JP7255465B2 - 樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体 - Google Patents

樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体 Download PDF

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Description

本開示は、樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体に関する。
接着剤を用いずに、樹脂と金属部材とを接合させた接合体を作製する方法が種々検討されている。しかし、本来異種材料である樹脂と金属とは、接合力に乏しいため、これらの接合力を向上させるための工夫が課題とされている。
たとえば、特許文献1には、アルミニウム合金製のアルミ形状体の表面に凹凸部を形成し、上記凹凸部の凹部に樹脂を進入させて固化させることにより、アルミ形状体と樹脂成形体との接合力を高める方法が記載されている。特許文献1によれば、凹部の一部から凹部の内部側につきだした突出部を形成したり、凹部の内部にさらに凹部または凸部を設けたりすることで、アルミ形状体と樹脂成形体との密着強度および気密性をより高めることができるとされている。
また、特許文献2には、アルミニウム合金基材の表面を陽極酸化処理してナノ細孔を形成し、さらに上記表面をアルカリ性溶液で腐食処理して腐食細孔を形成することにより、上記アルミニウム合金基材と樹脂との接合力を高める方法が記載されている。特許文献2によれば、上記処理後のアルミニウム合金基材は、腐食細孔の内部に多数のナノ細孔が形成された構造を有するとされている。
また、特許文献3には、金属板の一方の表面に、凹部と、上記凹部の底面から他方の表面へと貫通する貫通孔を形成し、上記他方の表面を被覆し、かつ上記貫通孔を通して前記凹部の内部まで充填された樹脂層を形成することで、材料を問わずに上記金属板と上記樹脂層とを接合させることができると記載されている。特許文献3には、上記凹部の形成により窪んだ金属は、対応する反対側の上記他方の表面に突出していると記載されている。
特開2011-121206号公報 特表2015-509557号公報 特開2012-183705号公報
特許文献1~特許文献3に記載のように、樹脂組成物と金属部材との接合強度を高める観点から、金属部材の表面を加工する試みが多数行われている。特に、特許文献1に記載の突出部や、特許文献3に記載の貫通孔および凹部のように、樹脂を係止できる構造を形成すれば、樹脂組成物が金属部材から離脱しにくくなり、これらの接合強度はより高まると記載される。
しかし、本発明者らの知見によれば、特許文献1~特許文献3に記載の方法でも、特に金属部材の厚みが大きくなったときには、樹脂組成物と金属部材との接合強度が期待したほどには高まらなかった。
本開示の目的は、樹脂組成物との接合強度をより高めることができる金属部材、上記樹脂組成物と金属部材とが接合した金属樹脂接合体の接合方法、および当該方法により作製される金属樹脂接合体を提供することにある。
一態様に係る樹脂組成物との接合用の金属部材は、いずれも前記金属部材の前記樹脂組成物が接合する表面から突出している、接合時に前記金属部材に接触して流動する前記樹脂組成物の流動方向に沿った断面の断面積が異なる複数の凸部を有し、前記複数の凸部は、前記流動方向に対する下流側ほど、前記流動方向に沿った断面の断面積がより小さくなるように配置されている。
また、一態様に係る金属樹脂接合体の製造方法は、金属部材を型の内部に配置する工程と、前記金属部材が配置されている型の内部に樹脂組成物を射出する工程と、を有し、前記配置された金属部材は、前記射出された樹脂組成物の流動方向に沿った断面の形状が異なる複数の凸部を、前記射出された樹脂組成物が接触する表面に有し、前記複数の凸部は、前記流動方向に対する下流側ほど、前記流動方向に沿った断面の断面積がより小さくなるように配置されている。
また、一態様に係る金属樹脂接合体は、金属部材と、前記金属部材の表面に接合した樹脂組成物と、を有する金属樹脂接合体であって、前記金属部材は、前記樹脂組成物が接合した表面に、接合時に前記金属部材に接触して流動した前記樹脂組成物の流動方向に沿った断面の断面積が異なる複数の凸部を有し、前記複数の凸部は、前記流動方向に対する下流側ほど、前記流動方向に沿った断面の断面積がより小さくなるように配置されている。
