JP2023067568A - フライヤー - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの調理モードの何れの場合でも油面の位置の検出を適切に行う。【解決手段】フライヤー1は、油槽3内で第1定格油量での油面位置よりも下方に配置されて調理油の温度を検出する第1油面温度センサ11と、油槽3内で当該油面位置よりも上方に配置されて調理油の温度を検出する第2油面温度センサ12と、増油手段による増油及び減油手段による減油を検出する増油開閉検出部55及び給油開閉検出部56と、をさらに備える。バーナコントローラ70は、増油開閉検出部55によって増油手段による増油動作を検出しない場合は、第1油面温度センサ11の検出温度に基づいて油面の位置を検出し、増油開閉検出部55によって増油手段による増油動作を検出した場合は、第2油面温度センサ12の検出温度に基づいて油面の位置を検出する。【選択図】図2

Description

本開示は、調理油を油槽内で加熱し、当該油槽に被調理物を投入して加熱調理する業務用のフライヤーに関する。
フライヤーは、油槽に収容した調理油をバーナやパルス燃焼器等の加熱手段によって所定の調理温度まで加熱することで、油槽に投入されたポテト等の被調理物を加熱調理する。
油槽には、特許文献1に開示されるように、調理油の温度制御用の温調サーミスタの他、油面の位置を検出する油面サーミスタが設けられている。調理油の油面が油面サーミスタから低下すると、油面サーミスタの検出温度が低下するため、フライヤーの制御手段は、油面サーミスタの検出温度を監視して油面の高さを検出し、油面の位置が許容高さを下回ると、エラー報知や加熱調理の停止等を行って空焚きを防止するようにしている。
一方、フライヤーには、特許文献2に開示されるように、油槽へ収容される調理油が所定の定格油量で、且つ被調理物が所定の第1定格量である場合に、加熱手段を所定の第1熱量で制御する第1調理モードと、調理油が定格油量よりも増油された状態で、且つ被調理物が第1定格量よりも多い所定の第2定格量である場合に、加熱手段を第1熱量よりも大きい所定の第2熱量で制御する第2調理モードとが実行可能となっているものが知られている。定格油量からの増油は、油槽の後方に設けた増油タンクから調理油を補充することで行うようになっている。
特開2016-120291号公報 特開2020-22577号公報
特許文献2のように油量が異なる2つの調理モードを実行するフライヤーにおいては、定格油量から増油されても、1つの油面サーミスタでは増油された状態を検出できない。これは増油状態から定格油量に減油された場合も同様である。
よって、定格油量の位置を境として上下に2つの油面サーミスタを設けることが考えられるが、例えば調理者が任意のタイミングで増油タンクからのバルブを手動で開いて増油するような場合及び、調理者が任意のタイミングで油槽のバルブを手動で開いて減油するような場合、制御手段は増油状態及び減油状態を検出できないため、第2調理モード及び第1調理モードでの適切な油面の位置の検出が行えなくなる。
そこで、本開示は、2つの調理モードの何れの場合でも油面の位置の検出を適切に行うことができるフライヤーを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示は、調理油を収容可能な油槽と、
前記油槽へ調理油を増油可能な増油手段と、
前記油槽から調理油を減油可能な減油手段と、
前記油槽に設けられ、調理油を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段を制御する制御手段と、を含み、
前記制御手段は、前記増油手段によって増油されない所定の定格油量で前記加熱手段を制御して被調理物を加熱調理する第1調理モードと、前記増油手段によって増油された状態で前記加熱手段を制御して被調理物を加熱調理する第2調理モードとが実行可能なフライヤーであって、
前記油槽内で前記定格油量での油面位置よりも下方に配置されて調理油の温度を検出する第1油面温度センサと、
前記油槽内で前記油面位置よりも上方に配置されて調理油の温度を検出する第2油面温度センサと、
