JP3113961U - ドアクローザ - Google Patents

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Abstract


【課題】作動油に混入した夾雑物が調整バルブ側に流入することがなく、扉の自閉速度を円滑に油圧制御し得るドアクローザを提供する。
【解決手段】ドアクローザ本体11に形成されたシリンダ室12内にピストン13とこれにより圧縮されて扉を自閉する圧縮ばね14とを収容し、ピストンと扉の回転に伴なって回転する回転軸15とをピニオン19とラック23とを介して連動連結し、ドアクローザ本体にはピストンが閉扉方向へ摺動するときにシリンダ室のピストンの摺動方向下流側から摺動方向上流側へ作動油を流すための流路40を形成し、またドアクローザ本体には流路を流れる作動油の流量を調整するための2つの調整バルブ16、17を取り付けて2段階で扉の自閉速度を油圧によって制御するようにし、ドアクローザ本体に2つのバルブ受け43、44を取り付け、これらにそれぞれ調整バルブを設けるとともに作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタ61をそれぞれ設けた。
【選択図】 図2

Description

本考案は、ドアクローザに関するものである。
従来、ドアクローザとしては、特許文献1に示すような油圧を利用して扉の自閉速度を制御するようにしたものがある。この種のドアクローザとしては、例えば図22〜図24に示すようなものが知られている。このドアクローザは、ドアクローザ本体101に形成されたシリンダ室102内にピストン103と圧縮ばね104とを収容し、扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸105をドアクローザ本体101に形成された取付け孔106に軸受117及び上蓋118を介して取り付け、回転軸105の外周面に形成されたピニオン107をピストン103に設けたラック108と噛み合わせ、それによって開扉時にはピストン103が開扉方向Qへ摺動して圧縮ばね104を圧縮し、一方、閉扉時には圧縮ばね104のばね力によってピストン103が閉扉方向Rへ摺動して扉が自閉するようになっている。
そして、扉の自閉速度を油圧制御するために前記シリンダ室102に作動油を充填するとともにピストン103にシリンダ室102内での摺動方向に貫通する作動油の通路109を形成し、この通路109にピストン103が開扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室102内のピストン103の摺動方向下流側から上流側へ流れ、ピストン103が閉扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室102内のピストン103の摺動方向下流側から上流側へ流れないようにするための一方向バルブ110を設け、前記ドアクローザ本体101にはピストン103が開扉方向へ摺動したときにシリンダ室102内のピストン103の摺動方向上流側に流された作動油を、ピストン103が閉扉方向へ摺動するときに摺動方向下流側から上流側へ流すための流路111を形成し、この流路111とシリンダ室102とを連通孔112、113によって連通するとともにこの流路111の一端側を前記取付け孔106に開口させ、連通孔112と取付け孔106との間に第1調整バルブ114を設けるとともに連通孔113に連通するように第2調整バルブ115が設けられている。そして、ピストン103が閉扉方向へ摺動してピストン103によって連通孔112が塞がれるまでは第1調整バルブ114によって油圧制御されて扉が所定の自閉速度で自閉し、その後は第2調整バルブ115によって油圧制御されて扉が前記よりも遅い速度で自閉するようになっている。
しかしながら、この種ドアクローザでは、ドアクローザの加工時、組立時に生じた金属の切り屑、ねじかす、あるいは使用時に摩擦によって生じた微細な金属粉末などの作動油に混入した夾雑物が調整バルブ114、115に詰まるおそれがある。そのため、前記ドアクローザに、図23、図24に示すように、一方向バルブ110の箇所にフィルタ116を設けたものがある。
特許第2608690号公報
