JP7255380B2 - ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明はドア構造に関し、詳細には枠体に対してドアを回動可能に取り付けたドア構造に関するものである。
従来、本体を回動させる開き戸のドア構造において、ドアの開閉速度を調節するために、枠体とドアとの間にドアクローザを設ける場合がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2017-214774号公報
上記特許文献の如く構成されたドア構造においては、ドアクローザの本体部をドアに設け、ドアクローザのレールを枠体に設ける場合が多い。このようなドア構造において、ガラス板をドア枠材で保持する構成のガラス戸をドアとして採用する場合、ドアクローザの本体部を収容するためにドア枠材を大きく構成する必要がある。このため、ドアにおけるガラスによる透過面積が低下し、ドア構造の意匠性悪化の原因となっていた。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ドアにガラス戸を採用した場合でも、ドア枠材をコンパクトに構成することにより、ドアにおけるガラスによる透過面積を大きくすることができ、ドア構造の意匠性を向上させることが可能となる、ドア構造を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下に構成するドア構造を提供する。
(1)所定間隔で立設される二本の枠体と、前記二本の枠体を連結する連結枠と、一方の前記枠体の側に回動中心が配置されて前記二本の枠体の間で開閉可能とされるドアと、前記ドアの開閉速度を調節するドアクローザと、を備えるドア構造であって、前記ドアは、戸先側枠材、戸尻側枠材、上側枠材、及び、下側枠材の四本の枠材と、前記ドアの一面側と他面側とのそれぞれにおいて前記四本の枠材に支持される一枚又は二枚のガラス板と、を備え、前記ドアクローザは、ガイドレールと、前記ガイドレールの内部をスライド可能とされるスライダと、本体部と、軸心回りに回動可能とされて前記本体部から延出された軸部と、前記軸部と前記スライダとを連結するリンク部材と、を備え、前記本体部は、前記軸部を下方に延出して前記連結枠の内部に収容され、前記ガイドレールは、前記上側枠材の上側に開口して形成されたレール収容部に収容され、前記上側枠材の下面には、前記レール収容部よりも前記一面側、及び/又は、前記他面側に、前記ガラス板の上端辺が挿入される挿入溝が形成され、前記挿入溝は、前記ガラス板の外側面を保持する外辺と、前記ガラス板の内側面を保持する内辺と、が対向して形成され、前記上側枠材は、前記外辺の下端部と、前記内辺に連続する前記レール収容部の下面と、が同一の水平面に位置する、ドア構造。
(2)前記ドアは、前記四本の枠材に支持される二枚の前記ガラス板を備え、前記戸先側枠材、及び/又は、前記戸尻側枠材は、前記一面側と前記他面側とのうち少なくとも一方において、前記二枚のガラス板の間に、前記戸先側枠材、及び/又は、前記戸尻側枠材が視認されないように構成される、(1)に記載のドア構造。
(3)前記連結枠は、固定ボルトにより天井に固定された天レールの下方に設けられ、
前記本体部と前記固定ボルトとは、前記連結枠の前記連結枠の長手方向において互いに干渉しない位置に設けられる、(1)又は(2)に記載のドア構造。
以上における本発明に係るドア構造は、以下に示す効果を奏する。
(1)の構成によれば、ドアにガラス戸を採用した場合でも、ドアクローザのレールをドア枠材に収容してドア枠材をコンパクトに構成することにより、ドアにおけるガラス面積を大きくすることができ、ドア構造の意匠性を向上させることができる。
(2)の構成によれば、ドア構造の意匠性をさらに向上させることができる。
(3)の構成によれば、天井と連結枠との距離が変化した場合でも固定ボルトと本体部とが干渉して取り付けられないといったことを防止し、かつ、連結枠の見付を極力小さくすることが可能となる。
第一実施形態に係るドア構造を示した正面図。 図1中のX-X線断面図。 図2における部分拡大図。 (a)及び(b)はそれぞれ閉塞状態及び開放状態のドア構造を示した平面図。 比較例に係るドア構造の断面図。 図1中のY-Y線断面図。 第二実施形態に係るドア構造を示した正面図。 第二実施形態に係るドア構造の拡大断面図。