前記増油手段による増油動作及び前記減油手段による減油動作を検出する増減油検出手段と、をさらに備え、
前記制御手段は、前記増減油検出手段によって前記増油手段の増油動作を検出しない場合は、前記第1油面温度センサの検出温度に基づいて油面の位置を検出し、前記増減油検出手段によって前記増油手段の増油動作を検出した場合は、前記第2油面温度センサの検出温度に基づいて油面の位置を検出することを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記制御手段は、前記第2油面温度センサの検出温度に基づいて油面の位置を検出している状態で、前記増減油検出手段によって前記減油手段の減油動作が検出されると、前記第1油面温度センサの検出温度に基づく油面の位置の検出に切り替えることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記増油手段は、所定量の調理油を貯留可能な増油タンクと、前記増油タンクから前記油槽に接続される増油管と、前記増油管を手動操作で開閉可能な増油開閉手段と、を含み、
前記増減油検出手段は、前記増油開閉手段の開閉状態に基づいて増油動作の有無を検出することを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記減油手段は、前記油槽内の調理油をフィルタリングするフィルタリングタンクと、前記フィルタリングタンクと前記増油タンクとを接続する給油管と、前記給油管に設けられるポンプと、前記給油管を手動操作で開閉可能な給油開閉手段と、前記増油タンクからオーバーフローした調理油を前記油槽に導くオーバーフロー経路と、を含み、
前記増減油検出手段は、前記給油開閉手段の開閉状態に基づいて減油動作の有無を検出することを特徴とする。
本開示によれば、油面の位置を検出する油面温度センサが、調理油の増油動作に連動して第2油面温度センサへ自動的に切り替わるため、増油された状態での適切な油面の位置の検出が行える。よって、第2調理モードで加熱調理を行うのに適切な量の調理油が油槽内に貯留されているかどうかを確実に検出することができる。また、調理者による油面温度センサの切り替え操作が不要となるため、余計な負担が生じない。
本開示の別の態様によれば、制御手段は、第2油面温度センサの検出温度に基づいて油面の位置を検出している状態で、増減油検出手段によって減油手段の減油動作が検出されると、第1油面温度センサの検出温度に基づく油面の位置の検出に切り替える。よって、上記効果に加えて、調理油が減油された状態での適切な油面の位置の検出が行え、第1調理モードで加熱調理を行うのに適切な量の調理油が油槽内に貯留されているかどうかを確実に検出することができ、空焚き等が防止可能となる。
本開示の別の態様によれば、増油手段は、所定量の調理油を貯留可能な増油タンクと、増油タンクから油槽に接続される増油管と、増油管を手動操作で開閉可能な増油開閉手段と、を含み、増減油検出手段は、増油開閉手段の開閉状態に基づいて増油動作の有無を検出する。よって、上記効果に加えて、制御手段が手動による増油動作を確実に検出して油面温度センサの切り替えを行うことができる。
本開示の別の態様によれば、減油手段は、油槽内の調理油をフィルタリングするフィルタリングタンクと、フィルタリングタンクと増油タンクとを接続する給油管と、給油管に設けられるポンプと、給油管を手動操作で開閉可能な給油開閉手段と、増油タンクからオーバーフローした調理油を油槽に導くオーバーフロー経路と、を含み、増減油検出手段は、給油開閉手段の開閉状態に基づいて減油動作の有無を検出する。よって、上記効果に加えて、制御手段が手動による減油動作を確実に検出して油面温度センサの切り替えを行うことができる。
フライヤーの斜視図である。 フライヤーの概略図である。 操作パネルの説明図である。 (A)は第1調理モードの調理油の収容状態、(B)は第2調理モードの超理由の収容状態をそれぞれ示す。 (A)はフィルタリングタンクへ調理油を落とし込んだ状態、(B)は増油タンクからオーバーフローした状態をそれぞれ示す。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、フライヤーの一例を示す斜視図、図2はフライヤーの概略図である。このフライヤー1は、器体2内の上部に、左右一対の油槽3,3を備えている。各油槽3内の底部には、加熱手段としての左右一対のパルス燃焼器4,4がそれぞれ設けられている。各パルス燃焼器4は、油槽3の前側の内壁に設けられる燃焼室5と、燃焼室5に接続されて油槽3内を蛇行状に引き回されるテールパイプ6とを有している。
