JP7262327B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばシャッター装置やオーバヘッドドア、ロールブラインド装置、引戸装置、スライド門扉等、空間を仕切るようにして開閉体を閉動作させる開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるように、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体の下端側に止水板を設け、この止水板によって全閉時に外部からガレージ内に侵入しようとする水を防ぐようにしたガレージ用のシャッター装置がある。
このようなシャッター装置では、開閉体を開放した際の開口部に、人や車等、高さの異なる物体が通過する。このため、前記開口部の上下方向にわたる範囲で物体を感知することが求められる。
前記のように高さの異なる物体を感知可能にするようにしたシャッター装置には、例えば、特許文献2に記載されるものがある。このシャッター装置は、左右のガイドレール内に、上下方向へわたる多光軸センサ(光電センサ)を具備している。この多光軸センサは、上下方向に並ぶ多数の投光部を開閉体幅方向の一端側に有する投光ユニットと、上下方向に並ぶ多数の受光部を開閉体幅方向の他端側に有する受光ユニットとを備え、これら投光ユニットと受光ユニットの間に上下方向へ並ぶ多数の光路を形成し、これら多数の光路のうち、何れかの光路が物体に遮られた場合に感知信号を発する。
特開2016-204843号公報 特開2010-77752号公報
ところで、上記従来技術によれば、各光路を形成する投光部と受光部の光軸が一致するように、前記投光ユニット又は前記受光ユニットの角度調整が必要になる場合がある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
空間を仕切るようにして下方へ閉鎖動作する開閉体と、物体を感知するための光路を開閉体幅方向に形成する光電センサとを備えた開閉装置において、開閉体幅方向の一方側には、不動部位としてのセンサ装着部材が設けられ、前記センサ装着部材には、前記光電センサを収容した状態でその光路側を開口した凹溝部が設けられ、前記光電センサは、開閉体幅方向の一方側の前記センサ装着部材に、支持ブラケットを介して支持され、前記支持ブラケットは、外力によって塑性変形して前記光電センサの光軸角度を変化させる角度調整変形部を有するとともに、この角度調整変形部から一方向へ延設された固定部を有し、この固定部を前記凹溝部の内底面に止着することを特徴とする開閉装置。
本発明は、以上説明したように構成されているので、光電センサの角度調整を容易に行うことができる。
本発明に係る開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置の要部横断面図である。 同開閉装置の要部縦断面図であり、(a)は全閉前の状態、(b)は全閉状態を示す。 光電センサ(多光軸センサ)の一例を示し、(a)は開閉体幅方向の一方側から視た図であり、(b)は(a)を側方から視た図である。 支持ブラケットの要部斜視図である。 光軸を開閉体厚さ方向に角度調整している様子を示し、(a)は角度調整前の状態であり、(b)は角度調整後の状態である。 光軸を開閉体開閉方向に角度調整した後の状態を示す。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第一の特徴は、空間を仕切るようにして下方へ閉鎖動作する開閉体と、物体を感知するための光路を開閉体幅方向に形成する光電センサとを備えた開閉装置において、前記光電センサは、開閉体幅方向の一方側の不動部位に、支持ブラケットを介して支持され、前記支持ブラケットは、外力によって塑性変形して前記光電センサの光軸角度を変化させる角度調整変形部を有する(図1~図7参照)。
この構成によれば、光電センサの支持箇所に外力を加えて、角度調整変形部を塑性変形させれば、光電センサによる光軸角度を容易に調整することができる。
第二の特徴として、前記支持ブラケットは、光電センサが固定された支持部と、この支持部から一方向へ延設された前記角度調整変形部と、この角度調整変形部から前記一方向へ延設された固定部とを、不動部位の被装着面に沿って具備し、前記固定部を前記被装着面に止着するとともに、前記支持部及び前記角度調整変形部と前記被装着面との間に、前記角度調整変形部の塑性変形を可能にする第一の隙間を確保している(図6及び図7参照)。
第三の特徴として、前記角度調整変形部が、前記固定部よりも断面積の小さい括れ状に形成されている(図5参照)。
第四の特徴として、開閉体幅方向の一方側には、前記不動部位としてのセンサ装着部材が設けられ、前記センサ装着部材には、前記光電センサを収容した状態でその光路側を開口した凹溝部が設けられ、この凹溝部の内側面と前記光電センサとの間には、前記光電センサの傾動を許容するように、第二の隙間が確保されている(図6参照)。
