JP7252590B2 - フライヤー - Google Patents

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本発明は、固形油を融解させて液化した調理油を油槽内で加熱し、当該油槽に食材を投入して加熱調理する業務用のフライヤーに関する。
フライヤーは、油槽に収容した調理油をバーナや発熱体等の加熱手段によって所定の調理温度まで加熱することで、油槽に投入された食材を加熱調理する。
この加熱調理の時間や回数が増加すると、調理油中に蓄積される不純物の量が増加して調理油が劣化し、調理品質の低下を招く。また、食材に吸収される油によって調理油の量が減少する。よって、フライヤーの使用に際しては、調理時間や回数等に応じて定期的に調理油を濾過したり新しい調理油を補給(足し油)したりする必要が生じる。例えば特許文献1には、油槽内に30~40ポンド程度の少量の調理油を貯留しておき、この中に定格量(680g)のポテトが入ったバスケットを投入して調理し、調理により減じた調理油を適宜補充するようにしたフライヤーが開示されている。
特許第5340962号公報
このようなフライヤーにおいては、調理油の補充のために、補充用の調理油が収容された油容器を器体の下部等にストックしておき、調理油が減容した際には、油容器内の調理油を、ポンプ付の配管を介して油槽内に供給することがよく行われている。このため、油容器を設置するスペースを確保する必要があり、設計上の制約になったり、作業スペースを狭くしたりする原因となっている。
また、油容器内の調理油が常温で固体となる固形油であると、調理油の減容に即座に対応するために、電気ヒータ等で油容器内の調理油を液化させておく必要があり、ランニングコストがかさんでしまう。
そこで、本発明は、油容器の設置スペースや固形油を液化するための装置等を不要としてランニングコストを低減することができるフライヤーを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、調理油が収容される油槽と、油槽に設けられ、調理油を加熱する加熱手段と、加熱手段を制御する制御手段と、油槽から排出された調理油をフィルタリングして収容可能なフィルタリングタンクと、フィルタリングタンクと油槽とを接続する第1供給路と、第1供給路に設けられ、フィルタリングタンクでフィルタリングされた調理油を油槽へ戻すための第1ポンプと、油槽内に調理に伴って減容した調理油を補充する油補充手段と、を含むフライヤーであって、
油補充手段は、油槽より上方に設置される油タンクと、油タンクとフィルタリングタンクとを接続する第2供給路と、第2供給路に設けられ、フィルタリングタンクでフィルタリングされた調理油を油タンクへ供給するための第2ポンプと、油タンク内の調理油を油槽に供給可能な導出路と、導出路を開閉する開閉手段とを含んでなる一方、
制御手段は、油槽へ収容される調理油が所定の第1油量で、且つ被調理物が所定の第1定格量である場合に加熱手段を所定の第1熱量で制御して被調理物を調理する第1調理モードと、
調理油が第1油量よりも多い所定の第2油量で、且つ被調理物が第1定格量よりも多い所定の第2定格量である場合に、加熱手段を第1熱量よりも大きい所定の第2熱量で制御して被調理物を調理する第2調理モードとをそれぞれ実行可能であって、
油タンクは、少なくとも第1油量と第2油量との差分の調理油を貯留可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、制御手段は、油槽内の調理油をフィルタリングタンクに排出すると共に、開閉手段によって導出路から油タンク内の調理油を油槽内に排出することで、油槽内から異物を除去するフィルタリングを行った後、第2ポンプの運転によってフィルタリングタンク内の調理油を第2供給路を介して油タンクに供給すると共に、油タンク内の調理油を油槽に戻す循環制御が実施可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、油槽の内面には、導出路から排出される調理油を、油槽の周方向に沿って流れるように、及び/又は油槽の全周から下向きに流れるように誘導する誘導手段が設けられることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、フィルタリングタンクから排出された調理油を油槽の上方に設けた油タンク内に貯留することができる。油槽の上方では加熱された調理油の熱が伝わるため、電気ヒータ等の熱源を用いることなく調理油に液化状態を保つことができる。よって、従来のような設置スペースが不要となり、設計上の制約を受けたり作業スペースが狭くなったりすることがなくなる。また、液化に係るランニングコストも低減可能となる。
