JP7260714B2 - 自動搬送車 - Google Patents

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Description

本発明は、自律走行する牽引車とこの牽引車によって牽引される被牽引車とを有する自動搬送車に関する。
従来から、自動運転を行う牽引車と、この牽引車によって牽引される被牽引車とを有する自動搬送車が知られている。例えば特許文献1には、路面に敷設された誘導線に案内されて自動走行する電動式の牽引車と、この牽引車によって牽引される台車とを有する自動搬送車が開示されている。特許文献2には、自動走行する牽引車が台車を牽引する際の操舵性の低下を防止することを目的として、牽引車と台車とを連結する牽引装置に工夫を施した自動搬送車が開示されている。
特開平7-172359号公報 国際公開WO2018/012284号
例えば自動搬送車が倉庫内で使用される場合、予め倉庫内の路面に誘導線を敷設しておくことは容易である。しかし、自動搬送車が屋内と屋外とを行き来する場合、予め誘導線を敷設しておくことには手間とコストがかかる。また、誘導線に案内されて自動走行する自動搬送車では、搬送ルートを臨機応変に変更することはできない。一方、牽引車が前方の障害物などを避けながら自律走行可能であれば、誘導線は不要であり、また、屋内と屋外とを行き来することは比較的容易となる。
ところが、牽引車が障害物を避けながら自律走行可能であっても、牽引車に牽引される被牽引車が障害物に当たってしまうおそれがある。また、自動搬送車が屋内と屋外とを行き来する場合、段差を乗り越える必要がある場合がある。牽引車は段差を乗り越える際に姿勢が上下に傾くが、この際に自動搬送車の全体の安定性が損なわれるおそれがある。
本発明の目的は、自律走行する牽引車と同様に被牽引車が障害物に当たりにくく、かつ、段差を乗り越える際に安定性が低下しにくい自動搬送車を提供することである。
ここに開示される自動搬送車は、電動モータと前記電動モータに連結された左駆動輪および右駆動輪とを有し、自律走行する牽引車と、左従動輪および右従動輪を有し、前記牽引車の後方に配置された被牽引車と、前記牽引車が前記被牽引車に対して左右に回転可能なように前記牽引車と前記被牽引車とを連結する連結装置と、を備える。前記牽引車および前記被牽引車が同一水平面上にあるときに、前記牽引車の重心は、前記連結装置の上端よりも下方かつ前記連結装置の下端よりも上方に位置する。前記被牽引車の前記左従動輪と前記右従動輪との左右の間隔は、前記牽引車の前記左駆動輪と前記右駆動輪との左右の間隔よりも小さい。前記牽引車の後部には連結金具が固定されている。前記連結装置は、本体と、鉛直方向に延び、前記連結金具と前記本体とを互いに左右に回転可能に連結する連結バーと、を有している。前記牽引車および前記被牽引車が同一水平面上にあるときに、前記牽引車の重心は、前記連結金具の上端よりも下方かつ前記連結金具の下端よりも上方に位置し、前記左駆動輪および前記右駆動輪の上端よりも下方に位置し、前記左駆動輪および前記右駆動輪の下端よりも上方に位置し、前記被牽引車の前記左従動輪および前記右従動輪の上端よりも上方に位置している。
上記自動搬送車によれば、牽引車の駆動輪と被牽引車の従動輪との内輪差(すなわち、牽引車の駆動輪が描く円弧の半径と被牽引車の従動輪が描く円弧の半径との差)が小さい。そのため、自動搬送車の右折時および左折時に、自律走行する牽引車と同様、被牽引車は障害物に当たりにくい。また、牽引車の重心と連結装置とが同等の高さにあるので、牽引車が段差を乗り越える際に、牽引車および被牽引車の全体の安定性は低下しにくい。したがって、自律走行する牽引車と同様に被牽引車が障害物に当たりにくく、かつ、段差を乗り越える際に安定性が低下しにくい自動搬送車を得ることができる。
