JP7255296B2 - テストシステム及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デバイスの特性試験を行うテストシステムに関する。
デバイスの特性試験を行うテストシステムが知られている。例えば、特許文献1には、パワー半導体デバイスの特性試験を行うテストシステムが開示されている。特許文献1に記載のテストシステムにおいては、統合コントローラに接続された複数のユニット(低圧ユニット、高圧ユニット、大電流ソースユニット)を用いてパワー半導体デバイスの静特性試験を行っている。
特開2017-67555号
しかしながら、特許文献1に記載のテストシステムにおいては、以下の点で改善の余地が残されていた。
すなわち、特許文献1に記載のテストシステムは、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルを用いて統合コントローラと複数のユニットとをイーサネット(登録商標)接続することによって実現される。ところが、イーサネットは、通信の同時性を保証しない。したがって、この場合、各ユニットが動作(電圧印加動作、電流供給動作、電圧測定動作、電流測定動作等)を実行するタイミングがずれ、その結果、得られる測定値の精度が低下するという問題が発生し得る。そこで、特許文献1に記載のテストシステムにおいては、光ケーブルを用いて各ユニットに接続されたトリガマトリクスを用いて、各ユニットが動作を実行するタイミングを制御する構成が採用されている。
しかしながら、このようなテストシステムにおいては、配線の種類が2種類(LANケーブル及び光ケーブル)になるため、システム全体についても各ユニットについても、ハードウェア構成が複雑になる。また、このようなシステムにおいては、制御主体が2主体(統合コントローラ及びトリガマトリクス)になるため、制御主体についても制御客体(各ユニット)についても、ソフトウェア構成が複雑になる。ハードウェア構成及びソフトウェア構成の複雑化は、コストが増大するという問題や不具合が生じ易くなるという問題などに繋がるので、特許文献1に記載のテストシステムは、この点において改善の余地が残されている。
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が従来よりもシンプルなテストシステムを実現することを目的とする。
本発明の態様1に係るテストシステムは、デバイスの特性試験に用いられる複数のユニットからなるユニット群と、前記ユニット群に属する各ユニットを制御するコントローラと、を備えており、前記ユニット群は、ケーブルを用いて前記コントローラにディジーチェーン接続されており、前記ユニット群に属する各ユニットは、前記コントローラが送信した制御信号及び同期信号を前記ケーブルを介して受信すると共に、自ユニットが生成したデータを前記ケーブルを介して前記コントローラに送信する通信部を有している。
上記の構成によれば、統合コントローラから各ユニットへのコマンドの伝送、統合コントローラから各ユニットへのタイミング信号の伝送、及び、各ユニットから統合コントローラへのデータ信号の伝送を、ディジーチェーンを構成するケーブルを用いて実現することができる。したがって、ハードウェア構成を従来よりもシンプルにすることができる。また、各ユニットの制御を、トリガマトリクスを用いることなく、単一の制御主体(統合コントローラ)により実現することができる。したがって、ソフトウェア構成を従来よりもシンプルにすることができる。
本発明の態様2に係るテストシステムにおいては、態様1に係るテストシステムの構成に加えて、以下の構成が採用されている。すなわち、前記通信部は、前記ケーブルを介して自ユニットの上位ユニット又は前記統合コントローラから受信したコマンドを、前記ケーブルを介して自ユニットの下位ユニットに転送し、各ユニットは、前記通信部が受信したコマンドのうち、自ユニットのIDを含むコマンドにより指定された動作を実行する動作部と、前記通信部が受信したタイミング信号を参照して、前記動作部が前記動作を開始するタイミングを決定する制御部と、を有している、構成が採用されている。
上記の構成によれば、統合コントローラから各ユニットへのコマンドの伝送において、各ユニットが実行する通信処理は、上位ユニットから受信したコマンドをそのまま下位ユニットに転送することのみである。したがって、コマンドの伝送におけるスループットを向上させることができる。
また、上記の構成によれば、統合コントローラから各ユニットへのコマンドの伝送において、各ユニットが実行する送信処理は、下位ユニットへの送信処理のみである。したがって、統合コントローラから各ユニットへのコマンドの伝送において、ファンアウト制約のないテストシステムを実現することができる。
本発明の態様3に係るテストシステムにおいては、態様1又は2に係るテストシステムの構成に加えて、以下の構成が採用されている。すなわち、前記通信部は、自ユニットにて生成したデータ信号を、自ユニットの下位ユニットから受信したデータ信号と統合し、前記ケーブルを介して自ユニットの上位ユニット又は前記統合コントローラに送信する、構成が採用されている。
上記の構成によれば、各ユニットから統合コントローラへのデータ信号の伝送において、各ユニットが実行する送信処理は、上位ユニット又は統合コントローラへの送信処理のみである。したがって、各ユニットから統合コントローラへのデータ信号の伝送において、ファンアウト制約のないテストシステムを実現することができる。
本発明の態様4に係るテストシステムにおいては、態様1~3の何れかに係るテストシステムの構成に加えて、以下の構成が採用されている。すなわち、前記複数のユニットには、前記デバイスに特定の電圧を印加したときに前記デバイスに供給される電流を測定し、当該電流の大きさを表すデータ信号を生成する電圧ユニットと、前記デバイスに特定の電流を供給したときに前記デバイスに印加される電圧を測定し、当該電圧の大きさを表すデータ信号を生成する電流ユニットと、前記デバイスの各端子に接続するユニットを切り替えることによって、特定の測定回路を構成する測定回路ユニットと、が含まれている、構成が採用されている。
上記の構成によれば、電流測定動作、電圧測定動作、及び回路切替動作が可能なテストシステムを実現することができる。
本発明の態様5に係るテストシステムにおいては、態様1~4の何れかに係るテストシステムの構成に加えて、以下の構成が採用されている。すなわち、前記デバイスは、半導体デバイスである、構成が採用されている。
上記の構成によれば、半導体デバイスの特性試験を行うことが可能なテストシステムを実現することができる。