さらに、第1調理モードから第2調理モードへ移行する際に、油槽に投入する調理油を油タンクから補充できる。よって、即座に第2調理モードへ移行することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、制御手段の循環制御により、フィルタリングに伴って油タンクに調理油を補充できる。よって、第2ポンプを設けてもその運転を必要最小限とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、油槽の内面に設けた誘導手段により、油槽の内面に付着した異物を調理油の補充時に除去することができる。よって、油槽内の状態を良好に保つことができる。
フライヤーの概略図である。 コントローラによる調理モードのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、フライヤーの一例を示す概略図である。このフライヤー1は、図示しない器体内の上部に、油槽2を備えている。この油槽2内の底部には、燃焼室4とテールパイプ5とを有する加熱手段としてのパルス燃焼器3が設けられている。
また、油槽2は、底部にパルス燃焼器3を有して深底状に形成される第1調理部6と、第1調理部6の上側に位置する第2調理部7とを有している。第1調理部6は、上下方向に開口面積が変化しない角筒状となっており、第2調理部7は、第1調理部6の上端から上方へ行くに従って前後左右へ拡開する逆テーパ状に形成されている。
さらに、油槽2の後方で器体の上部には、調理油を収容する油タンク8が設けられている。この油タンク8は、油槽2内に貯留させる調理油の補充用で、油タンク8には、内部の調理油を油槽2へ供給するための導出管9が設けられて、電磁弁である油補充バルブ10によって導出管9が開閉可能となっている。
第2調理部7の内面には、全周に亘って周回する誘導管11が設けられて導出管9と接続されている。誘導管11の下面には、複数のノズル12,12・・が所定間隔をおいて下向きに設けられており、導出管9から供給される調理油は、誘導管11を通って各ノズル12から第2調理部7の内面を伝って油槽2内へ供給されるようになっている。このように調理油が内面を流れることで、油槽2の内面に付着した揚げカス等を調理油内に落とすことができる。
また、油タンク8と、後述するフィルタリングタンク21との間には、供給管13が接続され、この供給管13に、油供給用ポンプ14が設けられて、油供給用ポンプ14の運転により、フィルタリングタンク21でフィルタリングされた調理油を油タンク8へ供給可能となっている。油タンク8には、調理油の貯留量を検出するための油面センサ15が設けられている。
一方、油槽2の正面側外部には、エアチャンバ16が設けられ、エアチャンバ16に内設されて燃焼室4と連通する混合室には、ガス導管17が接続されて、燃料ガスが供給される。また、混合室には、器体の底面に設けられたファン18に接続される給気管19が接続されて、燃焼用空気が供給される。
パルス燃焼器3のテールパイプ5は、油槽2の下部で蛇行状に配設された後、エアチャンバ16から引き出される排気管20に接続されている。この排気管20は、器体の後部で油タンク8に蛇行状或いは巻回状に接触させて配設された後、上向きに突出して燃焼排気を排出可能となっている。
また、器体の底部には、底部にフィルタを備えたフィルタリングタンク21が設けられて、油槽2の底部に接続された排油管22から油槽2内の調理油がフィルタリングタンク21に排出可能となっている。排油管22には、手動操作される排油バルブ23が設けられている。
さらに、器体の下部には、フィルタリングポンプ24が設けられて、フィルタリングポンプ24の吸込側がフィルタリングタンク21の底部に吸込管25を介して接続され、フィルタリングポンプ24の吐出側が、油槽2の下部後面に給油管26を介して接続されている。給油管26には、電磁弁である給油バルブ27が設けられている。
そして、器体の正面下部には、制御手段としてのコントローラ30が設けられている。このコントローラ30は、器体の正面に設けられた図示しない操作パネルによって選択されたメニューに従い、油槽2内に設けられた温調サーミスタ31から検出される調理油温度を監視してパルス燃焼器3のON/OFF制御を行い、ポテト等の被調理物の調理を行う。この調理を図2のフローチャートに基づいて説明する。