本開示によれば、樹脂組成物との接合強度をより高めることができる金属部材、上記樹脂組成物と金属部材とが接合した金属樹脂接合体の接合方法、および当該方法により作製される金属樹脂接合体が提供される。
図1は、第一の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。 図2Aは、金属部材に樹脂組成物を接合させる工程において、型に金属部材を配置する様子を示す模式図であり、図2Bは、コアを移動させて型を閉じる様子を示す模式図である。 図3A、図3B、図3Cおよび図3Dは、金属部材に樹脂組成物を接合させる工程において、溶融した樹脂組成物をゲートから型の内部に射出する様子を示す模式図である。 図4は、金属部材と固化した樹脂組成物とが接合した金属樹脂接合体を示す模式図である。 図5は、樹脂組成物が固化するときに、凸部の両側から凸部を締め付けるように収縮して固化していく様子を示す模式図である。 図6は、第二の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。 図7は、第三の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。 図8は、第四の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。 図9は、第五の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材と、型の内部に射出されて金属部材に接触して流動している樹脂組成物と、の様子を示す、模式図である。
以下、本開示の複数の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこれらの実施形態により限定されるものではない。
[第一の実施形態]
図1は、第一の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。
図1に示すように、金属部材100は、板状の部材であって、一方の表面110に配置された、表面110から突出する複数の凸部120を有する。なお、一方の表面110は、樹脂組成物が接合する表面である。
本実施形態において、複数の凸部120は、金属部材100の表面に独立して複数配置されたいずれも筒状の複数の突起である。なお、筒状である凸部120の形状は限定されず、円柱状、三角柱状、四角柱状、六角柱状、楕円柱状などの柱状、錐体状、錐台状、逆錐台状(逆テーパ状)などのいかなる形状であってもよい。本明細書において、筒状とは、金属部材100の表面110に沿った断面における当該部材の外周上の各点を結ぶ距離のうち、最大となる距離に対する最少となる距離の比0.5以上1.0以下となるような形状を意味する。
複数の凸部120は、接合時に金属部材100に接触して表面110に沿って流動する樹脂組成物の流動方向(図1中、白抜き矢印方向。以下、単に「流動方向」ともいう。)に沿って、体積が次第に小さくなる(流通方向に沿った断面の断面積が次第に小さくなる)ような、形状および配置となっている。具体的には、流動方向に対する上流側に配置された凸部120aに対して、凸部120aよりも流動方向に対する下流側に配置された凸部120bは、体積がより小さい凸部となっている。同様に、凸部120bに対して、凸部120bよりも流動方向に対する下流側に配置された凸部120cは、体積がより小さい凸部となっている。また、凸部120cに対して、凸部120cよりも流動方向に対する下流側に配置された凸部120dは、体積がより小さい凸部となっている。
図2および図3は、金属部材100に樹脂組成物を接合させる様子を示す工程図である。
まず、図2Aに示すように、型200に金属部材100を配置する。型200は、金属部材100が配置されるキャビティ210、および可動部であるコア220を有し、コア220には溶融した樹脂組成物を射出するゲート230が設けられている。
