車両の周辺の地図情報と、関心領域3と、乗員位置検出部10で検出された乗員の位置と、に基づいて、乗員が関心領域3に到達するためのルートにおける歩行可能領域を推定する。歩行可能領域とは、例えば、乗員が交通に関する規則に従って歩行可能な道路である。照明制御部20は、歩行可能領域が、照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
図19は、乗員Aの位置から関心領域3までの歩行可能領域4が照明された状態の一例を示す図である。車両1の周辺には、歩行可能領域4と歩行不可能領域5とが存在する。歩行可能領域4は、ここでは歩道である。歩行不可能領域5とは、例えば、私有地である。第1照明装置121は、車両1の周辺の歩行可能領域4のうち、乗員Aの位置から関心領域3までのルートにおける路面を照明している。照明制御部20は、第1照明装置121の照明領域121Aの形状がそのルートの形状に対応するように、第1照明装置121を制御する。ここでは、そのルートはL字型で照明されている。
上記の照明制御部20の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
図20は、実施の形態6における車両照明制御方法を示すフローチャートである。例えば、ステップS40とS50との間に、ステップS44からS48が実行される。
ステップS44にて、照明制御部20は、視線検出装置130から乗員Aの視線の情報または顔向きの情報を取得する。照明制御部20は、その情報に基づいて、乗員Aが注目している関心領域3を検出する。
ステップS46にて、照明制御部20は、測位装置140から車両1の位置情報を取得する。車両照明制御装置105は、その車両1の位置情報に基づいて、車両1の周辺の地図情報を取得する。
ステップS48にて、照明制御部20は、車両1の周辺の地図情報と、関心領域3と、乗員Aの位置と、に基づいて、乗員Aが関心領域3に到達するためのルートにおける歩行可能領域4を推定する。
ステップS50にて、照明制御部20は、乗員Aの位置と関心領域3と歩行可能領域4とが、照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
このような車両照明制御装置105によれば、照明部120は乗員Aが歩行する予定のルートを正確に照明する。
<実施の形態7>
実施の形態7における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態7は実施の形態1の下位概念である。実施の形態7において、実施の形態1から6のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
照明制御部20は、予め定められた条件が満たされる場合に、乗員の位置の変化に追従して、乗員の位置が照明されるように、照明部120を制御する。予め定められた条件とは、例えば、実施の形態2に示されたように、乗員と車両との距離が予め定められた距離以内であることである。または例えば、予め定められた条件とは、乗員と照明部120との間に障害物がないことである。または例えば、予め定められた条件とは、乗員の周辺の明るさが予め定められた明るさ以下であることである。または例えば、予め定められた条件とは、照明開始後の経過時間が予め定められた時間以下であることである。
図21は、乗員Aの位置の変化に追従してその乗員Aの位置が照明される状態の一例を示す図である。乗員Aは降車後、車両1の周囲を時計回りに歩行している。第1照明装置121は、乗員Aの足元が常に照明領域121Aに含まれるように、乗員Aの移動に追従して照明している。図示は省略するが、例えば、乗員Aが車両から予め定められた距離よりも離れた場合、照明制御部20は、第1照明装置121に対して消灯制御を行う。
このような車両照明制御装置によれば、予め定められた条件が満たされる限り、照明部120は乗員Aを正確に照明する。
<実施の形態8>
実施の形態8における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態8は実施の形態1の下位概念である。実施の形態8において、実施の形態1から7のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図22は、実施の形態8における車両照明制御装置106の構成を示す機能ブロック図である。図22には、車両照明制御装置106と関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110B、照明部120、測位装置140および地図DB記憶装置150が示されている。
車両照明制御装置106は、検出動作制御部30、乗員位置検出部10、記憶部40および照明制御部20を含む。検出動作制御部30および乗員位置検出部10の機能は、他の実施の形態と同様である。
