JP2023054648A - フライヤー - Google Patents
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Abstract
【課題】調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを防止する。【解決手段】フライヤー1は、油槽3と、増油タンクと、燃焼器4と、バーナコントローラ70と、操作パネル61と、を含み、バーナコントローラ70は、油槽3に増油タンクから調理油が増油されない状態では、第1定格量の被調理物を加熱調理する第1調理モードでパルス燃焼器4を制御し、油槽3に増油タンクから調理油が増油された状態では、第1定格量よりも多い第2定格量の被調理物を加熱調理する第2調理モードでパルス燃焼器4を制御する。そして、バーナコントローラ70は、油槽3に増油タンクから調理油が増油されない状態では、操作パネル61に第1調理モード及び第1定格量である旨を表示させる一方、油槽3に増油タンクから調理油が増油されると、操作パネル61に第2調理モード及び第2定格量である旨を表示させる。【選択図】図1
Description
本開示は、調理油を油槽内で加熱し、当該油槽に被調理物を投入して加熱調理する業務用のフライヤーに関する。
フライヤーは、油槽に収容した調理油をバーナやパルス燃焼器等の加熱手段によって所定の調理温度まで加熱することで、油槽に投入されたポテト等の被調理物を加熱調理する。
加熱手段の制御手段は、特許文献1に開示されるように、油槽へ収容される調理油が所定の第1油量で、且つ被調理物が所定の第1定格量である場合に加熱手段を所定の第1熱量で制御する第1調理モードと、調理油が第1油量よりも多い所定の第2油量で、且つ被調理物が第1定格量よりも多い所定の第2定格量である場合に、加熱手段を第1熱量よりも大きい所定の第2熱量で制御する第2調理モードとが実行可能となっている。
加熱手段の制御手段は、特許文献1に開示されるように、油槽へ収容される調理油が所定の第1油量で、且つ被調理物が所定の第1定格量である場合に加熱手段を所定の第1熱量で制御する第1調理モードと、調理油が第1油量よりも多い所定の第2油量で、且つ被調理物が第1定格量よりも多い所定の第2定格量である場合に、加熱手段を第1熱量よりも大きい所定の第2熱量で制御する第2調理モードとが実行可能となっている。
特許文献1のような従来のフライヤーでは、調理油の無駄をなくして調理油の劣化が抑えられる第1調理モードと、大量の被調理物を一度に調理できる第2調理モードとを必要に応じて使い分けできる利点がある。しかし、各調理モードで被調理物の定格量が異なるため、調理者が選択した調理モードに対して、誤って異なる定格量の被調理物を投入してしまうおそれがある。
そこで、本開示は、調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを防止できるフライヤーを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示は、調理油が収容可能な油槽と、
所定量の調理油を貯留して前記油槽へ増油可能な増油貯留部と、
前記油槽に設けられ、調理油を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段を制御する制御手段と、
前記制御手段による制御状態を表示する表示手段と、を含み、
前記制御手段は、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されない状態では、所定の第1定格量の被調理物を加熱調理する所定の第1調理モードで前記加熱手段を制御し、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油された状態では、前記第1定格量よりも多い所定の第2定格量の被調理物を加熱調理する所定の第2調理モードで前記加熱手段を制御するフライヤーであって、
前記制御手段は、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されない状態では、前記表示手段に前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨を表示させる一方、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されると、前記表示手段に前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨を表示させることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記増油貯留部から前記油槽に接続される増油管と、前記増油管を手動操作で開閉可能な増油開閉手段と、前記増油開閉手段の開閉状態を検出する増油検出手段と、をさらに含み、
前記制御手段は、前記増油検出手段により前記増油開閉手段が開状態から閉状態になったことを検出すると、前記表示手段の表示を、前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨の表示から前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨の表示に切り替えることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記油槽内の調理油をフィルタリングするフィルタリングタンクと、前記フィルタリングタンクと前記増油貯留部とを接続する給油管と、前記給油管に設けられるポンプと、前記給油管を手動操作で開閉可能な給油開閉手段と、前記給油開閉手段の開閉状態を検出する給油検出手段と、前記増油貯留部からオーバーフローした調理油を前記油槽に導くオーバーフロー経路と、をさらに含み、
前記制御手段は、前記給油検出手段により前記給油開閉手段が開状態となったことを検出すると、前記ポンプを駆動させ、前記給油開閉手段が閉状態となったことを検出すると、前記ポンプの駆動を停止させる一方、