第五の特徴として、前記光電センサは、開閉体開閉方向に並ぶ多数の光路を開閉体幅方向の一端側から発する投光ユニットと、前記多数の光路を開閉体幅方向の他端側で捕捉する受光ユニットとを備えた多光軸センサであり、前記投光ユニットと前記受光ユニットがそれぞれ前記支持ブラケットにより支持されている(図2参照)。
第六の特徴は、前記支持ブラケットの開閉体開閉方向の一端側と、前記支持ブラケットを支持する不動部位との間に、単数又は複数のスペーサを挿入して、開閉体開閉方向の光軸角度を変化させる(図7参照)。
<具体的実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明において、「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する。また、「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。また、「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
この開閉装置1は、空間を仕切るようにして下方へ閉鎖動作する開閉体10と、開閉体10をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部20と、開閉体10の横幅方向の両端部をそれぞれ横断面凹状に囲んで上下方向へ案内する二つのガイドレール30,30と、開閉体10の下端部に対向する下枠部35(図3参照)と、物体を感知するための光路Rを開閉体幅方向に形成する光電センサ40とを具備する。
この開閉装置1は、例えばガレージや工場等の躯体の開口部に装着され、全閉時に仕切られる一方側(図2によれば屋外側)の空間を浸水想定領域とみなし、該浸水想定領域に溜まる水が他方側(図2によれば屋内側)の空間に流れるのを止水板12によって阻む止水シャッター装置を構成する。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなるスラット11aを、上下に隣接するスラット11a,11a間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、この開閉体本体11の下端部に所定高さの止水板12を接続している。
止水板12は、止水板本体12aと、ガイドレール30及び下枠部35に接触して水密性を確保する止水部12b,12c(図2及び図3参照)と、前記他方側(図3によれば右側)へ突出して光電センサ40による多数の光路Rの一部を遮る遮光部12dとを具備している。
止水板本体12aは、厚み方向に貫通する部分のない矩形平板状に構成された部材であり、横幅方向の両端側をガイドレール30,30に嵌め合わせている。
この止水板本体12aは、単数又は複数の金属板を、厚み方向の隙間や孔のない板状に加工したものとすればよい。
止水部12b,12cは、長尺状のゴム材から構成される。
一方の止水部12bは、止水板本体12aの横幅方向の両端側に、それぞれ、上下方向へ連続する長尺状に配設される。各止水部12bは、ブラケット等により、止水板本体12aの屋内側面に一体的に止着される。
他方の止水部12cは、止水板12の下端側の屋内側面に、開閉体幅方向へ連続する長尺状に配設され、ブラケット等により、止水板12に対し一体的に止着される。なお、他例としては、止水部12cを、止水板本体12aの底面(下端面)に設けるようにしてもよい。
遮光部12dは、止水板本体12aの表面から突出して上下に隣接する二つの光路R,Rを塞ぐブロック状(図示例によれば縦断面台形状)の部材であり、開閉体幅方向の一端側において止水板本体12a下端よりも若干上側に位置する。
この遮光部12dは、本実施の形態の好ましい一例によれば、弾性合成樹脂材料(例えば合成ゴムやエラストマー樹脂を含む)等の弾性材料からなるが、他例としては、硬質合成樹脂材料からなる態様や、金属材料からなる態様とすることも可能である。
この遮光部12dを止水板本体12a表面に固定する手段は、例えば、接着や嵌合、適宜な止着具(例えば、ネジやボルト、リベット、ブラケット等)による止着とすればよい。
また、収納部20は、開閉体10を出没させるための開口部を下部に形成した収納ケース21内に、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取軸22と、該巻取軸22をチェーン及びスプロケット等の動力伝達機構を介して駆動回転したり制動したりする開閉機23と、開閉機23の制御により開閉体10を開閉動作させる開閉体制御回路24とを備える(図1参照)。
開閉機23は、回転式電動モータ及び制動機構等により構成される。