前記牽引車および前記被牽引車が同一水平面上にあるときに、前記連結装置の上端は、前記左駆動輪および前記右駆動輪の上端よりも下方に位置し、前記連結装置の下端は、前記左駆動輪および前記右駆動輪の下端よりも上方に位置してもよい。
前記左駆動輪の外径および前記右駆動輪の外径のそれぞれは、前記左従動輪の外径および前記右従動輪の外径のいずれよりも大きくてもよい。
前記牽引車は、第1左前輪、第1右前輪、第1左後輪、および第1右後輪を有し、前記左駆動輪および前記右駆動輪は、前記第1左前輪および前記第1右前輪からなり、または、前記第1左後輪および前記第1右後輪からなっていてもよい。
前記第1左前輪の外径と、前記第1右前輪の外径と、前記第1左後輪の外径と、前記第1右後輪の外径とは、互いに等しくてもよい。
前記被牽引車は、第2左前輪、第2右前輪、第2左後輪、および第2右後輪を有していてもよい。前記左従動輪および前記右従動輪は、前記第2左前輪および前記第2右前輪からなり、または、前記第2左後輪および前記第2右後輪からなっていてもよい。前記第1左前輪と前記第1左後輪との前後の間隔および前記第1右前輪と前記第1右後輪との前後の間隔のそれぞれは、前記第2左前輪と前記第2左後輪との前後の間隔および前記第2右前輪と前記第2右後輪との前後の間隔のいずれよりも大きくてもよい。
前記自動搬送車は、屋内および屋外の両方を走行するように構成されていてもよい。
本発明によれば、自律走行する牽引車と同様に被牽引車が障害物に当たりにくく、かつ、段差を乗り越える際に安定性が低下しにくい自動搬送車を提供することができる。
実施形態に係る自動搬送車の利用方法の一例を説明する図である。 物品を積載した自動搬送車の側面図である。 牽引車と被牽引車とを連結する連結装置の側面図である。 被牽引車同士を連結する連結装置の側面図である。 物品を積載していない自動搬送車の側面図である。 自動搬送車を模式的に表す平面図である。 倉庫の入口に向かって走行する自動搬送車の側面図である。 倉庫の入口に向かって走行する自動搬送車を模式的に表す平面図である。 倉庫の入口を通過する直前の自動搬送車を模式的に表す平面図である。 倉庫の入口を通過する途中の自動搬送車を模式的に表す平面図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る自動搬送車10は、例えば工場の敷地1にて利用され、様々な物品を搬送する。工場の敷地1には、例えば、倉庫等の建物2~5が建てられている。自動搬送車10は、指令コンピュータ7等から指令を受け、所定の目的地まで走行する。自動搬送車10は、屋内および屋外の両方を走行するように構成されている。
図2に示すように、自動搬送車10は、牽引車11と、牽引車11の後方に配置された被牽引車21とを備えている。被牽引車21の台数は特に限られないが、本実施形態では2台である。牽引車11と被牽引車21とは、連結装置30により連結されている。被牽引車21同士は、連結装置40により連結されている。
牽引車11は、車体13と、電動モータ14と、電動モータ14に連結された左前輪15L、右前輪15R(図6参照)、左後輪16L、および右後輪16Rと、を備えている。
本実施形態では、左前輪15L、右前輪15R、左後輪16L、および右後輪16Rは、電動モータ14によって駆動される駆動輪である。ただし、限定されない。左前輪15Lおよび右前輪15Rは電動モータ14に連結され、左後輪16Lおよび右後輪16Rは電動モータ14に連結されていなくてもよい。すなわち、左前輪15Lおよび右前輪15Rは駆動輪であり、左後輪16Lおよび右後輪16Rは従動輪であってもよい。また、左後輪16Lおよび右後輪16Rは電動モータ14に連結され、左前輪15Lおよび右前輪15Rは電動モータ14に連結されていなくてもよい。すなわち、左後輪16Lおよび右後輪16Rは駆動輪であり、左前輪15Lおよび右前輪15Rは従動輪であってもよい。