前記制御手段は、前記表示手段に前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨の表示がされている状態で、前記給油開閉手段が開状態から閉状態となったことを検出すると、前記表示手段の表示を前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨の表示に切り替えることを特徴とする。
所定量の調理油を貯留して前記油槽へ増油可能な増油貯留部と、
前記油槽に設けられ、調理油を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段を制御する制御手段と、
前記制御手段による制御状態を表示する表示手段と、を含み、
前記制御手段は、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されない状態では、所定の第1定格量の被調理物を加熱調理する所定の第1調理モードで前記加熱手段を制御し、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油された状態では、前記第1定格量よりも多い所定の第2定格量の被調理物を加熱調理する所定の第2調理モードで前記加熱手段を制御するフライヤーであって、
前記制御手段は、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されない状態では、前記表示手段に前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨を表示させる一方、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されると、前記表示手段に前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨を表示させることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記増油貯留部から前記油槽に接続される増油管と、前記増油管を手動操作で開閉可能な増油開閉手段と、前記増油開閉手段の開閉状態を検出する増油検出手段と、をさらに含み、
前記制御手段は、前記増油検出手段により前記増油開閉手段が開状態から閉状態になったことを検出すると、前記表示手段の表示を、前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨の表示から前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨の表示に切り替えることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記油槽内の調理油をフィルタリングするフィルタリングタンクと、前記フィルタリングタンクと前記増油貯留部とを接続する給油管と、前記給油管に設けられるポンプと、前記給油管を手動操作で開閉可能な給油開閉手段と、前記給油開閉手段の開閉状態を検出する給油検出手段と、前記増油貯留部からオーバーフローした調理油を前記油槽に導くオーバーフロー経路と、をさらに含み、
前記制御手段は、前記給油検出手段により前記給油開閉手段が開状態となったことを検出すると、前記ポンプを駆動させ、前記給油開閉手段が閉状態となったことを検出すると、前記ポンプの駆動を停止させる一方、
前記制御手段は、前記表示手段に前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨の表示がされている状態で、前記給油開閉手段が開状態から閉状態となったことを検出すると、前記表示手段の表示を前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨の表示に切り替えることを特徴とする。
本開示によれば、制御手段は、油槽に調理油が増油されない状態では、表示手段に第1調理モード及び第1定格量である旨を表示させ、油槽に調理油が増油されると、表示手段に第2調理モード及び第2定格量である旨を表示させるので、調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを防止できる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、手動操作で油槽に調理油が増油される際にも自動的に調理モード及び定格量の表示が切り替わるので、第2調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを効果的に防止できる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、手動操作でフィルタリング後に給油が行われる際にも自動的に調理モード及び定格量の表示が切り替わるので、第1調理モードに対応しない定格量の被調理部が誤って投入されることを効果的に防止できる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、手動操作で油槽に調理油が増油される際にも自動的に調理モード及び定格量の表示が切り替わるので、第2調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを効果的に防止できる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、手動操作でフィルタリング後に給油が行われる際にも自動的に調理モード及び定格量の表示が切り替わるので、第1調理モードに対応しない定格量の被調理部が誤って投入されることを効果的に防止できる。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、フライヤーの一例を示す斜視図、図2はフライヤーの概略図である。このフライヤー1は、器体2内の上部に、左右一対の油槽3,3を備えている。各油槽3内の底部には、加熱手段としての左右一対のパルス燃焼器4,4がそれぞれ設けられている。各パルス燃焼器4は、油槽3の前側の内壁に設けられる燃焼室5と、燃焼室5に接続されて油槽3内を蛇行状に引き回されるテールパイプ6とを有している。
なお、各油槽3及びその燃焼系、排気系の構成は左右同じであるため、以下は主に図1の左側の油槽3について説明する。