本発明の態様6に係るテストシステムは、通信方法は、デバイスの特性試験に用いられる複数のユニットと、前記複数のユニットを制御する統合コントローラと、を備えており、前記複数のユニットは、ケーブルを用いて前記統合コントローラにディジーチェーン接続されているテストシステムにおける通信方法であって、前記複数のユニットの各々が、前記統合コントローラが送信したコマンド及びタイミング信号を前記ケーブルを介して受信する工程と、前記複数のユニットの各々が、自ユニットが生成したデータ信号を前記ケーブルを介して前記統合コントローラに送信する工程と、を含んでいる。
上記の方法によれば、統合コントローラから各ユニットへのコマンドの伝送、統合コントローラから各ユニットへのタイミング信号の伝送、及び、各ユニットから統合コントローラへのデータ信号の伝送を、ディジーチェーンを構成するケーブルを用いて実現することができる。したがって、ハードウェア構成を従来よりもシンプルにすることができる。また、各ユニットの制御を、トリガマトリクスを用いることなく、単一の制御主体(統合コントローラ)により実現することができる。したがって、ソフトウェア構成を従来よりもシンプルにすることができる。
本発明の一態様によれば、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が従来よりもシンプルなテストシステムを実現することができる。
本発明の一実施形態に係るテストシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示したテストシステムにおけるコマンドの伝送方法の流れを示すシーケンス図である。 図1に示したテストシステムにおけるデータの伝送方法の流れを示すシーケンス図である。 図1に示したテストシステムが備えているユニットの構成を示すブロック図である。 図4に示したユニットにて実行される初期化動作の流れを示すフローチャートである。 図1に示したテストシステムにより実施される特性試験の第1の具体例に用いられる測定回路の回路図である。 図1に示したテストシステムにより実施される特性試験の第1の具体例の流れを示すタイミングチャートである。 図1に示したテストシステムにより実施される特性試験の第2の具体例に用いられる測定回路の回路図である。 図1に示したテストシステムにより実施される特性試験の第2の具体例の流れを示すタイミングチャートである。
(テストシステムの構成)
本発明の一実施形態に係るテストシステム1の構成について、図1を参照して説明する。図1は、テストシステム1の構成を示すブロック図である。
テストシステム1は、図1に示すように、半導体デバイスの特性試験に用いられる複数のユニット11a~11dからなるユニット群11と、ユニット11a~11dを制御する統合コントローラ12と、を備えている。なお、特性試験の対象となる半導体デバイスとしては、ダイオード、トランジスタ、サイリスタなどの個別半導体デバイス、及び、個別半導体デバイスを集積したIC(Integrated Circuit)の双方が想定される。本実施形態では特に、大電流・大電圧に対応したパワー半導体を想定する。
ユニット11a,11bは、半導体デバイスに特定の電圧を印加したときに、その半導体デバイスに供給される電流を測定するための電圧ユニットである。なお、ユニット11aは、ユニット11bよりも低い電圧(例えば100V)を半導体デバイスに印加するユニットであるため、以下ではこれを「低圧ユニット」とも記載し、図面においては「LVU」と略記する。ユニット11bは、ユニット11aよりも高い電圧(例えば2000V)を半導体デバイスに印加するユニットであるため、以下ではこれを「高圧ユニット」とも記載し、図面においては「HVU」と略記する。なお、低圧ユニット11aから半導体デバイスに供給される電流は、例えば1A程度である。また、高圧ユニット11bから半導体デバイスに供給される電流は、例えば0.1A程度である。
ユニット11cは、半導体デバイスに特定の電流を供給したときに、その半導体デバイスに印加される電圧を測定するための電流ユニットである。なお、ユニット11cは、ユニット11a及びユニット11bよりも大きい電流(例えば、150A)を半導体デバイスに供給するユニットであるため、以下ではこれを「大電流マスタユニット」とも記載し、図面においては「HCM」と略記する。なお、大電流マスタユニット11cにより半導体デバイスに印加される電圧は、例えば20V程度である。
ユニット11dは、半導体デバイスの各端子に接続するユニットを切り替えることによって、実施する特性試験に応じた測定回路を構成するための測定回路ユニットである。ユニット11dにより構成される測定回路の具体例については、参照する図面を代えて後述する。なお、以下ではユニット11dを「測定回路ユニット」とも記載し、図面においては「SMB」と略記する。なお、測定回路ユニット11dは、半導体デバイスに特定の電圧を印加したときに、その半導体デバイスに供給される電流を測定する機能を併せ持っていてもよい。この場合、測定回路ユニット11dにより半導体デバイスに印加される電圧は、例えば20Vであり、測定回路ユニット11dにより半導体デバイスに供給される電流は、例えば150Aである。
ユニット11a~11dは、ケーブル13a~13dを用いて統合コントローラ12にディジーチェーン接続されている。より具体的に言うと、(1)低圧ユニット11aは、ケーブル13aを用いて統合コントローラ12に接続されており、(2)高圧ユニット11bは、ケーブル13bを用いて低圧ユニット11aに接続されており、(3)大電流マスタユニット11cは、ケーブル13cを用いて高圧ユニット11bに接続されており、(4)測定回路ユニット11dは、ケーブル13dを用いて大電流マスタユニット11cに接続されている。ケーブル13a~13dは、メタルケーブルでも良いし、光ケーブルでもよい。ケーブル13a~13dとしてメタルケーブルを用いる場合、テストシステム1に好適な通信方式としては、例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)などが挙げられる。また、ケーブル13a~13dは、各1本以上の上り専用ケーブル及び下り専用ケーブルにより構成されていてもよいし、1本以上の上り下り兼用ケーブルにより構成されていてもよい。
統合コントローラ12は、コマンドCa~Cd及びタイミング信号T1,T2,…を、これらのケーブル13a~13dを介してユニット11a~ユニット11dに送信する。ここで、各コマンドCx(x=a,b,c,d)は、ユニット11xが実行するべき動作を指定する信号である。また、タイミング信号T1,T2,…は、コマンドCa~Cdにより指定された動作を実行するべきタイミングを特定するためにユニット11a~11dが参照する信号である。なお、テストシステム1におけるコマンドCa~Cdの伝送方法については、参照する図面を代えて後述する。