なお、金属部材100は、ゲート230から射出された樹脂組成物が金属部材100の表面に沿って流動する方向(流動方向)に対する下流側ほど、凸部120の体積がより小さくなるように、作製されている。そのため、型200の内部に配置された金属部材100は、ゲート230に近い位置の凸部120ほど体積がより大きくなっており、ゲート230から遠い位置の凸部120ほど体積がより小さくなっている。図2Aに示した白抜き矢印の方向は、図1に示した矢印と同様に、凸部120の体積がより小さくなっていく方向である。
次に、図2Bに示すように、コア220を移動させて型200を閉じる。このとき、型の内部を加熱していてもよい。
次に、図3Aに示すように、溶融した樹脂組成物300をゲート230から型200の内部に射出する。射出された樹脂組成物300は、金属部材100の表面110うち、まずゲート230の射出方向直下に位置する表面110に接触する。
図3Bおよび図3Cに示すように、射出された樹脂組成物300は、金属部材100の表面110に沿って流動して、型200の内部を充填していく。樹脂組成物の射出は、図3Dに示すように型200の内部が樹脂組成物300で略完全に充填されるまで行われる。
その後、型200の冷却により樹脂組成物300を冷却して固化させることで、図4に示すように、金属部材100と固化した樹脂組成物300とが接合した金属樹脂接合体400を型200から取り出して得ることができる。なお、金属樹脂接合体400は、型200から取り出すときにゲート230の出口近辺で樹脂組成物を切断して、ゲート230内部の樹脂組成物と分断される。このとき分断後に金属樹脂接合体400側に付着した樹脂組成物は、その後、磨き処理などの後加工により上記付着した樹脂組成物を除去するが、完全に除去しきることは非常に困難であり、通常、図4に示すような射出痕410が固化した樹脂組成物300の表面に残存する。
ここで、金属は一般に熱伝導率が高い。そのため、図3A~図3Dにおいて射出された樹脂組成物300が流動していくとき、樹脂組成物300が有する熱は、金属部材100に奪われ続けることになる。そのため、樹脂組成物300は、流動するにつれ、温度が低下していき、それに伴い粘度が上昇していき流動性が低下していく。そして、上記流動性が低下した樹脂組成物300は、金属部材100の表面に密に接触できないことがある。この状態で樹脂組成物300が冷却されて固化すると、金属部材100と樹脂組成物300との間に空隙が生じてしまい、樹脂組成物が金属部材100に十分に接合できず、これらの接合強度が高まりにくい。特に、金属部材100のうち、型200の内部でゲート230から遠い位置に配置される部位ほど、樹脂組成物300の温度低下および流動性低下による空隙の発生に伴う接合力の低下は、顕著である。
従来、金属部材の厚みを大きくすると樹脂組成物と金属部材との接合強度が高まりにくいことが知られている。これは、特に金属部材100の厚みが大きいときは、金属部材100はより多量の熱を奪うことができるため、上述した樹脂組成物300の温度低下および流動性低下による空隙の発生が起きやすいためだと考えられる。
これに対し、本実施形態では、金属部材100が有する複数の凸部120が、樹脂組成物300から受け取った熱を保持する熱保持部として作用する。そのため、凸部120の周囲の樹脂組成物は、所定の温度を保ちやすく、流動性が低下しにくいため、凸部120の表面に密に接触した後に固化することができ、これにより空隙が発生しにくいと考えられる。
また、本実施形態では、図5に示すように、樹脂組成物300が固化するときに、凸部120の両側から凸部120を締め付けるように図中矢印方向に収縮して固化していくため、冷却されて収縮した樹脂組成物300は、凸部120に強く固着するように固化していく。
凸部120は、これらの作用によって、固化した樹脂組成物300と金属部材100との接合強度を高める。そのため、
一方で、凸部120は、樹脂組成物300から受け取った熱を保持するものの、その分の熱を樹脂組成物300から奪ってもいる。そのため、金属部材100が表面110に複数の凸部120を有すると、型200の内部で樹脂組成物300が流動する方向(流動方向)に対する下流側ほど、流動経路上の凸部120に樹脂組成物300の熱を奪われ、さらに凸部120に累積的に熱を奪われるため、樹脂組成物300の温度が極端に低下しやすい。そのため、単に複数の凸部120を配置しただけでは、流動方向に対する下流側における、流動性の低下に伴う接合強度の低下は十分には抑制しきれない。