[第一実施形態]
以下では図1から図4を用いて、本発明の第一実施形態に係るドア構造について説明する。本実施形態に係るドア構造には、開き戸であるドア7が設けられる。本実施形態に係るドア構造は、ドア7を前方(図1における紙面手前側)に回動させることにより開放可能に構成されている。
図1に示す如く、ドア構造は床面Fと天井Cとの間に設けられ、地レール1、天レール2、ポスト部材であるコーナーポスト3、戸尻枠4、戸先枠5、連結枠である上枠6、ドア7等を備える。ドア構造を構成する各要素は、ドア7に備えられるガラス板75を除いて、スチール合金又はアルミ合金で形成されている。以下、各構成要素について順に説明する。
本実施形態に係るドア構造において、戸尻枠4、戸先枠5、上枠6、及び、ドア7は、床面Fに固定した地レール1と、固定ボルトBにより天井Cに固定した天レール2と、の間に立設したコーナーポスト3及び第二パネルP2との間に設けられる。本実施形態において、ドア7にはコーナーポスト3を介して第一パネルP1が連結される。また、第二パネルP2の隣にはガラスパネルGが設けられる。
コーナーポスト3は、ドア7又はパネル部材(第一・第二パネルP1・P2及びガラスパネルG)に対して直交する方向に他のパネル部材を連結するためのポスト部材である。本実施形態においてコーナーポスト3の前面はカバーで被覆されている。
図1に示す如く、コーナーポスト3の右側面には戸尻枠4が固定される。また、第二パネルP2の左側面には戸先枠5が固定される。即ち、戸尻枠4及び戸先枠5は床面Fと天井Cとの間に所定間隔で立設されている。戸尻枠4及び戸先枠5は、本発明に係る枠体の一実施形態である。戸尻枠4と戸先枠5とは左右対称形状であり、その構成が共通している。
戸尻枠4及び戸先枠5の上端部には、互いを連結する連結枠である上枠6が固定されている。図2及び図3に示す如く、上枠6の内部には中空の本体収容部6aが形成される。なお、本実施形態においては上枠6を棒状部材で構成しているが、上枠をパネル等の面状部材と一体化して構成することも可能である。また、連結枠が戸尻枠4及び戸先枠5の中途部を連結する構成とすることも可能である。
戸尻枠4及び/又は戸先枠5は、床面Fと天井Cとの間の一部に立設する構成とすることもできる。即ち、床面Fと天井Cとの間に支柱を立設し、この支柱に対して天井Cまでは到達しない戸尻枠4及び/又は戸先枠5を固定する構成とすることも可能である。この場合、戸尻枠4及び/又は戸先枠5の上側に欄間パネル等を設けることができる。
図1に示す如く、ドア7はヒンジ8a・8bを介して、戸尻枠4及び上枠6に回動可能に組付けられている。具体的には、ドア7の戸尻側上端部がヒンジ8aによって上枠6の左側端部に連結されている。また、ドア7の戸尻側下端部がヒンジ8bによって戸尻枠4の下端部に連結されている。このように、ドア7は戸尻枠4の側に回動中心が配置され、戸尻枠4と戸先枠5との間で開閉可能とされる。そして、図1に示す閉塞状態からドア7を前方に回動させることにより、戸尻枠4、戸先枠5、及び、上枠6で囲まれた空間が開放される。
図1に示す如く、ドア7は、戸先側枠材71、戸尻側枠材72、上側枠材73、及び、下側枠材74の四本のドア枠材を備える。そして、ドア7はこれらのドア枠材に、矩形の面材である二枚のガラス板75・75が外周辺を保持されて構成されている。換言すれば、二枚のガラス板75・75は、ドア7の一面側である前側(図2及び図3における左側)と他面側である後側(同じく右側)とのそれぞれにおいて、四本のドア枠材に支持される。なお、ドア枠材の前側又は後側に一枚のガラス板75を設けた構成のシングルガラスドアとしてドア7を構成することも可能である。図2及び図3に示す如く、上側枠材73には、上側に開口するレール収容部73aが形成されている。ドア7の戸先側における上下方向中央部のやや下側には、ドア7を開閉する際に用いるドアノブ76が設けられている。
戸先側枠材71及び戸尻側枠材72は、ガラス板75の長手方向に沿って設けられる二本の長枠材である。また、上側枠材73及び下側枠材74は、ガラス板75の短手方向に沿って設けられる二本の短枠材である。即ち、ドア7は、二組の互いに対向するドア枠材(戸先側枠材71と戸尻側枠材72、及び、上側枠材73と下側枠材74)を備えている。