しかし、このドアクローザではシリンダ室102の圧縮ばね104側に存在する夾雑物はフィルタ116によって捕捉できるものの、ピストン103の閉扉方向の下流側に存在する夾雑物は捕捉することができず、ピストン103の閉扉方向の下流側に存在する夾雑物が前記調整バルブ114、115内に流入してこれに詰まるおそれがあった。
そこで、本考案は前記問題点を解決するものであって、作動油に混入した夾雑物が調整バルブ側に流入することがなく、扉の自閉速度を円滑に油圧制御することができるドアクローザを提供することを目的とする。
本考案の請求項1に記載のドアクローザは、ドアクローザ本体に形成されたシリンダ室内にピストンを摺動自在に収容するとともにこのピストンによって圧縮されて扉を自閉する圧縮ばねを収容し、前記ドアクローザ本体に扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸を設け、前記ピストンが回転軸の回転によりシリンダ室内で摺動するようにピストンと回転軸とを連動連結し、前記シリンダ室内に作動油を充填し、前記ピストンにシリンダ室内での摺動方向に貫通する通路を形成し、この通路にピストンが開扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れ、ピストンが閉扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れないようにするための一方向バルブを設け、前記ドアクローザ本体にはピストンが開扉方向へ摺動したときにシリンダ室内のピストンの摺動方向上流側に流された作動油を、ピストンが閉扉方向へ摺動するときにピストンの摺動方向下流側から上流側へ流すための流路を形成し、前記ドアクローザ本体には前記流路における作動油の流量を調整するための調整バルブを取り付けて扉の自閉速度を油圧によって制御するようにしたドアクローザであって、前記ドアクローザ本体に調整バルブを取り付けるためのバルブ受けを取り付け、このバルブ受け内に、調整バルブを取り付けるとともに調整バルブを通過する作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタを設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載のドアクローザは、ドアクローザ本体に形成されたシリンダ室内にピストンを摺動自在に収容するとともにこのピストンによって圧縮されて扉を自閉する圧縮ばねを収容し、前記ドアクローザ本体に扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸を設け、前記ピストンが回転軸の回転によりシリンダ室内で摺動するようにピストンと回転軸とを連動連結し、前記シリンダ室内に作動油を充填し、前記ピストンにシリンダ室内での摺動方向に貫通する通路を形成し、この通路にピストンが開扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れ、ピストンが閉扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れないようにするための一方向バルブを設け、前記ドアクローザ本体にはピストンが開扉方向へ摺動したときにシリンダ室内のピストンの摺動方向上流側に流された作動油を、ピストンが閉扉方向へ摺動するときにピストンの摺動方向下流側から上流側へ流すための流路を形成し、前記ドアクローザ本体には前記流路における作動油の流量を調整するための調整バルブを取り付けて扉の自閉速度を油圧によって制御するようにしたドアクローザであって、前記ドアクローザ本体に調整バルブを取り付けるための取付け孔を設け、この取付け孔内に、調整バルブを取り付けるとともに調整バルブを通過する作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタを設けたことを特徴とするものである。
以上のように、本考案の請求項1に記載のドアクローザによれば、バルブ受けを取り付け、このバルブ受けに調整バルブを取り付けるとともに、調整バルブを通過する作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタを設けたので、このフィルタにより金属の切り屑、ねじかす、金属粉末などの夾雑物を捕捉することができるため、調整バルブ側に夾雑物が流入することがなく、扉の自閉速度を円滑に制御することができるドアクローザが提供される。しかも、バルブ受けにフィルタを設けたので、バルブ受けを着脱することにより、フィルタを簡単に着脱することができ、フィルタの保守点検を容易に行なうことができる。