左前輪15Lおよび右前輪15Rは操舵輪であり、進行方向を左右に変更可能に構成されている。左後輪16Lおよび右後輪16Rは非操舵輪であり、進行方向が変更不能に構成されている。すなわち、左前輪15Lおよび右前輪15Rは、車体13に対して鉛直線回りに回転可能に構成され、左後輪16Lおよび右後輪16Rは、車体13に対して鉛直線回りに回転不能に構成されている。ただし、特に限定される訳ではない。
図示は省略するが、左前輪15L、右前輪15R、左後輪16L、および右後輪16Rは、ゴム製のタイヤを有している。
牽引車11は自律走行する車両である。自律走行とは、地中に埋められた誘導線を用いずに、車両に備えられた検出機器(GPSセンサ、カメラ等)から得られる情報に基づいて外部環境を把握し、障害物を避けながら目的地に向かって走行することを言う。牽引車11は、検出機器17とコントローラ18とを備えている。コントローラ18は、検出機器17からの信号を受け、電動モータ14の制御と、左前輪15Lおよび右前輪15Rの操舵の制御とを行う。
被牽引車21は、牽引されることによって走行する車両であり、走行のための駆動源を備えていない車両である。本実施形態では、被牽引車21は、いわゆる台車である。被牽引車21は、荷台23Aを有する車体23と、牽引バー24と、左前輪25L、右前輪25R(図6参照)、左後輪26L、および右後輪26Rとを備えている。荷台23Aには物品9が積載される。
本実施形態では、左前輪25L、右前輪25R、左後輪26L、および右後輪26Rは、進行方向を左右に変更可能に構成されている。左前輪25L、右前輪25R、左後輪26L、および右後輪26Rは、車体23に対して鉛直線回りに回転可能に構成されている。ただし、限定されない。左前輪25L、右前輪25R、左後輪26L、および右後輪26Rの一部または全部は、進行方向が変更不能に構成されていてもよい。すなわち、左前輪25L、右前輪25R、左後輪26L、および右後輪26Rの一部または全部は、車体23に対して鉛直線回りに回転不能に構成されていてもよい。
図示は省略するが、左前輪25L、右前輪25R、左後輪26L、および右後輪26Rは、ゴム製のタイヤを有している。
図3に示すように、牽引車11の車体13の後部には、連結金具19が固定されている。連結金具19には、鉛直方向に延びる孔19aが形成されている。被牽引車21の車体23の前部には、牽引バー24が固定されている。牽引バー24の前部には、鉛直方向に延びる孔24aが形成されている。
連結装置30は、鉛直方向に延びる孔31aおよび孔31bが形成された本体31と、牽引車11の連結金具19の孔19aおよび本体31の孔31aに挿入された連結バー32と、本体31の孔31bおよび牽引バー24の孔24aに挿入された連結バー33と、を有している。連結バー32は鉛直方向に延びており、連結金具19と本体31とを互いに左右に回転可能に連結している。連結バー33は鉛直方向に延びており、本体31と牽引バー24とを互いに左右に回転可能に連結している。本実施形態では、連結装置30は、牽引車11に対して左右に回転可能であり、被牽引車21に対して左右に回転可能である。ただし、特に限定されない。連結装置30は、牽引車11に対して左右に回転可能、かつ、被牽引車21に対して左右に回転不能であってもよい。連結装置30は、牽引車11に対して左右に回転不能、かつ、被牽引車21に対して左右に回転可能であってもよい。連結装置30は、牽引車11が被牽引車21に対して左右に回転可能なように牽引車11と被牽引車21とを連結する装置であれば足り、その具体的構成は何ら限定されない。
図4に示すように、連結装置40は、被牽引車21の車体23の後部に固定された連結金具41と、鉛直方向に延びる連結バー42とを有している。連結金具41には、鉛直方向に延びる孔41aが形成されている。連結バー42は、連結金具41の孔41aと牽引バー24の孔24aとに挿入されている。連結バー42は、連結金具41と牽引バー24とを互いに左右に回転可能に連結している。連結装置40により、前後に隣り合う2台の被牽引車21は、互いに左右に回転可能に連結されている。
