JP7257190B2 - 点火器組立体、保持部の成形方法、及びガス発生器 - Google Patents
点火器組立体、保持部の成形方法、及びガス発生器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7257190B2 JP7257190B2 JP2019040862A JP2019040862A JP7257190B2 JP 7257190 B2 JP7257190 B2 JP 7257190B2 JP 2019040862 A JP2019040862 A JP 2019040862A JP 2019040862 A JP2019040862 A JP 2019040862A JP 7257190 B2 JP7257190 B2 JP 7257190B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- igniter
- wall
- surrounding wall
- contact area
- resin material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R21/264—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
- B60R21/2644—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R2021/26029—Ignitors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R2021/26029—Ignitors
- B60R2021/26041—Ignitors of elongated shape
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R21/264—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
- B60R21/2644—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder
- B60R2021/2648—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder comprising a plurality of combustion chambers or sub-chambers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
。
第1部位と前記第2部位との間の界面として形成されてもよい。これによると、第1部位を形成する第1の樹脂材料と第2部位を形成する第2の樹脂材料の硬化時期を異ならせることで、第1部位と第2部位との間に界面を形成している。なお、硬化時期は成形時期とみなすことができる。これによって、第1部位を第1の樹脂材料によって先に射出成形し、硬化後にその上から第2の樹脂材料によって射出成形するものである。これにより、点火器作動時に包囲壁に加えられる荷重によって保持部に生じる応力を、上記界面に集中させることができる。その結果、前記第2部位が前記第1部位と比べて優先的に径方向外向きに変形させ易くすることができる。
図1は、本願開示の第1実施形態に係る点火器組立体10を用いたエアバッグ用ガス発生器(以下、ガス発生器)100の軸方向断面図である。図1に示すように、ガス発生器100は、ハウジング1、点火器2、カラー3、保持部4、内筒5、クーラント・フィルタ6を備える。点火器2、カラー3、保持部4、内筒5、クーラント・フィルタ6は、ハウジング1の内部空間に配置されている。本明細書では、点火器2、カラー3、保持部4を含んだ構成を点火器組立体10と称する。ガス発生器100は、点火器2を作動させることによりハウジング1内に充填されたガス発生剤7を燃焼させ、その燃焼性生物である燃焼ガスをハウジング1の外部に放出することで、エアバッグ(図示せず)を膨張させるように構成されている。以下、ガス発生器100の各構成について説明する。
ハウジング1は、それぞれが有底略円筒状に形成された金属製の上部シェル11及び下部シェル12が互いの開口端同士を向き合わせた状態で接合されることによって、軸方向の両端が閉塞した短尺円筒状に形成されている。ここで、ハウジング1の軸方向に沿う方向をガス発生器100の上下方向と定義し、上部シェル11側(即ち、図1における上側)をガス発生器100の上側とし、下部シェル12側(即ち、図1における下側)をガス発生器100の下側とする。
内筒5は、両端が開口した筒形状を有しており、中心軸が上下方向(即ち、ハウジング1の軸方向)と一致する姿勢で配設されている。内筒5は、ステンレス鋼管により形成される。図1に示すように、内筒5の下端が開口15に嵌入されており、該下端において内筒5の外周面が開口15の内周面に当接している。また、内筒5の上端が上部シェル11の天板部111に当接している。これにより、ハウジング1の内部空間は、内筒5によって径方向に区分されている。ハウジング1の内部空間のうち、内筒5の内側は、点火器組立体10が配設されると共に燃焼剤としての伝火薬8が充填される円柱状の伝火室20を規定し、内筒5の外側は、ガス発生剤7が充填される環状の燃焼室30を規定する。また、内筒5には、伝火室20と燃焼室30とを連通する孔である伝火孔51が周方向に複数並んで形成されている。伝火孔51は、シールテープ52により塞がれている。これにより、伝火室20の気密性が確保されている。内筒5とハウジング1は、例えば、互いの接触部分において溶接されることで接合される。