図1は、フライヤーの一例を示す斜視図、図2はフライヤーの概略図である。このフライヤー1は、器体2内の上部に、左右一対の油槽3,3を備えている。各油槽3内の底部には、加熱手段としての左右一対のパルス燃焼器4,4がそれぞれ設けられている。各パルス燃焼器4は、油槽3の前側の内壁に設けられる燃焼室5と、燃焼室5に接続されて油槽3内を蛇行状に引き回されるテールパイプ6とを有している。
なお、各油槽3及びその燃焼系、排気系の構成は左右同じであるため、以下は主に図1の左側の油槽3について説明する。
油槽3は、第1調理部7と第2調理部8とを有している。第1調理部7は、パルス燃焼器4の上側に形成され、上下方向に開口面積が変化しない角筒状となっている。第2調理部8は、第1調理部7の上側に位置し、第1調理部7の上端から上方へ行くに従って前後左右へ拡開する逆テーパ状に形成されている。第2調理部8の上端までが調理油の収容部となる。油槽3には、ポテト等の被調理物を収納したバスケット9が投入可能となっている。パルス燃焼器4,4の上側には、バスケット9を受ける網10が設けられている。
第1調理部7の上端面付近には、第1油面温度センサ11が設けられている。第2調理部8の上端面付近には、第2油面温度センサ12が設けられている。油槽3内でパルス燃焼器4のテールパイプ6の近傍には、調理用温度センサ13が設けられている。油槽3の下部外周面には、電気ヒータ33が設けられている。
第1調理部7の上端面付近には、第1油面温度センサ11が設けられている。第2調理部8の上端面付近には、第2油面温度センサ12が設けられている。油槽3内でパルス燃焼器4のテールパイプ6の近傍には、調理用温度センサ13が設けられている。油槽3の下部外周面には、電気ヒータ33が設けられている。
油槽3の後方で器体2の上部には、調理油を収容する増油タンク14が設けられている。増油タンク14の下面には、油槽3の後面で第2調理部8と繋がる増油管15が接続されている。増油管15には、手動操作で開閉する増油用バルブ16が設けられている。増油用バルブ16には、開閉状態を検出する増油開閉検出部(例えばリードスイッチ)55が設けられている。増油タンク14内には、収容された調理油の温度を検出する増油温度センサ17が設けられている。
増油タンク14の前面には、オーバーフロー部18が設けられている。オーバーフロー部18は、増油タンク14の前面に接続される配管や、増油タンク14の前面へ上下方向に形成される流路等によって形成される。オーバーフロー部18の上端は、増油タンク14の前面上部に形成された開口に接続されて垂下し、オーバーフロー部18の下端は、出口19を介して油槽3内の後部内面に繋がっている。よって、増油タンク14内の調理油が開口の下縁を超えると、オーバーフローした調理油は、出口19から油槽3の後部内面を伝って油槽3内に流下する。
増油タンク14の前面には、オーバーフロー部18が設けられている。オーバーフロー部18は、増油タンク14の前面に接続される配管や、増油タンク14の前面へ上下方向に形成される流路等によって形成される。オーバーフロー部18の上端は、増油タンク14の前面上部に形成された開口に接続されて垂下し、オーバーフロー部18の下端は、出口19を介して油槽3内の後部内面に繋がっている。よって、増油タンク14内の調理油が開口の下縁を超えると、オーバーフローした調理油は、出口19から油槽3の後部内面を伝って油槽3内に流下する。
油槽3の正面側外部には、エアチャンバ20が設けられている。エアチャンバ20内には、燃焼室5と連通する図示しない混合室が設けられている。混合室には、ガス電磁弁22を備えたガス導管21が接続されて、燃料ガスが供給される。また、混合室には、給気管23が接続されている。給気管23は、器体2の下部に設けられたファン24に接続されて、燃焼用空気が供給される。
パルス燃焼器4,4のテールパイプ6,6は、油槽3の下部で蛇行状に配設された後、エアチャンバ20から引き出される排気管25,25に接続されている。この排気管25,25は、器体2の後部に配設されるマフラー26,26を有している。マフラー26,26は、増油タンク14の後面に接触した状態で上向きに配設されて、燃焼排気を排出可能となっている。
増油タンク14及びマフラー26,26は、器体2に設けた排気管カバー27で覆われている。左右の排気管カバー27,27の前面には、保護カバー28が設けられている。保護カバー28には、バスケット9,9を吊り下げ支持するためのバスケットハンガー29,29が固定されている。オーバーフロー部18の出口19は、バスケットハンガー29の下側に設けられている。
パルス燃焼器4,4のテールパイプ6,6は、油槽3の下部で蛇行状に配設された後、エアチャンバ20から引き出される排気管25,25に接続されている。この排気管25,25は、器体2の後部に配設されるマフラー26,26を有している。マフラー26,26は、増油タンク14の後面に接触した状態で上向きに配設されて、燃焼排気を排出可能となっている。
増油タンク14及びマフラー26,26は、器体2に設けた排気管カバー27で覆われている。左右の排気管カバー27,27の前面には、保護カバー28が設けられている。保護カバー28には、バスケット9,9を吊り下げ支持するためのバスケットハンガー29,29が固定されている。オーバーフロー部18の出口19は、バスケットハンガー29の下側に設けられている。
器体2の底部には、底部にフィルタを備えたフィルタリングタンク30が設けられている。油槽3の底部には、排油管31が接続されて、排油管31を介して油槽3内の調理油をフィルタリングタンク30に排出可能となっている。排油管31には、手動操作で開弁する排油バルブ32が設けられている。
器体2の下部には、フィルタリングポンプ35が設けられている。フィルタリングポンプ35の吸込側は、フィルタリングタンク30の底部に吸込管36を介して接続されている。フィルタリングポンプ35の吐出側は、第1給油管37と第2給油管38とに分岐している。第1給油管37は、増油用バルブ16の上流側で増油管15に接続されている。第1給油管37には、手動操作で開閉する第1給油バルブ39が設けられている。第1給油バルブ39には、開閉状態を検出する給油開閉検出部(例えばリードスイッチ)56が設けられている。
第2給油管38は、油槽3の下部に接続されている。第2給油管38には、手動操作で開閉する第2給油バルブ40が設けられている。