図5は、物品9を積載していないときの自動搬送車10を表す側面図である。なお、牽引車11は自律走行する車両であるが、人が搭乗可能であってもよく、人が搭乗不能であってもよい。図5は、牽引車11に人が搭乗していない状態を表している。すなわち、図5は、牽引車11および被牽引車21に、外部からの荷重が加わっていない状態を表している。本明細書において「牽引車11および被牽引車21が同一水平面上にあるときに」とは、外部からの荷重が加わっていない状態の牽引車11および被牽引車21が同一水平面上にあるときのことを意味するものとする。
図中の点11Gは牽引車11の重心を表す。直線30Uは、連結装置30の上端30uを通る水平線を表す。直線30Dは、連結装置30の下端30dを通る水平線を表す。図5に示すように、牽引車11および被牽引車21が同一水平面上にあるときに、牽引車11の重心11Gは、連結装置30の上端30uよりも下方、かつ、連結装置30の下端30dよりも上方に位置する。牽引車11および被牽引車21が同一水平面上にあるときに、牽引車11の重心11Gの地面からの高さは、連結装置30の上端30uの地面からの高さよりも低く、連結装置30の下端30dの地面からの高さよりも高い。
また、牽引車11および被牽引車21が同一水平面上にあるときに、牽引車11の重心11Gは、左前輪15Lの上端15uおよび左後輪16Lの上端16uよりも下方に位置し、かつ、左前輪15Lの下端15dおよび左後輪16Lの下端16dよりも上方に位置している。図示は省略するが、同様に、牽引車11の重心11Gは、右前輪15Rの上端15uおよび右後輪16Rの上端16uよりも下方に位置し、かつ、右前輪15Rの下端15dおよび右後輪16Rの下端16dよりも上方に位置している。
図5において、破線の直線25Uは、被牽引車21の左前輪25Lの上端25uおよび左後輪26Lの上端26uを通る水平線を表す。図5に示すように、牽引車11および被牽引車21が同一水平面上にあるときに、牽引車11の重心11Gは、被牽引車21の左前輪25Lの上端25uおよび左後輪26Lの上端26uよりも上方に位置している。
また、図5に示すように、牽引車11および被牽引車21が同一水平面上にあるときに、連結装置30の上端30uは、左前輪15Lの上端15uおよび左後輪16Lの上端16uよりも下方に位置する。図示は省略するが、同様に、連結装置30の上端30uは、右前輪15Rの上端15uおよび右後輪16Rの上端16uよりも下方に位置する。牽引車11および被牽引車21が同一水平面上にあるときに、連結装置30の下端30dは、左前輪15Lの下端15dおよび左後輪16Lの下端16dよりも上方に位置する。図示は省略するが、同様に、連結装置30の下端30dは、右前輪15Rの下端15dおよび右後輪16Rの下端16dよりも上方に位置する。
本実施形態では、牽引車11の車輪は被牽引車21の車輪よりも大きい。詳しくは、牽引車11の左前輪15Lおよび右前輪15Rの外径D15、並びに、左後輪16Lおよび右後輪16Rの外径D16のそれぞれは、被牽引車21の左前輪25Lおよび右前輪25Rの外径D25よりも大きく、左後輪26Lおよび右後輪26Rの外径D26よりも大きい。
なお、本実施形態では、牽引車11の左前輪15Lおよび右前輪15Rの外径D15と、左後輪16Lおよび右後輪16Rの外径D16とは、互いに等しい。ただし、特に限定されない。左前輪15Lおよび右前輪15Rの外径D15は、左後輪16Lおよび右後輪16Rの外径D16よりも大きくてもよく、小さくてもよい。