クーラント・フィルタ6は、燃焼室30においてガス発生剤7を取り囲んで環状に配設され、ハウジング1の外周壁部112及び外周壁部122との間に、環状の間隙40を画定している。クーラント・フィルタ6は、ステンレス鋼製平編の金網を半径方向に重ね、半径方向及び軸方向に圧縮することで形成されている。
次に、点火器組立体10について説明する。図2は、第1実施形態に係る点火器組立体10の構造を示す図である。点火器組立体10は、伝火薬8を着火するための点火薬(図示なし)を収容する収容空間としての点火室50を含む点火器2と、点火器2を支持するカラー3と、カラー3に対して点火器2を固定する、樹脂材料で形成された保持部4と、
を備える。
点火器2は、伝火室20の外部から供給される着火電流により、点火室50内の点火薬を燃焼させる。点火器2は、保持部4によって伝火室20の下部に固定されている。点火器2が作動することで点火薬が燃焼し、その燃焼生成物が上方に放出され、伝火薬8が点火される。以下、点火器2から燃焼生成物が放出される方向(本例では上方)を、放出方向と呼ぶこともある。
カラー3は、金属材料により形成され、点火器2における点火室50よりも下方の領域を取り囲む筒形状を有している。但し、カラー3の材質は金属材料に限定されない。カラー3の外周面は、内筒5の内周面に当接している。図2に示すように、内筒5にカラー3
を嵌入した状態で内筒5の下端をかしめることで、カラー3が伝火室20の下部に固定されている。なお、カラー3は、内筒5や下部シェル12と一体に成形されていてもよい。
図2に示すように、点火器2とカラー3との間に樹脂製の保持部4が介装されることで、カラー3に対して点火器2が固定されている。保持部4は、接触領域A1の周囲を覆うことでカラー3に対して点火器2を固定するベース部41と、ベース部41に連続して形成され、非接触領域A2を包囲することで、非接触領域A2の周囲に伝火薬8が配置されることを抑制するように構成された環状の包囲壁42と、を有する。
1部位P1と、第1部位P1よりも放出方向側の部位であって包囲壁42の先端を含む第2部位P2と、の間に形成されている。図2~図5に示す破線B1は、説明の便宜上、保持部4を第1部位P1と第2部位P2とに区分するものであり、第1部位P1と第2部位P2との間に界面が存在することを表すものではない。本実施形態では、ベース部41と包囲壁42の基端側の厚肉部421とを含む部位が第1部位P1を構成し、包囲壁42の先端側の厚肉部421が第2部位P2を構成する。本実施形態では、「脆弱部」が薄肉部422として、第1部位P1と第2部位P2との間に形成されている。
以上のように、本実施形態に係る点火器組立体10は、保持部4における、第1部位P1と第2部位P2との間に、包囲壁42に荷重が掛かったときに、第2部位P2が第1部位P1と比べて優先的に径方向外側に変形するように、脆弱部が形成されている。これにより、包囲壁42に掛かった荷重によるエネルギーが第2部位の変形に費やされ易くなるため、第1部位P1が大きく変形することが抑制される。その結果、点火器2の作動時に第1部位P1に亀裂や破損が生じることが抑制される。上述のように、第1部位P1は、カラー3に対して点火器2を固定するためのベース部41の少なくとも一部を含む部位である。そのため、第1部位P1における亀裂や破損の発生を抑制することで、点火器2の浮きや伝火室20のシール性の低下といった不具合の発生を抑制することができる。以上より、本実施形態に係る点火器組立体10によれば、点火器2の作動時に、点火器2をカラー3に固定するための保持部4に亀裂や破損が生じることによる不具合を抑制することができる。
図6及び図7は、第1実施形態に係る点火器組立体10において第2部位P2に亀裂が生じた場合の、亀裂の態様を示す図である。図中に示す符号C1及びC2は、亀裂を表す。図6では、包囲壁42の先端から軸方向に沿って延びる亀裂C1が薄肉部422よりも基端側に発展している。図7では、包囲壁42の先端から軸方向に沿って延びる亀裂C2が薄肉部422よりも基端側に発展せず、薄肉部422において径方向に発展している。第2部位P2が変形し、保持部4に亀裂が生じる場合、第1部位P1に亀裂が発展しないためには、図7で示すモードで亀裂が入る方がより好ましい。
を作動させ、保持部4に生じた亀裂のモードを確認した。h1は、2.94mm、3.14mm、3.34mm、3.54mm、3.64mm、3.74mm、3.84mm、3.94mm、4.04mmと変化させた。d1は、2.6mm、2.7mm、2.8mm、2.9mm、3.0mmと変化させた。点火器2の作動後、図6に示した亀裂のモード(ベース部まで亀裂が達した場合)だった場合には、「×」とし、図7に示した、より好ましい亀裂のモードだった(ベース部に亀裂が達しなかった)場合には、「○」とした。表1は、確認試験の結果を示す。
