JP2001126685A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
理想的な状態で使用する。 【解決手段】 電源装置は、複数の電池を内蔵している
電池ホルダー1と、この電池ホルダー1に収納している
電池に流れる電流を検出する電流センサー2と、電池ホ
ルダー1の電池に過電流が流れたときに電流を遮断する
ヒューズユニット3と、異常時に電池ホルダー1の電池
に流れる電流を遮断するリレーユニット4とを備える。
電源装置は、電流センサー2とリレーユニット4との間
に電池ホルダー1を配設している。
Description
を走行させるモーターを駆動するのに使用される電源装
置に関する。
電源装置は、出力を大きくするために、たとえば数百個
と極めて多数の二次電池を内蔵している。多数の電池を
内蔵する電源装置は高価であるので、好ましい状態で充
放電して、寿命を長くすることが大切である。しかしな
がら、多数の電池を内蔵している電源装置は、大出力な
用途に使用されるので、大電流で放電され、また、短時
間で充電するために大電流で充電される。大電流の放電
と充電は、電池性能を低下させる原因となる。このた
め、この種の電源装置は、電池の状態を正確に検出しな
がら、安全に保護して充電し、また放電することが大切
である。
装置は、種々の保護回路を設けている。図1は、従来の
電源装置の回路図である。この図に示す電源装置は、保
護回路として、電池に流れる電流を検出する電流センサ
ー2と、過電流が流れるときに電流を遮断するヒューズ
7と、異常時に電流を遮断するリレーユニット4と、リ
レーユニット4を制御するコントロールユニット5とを
備えている。図1の回路図に示す電源装置の平面図を図
2と図3に示す。図2の電源装置は、複数の電池を内蔵
する電池ホルダー1の右側に、コントロールユニット5
とヒューズユニット3を配設し、左側にはリレーユニッ
ト4と電流センサー2とを配設している。さらに、図3
の電源装置は、電池ホルダー1の前部にリレーユニット
4とヒューズユニット3とコントロールユニット5と電
流センサー2とを接近して配設している。
装置は、電流センサー2で正確に電流を検出するのが難
しく、電流の検出エラーによってコントロールユニット
5が誤動作することがある。それは、電流センサー2が
リレーユニット4の近傍にあって、リレーユニット4で
発生するノイズが、電流センサー2に影響を与えるから
である。電流センサーは、磁界を検出して電流を検出す
る。このため、近傍でノイズが発生すると正確に検出で
きなくなる。とくに、多数の電池を接続している大出力
な電源装置は、数十A以上の極めて大きい電流を制御す
るために、大容量のリレーユニットが使用される。大容
量のリレーユニットは、漏磁束が大きく、その近傍の磁
界を大幅に変動させて大きなノイズを発生させる。
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、電
流センサーでもって正確に電流を検出して、常に理想的
な状態で使用できる電源装置を提供することにある。
数の電池を内蔵している電池ホルダー1と、この電池ホ
ルダー1に収納している電池に流れる電流を検出する電
流センサー2と、電池ホルダー1の電池に過電流が流れ
たときに電流を遮断するヒューズユニット3と、異常時
に電池ホルダー1の電池に流れる電流を遮断するリレー
ユニット4とを備える。電源装置は、電流センサー2と
リレーユニット4との間に電池ホルダー1を配設して、
電流センサー2をリレーユニット4から離して配設して
いる。
ユニット3が電流センサー2を内蔵している。
池を内蔵している電池ホルダー1と、この電池ホルダー
1に収納している電池に流れる電流を検出する電流セン
サー2と、電池ホルダー1の電池に過電流が流れたとき
に電流を遮断するヒューズユニット3と、異常時に電池
ホルダー1の電池に流れる電流を遮断するリレーユニッ
ト4と、電流センサー2の信号でリレーユニット4を制
御するコントロールユニット5を備える。電源装置は、
電流センサー2とリレーユニット4との間に電池ホルダ
ー1を配設して、電流センサー2をリレーユニット4か
ら離して配設すると共に、コントロールユニット5とヒ
ューズユニット3とを互いに接近して配設している。
ユニット3が電流センサー2を内蔵している。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電源装置を例示するもの
であって、本発明は電源装置を以下のものに特定しな
い。
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
が、自動車を走行させるモーターを駆動する電源に最適
である。この電源装置は、図4の回路図に示すように、
複数の電池を内蔵している電池ホルダー1と、この電池
ホルダー1の電池に流れる負荷電流と充電電流を検出す