図6は自動搬送車10を模式的に表す平面図である。図6では、自動搬送車10の各車輪を実線で表すこととする。また、連結装置30および連結装置40は簡略化して表している。図6に示すように、牽引車11の車体13の前後方向の寸法L13は、被牽引車21の車体23の前後方向の寸法L23よりも大きい。L13>L23である。牽引車11の車体13の左右方向の寸法W13は、被牽引車21の車体23の左右方向の寸法W23よりも大きい。W13>W23である。
牽引車11の左前輪15Lと左後輪16Lとの前後の間隔L1は、被牽引車21の左前輪25Lと左後輪26Lとの前後の間隔L2よりも大きい。L1>L2である。なお、牽引車11の右前輪15Rと右後輪16Rとの前後の間隔は、左前輪15Lと左後輪16Lとの前後の間隔L1と同一である。被牽引車21の右前輪25Rと右後輪26Rとの前後の間隔は、左前輪25Lと左後輪26Lとの前後の間隔L2と同一である。
被牽引車21の左前輪25Lと右前輪25Rとの左右の間隔W2は、牽引車11の左後輪16Lと右後輪16Rとの左右の間隔W1よりも小さい。W2<W1である。なお、本実施形態では、牽引車11の左前輪15Lと右前輪15Rとの左右の間隔は、左後輪16Lと右後輪16Rとの左右の間隔W1と同一である。被牽引車21の左後輪26Lと右後輪26Rとの左右の間隔は、左前輪25Lと右前輪25Rの左右の間隔W2と同一である。
本実施形態では、牽引車11は自律走行するように構成されている。牽引車11は、検出機器17(図2参照)から得られる情報に基づいて外部の障害物を検知し、障害物を避けながら走行する。被牽引車21は、牽引車11に左右に回転可能に連結されており、牽引車11に牽引されて走行する。自動搬送車10が左折または右折するときに、牽引車11と被牽引車21との間には内輪差が発生する。そのため、牽引車11が左折または右折するときに、牽引車11は前方の障害物を回避できるが、被牽引車21が障害物に当たってしまうことが懸念される。
例えば、図7および図8に示すように、自動搬送車10が倉庫の入口50を通って屋外から屋内に走行する場合について説明する。ここでは、入口50の左方および右方は、壁52によって仕切られているものとする。また、図7に示すように、入口50の底部には突起51が設けられているものとする。すなわち、入口50には段差が形成されているものとする。図8に示すように、ここでは入口50の左側の近傍に、誤って物品55が置かれているものとする。物品55および壁52は、自動搬送車10の前方の障害物となる。
自動搬送車10が真っ直ぐに走行した場合、そのままでは自動搬送車10は物品55と接触してしまう。しかし、牽引車11は自律走行するので、図9に示すように、物品55を避けるように右折する。牽引車11が右折すると、牽引車11に牽引される被牽引車21も右折することになるが、この際に牽引車11と被牽引車21との間で内輪差が発生する。ところが、自動搬送車10では、被牽引車21の左前輪25Lと右前輪25Rとの左右の間隔W2は、牽引車11の左後輪16Lと右後輪16Rとの左右の間隔W1よりも小さい。そのため、W2=W1の場合に比べて、牽引車11と被牽引車21との内輪差は小さい。図10に示すように、牽引車11の右後輪16Rが描く円弧16Kの半径と、被牽引車21の右前輪25Rが描く円弧25Kの半径との差は、比較的小さい。したがって、牽引車11が物品55および壁52を避けながら右折したときに、被牽引車21が物品55または壁52に接触してしまうことは回避される。
ここでは、入口50の底部に突起51が設けられているので、自動搬送車10は入口50を通過するときに、突起51を乗り越える必要がある。自動搬送車10が突起51を乗り越えるときに、牽引車11および被牽引車21は上下に揺れることになる。その際、荷台23Aに積載した物品9が落下することが懸念される。しかし、自動搬送車10では、牽引車11の重心11Gと牽引位置とは略同じ高さにある。すなわち、牽引車11の重心11Gは、連結装置30の上端30uよりも下方かつ下端30dよりも上方に位置している(図5参照)。そのため、突起51を乗り越える際に、牽引車11および被牽引車21の全体の安定性は低下しにくい。牽引車11および被牽引車21は突起51を乗り越えながら右折するにも拘わらず、被牽引車21は転倒しにくい。また、物品9は荷台23Aから落下しにくい。
