JP2021088093A - 繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体 - Google Patents

繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体 Download PDF

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Abstract

【課題】繊維強化樹脂組成物との接合強度をより高めることができる金属部材を提供すること。【解決手段】繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材は、接合時に流動する前記繊維強化樹脂組成物と接触して、前記繊維強化樹脂組成物の流れを分岐させる位置に配置された、第一の凸部と、前記第一の凸部との接触により分岐した流れのうち一方の流れと接触して、前記一方の流れをさらに分岐させる位置に配置された、第二の凸部と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材、金属樹脂接合体の製造方法、および金属樹脂接合体に関する。
接着剤を用いずに、樹脂と金属部材とを接合させた接合体を作製する方法が種々検討されている。しかし、本来異種材料である樹脂と金属とは、接合力に乏しいため、これらの接合力を向上させるための工夫が課題とされている。
たとえば、特許文献1には、アルミニウム合金製のアルミ形状体の表面に凹凸部を形成し、上記凹凸部の凹部に樹脂を進入させて固化させることにより、アルミ形状体と樹脂成形体との接合力を高める方法が記載されている。特許文献1によれば、凹部の一部から凹部の内部側につきだした突出部を形成したり、凹部の内部にさらに凹部または凸部を設けたりすることで、アルミ形状体と樹脂成形体との密着強度および気密性をより高めることができるとされている。
また、特許文献2には、アルミニウム合金基材の表面を陽極酸化処理してナノ細孔を形成し、さらに上記表面をアルカリ性溶液で腐食処理して腐食細孔を形成することにより、上記アルミニウム合金基材と樹脂との接合力を高める方法が記載されている。特許文献2によれば、上記処理後のアルミニウム合金基材は、腐食細孔の内部に多数のナノ細孔が形成された構造を有するとされている。
また、特許文献3には、金属板の一方の表面に、凹部と、上記凹部の底面から他方の表面へと貫通する貫通孔を形成し、上記他方の表面を被覆し、かつ上記貫通孔を通して前記凹部の内部まで充填された樹脂層を形成することで、材料を問わずに上記金属板と上記樹脂層とを接合させることができると記載されている。特許文献3には、上記凹部の形成により窪んだ金属は、対応する反対側の上記他方の表面に突出していると記載されている。
特開2011−121306号公報 特表2015−509557号公報 特開2012−183705号公報
特許文献1〜特許文献3に記載のように、樹脂と金属部材との接合強度を高める観点から、金属部材の表面を加工する試みが多数行われている。特に、特許文献1に記載の突出部や、特許文献3に記載の貫通孔および凹部のように、樹脂を係止できる構造を形成すれば、樹脂が金属部材から離脱しにくくなり、これらの接合強度はより高まると記載される。
しかし、本発明者らの知見によれば、特許文献1〜特許文献3に記載の方法でも、強化繊維を含む繊維強化樹脂組成物と金属部材との接合強度は期待したほどには高まっていなかった。
本開示の目的は、繊維強化樹脂組成物との接合強度をより高めることができる金属部材、上記繊維強化樹脂組成物と金属部材とが接合した金属樹脂接合体の接合方法、および当該方法により作製される金属樹脂接合体を提供することにある。
一態様に係る繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材は、接合時に流動する前記繊維強化樹脂組成物と接触して、前記繊維強化樹脂組成物の流れを分岐させる位置に配置された、第一の凸部と、前記第一の凸部との接触により分岐した流れのうち一方の流れと接触して、前記一方の流れをさらに分岐させる位置に配置された、第二の凸部と、を有する。
また、一態様に係る金属樹脂接合体の製造方法は、金属部材を型の内部に配置する工程と、前記金属部材が配置されている型の内部に繊維強化樹脂組成物を射出する工程と、を有する。前記金属部材は、接合時に流動する前記繊維強化樹脂組成物と接触して、前記繊維強化樹脂組成物の流れを分岐させる位置に配置された、第一の凸部と、前記第一の凸部との接触により分岐した流れのうち一方の流れと接触して、前記一方の流れをさらに分岐させる位置に配置された、第二の凸部と、を有する。