なお、各油槽3及びその燃焼系、排気系の構成は左右同じであるため、以下は主に図1の左側の油槽3について説明する。
油槽3は、第1調理部7と第2調理部8とを有している。第1調理部7は、パルス燃焼器4の上側に形成され、上下方向に開口面積が変化しない角筒状となっている。第2調理部8は、第1調理部7の上側に位置し、第1調理部7の上端から上方へ行くに従って前後左右へ拡開する逆テーパ状に形成されている。第2調理部8の上端までが調理油の収容部となる。油槽3には、ポテト等の被調理物を収納したバスケット9が投入可能となっている。パルス燃焼器4,4の上側には、バスケット9を受ける網10が設けられている。
第1調理部7の上端面付近には、第1油面温度センサ11が設けられている。第2調理部8の上端面付近には、第2油面温度センサ12が設けられている。油槽3内でパルス燃焼器4のテールパイプ6の近傍には、調理用温度センサ13が設けられている。各温度センサには、サーミスタが用いられている。油槽3の下部外周面には、電気ヒータ33が設けられている。
油槽3の後方で器体2の上部には、調理油を収容する増油タンク14が設けられている。増油タンク14の下面には、油槽3の後面で第2調理部8と繋がる増油管15が接続されている。増油管15には、手動操作で開閉する増油用バルブ16が設けられている。増油用バルブ16には、開閉状態を検出する増油開閉検出部(例えばリードスイッチ)55が設けられている。増油タンク14内には、収容された調理油の温度を検出する増油温度センサ17が設けられている。
増油タンク14の前面には、オーバーフロー部18が設けられている。オーバーフロー部18は、増油タンク14の前面に接続される配管や、増油タンク14の前面へ上下方向に形成される流路等によって形成される。オーバーフロー部18の上端は、増油タンク14の前面上部に形成された開口に接続されて垂下し、オーバーフロー部18の下端は、出口19を介して油槽3内の後部内面に繋がっている。よって、増油タンク14内の調理油が開口の下縁を超えると、オーバーフローした調理油は、出口19から油槽3の後部内面を伝って油槽3内に流下する。
油槽3の正面側外部には、エアチャンバ20が設けられている。エアチャンバ20内には、燃焼室5と連通する図示しない混合室が設けられている。混合室には、ガス電磁弁22を備えたガス導管21が接続されて、燃料ガスが供給される。また、混合室には、給気管23が接続されている。給気管23は、器体2の下部に設けられたファン24に接続されて、燃焼用空気が供給される。
パルス燃焼器4,4のテールパイプ6,6は、油槽3の下部で蛇行状に配設された後、エアチャンバ20から引き出される排気管25,25に接続されている。この排気管25,25は、器体2の後部に配設されるマフラー26,26を有している。マフラー26,26は、増油タンク14の後面に接触した状態で上向きに配設されて、燃焼排気を排出可能となっている。
増油タンク14及びマフラー26,26は、器体2に設けた排気管カバー27で覆われている。左右の排気管カバー27,27の前面には、保護カバー28が設けられている。保護カバー28には、バスケット9,9を吊り下げ支持するためのバスケットハンガー29,29が固定されている。オーバーフロー部18の出口19は、バスケットハンガー29の下側に設けられている。
器体2の底部には、底部にフィルタを備えたフィルタリングタンク30が設けられている。油槽3の底部には、排油管31が接続されて、排油管31を介して油槽3内の調理油をフィルタリングタンク30に排出可能となっている。排油管31には、手動操作で開弁する排油バルブ32が設けられている。