以上のように、本実施形態に係る自動搬送車10によれば、牽引車11と被牽引車21との内輪差が小さい。そのため、自動搬送車10の右折時および左折時に、自律走行する牽引車11と同様、被牽引車21は障害物に当たりにくい。また、牽引車11の重心11Gと連結装置30とが同等の高さにあるので、牽引車11が段差を乗り越える際に、牽引車11および被牽引車21の全体の安定性は低下しにくい。したがって、自律走行する牽引車11と同様に被牽引車21が障害物に当たりにくく、かつ、段差を乗り越える際に安定性が低下しにくい自動搬送車10を得ることができる。
以上、一実施形態について説明したが、前記実施形態は例示に過ぎない。他にも様々な実施形態が可能である。
前述の通り、牽引車11の左前輪15Lおよび右前輪15Rの外径D15と、左後輪16Lおよび右後輪16Rの外径D16とは、互いに等しくなくてもよい。左前輪15Lおよび右前輪15Rの外径D15は、左後輪16Lおよび右後輪16Rの外径D16よりも大きくてもよく、小さくてもよい。
牽引車11の左前輪15Lと右前輪15Rとの左右の間隔は、左後輪16Lと右後輪16Rとの左右の間隔と等しくなくてもよい。左前輪15Lと右前輪15Rとの左右の間隔は、左後輪16Lと右後輪16Rとの左右の間隔よりも大きくてもよく、小さくてもよい。
被牽引車21の左前輪25Lと右前輪25Rとの左右の間隔は、左後輪26Lと右後輪26Rとの左右の間隔と等しくなくてもよい。左前輪25Lと右前輪25Rとの左右の間隔は、左後輪26Lと右後輪26Rとの左右の間隔よりも大きくてもよく、小さくてもよい。
牽引車11の左前輪15Lと左後輪16Lとの前後の間隔L1は、被牽引車21の左前輪25Lと左後輪26Lとの前後の間隔L2以下であってもよい。
牽引車および被牽引車の車輪の数は4つに限られない。例えば、牽引車は、3つの車輪を有する三輪車であってもよい。例えば、牽引車は、従動輪としての前輪と、駆動輪としての左後輪および右後輪とを有していてもよい。
牽引車および被牽引車が同一水平面上にあるときに、牽引車と被牽引車とを連結する連結装置の上端は、牽引車の左駆動輪および右駆動輪の上端と同じ高さか、あるいは、当該上端よりも上方に位置していてもよい。
牽引車および被牽引車が同一水平面上にあるときに、牽引車の重心は、牽引車の左駆動輪および右駆動輪の上端と同じ高さか、あるいは、当該上端よりも上方に位置していてもよい。
牽引車および被牽引車が同一水平面上にあるときに、牽引車の重心は、被牽引車の左従動輪および右従動輪の上端と同じ高さか、あるいは、当該上端よりも下方に位置していてもよい。
牽引車の左駆動輪および右駆動輪の外径は、被牽引車の左従動輪および右従動輪の外径以下であってもよい。
自動搬送車は、屋内のみを走行するように構成されていてもよく、屋外のみを走行するように構成されていてもよい。
ここに用いられた用語及び表現は、説明のために用いられたものであって限定的に解釈するために用いられたものではない。ここに示されかつ述べられた特徴事項の如何なる均等物をも排除するものではなく、本発明のクレームされた範囲内における各種変形をも許容するものであると認識されなければならない。本発明は、多くの異なった形態で具現化され得るものである。この開示は本発明の原理の実施形態を提供するものと見なされるべきである。それらの実施形態は、本発明をここに記載しかつ/又は図示した好ましい実施形態に限定することを意図するものではないという了解のもとで、実施形態がここに記載されている。ここに記載した実施形態に限定されるものではない。本発明は、この開示に基づいて当業者によって認識され得る、均等な要素、修正、削除、組み合わせ、改良及び/又は変更を含むあらゆる実施形態をも包含する。クレームの限定事項はそのクレームで用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書あるいは本願のプロセキューション中に記載された実施形態に限定されるべきではない。