記憶部40は、車両の予め定められた位置と、その予め定められた位置に対する乗員の移動ルートを記憶する。実施の形態4とは異なり、ここで記憶される乗員の移動ルートとは、乗員の複数回の降車または乗車において、乗員が車両の周辺を歩行した結果に基づくルートである。言い換えると、移動ルートは、過去に乗員が歩行したルートが蓄積されたデータである。さらに移動ルートとは、それらが機械学習されたデータであってもよい。予め定められた位置とは、例えば、乗員が頻繁に利用する場所である。車両が自家用車である場合、乗員が頻繁に利用する場所とは、例えば、自宅の駐車場である。その場合、移動ルートは駐車場から自宅までのルートである。車両がバスである場合、乗員が頻繁に利用する場所とは、停留所である。その場合、移動ルートは停留所からその付近の施設である。
照明制御部20は、記憶部40から予め定められた位置の情報とその位置に対する乗員の移動ルートの情報を取得する。さらに照明制御部20は、測位装置140から車両の位置情報を取得する。照明制御部20は、その車両の位置情報に基づいて、地図DB記憶装置150から車両の周辺の地図情報を取得する。
照明制御部20は、記憶部40から取得された予め定められた位置と、測位装置140から取得された車両の位置とに基づいて、車両がその予め定められた位置に停車しているか否かを判定する。照明制御部20は、車両が予め定められた位置に停車している場合、地図情報と乗員の位置と移動ルートとに基づいて、その移動ルートが照明部120によって照明されるように、照明部120を制御する。
図23は、乗員Aの移動ルートが照明される状態の一例を示す図である。車両1は、自宅6の駐車場に停車している。過去に乗員Aが歩行したルートが蓄積された移動ルートは、自宅6の駐車場から自宅6の玄関までのルートである。照明制御部20は、第1照明装置121と第2照明装置122とによって移動ルートが照明されるように、第1照明装置121と第2照明装置122とをそれぞれ制御する。第1照明装置121および第2照明装置122は、例えば移動ルートを帯状に照明する。
上記の記憶部40および照明制御部20の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
このような車両照明制御装置106によれば、照明部120は降車後に乗員Aが頻繁に歩行する移動ルートを正確に照明する。さらに、車両照明制御装置106は、乗員の容姿または挙動に基づいて乗員の属性を特定してもよい。乗員の属性が老人である場合、照明部120は、予め定められた時間、移動ルートを照明してもよい。
<実施の形態9>
実施の形態9における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態9は実施の形態1の下位概念である。実施の形態9において、実施の形態1から8のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図24は、実施の形態9における車両照明制御装置107の構成を示す機能ブロック図である。周辺情報検出装置110Cは、照射装置112として、近赤外線を照射する近赤外照明装置114と、可視光を照射する照明部120とを含む。つまり、実施の形態9における照明部120は、乗員位置検出部10によって検出された乗員の位置を照明する機能を有するだけでなく、周辺情報検出装置110Cの照射装置112としても機能する。照明部120の第1照明装置121および第2照明装置122は、近赤外照明装置114が照明できない領域に可視光を照射する機能を有する。また、周辺情報検出装置110Cの反射波検出装置113は、近赤外線の反射強度分布を検出する近赤外撮影装置(図示せず)と、可視光の反射強度分布を検出する可視光撮影装置(図示せず)とを含む。
周辺情報検出装置110Cは、検出動作制御部30の指令に基づいて、近赤外照明装置114により車両の周辺に近赤外線を照明する。乗員位置検出部10は、近赤外撮影装置で撮影された反射強度分布に基づいて、乗員の位置の検出を開始する。
検出動作制御部30は、近赤外線の反射強度分布に基づいて乗員の位置が検出されなかった場合、探知波の照射領域を広げるように、周辺情報検出装置110Cを制御する。または、検出動作制御部30は、探知波の照射可能範囲内でその探知波を走査するように、周辺情報検出装置110Cを制御してもよい。ここでは、検出動作制御部30は、車両の周辺を可視光で照射するように、第1照明装置121および第2照明装置122を制御する。この際、第1照明装置121および第2照明装置122は、照射装置112として機能している。
図25は、第1照明装置121および第2照明装置122によって可視光が照射された状態を示す図である。第1照明装置121は、その照射可能範囲内で可視光を走査している。より詳細には、第1照明装置121は、その照明領域121Aを車両1の周辺で走査する。第2照明装置122の照明領域122Aは、近赤外照明装置114の照射領域114Aよりも広い。つまり、第2照明装置122は、近赤外照明装置114の照射領域114Aよりも広い領域を照射している。
乗員位置検出部10は、可視光撮影装置で撮影された反射強度分布に基づいて、乗員の位置を検出する。図26は、乗員Aの位置の検出状態を示す図である。乗員位置検出部10は、第1照明装置121の照明によって乗員Aを検出している。照明制御部20は、乗員Aの足元が照明されるように照明部120を制御する。ここでは、第1照明装置121が乗員Aを照明する。
上記の検出動作制御部30の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
このような車両照明制御装置107は、より広い範囲で乗員Aの位置を検出する。そのため、照明部120は乗員Aを正確に照明する。
