JP7260370B2 - 冷凍麺類の製造方法 - Google Patents
冷凍麺類の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7260370B2 JP7260370B2 JP2019067987A JP2019067987A JP7260370B2 JP 7260370 B2 JP7260370 B2 JP 7260370B2 JP 2019067987 A JP2019067987 A JP 2019067987A JP 2019067987 A JP2019067987 A JP 2019067987A JP 7260370 B2 JP7260370 B2 JP 7260370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noodles
- mass
- frozen
- dried
- spaghetti
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Noodles (AREA)
Description
前記熟成麺類を、歩留まりが210質量%~230質量%となるように茹で調理して、調理済み麺類を得る工程と、
前記調理済み麺類を凍結して、冷凍麺類を得る工程とを備え、
前記乾燥麺類として、デュラム粉を主原料として含み、水分含量が13質量%以下であり、且つ太さが1.5mm~2.4mmであるものを用いる、冷凍麺類の製造方法を提供するものである。
前記熟成麺類を、歩留まりが210質量%~230質量%となるように茹で調理して、調理済み麺類を得る工程と、
前記調理済み麺類を凍結して、冷凍麺類を得る工程とを備え、
前記乾燥麺類として、デュラム粉を主原料として含み、水分含量が13質量%以下であり、且つ太さが1.5mm~2.4mmであるものを用いる、冷凍麺類の製造方法を提供するものである。
55≦T≦73 ・・・(1)
4500≦(T-52)2×t≦18000 ・・・(2)
4500≦(T-52)2×t≦18000 ・・・(2)
(1.成形工程)
粉原料としてデュラム小麦粉(日清製粉株式会社製、レオーネG)100質量部に対して、28質量部の練り水(25℃)を加えて、混捏、脱気及び再度混捏して、麺生地を得た。この麺生地を押出成形機に投入して、ストランド状に押出成形して、複数の生麺線を得た。次いで、この生麺線を、温度範囲50℃~85℃、最高温度85℃、湿度70%RH、乾燥時間400分の条件で乾燥して、水分含量13質量%、麺線の太さ1.7mmの乾燥麺類(乾燥スパゲティ)を調製した。この乾燥スパゲティをポリプロピレンフィルムで包装した。
ポリプロピレンフィルムで包装された乾燥スパゲティを、以下の表1ないし3に示す温度及び時間で熟成して、水分含量が13質量の熟成麺類(熟成スパゲティ)を得た。本工程における雰囲気の湿度は、70%RHとした。
100gの熟成スパゲティを、歩留まりが215%~225%となるように50Lの沸騰水で茹で調理(茹で調理時間として6分30秒~7分30秒)し、その後水冷して、茹で調理済み麺類(茹でスパゲティ)を得た。
180gの茹でスパゲティに、9gの乳化液を絡めたあと、その茹でスパゲティを容器(縦175mm×横135mm×高さ40mm;ポリプロピレン製)に収容し、茹でスパゲティを容器ごと-35℃で急速凍結し、冷凍麺類(冷凍スパゲティ)を得た。乳化液100質量%中の原料の配合は、以下のとおりとした。
・固体植物油脂(パーム油、月島食品工業株式会社製):24.95質量%
・液体植物油脂(大豆油、日清オイリオグループ株式会社製):24.95質量%
・乳化剤(ポリグリセリン脂肪酸エステル、三菱ケミカル株式会社製):0.1質量%
・水:50質量%
-20℃で1か月間冷凍保管した冷凍スパゲティを、10℃の環境下で12時間以上静置して自然解凍し、解凍済み麺類(解凍スパゲティ)を得た。
成形工程において、水分含量13質量%、麺線の太さ1.5mm又は2.0mmの乾燥スパゲティを調製し、調理工程において、乾燥スパゲティを以下の表2に示す歩留まりとなるように沸騰水で茹で調理した他は、実施例5と同様に冷凍スパゲティを製造し、解凍スパゲティを得た。
調理工程において、乾燥スパゲティを以下の表3に示す歩留まりとなるように沸騰水で茹で調理した他は、実施例5と同様に冷凍スパゲティを製造し、解凍スパゲティを得た。
乾燥スパゲティを熟成工程を行わずに調理工程に供し、また、調理工程において、乾燥スパゲティを歩留まり240%となるように沸騰水で茹で調理し、且つ解凍工程(自然解凍)を行わなかった他は、実施例1と同様の方法で冷凍スパゲティを製造した。
比較例Aと同様の方法で製造した冷凍スパゲティを解凍工程(自然解凍)に供し、解凍スパゲティを得た。
熟成工程における熟成温度及び熟成時間を以下の表1に示すように変更したほかは、実施例1と同様の方法で冷凍スパゲティを製造し、解凍スパゲティを得た。
成形工程において、水分含量13質量%、麺線の太さ1.2mmの乾燥麺類(乾燥スパゲティ)を調製した他は、実施例7と同様に冷凍スパゲティを製造し、解凍スパゲティを得た。
調理工程において、乾燥スパゲティを以下の表3に示す歩留まりとなるように沸騰水で茹で調理した他は、実施例5と同様に冷凍スパゲティを製造し、解凍スパゲティを得た。
実施例、比較例及び参考例の冷凍麺類及び解凍スパゲティを、品温が60℃となるまで電子レンジで加熱して加熱スパゲティを得て、該加熱スパゲティを10名の専門パネラーに喫食させて、以下に示す評価基準で食感の評価をさせた。なお、比較例Aについては、得られた冷凍麺類の自然解凍を行わずに、凍結状態のまま電子レンジによる加熱解凍に供して加熱スパゲティとした。評価点の算術平均値について、結果を以下の表1~表3に示す。
(硬さ)
5点:十分且つ適度な硬さを有し、非常に良好な食感である。
4点:適度な硬さを有し、良好な食感である。
3点:過度な硬さ又は柔らかさを知覚することがあるが、悪くない食感である。
2点:硬すぎるか、又は柔らかすぎて、不良な食感である。
1点:非常に硬すぎるか、又は非常に柔らかすぎて、非常に不良な食感である。
(弾力)
5点:十分且つ適度な弾力を有し、非常に良好な食感である。
4点:適度な弾力を有し、良好な食感である。
3点:弾力があり、悪くない食感である。
2点:弾力が少なく、不良な食感である。
1点:弾力がなく、非常に不良な食感である。
Claims (3)
- 乾燥麺類を雰囲気温度T55℃~73℃の環境に時間t15時間~168時間置いて熟成して、熟成麺類を得る工程と、
前記熟成麺類を、歩留まりが210質量%~230質量%となるように茹で調理して、調理済み麺類を得る工程と、
前記調理済み麺類を凍結して、冷凍麺類を得る工程とを備え、