ここでは、一度に調理する被調理物の量が、第1定格量(例えば680g)と、それよりも多い第2定格量(例えば900g)との2種類であって、まず第1定格量の被調理物を調理する場合、油槽2には、第1調理部6の上端(図1に示すL1)まで調理油(約35ポンド)を貯留する。この状態でS1で操作パネルの運転スイッチをONすると、コントローラ30は、S2で、ファン18を所定時間回転して給気した後、燃焼室4内で混合ガスを断続的に燃焼させてパルス燃焼器3を動作させる。すなわち、燃焼室4内に設けた点火プラグにより、混合ガスに点火して燃焼室4内で爆発燃焼させ、その燃焼に伴う燃焼室4内の圧力上昇によって燃焼排気をテールパイプ5へ強制的に排出すると共に、その燃焼排気の排出により負圧となる燃焼室4内に燃料ガスと燃焼用空気とを吸入する動作(ON/OFF動作)を繰り返し、油槽2に貯留された調理油を加熱する。
次にコントローラ30は、温調サーミスタ31から得られる検出温度を監視し、S3の判別で、調理油の温度が所定の調理温度(例えば180~182℃)に到達したことを確認したら、操作パネルに調理OKの表示を出力する等して報知する。
この報知がなされたら、調理者は被調理物を入れたバスケットを油槽2に投入する。このとき、第1調理部6に対して少量の第1定格量の被調理物が投入されるため、被調理物は第1調理部6の油面より下側に位置して全体が調理油につかることになる。
そして、S4で、操作パネルの操作による調理モードが判別される。ここで第1調理モードが選択されて、S5で操作パネルに設けた調理開始ボタンが押し操作されると、コントローラ30は、S6で、第1定格量に対応して予め設定された第1調理時間とパルス燃焼器3の第1熱量とで被調理物の加熱調理を行う。そして、S7でタイムアップしたら、S8でアラームを鳴らして調理終了を報知する。調理者はバスケットを油槽2から引き上げる。続けて第1定格量での調理を行う場合は、被調理物を投入して調理開始ボタンを押せば、S5以下の処理が繰り返される。
なお、第1調理モードを選択した状態で第1定格量よりも多い第2定格量の被調理物を投入した場合、第1調理部6に貯留されていた少量の第1油量の油面から被調理物が露出することになる。よって、作業者は誤った量であることが直ちに把握でき、調理のやり直しを行うことができる。
一方、第2定格量の被調理物を調理する場合、油槽2には、第2調理部7の上端まで調理油(約45ポンド)を貯留する必要がある。このとき、S4で第2調理モードを選択すると、コントローラ30は、S9で、油補充バルブ10を開弁させて、油タンク8内の調理油を導出管9を介して油槽2に供給し、第2調理部7の上端(図1に示すL2)まで調理油を給油する。なお、第2調理部7への油量の到達は、油槽2内に設けた油面サーミスタ32によって確認できる。
次に、コントローラ30は、温調サーミスタ31から得られる検出温度を監視し、S10の判別で、調理油の温度が所定の調理温度(例えば180~182℃)に到達したら、操作パネルに調理OKの表示を出力する等して報知する。
この報知がなされたら、調理者は被調理物を入れたバスケットを油槽2に投入する。このとき、油量の多い第2調理部7に対して第2定格量の被調理物が投入されるため、被調理物は全体が第2調理部7の油面より下側につかることになる。また、油量が多くても第2調理部7は逆テーパ状に拡開しているため、油面のかさ高感は生じにくい。
そして、S11で調理開始ボタンが押し操作されると、コントローラ30は、S12で、第2定格量に対応して予め設定された第2調理時間とパルス燃焼器3の第2熱量とで被調理物の加熱調理を行う。この第2熱量は第1調理モードの際の第1熱量よりも大きい設定となっている。S13でタイムアップしたらS14でアラームを鳴らして調理終了を報知する。調理者はバスケットを油槽2から引き上げる。続けて第2定格量での調理を行う場合は、被調理物を投入して調理開始ボタンを押せば、S11以下の処理が繰り返される。
一方、コントローラ30は、運転中は油面センサ15で油タンク8内の油面の位置を監視し、油槽2への調理油の補充によって油タンク8内の油面が所定位置を下回った際には、油供給用ポンプ14を作動させてフィルタリングされたフィルタリングタンク21内の調理油を供給管13を介して油タンク8へ供給させる。