本実施形態では、上述した本発明者らの新たな知見に基づき、流動方向下流側においても、凸部120の配置による接合強度の向上がより十分に奏されるように、金属部材100の表面110上の位置に応じて、複数の凸部120の体積を変化させている。
具体的には、金属部材100は、流動方向に対する下流側に配置されて、温度が低下した樹脂組成物300と接触することになる凸部120cおよび凸部120dは、上流側に配置された凸部120aおよび凸部120bよりも体積を小さくされている。これにより、凸部120cおよび凸部120dが奪う熱の量を少なくして、流動方向に対する下流側における、樹脂組成物300の冷却による流動性の低下に伴う接合強度の低下を抑制している。
これにより、流動方向に対する下流側において樹脂組成物300の温度が極端に低下し、流動性も極端に低下することによる、下流側での接合強度の低下をより生じにくくすることができる。そのため、流動方向に対する上流側および下流側のいずれにおいても、凸部120が熱を保持して樹脂組成物300の流動性の低下による空隙の発生を抑制し、かつ樹脂組成物300が凸部120を締め付けるように収縮して固化していくことによる、接合強度の向上効果が十分に奏されるものと考えられる。
なお、本実施形態において、それぞれの凸部120間の間隔は、一定でもよいし、変化していてもよい。たとえば、下流側において凸部120が熱を保持することによる接合強度の向上を意図して、流動方向に対する下流側ほど凸部120間の距離を小さくして(凸部120を密に配置して)もよいし、下流側において凸部120が奪う熱の量を少なくして接合強度の低下を抑制することを意図して、流動方向に対する下流側ほど凸部120間の距離を大きくして(凸部120を粗に配置して)もよい。これらは、金属部材100および樹脂組成物300の物性(熱の移動しやすさや樹脂組成物の流動性)、射出する樹脂組成物300の温度、型200を加熱する温度などに応じて、適宜設定することができる。
このようにして得られた金属樹脂接合体400(図4参照)は、金属部材100と、金属部材100の表面110に接合した樹脂組成物300と、を有し、金属部材100と樹脂組成物300とが接合している表面110には、複数の凸部120が配置されている。複数の凸部120は、射出痕410に近いほど体積が大きくなり、射出痕410に対して離れていく方向に体積が小さくなるように、配置されている。言い換えると、金属樹脂接合体400は、金属部材100と樹脂組成物300とが接合している表面110に、射出痕410に対して離れていく方向に沿った断面の断面積が異なる複数の凸部を有する。
なお、樹脂組成物300は、炭素繊維、ガラス繊維およびセルロースナノファイバーなどの強化繊維310を含む繊維強化樹脂組成物であってもよい。そして、強化繊維310は、型200の中を樹脂組成物300が流動する際に、樹脂組成物300の流動方向に沿って配向しやすい。このとき、複数の凸部120は、強化繊維310が配向している方向に沿って、体積が小さくなるように、配置されている。
上述の本実施形態によれば、特に金属部材の厚みが大きいときにも、金属部材と樹脂組成物との接合強度を高めることができる。
[第二の実施形態]
図6は、第二の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。
図6に示すように、金属部材600は、板状の部材であって、一方の表面610に配置された複数の凸部620を有する。なお、一方の表面610は、樹脂組成物が接合する表面である。本実施形態は、複数の凸部620の形状のみが第一の実施形態とは異なる。そのため、第一の実施形態との相違点のみを説明し、重複する部分の説明は省略する。
本実施形態において、複数の凸部620は、金属部材600の表面に独立して複数配置された、いずれも棒状の複数の突起である。それぞれの棒状の突起は、接合時に金属部材600に接触して表面610に沿って流動する樹脂組成物の流動方向(図6中、白抜き矢印方向)とは異なる方向に延びるように、表面610に沿って配置されている。本実施形態では、複数の凸部620は、いずれも流動方向とは直交する方向(図6中、斜線つき矢印方向)に沿って伸びるように、互いに間隔を空けて配置されている。