図1から図4に示す如く、本実施形態に係るドア構造には、ドア7の開閉速度を調節するドアクローザ20が備えられる。ドアクローザ20は、本体部21の内部に充填された油の抵抗力等により、ドア7を開放状態から安全かつ静かに閉塞するようにドア7の速度を調節する。
図2から図4に示す如く、ドアクローザ20は、本体部21、リンク部材22、スライダ23、及び、ガイドレール24等で構成される。本体部21は、軸心回りに回動可能とされる軸部21a(図4(a)及び(b)を参照)を下方に延出して、上枠6の内部に形成された本体収容部6aに収容される。
本実施形態においては図4に示す如く、本体部21と、天レール2を天井Cに固定する固定ボルトBとは、上枠6の長手方向(図4中における左右方向)において互いに干渉しない位置に設けられる。これにより、床面Fの不陸に対してドア枠のレベル調整がなされて天井Cと上枠6との距離が変化した場合でも、固定ボルトBとドアクローザ20の本体部21とが干渉して取り付けられないといったことを防止できる。また、上枠6の見付を極力小さくすることが可能となる。
一方、ガイドレール24は、ドア7における上側枠材73に形成されたレール収容部73aに収容される。また、ガイドレール24には、その内部をスライド可能にスライダ23が収容される。リンク部材22は、本体部21から延出された軸部21aとスライダ23とを連結する。
上記の如く構成されたドアクローザ20において、ドア7が閉塞する際には、ガイドレール24を戸先側に向かってスライドするスライダ23によってリンク部材22が回動される。そして、リンク部材22により軸部21aが図4(a)及び(b)における反時計回りに回動される。この際、ドアクローザ20において本体部21に充填された油の抵抗が生じ、ドア7の速度を低下させることにより、ドア7が開放状態から安全かつ静かに閉塞されるのである。
本実施形態に係るドア構造において、上側枠材73の下面には図3に示す如く、レール収容部73aよりも前側及び後側のそれぞれに、ガラス板75・75の上端辺が挿入される挿入溝77・77が形成されている。それぞれの挿入溝77は、ガラス板75の外側面を保持する外辺77aと、ガラス板75の内側面を保持する内辺77bと、が対向して形成されている。そして、図3に示す如く、内辺77bにはレール収容部73aの下面73bが連続して形成されている。なお、ドア7をシングルガラスドアとして構成する場合は、上側枠材73の下面における前側又は後側に挿入溝77が形成される。
図3に示す如く、上側枠材73は挿入溝77の外辺77aの下端部73cと、挿入溝77の内辺77bに連続する下面73bとが、同一の水平面に位置するように形成されている。このように、ドアクローザ20のガイドレール24を上側枠材73に収容することにより、本実施形態の如くガラス板75・75を設けたガラス戸としてドア7を構成した場合でも、上側枠材73をコンパクトに構成することができる。
具体的に、図5に示す比較例に係るドア構造を用いて、本実施形態に係るドア構造との相違点について説明する。図5に示す如く、本比較例に係るドア構造においてドア207は、図示しない戸先側枠材、戸尻側枠材、及び、上側枠材273、下側枠材274の四本のドア枠材を備える。そして、ドア207はこれらのドア枠材に、矩形の面材である二枚のガラス板275・275が外周辺を保持されて構成されている。上側枠材273には、上側に開口する本体収容部273aが形成されている。
図5に示す如く、本比較例に係るドア構造には、ドア207の開閉速度を調節するドアクローザ220が備えられる。ドアクローザ220は、本体部221の内部に充填された油の抵抗力等により、ドア207を開放状態から安全かつ静かに閉塞するようにドア207の速度を調節する。
図5に示す如く、ドアクローザ220は、本体部221、リンク部材222、スライダ223、及び、ガイドレール224等で構成される。本体部221は、軸心回りに回動可能とされる軸部を上方に延出して、上側枠材273に形成された本体収容部273aに収容される。一方、ガイドレール224は、ドア207における上枠206の内部に形成されたレール収容部206aに収容される。また、ガイドレール224には、その内部をスライド可能にスライダ223が収容される。リンク部材222は、本体部221から延出された軸部とスライダ223とを連結する。