なお、照射装置112が第1照明装置121および第2照明装置122を含む構成が示されたが、実施の形態9における車両照明制御装置の構成はそれに限定されるものではない。例えば、近赤外照明装置114が予め定められた第1照射領域(例えば照射領域114A)に赤外線を照射する。その第1照射領域内に乗員Aが検出されなかった場合、近赤外照明装置114は、第1照射領域よりも広い第2照射領域(図示せず)に赤外線を照射してもよい。または、近赤外照明装置114は、第1照射領域とは異なる第3照射領域(図示せず)において、赤外線を走査してもよい。それにより、乗員Aが検出された場合、上記と同様の効果を奏する。
(実施の形態9の変形例)
乗員位置検出部10は、乗員Aが所持する携帯端末(図27参照)と通信する機能を有する。携帯端末は、乗員Aに対して照射装置112の探知波が照射されたことを通知するための照射通知信号を送信する。乗員位置検出部10は、照射通知信号を受信し、その照射通知信号に基づいて、周辺情報を取得する。そして、乗員位置検出部10は、乗員Aの位置の検出を開始する。
図27は、携帯端末160から照明通知信号が送信される状態を示す図である。乗員Aに対して、照射装置112としての第1照明装置121から可視光が照射されている。携帯端末160は、可視光が照射されたことを検知し、照射通知信号を乗員位置検出部10に送信する。乗員位置検出部10は、その照明通知信号に基づいて、周辺情報検出装置110Cから反射強度分布を取得し、乗員Aの位置の検出を開始する。
上記の乗員位置検出部10の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
<実施の形態10>
実施の形態10における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態10は実施の形態1の下位概念である。実施の形態10において、実施の形態1から9のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図28は、実施の形態10における車両照明制御装置108の構成を示す機能ブロック図である。図28には、車両照明制御装置108と関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110C、照明部120およびジェスチャ検出装置170が示されている。
ジェスチャ検出装置170は、車両の室外に存在する乗員のジェスチャを検出する。
照明制御部20は、ジェスチャ検出装置170によって検出された乗員のジェスチャの情報に基づいて、照明部120による照明のオンオフを制御する。図29は、照明オンのジェスチャが検出された状態を示す図である。照明制御部20は、照明オンのジェスチャが検出された場合、乗員Aが照明されるように第1照明装置121を制御する。図30は、照明オフのジェスチャが検出された状態を示す図である。照明制御部20は、照明オフのジェスチャが検出された場合、第1照明装置121を消灯制御する。照明オンおよび照明オフのジェスチャは、例えば、記憶部40(図22参照)に、予め定められたジェスチャとして記憶されている。
さらに、照明制御部20は、ジェスチャ検出装置170によって検出されたジェスチャの情報に基づいて、照明部120による照明方向を制御する。図31は、右方向制御のジェスチャが検出された状態を示す図である。照明制御部20は、右方向制御のジェスチャが検出された場合、乗員Aの右方向が照明されるように、第1照明装置121を制御する。図32は、左方向制御のジェスチャが検出された状態を示す図である。照明制御部20は、左方向制御のジェスチャが検出された場合、乗員Aの左方向が照明されるように、第1照明装置121を制御する。右方向制御および左方向制御のジェスチャは、例えば、記憶部40(図22参照)に、予め定められたジェスチャとして記憶されている。
上記の照明制御部20の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
このような車両照明制御装置108は、乗員Aの意図した通りに照明部120の照明領域を修正する。照明部120は乗員Aを正確に照明する。
<実施の形態11>
実施の形態11における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態11は実施の形態1の下位概念である。実施の形態11において、実施の形態1から10のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図33は、実施の形態11における車両照明制御装置109の構成を示す機能ブロック図である。図33には、車両照明制御装置109と関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110Bおよび照明部120に加えて、携帯端末160が示されている。携帯端末160は、車両の乗員によって所持されている。携帯端末160は、例えば、スマートエントリー(登録商標)におけるキーである。
車両照明制御装置109は、検出動作制御部30、乗員位置検出部10、照明制御部20および通信部50を含む。