また、一態様に係る金属樹脂接合体は、金属部材と、前記金属部材の表面に接合した繊維強化樹脂組成物と、を有する金属樹脂接合体である。前記金属部材は、接合時に流動した前記繊維強化樹脂組成物と接触して、前記繊維強化樹脂組成物の流れを分岐させる位置に配置された、第一の凸部と、前記第一の凸部との接触により分岐した流れのうち一方の流れと接触して、前記一方の流れをさらに分岐させる位置に配置された、第二の凸部と、を有する。
本開示によれば、繊維強化樹脂組成物との接合強度をより高めることができる金属部材、上記繊維強化樹脂組成物と金属部材とが接合した金属樹脂接合体の接合方法、および当該方法により作製される金属樹脂接合体が提供される。
図1は、第一の実施形態に関する、繊維強化樹脂組成物(FRP)との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。 図2Aは、金属部材にFRPを接合させる工程において、型に金属部材を配置する様子を示す模式図であり、図2Bは、コアを移動させて型を閉じる様子を示す模式図である。 図3A、図3B、図3Cおよび図3Dは、金属部材にFRPを接合させる工程において、溶融したFRPをゲートから型の内部に射出する様子を示す模式図である。 図4は、金属部材と固化したFRPとが接合した金属樹脂接合体を示す模式図である。 図5Aおよび図5Bは、複数の凸部を主流動方向に対して同一直線上に配置した金属部材を型の内部に配置して、溶融したFRPを射出して流動させたときの、FRPが流動する様子を示す模式平面図であり、図5Cは、このときに得られる金属樹脂接合体における、強化繊維の配置を示す模式平面図である。 図6Aおよび図6Bは、第一の本実施形態に関する金属部材を型の内部に配置して、溶融したFRPを射出して流動させたときの、FRPが流動する様子を示す模式平面図であり、図6Cは、このときに得られる金属樹脂接合体における、強化繊維の配置を示す模式平面図である。 図7は、FRPが固化するときに、凸部の両側から凸部を締め付けるように収縮して固化していく様子を示す模式図である。 図8は、第二の実施形態に関する、FRPとの接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。 図9は、第三の実施形態に関する、FRPとの接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。 図10は、第四の実施形態に関する、FRPとの接合用の金属部材と、型の内部に射出されて金属部材に接触して流動しているFRPと、の様子を示す、模式図である。
以下、本開示の複数の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこれらの実施形態により限定されるものではない。
[第一の実施形態]
図1は、第一の実施形態に関する、繊維強化樹脂組成物(本明細書において、単に「FRP」(Fiber Reinforced Plastic)ともいう。)との接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。
図1に示すように、金属部材100は、板状の部材であって、一方の表面110に配置された、表面110から突出する複数の凸部120を有する。なお、一方の表面110は、FRPが接合する表面である。
本実施形態において、複数の凸部120は、金属部材100の表面に独立して配置された、いずれも筒状の複数の突起である。なお、筒状である凸部120の形状は限定されず、円柱状、三角柱状、四角柱状、六角柱状、楕円柱状などの柱状、錐体状、錐台状、逆錐台状(逆テーパ状)などのいかなる形状であってもよい。本明細書において、筒状とは、金属部材100の表面110に沿った断面における当該部材の外周上の各点を結ぶ距離のうち、最大となる距離に対する最少となる距離の比0.5以上1.0以下となるような形状を意味する。
複数の凸部120は、接合時に金属部材100に接触して表面110に沿って流動するFRPの流動方向(図1中、白抜き矢印方向。以下、単に「主流動方向」ともいう。)に沿った上流側に配置された第一の凸部と、主流動方向に沿った下流側に配置された第二の凸部と、が形成されるように配置される。たとえば、図1において、第一の凸部としての複数の凸部120aに対して、その下流側には第二の凸部としての複数の凸部120bが配置されている。同様に、第一の凸部としての複数の凸部120bに対して、その下流側には第二の凸部としての複数の凸部120cが配置されており、第一の凸部としての複数の凸部120cに対して、その下流側には第二の凸部としての複数の凸部120dが配置されている。そして、それぞれの複数の凸部120a、120b、120cおよび120dは、いずれも主流動方向とは直交する方向(図1中、斜線つき矢印方向)に沿って、互いに間隔を空けて配列された複数の凸部となっている。