器体2の下部には、フィルタリングポンプ35が設けられている。フィルタリングポンプ35の吸込側は、フィルタリングタンク30の底部に吸込管36を介して接続されている。フィルタリングポンプ35の吐出側は、第1給油管37と第2給油管38とに分岐している。第1給油管37は、増油用バルブ16の上流側で増油管15に接続されている。第1給油管37には、手動操作で開閉する第1給油バルブ39が設けられている。第1給油バルブ39には、開閉状態を検出する給油開閉検出部(例えばリードスイッチ)56が設けられている。
第2給油管38は、油槽3の下部に接続されている。第2給油管38には、手動操作で開閉する第2給油バルブ40が設けられている。
油槽3の下方には、一斗缶を用いた足し油タンク45が設けられている。足し油タンク45は、器体2に設けた置き台46上に設置されている。置き台46には、足し油タンク45を加熱する保温ヒータ47と、足し油タンク45の温度を検出するタンク温度センサ48とが設けられている。
足し油タンク45には、足し油管49の下端が差し込まれている。足し油管49の上端は、第2調理部8よりも上方で油槽3に接続されている。足し油管49には、上流側から、足し油ポンプ50と、足し油電磁弁51とが設けられている。
足し油タンク45には、足し油管49の下端が差し込まれている。足し油管49の上端は、第2調理部8よりも上方で油槽3に接続されている。足し油管49には、上流側から、足し油ポンプ50と、足し油電磁弁51とが設けられている。
器体2の正面上部には、フライコントローラ60が設けられている。フライコントローラ60は、操作パネル61を備えている。操作パネル61には、図3にも示すように、電源スイッチ62、複数の調理ボタン63,63・・、選択された調理モードやメンテナンスメニュー等の表示部64,64に加えて、調理モードを選択するモード選択ボタン65、定格量を表示する定格量表示ランプ66A,66Bが設けられている。定格量表示ランプ66Aが第1定格量、定格量表示ランプ66Bが第2定格量にそれぞれ対応している。
器体2の下部には、バーナコントローラ70が設けられている。バーナコントローラ70は、フライコントローラ60から指示される調理モードに従い、パルス燃焼器4のON/OFF制御を行って、ポテト等の被調理物の調理を行う。バーナコントローラ70には、第1、第2油面温度センサ11,12、調理用温度センサ13、増油温度センサ17、タンク温度センサ48、増油開閉検出部55、給油開閉検出部56等の検出信号が入力される。これらの検出信号や操作パネル61からの指示に基づいて、バーナコントローラ70は、パルス燃焼器4、ガス電磁弁22、ファン24、電気ヒータ33、フィルタリングポンプ35、保温ヒータ47、足し油ポンプ50、足し油電磁弁51等を制御する。
器体2の下部には、バーナコントローラ70が設けられている。バーナコントローラ70は、フライコントローラ60から指示される調理モードに従い、パルス燃焼器4のON/OFF制御を行って、ポテト等の被調理物の調理を行う。バーナコントローラ70には、第1、第2油面温度センサ11,12、調理用温度センサ13、増油温度センサ17、タンク温度センサ48、増油開閉検出部55、給油開閉検出部56等の検出信号が入力される。これらの検出信号や操作パネル61からの指示に基づいて、バーナコントローラ70は、パルス燃焼器4、ガス電磁弁22、ファン24、電気ヒータ33、フィルタリングポンプ35、保温ヒータ47、足し油ポンプ50、足し油電磁弁51等を制御する。
以上の如く構成されたフライヤー1においては、一度に調理する被調理物の量が、所定の第1定格量と、それよりも多い第2定格量との2種類に規定されて、第1定格量に対応する第1調理モード、第2定格量に対応する第2調理モードでそれぞれ調理可能となっている。増油タンク14内には、満杯状態(増油分)の調理油が収容されている。
(第1調理モード)
まず、第1定格量の被調理物を調理する場合、図4(A)に斜線で示すように、油槽3に、第1調理部7の上端まで調理油(第1油量)を貯留する。この状態で、調理者が操作パネル61の電源スイッチ62をONすると、第1油面温度センサ11で第1調理部7の上端までの調理油を確認したバーナコントローラ70は、ファン24を所定時間回転して給気した後、燃焼室5内で混合ガスを断続的に燃焼させてパルス燃焼器4をON/OFF動作させる。すなわち、燃焼室5内で混合ガスに点火して燃焼室5内で爆発燃焼させ、その燃焼に伴う燃焼室5内の圧力上昇によって燃焼排気をテールパイプ6へ強制的に排出する。そして、その燃焼排気の排出により負圧となる燃焼室5内に燃料ガスと燃焼用空気とを吸入する。このON/OFF動作が繰り返されることで、油槽3に貯留された調理油が加熱される。
バーナコントローラ70は、調理用温度センサ13から得られる検出温度を監視する。調理油の温度が所定の調理温度(例えば160℃)に到達したことを確認したら、フライコントローラ60は、操作パネル61の表示部64に調理OKの表示を出力する等して報知する。
(第1調理モード)
まず、第1定格量の被調理物を調理する場合、図4(A)に斜線で示すように、油槽3に、第1調理部7の上端まで調理油(第1油量)を貯留する。この状態で、調理者が操作パネル61の電源スイッチ62をONすると、第1油面温度センサ11で第1調理部7の上端までの調理油を確認したバーナコントローラ70は、ファン24を所定時間回転して給気した後、燃焼室5内で混合ガスを断続的に燃焼させてパルス燃焼器4をON/OFF動作させる。すなわち、燃焼室5内で混合ガスに点火して燃焼室5内で爆発燃焼させ、その燃焼に伴う燃焼室5内の圧力上昇によって燃焼排気をテールパイプ6へ強制的に排出する。そして、その燃焼排気の排出により負圧となる燃焼室5内に燃料ガスと燃焼用空気とを吸入する。このON/OFF動作が繰り返されることで、油槽3に貯留された調理油が加熱される。
バーナコントローラ70は、調理用温度センサ13から得られる検出温度を監視する。調理油の温度が所定の調理温度(例えば160℃)に到達したことを確認したら、フライコントローラ60は、操作パネル61の表示部64に調理OKの表示を出力する等して報知する。