器体2の下部には、フィルタリングポンプ35が設けられている。フィルタリングポンプ35の吸込側は、フィルタリングタンク30の底部に吸込管36を介して接続されている。フィルタリングポンプ35の吐出側は、第1給油管37と第2給油管38とに分岐している。第1給油管37は、増油用バルブ16の上流側で増油管15に接続されている。第1給油管37には、手動操作で開閉する第1給油バルブ39が設けられている。第1給油バルブ39には、開閉状態を検出する給油開閉検出部(例えばリードスイッチ)56が設けられている。
第2給油管38は、油槽3の下部に接続されている。第2給油管38には、手動操作で開閉する第2給油バルブ40が設けられている。
油槽3の下方には、一斗缶を用いた足し油タンク45が設けられている。足し油タンク45は、器体2に設けた置き台46上に設置されている。置き台46には、足し油タンク45を加熱する保温ヒータ47と、足し油タンク45の温度を検出するタンク温度センサ48とが設けられている。
足し油タンク45には、足し油管49の下端が差し込まれている。足し油管49の上端は、第2調理部8よりも上方で油槽3に接続されている。足し油管49には、上流側から、足し油ポンプ50と、足し油電磁弁51とが設けられている。
器体2の正面上部には、フライコントローラ60が設けられている。フライコントローラ60は、操作パネル61を備えている。操作パネル61には、図3にも示すように、電源スイッチ62、複数の調理ボタン63,63・・、選択された調理モードやメンテナンスメニュー等の表示部64,64に加えて、調理モードを選択するモード選択ボタン65、定格量を表示する定格量表示ランプ66A,66Bが設けられている。定格量表示ランプ66Aが第1定格量、定格量表示ランプ66Bが第2定格量にそれぞれ対応している。
器体2の下部には、バーナコントローラ70が設けられている。バーナコントローラ70は、フライコントローラ60から指示される調理モードに従い、パルス燃焼器4のON/OFF制御を行って、ポテト等の被調理物の調理を行う。バーナコントローラ70には、第1、第2油面温度センサ11,12、調理用温度センサ13、増油温度センサ17、タンク温度センサ48、増油開閉検出部55、給油開閉検出部56等の検出信号が入力される。これらの検出信号や操作パネル61からの指示に基づいて、バーナコントローラ70は、パルス燃焼器4、ガス電磁弁22、ファン24、電気ヒータ33、フィルタリングポンプ35、保温ヒータ47、足し油ポンプ50、足し油電磁弁51等を制御する。
以上の如く構成されたフライヤー1においては、一度に調理する被調理物の量が、所定の第1定格量と、それよりも多い第2定格量との2種類に規定されて、第1定格量に対応する第1調理モード、第2定格量に対応する第2調理モードでそれぞれ調理可能となっている。増油タンク14内には、満杯状態(後述する第1定格油量から第2定格油量までの増油分)の調理油が収容されている。
(第1調理モード)
まず、第1定格量の被調理物を調理する場合、図4(A)に斜線で示すように、油槽3に、第1調理部7の上端まで調理油(第1定格油量)を貯留する。この状態で、調理者が操作パネル61の電源スイッチ62をONすると、第1油面温度センサ11で第1調理部7の上端までの調理油を確認したバーナコントローラ70は、ファン24を所定時間回転して給気した後、燃焼室5内で混合ガスを断続的に燃焼させてパルス燃焼器4をON/OFF動作させる。すなわち、燃焼室5内で混合ガスに点火して燃焼室5内で爆発燃焼させ、その燃焼に伴う燃焼室5内の圧力上昇によって燃焼排気をテールパイプ6へ強制的に排出する。そして、その燃焼排気の排出により負圧となる燃焼室5内に燃料ガスと燃焼用空気とを吸入する。このON/OFF動作が繰り返されることで、油槽3に貯留された調理油が加熱される。
バーナコントローラ70は、調理用温度センサ13から得られる検出温度を監視する。調理油の温度が所定の調理温度(例えば160℃)に到達したことを確認したら、フライコントローラ60は、操作パネル61の表示部64に調理OKの表示を出力する等して報知する。
次に、調理者がモード選択ボタン65で第1調理モードを選択する。すると、フライコントローラ60は、表示部64に第1調理モードである旨を表示させると共に、定格量表示ランプ66Aを点灯させて第1定格量であることを報知する。