ここで、第二の凸部となる凸部(たとえば凸部120bのうち任意の凸部)は、第一の凸部となる凸部(たとえば凸部120aのそれぞれの凸部)に対して、主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置されている。言い換えると、第二の凸部としての凸部120bは、第一の凸部としての凸部120aとは、主流動方向に平行な同一直線上には配置されない。同様に、第二の凸部としての凸部120cは、第一の凸部としての凸部120bに対して、主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置され、第一の凸部としての凸部120bと主流動方向に平行な同一直線上には配置されない。また、第二の凸部としての凸部120dは、第一の凸部としての凸部120cに対して、主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置され、第一の凸部としての凸部120cと主流動方向に平行な同一直線上には配置されない。
図2および図3は、金属部材100にFRPを接合させる様子を示す工程図である。
まず、図2Aに示すように、型200に金属部材100を配置する。型200は、金属部材100が配置されるキャビティ210、および可動部であるコア220を有し、コア220には溶融したFRPを射出するゲート230が設けられている。
なお、金属部材100は、ゲート230から射出されたFRPが金属部材100の表面に沿って流動する方向(主流動方向、図2A中の白抜き矢印方向)における位置(主流動方向に沿ってのゲート230からの距離)が異なる複数の凸部120を有し、それぞれの位置における凸部120は、前後の凸部120とは主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置されている。
次に、図2Bに示すように、コア220を移動させて型200を閉じる。このとき、型の内部を加熱していてもよい。
次に、図3Aに示すように、溶融したFRP300をゲート230から型200の内部に射出する。射出されたFRP300は、金属部材100の表面110うち、まずゲート230の射出方向直下に位置する表面110に接触する。
図3Bおよび図3Cに示すように、射出されたFRP300は、金属部材100の表面110に沿って流動して、型200の内部を充填していく。FRP300の射出は、図3Dに示すように型200の内部がFRP300で略完全に充填されるまで行われる。
その後、型200の冷却によりFRP300を冷却して固化させることで、図4に示すように、金属部材100と固化したFRP300とが接合した金属樹脂接合体400を型200から取り出して得ることができる。なお、金属樹脂接合体400は、型200から取り出すときにゲート230の出口近辺でFRPを切断して、ゲート230内部のFRPと分断される。このとき分断後に金属樹脂接合体400側に付着したFRPは、その後、磨き処理などの後加工により除去されるが、完全に除去しきることは非常に困難であり、通常、図4に示すような射出痕410が固化したFRP300の表面に残存する。
なお、図4に示すように、FRP300は、炭素繊維、ガラス繊維およびセルロースナノファイバーなどの強化繊維310を含んでいる。図示しなかったものの、この強化繊維310は、型200に射出される溶融したFRP300にも含まれている。なお、理解を容易にするため、図4では、金属樹脂接合体400に含まれる強化繊維310のうち、一部の強化繊維310のみを抜粋して示している。
ところで、本発明者らの知見によると、特許文献1〜特許文献3に記載のような表面に凹部や細孔を形成した金属部材とFRPとを接合させるときには、FRPのうちの母材樹脂は上記凹部や細孔の内部に入り込めるが、強化繊維は上記凹部や細孔の内部に入り込みにくい。そのため、上記凹部や細孔の内部では母材樹脂と金属部材とが接合するのみであり、強化繊維による補強効果が得られず、そのためFRPと金属部材との接合強度が思うように高まりにくかったと考えられる。
これに対し、本実施形態では、金属部材100の表面に配置された複数の凸部120が、型200の内部でFRP300が流動する方向に突出している。このような構造とすることで、強化繊維310が複数の凸部120に絡み付いて、FRP300と金属部材100の凸部120とをより強固に接合させることができ、これによりFRP300と金属部材100との接合強度をより高めることができる。