本比較例に係るドア構造において、上側枠材273にはガイドレール224よりも大きな形状の本体部221が収容される。このため、上側枠材273において、挿入溝277における外辺の下端部273cよりも、挿入溝277の内辺に連続する下面273bが大きく下方に膨出する形状となる。このように、本比較例の如くガラス板275・275を設けたガラス戸としてドア207を構成した場合、ドアクローザ220の本体部221を上側枠材273に収容することにより、上側枠材273の下面273bがガラス板275・275の間で大きなスペースを占めることになる。
上記の如く、図5に示す比較例に係るドア構造においては、ガラス板275・275の間において上側枠材273が下方に大きくせり出す形状となる。これにより、ドア207におけるガラス板275・275による透過面積が小さくなるため、ドア構造の意匠性が低下することとなる。
一方、本実施形態に係るドア構造によれば、ドア7の上側枠材73に、本体部21よりもコンパクトなガイドレール24を収容しているため、下端部73cが下方に膨出することがない。このため、上側枠材73において下端部73cと下面73bとを同一の水平面に位置するように形成できる。これにより、ドア7におけるガラス板75・75による透過面積を大きくすることができ、ドア構造の意匠性を向上させることができる。
本実施形態に係るドア構造においては図6に示す如く、戸先側枠材71の内側面(ガラス板75側の面)には、前側及び後側のそれぞれに、ガラス板75・75の端辺が挿入される挿入溝71d・71dが形成されている。前側の挿入溝71dに保持されるガラス板75の前面は前側支持部71aにより支持される。後側の挿入溝71dに保持されるガラス板75の後面は後側支持部71bにより支持される。二枚のガラス板75・75の間には戸先側枠材71の内端面71cが形成される。
図6に示す如く、戸先側枠材71は後側支持部71bと内端面71cとが、左右方向で同一位置となる(後側支持部71bの先端部が内端面71cと面一になる)ように形成されている。このように、本実施形態においては背面視で戸先側枠材71の内部がガラス板75・75の間に視認されないようにして、ドア構造の意匠性を高める構成としている。なお、前側支持部71aの幅を広げることにより、正面視で戸先側枠材71の内部がガラス板75・75の間に視認されないように構成することも可能である。また、本実施形態においては戸尻側枠材72についても戸先側枠材71と同様に構成されている。
[第二実施形態]
次に、図7及び図8を用いて、本発明の第二実施形態に係るドア構造について説明する。本実施形態に係るドア構造には、開き戸であるドア107が設けられる。本実施形態に係るドア構造は、ドア107を前方(図7における紙面手前側)に回動させることにより開放可能に構成されている。
図7に示す如く、ドア構造は床面Fと天井Cとの間に設けられ、地レール1、天レール2、コーナーポスト3、戸尻枠104、戸先枠105、中枠106、ドア107、欄間パネル109等を備える。以下、各構成要素について順に説明する。
本実施形態に係るドア構造において、戸尻枠104、戸先枠105、中枠106、ドア107、及び、欄間パネル109は、床面Fに固定した地レール1と、天井Cに固定した天レール2と、の間に立設したコーナーポスト3及び第二パネルP2との間に設けられる。本実施形態において、ドア107及び欄間パネル109にはコーナーポスト3を介して第一パネルP1が連結される。また、第二パネルP2の隣にはガラスパネルGが設けられる。
図7に示す如く、コーナーポスト3の左側面には戸尻枠104が固定される。また、第二パネルP2の右側面には戸先枠105が固定される。即ち、戸尻枠104及び戸先枠105は床面Fと天井Cとの間に所定間隔で立設されている。戸尻枠104及び戸先枠105は、本発明に係る枠体の一実施形態であり、その形状等は前記第一実施形態における戸尻枠4及び戸先枠5と同様に構成されている。
戸尻枠104及び戸先枠105の中途部における上側には、互いを連結する中枠106が固定されている。図8に示す如く、中枠106の内部には中空の本体収容部106aが形成される。図7に示す如く、戸尻枠104及び戸先枠105の間において、中枠106の上側に欄間パネル109が設けられ、中枠106の下側にドア107が設けられる。なお、戸尻枠104と戸先枠105とは左右対称形状であり、その構成が共通している。