また、本考案の請求項2に記載のドアクローザによれば、取付け孔を設け、この取付け孔に、調整バルブを取り付けるとともに、調整バルブを通過する作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタを設けたので、このフィルタにて金属の切り屑、ねじかす、金属粉末などの夾雑物を捕捉することができるため、調整バルブ側に夾雑物が流入することがなく、扉の自閉速度を円滑に制御することができるドアクローザが提供される。しかも、取付け孔に、直接調整バルブを取り付けたので、夾雑物を捕捉することができるドアクローザを安価なコストで得ることができる。
以下、本考案の第1の実施の形態におけるドアクローザを図面に基づいて説明する。
図1〜図4において、ドアクローザ1は、シリンダ室12が形成されたドアクローザ本体11と、シリンダ室12内を摺動するピストン13と、ピストン13によって圧縮されて扉を自閉する圧縮ばね14と、扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸15と、扉の自閉速度を油圧制御するための第1調整バルブ16、第2調整バルブ17を備えている。
前記シリンダ室12は断面円形に形成されその長手方向の一端側には断面円形のピストン13が摺動自在に収容され、他端側には圧縮ばね14が収容されてこれにピストン13が弾接されており、シリンダ室12の両端部はそれぞれ横蓋18によって閉鎖され、シリンダ室12内には扉の自閉速度を制御するための作動油が充填されている。
前記ピストン13には、その長手方向中央部に切欠空間22が形成され、その一方の面にラック23が形成されている。
また、前記ドアクローザ本体11の上部には回転軸15を取り付けるための取付け孔20が形成されており、この取付け孔20には回転軸15が挿入されてその上部が軸受25に回転可能に支持され、回転軸15の半径方向の位置を規制するために前記軸受25の外周面に周接する上蓋24が取付け孔20の内周面に螺着され、さらに回転軸15の軸方向の位置を規制するために軸受25の下方に装着された間座26が前記上蓋24の下端面に圧接されている。また、前記回転軸15の頂部は扉と連結するために前記上蓋24の上方に突出している。そして、前記回転軸15の下端部は軸受21に支持され、前記切欠空間22にて回転軸15の軸方向中央部の外周面に形成されたピニオン19が前記ラック23と噛み合わされている。
これによって、開扉時には回転軸15が所定方向Pに所定角度回転し、それに応じてピストン13が開扉方向Qへ所定距離摺動し、一方、閉扉時には前記回転軸15が前記と反対方向へ所定角度回転し、それに応じてピストン13が閉扉方向Rへ所定距離摺動するようになっている。そして、ピストン13が開扉方向Qへ摺動するときには前記圧縮ばね14が圧縮され、一方、ピストン13が閉扉方向Rへ摺動するときに圧縮ばね14のばね力によって扉が閉じるようになっている。
なお、前記回転軸15と上蓋24とはO−リング27によってシールされている。
さらに、ピストン13の長手方向両端部にはそれぞれ作動油の通路31、32が形成され、通路31と通路32とは前記ラック23が形成された切欠空間22を介してピストン13の長手方向両側でシリンダ室12と連通している。そして、一方の通路32の先端部にはバルブ受け33とボール弁34とからなる一方向バルブ35が設けられている。このバルブ受け33にはシリンダ室12に充填された作動油に混入した夾雑物を捕捉するための真鍮線などから形成されたフィルタ36が設けられている。
これによって、前記ピストン13が開扉方向Qへ摺動するときには、ボール弁34がピストン13の摺動方向下流側から上流側へ移動して圧縮ばね14側の作動油がシリンダ室12内のピストン13の摺動方向上流側へ流れるとともに圧縮ばね14側に存在する夾雑物がフィルタ36によって捕捉され、一方、ピストン13が閉扉方向Rへ摺動するときには、ボール弁34によって通路32が塞がれてシリンダ室12内のピストン13の摺動方向下流側から上流側へ作動油が流れないようになっている。