また、本実施形態では、第一の凸部と第二の凸部とを、主流動方向に直交する方向の位置を互いにずらした配置とすることで、複数の凸部120に強化繊維をより絡み付きやすくしている。
図5Aおよび図5Bは、複数の凸部520a、520b、520cおよび520dを主流動方向に対して同一直線上に配置した金属部材500を型200の内部に配置して、溶融したFRP300を射出して流動させたときの、FRP300が流動する様子を示す模式平面図である。図5Aおよび図5B中、白抜き矢印方向は、FRP300の主流動方向を示し、太線矢印は、FRP300が実際に流動する方向を示す。また、図5Cは、このときに得られる金属樹脂接合体における、強化繊維310の配置を示す模式平面図である。なお、理解を容易にするため、図5Cでは、金属樹脂接合体に含まれる強化繊維310のうち、一部の強化繊維のみを抜粋して示している。
図5Aおよび図5Bに示すように、型200の内部を流動するFRP300は、それぞれの凸部520(特には最も上流側に配置された複数の凸部520a)によって流動方向をわずかに変更されるものの、全体としては概ね主流動方向に沿った一方向に流動していく。そのため、図5Cに示すように、得られた金属樹脂接合体でも、強化繊維310は略一方向に配向している。
図6Aおよび図6Bは、複数の凸部を主流動方向に対して互いにずらして配置した本実施形態の金属部材100を型200の内部に配置して、溶融したFRP300を射出して流動させたときの、FRP300が流動する様子を示す模式平面図である。図6Aおよび図6B中、白抜き矢印方向は、FRP300の主流動方向を示し、太線矢印は、FRP300が実際に流動する方向を示す。また、図6Cは、このときに得られる金属樹脂接合体400における、強化繊維310の配置を示す模式平面図である。なお、図6A〜図6Cでは、理解を容易にするため、一部の凸部120の図示を省略している。
図6Aおよび図6Bに示すように、型200の内部を流動するFRP300は、最も上流側に配置された複数の凸部120aに接触すると、凸部120aの一方の側面に沿って流動する流れAと、凸部120aの他方の側面に沿って流動する流れBと、に分岐される。そして、流れAは、複数の凸部120bのうちひとつの凸部120b−1に接触して、凸部120b−1の一方の側面に沿って流動する流れA−1と、凸部120b−1の他方の側面に沿って流動する流れA−2と、に分岐される。また、流れBは、複数の凸部120bのうち他の凸部120b−2に接触して、凸部120b−2の一方の側面に沿って流動する流れB−1と、凸部120b−2の他方の側面に沿って流動する流れB−2と、に分岐される。また、分岐した流動同士(たとえば流れA−2および流れB−1)は、部分的に合流もする。
このようにして、複数の凸部120によってFRP300の流れを繰り返し分岐(および合流)させることで、型200の内部で金属部材100に接して流動するFRP300の実際の流動方向を、複雑に変化させることができる。そのため、図6Cに示すように、得られた金属樹脂接合体400でも、金属部材100とFRP300との界面近傍では強化繊維310の配向が乱れ、凸部120の裏側(主流動方向に対する凸部の下流側)にも強化繊維310が進入しやすくなる。これにより、本実施形態では、強化繊維310がそれぞれの凸部120の周囲により絡みやすくなる。なお、理解を容易にするため、図6Cでは、金属樹脂接合体400に含まれる強化繊維310のうち、一部の強化繊維310のみを抜粋して示している。
さらには、本実施形態では、金属部材100が有する複数の凸部120が、FRP300から受け取った熱を保持する熱保持部として作用する。
つまり、金属は一般に熱伝導率が高い。そのため、図3A〜図3Dにおいて射出されたFRP300が流動していくとき、FRP300が有する熱は、金属部材100に奪われ続けることになる。そのため、FRP300は、流動するにつれ、温度が低下していき、それに伴い粘度が上昇していき流動性が低下していく。そして、上記流動性が低下したFRP300は、金属部材100の表面に密に接触できないことがある。この状態でFRP300が冷却されて固化すると、金属部材100とFRP300との間に空隙が生じてしまい、FRP300が金属部材100に十分に接合できず、これらの接合強度が高まりにくい。
従来、金属部材の厚みを大きくするとFRPと金属部材との接合強度が高まりにくいことが知られている。これは、特に金属部材100の厚みが大きいときは、金属部材100がより多量の熱を奪うため、上述したFRP300の温度低下および流動性低下による空隙の発生が起きやすいためだと考えられる。