図8は、第1実施形態の変形例に係る点火器組立体10Aの上面視図である。図2で示した点火器組立体10における保持部4の包囲壁42が、連続した環状に形成されているのに対して、変形例1に係る点火器組立体10Aは、保持部4Aの包囲壁42Aが間欠した環状に形成されている点で、点火器組立体10と相違する。点火器組立体10Aは、その他の点において点火器組立体10と同一である。以下、点火器組立体10Aについて、点火器組立体10との相違点を中心に説明する。
[変形例2]
図9は、第1実施形態の変形例2に係る点火器組立体10Bの構造を示す図である。図9に示すように、点火器組立体10Bは、非接触領域A2と包囲壁42Bとの間に間隙が形成されていない点で、図2に示した点火器組立体10と大きく相違する。なお、点火器組立体10Bでは、点火室50内の金属ヘッダ221の上面に筒状のチャージホルダ223が設けられており、チャージホルダ223によって点火薬が保持されている。チャージホルダ223を設けることにより、保持部4Bの成形時に樹脂材料の射出圧力によってカップ体21が変形することが好適に抑制される。
<第2実施形態>
2との界面S1として形成されている。以下、第2実施形態に係る点火器組立体10Cについて、点火器組立体10との相違点を中心に説明する。
プ体21が破裂したときの様子を説明するための図である。第1実施形態と同様に、点火器2の作動後は、破裂して径方向外側に開こうとするカップ体21が包囲壁42に接触することで、包囲壁42に荷重が掛かる。ここで、本実施形態に係る点火器組立体10Cでは、破裂したカップ体21と包囲壁42との接触箇所が第2部位に含まれるように、第1部位P1と第2部位P2の界面S1が形成されている。そのため、包囲壁42に荷重が掛かったときに、界面S1付近に荷重によるモーメントが作用する。荷重によって保持部4Cに生じる応力は、界面S1付近において局所的に増大する(応力集中が発生する)。これにより、保持部4Cは、界面S1において他の部位よりも優先的に破断し易くなっている。具体的には、界面S1における剥離を伴いながら第2部位P2が径方向外向きに倒れるように変形する。やがて、図12に示すように、第2部位P2が第1部位P1から分離するようにして保持部4Cが破断する。
<その他の実施例>
以上、本願開示の好適な実施形態について説明したが、上述した種々の形態は、可能な限り組み合わせることができる。例えば、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、包囲壁を複数の断続壁によって形成してもよい。また、上述の実施形態では、燃焼剤としての伝火薬8を介してガス発生剤7を燃焼させる方式のガス発生器に本願開示の点火器組立体を適用した場合を例に説明したが、本願開示の点火器組立体は、点火器が伝火薬を介さずにガス発生剤を燃焼させる方式のガス発生器に適用してもよい。その場合、ガス発生剤が本願開示における燃焼剤に相当する。さらには第2部位P2が外側に変形しやすくなるよう、図2や図9、図10において、内筒5と包囲壁42、42Bの間に、燃焼剤(伝火薬8)の大きさよりも小さい間隙が形成されていてもよい。
2・・・・点火器
21・・・カップ体
211・・周壁
212・・蓋壁
22・・・閉塞部
3・・・・カラー
4・・・・保持部
41・・・ベース部
42・・・包囲壁
421・・厚肉部
422・・薄肉部(脆弱部の一例)
43・・・溝部
5・・・・内筒
6・・・・クーラント・フィルタ
7・・・・ガス発生剤
8・・・・伝火薬(燃焼剤の一例)
10・・・点火器組立体
20・・・伝火室
30・・・燃焼室
50・・・点火室
A1・・・接触領域
A2・・・非接触領域
P1・・・第1部位
P2・・・第2部位
S1・・・界面(脆弱部の一例)
Claims (11)
- 燃焼剤を着火するための点火薬を収容する収容空間を含む点火器と、
前記点火器を支持するカラーと、
前記カラーに対して前記点火器を固定する、樹脂材料で形成された保持部と、を備え、
前記点火器は、
筒状の周壁と、前記周壁の一端を閉塞する蓋壁と、を有し、前記蓋壁が該点火器の作動時における前記点火薬の燃焼生成物の放出方向側に位置するように配置されたカップ体と、
前記カップ体の他端に形成された開口を閉塞するように配置され、前記カップ体と共に前記収容空間を画定する閉塞部と、を有し、
前記周壁は、該周壁の軸方向において、前記閉塞部に接触した接触領域と、前記接触領域よりも前記蓋壁側の領域であって前記閉塞部に接触しない非接触領域と、に区分され、
前記保持部は、前記接触領域の周囲を覆うことで前記カラーに対して前記点火器を固定するベース部と、前記ベース部に連続して形成され、前記非接触領域を包囲することで、前記非接触領域の周囲に前記燃焼剤が配置されることを抑制するように構成された環状の包囲壁と、を備え、
前記包囲壁の軸方向において、前記包囲壁の基端から先端までの長さが、前記非接触領域における軸方向の長さと略同等に形成され、
前記保持部における、前記ベース部の少なくとも一部を含む第1部位と、前記第1部位よりも前記放出方向側の部位であって前記包囲壁の先端を含む第2部位と、の間には、前記点火器が作動することで前記包囲壁に荷重が掛かったときに、前記第2部位が前記第1部位と比べて優先的に径方向外向きに変形するように、脆弱部が形成されている、
点火器組立体。 - 前記包囲壁は、厚肉部と、周方向に沿って延在すると共に径方向の厚みが前記厚肉部よりも薄い薄肉部と、を有し、
前記脆弱部は、前記薄肉部として形成されている、
請求項1に記載の点火器組立体。 - 前記包囲壁の周方向に沿って延在すると共に径方向に凹んだ溝部が前記包囲壁に形成されることで、前記薄肉部が形成されている、