10…自動搬送車、11…牽引車、11G…重心、14…電動モータ、15L…左前輪(左駆動輪、第1左前輪)、15R…右前輪(右駆動輪、第1右前輪)、16L…左後輪(左駆動輪、第1左後輪)、16R…右後輪(右駆動輪、第1右後輪)、21…被牽引車、25L…左前輪(左従動輪、第2左前輪)、25R…右前輪(右従動輪、第2右前輪)、26L…左後輪(左従動輪、第2左後輪)、26R…右後輪(右従動輪、第2右後輪)、30…連結装置、30u…連結装置の上端、30d…連結装置の下端

Claims (7)

  1. 電動モータと前記電動モータに連結された左駆動輪および右駆動輪とを有し、自律走行する牽引車と、
    左従動輪および右従動輪を有し、前記牽引車の後方に配置された被牽引車と、
    前記牽引車が前記被牽引車に対して左右に回転可能なように前記牽引車と前記被牽引車とを連結する連結装置と、を備え、
    前記牽引車および前記被牽引車が同一水平面上にあるときに、前記牽引車の重心は、前記連結装置の上端よりも下方かつ前記連結装置の下端よりも上方に位置し、
    前記被牽引車の前記左従動輪と前記右従動輪との左右の間隔は、前記牽引車の前記左駆動輪と前記右駆動輪との左右の間隔よりも小さく、
    前記牽引車の後部には連結金具が固定され、
    前記連結装置は、本体と、鉛直方向に延び、前記連結金具と前記本体とを互いに左右に回転可能に連結する連結バーと、を有し、
    前記牽引車および前記被牽引車が同一水平面上にあるときに、前記牽引車の重心は、前記連結金具の上端よりも下方かつ前記連結金具の下端よりも上方に位置し、前記左駆動輪および前記右駆動輪の上端よりも下方に位置し、前記左駆動輪および前記右駆動輪の下端よりも上方に位置し、前記被牽引車の前記左従動輪および前記右従動輪の上端よりも上方に位置している、自動搬送車。
  2. 前記牽引車および前記被牽引車が同一水平面上にあるときに、前記連結装置の上端は、前記左駆動輪および前記右駆動輪の上端よりも下方に位置し、前記連結装置の下端は、前記左駆動輪および前記右駆動輪の下端よりも上方に位置している、請求項1に記載の自動搬送車。
  3. 前記左駆動輪および前記右駆動輪の外径は、前記左従動輪および前記右従動輪の外径よりも大きい、請求項1または2に記載の自動搬送車。
  4. 前記牽引車は、第1左前輪、第1右前輪、第1左後輪、および第1右後輪を有し、
    前記左駆動輪および前記右駆動輪は、前記第1左前輪および前記第1右前輪からなり、または、前記第1左後輪および前記第1右後輪からなっている、請求項1~のいずれか一つに記載の自動搬送車。
  5. 前記第1左前輪の外径と、前記第1右前輪の外径と、前記第1左後輪の外径と、前記第1右後輪の外径とは、互いに等しい、請求項に記載の自動搬送車。
  6. 前記被牽引車は、第2左前輪、第2右前輪、第2左後輪、および第2右後輪を有し、
    前記左従動輪および前記右従動輪は、前記第2左前輪および前記第2右前輪からなり、または、前記第2左後輪および前記第2右後輪からなり、
    前記第1左前輪と前記第1左後輪との前後の間隔および前記第1右前輪と前記第1右後輪との前後の間隔のそれぞれは、前記第2左前輪と前記第2左後輪との前後の間隔および前記第2右前輪と前記第2右後輪との前後の間隔のいずれよりも大きい、請求項4または5に記載の自動搬送車。
  7. 屋内および屋外の両方を走行するように構成されている、請求項1~のいずれか一つに記載の自動搬送車。
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