これに対し、本実施形態では、それぞれの凸部120が熱を一時的に保持するため、凸部120の周囲のFRP300は、所定の温度を保ちやすく、流動性が低下しにくい。これにより、金属部材100は、凸部120の表面に密に接触した後にFRP300を固化させることができるため、空隙が発生しにくいと考えられる。
また、本実施形態では、図7に示すように、FRP300は、固化するときに、凸部120の両側から凸部120を締め付けるように図中矢印方向に収縮して固化していく。そのため、冷却されて収縮したFRP300は、凸部120に強く固着する。
このように、本実施形態によれば、複数の凸部120への強化繊維310の絡みつき、第一の凸部と第二の凸部とを主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置したことによる強化繊維310の絡みつきやすさの向上、複数の凸部120が熱保持部として作用することによる空隙の発生の抑制、および収縮したFRP300の凸部120への強い固着、により、金属部材100とFRP300との接合強度をより高めることができる。
なお、本実施形態において、それぞれの凸部120の大きさは、一定でもよいし、変化していてもよい。たとえば、主流動方向に沿った上流側における凸部120の、主流動方向に平行な断面に沿った断面積を、より大きくすれば、FRP300の流動を上流側でより確実に乱れさせて、凸部120への強化繊維310の絡みつきやすさをより高めることができる。
また、主流動方向に沿った上流側における凸部120の、主流動方向に平行な断面に沿った断面積を、より小さくすれば、下流側により多くの凸部120を配置することができる。これにより、流動するFRP300の温度の低下により接合強度が低下しやすい下流側で、FRP300の流動方向をより複雑に変化させ、強化繊維310を凸部120により絡みつきやすくして、下流側における接合強度をより高めることができる。
あるいは、主流動方向に沿った下流側における凸部120の、主流動方向に平行な断面に沿った断面積を、より小さくして、かつ下流側により少ない数の凸部120を配置してもよい。これにより、下流側において凸部120が奪う熱の量を少なくして、下流側における接合強度の低下を抑制することもできる。
また、それぞれの凸部120の配置は、より上流側に配置された第1の突起により分岐されたFRP300の流れのうち、一方の流れの流動方向下流に第2の突起が配置される限りにおいて、特に限定されない。それぞれの凸部120は、同一の大きさの複数の凸部が主流動方向に直交する方向に配列されていてもよい(図1参照)し、よりランダムに配置されていてもよい。
上記突起の大きさや配置は、金属部材100およびFRP300の物性(熱の移動しやすさやFRPの流動性)、射出するFRP300の温度、型200を加熱する温度などに応じて、適宜設定することができる。
このようにして得られた金属樹脂接合体400(図4参照)は、金属部材100と、金属部材100の表面110に接合したFRP300と、を有する。金属樹脂接合体400は、射出痕410からFRP300の端部に向かう方向に、溶融したFRP300が流動して固化することにより形成されたものである。そして、金属部材100とFRP300とが接合している表面110には、複数の凸部120が配置されており、複数の凸部120は、射出痕410からの距離が異なる複数の突起を含む。そして、複数の凸部120は、主流動方向に直交する方向の位置を互いにずらして配置された、上記溶融して流動したFRP300の流動方向上流側の第1の突起と、流動方向下流側の第2の突起と、を有する。
上述の本実施形態によれば、金属部材とFRPとの接合強度を高めることができる。
[第二の実施形態]
図8は、第二の実施形態に関する、FRPとの接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。
図8に示すように、金属部材800は、板状の部材であって、一方の表面810に配置された複数の凸部820を有する。なお、一方の表面810は、FRPが接合する表面である。本実施形態は、複数の凸部820の形状のみが第一の実施形態とは異なる。そのため、第一の実施形態との相違点のみを説明し、重複する部分の説明は省略する。
本実施形態において、複数の凸部820は、金属部材800の表面に独立して複数配置された、いずれも板状の複数の突起である。それぞれの板状の突起は、接合時に金属部材800に接触して表面810に沿って流動するFRPの主流動方向(図8中、白抜き矢印方向)とは異なる方向に延びるように、表面810に沿って配置されている。本実施形態では、複数の凸部820a、820bおよび820cは、いずれも主流動方向とは直交する方向(図8中、斜線つき矢印方向)に沿って、互いに間隔を空けて配列されている複数の凸部である。