請求項2に記載の点火器組立体。 - 前記溝部の前記径方向における深さは、前記厚肉部の前記径方向における厚みの1/3以上3/4以下である、
請求項3に記載の点火器組立体。 - 燃焼剤を着火するための点火薬を収容する収容空間を含む点火器と、
前記点火器を支持するカラーと、
前記カラーに対して前記点火器を固定する、樹脂材料で形成された保持部と、を備え、
前記点火器は、
筒状の周壁と、前記周壁の一端を閉塞する蓋壁と、を有し、前記蓋壁が該点火器の作動時における前記点火薬の燃焼生成物の放出方向側に位置するように配置されたカップ体と、
前記カップ体の他端に形成された開口を閉塞するように配置され、前記カップ体と共に前記収容空間を画定する閉塞部と、を有し、
前記周壁は、該周壁の軸方向において、前記閉塞部に接触した接触領域と、前記接触領域よりも前記蓋壁側の領域であって前記閉塞部に接触しない非接触領域と、に区分され、
前記保持部は、前記接触領域の周囲を覆うことで前記カラーに対して前記点火器を固定するベース部と、前記ベース部に連続して形成され、前記非接触領域を包囲することで、前記非接触領域の周囲に前記燃焼剤が配置されることを抑制するように構成された環状の包囲壁と、を備え、
前記保持部における、前記ベース部の少なくとも一部を含む第1部位と、前記第1部位よりも前記放出方向側の部位であって前記包囲壁の先端を含む第2部位と、の間には、前記点火器が作動することで前記包囲壁に荷重が掛かったときに、前記第2部位が前記第1部位と比べて優先的に径方向外向きに変形するように、脆弱部が形成されており、
前記第1部位が第1の樹脂材料により形成され、前記第2部位が前記第1の樹脂材料よりも硬化時期の遅い第2の樹脂材料により形成され、
前記脆弱部は、前記第1部位と前記第2部位との間の界面として形成されている、
点火器組立体。 - 前記第1の樹脂材料の方が前記第2の樹脂材料よりも融点が高い、
請求項5に記載の点火器組立体。 - 燃焼剤を着火するための点火薬を収容する収容空間を含む点火器と、
前記点火器を支持するカラーと、
前記カラーに対して前記点火器を固定する、樹脂材料で形成された保持部と、を備え、
前記点火器は、
筒状の周壁と、前記周壁の一端を閉塞する蓋壁と、を有し、前記蓋壁が該点火器の作動時における前記点火薬の燃焼生成物の放出方向側に位置するように配置されたカップ体と、
前記カップ体の他端に形成された開口を閉塞するように配置され、前記カップ体と共に前記収容空間を画定する閉塞部と、を有し、
前記周壁は、該周壁の軸方向において、前記閉塞部に接触した接触領域と、前記接触領域よりも前記蓋壁側の領域であって前記閉塞部に接触しない非接触領域と、に区分され、
前記保持部は、前記接触領域の周囲を覆うことで前記カラーに対して前記点火器を固定するベース部と、前記ベース部に連続して形成され、前記非接触領域を包囲することで、前記非接触領域の周囲に前記燃焼剤が配置されることを抑制するように構成された環状の包囲壁と、を備え、
前記保持部における、前記ベース部の少なくとも一部を含む第1部位と、前記第1部位よりも前記放出方向側の部位であって前記包囲壁の先端を含む第2部位と、の間には、前
記点火器が作動することで前記包囲壁に荷重が掛かったときに、前記第2部位が前記第1部位と比べて優先的に径方向外向きに変形するように、脆弱部が形成されており、
前記包囲壁は、前記周壁の前記非接触領域との間に環状の隙間を形成し、
前記隙間の大きさは、前記燃焼剤の大きさよりも小さい、
点火器組立体。 - 燃焼剤を着火するための点火薬を収容する収容空間を含む点火器と、
前記点火器を支持するカラーと、
前記カラーに対して前記点火器を固定する、樹脂材料で形成された保持部と、を備え、
前記点火器は、
筒状の周壁と、前記周壁の一端を閉塞する蓋壁と、を有し、前記蓋壁が該点火器の作動時における前記点火薬の燃焼生成物の放出方向側に位置するように配置されたカップ体と、
前記カップ体の他端に形成された開口を閉塞するように配置され、前記カップ体と共に前記収容空間を画定する閉塞部と、を有し、
前記周壁は、該周壁の軸方向において、前記閉塞部に接触した接触領域と、前記接触領域よりも前記蓋壁側の領域であって前記閉塞部に接触しない非接触領域と、に区分され、
前記保持部は、前記接触領域の周囲を覆うことで前記カラーに対して前記点火器を固定するベース部と、前記ベース部に連続して形成され、前記非接触領域を包囲することで、前記非接触領域の周囲に前記燃焼剤が配置されることを抑制するように構成された環状の包囲壁と、を備え、
前記保持部における、前記ベース部の少なくとも一部を含む第1部位と、前記第1部位よりも前記放出方向側の部位であって前記包囲壁の先端を含む第2部位と、の間には、前記点火器が作動することで前記包囲壁に荷重が掛かったときに、前記第2部位が前記第1部位と比べて優先的に径方向外向きに変形するように、脆弱部が形成されており、
前記包囲壁は、周方向において所定の間隔を空けて環状に配列された複数の断続壁によって形成され、
前記所定の間隔は、前記燃焼剤の大きさよりも小さい、
点火器組立体。 - 前記所定の間隔は、一の前記断続壁の周方向における長さよりも短い、
請求項8に記載の点火器組立体。 - 請求項5又は6に記載の点火器組立体における保持部の成形方法であって、
前記第1の樹脂材料を溶融し、硬化することで、前記第1部位を成形する、第1部位成形工程と、
前記第1の樹脂材料が硬化した後で、前記第2の樹脂材料を溶融し、硬化することで、前記第2部位を成形する、第2部位成形工程と、を含む、
点火器組立体における保持部の成形方法。 - 請求項1から9の何れか一項に記載の点火器組立体と、前記カラーが固定され、前記燃焼剤が内部に配置されるハウジングと、を含む、ガス発生器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019040862A JP7257190B2 (ja) | 2019-03-06 | 2019-03-06 | 点火器組立体、保持部の成形方法、及びガス発生器 |
CN201980093636.6A CN113544022B (zh) | 2019-03-06 | 2019-09-26 | 点火器组装体及保持部的成型方法 |
PCT/JP2019/037959 WO2020179113A1 (ja) | 2019-03-06 | 2019-09-26 | 点火器組立体、及び保持部の成形方法 |
US17/435,921 US11685335B2 (en) | 2019-03-06 | 2019-09-26 | Igniter assembly and molding method for holding part |
DE112019006991.8T DE112019006991T5 (de) | 2019-03-06 | 2019-09-26 | Zünder-Baugruppe und Formgebungs-Verfahren für ein Halte-Teil |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019040862A JP7257190B2 (ja) | 2019-03-06 | 2019-03-06 | 点火器組立体、保持部の成形方法、及びガス発生器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020142654A JP2020142654A (ja) | 2020-09-10 |
JP2020142654A5 JP2020142654A5 (ja) | 2022-05-02 |
JP7257190B2 true JP7257190B2 (ja) | 2023-04-13 |
Family
ID=72337834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019040862A Active JP7257190B2 (ja) | 2019-03-06 | 2019-03-06 | 点火器組立体、保持部の成形方法、及びガス発生器 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11685335B2 (ja) |
JP (1) | JP7257190B2 (ja) |
CN (1) | CN113544022B (ja) |
DE (1) | DE112019006991T5 (ja) |
WO (1) | WO2020179113A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7219687B2 (ja) * | 2019-09-20 | 2023-02-08 | 株式会社ダイセル | 点火器組立体、ガス発生器及び点火器組立体の組み立て方法 |
JP7495306B2 (ja) * | 2020-09-11 | 2024-06-04 | 株式会社ダイセル | 点火装置組立体及び点火装置 |
JP7553375B2 (ja) | 2021-02-04 | 2024-09-18 | 株式会社ダイセル | 点火器組立体、及びガス発生器 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014157648A1 (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-02 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
JP2015074413A (ja) | 2013-10-11 | 2015-04-20 | 株式会社ダイセル | ガス発生器 |
WO2017138612A1 (ja) | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
JP2018187985A (ja) | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
JP2019018783A (ja) | 2017-07-20 | 2019-02-07 | 株式会社ダイセル | ガス発生器 |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5596163A (en) * | 1993-08-25 | 1997-01-21 | Ems-Patvag Ag | Gas generator igniting capsule |
US5556132A (en) * | 1995-04-13 | 1996-09-17 | Trw Inc. | Vehicle occupant restraint with auto ignition material |
US6073963A (en) * | 1998-03-19 | 2000-06-13 | Oea, Inc. | Initiator with injection molded insert member |
US6007096A (en) * | 1998-04-20 | 1999-12-28 | Trw Inc. | Inflator having a pressure monitoring initiator |
FR2796715B1 (fr) * | 1999-07-19 | 2002-09-13 | Giat Ind Sa | Initiateur pyrotechnique et procede de montage d'un tel initiateur |
US6230624B1 (en) * | 1999-08-13 | 2001-05-15 | Trw Inc. | Igniter having a hot melt ignition droplet |
WO2001031281A1 (fr) * | 1999-10-28 | 2001-05-03 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Amorceur de type electrique et generateur de gaz |
US6406055B1 (en) * | 2001-02-13 | 2002-06-18 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Air bag module with vent |
DE10119769C1 (de) * | 2001-04-23 | 2002-10-17 | Trw Airbag Sys Gmbh & Co Kg | Verfahren zur Herstellung eines Anzünders |
US6820556B1 (en) * | 2001-11-21 | 2004-11-23 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Initiator assembly |
DE20307603U1 (de) * | 2003-05-15 | 2003-09-25 | TRW Airbag Systems GmbH, 84544 Aschau | Anzünder zur Verwendung in einer Schutzvorrichtung für Fahrzeuginsassen |
JP4633522B2 (ja) * | 2005-04-05 | 2011-02-16 | ダイセル化学工業株式会社 | 点火器組立体 |
US7597353B2 (en) * | 2006-05-25 | 2009-10-06 | Autoliv Asp, Inc. | Inflator device having an annular inflation gas discharge opening |
JP5247134B2 (ja) * | 2007-12-05 | 2013-07-24 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
WO2010037516A2 (de) * | 2008-09-30 | 2010-04-08 | Trw Airbag Systems Gmbh | Gasgenerator, verfahren zu seiner herstellung sowie modul mit gasgenerator |
JP5245178B2 (ja) * | 2009-05-28 | 2013-07-24 | 日本化薬株式会社 | 点火器組立体およびこれを備えたガス発生器 |
US20110221174A1 (en) * | 2010-03-12 | 2011-09-15 | Autoliv Asp, Inc. | Additives for liquid-cooled inflators |
EP2662247A4 (en) * | 2011-01-07 | 2014-04-23 | Nippon Kayaku Kk | GAS GENERATOR |
JP5921232B2 (ja) * | 2012-02-06 | 2016-05-24 | 株式会社ダイセル | ガス発生器 |
JP2013166494A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Nippon Kayaku Co Ltd | ガス発生器 |
JP2015157618A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-09-03 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
JP6407759B2 (ja) * | 2015-02-17 | 2018-10-17 | 株式会社ダイセル | パイロ式アクチュエータ機構、注射器、及び点火器組立体 |
-
2019
- 2019-03-06 JP JP2019040862A patent/JP7257190B2/ja active Active