なお、第2調理モードから調理量の少ない第1調理モードへ移行する際には、排油バルブ23に図示しない予備タンクへの配管を接続して、三方弁である排油バルブ23の操作により、油槽2内の調理油を、油面が第1調理部6の上端へ低下するまで予備タンクへ排出すればよい。また、予備タンクでなくフィルタリングタンク21に排出してもよい。
そして、油槽2の調理油のフィルタリングを行う際には、運転スイッチをOFFさせた後、排油バルブ23の操作により、油槽2内の調理油をフィルタリングタンク21に排出する。そして、操作パネルのフィルタリングスイッチを操作すると、コントローラ30は、フィルタリングポンプ24を運転させて、フィルタリングタンク21に排油された調理油を吸込管25から吸い込んで給油管26を介して油槽2に戻す。これにより、フィルタリングタンク21の底面に設けたフィルタで調理油をフィルタリングすることができる。
また、コントローラ30は、調理油のフィルタリングと同時に油タンク8を介してフィルタリングした調理油を油槽2へ戻す循環制御も実行可能となっている。
すなわち、油槽2内の調理油をフィルタリングタンク21に排出する際に、操作パネルの循環スイッチを操作すると、コントローラ30は、油補充バルブ10を作動させて油タンク8内の調理油を導出管9から油槽2内に排出させる。このとき調理油は、導出管9から誘導管11のノズル12から油槽2の内面を伝って油槽2内に入るため、前述のように揚げカス等の異物が油槽2の内面から除去される。
その後、コントローラ30は、油供給用ポンプ14を運転させて、フィルタリングタンク21内の調理油を供給管13を介して油タンク8内へ供給すると共に、油タンク8内の調理油のうちの必要量を導出管9及び誘導管11を介して油槽2内に戻す。
これにより、フィルタリングと共に油タンク8に補充用の調理油を充填できる。
このように、上記形態のフライヤー1によれば、油補充手段を、油槽2より上方に設置される油タンク8と、油タンク8とフィルタリングタンク21とを接続する第2供給路(供給管13)と、供給管13に設けられ、フィルタリングタンク21でフィルタリングされた調理油を油タンク8へ供給するための第2ポンプ(油供給用ポンプ14)と、油タンク8内の調理油を油槽2に供給可能な導出路(導出管9)と、導出管9を開閉する開閉手段(油補充バルブ10)とを含んでなることで、フィルタリングタンク21から排出された調理油を油槽2の上方に設けた油タンク8内に貯留することができる。油槽2の上方では加熱された調理油の熱が伝わるため、電気ヒータ等の熱源を用いることなく調理油に液化状態を保つことができる。よって、従来のような設置スペースが不要となり、設計上の制約を受けたり作業スペースが狭くなったりすることがなくなる。また、液化に係るランニングコストも低減可能となる。
特にここでは、コントローラ30は、油槽2内の調理油をフィルタリングタンク21に排出すると共に、油補充バルブ10によって導出管9から油タンク8内の調理油を油槽2内に排出することで、油槽2内から異物を除去するフィルタリングを行った後、油供給用ポンプ14の運転によってフィルタリングタンク21内の調理油を供給管13を介して油タンク8に供給すると共に、油タンク8内の調理油を油槽2に戻す循環制御が実行可能であるので、フィルタリングに伴い、油タンク8に調理油を補充できる。よって、油供給用ポンプ14を設けてもその運転を必要最小限とすることができる。
また、油槽2の内面には、導出管9から排出される調理油を、油槽2の全周から下向きに流れるように誘導する誘導手段(誘導管11)が設けられるので、油槽2の内面に付着した異物を調理油の補充時に除去することができる。よって、油槽2内の状態を良好に保つことができる。
さらに、コントローラ30は、油槽2へ収容される調理油が所定の第1油量で、且つ被調理物が所定の第1定格量である場合にパルス燃焼器3を所定の第1熱量で制御して被調理物を調理する第1調理モードと、調理油が第1油量よりも多い所定の第2油量で、且つ被調理物が第1定格量よりも多い所定の第2定格量である場合に、パルス燃焼器3を第1熱量よりも大きい所定の第2熱量で制御して被調理物を調理する第2調理モードとをそれぞれ実行可能であって、油タンク8は、少なくとも第1油量と第2油量との差分の調理油を貯留可能であるので、第1調理モードから第2調理モードへ移行する際に、油槽2に投入する調理油を油タンク8から補充できる。よって、即座に第2調理モードへ移行することができる。