携帯端末160は、照明部120による照明のオンオフ制御の情報を含む照明制御信号を車両照明制御装置109に送信する。照明制御信号は、照明のオン制御およびオフ制御のうちいずれか一方の情報を含む。照明制御信号は、例えば、車両へ乗車しようとする乗員が携帯端末160を操作することにより、送信される。
通信部50は、携帯端末160から送信される照明制御信号を受信する。
照明制御部20は、その照明制御信号に基づいて、照明部120による照明のオンオフを制御する。
上記の通信部50および照明制御部20の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
図34は、実施の形態11における車両照明制御方法を示すフローチャートである。ステップS10からS30までは、図2と同様である。ステップS30の後に、ステップS35が実行される。
ステップS35にて、照明制御部20は、通信部50を介して照明制御信号を受信したか否かを判定する。ここでは、照明制御信号は、照明のオン制御の情報を含む。照明制御信号が受信された場合、ステップS40が実行される。照明制御信号が受信されない場合、ステップS60が実行される。
<実施の形態12>
実施の形態12における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態12は実施の形態1の下位概念である。実施の形態12において、実施の形態1から11のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図35は、実施の形態12における車両照明制御装置109Aの構成を示す機能ブロック図である。図35には、車両照明制御装置109Aと関連して動作する装置として、周辺情報検出装置110Bおよび照明部120に加えて、携帯端末160が示されている。携帯端末160は、車両の乗員によって所持されている。携帯端末160は、例えば、スマートエントリー(登録商標)におけるキーである。
車両照明制御装置109Aは、検出動作制御部30、乗員位置検出部10、照明制御部20および通信部50を含む。
携帯端末160が通信部50の通信可能範囲に存在する場合、携帯端末160は、通信部50から送信される通信信号を受信し、車両照明制御装置109Aに応答信号を送信する。
通信部50は、携帯端末160から送信される応答信号を受信する。
検出動作制御部30は、その応答信号に基づいて、周辺情報検出装置110Bに対して周辺情報の検出開始を指令する。
乗員位置検出部10は、周辺情報検出装置110Bから周辺情報を取得し、乗員の位置の検出を開始する。言い換えると、乗員位置検出部10は、応答信号に基づいて、乗員の位置の検出を開始する。
図36は、車両1に近づく乗員Aが照明部120によって照明される状態を示す図である。ここでは、携帯端末160はキー161である。
位置P1においては、乗員Aが所持するキー161は、通信部50の通信可能範囲外に存在する。
位置P2においては、キー161は、通信部50の通信可能範囲内に存在する。キー161から通信部50に応答信号が送信される。乗員位置検出部10は、応答信号に基づいて、乗員の位置の検出を開始する。乗員位置検出部10によって、乗員Aの位置P2が検出される。乗員Aの足元が第1照明装置121によって照明される。
位置P3においても同様であり、乗員Aの位置の変化に追従して、乗員Aの足元が照明される。
位置P4において、照明制御部20は車両1のドアの開閉を検知し、第1照明装置121を消灯制御する。
上記の通信部50、検出動作制御部30および乗員位置検出部10の機能は、図2または図3に示される処理回路によって実現される。
図37は、実施の形態12における車両照明制御方法を示すフローチャートである。図8に示されるステップS10の代わりにステップS12が実行される。
ステップS12にて、検出動作制御部30は、通信部50を介して応答信号を受信したか否かを判定する。応答信号が受信された場合、ステップS20が実行される。応答信号が受信されない場合、ステップS12が再び実行される。
ステップS20以降は、図8と同様である。
<実施の形態13>
実施の形態13における車両照明制御装置および車両照明制御方法を説明する。実施の形態13は実施の形態1の下位概念である。実施の形態13において、実施の形態1から12のいずれかと同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
照明部120が設けられた車両は、自動運転制御装置(図示せず)によって自動運転制御される。自動運転制御装置は、乗員の位置が、照明部120によって照明されるように、車両を自動運転によって移動させる制御を行う。例えば、車両と乗員の位置との距離が予め定められた距離よりも離れた場合、照明制御部20は自動運転制御装置に対して自動運転制御の開始を指示する。自動運転制御装置は、車両を自動運転によって乗員に近づけるように自動運転制御を行う。この際、自動運転制御装置は、地図情報に基づいて車両が交通規則に従って走行可能な道路を走行するように制御する。
図38は、自動運転制御によって移動する車両1の照明部120によって照明される乗員Aの状態を示す図である。
時刻t0において、位置CP1に位置する車両1の第1照明装置121は、位置OP1から位置OP2に移動する乗員Aの位置の変化に追従して乗員Aの足元を照明する。この際、乗員Aは歩道7を歩行する。