なお、棒状である凸部620の形状は限定されず、三角柱状、四角柱状、六角柱状、楕円柱状などのいかなる形状であってもよい。本明細書において、棒状とは、金属部材600の表面610に沿った断面における当該部材の外周上の各点を結ぶ距離のうち、最大となる距離に対する最少となる距離の比0.5未満となるような形状を意味する。
複数の凸部620は、樹脂組成物300の流動方向(図6中、白抜き矢印方向)に沿って、流動方向への凸部の幅が次第に小さくなる(流通方向に沿った断面の断面積が次第に小さくなる)ような、形状および配置となっている。具体的には、流動方向に対する上流側に配置された凸部620aに対して、凸部620aよりも流動方向に対する下流側に配置された凸部620bは、上記凸部の幅がより小さい凸部となっている。同様に、凸部620bに対して、凸部620bよりも流動方向に対する下流側に配置された凸部620cは、上記凸部の幅がより小さい凸部となっている。
本実施形態では、樹脂組成物300の流動方向に対する下流側に配置されて、温度が低下した樹脂組成物300と接触することになる凸部620bおよび凸部620cは、上流側に配置された凸部620aよりも流通方向への凸部の幅(流通方向に沿った断面の断面積)を小さくされている。これにより、金属部材600は、それぞれの凸部620が熱を保持することにより樹脂組成物300の接合強度を高めつつ、凸部620bおよび凸部620cが奪う熱の量を少なくして、流動方向に対する下流側における、樹脂組成物300の冷却による流動性の低下に伴う接合強度の低下を抑制している。
本実施形態では、それぞれの凸部620は、側面として、流動方向に対する上流側を向いた第一面622と、流動方向に対する下流側を向いた第二面624と、を有する。このような凸部620は、射出されて金属部材600に接触した樹脂組成物300が冷却されて収縮するとき、第一面622と第二面624とをより強固に締め付けるように収縮させるので、金属部材600と樹脂組成物300との接合強度をより高めることができる。
本実施形態でも、特に金属部材の厚みが大きいときにも、金属部材と樹脂組成物との接合強度を高めることができる。
また、本実施形態では、冷却して収縮するときに締め付ける凸部の面積を大きくできるため、金属部材と樹脂組成物との接合強度をより高めることができる。
なお、複数の凸部620は、互いに平行であってもよいし、非平行であって互いにずれた方向に延びていてもよい。
[第三の実施形態]
図7は、第三の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。
図7に示すように、金属部材700は、板状の部材であって、一方の表面710に配置された凸部720を有する。なお、一方の表面710は、樹脂組成物が接合する表面である。本実施形態は、凸部720の形状のみが第二の実施形態とは異なる。そのため、第二の実施形態との相違点のみを説明し、重複する部分の説明は省略する。
本実施形態において、凸部720は、金属部材700の表面に複数配置されたいずれも棒状の複数の第一凸部720a、第一凸部720b、第一凸部720cおよび第一凸部720dと、これらの凸部を接続するいずれも棒状の第二凸部730a、第二凸部730b、第二凸部730cおよび第二凸部730dと、を有する。
それぞれの棒状の第一凸部720a、第一凸部720b、第一凸部720cおよび第一凸部720dは、接合時に金属部材700に接触して表面710に沿って流動する樹脂組成物の流動方向(図7中、白抜き矢印方向)とは異なる方向に延びるように、表面710に沿って配置されている。本実施形態では、第一凸部720a、第一凸部720b、第一凸部720cおよび第一凸部720dは、いずれも流動方向とは直交する方向(図7中、斜線つき矢印方向)に沿って伸びるように、互いに間隔を空けて配置されている。
複数の第一凸部720a、第一凸部720b、第一凸部720cおよび第一凸部720dは、樹脂組成物300の流動方向(図7中、白抜き矢印方向)に沿って、流動方向への凸部の幅が次第に小さくなる(流通方向に沿った断面の断面積が次第に小さくなる)ような、形状および配置となっている。具体的には、流動方向に対する上流側に配置された第一凸部720aに対して、第一凸部720aよりも流動方向に対する下流側に配置された第一凸部720bは、上記凸部の幅がより小さい凸部となっている。同様に、第一凸部720bに対して、第一凸部720bよりも流動方向に対する下流側に配置された第一凸部720cは、上記凸部の幅がより小さい凸部となっており、第一凸部720cに対して、第一凸部720cよりも流動方向に対する下流側に配置された第一凸部720dは、上記凸部の幅がより小さい凸部となっている。