る電流センサー2と、電池ホルダー1の電池に過電流が
流れたときに電流を遮断するヒューズユニット3と、異
常時に電池ホルダー1の電池に流れる電流を遮断するリ
レーユニット4と、電流センサー2の信号でリレーユニ
ット4を制御するコントロールユニット5を備える。
ホルダー1と電流センサー2とヒューズユニット3とリ
レーユニット4とコントロールユニット5の配置を図5
と図6の平面図に示し、さらに、図5に示す電源装置の
詳細図を図7の平面図に示している。これ等の図に示す
電源装置は、電流センサー2とリレーユニット4との間
に電池ホルダー1を配設して、電流センサー2をリレー
ユニット4から離して配設している。
において右側端部)に、コントロールユニット5とヒュ
ーズユニット3と電流センサー2を配設して、他方の端
部(左側端部)にリレーユニット4を配設している。す
なわち、電流センサー2とリレーユニット4を、電池ホ
ルダー1の反対側の端部に配設して、電流センサー2を
リレーユニット4から分離し、さらに、両者の間に電池
ホルダー1を配設することにより、リレーユニット4で
発生するノイズを電池ホルダー1で遮断し、電流センサ
ー2がリレーユニット4のノイズで誤動作するのを防止
している。
の端部にリレーユニット4を配設し、他方の電池ホルダ
ー1の端部であって前方にコントロールユニット5とヒ
ューズユニット3と電流センサー2とを配設している。
図において、電池ホルダー1の左側の端部にリレーユニ
ット4を配設し、電池ホルダー1の右側であってその前
方にコントロールユニット5とヒューズユニット3と電
流センサー2を配設して、電流センサー2をリレーユニ
ット4から分離し、電流センサー2とリレーユニット4
の間に電池ホルダー1を配設することにより、リレーユ
ニット4で発生するノイズを電池ホルダー1で遮断し、
電流センサー2がリレーユニット4のノイズで誤動作す
るのを防止している。
の二次電池6を内蔵している。電池ホルダー1は、複数
の二次電池6を直列に連結している複数本の電池ユニッ
トを平行な姿勢で内蔵している。二次電池6はニッケル
−水素電池、ニッケル−カドミウム電池、リチウムイオ
ン二次電池等の二次電池である。電池ホルダー1に内蔵
される二次電池6の個数は、電源装置の出力により最適
値に設定される。自動車走行用のモーターを駆動する電
源装置は、100〜300個の二次電池6を直列に接続
して、出力電圧を高くしている。二次電池6は、必ずし
も全てを直列に接続せず、並列に接続したものを直列に
接続することもできる。電池を並列に接続している電源
装置は、出力電流を大きくできる。
1を直列に接続している。2組の電池ホルダー1の間に
は、ヒューズユニット3と遮断プラグ8を直列に接続し
ている。さらに、ヒューズユニット3は電流センサー2
を内蔵している。このヒューズユニット3を図8に示
す。このヒューズユニット3は、プラスチックを箱形に
成形しているヒューズホルダー9に、ヒューズ7と電流
センサー2を内蔵している。さらに、このヒューズユニ
ット3は、遮断プラグ8を挿入するプラグ端子10も備
える。
ホルダー9にネジ11で固定している。ヒューズ7の一
端は電池ホルダー1に設けられている片方の接続端子に
接続され、他端はバスバー12を介して、遮断プラグ8
を挿入する一方のプラグ端子10に接続している。
ヒューズ7のリード7Aを挿通して、ヒューズホルダー
9に固定している。電流センサー2は内部にコイルを巻
いて、ヒューズ7のリード7Aに流れる電流を検出す
る。電流センサー2は、リード線をコントロールユニッ
ト5に接続して、電池に流れる電流を検出する信号をコ
ントロールユニット5に入力する。
示す。この図のヒューズユニット3は、ヒューズ7の両
端のリード7Aをヒューズホルダー9に固定している。
ヒューズ7は、リード7Aの一端をケーブル13を介し
て電池ホルダー1の接続端子に接続し、他端には、バス
バー12の一端をネジ11で固定して接続している。バ
スバー12はL字状で一端をプラグ端子10に接続して
いる。バスバー12の両端は、ヒューズ7のリード7A
と同じようにネジ11を介してヒューズホルダー9に固
定される。
サー2の中心孔2Aにバスバー12を挿入して、ヒュー
ズホルダー9に固定している。電流センサー2は、図8
に示すものと同じものが使用される。
電源装置を使用するときに、図7に示すように遮断プラ
グ8を挿入し、メンテナンスのときや組み立てのときに
は、遮断プラグ8を引き抜いて、出力端子14の出力電
圧を0Vとする。出力端子14の高電圧を0Vとして、
感電等の事故を防いで安全に作業するためである。
ー1と+−の出力端子14との間にリレーユニット4の
スイッチ15を接続している。図のリレーユニット4
は、3回路のスイッチ15を備えている。+側の出力端
子14は、並列に接続している2組のスイッチ15を介
して電池ホルダー1に接続される。2組のスイッチ15
