JP7252772B2 - サービスプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、サービスプラグに関する。
従来、回転機を駆動源とする車両(電気自動車やハイブリッド自動車等)においては、電源回路に高電圧回路が用いられており、その電源回路を介した回転機への安定した給電や回転機からの安定した電力回生を行うべく、電源回路を流れる電流が監視されている。その電流の監視には、電源回路上の導電部材(電線等)に流れる電流を測定する電流センサが用いられる。電流センサは、電流検出位置に配置された導電部材の電流に応じた磁束を発生させる磁気コア部材と、この磁気コア部材の磁束に応じた信号を出力する磁気検出素子(ホール素子等)と、を備える(下記の特許文献1)。車両においては、その電流の検出結果に基づいて、電源回路に関わる部品のメンテナンス作業等が実施される。その電源回路上には、作業を始める前に電源回路を遮断し、作業を終えた後で電源回路を復帰させるサービスプラグが設けられている(下記の特許文献2)。
特開2014-109518号公報 特開2017-16915号公報
ところで、電流センサは、電源回路にて、例えば、電線の配索経路上や電気接続箱に設置されている。しかしながら、電流センサを電線の配索経路上に設置した場合には、その電線の屈曲等で電線が電流検出位置からずれてしまうと、電流の検出精度を低下させてしまう可能性がある。また、電流センサを電気接続箱に設置した場合には、その電気接続箱にリレー等の磁界の発生源が存在していると、その発生した磁界によって電流の検出精度を低下させてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、電流の検出精度の安定化を図り得るサービスプラグを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係るサービスプラグは、プラグ側端子、並びに、前記プラグ側端子を収容及び保持するプラグハウジングが設けられたプラグ部品と、プラグ受け側端子を備えるコネクタ、並びに、前記コネクタを収容及び保持するプラグ受けハウジングが設けられたプラグ受け部品と、前記プラグ受け側端子の電流を検出する電流検出部品が設けられた電流センサと、を備え、前記プラグ部品及び前記プラグ受け部品は、各々、前記プラグハウジングと前記プラグ受けハウジングとが嵌合状態のときに前記プラグ側端子と前記プラグ受け側端子とが嵌合接続されて電源回路を閉回路とし、かつ、前記プラグハウジングと前記プラグ受けハウジングとが抜去状態のときに前記プラグ側端子と前記プラグ受け側端子とが引き離されて前記電源回路を開回路とする着脱自在な部品であり、前記電流検出部品は、前記プラグ受け側端子をC環状又はU字状のコア主体における内方の電流検出位置に配置させることで、前記プラグ受け側端子に流れる電流に応じた磁束を発生させる磁気コア部材と、前記コア主体のギャップ部における磁束密度に応じた信号を出力する磁気センサと、を備え、前記筐体は、前記コア主体を前記C環状又は前記U字状に沿って覆う環状又はU字状のコア収容部を有し、前記コア収容部は、前記筐体が前記プラグ受けハウジングに固定され、かつ、前記プラグ側端子と前記プラグ受け側端子とが嵌合接続されているときに、前記コネクタにおける端子ハウジングの少なくとも一部を前記環状又は前記U字状の内方で囲いつつ保持し、前記プラグ受け側端子を前記電流検出位置に配置させ、前記コア収容部と前記端子ハウジングとの間には、前記プラグ受け側端子が前記電流検出位置に配置された状態で前記端子ハウジングを前記コア収容部に保持させるコネクタ保持構造を設け、前記プラグ受けハウジングは、第1方向に沿って挿入された前記筐体を収容し且つ保持するセンサ収容室と、前記第1方向に沿って前記コア収容部の前記環状又は前記U字状の前記内方に挿入され且つ当該内方から突出させた前記コネクタのその突出部分を収容するコネクタ収容室と、前記第1方向とは逆向きの第2方向に沿って前記プラグハウジングを挿入嵌合させるプラグ収容室と、を有することを特徴としている。