それぞれの棒状の第二凸部730a、第二凸部730b、第二凸部730cおよび第二凸部730dは、それぞれの第一凸部が延びる方向とは異なる方向(図7中、斜線つき矢印方向)に延びるように、表面710に沿って配置されている。本実施形態では、第二凸部730a、第二凸部730b、第二凸部730cおよび第二凸部730dは、いずれも同一の方向に沿って伸びるように、互いに間隔を空けて配置されている。
複数の第二凸部730a、第二凸部730b、第二凸部730cおよび第二凸部730dは、いずれも同一の幅(図7中、斜線つき矢印方向への幅)を有し、同一間隔で配置されている。なお、それぞれの第二凸部の形状および配置はこれらに限定されることはなく、たとえば流動方向に対する下流側ほど、第二凸部の幅は細くなっていてもよい。
本実施形態でも、樹脂組成物300の流動方向に対する下流側に配置されて、温度が低下した樹脂組成物300と接触することになる第一凸部720cおよび第一凸部720dは、上流側に配置された第一凸部720aおよび第一凸部720bよりも流通方向への凸部の幅(流通方向に沿った断面の断面積)を小さくされている。これにより、金属部材700は、それぞれの第一凸部が熱を保持することにより樹脂組成物300の接合強度を高めつつ、第一凸部720cおよび第一凸部720dが奪う熱の量を少なくして、流動方向に対する下流側における、樹脂組成物300の冷却による流動性の低下に伴う接合強度の低下を抑制している。
また、本実施形態では、それぞれの第一凸部720a、第一凸部720b、第一凸部720cおよび第一凸部720dは、流動方向に対する上流側を向いた第一面722と、流動方向に対する下流側を向いた第二面724と、を有する。このような凸部720は、射出されて金属部材700に接触した樹脂組成物300が冷却されて収縮するとき、第一面722と第二面724とをより強固に締め付けるように収縮させるので、金属部材700と樹脂組成物300との接合強度をより高めることができる。
なお、複数の第二凸部730は、互いに平行であってもよいし、非平行であって互いにずれた方向に延びていてもよい。また、複数の第二凸部730は、流動方向と同一方向に延びていてもよいし、流動方向に対して異なる方向に延びていてもよい。
また、複数の第二凸部730は、金属部材700の表面からの高さ(以下、単に「高さ」ともいう。)が複数の第一凸部と同じであってもよいし、第一凸部とは異なっていてもよい。また、複数の第二凸部の凸部間で高さが異なっていてもよいし、同様に、複数の第一凸部の凸部間で高さが異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、射出されて金属部材700に接触した樹脂組成物300が冷却されて収縮するとき、第二凸部730をも締め付けるように強固に収縮できるので、金属部材700と樹脂組成物300との接合強度をより高めることができる。
[第四の実施形態]
図8は、第四の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。
図8に示すように、金属部材800は、板状の部材であって、一方の表面810に配置された複数の凸部820を有する。なお、一方の表面810は、樹脂組成物が接合する表面である。本実施形態は、凸部820の形状のみが第一の実施形態とは異なる。そのため、第一の実施形態との相違点のみを説明し、重複する部分の説明は省略する。
本実施形態において、複数の凸部820は、金属部材800の表面に独立して複数配置されたいずれも筒状の複数の突起である。
複数の凸部820は、接合時に金属部材800に接触して表面810に沿って流動する樹脂組成物の流動方向(図8中、複数の白抜き矢印方向。以下、単に「流動方向」ともいう。)に沿って、体積が次第に小さくなる(流通方向に沿った断面の断面積が次第に小さくなる)ような、形状および配置となっている。