一方、各ユニット11x(x=a,b,c,d)は、そのユニット自身(以下、「自ユニット」と記載)にて生成したデータ信号Dxを、これらのケーブル13a~13dを介して統合コントローラ12に送信する。データ信号Dxには、ユニット11xにて行った測定の結果を表すサンプリングデータと、ユニット11xの状態を表すステータスデータとが含まれ得る。なお、テストシステム1におけるデータ信号Da~Ddの伝送方法については、参照する図面を代えて後述する。
なお、テストシステム1においては、統合コントローラ12からの距離に応じてユニット11a~11bの間に上位・下位の関係が定められている。以下、各ユニット11xに接続された2つのユニットのうち、統合コントローラ12に近い方(上流側)のユニットを、ユニット11xの「上位ユニット」と呼び、統合コントローラ12から遠い方(下流側)のユニットを、ユニット11xの「下位ユニット」と呼ぶ。例えば、高圧ユニット11bの上位ユニットは、低圧ユニット11aであり、高圧ユニット11bの下位ユニットは、大電流マスタユニット11cである。なお、低圧ユニット11aの上位ユニットは、統合コントローラ12であり、測定回路ユニット11dの下位ユニットは、存在しない。
なお、テストシステム1は、ユニット11a~11dの何れかにディジーチェーン接続された少なくとも1つのスレーブユニットを含み得る。図1においては、ケーブル15a~15bを用いて大電流マスタユニット11cにディジーチェーン接続された2つのスレーブユニット14a~14bを例示している。スレーブユニット14a~14bと大電流マスタユニット11cとの関係は、ユニット11a~11dと統合コントローラ12との関係と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上のように、本実施形態に係るテストシステム1においては、複数のユニット11a~11dが、ケーブル13a~13dを用いて統合コントローラ12にディジーチェーン接続する構成が採用されている。また、本実施形態に係るテストシステム1においては、各ユニット11x(x=a,b,c,d)が、統合コントローラ12が送信したコマンドCa~Cd及びタイミング信号T1,T2,…を、ケーブル13a~13dを介して受信すると共に、自ユニットが生成したデータDxを、ケーブル13a~13dを介して統合コントローラ12に送信する構成が採用されている。
したがって、統合コントローラ12からユニット11a~11dへのコマンドCa~Cdの伝送、統合コントローラ12からユニット11a~11dへのタイミング信号T1,T2,…の伝送、及び、ユニット11a~11dから統合コントローラ12へのデータ信号Da~Ddの伝送を、ディジーチェーンを構成するケーブル13a~13dを用いて実現することができる。したがって、ハードウェア構成を従来よりもシンプルにすることができる。また、ユニット11a~11dの制御を、トリガマトリクスを用いることなく、単一の制御主体(統合コントローラ12)により実現することができる。したがって、ソフトウェア構成を従来よりもシンプルにすることができる。
なお、本実施形態においては、コマンドCxに、ユニット11xが実行するべき動作を指定する情報に加えて、その動作を開始するべき時刻を指定する情報が含まれる構成が採用されている。この場合、統合コントローラ12は、時刻を通知するタイミング信号を定期的に(例えば1μ秒毎に)ユニット11a~ユニット11dに送信する。また、ユニット11xは、コマンドCxにより指定された動作を、コマンドCxにより指定された時刻に対応するタイミング信号を受信した時点で実行する。
ただし、本発明は、これに限定されない。例えば、コマンドCxに、ユニット11xが実行するべき動作を指定する情報に加えて、その動作の開始トリガーとなるタイミング信号を指定する情報が含まれる構成を採用してもよい。この場合、統合コントローラ12は、コマンドCxによって指定された動作の開始トリガーとなるタイミング信号を、その動作を開始するべき時刻にユニット11xに送信する。また、ユニット11xは、コマンドCxにより指定された動作を、コマンドCxにより指定されたタイミング信号を受信した時点で実行する。
(コマンドの伝送方法)
テストシステム1におけるコマンドの伝送方法について、図2を参照して説明する。図2は、テストシステム1におけるコマンドの伝送方法の流れを示すシーケンス図である。
ここでは、コマンドCa~Cdを結合したコマンドCa+Cb+Cc+Cdを統合コントローラ12からユニット11a~11dに伝送するケースを考える。コマンドCaは、低圧ユニット11aが実行するべき動作を指定する信号であり、低圧ユニット11aのIDを含む。また、コマンドCbは、高圧ユニット11bが実行するべき動作を指定する信号であり、高圧ユニット11bのIDを含む。また、コマンドCcは、大電流マスタユニット11cが実行するべき動作を指定する信号であり、大電流マスタユニット11cのIDを含む。また、コマンドCdは、測定回路ユニット11dが実行するべき動作を指定する信号であり、測定回路ユニット11dのIDを含む。
統合コントローラ12は、コマンドCa+Cb+Cc+Cdを、ケーブル13aを介して統合コントローラ12の下位ユニットである低圧ユニット11aに送信する。
低圧ユニット11aは、受信したコマンドCa+Cb+Cc+Cdのうち、自ユニットのIDを含むコマンドCaにより指定された動作を実行し、それ以外のコマンドCb,Cc,Cdを無視する。低圧ユニット11aは、上位ユニットである統合コントローラ12から受信したコマンドCa+Cb+Cc+Cdを、ケーブル13bを介して下位ユニットである高圧ユニット11bに転送する。
高圧ユニット11bは、受信したコマンドCa+Cb+Cc+Cdのうち、自ユニットのIDを含むコマンドCbにより指定された動作を実行し、それ以外のコマンドCa,Cc,Cdを無視する。高圧ユニット11bは、上位ユニットである低圧ユニット11aから受信したコマンドCa+Cb+Cc+Cdを、ケーブル13cを介して下位ユニットである大電流マスタユニット11cに転送する。
大電流マスタユニット11cは、受信したコマンドCa+Cb+Cc+Cdのうち、自ユニットのIDを含むコマンドCcにより指定された動作を実行し、それ以外のコマンドCa,Cb,Cdを無視する。大電流マスタユニット11cは、上位ユニットである高圧ユニット11bから受信したコマンドCa+Cb+Cc+Cdを、ケーブル13dを介して下位ユニットである測定回路ユニット11dに転送する。