図7に示す如く、欄間パネル109は、戸先側枠材191、戸尻側枠材192、上側枠材193、及び、下側枠材194を備える。そして、欄間パネル109はこれらの四本の枠材に、矩形の面材であるガラス板195が外周辺を保持されて構成されている。
中枠106に対して欄間パネル109を取付ける際には、中枠106下面に開口された挿入口106bから本体収容部106aに側面視Z字状の固定部材196を挿入する。そして、固定部材196の固定部196aを中枠106の開口部106cから延出し、下側枠材194の被固定部194aと係合させる。そして、固定部材196を中枠106に対してビス等の固定具で固定することにより、欄間パネル109が中枠106に対して上下動不能に固定される。なお、本実施形態において、中枠106の挿入口106bはドアクローザ120の本体部121を本体収容部106aに挿入する際にも用いられる。
図7に示す如く、ドア107はヒンジ108a・108bを介して、戸尻枠104及び中枠106に回動可能に組付けられている。具体的には、ドア107の戸尻側上端部がヒンジ108aによって中枠106の右側端部に連結されている。また、ドア107の戸尻側下端部がヒンジ108bによって戸尻枠104の下端部に連結されている。このように、ドア107は戸尻枠104の側に回動中心が配置され、戸尻枠104と戸先枠105との間で開閉可能とされる。そして、図7に示す閉塞状態からドア107を前方に回動させることにより、戸尻枠104、戸先枠105、及び、中枠106で囲まれた空間が開放される。
図7に示す如く、ドア107は、戸先側枠材171、戸尻側枠材172、上側枠材173、及び、下側枠材174を備える。そして、ドア107はこれらの四本のドア枠材に、矩形の面材である二枚のガラス板175・175が外周辺を保持されて構成されている。なお、ドア枠材の前側又は後側に一枚のガラス板175を設けた構成のシングルガラスドアとしてドア107を構成することも可能である。ドア107の戸先側における上下方向中央部のやや下側には、ドア107を開閉する際に用いるドアノブ176が設けられている。
図7及び図8に示す如く、本実施形態に係るドア構造には、ドア107の開閉速度を調節するドアクローザ120が備えられる。ドアクローザ120は、前記第一実施形態に係るドア構造で用いられたドアクローザ20と同じ構成である。
図8に示す如く、ドアクローザ120は、本体部121、リンク部材122、スライダ123、及び、ガイドレール124等で構成される。本体部121は、軸心回りに回動可能とされる軸部を下方に延出して、中枠106の内部に形成された本体収容部106aに収容される。一方、ガイドレール124は、ドア107における上側枠材173に形成されたレール収容部173aに収容される。また、ガイドレール124には、その内部をスライド可能にスライダ123が収容される。リンク部材122は、本体部121から延出された軸部121aとスライダ123とを連結する。
本実施形態に係るドア構造において、上側枠材173の下面には、レール収容部173aよりも前側及び後側のそれぞれに、ガラス板175・175の上端辺が挿入される挿入溝177・177が形成されている。挿入溝177は、ガラス板175の外側面を保持する外辺177aと、ガラス板175の内側面を保持する内辺177bと、が対向して形成されている。そして、図8に示す如く、内辺177bにはレール収容部173aの下面173bが連続して形成されている。なお、ドア107をシングルガラスドアとして構成する場合は、上側枠材173の下面における前側又は後側に挿入溝177が形成される。
図8に示す如く、上側枠材173は挿入溝177の外辺177aの下端部173cと、挿入溝177の内辺177bに連続する下面173bとが、同一の水平面に位置するように形成されている。このように、ドアクローザ120のガイドレール124を上側枠材173に収容することにより、本実施形態の如くガラス板175・175を設けたガラス戸としてドア107を構成した場合でも、上側枠材173をコンパクトに構成することができる。