具体的には、複数の凸部820は、金型200中で樹脂組成物300が最初に接触する地点Pに最も近い位置に配置された凸部820aと、地点Pに対して放射状に配置された、体積がより小さい凸部820b、凸部820cおよび凸部820dと、を有する。凸部820b、凸部820cおよび凸部820dは、地点Pから離れるほど、体積が小さくなるような形状および配置となっている。
本実施形態でも、樹脂組成物300の流動方向に対する下流側に配置されて、温度が低下した樹脂組成物300と接触することになる凸部820cおよび凸部820dは、上流側に配置された凸部820aおよび凸部820bよりも体積流(流通方向に沿った断面の断面積)を小さくされている。これにより、金属部材800は、それぞれの凸部820が熱を保持することにより樹脂組成物300の接合強度を高めつつ、凸部820bおよび凸部820cが奪う熱の量を少なくして、流動方向に対する下流側における、樹脂組成物300の冷却による流動性の低下に伴う接合強度の低下を抑制している。
そのため、本実施形態でも、特に金属部材の厚みが大きいときにも、金属部材と樹脂組成物との接合強度を高めることができる。
なお、本実施形態では、複数の独立した筒状の凸部820が放射状に配置されている例を示したが、それぞれの凸部は、地点Pを中心とした環状の突起であってもよく、上記環状の突起は、それぞれ異なる位置に形成された切り欠きを有してもよい。
[第五の実施形態]
図9は、第五の実施形態に関する、樹脂組成物との接合用の金属部材900と、型の内部に射出されて金属部材900に接触して流動している樹脂組成物300と、の様子を示す、模式図である。
本実施形態において、凸部920は、金属部材900の樹脂組成物と接する表面910とは反対側の表面912から抜き加工されて、内部に空洞部922を有する。
本実施形態によれば、凸部920がその内部に断熱性の大気が充填された空洞部922を有するため、凸部920の保温効果が高まっている。そのため、凸部920の周囲の樹脂組成物300は冷却されにくく、流動性の低下による空隙の発生がより顕著に抑制され、金属部材900と樹脂組成物300との接合強度がより高まる。
なお、凸部920は、第一の実施形態~第四の実施形態で説明したいずれの突起であってもよい。また、金属部材900が有するすべての凸部920が空洞部922を有してもよいし、一部の凸部920のみが空洞部922を有してもよい。たとえば、樹脂組成物の温度が低下しにくい流動方向に対する上流側の突起には空洞部を設けず、樹脂組成物の温度が低下しやすい流動方向に対する下流側の凸部920にのみ空洞部922を設けてもよい。
また、空洞部922の内部は大気充填されていてでもよいし、真空であってもよいし、伝熱性が低い液体などで充填されていてもよい。
また、空洞部922は、抜き加工以外の公知の方法により形成されていてもよい。
[その他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
たとえば、上述の第一の実施形態では、複数の凸部が、単一の側面を有する円柱形である例を説明したが、角柱形などの、第二の実施形態と同様に側面に第一面と第二面を有する形状の凸部としてもよい。
また、複数の凸部を逆テーパ状とすることは、金属部材と樹脂組成物との接合強度を高める観点から好ましい。
また、上述の各実施形態では、金属部材が板状である例を説明したが、金属部材は板状以外のいかなる形状であってもよい。また、凸部は、金属部材の一面のみに配置されていてもよいし、いずれも樹脂組成物が接合する複数の面に配置されていてもよい。また、凸部が配置される面は、平面であってもよいし、曲面などの平面以外の面であってもよい。
また、上述の各実施形態では、1つのゲートから型の内部に溶融した樹脂組成物を射出する例を説明したが、複数のゲートから型の内部に溶融した樹脂組成物を射出してもよい。このとき、金属部材は、それぞれのゲートから射出された樹脂組成物が到達する範囲内に、それぞれのゲートからの距離に応じて体積または幅(流動方向に沿った断面の断面積)が変化する複数の凸部を有すればよい。
また、金属部材は、体積または幅(流動方向に沿った断面の断面積)が異なる2つの突起を有すればよいが、それぞれ体積または幅(流動方向に沿った断面の断面積)が異なる3つ以上の突起を有することが好ましい。