なお、板状である凸部820の平面形状は限定されず、三角形状、四角形状、六角形状、半円形状、半楕円形状などのいかなる形状であってもよい。
複数の凸部820は、接合時に金属部材800に接触して表面810に沿って流動するFRPの流動方向(主流動方向、図8中の白抜き矢印方向。)に沿った上流側に配置された第一の凸部と、主流動方向に沿った下流側に配置された第二の凸部と、が形成されるように配置される。たとえば、図8において、第一の凸部としての複数の凸部820aに対して、その下流側には第二の凸部としての複数の凸部820bが配置されている。同様に、第一の凸部としての複数の凸部820bに対して、その下流側には第二の凸部としての複数の凸部820cが配置されている。そして、それぞれの複数の凸部820a、820bおよび820cは、いずれも主流動方向とは直交する方向(図6中、斜線つき矢印方向)に沿って、互いに間隔を空けて配列された複数の凸部を有する。
ここで、第二の凸部となる凸部(たとえば凸部820bのうち任意の凸部)は、第一の凸部となる凸部(たとえば凸部820aのそれぞれの凸部)に対して、主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置されている。言い換えると、第二の凸部としての凸部820bは、第一の凸部としての凸部820aとは、主流動方向に平行な同一直線上には配置されない。同様に、第二の凸部としての凸部820cは、第一の凸部としての凸部820bに対して、主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置され、第一の凸部としての凸部820bと主流動方向に平行な同一直線上には配置されない。
本実施形態においても、複数の凸部820への強化繊維の絡みつき、第一の凸部と第二の凸部とを主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置したことによる強化繊維の絡みつきやすさの向上、複数の凸部820が熱保持部として作用することによる空隙の発生の抑制、および収縮したFRPの凸部820への強い固着、により、金属部材800とFRPとの接合強度をより高めることができる。
また、本実施形態では、それぞれの凸部820は、主流動方向に対する上流側を向いた第一面822と、主流動方向に対する下流側を向いた第二面824と、を有する。このような凸部820は、射出されて金属部材800に接触したFRPが冷却されて収縮するとき、第一面822と第二面824とをより強固に締め付けるように収縮させるので、金属部材800とFRPとの接合強度をより高めることができる。
本実施形態でも、金属部材とFRPとの接合強度を高めることができる。
また、本実施形態では、冷却して収縮するときに締め付ける凸部の面積を大きくできるため、金属部材とFRPとの接合強度をより高めることができる。
なお、複数の凸部820a、820bおよび820cを構成するそれぞれの凸部は、互いに平行であってもよいし、非平行であって互いにずれた方向に延びていてもよい。
また、複数の凸部820は、主流動方向に所定の厚みを有する柱状の部材であってもよい。柱状の部材は、線膨張および収縮量(線膨張率と膨張・収縮により移動する距離との積)を大きくできるため、冷却時にFRPが凸部を締め付けることによる接合強度の向上効果がより顕著に見られる。
[第三の実施形態]
図9は、第三の実施形態に関する、FRPとの接合用の金属部材を示す、模式的な斜視図である。
図9に示すように、金属部材900は、板状の部材であって、一方の表面910に配置された複数の凸部920を有する。なお、一方の表面910は、FRPが接合する表面である。本実施形態は、凸部920の形状のみが第一の実施形態とは異なる。そのため、第一の実施形態との相違点のみを説明し、重複する部分の説明は省略する。
本実施形態において、複数の凸部920は、金属部材900の表面に独立して複数配置されたいずれも筒状の複数の突起である。
具体的には、複数の凸部920は、金型200中で樹脂組成物が最初に接触する地点Pに最も近い位置に配置された凸部920aと、地点Pに対して放射状に配置された凸部920b、凸部920cおよび凸部920dと、を有する。