さらに、前記ドアクローザ本体11には、ピストン13が閉扉方向Rへ摺動するときにピストン13の摺動方向下流側から上流側へ作動油を流すための流路40が形成され、この流路40は、一端側が前記取付け孔20に開口し、他端側が横栓41によって閉鎖されており、流路40側とシリンダ室12側に連通する第1連通孔46、第2連通孔47によってシリンダ室12と連通され、シリンダ室12からこの流路40へ作動油が流入して、前記取付け孔20へ流れ、前記切欠空間22へ還流されるようになっている。そして、ピストン13が閉扉方向Rへ所定距離摺動して前記第1連通孔46がピストン13によって塞がれるまでは、シリンダ室12から前記第1連通孔46を介して作動油が流路40へ流入され、第1連通孔46が塞がれた後は第2連通孔47から流路40へ流入される。
そして、ドアクローザ本体11には、回転軸15と第1連通孔46との間に第1取付け孔42が形成され、この第1取付け孔42は前記流路40と連通し、その下端部は流路40よりも下方に位置しており、また、前記第2連通孔47の上方には第2取付け孔43が形成され、この第2取付け孔43は前記流路40を介して第2連通孔47に開口している。前記第1取付け孔42、第2取付け孔43にはそれぞれ第1バルブ受け44、第2バルブ受け45が螺着されており、第1バルブ受け44、第2バルブ受け45にはそれぞれ第1調整バルブ16、第2調整バルブ17が螺着されている。そして、第1バルブ受け44、第2バルブ受け45の下部には後に詳述するようにそれぞれフィルタ61が取り付けられている。
なお、第1取付け孔42と第1バルブ受け44との間、第1バルブ受け44と第1調整バルブ16との間はそれぞれO−リングによってシールされ、また、第2取付け孔43と第2バルブ受け45との間、第2バルブ受け45と第2調整バルブ17との間もそれぞれO−リングによってシールされている。
ここで、流路40を流れる作動油の流量は、第1調整バルブ16と第2調整バルブ17とによって調整されるが、第2調整バルブ17は第1調整バルブ16よりも流量が少なくなるように調整される。
前記第1調整バルブ16は、図5に示すように、その頂部にねじ溝51が形成されるとともに、その中央部の外周面には雄ねじ部52が形成され、さらに、雄ねじ部52の下方には前記第1バルブ受け44の内周面との間に間隙を形成するために小径部53が形成されており、先端部(下端部)には三角錐状の切欠溝54が形成されている。また、第2調整バルブ17も図5に示した第1調整バルブ16と同様に構成され、ねじ溝51、雄ねじ部52、小径部53及び三角錐状の切欠溝54がそれぞれ形成されている。
また、前記第1調整バルブ16を取り付けるべき第1バルブ受け44内には、図6に示すように、第1調整バルブ16の雄ねじ部52と螺合する雌ねじ部55が形成され、その下方には前記第1調整バルブ16の小径部53よりも大きな内径の直管部56が形成されており、この直管部56と前記第1調整バルブ16の小径部53との間に間隙が形成される。この間隙内に前記第1調整バルブ16の切欠溝54を位置させることによって作動油の流量が調整される。また、前記直管部56の一方側には流出孔57が形成され、この流出孔57は一方側の外周面に形成された凹部58に開口しており、この凹部58と前記第1取付け孔42の内周面との間に作動油を前記取付け孔20側へ流すための間隙が形成される。さらに、第1バルブ受け44の下端部には空間部59が形成され、この空間部59には環状の支持部材60に支持されたナイロン6繊維、金属線などからなるフィルタ61が設けられている。また、前記流出孔57と反対側の外周下端部には前記流路40から作動油が流れ込む凹部62が形成されその下端には前記空間部59に連通する流入孔63が形成されている。さらに、第1バルブ受け44の上部外周面には雄ねじ部64が形成され、これが第1取付け孔42の内周面に形成した雌ねじ部に螺合するようになっている。さらに、第1バルブ受け44の頂部には、第1バルブ受け44を回転させて着脱するための治具受け用の切欠部65が形成されている。