この報知がなされたら、調理者は、第1定格量の被調理物を入れたバスケットを油槽3に投入する。このとき操作パネル61には、表示部64に第1調理モードの表示がなされて定格量表示ランプ66Aが点灯しているので、調理者が投入する被調理物の量を間違えるおそれは少なくなる。
そして、調理者が調理開始ボタン(ここでは左端の調理ボタン63)を押し操作すると、バーナコントローラ70は、第1定格量に対応して予め設定された第1調理時間とパルス燃焼器4の第1熱量とで被調理物の加熱調理を行う。そして、第1調理時間がタイムアップしたら、フライコントローラ60は、アラームを鳴らして調理終了を報知する。よって、調理者はバスケット9を油槽3から引き上げる。続けて第1定格量での調理を行う場合は、被調理物を投入して調理開始ボタンを押せば、同じ制御が繰り返される。
(第1調理モードから第2調理モードへの切替)
第1調理モードから第2調理モードへ切り替える場合、増油タンク14から調理油を増油させる必要がある。
よって、調理者が増油用バルブ16を手動操作で開弁させると、図4(B)に斜線で示すように、増油タンク14内の増油分の調理油が、増油管15を介して油槽3の第2調理部8の上端まで供給され、増油タンク14は空となる。増油用バルブ16の開弁動作は、増油開閉検出部55によってバーナコントローラ70が検出する。
そして、増油用バルブ16が閉弁されてこの閉弁動作が増油開閉検出部55を介してバーナコントローラ70で検出されると、フライコントローラ60は、表示部64に第2調理モードである旨を表示すると共に、定格量表示ランプ66Aを消灯させて定格量表示ランプ66Bを点灯させ、第2定格量に切り替わったことを報知する。このモードの切替報知は、増油用バルブ16の開弁-閉弁を検出すれば直ちに行ってもよいし、開弁から閉弁までの間に所定の増油完了時間(例えば1分)をカウントし、当該時間の経過後に閉弁したことを確認してから行うようにしてもよい。閉弁後も暫くカウントする増油完了時間を設定してもよい。
一方、バーナコントローラ70は、増油開閉検出部55によって増油用バルブ16の開弁動作を検出すると、油面位置の検出を行うセンサを第2油面温度センサ12に切り替える。
よって、油槽3に供給された調理油が第2調理部8の上端(第2定格油量)に達したことを第2油面温度センサ12によって確認すると、調理用温度センサ13から得られる検出温度を監視する。そして、調理油の温度が所定の調理温度に到達したことを確認すると、フライコントローラ60は、操作パネル61の表示部64に調理OKの表示を出力する等して報知する。
この報知がなされたら、調理者は第2定格量の被調理物を入れたバスケット9を油槽3に投入する。このとき操作パネル61には、表示部64に第2調理モードの表示がなされて定格量表示ランプ66Bが点灯しているので、調理者が投入する被調理物の量を間違えるおそれは少なくなる。
そして、調理者が調理開始ボタンを押し操作すると、バーナコントローラ70は、第2定格量に対応して予め設定された第2調理時間と、第1調理モードの際の第1熱量よりも大きい第2熱量とで被調理物の加熱調理を行う。この第2熱量は、パルス燃焼器4に加えて電気ヒータ33も併せて作動させることで得られる。但し、電気ヒータ33を用いずに、パルス燃焼器4のみでガスインプットを大きくして第2熱量としてもよい。
第2調理時間がタイムアップしたら、フライコントローラ60は、アラームを鳴らして調理終了を報知する。調理者はバスケット9を油槽3から引き上げる。続けて第2定格量での調理を行う場合は、被調理物を投入して調理開始ボタンを押せば、同じ制御が繰り返される。
(第2調理モードから第1調理モードへの切替)
第2調理モードから油量の少ない第1調理モードへ切り替える際、調理者は、図4(B)に示す第2定格油量の状態から、排油バルブ32を開弁させて、油槽3内の調理油を、図5(A)に斜線で示すように全てフィルタリングタンク30に落とし込む。
次に、第1給油管37の第1給油バルブ39を開弁状態、第2給油管38の第2給油バルブ40を閉弁状態、増油管15の増油用バルブ16を閉弁状態とする。すると、給油開閉検出部56によって第1給油バルブ39の開弁を検知したバーナコントローラ70は、フィルタリングポンプ35を駆動させる。よって、フィルタリングタンク30内の調理油が、フィルタリングされた後、第1給油管37及び増油管15を介して増油タンク14に供給される。増油タンク14が満杯になると、図5(B)に示すように、オーバーフロー部18を介して調理油が油槽3に供給される。