は、片方のスイッチ15に、直列に抵抗16を接続し、
他のスイッチ15には抵抗を接続していない。このリレ
ーユニット4は、電流を遮断するときに、2組のスイッ
チ15をわずかな時間差で遮断する。電流を遮断すると
き、抵抗を接続してしないスイッチ15が先に遮断さ
れ、その後、わずかに遅れて抵抗16を接続しているス
イッチ15が遮断される。−側の出力端子14に接続し
ているスイッチ15は、抵抗16を接続しているスイッ
チ15と同時に遮断される。このリレーユニット4は、
大電流を速やかに遮断して、接点のアーク等を少なくし
て、電流遮断時のノイズを低レベルにできる。このた
め、リレーユニット4のノイズに起因する電流センサー
2の誤検出をより少なくできる。
ト5に制御されてスイッチ15をオンオフに切り換え
る。コントロールユニット5は、電流センサー2からの
信号でリレーユニット4を制御する。電池に設定電流よ
りも大きな過大電流が流れると、このことを電流センサ
ー2で検出して、コントロールユニット5はリレーユニ
ット4のスイッチ15をオフに切り換えて電流を遮断す
る。
って正確に電流を検出して、常に理想的な状態で使用で
きる特長がある。それは、本発明の電源装置が、電流セ
ンサーとリレーユニットとの間に、複数の電池を内蔵し
ている電池ホルダーを配設しているからである。この構
造の電源装置は、介在する電池ホルダーによって、電流
センサーをリレーユニットから離して配設できるので、
リレーユニットで発生するノイズが電流センサーに影響
を与えるのを有効に防止できる。したがって、本発明の
電源装置は、電流の検出エラーを極減して正確に電流を
検出し、安心して使用できる特長がある。とくに、多数
の電池を接続した大出力の電源装置として、大容量のリ
レーユニットを使用する場合においても、電流センサー
に悪影響を与えることなく正確に電流を検出できる。さ
らに、コントロールユニット等を備える電源装置におい
ては、これ等の誤動作を確実に阻止できる。
平面図
概略平面図
平面図
概略平面図
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の電池を内蔵している電池ホルダー
(1)と、この電池ホルダー(1)に収納している電池に流れ
る電流を検出する電流センサー(2)と、電池ホルダー(1)
の電池に過電流が流れたときに電流を遮断するヒューズ
ユニット(3)と、異常時に電池ホルダー(1)の電池に流れ
る電流を遮断するリレーユニット(4)とを備える電源装
置において、 電流センサー(2)とリレーユニット(4)との間に電池ホル
ダー(1)を配設してなることを特徴とする電源装置。 - 【請求項2】 ヒューズユニット(3)が電流センサー(2)
を内蔵している請求項1に記載される電源装置。 - 【請求項3】 複数の電池を内蔵している電池ホルダー
(1)と、この電池ホルダー(1)に収納している電池に流れ
る電流を検出する電流センサー(2)と、電池ホルダー(1)
の電池に過電流が流れたときに電流を遮断するヒューズ
ユニット(3)と、異常時に電池ホルダー(1)の電池に流れ
る電流を遮断するリレーユニット(4)と、電流センサー
(2)の信号でリレーユニット(4)を制御するコントロール
ユニット(5)を備える電源装置において、 電流センサー(2)とリレーユニット(4)との間に電池ホル
ダー(1)を配設して、電流センサー(2)をリレーユニット
(4)から離して配設すると共に、コントロールユニット
(5)とヒューズユニット(3)とを互いに接近して配設して
なることを特徴とする電源装置。 - 【請求項4】 ヒューズユニット(3)が電流センサー(2)
を内蔵している請求項3に記載される電源装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30135199A JP3619720B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電源装置 |
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JP30135199A JP3619720B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電源装置 |
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ID=17895830
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- 1999-10-22 JP JP30135199A patent/JP3619720B2/ja not_active Expired - Lifetime
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