また、前記第2調整バルブ17を取り付けるべき第2バルブ受け45内には、図7に示すように、第2調整バルブ17の雄ねじ部52と螺合する雌ねじ部71が形成され、その下方には前記第2調整バルブ17の小径部53よりも大きな内径の直管部72が形成されており、この直管部72と前記第2調整バルブ17の小径部53との間に間隙が形成される。この間隙内に前記第2調整バルブ17の切欠溝54を位置させることによって作動油の流量が調整される。また、前記直管部72の一方側には流出孔73が形成され、この流出孔73は一方側の外周面に形成された凹部74に開口しており、この凹部74と前記第2取付け孔43の内周面との間に作動油を第1バルブ受け44側へ流す間隙が形成される。さらに、第2バルブ受け45の下端部には空間部75が形成され、この空間部75には前記と同様のフィルタ61が設けられており、空間部75は第2連通孔47に通じている。さらに、第2バルブ受け45の上部外周面には雄ねじ部78が形成され、これが第2取付け孔43の内周面に形成した雌ねじ部に螺合している。さらに、第2バルブ受け45の頂部には、第2バルブ受け45を回転させて着脱するための治具受け用の切欠部79が形成されている。
次に、前記ドアクローザ1の作動状況を図8〜図10に基づいて説明する。
図8は扉が閉じられている状態を示し、この状態で扉を所定方向へ開くと、扉と連結された回転軸15に形成されたピニオン19が所定方向Pへ回転し、それに伴ってラック23が開扉方向Qへ移動し(図3参照)、それによってピストン13が開扉方向Qへ摺動する。ピストン13が摺動すると、その摺動距離に応じて圧縮ばね14が圧縮されて圧縮ばね14にばね力が蓄積される。それとともにシリンダ室12の圧縮ばね14側の作動油がピストン13に形成された通路31、切欠空間22、通路32及び一方向バルブ35を通ってピストン13の摺動方向上流側へ流れるが、作動油に混入している夾雑物はフィルタ36によって捕捉される。
次いで、扉が例えば90度まで開いて全開された後は、図9に示すように、ピストン13が圧縮ばね14のばね力によって閉扉方向Rへ摺動し、それに応じて前記ピニオン19が回転して扉が閉じる方向へ回転する。このときシリンダ室12内のピストン13の摺動方向下流側の作動油が一方向バルブ35によってピストン12の摺動方向上流側へ流れるのが阻止される。そして、前記ピニオン19が所定角度例えば60度回転するまで、つまりピストン13により第1連通孔46が塞がれるまでは、ピストン13に押されてその摺動方向下流側の作動油がシリンダ室12から第1連通孔46を介して流路40へ流入する。前記第1連通孔46から流路40に流入した作動油は、第1バルブ受け44に形成された前記凹部62、流入孔63、空間部59を経てフィルタ61に至り、フィルタ61によって夾雑物が捕捉され、そして、その下流側で、第1調整バルブ16の前記切欠溝54で流量調整され、第1調整バルブ16の小径部53と第1バルブ受け44の直管部56との間に形成された間隙、流出孔57、第1バルブ受け44の凹部58と第1取付け孔42との間の間隙を経由し、再び流路40に至り、前記取付け孔20を介して前記切欠空間22へ還流される。
このとき扉は第1調整バルブ16による作動油の流量調整によって油圧制御されて所定の閉扉速度で60度まで自閉する。
そして、扉が60度まで回転すると、図10に示すように、ピストン13によって第1連通孔46が塞がれる。第1連通孔46が塞がれた後は、ピストン13がさらに下流側へ摺動し、それによってピストン13の摺動方向下流側の作動油はピストン13に押されて第2連通孔47から第2取付け孔43に取り付けた第2バルブ受け45の前記空間部75に流入し、空間部75に流入した作動油は、フィルタ61によって夾雑物が捕捉され、その下流側で、第2調整バルブ17の切欠溝54で流量調整され、第2調整バルブ17の小径部53と第2バルブ受け45の直管部72との間に形成された間隙、流出孔73、第2バルブ受け45の凹部74と第2取付け孔43との間の間隙を経由して流路40に至り、第1バルブ受け44を介して以下前記と同様にして前記切欠空間22へ還流される。
これによって扉が残りの30度を回転する間は、第2調整バルブ17によって前記よりも遅い速度に油圧制御される。
したがって、作動油に混入した夾雑物はフィルタ36により捕捉されるとともに、第1、第2調整バルブ16、17の上流側に設けたフィルタ61よって捕捉され、第1、第2調整バルブ16、17には夾雑物が流入することなく、扉が閉じる方向へ所定角度回転するまでは所定の自閉速度に油圧制御され、その後、扉が全閉するまでは前記よりも遅い速度に油圧制御される。
次に、ドアクローザの取付け状態を図11〜図16に基づいて説明する。