本発明に係るサービスプラグの電流センサは、サービスプラグのプラグ受け部品に設け、そのプラグ受け部品のプラグ受け側端子を電流の検出対象物とするものであるので、電流検出位置に対するプラグ受け側端子の位置ずれを抑えることができる。このため、本発明に係るサービスプラグの電流センサは、電流の検出精度の安定化を図ることができる
図1は、実施形態の電流センサとサービスプラグを示す斜視図である。 図2は、実施形態の電流センサとサービスプラグを示す分解斜視図である。 図3は、図1のX-X線断面図である。 図4は、図2のX-X線断面図である。 図5は、プラグ側端子の斜視図である。 図6は、電流センサを示す斜視図である。 図7は、電流センサとプラグ受けハウジングの分解斜視図である。 図8は、電流センサとプラグ受けハウジングを別角度から見た分解斜視図である。 図9は、電流センサとプラグ受けハウジングの組付け状態を示す斜視図である。 図10は、電流センサとコネクタの分解斜視図である。 図11は、電流センサとコネクタの組付け状態を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る電流センサ及びサービスプラグの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電流センサ及びサービスプラグの実施形態の1つを図1から図11に基づいて説明する。本実施形態では、電流センサをサービスプラグに設ける。このため、以下においては、サービスプラグの説明を進めつつ、その中で電流センサの説明を行う。
図1から図4に示す符号1は、本実施形態のサービスプラグを示す。また、図1から図4に示す符号40は、本実施形態の電流センサを示す。
サービスプラグ1は、回転機を駆動源とする車両(電気自動車やハイブリッド自動車等)の高電圧の電源回路上に設置される。そして、このサービスプラグ1は、その電源回路に関わる部品のメンテナンス作業等を実施する際に電源回路を遮断させ、かつ、そのメンテナンス作業等を終えた後で電源回路を復帰させるために利用される。このため、このサービスプラグ1は、電源回路を閉回路と開回路との間で切り替え可能なものとして構成する。
サービスプラグ1は、着脱自在なプラグ部品10とプラグ受け部品20とを備える(図1から図4)。このサービスプラグ1においては、プラグ部品10とプラグ受け部品20とが嵌合状態のときに電源回路が閉回路となり、プラグ部品10とプラグ受け部品20とが抜去状態のときに電源回路が開回路となる。
プラグ部品10は、プラグ側端子11と、このプラグ側端子11を収容及び保持するプラグハウジング12と、を備える(図3及び図4)。一方、プラグ受け部品20は、プラグ受け側端子21及び端子ハウジング22を備えるコネクタ23と、このコネクタ23を収容及び保持するプラグ受けハウジング24と、を備える(図3及び図4)。プラグ側端子11とプラグ受け側端子21は、その内の一方を雌端子形状に形成し、その内の他方を雄端子形状に形成する。この例示では、プラグ側端子11を雄端子形状に形成し、プラグ受け側端子21を雌端子形状に形成している。また、プラグハウジング12は、プラグ受けハウジング24の内方に挿入嵌合されるものとして形成する。
このプラグ部品10とプラグ受け部品20は、プラグハウジング12とプラグ受けハウジング24とが嵌合状態のときにプラグ側端子11とプラグ受け側端子21とが嵌合接続されて電源回路を閉回路とし、かつ、プラグハウジング12とプラグ受けハウジング24とが抜去状態のときにプラグ側端子11とプラグ受け側端子21とが引き離されて電源回路を開回路とする。
この例示のプラグ部品10は、2つの雄タブ状のプラグ側端子11を有する1つの端子金具11Aを備える(図3及び図5)。その端子金具11Aにおいては、2つのプラグ側端子11を互いに間隔を空けて同じ向きに突出させている。それぞれのプラグ側端子11は、接続対象のプラグ受け側端子21に対して各々同じ方向に沿って挿入嵌合させる。