次に、調理者がモード選択ボタン65で第1調理モードを選択する。すると、フライコントローラ60は、表示部64に第1調理モードである旨を表示させると共に、定格量表示ランプ66Aを点灯させて第1定格量であることを報知する。
この報知がなされたら、調理者は、第1定格量の被調理物を入れたバスケットを油槽3に投入する。このとき操作パネル61には、表示部64に第1調理モードの表示がなされて定格量表示ランプ66Aが点灯しているので、調理者が投入する被調理物の量を間違えるおそれは少なくなる。
そして、調理者が調理開始ボタン(ここでは左端の調理ボタン63)を押し操作すると、バーナコントローラ70は、第1定格量に対応して予め設定された第1調理時間とパルス燃焼器4の第1熱量とで被調理物の加熱調理を行う。そして、第1調理時間がタイムアップしたら、フライコントローラ60は、アラームを鳴らして調理終了を報知する。よって、調理者はバスケット9を油槽3から引き上げる。続けて第1定格量での調理を行う場合は、被調理物を投入して調理開始ボタンを押せば、同じ制御が繰り返される。
この報知がなされたら、調理者は、第1定格量の被調理物を入れたバスケットを油槽3に投入する。このとき操作パネル61には、表示部64に第1調理モードの表示がなされて定格量表示ランプ66Aが点灯しているので、調理者が投入する被調理物の量を間違えるおそれは少なくなる。
そして、調理者が調理開始ボタン(ここでは左端の調理ボタン63)を押し操作すると、バーナコントローラ70は、第1定格量に対応して予め設定された第1調理時間とパルス燃焼器4の第1熱量とで被調理物の加熱調理を行う。そして、第1調理時間がタイムアップしたら、フライコントローラ60は、アラームを鳴らして調理終了を報知する。よって、調理者はバスケット9を油槽3から引き上げる。続けて第1定格量での調理を行う場合は、被調理物を投入して調理開始ボタンを押せば、同じ制御が繰り返される。
(第1調理モードから第2調理モードへの切替)
第1調理モードから第2調理モードへ切り替える場合、増油タンク14から調理油を増油させる必要がある。
よって、調理者が増油用バルブ16を手動操作で開弁させると、図4(B)に斜線で示すように、増油タンク14内の増油分の調理油が、増油管15を介して油槽3の第2調理部8の上端まで供給され、増油タンク14は空となる。増油用バルブ16の開弁動作は、増油開閉検出部55によってバーナコントローラ70が検出する。
そして、増油用バルブ16が閉弁されてこの閉弁動作が増油開閉検出部55を介してバーナコントローラ70で検出されると、フライコントローラ60は、表示部64に第2調理モードである旨を表示すると共に、定格量表示ランプ66Aを消灯させて定格量表示ランプ66Bを点灯させ、第2定格量に切り替わったことを報知する。このモードの切替報知は、増油用バルブ16の開弁-閉弁を検出すれば直ちに行ってもよいし、開弁から閉弁までの間に所定の増油完了時間(例えば1分)をカウントし、当該時間の経過後に閉弁したことを確認してから行うようにしてもよい。閉弁後も暫くカウントする増油完了時間を設定してもよい。
一方、バーナコントローラ70は、油槽3に供給された調理油が第2調理部8の上端(第2油量)に達したことを第2油面温度センサ12によって確認すると、調理用温度センサ13から得られる検出温度を監視する。そして、調理油の温度が所定の調理温度に到達したことを確認すると、フライコントローラ60は、操作パネル61の表示部64に調理OKの表示を出力する等して報知する。
第1調理モードから第2調理モードへ切り替える場合、増油タンク14から調理油を増油させる必要がある。
よって、調理者が増油用バルブ16を手動操作で開弁させると、図4(B)に斜線で示すように、増油タンク14内の増油分の調理油が、増油管15を介して油槽3の第2調理部8の上端まで供給され、増油タンク14は空となる。増油用バルブ16の開弁動作は、増油開閉検出部55によってバーナコントローラ70が検出する。
そして、増油用バルブ16が閉弁されてこの閉弁動作が増油開閉検出部55を介してバーナコントローラ70で検出されると、フライコントローラ60は、表示部64に第2調理モードである旨を表示すると共に、定格量表示ランプ66Aを消灯させて定格量表示ランプ66Bを点灯させ、第2定格量に切り替わったことを報知する。このモードの切替報知は、増油用バルブ16の開弁-閉弁を検出すれば直ちに行ってもよいし、開弁から閉弁までの間に所定の増油完了時間(例えば1分)をカウントし、当該時間の経過後に閉弁したことを確認してから行うようにしてもよい。閉弁後も暫くカウントする増油完了時間を設定してもよい。
一方、バーナコントローラ70は、油槽3に供給された調理油が第2調理部8の上端(第2油量)に達したことを第2油面温度センサ12によって確認すると、調理用温度センサ13から得られる検出温度を監視する。そして、調理油の温度が所定の調理温度に到達したことを確認すると、フライコントローラ60は、操作パネル61の表示部64に調理OKの表示を出力する等して報知する。
この報知がなされたら、調理者は第2定格量の被調理物を入れたバスケット9を油槽3に投入する。このとき操作パネル61には、表示部64に第2調理モードの表示がなされて定格量表示ランプ66Bが点灯しているので、調理者が投入する被調理物の量を間違えるおそれは少なくなる。
そして、調理者が調理開始ボタンを押し操作すると、バーナコントローラ70は、第2定格量に対応して予め設定された第2調理時間と、第1調理モードの際の第1熱量よりも大きい第2熱量とで被調理物の加熱調理を行う。この第2熱量は、パルス燃焼器4に加えて電気ヒータ33も併せて作動させることで得られる。但し、電気ヒータ33を用いずに、パルス燃焼器4のみでガスインプットを大きくして第2熱量としてもよい。
第2調理時間がタイムアップしたら、フライコントローラ60は、アラームを鳴らして調理終了を報知する。調理者はバスケット9を油槽3から引き上げる。続けて第2定格量での調理を行う場合は、被調理物を投入して調理開始ボタンを押せば、同じ制御が繰り返される。
そして、調理者が調理開始ボタンを押し操作すると、バーナコントローラ70は、第2定格量に対応して予め設定された第2調理時間と、第1調理モードの際の第1熱量よりも大きい第2熱量とで被調理物の加熱調理を行う。この第2熱量は、パルス燃焼器4に加えて電気ヒータ33も併せて作動させることで得られる。但し、電気ヒータ33を用いずに、パルス燃焼器4のみでガスインプットを大きくして第2熱量としてもよい。