ドアクローザ1は例えば図11に示すように上下逆向きにして竪枠10側で上枠2に取り付けられ、アーム3を介して扉4と連結される。
ドアクローザ1を上枠2に取り付けるに際しては、図12に示すような取付け板5に形成された挿入孔5aに回転軸15をその先端部が下方へ突出するように挿入するとともに、挿入孔5b、5cにそれぞれ第1調整バルブ16、第2調整バルブ17をこれら挿入孔5b、5c内に位置するように挿入し、ドアクローザ1に形成されたねじ孔1a(図1参照)とねじ孔5dにてねじ80によりねじ止めして両者を連結する。そして、ドアクローザ1と連結された取付け板5を、ねじ孔5eに当て板82を介してねじ81にてねじ止めして上枠2に取り付ける。そして、取付け板5の底面には化粧板83が前記回転軸15のみがその下面から突出するように設けられる。
さらに、回転軸15にその回転に伴なって回動するアーム3の一端側が連結され、このアーム3の他端側には当て板84を設けて連結軸6を取り付け、この連結軸6にアーム3と扉とを連結するためのスライダ7を取り付ける。
そして、扉4の上端には前記スライダ7を案内するためのガイドレール8が取り付けられ、前記回転軸15の回転に伴なってアーム3が回動し、それによってスライダ7がガイドレール8内を移動し、それによって扉4が開閉するようになっている。前記ガイドレール8は支持枠85にて支持された当て板86にねじ87によって固定されている。扉4にはその側面の一方側にアーム3が扉4に当らないようにするために切欠4aが形成されている。扉4の吊り元側上端部は、扉4と上枠2にそれぞれ取り付けた公知の吊りヒンジ9、9に垂直軸を挿通して支持されている。また、扉4の吊り元側下端部も図示されていない前記同様の公知の吊りヒンジにより支持される。
本実施の形態によれば、第1バルブ受け44、第2バルブ受け45を取り付け、これらに第1調整バルブ16、第2調整バルブ17を取り付けるとともに、これらの上流側に作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタ61を設けたので、フィルタ61にて作動油に混入した夾雑物を捕捉することができるため、作動油に混入した夾雑物が調整バルブ16、17側に流入することがなく、扉の自閉速度を円滑に油圧制御することができる。しかも、第1バルブ受け44、第2バルブ受け45にフィルタ61を設けたので、第1バルブ受け44、第2バルブ受け45を着脱することにより、フィルタ61を簡単に着脱することができ、フィルタ61の保守点検を容易に行なうことができ、さらに、第1バルブ受け44、第2バルブ受け45にフィルタ61を取り付けたため、フィルタ61を取り付ける空間部59、75を予め第1バルブ受け44、第2バルブ受け45に形成することができて、フィルタ61の取り付け作業を簡単に行なうことができる。
また、第1調整バルブ16、第2調整バルブ17として先端部に切欠溝54を有する調整バルブを用いたので、作動油の流量を簡単に調整することができる。
次に、本考案の第2の実施の形態におけるドアクローザについて、図17〜図21に基づいて説明する。なお、前記第1の実施の形態と同様の機能を有するものについては、符号のみを付し、その説明は省略する。
本実施の形態におけるドアクローザは、図17〜図21に示すように、ドアクローザ本体11に第1取付け孔42、第2取付け孔43を設け、それぞれの取付け孔42、43に、第1調整バルブ16、第2調整バルブ17を直接取り付けるとともに、フィルタ61を設けたものである。
前記第1取付け孔42、第2取付け孔43は、それぞれ第1連通孔46、第2連通孔47の上方に形成され、流路40を介してそれぞれ第1連通孔46、第2連通孔47に連通している。
第1取付け孔42は、その内周面に第1調整バルブ16を螺合する雌ねじ部88を有し、この雌ねじ部88の下方には、第1連通孔46側に段階的に内径が小さくなるように第1直管部89、第2直管部90、第3直管部91が形成され、第1直管部89は、前記流路40の高さ位置近傍に位置しており、第3直管部91には、環状の支持部材60と一体的に形成されたフィルタ61が設けられており、このフィルタ61は止め輪92により上方から押えられている。