時刻t1において、車両1は、位置CP1から位置CP2に自動運転制御により移動する。この際、車両1は車道8を走行する。位置CP2に位置する車両1の第1照明装置121は、位置OP3から位置OP4に移動する乗員Aの位置の変化に追従して乗員Aの足元を照明する。
時刻t2において、車両1は、位置CP2から位置CP3に自動運転制御により移動する。位置CP3に位置する車両1の第1照明装置121は、位置OP5から位置OP6に移動する乗員Aの位置の変化に追従して乗員Aの足元を照明する。
このような車両照明制御装置によれば、照明部120は広い範囲で乗員Aを正確に照明する。
<実施の形態14>
以上の各実施の形態に示された車両照明制御装置は、ナビゲーション装置と、通信端末と、サーバと、これらにインストールされるアプリケーションの機能とを適宜に組み合わせて構築されるシステムにも適用することができる。ここで、ナビゲーション装置とは、例えば、PND(Portable Navigation Device)などを含む。通信端末とは、例えば、携帯電話、スマートフォンおよびタブレットなどの携帯端末を含む。
図39は、実施の形態14における車両照明制御装置100およびそれに関連して動作する装置の構成を示すブロック図である。
車両照明制御装置100および通信装置180がサーバ300に設けられている。車両照明制御装置100は、車両1に設けられた周辺情報検出装置110から通信装置190および通信装置180を介して周辺情報を取得する。車両照明制御装置100は、周辺情報に基づいて、乗員の位置を検出する。車両照明制御装置100は、乗員の位置が車両1に設けられた照明部120によって照明されるように、各通信装置を介して照明部120を制御する。
このように、車両照明制御装置100がサーバ300に配置されることにより、車載装置の構成を簡素化することができる。
また、車両照明制御装置100の機能あるいは構成要素の一部がサーバ300に設けられ、他の一部が車両1に設けられるなど、分散して配置されてもよい。
なお、本開示は、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本開示は詳細に説明されたが、上記の説明は、全ての局面において、例示であり、限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、想定され得る。
1 車両、2 物体、3 関心領域、4 歩行可能領域、5 歩行不可能領域、6 自宅、7 歩道、8 車道、10 乗員位置検出部、20 照明制御部、30 検出動作制御部、40 記憶部、50 通信部、90 処理回路、91 プロセッサ、92 メモリ、100 車両照明制御装置、101 車両照明制御装置、102 車両照明制御装置、103 車両照明制御装置、104 車両照明制御装置、105 車両照明制御装置、106 車両照明制御装置、107 車両照明制御装置、108 車両照明制御装置、109 車両照明制御装置、109A 車両照明制御装置、110 周辺情報検出装置、110A 周辺情報検出装置、110B 周辺情報検出装置、110C 周辺情報検出装置、111 撮影装置、112 照射装置、112A 照射領域、113 反射波検出装置、114 近赤外照明装置、114A 照射領域、120 照明部、121 第1照明装置、121A 照明領域、121B 照明領域、122 第2照明装置、122A 照明領域、130 視線検出装置、140 測位装置、150 地図DB記憶装置、160 携帯端末、161 キー、170 ジェスチャ検出装置。

Claims (6)

  1. 車両に設けられた周辺情報検出装置によって検出される前記車両の周辺情報であって前記車両の室外に存在する乗員の画像を含む前記周辺情報、または、前記周辺情報検出装置から前記車両の周辺に照射される探知波のうち前記車両の室外に存在する乗員で反射される反射波の強度分布を含む前記周辺情報に基づいて、前記乗員の位置を検出する乗員位置検出部と、
    前記乗員の前記位置が、前記車両に設けられた照明部によって照明されるように、前記照明部を制御する照明制御部と、を備え
    前記照明制御部は、
    前記乗員の視線または顔向きの情報に基づいて、前記乗員が注目している関心領域を検出し、
    前記関心領域が、前記照明部によってさらに照明されるように、前記照明部を制御する、車両照明制御装置。
  2. 前記照明制御部は、
    前記車両の周辺の地図情報と前記関心領域と前記乗員の前記位置とに基づいて、前記乗員が前記関心領域に到達するためのルートにおける歩行可能領域を推定し、
    前記歩行可能領域が、前記照明部によってさらに照明されるように、前記照明部を制御する、請求項に記載の車両照明制御装置。
  3. 車両に設けられた周辺情報検出装置によって検出される前記車両の周辺情報であって前記車両の室外に存在する乗員の画像を含む前記周辺情報、または、前記周辺情報検出装置から前記車両の周辺に照射される探知波のうち前記車両の室外に存在する乗員で反射される反射波の強度分布を含む前記周辺情報に基づいて、前記乗員の位置を検出する乗員位置検出部と、
    前記乗員の前記位置が、前記車両に設けられた照明部によって照明されるように、前記照明部を制御する照明制御部と、を備え、