複数の凸部920は、接合時に金属部材900に接触して表面910に沿って流動するFRPの流動方向(主流動方向、図9中の白抜き矢印方向。)に沿った上流側に配置された第一の凸部と、主流動方向に沿った下流側に配置された第二の凸部と、が形成されるように配置される。たとえば、図9において、第一の凸部としての複数の凸部920aに対して、その下流側には第二の凸部としての複数の凸部920bが配置されている。同様に、第一の凸部としての複数の凸部920bに対して、その下流側には第二の凸部としての複数の凸部920cが配置されており、第一の凸部としての複数の凸部920cに対して、その下流側には第二の凸部としての複数の凸部920dが配置されている。そして、それぞれの複数の凸部920a、920b、920cおよび920dは、いずれも地点Pから等距離となる同心円の円周方向に沿って、互いに間隔を空けて配列された複数の凸部を有する。
ここで、第二の凸部となる凸部(たとえば凸部920bのうち任意の凸部)は、第一の凸部となる凸部(たとえば凸部920aのそれぞれの凸部)に対して、地点Pから等距離となる同心円の円周方向の位置をずらして配置されている。言い換えると、第二の凸部としての凸部920bは、第一の凸部としての凸部920aとは、主流動方向に平行な同一直線上には配置されない。同様に、第二の凸部としての凸部920cは、第一の凸部としての凸部920bに対して、地点Pから等距離となる同心円の円周方向の位置をずらして配置され、第一の凸部としての凸部920bと主流動方向に平行な同一直線上には配置されない。同様に、第二の凸部としての凸部920dは、第一の凸部としての凸部920cに対して、地点Pから等距離となる同心円の円周方向の位置をずらして配置され、第一の凸部としての凸部920cと主流動方向に平行な同一直線上には配置されない。
本実施形態においても、複数の凸部920への強化繊維の絡みつき、第一の凸部と第二の凸部とを地点Pから等距離となる同心円の円周方向の位置をずらして配置したことによる強化繊維の絡みつきやすさの向上、複数の凸部920が熱保持部として作用することによる空隙の発生の抑制、および収縮したFRPの凸部920への強い固着、により、金属部材900とFRPとの接合強度をより高めることができる。
本実施形態でも、金属部材とFRPとの接合強度を高めることができる。
[第四の実施形態]
図10は、第四の実施形態に関する、FRPとの接合用の金属部材1000と、型の内部に射出されて金属部材1000に接触して流動しているFRP300と、の様子を示す、模式図である。
本実施形態において、凸部1020は、金属部材1000のFRPと接する表面1010とは反対側の表面1012から抜き加工されて、内部に空洞部1022を有する。
本実施形態によれば、凸部1020がその内部に断熱性の大気が充填された空洞部1022を有するため、凸部1020の保温効果が高まっている。そのため、凸部1020の周囲のFRP300は冷却されにくく、流動性の低下による空隙の発生がより顕著に抑制され、金属部材1000とFRP300との接合強度がより高まる。
なお、凸部1020は、第一の実施形態および第三の実施形態で説明したいずれの突起であってもよい。また、金属部材1000が有するすべての凸部1020が空洞部1022を有してもよいし、一部の凸部1020のみが空洞部1022を有してもよい。たとえば、FRPの温度が低下しにくい主流動方向に対する上流側の突起には空洞部を設けず、FRPの温度が低下しやすい主流動方向に対する下流側の凸部1020にのみ空洞部1022を設けてもよい。
また、空洞部1022の内部は大気充填されていてでもよいし、真空であってもよいし、伝熱性が低い液体などで充填されていてもよい。
また、空洞部1022は、抜き加工以外の公知の方法により形成されていてもよい。
[その他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
たとえば、上述の第一の実施形態および第三の実施形態では、複数の凸部が、単一の側面を有する円柱形である例を説明したが、角柱形などの、第二の実施形態と同様に側面に第一面と第二面を有する形状の凸部としてもよい。
また、上述の各実施形態では、第一の凸部に対して主流動方向の下流側に連続して第二の凸部が配置されていたが、第二の凸部は第一の凸部で分岐された流れのうち一方の流れをさらに分岐させればよく、たとえば第一の凸部と第二の凸部との間に、第一の凸部と主流動方向に平行な同一直線上にある他の凸部が配置されていてもよい。
また、複数の凸部を逆テーパ状とすることは、金属部材とFRPとの接合強度を高める観点から好ましい。
また、上述の各実施形態では、金属部材が板状である例を説明したが、金属部材は板状以外のいかなる形状であってもよい。また、凸部は、金属部材の一面のみに配置されていてもよいし、いずれもFRPが接合する複数の面に配置されていてもよい。また、凸部が配置される面は、平面であってもよいし、曲面などの平面以外の面であってもよい。