開閉体制御回路24は、例えばマイコン等を備えた電子回路であり、予め記憶したプログラムにより機能することで、光電センサ40からの閉動作制限信号や、図示しない開放スイッチ、停止スイッチ及び閉鎖スイッチの信号、その他の信号等を処理し、その処理結果に応じて開閉機23を制御する。
また、ガイドレール30の下端側には、止水板12の幅方向端部に対し凹状にはまり合って、水密性を保持しながら止水板12を上下方向へ案内する止水板ガイド部31が設けられる。そして、ガイドレール30の屋内側の面には、光電センサ40を収容するセンサ装着部材32(不動部位)が設けられる(図2参照)。
このガイドレール30は、図示しないブラケット等を介して、当該開閉装置1の装着対象である躯体の壁面や柱等(図示せず)に固定される。
止水板ガイド部31は、止水板12の幅方向端部を囲む横断面凹状に形成され(図2参照)、上下方向へ延設されている。この止水板ガイド部31内の下端側において、止水板12の浸水想定領域側の面に対向する内面には、止水板12の下端側に摺接して止水板12を傾斜面により下方へ導くガイド部31aが設けられる。そして、止水板ガイド部31の下方には、下枠部35が設けられる。
下枠部35は、開閉体10によって開閉される開口部の下端側で、左右のガイドレール30,30間にわたり連続しており、全閉時の開閉体10の下端面に対向する。
この下枠部35には、開閉体10よりも屋内側で上方へ突出する突片部35aが、開閉体幅方向へ連続して設けられる。この突片部35aは、全閉時における開閉体10下端側の止水部12cに水密に接触する(図3(b)参照)。
したがって、開閉体10が全閉すると、横幅方向の端部側で止水部12bが止水板ガイド部31内面に圧接され(図2参照)、下端側では止水部12cが下枠部35に圧接されて(図3(b)参照)、止水板12の両側及び下端側の隙間が略塞がれる。このため、浸水想定領域側(図示例によれば屋外側)に溜まる雨水等が屋内側へ侵入するのを阻むことができる。
また、センサ装着部材32は、各ガイドレール30の屋内側面に沿って開閉体開閉方向へ連続する長尺状の部材であり、ガイドレール30に対し、ねじやリベット等の止着具によって不動に固定される。このセンサ装着部材32は、図示例によれば曲げ加工された二つの板金材料を組み合わせて横断面凹状に構成される(図2参照)が、他例としては単数又は3以上の部材から構成することも可能である。
このセンサ装着部材32には、図2に示すように、光電センサ40(詳細には投光ユニット40a又は受光ユニット40b)を収容した状態でその光路R側を開口した凹溝部32aが設けられ、この凹溝部32aの内面と光電センサ40との間には、光軸角度を変化させる光電センサ40の傾動を許容するように、第一の隙間s1及び第二の隙間s2が確保されている
凹溝部32aは、光路R側を開口した横断面凹状に形成され、上下方向へ連続している。この凹溝部32aの上下方向の長さは、少なくとも光電センサ40の上下方向長さと同等以上にすればよく、本実施態様ではガイドレール30の全長と略同等にしている。
第一の隙間s1は、光電センサ40を支持する支持ブラケット50と、凹溝部32aの内底面32a2との間に確保される隙間である(図6及び図7参照)。
この第一の隙間s1は、光電センサ40の開閉体厚さ方向の光軸角度αを調整するために、光電センサ40が開閉体厚さ方向へ傾動した際に、この光電センサ40又は支持ブラケット50が、凹溝部32aの内底面32a2や内底面32a2上の部材(例えば、図示しないネジやボルトの頭部)等に干渉することのないように、適宜に設定される(図6及び図7参照)。
第二の隙間s2は、光電センサ40の両側面(換言すれば、開閉体厚さ方向の一端面と他端面)の各面と、対向する凹溝部32aの内側面32a1,32a1との間に確保される。
この第二の隙間s2の幅は、へら状の治具J(例えば、マイナスドライバー等)の先端部が挿入可能なように、適宜に設定される。
光電センサ40は、開閉体開閉方向に並ぶ多数の光路Rを開閉体幅方向の一端側から発する投光ユニット40aと、多数の光路Rを開閉体幅方向の他端側で捕捉する受光ユニット40bとを備えた多光軸センサである。
投光ユニット40aと受光ユニット40bは、それぞれ、支持ブラケット50を介して、開閉体幅方向の一方側の不動部位であるセンサ装着部材32に支持される。
投光ユニット40aと受光ユニット40bは、それぞれ、全閉時の開閉体10の着座対象部位G(例えば、下枠や床面、地面等)から開放方向側に所定寸法H離れて位置し、センサ装着部材32の凹溝部32a内に固定される。
所定寸法Hは、150~1500mmの範囲内に設定され、より好ましくは、150~500mmの範囲内に設定される。
投光ユニット40aは、上下方向へ長尺な立方体状に構成され、その長手方向に略一定の間隔を置いて多数の投光部40a1を有する。これら投光部40a1は、センサ装着部材32内の電気配線から電力供給されて、障害物感知媒体としての光(例えば赤外線)を発する。