なお、上記形態では、フィルタリングのみを行う第1ポンプと、フィルタリングした調理油を油タンクへ供給する第2ポンプとを別々に設けているが、例えば給油管をフィルタリングポンプの下流側で分岐させ、その分岐管を油タンクに接続すると共に、分岐部分に三方弁を設けて、通常のフィルタリングでは三方弁を油槽側へ切り替えてフィルタリング後の調理油を油槽へ戻し、循環制御では三方弁を油タンク側へ切り替えてフィルタリング後の調理油を油タンクへ供給するようにしてもよい。このようにすればフィルタリングポンプを第1ポンプと第2ポンプとに共用することができる。
また、上記形態では、誘導管によって導出管から排出される調理油を油槽の全周から下向きに流れるように誘導しているが、誘導手段としてはこれに限らず、例えば導出管の端部に油槽の周方向に沿って流れるノズルを互いに逆向きに設ける等することで、油槽の内面で周方向に流れる調理油で揚げカス等の除去を図ってもよい。また、下向きの誘導と周方向への誘導とを共に行ってもよい。
さらに、油槽が複数あっても油タンクからの調理油の補充は可能である。この場合、油槽毎にそれぞれ油タンクを設けてもよいし、1つの油タンクから複数の油槽に調理油を補充可能としてもよい。油タンクは着脱可能としてもよい。
そして、加熱手段としてはパルス燃焼器に限らず、バーナや電気ヒータも採用できるし、排気管を油タンクに接触させる等して加熱手段の排熱を利用して油タンク内の調理油の液化を図ることも可能である。
1・・フライヤー、2・・油槽、3・・パルス燃焼器、4・・燃焼室、5・・テールパイプ、6・・第1調理部、7・・第2調理部、8・・油タンク、9・・導出管、10・・油補充バルブ、11・・誘導管、12・・ノズル、13・・供給管、14・・油供給用ポンプ、15・・油面センサ、17・・ガス導管、19・・給気管、20・・排気管、21・・フィルタリングタンク、30・・コントローラ、31・・温調サーミスタ、32・・油面サーミスタ。

Claims (3)

  1. 調理油が収容される油槽と、
    前記油槽に設けられ、調理油を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、
    前記油槽から排出された調理油をフィルタリングして収容可能なフィルタリングタンクと、
    前記フィルタリングタンクと前記油槽とを接続する第1供給路と、
    前記第1供給路に設けられ、前記フィルタリングタンクでフィルタリングされた調理油を前記油槽へ戻すための第1ポンプと、
    前記油槽内に調理に伴って減容した調理油を補充する油補充手段と、を含むフライヤーであって、
    前記油補充手段は、前記油槽より上方に設置される油タンクと、前記油タンクと前記フィルタリングタンクとを接続する第2供給路と、前記第2供給路に設けられ、前記フィルタリングタンクでフィルタリングされた調理油を前記油タンクへ供給するための第2ポンプと、前記油タンク内の調理油を前記油槽に供給可能な導出路と、前記導出路を開閉する開閉手段とを含んでなる一方、
    前記制御手段は、前記油槽へ収容される調理油が所定の第1油量で、且つ被調理物が所定の第1定格量である場合に前記加熱手段を所定の第1熱量で制御して被調理物を調理する第1調理モードと、
    調理油が前記第1油量よりも多い所定の第2油量で、且つ被調理物が前記第1定格量よりも多い所定の第2定格量である場合に、前記加熱手段を前記第1熱量よりも大きい所定の第2熱量で制御して被調理物を調理する第2調理モードとをそれぞれ実行可能であって、
    前記油タンクは、少なくとも前記第1油量と前記第2油量との差分の調理油を貯留可能であることを特徴とするフライヤー。
  2. 前記制御手段は、前記油槽内の調理油を前記フィルタリングタンクに排出すると共に、前記開閉手段によって前記導出路から前記油タンク内の調理油を前記油槽内に排出することで、前記油槽内から異物を除去するフィルタリングを行った後、前記第2ポンプの運転によって前記フィルタリングタンク内の調理油を前記第2供給路を介して前記油タンクに供給すると共に、前記油タンク内の調理油を前記油槽に戻す循環制御を実施可能であることを特徴とする請求項1に記載のフライヤー。
  3. 前記油槽の内面には、前記導出路から排出される調理油を、前記油槽の周方向に沿って流れるように、及び/又は前記油槽の全周から下向きに流れるように誘導する誘導手段が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のフライヤー。
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