第2調理時間がタイムアップしたら、フライコントローラ60は、アラームを鳴らして調理終了を報知する。調理者はバスケット9を油槽3から引き上げる。続けて第2定格量での調理を行う場合は、被調理物を投入して調理開始ボタンを押せば、同じ制御が繰り返される。
(第2調理モードから第1調理モードへの切替)
第2調理モードから油量の少ない第1調理モードへ切り替える際、調理者は、図4(B)に示す第2油量の状態から、排油バルブ32を開弁させて、油槽3内の調理油を、図5(A)に斜線で示すように全てフィルタリングタンク30に落とし込む。
次に、第1給油管37の第1給油バルブ39を開弁状態、第2給油管38の第2給油バルブ40を閉弁状態、増油管15の増油用バルブ16を閉弁状態とする。すると、給油開閉検出部56によって第1給油バルブ39の開弁を検知したバーナコントローラ70は、フィルタリングポンプ35を駆動させる。よって、フィルタリングタンク30内の調理油が、フィルタリングされた後、第1給油管37及び増油管15を介して増油タンク14に供給される。増油タンク14が満杯になると、図5(B)に示すように、オーバーフロー部18を介して調理油が油槽3に供給される。
そして、フィルタリングタンク30が空になるまでフィルタリングを行うと、図4(A)に示すように、増油タンク14に供給された第2油量の調理油は、第1油量からの増油分のみを残してオーバーフロー部18を介して油槽3に供給される。すなわち、第1調理モードで使用される第1油量の調理油が油槽3に収容されることになる。
第2調理モードから油量の少ない第1調理モードへ切り替える際、調理者は、図4(B)に示す第2油量の状態から、排油バルブ32を開弁させて、油槽3内の調理油を、図5(A)に斜線で示すように全てフィルタリングタンク30に落とし込む。
次に、第1給油管37の第1給油バルブ39を開弁状態、第2給油管38の第2給油バルブ40を閉弁状態、増油管15の増油用バルブ16を閉弁状態とする。すると、給油開閉検出部56によって第1給油バルブ39の開弁を検知したバーナコントローラ70は、フィルタリングポンプ35を駆動させる。よって、フィルタリングタンク30内の調理油が、フィルタリングされた後、第1給油管37及び増油管15を介して増油タンク14に供給される。増油タンク14が満杯になると、図5(B)に示すように、オーバーフロー部18を介して調理油が油槽3に供給される。
そして、フィルタリングタンク30が空になるまでフィルタリングを行うと、図4(A)に示すように、増油タンク14に供給された第2油量の調理油は、第1油量からの増油分のみを残してオーバーフロー部18を介して油槽3に供給される。すなわち、第1調理モードで使用される第1油量の調理油が油槽3に収容されることになる。
そして、フィルタリングが完了して調理者が第1給油バルブ39を閉弁させ、この閉弁を給油開閉検出部56を介してバーナコントローラ70が検出すると、フィルタリングポンプ35の駆動を停止させる。
すると、バーナコントローラ70から給油開閉検出部56による第1給油バルブ39の閉弁情報を得たフライコントローラ60は、表示部64に第1調理モードである旨を表示すると共に、定格量表示ランプ66Bを消灯させて定格量表示ランプ66Aを点灯させる。このモードの切替報知も、第1給油バルブ39の開弁-閉弁を検出すれば直ちに行ってもよいし、開弁から閉弁までの間に所定の給油完了時間(例えば1分)をカウントし、当該時間の経過後に閉弁したことを確認してから行うようにしてもよい。閉弁後も暫くカウントする給油完了時間を設定してもよい。
すると、バーナコントローラ70から給油開閉検出部56による第1給油バルブ39の閉弁情報を得たフライコントローラ60は、表示部64に第1調理モードである旨を表示すると共に、定格量表示ランプ66Bを消灯させて定格量表示ランプ66Aを点灯させる。このモードの切替報知も、第1給油バルブ39の開弁-閉弁を検出すれば直ちに行ってもよいし、開弁から閉弁までの間に所定の給油完了時間(例えば1分)をカウントし、当該時間の経過後に閉弁したことを確認してから行うようにしてもよい。閉弁後も暫くカウントする給油完了時間を設定してもよい。
一方、バーナコントローラ70は、第1、第2調理モードでの運転中は、タンク温度センサ48から得られる検出温度を監視して、足し油タンク45で所定の保温温度が維持されるように保温ヒータ47をON/OFF制御する。
そして、第1、第2油面温度センサ11,12によって第1、第2調理モードの何れかで必要な調理油の減少を検知するか、或いは所定の調理回数に達するかすると、足し油ポンプ50を駆動させて足し油電磁弁51を開弁させる。すると、足し油タンク45内で液化された調理油が足し油管49を介して油槽3に直接供給される。
そして、第1、第2油面温度センサ11,12によって第1、第2調理モードの何れかで必要な調理油の減少を検知するか、或いは所定の調理回数に達するかすると、足し油ポンプ50を駆動させて足し油電磁弁51を開弁させる。すると、足し油タンク45内で液化された調理油が足し油管49を介して油槽3に直接供給される。
このように、上記形態のフライヤー1は、調理油が収容可能な油槽3と、所定量の調理油を貯留して油槽3へ増油可能な増油タンク14(増油貯留部)と、油槽3に設けられ、調理油を加熱するパルス燃焼器4(加熱手段)と、パルス燃焼器4を制御するバーナコントローラ70(制御手段)と、バーナコントローラ70による制御状態を表示する操作パネル61(表示手段)と、を含む。バーナコントローラ70は、油槽3に増油タンク14から調理油が増油されない状態では、所定の第1定格量の被調理物を加熱調理する所定の第1調理モードでパルス燃焼器4を制御し、油槽3に増油タンク14から調理油が増油された状態では、第1定格量よりも多い所定の第2定格量の被調理物を加熱調理する所定の第2調理モードでパルス燃焼器4を制御する。そして、バーナコントローラ70は、油槽3に増油タンク14から調理油が増油されない状態では、操作パネル61に第1調理モード及び第1定格量である旨を表示させる一方、油槽3に増油タンク14から調理油が増油されると、操作パネル61に第2調理モード及び第2定格量である旨を表示させる。