前記乾燥麺類として、デュラム粉を主原料として含み、水分含量が13質量%以下であり、且つ太さが1.5mm~2.4mmであるものを用い、
以下の式(2)を満たす、冷凍麺類の製造方法。
4500≦(T-52) 2 ×t≦18000 ・・・(2) - 乾燥麺類を、雰囲気温度T(℃)及び時間t(時間)が以下の式(1)及び(2)を満たす条件の環境に置いて熟成して、熟成麺類を得る工程と、
前記熟成麺類を、歩留まりが210質量%~230質量%となるように茹で調理して、調理済み麺類を得る工程と、
前記調理済み麺類を凍結して、冷凍麺類を得る工程とを備え、
前記乾燥麺類として、デュラム粉を主原料として含み、水分含量が13質量%以下であり、且つ太さが1.5mm~2.4mmであるものを用いる、冷凍麺類の製造方法。
55≦T≦73 ・・・(1)
4500≦(T-52)2×t≦18000 ・・・(2) - 前記冷凍麺類は常温温度帯又は低温温度帯で流通される、請求項1又は2に記載の冷凍麺類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019067987A JP7260370B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 冷凍麺類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019067987A JP7260370B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 冷凍麺類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020162527A JP2020162527A (ja) | 2020-10-08 |
JP7260370B2 true JP7260370B2 (ja) | 2023-04-18 |
Family
ID=72716556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019067987A Active JP7260370B2 (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 冷凍麺類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7260370B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11094658B2 (en) | 2019-05-22 | 2021-08-17 | Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. | Substrate, electronic substrate, and method for producing electronic substrate |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000333630A (ja) | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | パスタ類の製造方法 |
-
2019
- 2019-03-29 JP JP2019067987A patent/JP7260370B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000333630A (ja) | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | パスタ類の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020162527A (ja) | 2020-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2531753C2 (ru) | Получение экструдированных сырных крекеров и закусок | |
JP5596843B2 (ja) | 冷凍調理済みパスタ類の製造方法 | |
Hou et al. | Noodle processing technology | |
AU2014324207B2 (en) | Method for manufacturing cooked fresh pasta with sauce | |
JP7293300B2 (ja) | 冷凍焼け防止剤及び冷凍食品の製造方法 | |
JP4070148B1 (ja) | 調理加工パスタの製造方法 | |
JP7260370B2 (ja) | 冷凍麺類の製造方法 | |
JP7282479B2 (ja) | 焼き餃子羽用組成物 | |
AU2013250594B2 (en) | Method for manufacturing fresh pasta | |
JP2019017351A (ja) | 管状生マカロニの製造方法及びグラタン類の製造方法 | |
JP2009060860A (ja) | 冷凍調味ソース及び調味ソース掛け食品の製造方法 | |
JP6506135B2 (ja) | 冷蔵調理済み生パスタ類の製造方法 | |
JP7114894B2 (ja) | 卵白組成物、卵白凝固物、保形剤及び組み合わせ | |
WO2016153033A1 (ja) | 調理済み米粉麺類 | |
JP7262681B2 (ja) | 冷凍パスタの製造方法 | |
JP6426362B2 (ja) | チルド麺及びその製造方法 | |
EP2984937A1 (en) | Process for producing frozen gratin | |
JP6420689B2 (ja) | 調理済み麺類の製造方法 | |
JP2002058437A (ja) | フライ食品用具材及びそれを用いたフライ食品 | |
JP5794857B2 (ja) | 冷凍麺の冷凍焼け防止剤 | |
JP4378748B2 (ja) | 冷蔵グラタンの製造方法及び冷蔵グラタン | |
WO2022102662A1 (ja) | デリバリー用電子レンジ調理麺類 | |
JPWO2017099132A1 (ja) | 熱処理米粉の製造方法及び食品の製造方法 | |
JP2009165441A (ja) | 加熱調理済み中華麺、及び該加熱調理済み中華麺の製造方法 | |
JP2015208279A (ja) | 冷凍茹でパスタの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7260370 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |