JP7256873B2 - 遅れ破壊が低下した強化ガラス物品およびその製造方法 - Google Patents
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Description
することができる。本開示のガラス物品を強化する方法は、外部源からの損傷に抵抗するのに十分な機械的強度、並びに改善された鋭い損傷応答(すなわち、ひびの自己伝搬により生じる遅れ破壊の低下した恐れ)を示す強化されたガラス物品を製造することができる。例えば、ガラスの表面でのより近いCSは、ガラス12の第一面14および/または第二面16においてひびを作るのに必要な損傷力(insult force)を増加させることがあり、圧縮領域20中に生じるひびが、ガラス12中にさらに伝搬するのを低下させるおよび/または防ぐことがある。より大きいDOCは、ひびが、引張下で中央領域30に到達するためにガラス12中に伝搬しなければならない深さを増加させることがある。このように、より高いCSおよびより大きいDOCは、ひびがDOCを通って中央領域30まで伝搬するのをより難しくする。しかしながら、ひびが中央領域中に伝搬したとしても、減少したCTは、ガラス物品が完全には破壊されないように、ひびの伝搬を低下させることによって、強化されたガラス物品が液体および固体を収容する能力を維持するであろう。それに加え、ここに開示された強化する方法は、1つのイオン交換浴で行うことができ、別の汚染されたイオン交換浴中の汚染レベルの制御を必要としない。ここで、ガラス物品を強化する方法の各工程をさらに詳しく説明する。
圧縮応力およびDOC
圧縮応力およびDOCは、当該技術分野で公知の手段を使用して測定することができる。そのような手段としては、以下に限られないが、株式会社ルケオ(日本国、東京都)により製造されているFSM-6000などの市販の機器を使用した表面応力の測定(FSM)が挙げられ、圧縮応力および圧縮深さを測定する方法は、「Standard Specification for Chemically Strengthened Flat Glass」と題するASTM 1422C-99、および「Standard Test Method for Non-Destructive Photoelastic Measurement of Edge and Surface Stresses in Annealed, Heat-Strengthened, and Fully-Tempered Flat Glass」と題するASTM 1279.19779に記載されており、その内容が、ここに全て引用される。表面応力測定は、ガラスの複屈折に関係する、応力光学係数(SOC)の精密測定に依存する。次いで、SOCは、その両方とも、その内容がここに全て引用される、「Standard Test Method for Measurement of Glass Stress-Optical Coefficient」と題する、ASTM標準C770-98(2008)に記載されている、ファイバおよび四点曲げ法、並びにバルクシリンダ法など、当該技術分野で公知の方法によって測定される。
ガラスの組成、特に、ガラス内の深さの関数としてのガラス中のカリウムイオンの濃度プロファイルは、電子プローブマイクロアナライザを使用する電子プローブ微量分析(EPMA)を使用して決定することができる。
ガラスの化学的耐久性は、当該技術分野で公知の加水分解試験方法にしたがい、ここに全て引用される、米国薬局方(USP)標準品600に記載されている、表面加水分解抵抗(SHR)を行うことによって決定できる。USP 600の下での表面加水分解抵抗試験の結果は、容器中の水の体積を滴定するのに必要な塩酸(HCl)消費量として報告されており、100ミリリットル(mL)の水当たりの0.01モル濃度(M)のHClのミリリットル(mL)の単位で与えられている。
医薬組成物用のカートリッジなどのガラス物品の機械的強度は、コーン破壊試験を行うことによって、評価されることがある。図5を参照すると、ガラスカートリッジ100の機械的強度を評価するためのコーン破壊試験が示されている。ガラスカートリッジ100は、側壁102、首部104、フランジ106、および首部104とフランジ106の反対にある開放端108を備えている。このコーン破壊試験は、円錐形または円錐台形のストッパー110をカートリッジ100の開放端108中に配置する工程、およびこのカートリッジの中心軸Aと平行な方向(すなわち、図5の座標軸の-Z方向)にカートリッジ100から突出するストッパー110の端部112に力Fを印加する工程を含む。この力Fは、カートリッジ100が開放端108で破損するまで増加させられ、破損を生じるのに要した力Fが記録される。力Fを印加し、測定するために、標準機器を利用できる。コーン破壊試験は、カートリッジ、注射器、または他の開放端を有する物品など、開放端を備えたどの容器または物品にも行うことができる。
医薬組成物用のカートリッジなどのガラス物品の機械的強度は、水平圧縮試験を行うことによって、評価されることもある。図6を参照すると、水平圧縮試験は、第1のプレート120と第2のプレート122との間にカートリッジ100を配置する工程、およびカートリッジ100のフランジ106と開放端108との間の中点で第1のプレート120と第2のプレート122に対抗する力Fを印加する工程を含むことがある。力Fは、側壁102に垂直な方向(すなわち、図6の座標軸の±Xまたは±Yであって、中心軸Aに対して垂直な方向)に印加される。力Fは、カートリッジ100が破損するまで増加させられ、破損を生じるのに要した力Fが記録される。力Fを印加し、測定するために、標準機器を利用できる。水平圧縮試験は、カートリッジ、バイアル、注射器、アンプル、広口瓶、容器、または他の物品に行うことができる。
カートリッジ100などのガラス物品の機械的強度は、片持ちカートリッジ試験を行うことによって、評価されることもある。図7を参照すると、片持ちカートリッジ試験は、カートリッジ100の側壁102と接触して、第1のプレート120と第2のプレート122との間の定位置にカートリッジ100を固定する工程を含むことがある。第3のプレート130がフランジ106に対して配置され、力Fが、フランジ106の外面に垂直な方向(すなわち、図7の座標軸の±Xまたは±Yであって、中心軸Aに対して垂直な方向)に印加される。力Fは、カートリッジ100が首部104で破損するまで増加させられ、破損を生じるのに要した力Fが記録される。力Fを印加し、測定するために、標準機器を利用できる。片持ちカートリッジ試験は、カートリッジ、並びにバイアルおよび一端に首部とフランジ構造を有する他の物品に行うことができる。
カートリッジ100などのガラス物品の機械的強度は、バレル破壊試験を行うことによって、評価されることもある。図8を参照すると、バレル破壊試験は、カートリッジ100または他の容器を、首部104とフランジ106に近接した第1の支持プレート140および第1の支持プレート140とカートリッジ100の同じ側であって、カートリッジ100の開放端108に近接して配置された第2の支持プレート142により支持する工程を含むことがある。第3のプレート150が、カートリッジ100の開放端108に近接した、第2の支持プレート142と反対の側壁102に対して配置される。次いで、力Fが、側壁102の外面に垂直であって、第2の支持プレート142に垂直な方向(すなわち、図8の座標軸の±Xであって、中心軸Aに対して垂直な方向)に印加される。力Fは、開放端108に近接するカートリッジ100のバレルが破損するまで増加させられ、破損を生じるのに要した力Fが記録される。力Fを印加し、測定するために、標準機器を利用できる。バレル破壊試験は、カートリッジ、並びにバイアルおよび一端に首部とフランジ構造を有する他の物品に行うことができる。
実施例1において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラス物品を、本開示の三段階強化方法によって強化した。そのアルカリアルミノケイ酸塩ガラス物品は、0.85mmの側壁ガラス厚を有する10.95mmのカートリッジであった。このガラスカートリッジを、1時間の初期イオン交換時間に亘り、400℃の初期イオン交換温度に維持された、硝酸カリウム(KNO3)を含有する初期イオン交換浴中に浸漬した。そのガラスカートリッジを初期イオン交換浴から取り出し、浸漬濯ぎし、オーブンに入れた。その中で、ガラスカートリッジは、20時間の熱処理時間に亘り、400℃の熱処理温度に曝された。そのガラスカートリッジをオーブンから取り出し、1時間の最終イオン交換時間に亘り、400℃の最終イオン交換温度に維持された、KNO3を含む最終イオン交換浴中に浸漬した。最終イオン交換過程から取り出した後、実施例1のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジを浸漬濯ぎし、洗浄して、カートリッジの表面から残留するイオン交換試薬を除去した。
比較例2において、実施例1の強化されたカートリッジと比較するために、市販のホウケイ酸ガラスカートリッジを得た。比較例2のホウケイ酸ガラスカートリッジは、0.85mmの側壁でのガラス厚を有する10.95mmのカートリッジであった。比較例2の市販のホウケイ酸ガラスカートリッジを、カリウムイオンをホウケイ酸ガラス中に層の深さまで導入する一段階イオン交換過程により強化した。
比較例3において、アルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジを、従来の一段階イオン交換過程により強化した。比較例3のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジは、0.85mmの側壁でのガラス厚を有する10.95mmのカートリッジであった。比較例3のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジを、5.5時間の時間に亘り、470℃のイオン交換温度に維持された、KNO3を含む単一イオン交換浴中にガラスカートリッジを浸漬することによって強化した。このアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジを単一イオン交換浴から取り出し、次いで、浸漬濯ぎし、洗浄して、カートリッジの表面からイオン交換試薬を除去した。
実施例1のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジ、比較例2のホウケイ酸ガラスカートリッジ、および比較例3のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジに関するカリウムイオン濃度プロファイルをEPMAによって決定した。図4を参照すると、実施例1のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジ(406)、比較例2のホウケイ酸ガラスカートリッジ(404)、および比較例3のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジ(402)に関する、ガラス中の深さ(深さは表面で0と等しい)の関数としてのカリウムイオン濃度が示されている。図4に示されるように、比較例2のホウケイ酸ガラスカートリッジ(404)、および比較例3のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジ(402)に関して、ガラス中のカリウムイオンの濃度は、一定の割合で、増加する深さと共に減少する。対照的に、実施例1のアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジに関するカリウムイオン濃度プロファイルは、圧縮層内で2つの別個の領域を示す。第1の領域410は、ガラスの表面領域に対応し、深さの関数としてのカリウムイオンの平均勾配のより大きい大きさにより特徴付けられる。第2の領域412は、その表面領域とDOL(すなわち、カリウムイオンの濃度がガラス中のカリウムイオンのバルク濃度まで減少する濃度)との間の内部圧縮領域に対応する。第2の領域412において、ガラス中の深さの関数としてのカリウムイオン濃度の平均勾配の大きさは、第1の領域410における平均勾配の大きさより小さい。
実施例4において、ガラスにおけるカリウムイオン濃度プロファイルおよびガラスカートリッジの機械的性能に対する熱処理条件の影響を調査した。実施例4について、0.85mmの側壁でのガラス厚を有する10.95mmのアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジに、本開示の三段階強化過程を施した。初期イオン交換過程および最終イオン交換過程は、一定に維持し、熱処理時間および熱処理温度を変えた。実施例4A、4B、4C、および4Dに関する熱処理時間および熱処理温度が、下記に表2に与えられている。
比較例5について、市販の未強化のホウケイ酸ガラスカートリッジを得た。比較例5の未強化のホウケイ酸ガラスカートリッジは、10.95mmのホウケイ酸ガラスカートリッジであった。比較例5の未強化のホウケイ酸ガラスカートリッジに強化過程は行わなかった。
比較例6において、比較例5の市販の未強化のホウケイ酸ガラスカートリッジの内の一群に、一段階イオン交換過程を施して、強化されたホウケイ酸ガラスカートリッジを製造した。詳しくは、比較例6のホウケイ酸ガラスカートリッジの内のその一群を、470℃の温度に維持された、KNO3を含むイオン交換浴中に浸漬した。このホウケイ酸ガラスカートリッジを、20時間のイオン交換時間に亘りそのイオン交換浴中に浸漬した。20時間後、比較例6の強化されたホウケイ酸ガラスカートリッジを取り出し、濯いで、過剰のイオン交換試薬を除去した。
実施例7において、ここに開示された強化の三段階方法が施されたアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジの機械的強度に対する初期イオン交換および最終イオン交換のイオン交換条件の影響を評価した。実施例7において、0.85mmのガラス厚を有する10.95mmのアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジに、ここに開示されたガラス物品を強化する三段階方法を施した。熱処理工程中の熱処理時間および熱処理温度は、実施例7A、7B、7C、7D、7E、7F、および7Gの各々でずっと一定に維持した。
実施例8において、加水分解試験のために、強化されたアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジを調製した。試料8A、8B、8C、8D、および8E(8A~8E)について、カートリッジに強化の三段階方法を施すことによって、10.95mmのカートリッジを強化した。試料8F、8G、8H、8I、および8J(8F~8J)について、11.6mmのカートリッジを、強化の三段階方法にしたがって強化した。熱処理は、試料8A~8Jの各々について、一定に維持した。試料8A~8Jの各々について、初期イオン交換温度、初期イオン交換時間、最終イオン交換温度、および最終イオン交換時間が、下記に表4に与えられている。
比較例9において、一段階イオン交換過程によりカートリッジを強化することによって、加水分解試験のために、アルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジを調製した。試料CE9A、CE9B、およびCE9Cについて、10.95mmのカートリッジを強化し、試料CE9D、CE9E、およびCE9Fについて、11.6mmのカートリッジを強化した。一段階イオン交換過程のイオン交換温度は470℃であり、イオン交換条件時間は、試料CE9AおよびCE9Dについては1時間であり、試料CE9BおよびCE9Eについては4時間であり、試料CE9CおよびCE9Fについては7時間であった。
実施例10において、実施例8(試料8A~8J)および比較例9(試料CE9A~CE9F)のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジに加水分解試験を行って、ガラスを強化する三段階方法により、クラス1Bガラスの化学的感度基準に準拠するガラス物品が製造されることを実証した。USP<600>に記載され、ここに言及された方法にしたがって、表面加水分解抵抗性試験を行った。図17を参照すると、ここに開示された三段階強化方法により強化された実施例8のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジは、医薬品容器のためのタイプ1ガラスの制限(図17の線1702)を遙かに下回り、一段階イオン交換過程により強化された比較例9のアルカリアルミノケイ酸塩ガラスカートリッジにより示されたSHRに匹敵するSHR値を示した。それゆえ、ここに開示されたガラス物品を強化する開示の方法は、ガラス組成物の化学的耐久性を低下させず、医薬品容器のためのタイプ1ガラスのSHR基準への準拠を維持しつつ、ガラス物品を強化することができる。
ガラス物品を強化する方法において、
前記ガラス物品のガラスの表面領域中にカリウムイオンを導入する工程であって、該ガラスは、第一面、第二面、および該第一面から該第二面までの厚さを有し、該表面領域は、該第一面、該第二面、またはその両方から該ガラス中に延在する工程、
前記ガラスの表面領域中に前記カリウムイオンを導入した後、該カリウムイオンの少なくとも一部を、前記表面領域から該ガラス中に30マイクロメートル(μm)以上の圧縮深さ(DOC)を生じる該ガラス中の深さまで拡散させるのに十分な熱処理温度で、十分な熱処理時間に亘り該ガラスを熱処理する工程、および
前記ガラスを熱処理した後、該ガラス中の中央張力を13MPa未満に維持するのに十分な条件下で該ガラスに最終イオン交換過程を施すことによって、該ガラスの表面領域に400メガパスカル(MPa)以上の圧縮応力を導入する工程、
を有してなる方法。
前記ガラスの表面領域中にカリウムイオンを導入する工程が、該ガラスを熱処理する工程、および前記圧縮応力を導入する工程の後に30μm以上のDOCおよび13MPa未満の中央張力を生じる量のカリウムイオンを導入するのに十分な初期イオン交換時間に亘り400℃以上の初期イオン交換温度で該ガラスに初期イオン交換を施す工程を含む、実施形態1に記載の方法。
前記初期イオン交換温度が400℃から550℃であり、前記初期イオン交換時間が0.1時間から1.0時間である、実施形態2に記載の方法。
前記ガラスの表面領域に導入する前記カリウムイオンの量を決定する工程、および
前記初期イオン交換温度、前記初期イオン交換時間、またはその両方を調節して、決定された前記量のカリウムイオンを前記ガラスの表面領域中に導入する工程、
をさらに含む、実施形態2または3に記載の方法。
前記熱処理温度が350℃から600℃である、実施形態1に記載の方法。
前記熱処理時間が1時間から24時間である、実施形態1または5に記載の方法。
前記圧縮応力を導入する工程が、前記ガラスに最終イオン交換過程を施す工程を含む、実施形態1または2に記載の方法。
前記最終イオン交換過程の最終イオン交換温度が450℃以下である、実施形態7に記載の方法。
前記最終イオン交換温度が300℃から450℃である、実施形態8に記載の方法。
前記最終イオン交換過程の最終イオン交換時間が0.1時間から1.0時間である、実施形態7から9のいずれか1つに記載の方法。
前記ガラスの表面領域が、前記DOCより小さい表面領域厚を有する、実施形態1に記載の方法。
前記DOCが、前記ガラスの厚さの15%から25%である、実施形態1から11のいずれか1つに記載の方法。
前記ガラスの厚さが6mm以下である、実施形態1から12のいずれか1つに記載の方法。
前記ガラスの厚さが0.3mmから2.0mmである、実施形態13に記載の方法。
前記ガラス物品が、医薬品、ワクチン、生物製剤、食品、または溶液を保持するために適合された容器である、実施形態1から14のいずれか1つに記載の方法。
ガラスから作られた物品において、該ガラスは、
第一面と第二面、
前記第一面、前記第二面、またはその両方から圧縮深さ(DOC)まで延在する圧縮領域であって、圧縮応力下にあり、表面圧縮領域、および該表面圧縮応力と前記DOCとの間にあり、該表面圧縮領域と異なる圧縮応力プロファイルを有する内部圧縮領域を含む圧縮領域、および
中央張力下にある中央領域であって、前記DOCから内側に延在する中央領域、
を有し、
前記第一面、前記第二面、またはその両方で測定される前記圧縮応力は、400メガパスカル(MPa)以上であり、
前記DOCは、少なくとも30マイクロメートル(30μm)であり、
前記中央張力は、それより上だと、前記中央領域中の貯蔵弾性エネルギーが、該中央領域中に延在するひびを、前記第一面から前記第二面まで前記ガラスの厚さを通り、該ガラスを横方向に通るように自己伝搬させるのに十分である閾値中央張力より低い、物品。
前記中央張力が13MPa未満である、実施形態16に記載の物品。
前記中央張力が8MPaから12MPaである、実施形態16または17に記載の物品。
前記中央張力が、それより低いと、前記中央領域中に延在するひびが、前記ガラスの厚さを通り、該ガラスを横方向に通るひびの自己伝搬を経験しない該閾値中央張力より低い、実施形態16または18に記載の物品。
前記圧縮応力が400MPaから750MPaである、実施形態19に記載の物品。
前記DOCが30μmから50μmである、実施形態16から20のいずれか1つに記載の物品。
前記DOCが前記厚さの15%から25%である、実施形態16に記載の物品。
前記厚さが6mm以下である、実施形態16から22のいずれか1つに記載の物品。
前記厚さが0.3mmから2.0mmである、実施形態23に記載の物品。
前記ガラス物品が、医薬品、ワクチン、生物製剤、食品、または溶液を保持するために適合された容器である、実施形態16から24のいずれか1つに記載の物品。
前記物品が医薬品容器を含む、実施形態16から25のいずれか1つに記載の物品。
前記圧縮領域が、
前記表面領域における前記ガラス中の深さの関数としての前記圧縮応力の平均勾配が、前記内部圧縮領域における該ガラス中の深さの関数としての該圧縮応力の平均勾配より大きいことを含む、実施形態16から26のいずれか1つに記載の物品。
12 ガラス
14 第一面
16 第二面
20 圧縮領域
22 表面領域
24 内部圧縮領域
30 中央領域
100 ガラスカートリッジ
102 側壁
104 首部
106 フランジ
108 開放端
110 ストッパー
112 ストッパーの端部
120 第1のプレート
122 第2のプレート
130、150 第3のプレート
140 第1の支持プレート
142 第2の支持プレート
Claims (27)
- ガラス物品を強化する方法において、
前記ガラス物品のガラスの表面領域中にカリウムイオンを導入する工程であって、該ガラスは、第一面、第二面、および該第一面から該第二面までの厚さを有し、該表面領域は、該第一面、該第二面、またはその両方から該ガラス中に延在する工程、
前記ガラスの表面領域中に前記カリウムイオンを導入した後、該カリウムイオンの少なくとも一部を、前記表面領域から該ガラス中に30マイクロメートル(μm)以上の圧縮深さ(DOC)を生じる該ガラス中の深さまで拡散させるのに十分な熱処理温度で、十分な熱処理時間に亘り該ガラスを熱処理する工程、および
前記ガラスを熱処理した後、該ガラス中の中央張力を13MPa未満に維持するのに十分な条件下で該ガラスに最終イオン交換過程を施すことによって、該ガラスの表面領域に400メガパスカル(MPa)以上の圧縮応力を導入する工程、
を有してなる方法。 - 前記ガラスの表面領域中にカリウムイオンを導入する工程が、該ガラスを熱処理する工程、および前記圧縮応力を導入する工程の後に30μm以上のDOCおよび13MPa未満の中央張力を生じる量のカリウムイオンを導入するのに十分な初期イオン交換時間に亘り400℃以上の初期イオン交換温度で該ガラスに初期イオン交換を施す工程を含む、請求項1記載の方法。
- 前記初期イオン交換温度が400℃から550℃であり、前記初期イオン交換時間が0.1時間から1.0時間である、請求項2記載の方法。
- 前記ガラスの表面領域に導入する前記カリウムイオンの量を決定する工程、および
前記初期イオン交換温度、前記初期イオン交換時間、またはその両方を調節して、決定された前記量のカリウムイオンを前記ガラスの表面領域中に導入する工程、
をさらに含む、請求項2または3記載の方法。 - 前記熱処理温度が350℃から600℃である、請求項1記載の方法。
- 前記熱処理時間が1時間から24時間である、請求項1または5記載の方法。
- 前記圧縮応力を導入する工程が、前記ガラスに最終イオン交換過程を施す工程を含む、請求項1または2記載の方法。
- 前記最終イオン交換過程の最終イオン交換温度が450℃以下である、請求項7記載の方法。
- 前記最終イオン交換温度が300℃から450℃である、請求項8記載の方法。
- 前記最終イオン交換過程の最終イオン交換時間が0.1時間から1.0時間である、請求項7から9いずれか1項記載の方法。
- 前記ガラスの表面領域が、前記DOCより小さい表面領域厚を有する、請求項1記載の方法。
- 前記DOCが、前記ガラスの厚さの15%から25%である、請求項1から11いずれか1項記載の方法。
- 前記ガラスの厚さが6mm以下である、請求項1から12いずれか1項記載の方法。
- 前記ガラスの厚さが0.3mmから2.0mmである、請求項13記載の方法。
- 前記ガラス物品が、医薬品、ワクチン、生物製剤、食品、または溶液を保持するために適合された容器である、請求項1から14いずれか1項記載の方法。
- ガラスから作られた物品において、該ガラスは、
第一面と第二面、
前記第一面、前記第二面、またはその両方から圧縮深さ(DOC)まで延在する圧縮領域であって、圧縮応力下にあり、表面圧縮領域、および該表面圧縮領域と前記DOCとの間にあり、該表面圧縮領域と異なる圧縮応力プロファイルを有する内部圧縮領域を含む圧縮領域、および
中央張力下にある中央領域であって、前記DOCから内側に延在する中央領域、
を有し、
前記第一面、前記第二面、またはその両方で測定される前記圧縮応力は、400メガパスカル(MPa)以上であり、
前記DOCは、少なくとも30マイクロメートル(30μm)であり、
前記中央張力は、それより上だと、前記中央領域中の貯蔵弾性エネルギーが、該中央領域中に延在するひびを、前記第一面から前記第二面まで前記ガラスの厚さを通り、該ガラスを横方向に通るように自己伝搬させるのに十分である閾値中央張力より低い、物品。 - 前記中央張力が13MPa未満である、請求項16記載の物品。
- 前記中央張力が8MPaから12MPaである、請求項16または17記載の物品。
- 前記中央張力が、それより低いと、前記中央領域中に延在するひびが、前記ガラスの厚さを通り、該ガラスを横方向に通るひびの自己伝搬を経験しない該閾値中央張力より低い、請求項16または18記載の物品。
- 前記圧縮応力が400MPaから750MPaである、請求項19記載の物品。
- 前記DOCが30μmから50μmである、請求項16から20いずれか1項記載の物品。
- 前記DOCが前記厚さの15%から25%である、請求項16記載の物品。
- 前記厚さが6mm以下である、請求項16から22いずれか1項記載の物品。
- 前記厚さが0.3mmから2.0mmである、請求項23記載の物品。
- 前記ガラス物品が、医薬品、ワクチン、生物製剤、食品、または溶液を保持するために適合された容器である、請求項16から24いずれか1項記載の物品。
- 前記物品が医薬品容器を含む、請求項16から25いずれか1項記載の物品。
- 前記圧縮領域が、
前記表面圧縮領域における前記ガラス中の深さの関数としての前記圧縮応力の平均勾配が、前記内部圧縮領域における該ガラス中の深さの関数としての該圧縮応力の平均勾配より大きいことを含む、請求項16から26いずれか1項記載の物品。
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