測定回路ユニット11dは、受信したコマンドCa+Cb+Cc+Cdのうち、自ユニットのIDを含むコマンドCdにより指定された動作を実行し、それ以外のコマンドCa,Cb,Ccを無視する。
なお、ユニット11a~11dは、コマンドCa~Cdにより指定された動作を開始するタイミングを、統合コントローラ12から送信されるタイミング信号を参照して決定する。図2においては、ユニット11a~11dがタイミング信号Tを受信した時点でコマンドCa~Cdにより指定された動作を開始するケースを例示している。
(データの伝送方法)
テストシステム1におけるデータの伝送方法について、図3を参照して説明する。図3は、テストシステム1におけるデータの伝送方法の流れを示すシーケンス図である。
ここでは、データ信号Da~Ddをユニット11a~11dから統合コントローラ12に伝送するケースを考える。データ信号Daは、低圧ユニット11aにて生成されたデータであり、例えば、低圧ユニット11aが測定した電流の大きさを表すサンプリングデータと、低圧ユニット11aの状態を表すステータスデータとを含む。データ信号Dbは、高圧ユニット11bにて生成されたデータであり、例えば、高圧ユニット11bが測定した電流の大きさを表すサンプリングデータと、高圧ユニット11bの状態を表すステータスデータとを含む。データ信号Dcは、大電流マスタユニット11cにて生成されたデータであり、例えば、大電流マスタユニット11cが測定した電流の大きさを表すサンプリングデータと、大電流マスタユニット11cの状態を表すステータスデータとを含む。データ信号Ddは、測定回路ユニット11dにて生成されたデータであり、例えば、測定回路ユニット11dが測定した電流の大きさを表すサンプリングデータと、測定回路ユニット11dの状態を表すステータスデータとを含む。
測定回路ユニット11dは、自ユニットにて生成したデータ信号Ddを、ケーブル13dを介して上位ユニットである大電流マスタユニット11cに送信する。
大電流マスタユニット11cは、自ユニットにて生成したデータ信号Dcを、下位ユニットである測定回路ユニット11dから受信したデータ信号Ddと結合したデータ信号D=Dc+Ddを生成する。大電流マスタユニット11cは、生成したデータ信号D=Dc+Ddを、ケーブル13cを介して上位ユニットである高圧ユニット11bに送信する。
高圧ユニット11bは、自ユニットにて生成したデータ信号Dbを、下位ユニットである大電流マスタユニット11cから受信したデータ信号D=Dc+Ddと結合したデータ信号D=Db+Dc+Ddを生成する。高圧ユニット11bは、生成したデータ信号D=Db+Dc+Ddを、ケーブル13bを介して上位ユニットである低圧ユニット11aに送信する。
低圧ユニット11aは、自ユニットにて生成したデータ信号Daを、下位ユニットである高圧ユニット11bから受信したデータ信号D=Db+Dc+Ddと結合したデータ信号D=Da+Db+Dc+Ddを生成する。低圧ユニット11aは、生成したデータ信号D=Da+Db+Dc+Ddを、ケーブル13aを介して上位ユニットである統合コントローラ12に送信する。
なお、ユニット11a~11dは、測定(サンプリング)動作を開始するタイミングを、統合コントローラ12から送信されるタイミング信号を参照して決定する。図3においては、ユニット11a~11dがタイミング信号Tを受信した時点で測定動作を開始するケースを示している。
(ユニットの構成)
テストシステム1が備える各ユニット11x(x=a,b,c,d)の構成について、図4を参照して説明する。図4は、ユニット11xの構成を示すブロック図である。なお、以下の説明においては、ユニットxの上位ユニットをユニット11yと記載し、ユニットxの下位ユニットをユニット11zと記載する。
ユニット11xは、図4に示すように、通信部111と、制御部112と、動作部113と、を備えている。
通信部111は、コマンドの受信・転送及びデータの結合・送信を行うためのモジュールであり、例えば図4に示すように、上位通信インタフェース1111と、下位通信インタフェース1112と、FPGA1113と、メモリ1114と、により構成することができる。
通信部111は、例えば以下のように、コマンドを受信・転送する。まず、上位通信インタフェース1111が、上位ユニット11yからコマンドCa+Cb+Cc+Cdを受信する。上位通信インタフェース1111は、受信したコマンドCa+Cb+Cc+CdをFPGA1113に提供する。続いて、FPGA1113が、上位通信インタフェース1111から取得したコマンドCa+Cb+Cc+Cdから、自ユニット11xのIDを含むコマンドCxを抽出する。FPGA1113は、抽出したコマンドCxを制御部112に提供すると共に、上位通信インタフェース1111から取得したコマンドCa+Cb+Cc+Cdを下位通信インタフェース1112に提供する。続いて、下位通信インタフェース1112が、FPGA1113から取得したコマンドCa+Cb+Cc+Cdを下位ユニット11zに送信する。
また、通信部111は、例えば以下のように、タイミング信号を受信・転送する。まず、上位通信インタフェース1111が、上位ユニット11yからタイミング信号Tを受信する。上位通信インタフェース1111は、受信したタイミング信号TをFPGA1113に提供する。続いて、FPGA1113が、上位通信インタフェース1111から取得したタイミング信号Tを、制御部112及び下位通信インタフェース1112に提供する。続いて、下位通信インタフェース1112が、FPGA1113から取得したタイミング信号Tを下位ユニット11zに送信する。
また、通信部111は、例えば以下のように、データを結合・送信する。すなわち、下位通信インタフェース1112が、下位ユニット11zからデータ信号Dを受信する。下位通信インタフェース1112は、受信したデータ信号DをFPGA1113に提供する。FPGA1113は、下位通信インタフェース1112から取得したデータ信号Dを、メモリ1114に格納する。また、FPGA1113は、制御部112から取得したデータ信号Dx(自ユニット11xにて生成したデータ)を、メモリ1114に格納する。続いて、FPGA1113が、メモリ1114に格納されたデータ信号Dとデータ信号Dxとを結合することによって、データ信号D+Dxを生成する。FPGA1113は、生成したデータ信号D+Dxを上位通信インタフェース1111に提供する。続いて、上位通信インタフェース1111が、FPGA1113から取得したデータ信号D+Dxを、上位ユニット11yに送信する。
制御部112は、通信部111から取得したコマンドCxにより指定された動作を実行するよう動作部113を制御するためのモジュールであり、例えば、DAコンバータ1121と、ADコンバータ1122と、FPGA1123と、により構成することができる。また、動作部113は、通信部111から取得したコマンドCxにより指定された動作を実行するためのモジュールであり、例えば図4に示すように、パワーアンプ1131と、電圧センサ1132と、電流センサ1133と、回路切替スイッチ1134と、により構成することができる。
動作部113は、通信部111から取得したコマンドCxにより指定された動作を実行するためのモジュールであり、例えば図4に示すように、パワーアンプ1131と、電圧センサ1132と、電流センサ1133と、回路切替スイッチ1134と、により構成することができる。また、制御部112は、通信部111から取得したコマンドCxにより指定された動作を実行するよう動作部113を制御するためのモジュールであり、例えば、DAコンバータ1121と、ADコンバータ1122と、FPGA1123と、により構成することができる。なお、動作部113がコマンドCxにより指定された動作を開始するタイミングは、通信部111から取得したタイミング信号Tを参照して制御部122が決定する。
例えば、コマンドCxにより指定された動作が電圧印加動作であった場合、制御部112及び動作部113は、以下のように動作する。すなわち、FPGA1123が、コマンドCxにより指定された電圧を表すデジタル信号を生成する。FPGA1123は、生成したデジタル信号をDAコンバータ1121に提供する。続いて、DAコンバータ1121が、FPGA1123から取得したデジタル信号をアナログ信号に変換する。DAコンバータ1121は、生成したアナログ信号をパワーアンプ1131に提供する。続いて、パワーアンプ1131が、DAコンバータ1121から取得したアナログ信号に応じた電圧を出力する。これにより、コマンドCxにより指定された電圧を半導体デバイスに印加する電圧印加動作が実現される。
或いは、コマンドCxにより指定された動作が電流供給動作である場合、制御部112及び動作部113は、以下のように動作する。すなわち、FPGA1123が、コマンドCxにより指定された電流を表すデジタル信号を生成する。FPGA1123は、生成したデジタル信号をDAコンバータ1121に提供する。続いて、DAコンバータ1121が、FPGA1123から取得したデジタル信号をアナログ信号に変換する。DAコンバータ1121は、生成したアナログ信号をパワーアンプ1131に提供する。続いて、パワーアンプ1131が、DAコンバータ1121から取得したアナログ信号に応じた電流を出力する。これにより、コマンドCxにより指定された電流を半導体デバイスに供給する電流供給動作が実現される。
或いは、コマンドCxにより指定された動作が電圧測定動作である場合、制御部112及び動作部113は、以下のように動作する。すなわち、電圧センサ1132がパワーアンプ1131の出力電圧に応じたアナログ信号を生成する。電圧センサ1132は、生成したアナログ信号をADコンバータ1122に提供する。続いて、ADコンバータ1122が、電圧センサ1132から取得したアナログ信号をサンプリングすることによって、パワーアンプ1131の出力電圧を表すデータ信号Dx(サンプリングデータ)を生成する。ADコンバータ1122は、生成したデータ信号DxをFPGA1123に提供する。続いて、FPGA1123が、ADコンバータ1122から取得したデータ信号Dxを通信部111に提供する。これにより、パワーアンプ1131の出力電圧を測定(サンプリング)する電圧測定動作が実現される。
或いは、コマンドCxにより指定された動作が電流測定動作である場合、制御部112及び動作部113は、以下のように動作する。すなわち、電流センサ1133がパワーアンプ1131の出力電流に応じたアナログ信号を生成する。電流センサ1133は、生成したアナログ信号をADコンバータ1122に提供する。続いて、ADコンバータ1122が、電流センサ1133から取得したアナログ信号をサンプリングすることによって、パワーアンプ1131の出力電流を表すデータ信号Dx(サンプリングデータ)を生成する。ADコンバータ1122は、生成したデータ信号DxをFPGA1123に提供する。続いて、FPGA1123が、ADコンバータ1122から取得したデータ信号Dxを通信部111に提供する。これにより、パワーアンプ1131の出力電流を測定(サンプリング)する電圧測定動作が実現される。
或いは、コマンドCxにより指定された動作が回路切替動作である場合、制御部112及び動作部113は、以下のように動作する。すなわち、FPGA1123が、回路切替スイッチ1134の接続パターンがコマンドCxにより指定された接続パターンになるように、回路切替スイッチ1134を制御する。なお、低圧ユニット11a、高圧ユニット11b、及び大電流マスタユニット11cにおいて、回路切替スイッチ1134は、例えば、印加する又は測定する電圧のレンジ、及び、供給する又は測定する電流のレンジの切り替えに利用される。また、測定回路ユニット11dにおいて、回路切替スイッチ1134は、例えば、半導体デバイスの各端子に接続するユニットの切り替えに利用される。
(モジュールの初期化動作)
テストシステム1においては、オープンアーキテクチャを採用されている。すなわち、既存のユニットをテストシステム1から除去することもできるし、新規のユニットをテストシステム1に追加することもできる。
テストシステム1から既存のユニットが除去されたとき、及び、テストシステム1に新規のユニットが追加されたときに各ユニット11xにて実行される初期化動作S100の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、初期化動作S100の流れを示すフローチャートである。
まず、ユニット11xは、上位ユニット11yが接続されているか否かを判定する(ステップS101)。上位ユニット11yが接続されていない場合、自ユニットのIDを0に設定する(ステップS102)。
上位ユニット11yが接続されている場合、ユニット11xは、上位ユニット11yからのID通知を待ち受ける(ステップS103)。ユニット11xは、上位ユニット11yからID通知を受けると、自ユニットのIDを通知されたIDに設定する(ステップS104)。
次に、ユニット11xは、下位ユニット11zが接続されているか否かを判定する(ステップS105)。下位ユニット11zが接続されていない場合、ユニット11xは、初期化動作S100を終了する。
下位ユニット11zが接続されている場合、ユニット11xは、下位ユニット11zに自ユニットのIDに1を加えたIDを下位ユニット11zに通知し(S106)、初期化動作S100を終了する。
テストシステム1から既存のユニットが除去されたとき、及び、テストシステム1に新規のユニットが追加されたときに各ユニット11xにおいて以上の初期化動作S100を実行することで、各ユニット11xにユニークIDを割り当てることができる。
(特性試験の第1の具体例)
テストシステム1により実施される特性試験の第1の具体例について、図6及び図7を参照して説明する。本具体例に係る特性試験は、トランジスタ型のパワー半導体デバイス(例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)のコレクタ漏れ電流Ices及びゲート漏れ電流Igesを測定する特性試験である。
図6は、本具体例に係る特性試験に用いられる測定回路P1の回路図である。測定回路P1においては、図6に示すように、低圧ユニット11aが半導体デバイスのゲート端子に接続され、高圧ユニット11bが半導体デバイスのコレクタ端子に接続される。
図7は、本具体例に係る特性試験の流れを示すタイミングチャートである。本具体例に係る特性試験の流れは、以下のとおりである。
まず、統合コントローラ12が、時刻t0においてコマンドCa,Cb,Cdを送信する。低圧ユニット11aは、コマンドCaを受信すると、コマンドCaに従って準備動作を開始する。また、高圧ユニット11bは、コマンドCbを受信すると、コマンドCbに従って準備動作を開始する。また、測定回路ユニット11dは、コマンドCdを受信すると、コマンドCdに従って準備動作を開始する。
測定回路ユニット11dは、準備動作を完了すると、コマンドCdに従って図6に示した測定回路P1を実現するための回路切替動作を開始する。ここでの回路切替動作は、測定回路ユニット11dに内蔵された回路切替スイッチによって、低圧ユニット11aの出力端子と半導体デバイスのゲート端子とを接続すると共に、高圧ユニット11bの出力端子と半導体デバイスのコレクタ端子とを接続する動作である。
低圧ユニット11aは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCaにより指定された時刻t1に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCaに従ってゲート電圧印加動作を開始する。ここで、時刻t1は、t1-t0が準備動作及び回路切替動作に要する時間よりも長くなるように設定されている。ゲート電圧印加動作は、低圧ユニット11aが半導体デバイスのゲート端子に一定の電圧を印加する動作である。これにより、半導体デバイスのゲート電圧Vgeは、一定の時間を掛けて上記一定の電圧に立ち上がる。
続いて、高圧ユニット11bは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCbにより指定された時刻t2に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCbに従ってコレクタ電圧印加動作を開始する。ここで、時刻t2は、t2-t1がゲート電圧Vgeの立ち上りに要する時間よりも長くなるように設定されている。コレクタ電圧印加動作は、高圧ユニット11bが半導体デバイスのコレクタ端子に一定の電圧を印加する動作である。これにより、半導体デバイスのコレクタ電圧Vceは、一定の時間を掛けて上記一定の電圧に立ち上がる。
続いて、低圧ユニット11aは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCaにより指定された時刻t3に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCaに従ってゲート漏れ電流測定動作を開始する。ここで、時刻t3は、t3-t2がコレクタ電圧Vceの立ち上りに要する時間よりも長くなるように設定されている。ゲート漏れ電流測定動作は、ゲート漏れ電流Iges、すなわち、低圧ユニット11aから半導体デバイスのゲート端子に供給される電流を測定する動作である。また、高圧ユニット11bは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCbにより指定された時刻t3に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCbに従ってコレクタ漏れ電流測定動作を開始する。コレクタ漏れ電流測定動作は、コレクタ漏れ電流Ices、すなわち、高圧ユニット11bから半導体デバイスのコレクタ端子に供給される電流を測定する動作である。
続いて、低圧ユニット11a、高圧ユニット11b、及び測定回路ユニット11dは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCa、コマンドCb、及びコマンドCdにより指定された時刻t4に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCa、コマンドCb、及びコマンドCdに従って放電動作を実行する。これにより、半導体デバイスのゲート電圧Vge及びコレクタ電圧Vceが一定の時間を掛けて立ち下がる。
測定回路ユニット11dは、放電動作を完了すると、コマンドCdに従って回路切替動作を開始する。ここでの回路切替動作は、測定回路ユニット11dに内蔵された回路切替スイッチによって、低圧ユニット11aの出力端子と半導体デバイスのゲート端子との接続を解除すると共に、高圧ユニット11bの出力端子と半導体デバイスのコレクタ端子との接続を解除する動作である。
続いて、測定回路ユニット11dは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCdにより指定された時刻t5に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCdに従ってデータ処理動作を開始する。ここで、時刻t5は、t5-t4が放電動作及び回路切替動作に要する時間よりも長くなるように設定されている。ここでのデータ処理動作は、測定回路ユニット11dにて生成されたデータ信号Ddを、高圧ユニット11bに送信する動作である。また、高圧ユニット11bは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCbにより指定された時刻t5に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCbに従ってデータ処理動作を開始する。ここでのデータ処理動作は、高圧ユニット11bにて生成したデータ信号Dbを、測定回路ユニット11dから受信したデータ信号Ddと統合して低圧ユニット11aに送信する動作である。また、低圧ユニット11aは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCaにより指定された時刻t5に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCaに従ってデータ処理動作を開始する。ここでのデータ処理動作は、低圧ユニット11aにて生成したデータ信号Daを、高圧ユニット11bから受信したデータ信号Db及びデータ信号Dcと統合して統合コントローラ12に送信する動作である。
以上のような特性試験においては、ゲート漏れ電流測定動作及びコレクタ漏れ電流測定動作の開始タイミングが早過ぎると、ゲート漏れ電流Iges及びコレクタ漏れ電流Icesを過大評価することになる。なぜなら、ゲート漏れ電流Igesは、ゲート電圧Vgeが立ち上がる期間において指数関数的に減少し、コレクタ漏れ電流Icesは、コレクタ電圧Vceが立ち上がる期間において指数関数的に減少するからである。
しかしながら、本具体例に係る特性試験においては、ゲート漏れ電流測定動作及びコレクタ漏れ電流測定動作の開始タイミングが統合コントローラ12から送信されるタイミング信号によって規定されている。したがって、ゲート漏れ電流Iges及びコレクタ漏れ電流Icesを正しく測定することができる。
(特性試験の第2の具体例)
テストシステム1により実施される特性試験の第2の具体例について、図8及び図9を参照して説明する。本具体例に係る特性試験は、トランジスタ型のパワー半導体デバイス(例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)のゲート閾値電圧Vthを測定する特性試験である。
図8は、本具体例に係る特性試験に用いられる測定回路P2の回路図である。測定回路P2においては、測定回路ユニット11dに内蔵されたパワーアンプが半導体デバイスのゲート端子に接続され、低圧ユニット11aが半導体デバイスのコレクタ端子に接続される。
図9は、本具体例に係る特性試験の流れを示すタイミングチャートである。本具体例に係る特性試験の流れは、以下のとおりである。
まず、統合コントローラ12が、時刻t0においてコマンドCa,Cdを送信する。低圧ユニット11aは、コマンドCaを受信すると、コマンドCaに従って準備動作を開始する。また、測定回路ユニット11dは、コマンドCdを受信すると、コマンドCdに従って準備動作を開始する。
測定回路ユニット11dは、準備動作を完了すると、回路切替動作を開始する。ここでの回路切替動作は、測定回路ユニット11dに内蔵された回路切替スイッチによって、測定回路ユニット11dに内蔵されたパワーアンプと半導体デバイスのゲート端子とを接続すると共に、低圧ユニット11aの出力端子と半導体デバイスのコレクタ端子とを接続する動作である。
低圧ユニット11aは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCaにより指定された時刻t1に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCaに従ってコレクタ電圧印加動作及びコレクタ電流測定動作を開始する。ここで、時刻t1は、t1-t0が準備動作及び回路切替動作に要する時間よりも長くなるように設定されている。コレクタ電圧印加動作は、低圧ユニット11aが半導体デバイスのコレクタ端子に一定の電圧を印加する動作である。これにより、半導体デバイスのコレクタ電圧Vceは、一定の時間を掛けて上記一定の電圧に立ち上がる。コレクタ電流測定動作は、コレクタ電流Ice、すなわち、低圧ユニット11aから半導体デバイスのコレクタ端子に供給される電流を測定する動作である。また、測定回路ユニット11dは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCdにより指定された時刻t1に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCdに従ってゲートスウィーブ動作を開始する。ゲートスウィーブ動作は、測定回路ユニット11dのパワーアンプが半導体デバイスのゲート端子に経過時間に比例して増加する電圧を印加する動作である。これにより、半導体デバイスのゲート電圧Vgeは、経過時間に比例して増加する。
続いて、測定回路ユニット11dは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCdにより指定された時刻t2に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCdに従ってゲート電圧測定動作を開始する。ここで、時刻t2は、t2-t1がコレクタ電圧Vceの立ち上りに要する時間よりも長くなるように設定されている。ゲート電圧測定動作は、ゲート電圧Vgeを測定する動作である。
続いて、低圧ユニット11a及び測定回路ユニット11dは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCa及びコマンドCdにより指定された時刻t3に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCa及びコマンドCdに従って放電動作を実行する。これにより、半導体デバイスのゲート電圧Vge及びコレクタ電圧Vceが立ち下がる。
測定回路ユニット11dは、放電動作を完了すると、コマンドCdに従って回路切替動作を開始する。ここでの回路切替動作は、測定回路ユニット11dに内蔵された回路切替スイッチによって、測定回路ユニット11dに内蔵されたパワーアンプと半導体デバイスのゲート端子との接続を解除すると共に、低圧ユニット11aの出力端子と半導体デバイスのコレクタ端子との接続を解除する動作である。
続いて、測定回路ユニット11dは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCdにより指定された時刻t4に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCdに従ってデータ処理動作を開始する。ここで、時刻t4は、t4-t3が放電動作及び回路切替動作に要する時間よりも長くなるように設定されている。ここでのデータ処理動作は、測定回路ユニット11dにて生成されたデータ信号Ddを、高圧ユニット11bを介して低圧ユニット11aに送信する動作である。また、低圧ユニット11aは、統合コントローラ12から1μ秒毎に定期送信されるタイミング信号のうち、コマンドCaにより指定された時刻t4に対応するタイミング信号を受信すると、コマンドCaに従ってデータ処理動作を開始する。ここでのデータ処理動作は、低圧ユニット11aにて生成したデータ信号Daを、高圧ユニット11bを介して測定回路ユニット11dから受信したデータ信号Dbと統合して統合コントローラ12に送信する動作である。
データ信号Ddには、ゲート電圧Vgeの時間変化を示すサンプリングデータが含まれている。また、データ信号Daには、コレクタ電流Iceの時間変化を示すサンプリングデータが含まれている。統合コントローラ12は、これらのサンプリングデータを参照して、ゲート閾値電圧Vth、すなわち、コレクタ電流Iceが閾値thになったときのゲート電圧Vgeを特定する。
以上のような特性試験においては、コレクタ電流測定動作及びゲート電圧測定動作の開始タイミングが所定のタイミングからずれると、コレクタ電流Iceが指定値になったときのゲート電圧Vge、すなわち、ゲート閾値電圧Vthを正しく特定することができない。
しかしながら、本具体例に係る特性試験においては、コレクタ電流測定動作及びゲート電圧測定動作の開始タイミングが統合コントローラ12から送信されるタイミング信号によって規定されている。したがって、ゲート閾値電圧Vthを正しく特定することができる。
なお、本具体例においては、コレクタ電圧印加動作を低圧ユニット11aのみを用いて実施する態様を例示したが、これに限定されない。例えば、コレクタ電圧印加動作を、低圧ユニット11aに加えて、高圧ユニット11b及び大電流マスタユニット11cを用いて実施する態様も考えられる。この場合でも、タイミング信号を参照することによって、低圧ユニット11a、高圧ユニット11b、大電流マスタユニット11cが同期してコレクタ電圧印加動作を実施するので、ゲート閾値電圧Vthを正しく特定することが可能である。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 テストシステム
11 ユニット群
11a 低圧ユニット(LVU)
11b 高圧ユニット(HVU)
11c 大電流マスタユニット(HCM)
11d 測定回路ユニット(SMB)
12 統合コントローラ(HQ)
13a~13d,15a~15b ケーブル
14a~14b スレーブユニット

Claims (5)

  1. デバイスに実施される特性試験に用いられる複数のユニットであって、当該特性試験に応じて選択的に用いられる前記複数のユニットと、
    前記複数のユニットを制御する統合コントローラと、を備えており、
    前記複数のユニットは、ケーブルを用いて前記統合コントローラにディジーチェーン接続されており、
    前記複数のユニットの各々は、前記統合コントローラが送信したコマンド及びタイミング信号を前記ケーブルを介して受信すると共に、自ユニットが生成したデータ信号を前記ケーブルを介して前記統合コントローラに送信する通信部を有しており、
    前記統合コントローラは、
    前記デバイスに実施される特性試験に必要となる各前記ユニットへのコマンドを結合し、
    当該結合された結合コマンドを送信し
    前記複数のユニットには、
    前記デバイスに特定の電圧を印加したときに前記デバイスに供給される電流を測定し、当該電流の大きさを表すデータ信号を生成する電圧ユニットと、
    前記デバイスに特定の電流を供給したときに前記デバイスに印加される電圧を測定し、当該電圧の大きさを表すデータ信号を生成する電流ユニットと、
    前記デバイスの各端子に接続するユニットを切り替えることによって、特定の測定回路を構成する測定回路ユニットと、が含まれ、
    前記電圧ユニット、前記電流ユニット、前記測定回路ユニットの順番で前記統合コントローラにディジーチェーン接続されている
    ことを特徴とするテストシステム。
  2. 前記通信部は、前記ケーブルを介して自ユニットの上位ユニット又は前記統合コントローラから受信したコマンドを、前記ケーブルを介して自ユニットの下位ユニットに転送し、
    各ユニットは、前記通信部が受信したコマンドのうち、自ユニットのIDを含むコマンドにより指定された動作を実行する動作部と、前記通信部が受信したタイミング信号を参照して、前記動作部が前記動作を開始するタイミングを決定する制御部と、を有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のテストシステム。
  3. 前記通信部は、自ユニットにて生成したデータ信号を、自ユニットの下位ユニットから受信したデータ信号と統合し、前記ケーブルを介して自ユニットの上位ユニット又は前記統合コントローラに送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のテストシステム。
  4. 前記デバイスは、半導体デバイスである、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のテストシステム。
  5. デバイスに実施される特性試験に用いられる複数のユニットであって、当該特性試験に応じて選択的に用いられる前記複数のユニットと、前記複数のユニットを制御する統合コントローラと、を備えており、前記複数のユニットは、ケーブルを用いて前記統合コントローラにディジーチェーン接続されているテストシステムにおける通信方法であって、
    前記複数のユニットの各々が、前記統合コントローラが送信したコマンド及びタイミング信号を前記ケーブルを介して受信する工程と、
    前記複数のユニットの各々が、自ユニットが生成したデータ信号を前記ケーブルを介して前記統合コントローラに送信する工程と、を含んでおり、
    前記統合コントローラは、
    前記デバイスに実施される特性試験に必要となる各前記ユニットへのコマンドを結合し、
    当該結合された結合コマンドを送信し
    前記複数のユニットには、
    前記デバイスに特定の電圧を印加したときに前記デバイスに供給される電流を測定し、当該電流の大きさを表すデータ信号を生成する電圧ユニットと、
    前記デバイスに特定の電流を供給したときに前記デバイスに印加される電圧を測定し、当該電圧の大きさを表すデータ信号を生成する電流ユニットと、
    前記デバイスの各端子に接続するユニットを切り替えることによって、特定の測定回路を構成する測定回路ユニットと、が含まれ、
    前記電圧ユニット、前記電流ユニット、前記測定回路ユニットの順番で前記統合コントローラにディジーチェーン接続されている
    ことを特徴とする通信方法。
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