受光ユニット40bは、上下方向へ長尺な立方体状に構成され、その長手方向に略一定の間隔を置いた多数の受光部40b1と、これら受光部40b1の感知状態に応じて信号出力するセンサ制御回路41とを備え、センサ制御回路41の出力信号を電気配線によって収納部20内の開閉体制御回路24へ導くようにしている。
各投光部40a1と対向する各受光部40b1は、一般的な光電センサであり、これらの間に形成される光路Rが物体により遮られた際に電気信号を発する。
センサ制御回路41は、多数の光路Rのうち、二以上の一部の光路が遮光部12dによって閉鎖方向の順番で遮断される毎に、これら遮断された光路を含んで開放方向寄りに位置する光路について遮断の有無を無視するとともに、この無視された光路よりも閉鎖方向側の光路について遮断の有無に応じて、閉動作制限信号の出力をON又はOFFにする。このような制御は、ブランキング制御と呼称される場合がある。
支持ブラケット50は、外力によって塑性変形して前記光電センサの光軸角度を変化させる角度調整変形部52を有する。
詳細に説明すれば、図4及び図5に例示するように、この支持ブラケット50は、投光ユニット40a又は受光ユニット40bが固定された支持部51と、この支持部51から一方向と他方向(図4によれば上方と下方)へそれぞれ延設された二か所の角度調整変形部52と、各角度調整変形部52から前記一方向と前記他方向へそれぞれ延設された固定部53とを、不動部位であるセンサ装着部材32の被装着面(内底面32a2)に沿って具備している。
そして、この支持ブラケット50は、固定部53を前記被装着面(内底面32a2)に止着した状態で、支持部51及び角度調整変形部52と前記被装着面との間に、第一の隙間s1を確保している。この第一の隙間s1は、角度調整変形部52の捩じれ変形(塑性変形)を可能にしている。
支持部51は、投光ユニット40a又は受光ユニット40bが止着固定される被止着片部51aと、この被止着片部51aに対し溶接等により一体的に接続されて角度調整変形部52に連続する支持片部51bとを有する。
被止着片部51aは、一片部と他片部とを断面L字に配設し上下方向へ連続するアングル状に構成される。投光ユニット40aは、その側面部を、被止着片部51aの前記一片部に接してネジやボルト等の止着具により止着されるとともに底面部を前記他片部に接して、支持部51に対し不動に固定される。
同様にして、受光ユニット40bは、側面部を被止着片部51aの前記一片部に止着し、底面部を前記他片部に接して、支持部51に対し不動に固定される。
また、角度調整変形部52は、支持部51及び固定部53よりも断面積の小さい括れ状に形成されている(図5参照)。
この角度調整変形部52は、支持部51が上下方向を軸にして回動するのに伴って、捩じれ変形する。
固定部53は、コ枠状に曲げ形成された本体部53aと、この本体部53aの止着側の面から突出する突起部53bとを一体的に有する。突起部53bは、図示例によれば平板状の部材であり、溶接等により本体部53aに接合されている。
固定部53は、ネジやボルト等の止着具56により、センサ装着部材32における凹溝部32aの内底面32a2に止着され固定される。この固定状態では、図7に示すように、突起部53bが内底面32a2に接し、支持部51が内底面32a2との間に、角度調整変形部52の捩じれを可能にする第一の隙間s1を確保する。
次に、上記構成の開閉装置1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
例えば、製造時の組立誤差や、部品寸法の誤差、長期使用による変形等に起因して、投光ユニット40aの光軸が開閉体厚さ方向の一方側(例えば図6の下側)へずれて受光ユニット40bに捕捉されない場合は、図6(b)に示すように、前記一方側の第二の隙間s2に治具Jを差し入れて、治具Jの先端側を投光ユニット40aの側面に押し当てて、投光ユニット40aを他方側へ押圧すれば、支持ブラケット50の角度調整変形部52が捩じられるように塑性変形し、投光ユニット40aの光軸が他方側へ矯正され、その矯正された状態が保持される。
また、投光ユニット40aの光軸が他方側(例えば図6の上側)へずれている場合には、他方側の第一の隙間s1に治具Jを差し入れて、投光ユニット40aを一方側へ押圧すればよい。
受光ユニット40bの光軸を矯正する場合も、前記と同様にすればよい。
また、投光ユニット40aの光軸が上下方向へずれて受光ユニット40bに捕捉されない場合は、図7に例示するように、光電センサ40を支持する支持ブラケット50の上端側又は下端側と、支持ブラケット50が止着される不動部位(内底面32a2)との間に、単数又は複数のスペーサ57を挿入して、開閉体開閉方向の光軸角度βを変化させることができる。
スペーサ57は、例えば、止着具56が挿通される平座金や、その他の平板状部材とすればよい。