また、前記第1調整バルブ16は、図21に示すように、前記第1の実施の形態における第1調整バルブ16と同様に、雄ねじ部52、小径部53を有するとともに小径部53の下端部には切欠部54が形成されており、雄ねじ部52を前記第1取付け孔42の雌ねじ部88に螺合することにより、第1取付け孔42に取り付けられている。そして、第1調整バルブ16は開いた状態では、その小径部53が第1取付け孔42の第1直管部89の箇所に位置していて、小径部53と第1直管部89との間には隙間が形成されるとともに、切欠部54は流路40の高さ位置に位置するようになっている。したがって、第1調整バルブ16が開かれた状態では、切欠部54により作動油の流量が調整されて、小径部53と第1直管部89と間の隙間を介して流路40側に流入されるようになっている。一方、第1調整バルブ16は、それが全閉した状態では、小径部53の下端部側が第1取付け孔42の第2直管部90に嵌合するようになっている。
また、前記第2取付け孔43および第2調整バルブ17も、それぞれ第1取付け孔42と第1調整バルブ16と同様に構成されるとともに、第2調整バルブ17は第1調整バルブ16と同様に、第2取付け孔43に取り付けられている。
そして、このドアクローザ1においても、扉の自閉速度が、前記第1の実施の形態と同様に、油圧制御される。
つまり、扉の閉塞時に、ピストン13がR方向に摺動して第1連通孔46がピストン13により塞がれるまでは、ピストン13の摺動方向下流側の作動油が、第1連通孔46を介して第1取付け孔42に流入し、フィルタ61によって夾雑物が捕捉され、第1調整バルブ16の切欠部54で流量調整され、第1調整バルブ16の小径部53と第1取付け孔42の第2直管部90との間に形成された間隙を経由して流路40に至り、流路40を介して切欠空間22へ還流される。
そして、ピストン13により第1連通孔46が塞がれた後は、ピストン13がさらに下流側へ移動し、第2連通孔47を介して作動油が第2取付け孔43に流入し、フィルタ61によって夾雑物が捕捉され、第2調整バルブ17の切欠部54で流量調整され、第2調整バルブ17の小径部53と第2取付け孔43の第2直管部90との間に形成された間隙を経由して、第2取付け孔43の下流側の流路40の部分に至り、次いで、第1調整バルブ16の小径部53と第1取付け孔42の第2直管部90との間に形成された間隙を経由して流路40に至り、流路40を介して切欠空間22へ還流される。
本実施の形態によれば、第1取付け孔42、第2取付け孔43を設け、それぞれの取付け孔42、43に、第1調整バルブ16、第2調整バルブ17を取り付けるとともに、これら調整バルブ16、17の上流側にそれぞれフィルタ61を設けたので、このフィルタ61にて作動油に混入した夾雑物を捕捉することができるため、調整バルブ16、17側に夾雑物が流入することがなく、扉の自閉速度を円滑に制御することができるドアクローザが提供される。しかも、第1取付け孔42、第2取付け孔43に、直接調整バルブ16、17を取り付けたので、夾雑物を捕捉することができるドアクローザを安価なコストで得ることができる。
前記各実施の形態では、一方向バルブ35にフィルタ36を設けたが、このフィルタ36は設けなくてもよく、また、2つの調整バルブ16、17を取り付けたが、1つの調整バルブのみを取り付けてもよい。さらに、流路40は調整バルブ16、17毎に別々に形成してもよい。さらにまた、ドアクローザ1を上枠2側に取り付けたが、ドアクローザ1は扉4側に取り付けるようにしてもよい。
本考案の第1の実施の形態におけるドアクローザを示す平面図である。 同上のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 調整バルブを示し、(a)はその側面図、(b)はその底面図である。 第1バルブ受けを示し、(a)はその平面図、(b)は一方側の側面図、(c)は底面図、(d)は断面図、(e)は他方側の側面図である。 第2バルブ受けを示し、(a)はその平面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 作動状況を示す断面図である。 作動状況を示す断面図である。 作動状況を示す断面図である。 取付け状態を示す側面図である。 取付け板を示す平面図である。 取付け状態を示す上枠側の底面図である。 取付け状態を示す扉側の平面図である。 取付け状態を示す側面図である。 取付け状態を示す斜視図である。 本考案の第2の実施の形態におけるドアクローザを示す断面図である。 調整バルブの全開時における図17のD−D線断面図である。 調整バルブの全閉時における図17のD−D線断面図である。 調整バルブを外した状態における図17のD−D線断面図である。 調整バルブを示す側面図である。 従来のドアクローザの一例を示す平面図である。 図22のA−A線断面図である。 図23のB−B線断面図である。