プラグハウジング12は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。このプラグハウジング12においては、その内方に、端子金具11Aを収容し且つ保持する収容空間12aが形成されている(図2から図4)。その収容空間12aは、プラグ側端子11毎の端子収容室12bを有する。
この例示のプラグ受け部品20は、一方のプラグ側端子11に嵌合接続させるコネクタ23と、他方のプラグ側端子11に嵌合接続させるコネクタ又は端子金具(図示略)と、を備える(図1から図4)。尚、一方のプラグ側端子11と他方のプラグ側端子11は、必ずしも同じ形状のものでなくてもよい。また、他方のプラグ側端子11に対応させてコネクタを設ける場合、その図中で省略しているコネクタは、コネクタ23と略同等の構成及び形状のものとすればよい。
コネクタ23は、一方のプラグ側端子11に嵌合接続させるプラグ受け側端子21と、このプラグ受け側端子21を収容及び保持する端子ハウジング22と、を備える(図3及び図4)。端子ハウジング22は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。この端子ハウジング22においては、その内方に、プラグ受け側端子21を収容し且つ保持する収容空間22aが形成されている。コネクタ23においては、その収容空間22aでプラグ受け側端子21に対して電線Weが加締め圧着等で物理的且つ電気的に接続されており、その電線Weが収容空間22aの外に引き出されている。このコネクタ23は、プラグ部品10とプラグ受け部品20とが嵌合状態のときに、端子ハウジング22をプラグハウジング12の端子収容室12bに挿入嵌合させることによって、プラグ受け側端子21にプラグ側端子11を挿入嵌合させる。
プラグ受けハウジング24は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。このプラグ受けハウジング24は、その内方に、一方のコネクタ23を収容し且つ保持する第1コネクタ収容室24aと、他方のコネクタを収容し且つ保持する第2コネクタ収容室24bと、プラグ部品10のプラグハウジング12が挿入嵌合されるプラグ収容室24cと、が形成されている(図2)。
サービスプラグ1は、そのプラグ部品10とプラグ受け部品20との間に、プラグ部品10のプラグ受け部品20への挿入嵌合作業と、プラグ部品10のプラグ受け部品20からの抜去作業と、を補助するレバー部材30を備える(図1から図4)。この例示では、所謂LIF(Light Insertion Force)レバーとしてのレバー部材30をプラグハウジング12とプラグ受けハウジング24との間に配置し、サービスプラグ1をLIFコネクタの如く構成している。
このサービスプラグ1は、プラグ受け側端子21の電流を検出し、その検出結果を電子制御装置等(図示略)に送信する電流センサ40を備える。電流センサ40は、プラグ側端子11とプラグ受け側端子21とが嵌合接続されているときにプラグ受け側端子21に流れる電流の検出を行う。この電流センサ40は、その電流の検出を行う電流検出部品50を備える(図2、図3及び図6)。
ここで、この電流センサ40は、プラグ受け部品20に設ける。例えば、電流センサ40は、プラグ受け部品20の構成部品の1つとして設けてもよい。この場合には、例えば、電流検出部品50を金型内に収めてプラグ受けハウジング24をインサート成形すればよい。よって、この場合、後述するコア収容部61は、プラグ受けハウジング24の一部分として形成される。また、電流センサ40は、プラグ受け部品20とは別の部品として用意し、このプラグ受け部品20に取り付けてもよい。ここでは、プラグ受け部品20とは別の部品として用意された電流センサ40を例示している。よって、この例示の電流センサ40は、電流検出部品50が収容される筐体60を備えている(図2、図3及び図6)。
電流検出部品50は、プラグ受け側端子21をC環状又はU字状のコア主体51aにおける内方の電流検出位置に配置させることで、プラグ受け側端子21に流れる電流に応じた磁束を発生させる磁気コア部材51と、コア主体51aのギャップ部51bにおける磁束密度に応じた信号を出力する磁気センサ52と、を備える(図6)。
磁気コア部材51は、フェライト等の磁性材料で成形される。この磁気コア部材51においては、コア主体51aの内方にコネクタ23を挿通させることによって、このコア主体51aが内方で間隔を空けてプラグ受け側端子21を囲い、このコア主体51aの内方でプラグ受け側端子21をギャップ部51bに対して対向配置させている。プラグ受け側端子21においては、ギャップ部51bに対して対向配置されている部分が電流の測定対象の部位(以下、「電流測定対象部」という。)となる。例えば、このプラグ受け側端子21においては、プラグ側端子11との嵌合接続部分を電流測定対象部として利用してもよく、電線Weとの接続部分を電流測定対象部として利用してもよい。
この磁気コア部材51においては、コア主体51aにおけるC環状のスリット部分又はコア主体51aにおけるU字状の開口部分がギャップ部51bとなる。この例示の磁気コア部材51は、U字状のコア主体51aを有している。
磁気センサ52は、磁気検出素子を有するセンサ本体52aと、信号の出力を担う導電性のリード線52bと、を備える(図6)。
この例示では、磁気センサ52としてホールIC(Integrated Circuit)を用いる。ホールICは、図示しないが、磁気検出素子としてのホール素子と、このホール素子の出力信号を増幅させるアンプ回路と、を備える。センサ本体52aは、そのホール素子とアンプ回路を内包している。ホール素子は、磁束密度に応じたホール電圧の信号(出力信号)を出力する。例えば、このホール素子は、プラグ受け側端子21の電流測定対象部に対して所定の間隔を空けた位置に設ける。ここでは、そのようなホール素子の配置が為されるように、ギャップ部51bに磁気センサ52のセンサ本体52aを配置している。この磁気センサ52においては、ギャップ部51bの磁束密度に応じたホール電圧の信号をホール素子が出力し、その出力信号をアンプ回路で増幅する。この磁気センサ52においては、その増幅された出力信号をリード線52bから出力する。
この電流検出部品50は、回路基板53を備える(図3及び図6)。その回路基板53には、リード線52bと出力端子54とが接続されている(図3及び図6)。リード線52bと出力端子54は、回路基板53の回路パターンを介して電気接続されている。出力端子54は、例えば、電子制御装置側の相手方コネクタが備える相手方端子(図示略)に電気接続される。よって、リード線52bから出力された出力信号は、出力端子54を介して電子制御装置等に送信される。
筐体60は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。この筐体60は、その一部として、コア主体51aが収容されるコア収容部(第1収容部)61を有している(図1から図3及び図6)。また、この筐体60は、磁気センサ52と回路基板53と出力端子54とが収容される出力側収容部(第2収容部)62を有している(図1から図3及び図6)。出力側収容部62には、電子制御装置側の相手方コネクタが嵌合接続されるコネクタ部62aが形成されている。
この筐体60は、プラグ受けハウジング24に固定される。この例示の筐体60は、プラグ受けハウジング24のセンサ収容室24d(図1から図4)に収容され且つ保持される。よって、筐体60とプラグ受けハウジング24との間には、複数箇所に筐体保持構造が設けられている。この例示では、コア収容部61とプラグ受けハウジング24との間に第1筐体保持構造71を1つ設け、出力側収容部62とプラグ受けハウジング24との間に第2筐体保持構造72を2つ設けている(図7から図9)。
第1筐体保持構造71は、コア収容部61に設けた第1コア係止体71aと、プラグ受けハウジング24に設け、第1コア係止体71aに係止させることによってコア収容部61をプラグ受けハウジング24に収容状態で保持させる第2コア係止体71bと、を備える(図2、図3及び図7から図9)。
例えば、この第1筐体保持構造71は、第1コア係止体71aと第2コア係止体71bの内の少なくとも一方が爪部を有し、その爪部を相手方に係止させるものとして構成する。
この例示では、第1コア係止体71aを爪部として2箇所に形成している(図2及び図7から図9)。この例示の第1コア係止体71aは、コア収容部61の外周面から突出させている。その2つの第1コア係止体71aは、コア収容部61の外周面の周方向に間隔を空けて並べられている。一方、この例示の第2コア係止体71bは、可撓性を持つ片持ちの片体状で、かつ、それぞれの第1コア係止体71aが挿入され、この挿入されたそれぞれの第1コア係止体71aを周縁部で係止することが可能な貫通孔71bを有するものとして形成する(図2、図3及び図7から図9)。ここでは、第1コア係止体71a毎に貫通孔71bを設けている。
第2コア係止体71bは、自由端側に作用させた力で自由端と固定端との間を撓ませることができる。このため、この第1筐体保持構造71においては、コア収容部61をセンサ収容室24dへと収容する際に、それぞれの第1コア係止体71aが第2コア係止体71bの片体部分を乗り越えてそれぞれの貫通孔71bに入り込む。更に、この第1筐体保持構造71においては、コア収容部61をセンサ収容室24dから抜き取る際に第2コア係止体71bを撓ませることによって、第1コア係止体71aと貫通孔71bの周縁部との間の係止状態を解除させることができる。
第2筐体保持構造72は、出力側収容部62に設けた第1出力側係止体72aと、プラグ受けハウジング24に設け、第1出力側係止体72aに係止させることによって出力側収容部62をプラグ受けハウジング24に収容状態で保持させる第2出力側係止体72bと、を備える(図2、図7及び図8)。
例えば、この第2筐体保持構造72は、第1出力側係止体72aと第2出力側係止体72bの内の少なくとも一方が爪部を有し、その爪部を相手方に係止させるものとして構成する。
この例示では、第1出力側係止体72aを爪部として形成している(図2及び図8)。この例示の第1出力側係止体72aは、出力側収容部62の外周面から突出させている。一方、この例示の第2出力側係止体72bは、可撓性を持つ片持ちの片体状で、かつ、第1出力側係止体72aが挿入され、この挿入された第1出力側係止体72aを周縁部で係止することが可能な貫通孔72bを有するものとして形成する(図2及び図8)。
第2出力側係止体72bは、自由端側に作用させた力で自由端と固定端との間を撓ませることができる。このため、この第2筐体保持構造72においては、出力側収容部62をセンサ収容室24dへと収容する際に、第1出力側係止体72aが第2出力側係止体72bの片体部分を乗り越えて貫通孔72bに入り込む。更に、この第2筐体保持構造72においては、出力側収容部62をセンサ収容室24dから抜き取る際に第2出力側係止体72bを撓ませることによって、第1出力側係止体72aと貫通孔72bの周縁部との間の係止状態を解除させることができる。
コア収容部61は、コア主体51aをコア主体51aの形状に合わせて覆っている部位である。このコア収容部61は、コア主体51aがC環状の場合、そのC環状に沿ってコア主体51aを覆うことが可能な環状に形成し、コア主体51aがU字状の場合、そのU字状に沿ってコア主体51aを覆うことが可能なU字状に形成する。ここでは、U字状のコア主体51aを形成している。
このコア収容部61は、プラグハウジング12とプラグ受けハウジング24との嵌合接続に伴って、プラグ側端子11とプラグ受け側端子21とが嵌合接続されているときに、コネクタ23の端子ハウジング22の少なくとも一部を内方で囲いつつ保持し、プラグ受け側端子21を電流検出部品50における電流検出位置に配置させる。この例示では、筐体60がコア収容部61を有している。このため、この例示のコア収容部61は、筐体60がプラグ受けハウジング24に固定され、かつ、プラグ側端子11とプラグ受け側端子21とが嵌合接続されているときに、端子ハウジング22の少なくとも一部を内方で囲いつつ保持し、プラグ受け側端子21を電流検出部品50における電流検出位置に配置させる。
ここで、そのコア収容部61と端子ハウジング22との間には、プラグ受け側端子21が電流検出位置に配置された状態で端子ハウジング22をコア収容部61に保持させるコネクタ保持構造73を設ける(図1、図2、図10及び図11)。そのコネクタ保持構造73は、コア収容部61に設けた第1コネクタ係止体73aと、端子ハウジング22に設け、第1コネクタ係止体73aに係止させることによってプラグ受け側端子21が電流検出位置に配置された状態で端子ハウジング22をコア収容部61に保持させる第2コネクタ係止体73bと、を備える(図10及び図11)。
例えば、このコネクタ保持構造73は、第1コネクタ係止体73aと第2コネクタ係止体73bの内の少なくとも一方が爪部を有し、その爪部を相手方に係止させるものとして構成する。
この例示では、第2コネクタ係止体73bに爪部73bを設けている(図2)。この例示の第2コネクタ係止体73bは、爪部73bと可撓部73bとを有している(図2及び図10)。可撓部73bは、可撓性を持つ片持ちの片体状に形成し、自由端側に作用させた力で自由端と固定端との間を撓ませることができる。爪部73bは、その可撓部73bの自由端と固定端との間に配置している。一方、この例示の第1コネクタ係止体73aは、爪部73bが挿入され、この挿入された爪部73bを周縁部で係止することが可能な貫通孔としてコア収容部61に形成する。ここでは、その第1コネクタ係止体73aに対向配置され、かつ、この第1コネクタ係止体73aと共に爪部73bが挿入される貫通孔51cがコア主体51aに形成されている(図6、図10及び図11)。つまり、このコネクタ保持構造73においては、貫通孔たる第1コネクタ係止体73aとコア主体51aの貫通孔51cのそれぞれの周縁部に爪部73bが係止される。
このコネクタ保持構造73においては、コネクタ23を第1コネクタ収容室24aへと収容する際に、可撓部73bが爪部73bを介してコア収容部61の内周面から受けた力で撓み、その爪部73bがコア収容部61の内周面を乗り越えて貫通孔たる第1コネクタ係止体73aとコア主体51aの貫通孔51cに入り込む。更に、このコネクタ保持構造73においては、コネクタ23を第1コネクタ収容室24aから抜き取る際に可撓部73bを撓ませることによって、爪部73bと第1コネクタ係止体73aの周縁部との間及び爪部73bとコア主体51aの貫通孔51cの周縁部との間の係止状態を解除させることができる。
以上示したように、本実施形態の電流センサ40は、サービスプラグ1のプラグ受け部品20に設けられ、そのプラグ受け部品20のプラグ受け側端子21とプラグ部品10のプラグ側端子11とが嵌合接続されているときに、そのプラグ受け側端子21を電流検出部品50における電流検出位置に配置させるので、プラグ受け側端子21に流れる電流を検出することができる。このように、本実施形態の電流センサ40は、プラグ受け部品20に設け、そのプラグ受け部品20のプラグ受け側端子21を電流の検出対象物とするものであるので、電流検出位置に対するプラグ受け側端子21の位置ずれを抑えることができる。このため、本実施形態の電流センサ40は、電流の検出精度の安定化を図ることができる。また、本実施形態の電流センサ40は、サービスプラグ1のプラグ受け部品20に設けられており、そのサービスプラグ1には磁界の発生源が存在していないので、この点からも電流の検出精度の安定化を図ることができる。また、本実施形態の電流センサ40は、コア収容部61とコネクタ23の端子ハウジング22との間がコネクタ保持構造73によって保持されるので、電流検出位置に対するプラグ受け側端子21の位置ずれ抑制効果を高めることができ、電流の検出精度の更なる安定化を図ることができる。また、本実施形態の電流センサ40は、コア収容部61とプラグ受けハウジング24との間が第1筐体保持構造71によって保持されるので、電流検出位置に対するプラグ受け側端子21の位置ずれ抑制効果を高めることができ、電流の検出精度の更なる安定化を図ることができる。
更に、本実施形態の電流センサ40は、第1筐体保持構造71と第2筐体保持構造72とによって、プラグ受けハウジング24に対する着脱が可能になっている。そして、この電流センサ40は、コネクタ保持構造73によって、自らに対するコネクタ23(プラグ受け側端子21)の着脱が可能になっている。このように、本実施形態の電流センサ40は、プラグ受け部品20に対しての着脱を容易に行えるものとなっている。よって、本実施形態の電流センサ40は、自らの点検作業や交換作業を行う際の作業性に優れたものとなっている。
本実施形態のサービスプラグ1は、このような電流センサ40を具備するものである。よって、本実施形態のサービスプラグ1は、その電流センサ40が奏する効果を同様に得ることができる。
1 サービスプラグ
10 プラグ部品
11 プラグ側端子
12 プラグハウジング
20 プラグ受け部品
21 プラグ受け側端子
22 端子ハウジング
23 コネクタ
24 プラグ受けハウジング
40 電流センサ
50 電流検出部品
51 磁気コア部材
51a コア主体
51b ギャップ部
52 磁気センサ
60 筐体
61 コア収容部
73 コネクタ保持構造

Claims (1)

  1. プラグ側端子、並びに、前記プラグ側端子を収容及び保持するプラグハウジングが設けられたプラグ部品と、
    プラグ受け側端子を備えるコネクタ、並びに、前記コネクタを収容及び保持すると共に前記プラグハウジングを挿入嵌合させるプラグ受けハウジングが設けられたプラグ受け部品と、
    前記プラグ受け側端子の電流を検出する電流検出部品、及び、前記電流検出部品を収容し、前記プラグ受けハウジングに固定される絶縁性の筐体が設けられた電流センサと、
    を備え、
    前記プラグ部品及び前記プラグ受け部品は、各々、前記プラグハウジングと前記プラグ受けハウジングとが嵌合状態のときに前記プラグ側端子と前記プラグ受け側端子とが嵌合接続されて電源回路を閉回路とし、かつ、前記プラグハウジングと前記プラグ受けハウジングとが抜去状態のときに前記プラグ側端子と前記プラグ受け側端子とが引き離されて前記電源回路を開回路とする着脱自在な部品であり、
    前記電流検出部品は、前記プラグ受け側端子をC環状又はU字状のコア主体における内方の電流検出位置に配置させることで、前記プラグ受け側端子に流れる電流に応じた磁束を発生させる磁気コア部材と、前記コア主体のギャップ部における磁束密度に応じた信号を出力する磁気センサと、を備え、
    前記筐体は、前記コア主体を前記C環状又は前記U字状に沿って覆う環状又はU字状のコア収容部を有し、
    前記コア収容部は、前記筐体が前記プラグ受けハウジングに固定され、かつ、前記プラグ側端子と前記プラグ受け側端子とが嵌合接続されているときに、前記コネクタにおける端子ハウジングの少なくとも一部を前記環状又は前記U字状の内方で囲いつつ保持し、前記プラグ受け側端子を前記電流検出位置に配置させ、
    前記コア収容部と前記端子ハウジングとの間には、前記プラグ受け側端子が前記電流検出位置に配置された状態で前記端子ハウジングを前記コア収容部に保持させるコネクタ保持構造を設け、
    前記プラグ受けハウジングは、第1方向に沿って挿入された前記筐体を収容し且つ保持するセンサ収容室と、前記第1方向に沿って前記コア収容部の前記環状又は前記U字状の前記内方に挿入され且つ当該内方から突出させた前記コネクタのその突出部分を収容するコネクタ収容室と、前記第1方向とは逆向きの第2方向に沿って前記プラグハウジングを挿入嵌合させるプラグ収容室と、を有することを特徴としたサービスプラグ。
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