スペーサ57は、光電センサ40を支持する支持ブラケット50の固定部53と、センサ装着部材32における凹溝部32aの内底面32a2との間に挟まれるようにして設けられる(図7参照)。
このようにすれば、支持ブラケット50は、下側の角度調整変形部52を曲げ変形させるようにして、該角度調整変形部52よも上側の部分を前方へ傾ける。このため、支持ブラケット50に支持された投光ユニット40aの光軸(光路R)が、斜め下方へ矯正される。
なお、図7に示す一例では、支持ブラケット50の上端側のみにスペーサ57を設けて、光軸(光路R)を斜め下方へ向くように調整しているが、他例としては、支持ブラケット50の下端側のみにスペーサ57を設けて、光軸(光路R)を斜め上方へ向くように調整したり、支持ブラケット50の上端側と下端側に異なる枚数のスペーサ57を設けて、光軸(光路R)の向く方向を上下何れかの方向に調整したりすることが可能である。
また、受光ユニット40bの光軸を上下方向に調整する場合は、上述したのと略同様にして、受光ユニット40bを支持する支持ブラケット50の上端側及び/又は下端側にスペーサ57を設ければよい。
また、上記実施態様によれば、特に効果的な一例として、光電センサ40を多光軸センサとしたが、他例としては、光電センサ40を単光軸のセンサとすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、治具Jを押し当てて投光ユニット40a又は受光ユニット40bの向きを変化させるようにしたが、他例としては、治具Jを用いずに手で投光ユニット40a又は受光ユニット40bの向きを変化させる態様とすることも可能である。
本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
10:開閉体
20:収納部
30:ガイドレール
40:光電センサ
40a:投光ユニット
40b:受光ユニット
50:支持ブラケット
51:支持部
51a:被止着片部
51b:支持片部
52:角度調整変形部
53:固定部
53a:本体部
53b:突起部
52:角度調整変形部
s1:第一の隙間
s2:第二の隙間
R:光路
α,β:光軸角度

Claims (6)

  1. 空間を仕切るようにして下方へ閉鎖動作する開閉体と、物体を感知するための光路を開閉体幅方向に形成する光電センサとを備えた開閉装置において、
    開閉体幅方向の一方側には、不動部位としてのセンサ装着部材が設けられ、
    前記センサ装着部材には、前記光電センサを収容した状態でその光路側を開口した凹溝部が設けられ、
    前記光電センサは、開閉体幅方向の一方側の前記センサ装着部材に、支持ブラケットを介して支持され、
    前記支持ブラケットは、外力によって塑性変形して前記光電センサの光軸角度を変化させる角度調整変形部を有するとともに、この角度調整変形部から一方向へ延設された固定部を有し、この固定部を前記凹溝部の内底面に止着することを特徴とする開閉装置。
  2. 前記支持ブラケットは、前記光電センサが固定された支持部と、この支持部から一方向へ延設された前記角度調整変形部と、この角度調整変形部から前記一方向へ延設された前記固定部とを、前記センサ装着部材の前記内底面に沿って具備し、前記支持部及び前記角度調整変形部と前記内底面との間に、前記角度調整変形部の塑性変形を可能にする第一の隙間を確保していることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記角度調整変形部が、前記固定部よりも断面積の小さい括れ状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記凹溝部の内側面と前記光電センサとの間には、前記光電センサの傾動を許容するように、第二の隙間が確保されていることを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の開閉装置。
  5. 前記光電センサは、開閉体開閉方向に並ぶ多数の光路を開閉体幅方向の一端側から発する投光ユニットと、前記多数の光路を開閉体幅方向の他端側で捕捉する受光ユニットとを備えた多光軸センサであり、前記投光ユニットと前記受光ユニットがそれぞれ前記支持ブラケットにより支持されていることを特徴とする請求項1~4何れか1項記載の開閉装置。
  6. 前記支持ブラケットの開閉体開閉方向の一端側と、前記支持ブラケットを支持する前記センサ装着部材との間に、単数又は複数のスペーサを挿入して、開閉体開閉方向の光軸角度を変化させることを特徴とする請求項1~5何れか1項記載の開閉装置。
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Citations (2)

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