また、金属部材は、レーザー加工、ブラスト処理および化学的処理などの方法により、ナノメートル~マイクロメートルオーダーのミクロ凹凸が形成されていてもよい。特に、本開示では、金属部材の表面に凸部を設けるため、凸部の周囲における樹脂組成物の流動性が低下しにくい。そのため、樹脂組成物がミクロ凹凸の内部にも入り込みやすく、ミクロ凹凸を形成した金属部材と樹脂組成物との接合強度もより高めやすい。
本開示によれば、金属部材と樹脂組成物との接合強度をより高めることができる。特に、金属部材の厚みが大きいときにも、上記接合強度をより高めることができるので、金属樹脂接合体の用途が拡大されることが期待される。
100、600、700、800、900 金属部材
110、610、710、810、910 表面
120、120a、120b、120c、120d、620,620a、620b、620c、720、820、820a、820b、820c、820d、920 凸部
200 型
210 キャビティ
220 コア
230 ゲート
300 樹脂組成物
310 強化繊維
400 金属樹脂接合体
410 射出痕
622、722 第一面
624、724 第二面
720a、720b、720c、720d 第一凸部
730、730a、730b、730c、730d 第二凸部
912 表面
922 空洞部

Claims (8)

  1. 樹脂組成物との接合用の金属部材であって、
    いずれも前記金属部材の前記樹脂組成物が接合する表面から突出している、接合時に前記金属部材に接触して流動する前記樹脂組成物の流動方向に沿った断面の断面積が異なる複数の凸部を有し、
    前記複数の凸部は、前記流動方向に対する下流側ほど、前記流動方向に沿った断面の断面積がより小さくなるように配置されており
    前記複数の凸部は、いずれも前記流動方向とは異なる方向に沿って伸びるように配置された複数の棒状の突起である、
    樹脂組成物との接合用の金属部材。
  2. 前記複数の凸部を接続する、前記流動方向または前記流動方向とは異なる方向に沿って伸びるように配置された棒状の突起を有する、請求項1に記載の樹脂組成物との接合用の金属部材。
  3. 前記複数の凸部は、少なくとも1つの凸部が、前記流動方向に対する上流側を向いた第一面と、前記流動方向に対する下流側を向いた前記第一面とは異なる第二面と、を有する、請求項1または2に記載の樹脂組成物との接合用の金属部材。
  4. 前記複数の凸部は、内部に空洞部を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の樹脂組成物との接合用の金属部材。
  5. 金属部材を型の内部に配置する工程と、
    前記金属部材が配置されている型の内部に樹脂組成物を射出する工程と、を有し、
    前記配置された金属部材は、前記射出された樹脂組成物の流動方向に沿った断面の形状が異なる複数の凸部を、前記射出された樹脂組成物が接触する表面に有し、
    前記複数の凸部は、前記流動方向に対する下流側ほど、前記流動方向に沿った断面の断面積がより小さくなるように配置されており
    前記複数の凸部は、いずれも前記流動方向とは異なる方向に沿って伸びるように配置された複数の棒状の突起である、
    金属樹脂接合体の製造方法。
  6. 金属部材と、前記金属部材の表面に接合した樹脂組成物と、を有する金属樹脂接合体であって、
    前記金属部材は、前記樹脂組成物が接合した表面に、接合時に前記金属部材に接触して流動した前記樹脂組成物の流動方向に沿った断面の断面積が異なる複数の凸部を有し、
    前記複数の凸部は、前記流動方向に対する下流側ほど、前記流動方向に沿った断面の断面積がより小さくなるように配置されており
    前記複数の凸部は、いずれも前記流動方向とは異なる方向に沿って伸びるように配置された複数の棒状の突起状の凸部である、
    金属樹脂接合体。
  7. 前記樹脂組成物は、射出痕を有し、
    前記流動方向は、前記射出痕に対して離れていく方向である、
    請求項に記載の金属樹脂接合体。
  8. 前記樹脂組成物は、強化繊維を含む繊維強化樹脂組成物であり、
    前記流動方向は、前記強化繊維が配向している方向である、
    請求項6または7に記載の金属樹脂接合体。
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