この構成によれば、調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを防止できる。
この構成によれば、調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを防止できる。
特に、フライヤー1は、増油タンク14から油槽3に接続される増油管15と、増油管15を手動操作で開閉可能な増油用バルブ16(増油開閉手段)と、増油用バルブ16の開閉状態を検出する増油開閉検出部55(増油検出手段)と、をさらに含み、バーナコントローラ70は、増油開閉検出部55により増油用バルブ16が開状態から閉状態になったことを検出すると、操作パネル61の表示を、第1調理モード及び第1定格量である旨の表示から第2調理モード及び第2定格量である旨の表示に切り替える。
よって、手動操作で調理油が増油される際にも自動的に調理モード及び定格量の表示が切り替わるので、第2調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを効果的に防止できる。
よって、手動操作で調理油が増油される際にも自動的に調理モード及び定格量の表示が切り替わるので、第2調理モードに対応しない定格量の被調理物が誤って投入されることを効果的に防止できる。
また、フライヤー1は、油槽3内の調理油をフィルタリングするフィルタリングタンク30と、フィルタリングタンク30と増油タンク14とを接続する第1給油管37(給油管)と、第1給油管37に設けられるフィルタリングポンプ35(ポンプ)と、第1給油管37を手動操作で開閉可能な第1給油バルブ39(給油開閉手段)と、第1給油バルブ39の開閉状態を検出する給油開閉検出部56(給油検出手段)と、増油タンク14からオーバーフローした調理油を油槽3に導くオーバーフロー部18(オーバーフロー経路)と、をさらに含む。そして、バーナコントローラ70は、給油開閉検出部56により第1給油バルブ39が開状態となったことを検出すると、フィルタリングポンプ35を駆動させ、第1給油バルブ39が閉状態となったことを検出すると、フィルタリングポンプ35の駆動を停止させる一方、バーナコントローラ70は、操作パネル61に第2調理モード及び第2定格量である旨の表示がされている状態で、第1給油バルブ39が開状態から閉状態となったことを検出すると、操作パネル61の表示を第1調理モード及び第1定格量である旨の表示に切り替える。
よって、手動操作でフィルタリング後に給油が行われる際にも自動的に調理モード及び定格量の表示が切り替わるので、第1調理モードに対応しない定格量の被調理部が誤って投入されることを効果的に防止できる。
よって、手動操作でフィルタリング後に給油が行われる際にも自動的に調理モード及び定格量の表示が切り替わるので、第1調理モードに対応しない定格量の被調理部が誤って投入されることを効果的に防止できる。
以下、変更例について説明する。
操作パネルへの第1、第2調理モードの表示及び、第1、第2定格量の表示は、上記形態に限らない。例えば、第1、第2調理モードの表示もランプにしたり、逆に第1、第2定格量の表示も表示部で行ったりしてもよい。音声による報知を併用してもよい。
上記形態では、第1調理モード及び第2調理モードにそれぞれ移行し終わったタイミングで調理モード及び定格量の表示が切り替わる構成としているが、これに加えて、増油を開始したり、フィルタリング後の給油を開始したりした後の調理モードの移行の途中に、切り替わり後の調理モード及び定格量を点滅表示させ、調理モードの移行終了と共に点滅も終了させて調理モード及び定格量を表示させるようにしてもよい。このように点滅表示させれば、調理者は調理モードの移行中であって調理不能であることを容易に把握できる。
調理モード及び定格量の表示手段は、操作パネルと別に設置してもよい。例えば油槽の後側で保護カバー又は排気管カバーに表示部を設ける等してもよい。
上記形態では、増油及びフィルタリング後の給油をそれぞれ手動で行う場合にそれを検知して各調理モード及び定格量の表示の切り替えを行うようにしているが、操作パネルでの操作で増油及びフィルタリング後の給油をそれぞれ自動的に行う場合にも、各調理モード及び定格量の表示の切り替えを行うようにしてもよい。
操作パネルへの第1、第2調理モードの表示及び、第1、第2定格量の表示は、上記形態に限らない。例えば、第1、第2調理モードの表示もランプにしたり、逆に第1、第2定格量の表示も表示部で行ったりしてもよい。音声による報知を併用してもよい。
上記形態では、第1調理モード及び第2調理モードにそれぞれ移行し終わったタイミングで調理モード及び定格量の表示が切り替わる構成としているが、これに加えて、増油を開始したり、フィルタリング後の給油を開始したりした後の調理モードの移行の途中に、切り替わり後の調理モード及び定格量を点滅表示させ、調理モードの移行終了と共に点滅も終了させて調理モード及び定格量を表示させるようにしてもよい。このように点滅表示させれば、調理者は調理モードの移行中であって調理不能であることを容易に把握できる。
調理モード及び定格量の表示手段は、操作パネルと別に設置してもよい。例えば油槽の後側で保護カバー又は排気管カバーに表示部を設ける等してもよい。
上記形態では、増油及びフィルタリング後の給油をそれぞれ手動で行う場合にそれを検知して各調理モード及び定格量の表示の切り替えを行うようにしているが、操作パネルでの操作で増油及びフィルタリング後の給油をそれぞれ自動的に行う場合にも、各調理モード及び定格量の表示の切り替えを行うようにしてもよい。
フライヤーは、フライコントローラとバーナコントローラとが別々に設けられるものに限らず、フライコントローラとバーナコントローラとの両機能を有するコントローラを1つ備えるものであってもよい。
加熱手段は、パルス燃焼器のみで形成してもよいし、電気ヒータのみで形成してもよい。また、加熱手段は、油槽の外部に設けたガスバーナのみで形成してもよい。さらに、加熱手段は、パルス燃焼器と電気ヒータとの組み合わせ以外の組み合わせで形成してもよい。
上記形態では、油槽が左右一対設けられているが、油槽は1つでもよいし、逆に3つ以上あってもよい。
本開示は、油槽の開口を蓋体で閉塞する圧力フライヤーであっても適用可能である。