また、上述の各実施形態では、1つのゲートから型の内部に溶融したFRPを射出する例を説明したが、複数のゲートから型の内部に溶融したFRPを射出してもよい。このとき、金属部材は、それぞれのゲートから射出されたFRPが到達する範囲内に、それぞれのゲートから導入されたFRPの主流動方向に直交する方向の位置をずらして配置され、第一の凸部としての凸部と主流動方向に平行な同一直線上には配置されない、第二の凸部としての凸部を有すればよい。
また、金属部材は、第一の凸部および第二の凸部となる位置に配置された2つの凸部を有すればよいが、各実施形態でも図示したように、第二の凸部の下流側に、第二の凸部により分岐されたFRPの流れの一方をさらに分岐させる第三の凸部が配置されるように、複数の凸部を有することが好ましい。
本開示によれば、金属部材とFRPとの接合強度をより高めることができる。特に、金属部材の厚みが大きいときにも、上記接合強度をより高めることができるので、金属樹脂接合体の用途が拡大されることが期待される。
100、500、800、900、1000 金属部材
110、810、910、1010 表面
120、120a、120b、120b−1、120b−2、120c、120d、520、520a、520b、520c、520d、820,820a、820b、820c、920、920a、920b、920c、920d、1020 凸部
200 型
210 キャビティ
220 コア
230 ゲート
300 FRP
310 強化繊維
400 金属樹脂接合体
410 射出痕
822 第一面
824 第二面
1012 表面
1022 空洞部

Claims (8)

  1. 繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材であって、
    接合時に流動する前記繊維強化樹脂組成物と接触して、前記繊維強化樹脂組成物の流れを分岐させる位置に配置された、第一の凸部と、
    前記第一の凸部との接触により分岐した流れのうち一方の流れと接触して、前記一方の流れをさらに分岐させる位置に配置された、第二の凸部と、
    を有する、
    繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材。
  2. 前記第一の凸部および第二の凸部は、互いに独立して配置されている複数の筒状の突起である、請求項1に記載の繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材。
  3. 前記第一の凸部および第二の凸部は、互いに独立して配置されている複数の板状の突起である、請求項1に記載の繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材。
  4. 前記第一の凸部または第二の凸部は、前記接合時に流動する前記繊維強化樹脂組成物の流動方向に対する上流側を向いた第一面と、前記流動方向に対する下流側を向いた前記第一面とは異なる第二面と、を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材。
  5. 前記第一の凸部または第二の凸部は、内部に空洞部を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の繊維強化樹脂組成物との接合用の金属部材。
  6. 金属部材を型の内部に配置する工程と、
    前記金属部材が配置されている型の内部に繊維強化樹脂組成物を射出する工程と、を有し、
    前記金属部材は、
    接合時に流動する前記繊維強化樹脂組成物と接触して、前記繊維強化樹脂組成物の流れを分岐させる位置に配置された、第一の凸部と、
    前記第一の凸部との接触により分岐した流れのうち一方の流れと接触して、前記一方の流れをさらに分岐させる位置に配置された、第二の凸部と、
    を有する、
    金属樹脂接合体の製造方法。
  7. 金属部材と、前記金属部材の表面に接合した繊維強化樹脂組成物と、を有する金属樹脂接合体であって、
    前記金属部材は、
    接合時に流動した前記繊維強化樹脂組成物と接触して、前記繊維強化樹脂組成物の流れを分岐させる位置に配置された、第一の凸部と、
    前記第一の凸部との接触により分岐した流れのうち一方の流れと接触して、前記一方の流れをさらに分岐させる位置に配置された、第二の凸部と、
    を有する、
    金属樹脂接合体。
  8. 前記繊維強化樹脂組成物は、射出痕を有する、
    請求項7に記載の金属樹脂接合体。

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