即ち、本実施形態に係るドア構造においても、ドア107の上側枠材173に、本体部121よりもコンパクトなガイドレール124を収容しているため、下端部173cが下方に膨出することがない。このため、上側枠材173において下端部173cと下面173bとを同一の水平面に位置するように形成できる。これにより、ドア107におけるガラス板175・175による透過面積を大きくすることができ、ドア構造の意匠性を向上させることができる。
1 地レール 2 天レール
3 コーナーポスト(ポスト部材)
4 戸尻枠 5 戸先枠
6 上枠(連結枠) 6a 本体収容部
7 ドア 8a ヒンジ
8b ヒンジ 20 ドアクローザ
21 本体部 21a 軸部
22 リンク部材 23 スライダ
24 ガイドレール 71 戸先側枠材
71a 前側支持部 71b 後側支持部
71c 内端面 71d 挿入溝
72 戸尻側枠材 73 上側枠材
73a レール収容部 73b 下面
73c 下端部 74 下側枠材
75 ガラス板 76 ドアノブ
77 挿入溝 77a 外辺
77b 内辺 104 戸尻枠(枠体)
105 戸先枠(枠体) 106 中枠(連結枠)
106a 本体収容部 106b 挿入口
106c 開口部 107 ドア
108a ヒンジ 108b ヒンジ
109 欄間パネル 120 ドアクローザ
121 本体部 121a 軸部
122 リンク部材 123 スライダ
124 ガイドレール 171 戸先側枠材
172 戸尻側枠材 173 上側枠材
173a レール収容部 173b 下面
173c 下端部 174 下側枠材
175 ガラス板 176 ドアノブ
177 挿入溝 177a 外辺
177b 内辺 191 戸先側枠材
192 戸尻側枠材 193 上側枠材
194 下側枠材 194a 被固定部
195 ガラス板 196 固定部材
196a 固定部 206 上枠
206a レール収容部 207 ドア(比較例)
220 ドアクローザ 221 本体部
222 リンク部材 223 スライダ
224 ガイドレール 271 戸先側枠材
272 戸尻側枠材 273 上側枠材
273a 本体収容部 273b 下面
273c 外辺下端部 274 下側枠材
275 ガラス板 C 天井
F 床面 P1 第一パネル
P2 第二パネル G ガラスパネル
B 固定ボルト

Claims (3)

  1. 所定間隔で立設される二本の枠体と、前記二本の枠体を連結する連結枠と、一方の前記枠体の側に回動中心が配置されて前記二本の枠体の間で開閉可能とされるドアと、前記ドアの開閉速度を調節するドアクローザと、を備えるドア構造であって、
    前記ドアは、戸先側枠材、戸尻側枠材、上側枠材、及び、下側枠材の四本の枠材と、前記ドアの一面側と他面側とのそれぞれにおいて前記四本の枠材に支持される一枚又は二枚のガラス板と、を備え、
    前記ドアクローザは、ガイドレールと、前記ガイドレールの内部をスライド可能とされるスライダと、本体部と、軸心回りに回動可能とされて前記本体部から延出された軸部と、前記軸部と前記スライダとを連結するリンク部材と、を備え、
    前記本体部は、前記軸部を下方に延出して前記連結枠の内部に収容され、
    前記ガイドレールは、前記上側枠材の上側に開口して形成されたレール収容部に収容され、
    前記上側枠材の下面には、前記レール収容部よりも前記一面側、及び/又は、前記他面側に、前記ガラス板の上端辺が挿入される挿入溝が形成され、
    前記挿入溝は、前記ガラス板の外側面を保持する外辺と、前記ガラス板の内側面を保持する内辺と、が対向して形成され、
    前記上側枠材は、前記外辺の下端部と、前記内辺に連続する前記レール収容部の下面と、が同一の水平面に位置する、ドア構造。
  2. 前記ドアは、前記四本の枠材に支持される二枚の前記ガラス板を備え、
    前記戸先側枠材、及び/又は、前記戸尻側枠材は、前記一面側と前記他面側とのうち少なくとも一方において、前記二枚のガラス板の間に、前記戸先側枠材、及び/又は、前記戸尻側枠材が視認されないように構成される、請求項1に記載のドア構造。
  3. 前記連結枠は、固定ボルトにより天井に固定された天レールの下方に設けられ、
    前記本体部と前記固定ボルトとは、前記連結枠の前記連結枠の長手方向において互いに干渉しない位置に設けられる、請求項1又は請求項2に記載のドア構造。
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