そして、フィルタリングタンク30が空になるまでフィルタリングを行うと、図4(A)に示すように、増油タンク14に供給された第2定格油量の調理油は、第1定格油量からの増油分のみを残してオーバーフロー部18を介して油槽3に供給される。すなわち、第1調理モードで使用される第1定格油量の調理油が油槽3に収容されることになる。
そして、フィルタリングが完了して調理者が第1給油バルブ39を閉弁させ、この閉弁を給油開閉検出部56を介してバーナコントローラ70が検出すると、フィルタリングポンプ35の駆動を停止させる。
すると、バーナコントローラ70から給油開閉検出部56による第1給油バルブ39の閉弁情報を得たフライコントローラ60は、表示部64に第1調理モードである旨を表示すると共に、定格量表示ランプ66Bを消灯させて定格量表示ランプ66Aを点灯させる。このモードの切替報知も、第1給油バルブ39の開弁-閉弁を検出すれば直ちに行ってもよいし、開弁から閉弁までの間に所定の給油完了時間(例えば1分)をカウントし、当該時間の経過後に閉弁したことを確認してから行うようにしてもよい。閉弁後も暫くカウントする給油完了時間を設定してもよい。
また、バーナコントローラ70は、給油開閉検出部56によって第1給油バルブ39の開弁動作を検出すると、油面位置の検出を行うセンサを第1油面温度センサ11に切り替えて、前述の第1調理モードを実行する。
一方、バーナコントローラ70は、第1、第2調理モードでの運転中は、タンク温度センサ48から得られる検出温度を監視して、足し油タンク45で所定の保温温度が維持されるように保温ヒータ47をON/OFF制御する。
そして、第1、第2油面温度センサ11,12によって第1、第2調理モードの何れかで必要な調理油の減少を検知するか、或いは所定の調理回数に達するかすると、足し油ポンプ50を駆動させて足し油電磁弁51を開弁させる。すると、足し油タンク45内で液化された調理油が足し油管49を介して油槽3に直接供給される。
このように、上記形態のフライヤー1は、調理油を収容可能な油槽3と、油槽3へ調理油を増油可能な増油タンク14、増油管15、増油用バルブ16からなる増油手段と、油槽3から調理油を減油可能なフィルタリングタンク30、第1給油管37、フィルタリングポンプ35、第1給油バルブ39、オーバーフロー部18からなる減油手段と、油槽3に設けられ、調理油を加熱するパルス燃焼器4(加熱手段)と、パルス燃焼器4を制御するバーナコントローラ70(制御手段)と、を含む。バーナコントローラ70は、増油手段によって増油されない所定の第1定格油量でパルス燃焼器4を制御して被調理物を加熱調理する第1調理モードと、増油手段によって増油された状態でパルス燃焼器4を制御して被調理物を加熱調理する第2調理モードとが実行可能である。
また、フライヤー1は、油槽3内で第1定格油量での油面位置よりも下方に配置されて調理油の温度を検出する第1油面温度センサ11と、油槽3内で当該油面位置よりも上方に配置されて調理油の温度を検出する第2油面温度センサ12と、増油手段による増油動作及び減油手段による減油動作を検出する増油開閉検出部55及び給油開閉検出部56(増減油検出手段)と、をさらに備える。
そして、バーナコントローラ70は、増油開閉検出部55によって増油手段の増油動作を検出しない場合は、第1油面温度センサ11の検出温度に基づいて油面の位置を検出し、増油開閉検出部55によって増油手段の増油動作を検出した場合は、第2油面温度センサ12の検出温度に基づいて油面の位置を検出する。
この構成によれば、油面の位置を検出する油面温度センサが、調理油の増油動作に連動して第2油面温度センサ12へ自動的に切り替わるため、増油された状態での適切な油面の位置の検出が行える。よって、第2調理モードで加熱調理を行うのに適切な量の調理油が油槽3内に貯留されているかどうかを確実に検出することができる。また、調理者による油面温度センサの切り替え操作が不要となるため、余計な負担が生じない。