- 2019-09-26 US US17/435,921 patent/US11685335B2/en active Active
- 2019-09-26 DE DE112019006991.8T patent/DE112019006991T5/de active Pending
- 2019-09-26 WO PCT/JP2019/037959 patent/WO2020179113A1/ja active Application Filing
- 2019-09-26 CN CN201980093636.6A patent/CN113544022B/zh active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014157648A1 (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-02 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
JP2015074413A (ja) | 2013-10-11 | 2015-04-20 | 株式会社ダイセル | ガス発生器 |
WO2017138612A1 (ja) | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
JP2018187985A (ja) | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
JP2019018783A (ja) | 2017-07-20 | 2019-02-07 | 株式会社ダイセル | ガス発生器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20220185223A1 (en) | 2022-06-16 |
DE112019006991T5 (de) | 2021-11-25 |
WO2020179113A1 (ja) | 2020-09-10 |
US11685335B2 (en) | 2023-06-27 |
JP2020142654A (ja) | 2020-09-10 |
CN113544022B (zh) | 2023-05-16 |
CN113544022A (zh) | 2021-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7257190B2 (ja) | 点火器組立体、保持部の成形方法、及びガス発生器 | |
US7431337B2 (en) | Inflator for an air bag | |
JP5921232B2 (ja) | ガス発生器 | |
US12018921B2 (en) | Gas generator | |
CN107176134B (zh) | 混合动力充气机、安全气囊单元、车辆安全系统及形成冲击波的方法 | |
JP2008062685A (ja) | 点火器組立体を備えた装置 | |
JPWO2008153097A1 (ja) | スクイブならびにエアバッグ用ガス発生装置およびシートベルトプリテンショナー用ガス発生装置 | |
CN110944879B (zh) | 气体发生器 | |
JP3906910B2 (ja) | イニシエータ | |
CN113043989B (zh) | 气体发生器 | |
US10308211B2 (en) | Support structure of closing member for gas generator and gas generator using same | |
JP7470845B2 (ja) | ガス発生器 | |
JP2005517569A (ja) | 冷ガス発生器 | |
JP7219687B2 (ja) | 点火器組立体、ガス発生器及び点火器組立体の組み立て方法 | |
JP4730865B2 (ja) | ガス発生器 | |
CN116802088A (zh) | 气体发生器 | |
WO2022168795A1 (ja) | 点火器組立体、及びガス発生器 | |
JP4887095B2 (ja) | ガス発生器とその製造方法 | |
WO2021230197A1 (ja) | 点火器組立体及びそれを備えるガス発生器 | |
JP7368325B2 (ja) | ガス発生器 | |
WO2023238766A1 (ja) | ガス発生器 | |
WO2024135392A1 (ja) | ガス発生器、及びガス発生器の固定構造 | |
JP5986795B2 (ja) | 点火器組立体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220303 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221004 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230314 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230403 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7257190 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |