JP2011165428A - コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子金具間の接触不良を防止することができるコネクタ装置を提供する。
【解決手段】機器に固定される機器側コネクタ29と、電線Wの端末部に設けられ機器側コネクタ29と嵌合する電線側コネクタ50とを備えたコネクタ装置10であって、電線側コネクタ50は、キャビティ61及び挟持部65を有する電線側ハウジング55と、キャビティ61に収容される電線側端子金具51とを有すると共に機器側コネクタ29との嵌合時に機器側に固定され、電線側端子金具51は電線側ハウジング55の挟持部65に対して締結部材70によって移動不能に固定されている。
【選択図】図22

Description

本発明は、コネクタ装置に関する。
従来、雄コネクタと、この雄コネクタと嵌合する雌コネクタとからなるコネクタ装置の各コネクタは、合成樹脂製のコネクタハウジングのキャビティに端子金具が収容されている。
このコネクタの端子金具は、電線の端末部において露出した芯線を圧着することで電線端末に取り付けられており、キャビティの内部に収容されるとキャビティの孔壁から片持ち状に突出するランスにより後方から係止されてキャビティ内部で位置決めされるようになっている(下記、特許文献1参照)。
そして、このコネクタを機器のケース等に取り付けられた相手側のコネクタに嵌合させると、端子金具が相手側の端子金具と接触して両端子金具間の電気的接続が図られるようになっている。
特開平11−040275号公報
ところで、端子金具が取り付けられた電線は、温度差による寸法変化を生じたり、外部からの振動や、外力による引っ張りを受ける場合がある。このような場合、電線に生じた力は、電線端末に取り付けられた端子金具に与えられ、端子金具の位置ずれを生じさせ、両端子間の接点部における接触不良を引き起こすおそれがある。
ここで、上記特許文献1の構成では、端子金具が後方から片持ち状のランスにより係止されているものの、端子金具に比較的強い外力が与えられた場合には、ランスによる係止力では、容易に係止が解除されてしまうため、接触不良が発生するおそれが懸念されている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具間の接触不良を防止することができるコネクタ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るコネクタ装置は、機器に固定される機器側コネクタと、電線の端末部に設けられ前記機器側コネクタと嵌合する電線側コネクタとを備えたコネクタ装置であって、前記電線側コネクタは、キャビティ及び端子固定部を有する電線側コネクタハウジングと、前記キャビティに収容される電線側端子金具とを有すると共に前記機器側コネクタとの嵌合時に機器側に固定され、前記電線側端子金具は前記端子固定部に対して締結部材によって移動不能に固定されているところに特徴を有する(手段1)。
手段1の構成によれば、電線側コネクタに備えられキャビティに収容された電線側端子金具は電線側コネクタハウジングの端子固定部に対して締結部材によって移動不能に固定されている。この電線側コネクタは、機器側コネクタとの嵌合時に機器側に固定されるようになっているため、両コネクタの嵌合時において電線側端子金具の位置ずれが防止され、電線側端子金具と相手側端子との間の接触不良を防止することができる。
手段1の構成に加えて、前記機器側コネクタは、端子収容孔を有する機器側コネクタハウジングと前記端子収容孔内に端子係止機構によって所定のクリアランス内で変位可能に保持された変位許容端子とを有し、前記変位許容端子と前記機器側の電気回路とは可撓性導体を介して接続され、両コネクタの嵌合時には、前記変位許容端子と前記電線側端子金具とが当接することにより、両コネクタ間が電気的に接続されるようにしてもよい(手段2)。
機器に固定される機器側コネクタについて機器側コネクタハウジングに対して機器側端子金具を移動不能に構成すると、両コネクタに生じうる寸法公差を吸収することができないおそれがある。一方、手段2の構成によれば、変位許容端子は、所定のクリアランス内にて移動することができるため、両コネクタに生じうる寸法公差を吸収することができる。
手段1又は手段2の構成に加えて、前記締結部材は、ボルトと、これと螺合するナットとからなるようにしてもよい(手段3)。
手段3の構成によれば、簡易な構成で、電線側端子金具を電線側コネクタハウジングに強固に固定することができる。
手段1ないし手段3のいずれかの構成に加えて、前記電線側端子金具は、平板状の雄端子金具であるようにしてもよい(手段4)。
手段4の構成によれば、締結部材で固定する側を平板状の雄端子金具とすることで、平板の部分に貫通孔を形成すればよいため、締結部材で固定する構成を簡素化することができる。
本発明によれば、電線側端子金具と相手側端子との間の接触不良を防止することができる。
実施形態1に係るコネクタ装置を構成する機器側コネクタを表す斜視図 機器側コネクタを表す背面図 機器側コネクタを表すA−A側断面図 シェル体を表す底面図 機器側ハウジングを表す斜視図 機器側ハウジングを表す正面図 機器側端子金具を表す斜視図 機器側端子金具を表す背面図 電線側コネクタを表す斜視図 シールドシェル装着前の電線側コネクタを表す平面図 シールドシェル装着前の電線側コネクタを表す底面図 シールドシェル装着前の電線側コネクタを表す正面図 シールドシェル装着前の電線側コネクタを表す背面図 シールドシェル装着前の電線側コネクタを表すB−B側断面図 電線側ハウジングを表す斜視図 電線側ハウジングを表す平面図 電線側ハウジングを表す正面図 電線側ハウジングを表す底面図 電線側ハウジングを表すC−C側断面図 シールドシェルを表す斜視図 機器に取り付けられた機器側コネクタに電線側コネクタが嵌合する様子を表した図 機器側コネクタと電線側コネクタとが嵌合したコネクタ装置を表した図
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1〜図22を参照して説明する。
本実施形態におけるコネクタ装置10は、外部機器のケースCAに取り付けられる機器側コネクタ29と、機器側コネクタ29に嵌合可能であって電線Wの端末部に接続される電線側コネクタ50とを備えている(図21参照)。以下、各コネクタにおける嵌合面側をそれぞれ前方として説明する。
機器側コネクタ29は、図2に示すように、横並びに配置される三個の機器側端子金具11と、三個の機器側端子金具11を保持する合成樹脂製の機器側ハウジング30(本発明の「機器側コネクタハウジング」に相当)と、機器側ハウジング30を覆う金属製のシェル体40とを備えている。
機器側端子金具11は、図7に示すように、共にL字形をなしており、水平方向に延び変位可能に保持される変位許容端子12と、機器側ハウジング30に固定される固定端子金具20と、変位許容端子12と固定端子金具20とを連結する可撓性導体25とからなる。
変位許容端子12は、雌型の端子金具であって、角筒状の外壁を有する角筒部13と、角筒部13の後方に連なる第一かしめ部18と、第一かしめ部18の後方に連なる第二かしめ部19とを有する。
第一かしめ部18及び第二かしめ部19は、可撓性導体25の端部をかしめて圧着する。
角筒部13は、図3に示すように、後述する電線側端子金具51の進入時に電線側端子金具51と弾性的に接触する弾性接触片14と、弾性接触片14の過度撓みを規制する撓み規制片15と、外壁の上面に凹設されたランス係止凹部16とを有する。
ランス係止凹部16は、機器側ハウジング30から片持ち状に突出するランス32(本発明の「端子係止機構」に相当)に係止される。
このように、変位許容端子12の後方側(一端側)は、可撓性導体25に接続される一方、前方側(他端側)は、機器側ハウジング30の前面の前止まり壁部31Bとランス32との間に係止されている。これにより、変位許容端子12の前方は、機器側ハウジング30の前止まり壁部31Bに当接することより移動が規制される一方、変位許容端子12の後方は、ランス32に係止されることにより移動が規制されるため、変位許容端子12は、変位許容端子12は、可撓性導体25の可撓性により所定のクリアランス内での変位が許容されている。
撓み規制片15は、角筒部13の上壁部を切り欠いて先端側が下方に湾曲するように形成されている。
固定端子金具20は、機器側の端子に接続される接続部21と、接続部21から上方に連なる第一かしめ部23と、第一かしめ部23の上方に連なる第二かしめ部24とを有する。
接続部21には、円形の接続孔21Aが形成されている。
第一かしめ部23及び第二かしめ部24は、可撓性導体25の端部をかしめて圧着する。
可撓性導体25は、メッシュ状の編組線であって、長方形状の編組線の両短辺側がかしめ部18,19,23,24にかしめられている。なお、編組線は、裸軟銅線、無酸素軟銅線及び錫めっき軟銅線を集束したものを均一に編んだものを用いることができる。
機器側ハウジング30は、図5に示すように、機器側端子金具11を収容する端子収容室31が横並びに配置されており、その前後方向の中間部が左右の端子収容室31を連結して一体とする連結部31Cとされている。
真ん中の端子収容室31の側壁部からは、後方に一対の仕切り板33が延出されている。
連結部31Cの幅方向の両端部からは、後方に延出されたシェル係止片34が形成されている。シェル係止片34には、シェル体40に係止する矩形の係止孔34Aが形成されている。
各端子収容室31は、前後方向に貫通する端子収容孔31Aを有し、端子収容孔31Aの前端部は縮径された端子進入孔を有する前止まり壁部31Bとされている。端子収容孔31Aの孔壁の上部からは、ランス32が前方に向けて片持ち状に突出している(図3参照)。
機器側ハウジング30がシェル体40に収容されると、仕切り板33がシェル体40の後端部に突き当たるとともに、シェル係止片34がシェル体40の内面の対応する係止凸部(図示略)に係止されて位置決めされる。
シェル体40は、図1に示すように、扁平な筒状をなす扁平筒部41と、扁平筒部41の略後半部から下方の機器側に延出される機器側延出部44とを有する。
扁平筒部41は、前端が開口部41Aとされ、この開口部41Aは、外縁部に鍔状に張り出す鍔部42を有する。鍔部42の幅方向の端部には、取付孔42Aが形成されている。
扁平筒部41の内面のうち、幅方向の端部には、機器側ハウジング30の係止孔Aに係止する一対の係止凸部が形成されている。
機器側延出部44は、角筒状であって、図4に示すように、機器側端子金具11が挿通される矩形の端子延出孔44Aが形成されている。
そして、図21に示すように、機器側コネクタ29は、外部機器のケースCAに取付手段により取り付けられて固定されるとともに、固定端子金具20の接続部21が外部機器の端子部TAにボルトBT等の接続手段により接続されて外部機器の電気回路と接続される。
電線側コネクタ50は、図9に示すように、電線側端子金具51と、電線側端子金具51が収容される合成樹脂製の電線側ハウジング55(本発明の「電線側コネクタハウジング」に相当)と、電線側ハウジング55の後部を覆うシールドシェル80(図21参照)と、電線側端子金具51を固定する締結部材70とを備え、この電線側コネクタ50の後部から三本の電線Wが延出されている。
三本の電線Wは、金属製の細線をメッシュ状に編み込んだ編組線からなる筒状シールド部材(図示略)により一括して包囲されている。
電線Wは、芯線の外周を絶縁被覆で包囲した被覆電線であり、その端末部にて絶縁被覆が剥ぎ取られ露出した芯線部分に電線側端子金具51が取り付けられている。
電線側端子金具51は、図14に示すように、平板状の端子部52と、この端子部52の後方に連なり電線Wが接続される電線接続部54とを有する。
端子部52は、前後方向に長い長方形状の平板であって、その前後方向においてやや電線接続部54寄りの位置に、円形の貫通孔53が平板を貫通して形成されている。
電線接続部54は、一対のバレル片により構成され、このバレル片が電線Wの端末部において露出させた芯線部分を両側からかしめ付けて圧着している。
電線側ハウジング55は、幅方向に長い長円形状をなしており、前後方向の略中央部に設けられ電線側端子金具51を保持する端子保持部56と、端子保持部56の前方に筒状に開口するフード部57と、端子保持部56の後方に筒状に開口するスカート部60とが一体に形成されている。
端子保持部56には、締結部材70を取り付けるために左右に3つ並んで形成された締結部材取付部56Aと、各電線側端子金具51が収容されるキャビティ61と、を有する。
締結部材70は、頭部と軸部を有するボルト71と、ボルト71の軸部に設けられたネジ溝に螺合するナット72とからなる。
締結部材取付部56Aは、上面側が締結部材70を構成するボルト71の取付用の取付凹部58とされ、下面側がボルトに螺合するナット72の取付用の取付凹部59とされている。
取付凹部58は、図19に示すように、電線側ハウジング55のほぼ全幅に亘って長方形状に開口する開口部58Aを有し、この開口部58Aは、電線側端子金具51が収容されるキャビティ61に連通している。
取付凹部58の下端部には、各電線側端子金具51に対応した位置に、カラー75が収容される円形状のカラー収容部64を有する。
カラー75は、金属製であって、通し孔75Aを有する円筒形状をなし、その外周がカラー収容部64の内周にほぼ隙間なく密着する大きさとなっている。
カラー収容部64の下側には、電線側端子金具51における平板状の端子部52が挿通される端子部挿通孔61Aが前後に延びており、この端子部挿通孔61Aにより、フード部57の内部と、キャビティ61とが連通する。そして、この端子部挿通孔61Aの下側には取付凹部59が設けられている。
取付凹部59は、電線側ハウジング55のほぼ全幅に亘って長方形状に開口する開口部59Aと、この開口部59Aの内部において電線側端子金具51に対応した位置に形成され、ナット72が嵌め込まれる嵌め込み凹部59Bとからなる。
この取付凹部59における端子部挿通孔61Aの下側に位置する上壁部分は、ナット72と端子部52の間に挟まれて端子部52を固定する挟持部65(本発明の構成である「端子固定部」の一例)となっている。
挟持部65は、取付凹部59の内周面から内方に環状に突出しており、その先端(中心側)に、ボルト71の軸部を挿通可能な大きさの挿通孔65Aを有する。
キャビティ61は、端子保持部56の前後に亘って、前方のフード部57内と後方のスカート部60内を端子部挿通孔61Aを介して連通するように設けられており、キャビティ61の先端側が縮径されて端子部挿通孔61Aとなっている。
電線側ハウジング55のうち、端子保持部56の前部の外周には、幅方向に張り出すフランジ部66が形成されている。
フランジ部66には、図15に示すように、円形の取付孔66Aが形成されている。
フランジ部66と締結部材取付部56Aとの間には、シールリング装着部67が全周に亘って凹設されており、ここに図14に示すようにゴム製のシールリング68が装着される。
電線側端子金具51から延出された電線Wとスカート部60の間は、電線がほぼ隙間なく挿通可能な電線挿通孔が横並びに3個有するゴム栓69によりシールされている。
シールドシェル80は金属製の筒形であって、図20に示すように、スカート部60を覆うスカートカバー部81と、スカートカバー部81から段差状に径が大きくなりフランジ部66に取付られる径大カバー部82とからなる。
径大カバー部82の幅方向の両端部には、取付孔82Aが貫通形成されている。
次に、電線側端子金具51の電線側ハウジング55に対する固定方法について説明する。
図19に示すように、電線側ハウジング55のカラー収容部64にカラー75が収容されて取付られており、電線側端子金具51の端子部52をキャビティ61を通して端子部挿通孔61Aに挿通し、端子部52の貫通孔53が挿通孔に位置するようにする。なお、端子部挿通孔61Aに端子部52を挿通した後にカラー75をカラー収容部64に収容してもよい。
次に、ボルト71の軸部を、取付凹部58内におけるカラー75の通し孔75A、電線側端子金具51の貫通孔53、電線側ハウジング55の挿通孔65Aに貫通させる。
次に、下側の取付凹部59側からナット72を軸部に螺合させる(図14)。これにより、カラー75及びナット72が、電線側端子金具51の端子部52及び電線側ハウジング55の一部を構成する挟持部65を挟み込んで電線側端子金具51が電線側ハウジング55に強固に固定される。
次に、機器側コネクタ29と電線側コネクタ50との嵌合について説明する。
図21に示すように、機器側コネクタ29と電線側コネクタ50とを嵌合させると、電線側端子金具51の端子部52と、機器側端子金具11の変位許容端子12とが接触することにより、両コネクタ29,50間が電気的に接続される(図22)。そして、両コネクタ29,50における取付孔42A,66A(82A)をボルト等の固定手段によりボルト締め等して固定する。
これにより、電線Wに力が加わったとしても、電線Wの端末部に取付られた電線側端子金具51は、機器側端子金具11と接触する接点部よりも電線W側にて締結部材70により電線側ハウジング55に固定されている。また、この電線側ハウジング55を有する電線側コネクタ50は、外部機器のケースCAに固定された機器側コネクタ29との嵌合(及び固定手段)により機器側コネクタ29を介してケースCAに固定されている。そのため、締結部材70よりも前方の端子部52は電線Wからの力を比較的受けないため、両端子金具11,51間の接触状態を維持することができる。
上記実施形態の構成によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、電線側コネクタ50に備えられキャビティ61に収容された電線側端子金具51は電線側ハウジング55(電線側コネクタハウジング)の挟持部65(端子固定部)に対して締結部材70によって移動不能に固定されている。この電線側コネクタ50は、機器側コネクタ29との嵌合時に機器側に固定されるようになっているため、両コネクタの嵌合時において電線側端子金具51の位置ずれを防止でき、電線側端子金具51と相手側端子(機器側端子金具11)との間の接触不良を防止することができる。
(2)機器のケースCAに固定される機器側コネクタ29について機器側端子金具11を移動不能に構成すると、両コネクタに生じうる寸法公差を吸収することができないおそれがある。一方、本実施形態によれば、機器側コネクタ29は、端子収容孔31Aを有する機器側ハウジング30(機器側コネクタハウジング)と端子収容孔31A内にランス32(端子係止機構)によって所定のクリアランス内で変位可能に保持された変位許容端子12とを有し、変位許容端子12と機器側の電気回路とは可撓性導体25を介して接続され、両コネクタの嵌合時には、変位許容端子12と電線側端子金具51とが当接することにより、両コネクタ間が電気的に接続される。これにより、変位許容端子12は、所定のクリアランス内にて移動することができるため、両コネクタに生じうる寸法公差を吸収することができる。
(3)締結部材70は、ボルト71と、これと螺合するナット72とからなるため、簡易な構成で、電線側端子金具51を電線側コネクタ50電線側ハウジング55に強固に固定することができる。
(4)電線側端子金具51は、平板状の雄端子金具であるため、このように締結部材70で固定する側を平板状の雄端子金具とすることで、平板の部分に貫通孔53を形成すればよいため、締結部材70で固定する構成を簡素化することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、電線側端子金具51を雄型とし、機器側端子金具11を雌型としたが、電線側端子金具を雌型とし、機器側端子金具を雄型としてもよい。この場合、例えば、雌型の電線側端子金具に貫通孔を通する平板状の部分を設け、締結部材70により電線側ハウジングに設けた挟持部(端子固定部)に対して固定するようにしてもよい。
10…コネクタ装置
11…機器側端子金具
12…変位許容端子
20…固定端子金具
21…接続部
21A…接続孔
25…可撓性導体
29…機器側コネクタ
30…機器側ハウジング
31…端子収容室
31A…端子収容孔
31B…前止まり壁部
32…ランス(端子係止機構)
40…シェル体
50…電線側コネクタ
51…電線側端子金具
52…端子部
53…貫通孔
54…電線接続部
55…電線側ハウジング
56…端子保持部
56A…締結部材取付部
58,59…取付凹部
61…キャビティ
61A…端子部挿通孔
64…カラー収容部
65…挟持部(端子固定部)
70…締結部材
71…ボルト
72…ナット
75…カラー
80…シールドシェル
W…電線

Claims (4)

  1. 機器に固定される機器側コネクタと、電線の端末部に設けられ前記機器側コネクタと嵌合する電線側コネクタとを備えたコネクタ装置であって、
    前記電線側コネクタは、キャビティ及び端子固定部を有する電線側コネクタハウジングと、前記キャビティに収容される電線側端子金具とを有すると共に前記機器側コネクタとの嵌合時に機器側に固定され、
    前記電線側端子金具は前記端子固定部に対して締結部材によって移動不能に固定されていることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記機器側コネクタは、キャビティを有する機器側コネクタハウジングと前記キャビティ内に端子係止機構によって所定のクリアランス内で変位可能に保持された変位許容端子とを有し、前記変位許容端子と前記機器側の電気回路とは可撓性導体を介して接続され、両コネクタの嵌合時には、前記変位許容端子と前記電線側端子金具とが当接することにより、両コネクタ間が電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 前記締結部材は、ボルトと、これと螺合するナットとからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ装置。
  4. 前記電線側端子金具は、平板状の雄端子金具であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ装置。
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