加熱手段は、パルス燃焼器のみで形成してもよいし、電気ヒータのみで形成してもよい。また、加熱手段は、油槽の外部に設けたガスバーナのみで形成してもよい。さらに、加熱手段は、パルス燃焼器と電気ヒータとの組み合わせ以外の組み合わせで形成してもよい。
上記形態では、油槽が左右一対設けられているが、油槽は1つでもよいし、逆に3つ以上あってもよい。
本開示は、油槽の開口を蓋体で閉塞する圧力フライヤーであっても適用可能である。
1・・フライヤー、2・・器体、3・・油槽、4・・パルス燃焼器、5・・燃焼室、6・・テールパイプ、7・・第1調理部、8・・第2調理部、9・・バスケット、11・・第1油面温度センサ、12・・第2油面温度センサ、13・・調理用温度センサ、14・・増油タンク、15・・増油管、16・・増油用バルブ、18・・オーバーフロー部、22・・ガス電磁弁、30・・フィルタリングタンク、35・・フィルタリングポンプ、37・・第1給油管、38・・第2給油管、39・・第1給油バルブ、40・・第2給油バルブ、55・・増油開閉検出部、56・・給油開閉検出部、60・・フライコントローラ、61・・操作パネル、62・・電源スイッチ、63・・調理ボタン、64・・表示部、65・・モード選択ボタン、66A,66B・・定格量表示ランプ、70・・バーナコントローラ。
Claims (3)
- 調理油が収容可能な油槽と、
所定量の調理油を貯留して前記油槽へ増油可能な増油貯留部と、
前記油槽に設けられ、調理油を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段を制御する制御手段と、
前記制御手段による制御状態を表示する表示手段と、を含み、
前記制御手段は、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されない状態では、所定の第1定格量の被調理物を加熱調理する所定の第1調理モードで前記加熱手段を制御し、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油された状態では、前記第1定格量よりも多い所定の第2定格量の被調理物を加熱調理する所定の第2調理モードで前記加熱手段を制御するフライヤーであって、
前記制御手段は、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されない状態では、前記表示手段に前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨を表示させる一方、前記油槽に前記増油貯留部から調理油が増油されると、前記表示手段に前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨を表示させることを特徴とするフライヤー。 - 前記増油貯留部から前記油槽に接続される増油管と、前記増油管を手動操作で開閉可能な増油開閉手段と、前記増油開閉手段の開閉状態を検出する増油検出手段と、をさらに含み、
前記制御手段は、前記増油検出手段により前記増油開閉手段が開状態から閉状態になったことを検出すると、前記表示手段の表示を、前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨の表示から前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨の表示に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のフライヤー。 - 前記油槽内の調理油をフィルタリングするフィルタリングタンクと、前記フィルタリングタンクと前記増油貯留部とを接続する給油管と、前記給油管に設けられるポンプと、前記給油管を手動操作で開閉可能な給油開閉手段と、前記給油開閉手段の開閉状態を検出する給油検出手段と、前記増油貯留部からオーバーフローした調理油を前記油槽に導くオーバーフロー経路と、をさらに含み、
前記制御手段は、前記給油検出手段により前記給油開閉手段が開状態となったことを検出すると、前記ポンプを駆動させ、前記給油開閉手段が閉状態となったことを検出すると、前記ポンプの駆動を停止させる一方、
前記制御手段は、前記表示手段に前記第2調理モード及び前記第2定格量である旨の表示がされている状態で、前記給油開閉手段が開状態から閉状態となったことを検出すると、前記表示手段の表示を前記第1調理モード及び前記第1定格量である旨の表示に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載のフライヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021163621A JP2023054648A (ja) | 2021-10-04 | 2021-10-04 | フライヤー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021163621A JP2023054648A (ja) | 2021-10-04 | 2021-10-04 | フライヤー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023054648A true JP2023054648A (ja) | 2023-04-14 |
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ID=85874177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021163621A Pending JP2023054648A (ja) | 2021-10-04 | 2021-10-04 | フライヤー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023054648A (ja) |
-
2021
- 2021-10-04 JP JP2021163621A patent/JP2023054648A/ja active Pending
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