    前記周辺情報が前記反射波の前記強度分布を含む場合に、
    前記乗員位置検出部は、前記反射波の前記強度分布に含まれる乗員像の少なくとも一部に基づいて、前記乗員の前記位置を検出し、
    前記探知波は、電磁波または音波であり、
    前記周辺情報検出装置に対し、前記周辺情報の検出の開始を指令する検出動作制御部をさらに備え、
    前記検出動作制御部は、前記乗員位置検出部によって前記乗員の前記位置が検出されなかった場合に、前記探知波の照射領域を広げるように、または、前記探知波の照射可能範囲内で前記探知波を走査するように、前記周辺情報検出装置を制御する、車両照明制御装置。
  4. 前記乗員位置検出部は、
    前記乗員が所持する携帯端末から送信される照射通知信号であって前記乗員に対して前記探知波が照射されたことを通知するための前記照射通知信号を受信し、
    前記照射通知信号に基づいて、前記周辺情報を取得し、前記乗員の前記位置の検出を開始する、請求項に記載の車両照明制御装置。
  5. 車両に設けられた周辺情報検出装置によって検出される前記車両の周辺情報であって前記車両の室外に存在する乗員の画像を含む前記周辺情報、または、前記周辺情報検出装置から前記車両の周辺に照射される探知波のうち前記車両の室外に存在する乗員で反射される反射波の強度分布を含む前記周辺情報に基づいて、前記乗員の位置を検出する乗員位置検出部と、
    前記乗員の前記位置が、前記車両に設けられた照明部によって照明されるように、前記照明部を制御する照明制御部と、を備え、
    前記車両は、自動運転制御装置によって自動運転制御され、
    前記自動運転制御装置は、
    前記乗員の前記位置が、前記照明部によって照明されるように、前記車両を自動で移動させる制御を行う、車両照明制御装置。
  6. 車両に設けられた周辺情報検出装置によって検出される前記車両の周辺情報であって前記車両の室外に存在する乗員の画像を含む前記周辺情報、または、前記周辺情報検出装置から前記車両の周辺に照射される探知波のうち前記車両の室外に存在する乗員で反射される反射波の強度分布を含む前記周辺情報に基づいて、前記乗員の位置を検出し、
    前記乗員の前記位置が、前記車両に設けられた照明部によって照明されるように、前記照明部を制御し、
    前記乗員の視線または顔向きの情報に基づいて、前記乗員が注目している関心領域を検出し、
    前記関心領域が、前記照明部によってさらに照明されるように、前記照明部を制御する、車両照明制御方法。
JP2022530413A 2020-06-10 2020-06-10 車両照明制御装置および車両照明制御方法 Active JP7262674B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/022764 WO2021250796A1 (ja) 2020-06-10 2020-06-10 車両照明制御装置および車両照明制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021250796A1 JPWO2021250796A1 (ja) 2021-12-16
JPWO2021250796A5 JPWO2021250796A5 (ja) 2022-07-28
JP7262674B2 true JP7262674B2 (ja) 2023-04-21

Family

ID=78845519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022530413A Active JP7262674B2 (ja) 2020-06-10 2020-06-10 車両照明制御装置および車両照明制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7262674B2 (ja)
WO (1) WO2021250796A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022201559A1 (de) * 2022-02-15 2023-08-17 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Verfahren zum Ansteuern einer Beleuchtungsvorrichtung eines Fahrzeugs
JP7559805B2 (ja) 2022-06-28 2024-10-02 トヨタ自動車株式会社 防犯システム、防犯方法、及び防犯プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120643A (ja) 2000-10-16 2002-04-23 Mitsubishi Cable Ind Ltd 自動車用室外灯の制御装置
JP2012240590A (ja) 2011-05-23 2012-12-10 Jvc Kenwood Corp 車両灯体制御装置
WO2018198156A1 (ja) 2017-04-24 2018-11-01 三菱電機株式会社 報知制御装置および報知制御方法
