JP7257878B2 - 積層体及び容器 - Google Patents
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Description
また、本発明は、前記積層体の酸素ガス透過度が0.5cm3/(m2・24h・atm)以下であることを特徴とする前記積層体を提供する。
また、本発明は、前記内層がポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂からなることを特徴とする前記積層体を提供する。
また、本発明は、前記内層が内容物に接する層であることを特徴とする前記容器を提供する。
また、本発明は、前記内層が他の積層体にヒートシールされる層であることを特徴とする前記容器を提供する。
JISK7126-1、JISK7129に準拠し、作製した積層体のバリア性(酸素ガス透過度、水蒸気透過度)を測定した。その結果を表2に示す。実施例1~3の積層体は、水蒸気透過度が0.30g/(m2・24h)以下で、水蒸気バリア性能が高かった。比較例1~4の積層体は、水蒸気透過度が1.00g/(m2・24h)程度で、水蒸気バリア性能が低かった。
JISK7361、JISK7136に準拠し、作製した積層体の光学特性(全光線透過率、総ヘーズ)を測定した。その結果を表2に示す。実施例1~3の積層体は、全光線透過率が80%以上、総ヘーズが15%以下で、内容物の視認性が極めて優れている。
成分(酢酸トコフェロール又はメントール)の初期濃度を50ppmになるように調整した2種類のエタノール溶液を用意し、それぞれ40mlを別々のカップ容器に充填し、蓋材をヒートシールして密封した。カップ容器は、上記の積層体の内層が内容物及び蓋材に接する面となるように成形した容器である。蓋材は、厚み12μmのPETフィルムと、厚み9μmのアルミ箔と、厚み30μmのポリエチレン(PE)フィルムとを、この順でドライラミネート法により積層したシートである。密封した容器を温度40℃、相対湿度90%の条件下に1か月保管した後、内容物の成分(酢酸トコフェロールとメントール)の濃度を液体高速クロマトグラフィーにて測定した。その結果を表3に示す。試験後の成分濃度は、実施例1~3では初期濃度とほぼ同程度(47~49ppm)で、非吸着性に優れている。比較例1~4では吸着や蒸散により成分濃度が低下した。その中でも、比較例3では成分濃度が特に低下した。
作製した積層体のヤング率を測定した結果を表3に示す。実施例1~3の積層体は、ヤング率が1000MPa以下となった。
真空成型機(成光産業株式会社製の商品名フォーミング480)を用いて、積層体の成形性を検証した。加熱温度は200℃(一定)、加熱時間は20秒とした。その結果を表3に示す。実施例1~3の積層体は、上記温度条件においても成形性に問題はなく、良好であった。比較例1、2、4の積層体は成形型への追従が不足し、比較例3の積層体は全く成形できなかった。つまり、比較例1~4の積層体は、上記温度条件では成形できず、加熱温度を高くするか加熱時間を延長する必要がある。しかし、加熱温度を高くするか加熱時間を延長すると、生産性、視認性等が低下するおそれがある。
Claims (7)
- ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)樹脂からなる外層と、エチレン―ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂からなる中間層と、ポリエステル樹脂からなる内層とを有し、前記外層と前記中間層との間、及び前記中間層と前記内層との間がそれぞれ接着樹脂層を介して積層された積層体であって、
前記積層体の総厚みが300μm以下であり、
前記外層の厚みが15μm~50μmであり、
前記中間層の厚みが15μm~50μmであり、
前記内層の厚みが100μm~150μmであり、
前記積層体の全光線透過率が80%以上であり、
前記積層体の総ヘーズが15%以下であり、
前記積層体のヤング率が1000MPa以下であることを特徴とする積層体。 - 前記積層体の水蒸気透過度が0.50g/(m2・24h)以下であることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
- 前記積層体の酸素ガス透過度が0.5cm3/(m2・24h・atm)以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の積層体。
- 前記内層がポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂からなることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の積層体。
- 請求項1~4のいずれか1項に記載の積層体を成形してなることを特徴とする容器。
- 前記内層が内容物に接する層であることを特徴とする請求項5に記載の容器。
- 前記内層が他の積層体にヒートシールされる層であることを特徴とする請求項5又は6に記載の容器。
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WO2008156039A1 (ja) | 2007-06-20 | 2008-12-24 | Shionogi & Co., Ltd. | ブリスターパック形成用樹脂積層フィルムおよびブリスターパック |
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