符号の説明
1 ドアクローザ
2 上枠
3 アーム
4 扉
7 スライダ
8 ガイドレール
11 ドアクローザ本体
12 シリンダ室
13 ピストン
14 圧縮ばね
15 回転軸
16 第1調整バルブ
17 第2調整バルブ
19 ピニオン
20 取付け孔
23 ラック
31 通路
32 通路
33 バルブ受け
34 ボール弁
35 一方向バルブ
36 フィルタ
40 流路
42 第1取付け孔
43 第2取付け孔
44 第1バルブ受け
45 第2バルブ受け
46 第1連通孔
47 第2連通孔
61 フィルタ

Claims (2)

  1. ドアクローザ本体に形成されたシリンダ室内にピストンを摺動自在に収容するとともにこのピストンによって圧縮されて扉を自閉する圧縮ばねを収容し、前記ドアクローザ本体に扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸を設け、前記ピストンが回転軸の回転によりシリンダ室内で摺動するようにピストンと回転軸とを連動連結し、前記シリンダ室内に作動油を充填し、前記ピストンにシリンダ室内での摺動方向に貫通する通路を形成し、この通路にピストンが開扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れ、ピストンが閉扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れないようにするための一方向バルブを設け、前記ドアクローザ本体にはピストンが開扉方向へ摺動したときにシリンダ室内のピストンの摺動方向上流側に流された作動油を、ピストンが閉扉方向へ摺動するときにピストンの摺動方向下流側から上流側へ流すための流路を形成し、前記ドアクローザ本体には前記流路における作動油の流量を調整するための調整バルブを取り付けて扉の自閉速度を油圧によって制御するようにしたドアクローザであって、
    前記ドアクローザ本体に調整バルブを取り付けるためのバルブ受けを取り付け、このバルブ受け内に、調整バルブを取り付けるとともに調整バルブを通過する作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタを設けた
    ことを特徴とするドアクローザ。
  2. ドアクローザ本体に形成されたシリンダ室内にピストンを摺動自在に収容するとともにこのピストンによって圧縮されて扉を自閉する圧縮ばねを収容し、前記ドアクローザ本体に扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸を設け、前記ピストンが回転軸の回転によりシリンダ室内で摺動するようにピストンと回転軸とを連動連結し、前記シリンダ室内に作動油を充填し、前記ピストンにシリンダ室内での摺動方向に貫通する通路を形成し、この通路にピストンが開扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れ、ピストンが閉扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れないようにするための一方向バルブを設け、前記ドアクローザ本体にはピストンが開扉方向へ摺動したときにシリンダ室内のピストンの摺動方向上流側に流された作動油を、ピストンが閉扉方向へ摺動するときにピストンの摺動方向下流側から上流側へ流すための流路を形成し、前記ドアクローザ本体には前記流路における作動油の流量を調整するための調整バルブを取り付けて扉の自閉速度を油圧によって制御するようにしたドアクローザであって、
    前記ドアクローザ本体に調整バルブを取り付けるための取付け孔を設け、この取付け孔内に、調整バルブを取り付けるとともに調整バルブを通過する作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタを設けた
    ことを特徴とするドアクローザ。
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