JP2019123260A (ja) 2018-01-11 2019-07-25 本田技研工業株式会社 車両の制御システムおよび車両の制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062856A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Denso Corp ヘッドライト制御システム
JP2009057014A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Honda Motor Co Ltd 車両照明装置
JP5125798B2 (ja) * 2008-06-20 2013-01-23 マツダ株式会社 車両の前照灯制御装置
JP2012030613A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具を用いた駐車場照明システム
JP6027505B2 (ja) * 2013-08-08 2016-11-16 本田技研工業株式会社 車両用照明システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120643A (ja) 2000-10-16 2002-04-23 Mitsubishi Cable Ind Ltd 自動車用室外灯の制御装置
JP2012240590A (ja) 2011-05-23 2012-12-10 Jvc Kenwood Corp 車両灯体制御装置
WO2018198156A1 (ja) 2017-04-24 2018-11-01 三菱電機株式会社 報知制御装置および報知制御方法
JP2019123260A (ja) 2018-01-11 2019-07-25 本田技研工業株式会社 車両の制御システムおよび車両の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021250796A1 (ja) 2021-12-16
JPWO2021250796A1 (ja) 2021-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110419211B (zh) 信息处理装置、信息处理方法和计算机可读的存储介质
JP2020126065A (ja) Lidarシステム及び方法
US10525873B2 (en) Turn by turn activation of turn signals
JP7262674B2 (ja) 車両照明制御装置および車両照明制御方法
KR20190041253A (ko) 자율주행차량 및 이의 제어방법
JP2018156436A (ja) 走行制御システム、走行制御プログラム及び自動走行車両
KR20180071663A (ko) 차량 및 그 제어방법
CN108131642B (zh) 位置照明设备和车辆
CN110167810A (zh) 车辆控制系统、车辆控制方法及车辆控制程序
US20200342757A1 (en) Image processing apparatus, imaging apparatus, moveable body, and image processing method
CN111951566A (zh) 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质
JP7080837B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
JP2013257210A (ja) 歩行者感知器
JP7380904B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム
US20240071231A1 (en) Information presentation device
JP2007156832A (ja) 車載用近赤外照射装置および車載用周辺監視装置
CN111959389A (zh) 连续安全光
JP6833111B1 (ja) 表示制御装置、表示システム、及び、表示制御方法
CN110962738B (zh) 车辆的引导方法、系统及车辆
JP2024522647A (ja) 少なくとも1つの光パターンを車両周囲に投影するための方法および少なくとも1つのプロジェクタを備える車両
CN110709300A (zh) 用于自主/半自主驾驶的无障碍性方法和装置
US20190129038A1 (en) Monitoring System for a Mobile Device and Method for Monitoring Surroundings of a Mobile Device
JP2020166419A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
CN111098779A (zh) 车辆的控制方法、系统及车辆
CN114973643A (zh) 自动驾驶车辆的管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7262674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150