JP3113961U - ドアクローザ - Google Patents
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Abstract
【課題】作動油に混入した夾雑物が調整バルブ側に流入することがなく、扉の自閉速度を円滑に油圧制御し得るドアクローザを提供する。
【解決手段】ドアクローザ本体11に形成されたシリンダ室12内にピストン13とこれにより圧縮されて扉を自閉する圧縮ばね14とを収容し、ピストンと扉の回転に伴なって回転する回転軸15とをピニオン19とラック23とを介して連動連結し、ドアクローザ本体にはピストンが閉扉方向へ摺動するときにシリンダ室のピストンの摺動方向下流側から摺動方向上流側へ作動油を流すための流路40を形成し、またドアクローザ本体には流路を流れる作動油の流量を調整するための2つの調整バルブ16、17を取り付けて2段階で扉の自閉速度を油圧によって制御するようにし、ドアクローザ本体に2つのバルブ受け43、44を取り付け、これらにそれぞれ調整バルブを設けるとともに作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタ61をそれぞれ設けた。
【選択図】 図2
Description
図1〜図4において、ドアクローザ1は、シリンダ室12が形成されたドアクローザ本体11と、シリンダ室12内を摺動するピストン13と、ピストン13によって圧縮されて扉を自閉する圧縮ばね14と、扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸15と、扉の自閉速度を油圧制御するための第1調整バルブ16、第2調整バルブ17を備えている。
また、前記ドアクローザ本体11の上部には回転軸15を取り付けるための取付け孔20が形成されており、この取付け孔20には回転軸15が挿入されてその上部が軸受25に回転可能に支持され、回転軸15の半径方向の位置を規制するために前記軸受25の外周面に周接する上蓋24が取付け孔20の内周面に螺着され、さらに回転軸15の軸方向の位置を規制するために軸受25の下方に装着された間座26が前記上蓋24の下端面に圧接されている。また、前記回転軸15の頂部は扉と連結するために前記上蓋24の上方に突出している。そして、前記回転軸15の下端部は軸受21に支持され、前記切欠空間22にて回転軸15の軸方向中央部の外周面に形成されたピニオン19が前記ラック23と噛み合わされている。
さらに、ピストン13の長手方向両端部にはそれぞれ作動油の通路31、32が形成され、通路31と通路32とは前記ラック23が形成された切欠空間22を介してピストン13の長手方向両側でシリンダ室12と連通している。そして、一方の通路32の先端部にはバルブ受け33とボール弁34とからなる一方向バルブ35が設けられている。このバルブ受け33にはシリンダ室12に充填された作動油に混入した夾雑物を捕捉するための真鍮線などから形成されたフィルタ36が設けられている。
図8は扉が閉じられている状態を示し、この状態で扉を所定方向へ開くと、扉と連結された回転軸15に形成されたピニオン19が所定方向Pへ回転し、それに伴ってラック23が開扉方向Qへ移動し(図3参照)、それによってピストン13が開扉方向Qへ摺動する。ピストン13が摺動すると、その摺動距離に応じて圧縮ばね14が圧縮されて圧縮ばね14にばね力が蓄積される。それとともにシリンダ室12の圧縮ばね14側の作動油がピストン13に形成された通路31、切欠空間22、通路32及び一方向バルブ35を通ってピストン13の摺動方向上流側へ流れるが、作動油に混入している夾雑物はフィルタ36によって捕捉される。
そして、扉が60度まで回転すると、図10に示すように、ピストン13によって第1連通孔46が塞がれる。第1連通孔46が塞がれた後は、ピストン13がさらに下流側へ摺動し、それによってピストン13の摺動方向下流側の作動油はピストン13に押されて第2連通孔47から第2取付け孔43に取り付けた第2バルブ受け45の前記空間部75に流入し、空間部75に流入した作動油は、フィルタ61によって夾雑物が捕捉され、その下流側で、第2調整バルブ17の切欠溝54で流量調整され、第2調整バルブ17の小径部53と第2バルブ受け45の直管部72との間に形成された間隙、流出孔73、第2バルブ受け45の凹部74と第2取付け孔43との間の間隙を経由して流路40に至り、第1バルブ受け44を介して以下前記と同様にして前記切欠空間22へ還流される。
したがって、作動油に混入した夾雑物はフィルタ36により捕捉されるとともに、第1、第2調整バルブ16、17の上流側に設けたフィルタ61よって捕捉され、第1、第2調整バルブ16、17には夾雑物が流入することなく、扉が閉じる方向へ所定角度回転するまでは所定の自閉速度に油圧制御され、その後、扉が全閉するまでは前記よりも遅い速度に油圧制御される。
ドアクローザ1は例えば図11に示すように上下逆向きにして竪枠10側で上枠2に取り付けられ、アーム3を介して扉4と連結される。
次に、本考案の第2の実施の形態におけるドアクローザについて、図17〜図21に基づいて説明する。なお、前記第1の実施の形態と同様の機能を有するものについては、符号のみを付し、その説明は省略する。
つまり、扉の閉塞時に、ピストン13がR方向に摺動して第1連通孔46がピストン13により塞がれるまでは、ピストン13の摺動方向下流側の作動油が、第1連通孔46を介して第1取付け孔42に流入し、フィルタ61によって夾雑物が捕捉され、第1調整バルブ16の切欠部54で流量調整され、第1調整バルブ16の小径部53と第1取付け孔42の第2直管部90との間に形成された間隙を経由して流路40に至り、流路40を介して切欠空間22へ還流される。
2 上枠
3 アーム
4 扉
7 スライダ
8 ガイドレール
11 ドアクローザ本体
12 シリンダ室
13 ピストン
14 圧縮ばね
15 回転軸
16 第1調整バルブ
17 第2調整バルブ
19 ピニオン
20 取付け孔
23 ラック
31 通路
32 通路
33 バルブ受け
34 ボール弁
35 一方向バルブ
36 フィルタ
40 流路
42 第1取付け孔
43 第2取付け孔
44 第1バルブ受け
45 第2バルブ受け
46 第1連通孔
47 第2連通孔
61 フィルタ
Claims (2)
- ドアクローザ本体に形成されたシリンダ室内にピストンを摺動自在に収容するとともにこのピストンによって圧縮されて扉を自閉する圧縮ばねを収容し、前記ドアクローザ本体に扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸を設け、前記ピストンが回転軸の回転によりシリンダ室内で摺動するようにピストンと回転軸とを連動連結し、前記シリンダ室内に作動油を充填し、前記ピストンにシリンダ室内での摺動方向に貫通する通路を形成し、この通路にピストンが開扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れ、ピストンが閉扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れないようにするための一方向バルブを設け、前記ドアクローザ本体にはピストンが開扉方向へ摺動したときにシリンダ室内のピストンの摺動方向上流側に流された作動油を、ピストンが閉扉方向へ摺動するときにピストンの摺動方向下流側から上流側へ流すための流路を形成し、前記ドアクローザ本体には前記流路における作動油の流量を調整するための調整バルブを取り付けて扉の自閉速度を油圧によって制御するようにしたドアクローザであって、
前記ドアクローザ本体に調整バルブを取り付けるためのバルブ受けを取り付け、このバルブ受け内に、調整バルブを取り付けるとともに調整バルブを通過する作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタを設けた
ことを特徴とするドアクローザ。 - ドアクローザ本体に形成されたシリンダ室内にピストンを摺動自在に収容するとともにこのピストンによって圧縮されて扉を自閉する圧縮ばねを収容し、前記ドアクローザ本体に扉と連結されて扉の回転に伴なって回転する回転軸を設け、前記ピストンが回転軸の回転によりシリンダ室内で摺動するようにピストンと回転軸とを連動連結し、前記シリンダ室内に作動油を充填し、前記ピストンにシリンダ室内での摺動方向に貫通する通路を形成し、この通路にピストンが開扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れ、ピストンが閉扉方向へ摺動するときには作動油がシリンダ室内のピストンの摺動方向下流側から上流側へ流れないようにするための一方向バルブを設け、前記ドアクローザ本体にはピストンが開扉方向へ摺動したときにシリンダ室内のピストンの摺動方向上流側に流された作動油を、ピストンが閉扉方向へ摺動するときにピストンの摺動方向下流側から上流側へ流すための流路を形成し、前記ドアクローザ本体には前記流路における作動油の流量を調整するための調整バルブを取り付けて扉の自閉速度を油圧によって制御するようにしたドアクローザであって、
前記ドアクローザ本体に調整バルブを取り付けるための取付け孔を設け、この取付け孔内に、調整バルブを取り付けるとともに調整バルブを通過する作動油に混入した夾雑物を捕捉するためのフィルタを設けた
ことを特徴とするドアクローザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004756U JP3113961U (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | ドアクローザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004756U JP3113961U (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | ドアクローザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3113961U true JP3113961U (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=43276301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005004756U Expired - Lifetime JP3113961U (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | ドアクローザ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3113961U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020204168A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | 株式会社イトーキ | ドア構造 |
-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005004756U patent/JP3113961U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020204168A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | 株式会社イトーキ | ドア構造 |
JP7255380B2 (ja) | 2019-06-14 | 2023-04-11 | 株式会社イトーキ | ドア構造 |
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