特に、バーナコントローラ70は、第2油面温度センサ12の検出温度に基づいて油面の位置を検出している状態で、給油開閉検出部56によって減油手段の減油動作が検出されると、第1油面温度センサ11の検出温度に基づく油面の位置の検出に切り替える。
よって、調理油が減油された状態での適切な油面の位置の検出が行え、第1調理モードで加熱調理を行うのに適切な量の調理油が油槽3内に貯留されているかどうかを確実に検出することができ、空焚き等が防止可能となる。
増油手段は、所定量の調理油を貯留可能な増油タンク14と、増油タンク14から油槽3に接続される増油管15と、増油管15を手動操作で開閉可能な増油用バルブ16(増油開閉手段)と、を含み、増油開閉検出部55は、増油用バルブ16の開閉状態に基づいて増油動作の有無を検出する。
よって、バーナコントローラ70が手動による増油動作を確実に検出して油面温度センサの切り替えを行うことができる。
減油手段は、油槽3内の調理油をフィルタリングするフィルタリングタンク30と、フィルタリングタンク30と増油タンク14とを接続する第1給油管37と、第1給油管37に設けられるフィルタリングポンプ35(ポンプ)と、第1給油管37を手動操作で開閉可能な第1給油バルブ39(給油開閉手段)と、増油タンク14からオーバーフローした調理油を油槽3に導くオーバーフロー部18(オーバーフロー経路)と、を含み、給油開閉検出部56は、第1給油バルブ39の開閉状態に基づいて減油動作の有無を検出する。
よって、バーナコントローラ70が手動による減油動作を確実に検出して油面温度センサの切り替えを行うことができる。
以下、変更例について説明する。
上記形態では、増油手段は、増油用バルブを手動操作で開弁させる構成となっているが、増油用バルブを電磁弁として、操作パネルの操作によって増油用バルブを自動的に開弁させて増油動作させる構成としてもよい。このときの増減油検出手段は、操作パネルの操作信号を検出する構成としてもよい。
減油手段も、第1給油バルブを手動操作で開弁させてフィルタリング後の調理油を増油タンクを介して油槽に戻す構成としているが、これに限らない。例えば排油バルブ及び第1給油バルブを電磁弁として操作パネルの操作によって両バルブを自動的に開弁させてフィルタリングさせる構成としてもよい。このときの増減油検出手段も、操作パネルの検出信号を検出する構成としてもよい。
また、減油手段は、排油バルブのみの手動開弁操作又は自動開弁によって油槽の調理油を減少させる動作としてもよい。このときの増減油検出手段は、排油バルブの開弁動作を検出する構成とすればよい。
さらに、上記形態では、油面温度センサの切替を、増油動作又は減油動作が開始されるタイミングで行うようにしているが、モードの切替報知と同様に、所定の増油完了時間又は給油完了時間の経過を待ってから油面温度センサの切替を行うようにしてもよい。
フライヤーは、フライコントローラとバーナコントローラとが別々に設けられるものに限らず、フライコントローラとバーナコントローラとの両機能を有するコントローラを1つ備えるものであってもよい。
加熱手段は、パルス燃焼器のみで形成してもよいし、電気ヒータのみで形成してもよい。また、加熱手段は、油槽の外部に設けたガスバーナのみで形成してもよい。さらに、加熱手段は、パルス燃焼器と電気ヒータとの組み合わせ以外の組み合わせで形成してもよい。
上記形態では、油槽が左右一対設けられているが、油槽は1つでもよいし、逆に3つ以上あってもよい。
本開示は、油槽の開口を蓋体で閉塞する圧力フライヤーであっても適用可能である。
1・・フライヤー、2・・器体、3・・油槽、4・・パルス燃焼器、5・・燃焼室、6・・テールパイプ、7・・第1調理部、8・・第2調理部、9・・バスケット、11・・第1油面温度センサ、12・・第2油面温度センサ、13・・調理用温度センサ、14・・増油タンク、15・・増油管、16・・増油用バルブ、18・・オーバーフロー部、22・・ガス電磁弁、30・・フィルタリングタンク、35・・フィルタリングポンプ、37・・第1給油管、38・・第2給油管、39・・第1給油バルブ、40・・第2給油バルブ、55・・増油開閉検出部、56・・給油開閉検出部、60・・フライコントローラ、61・・操作パネル、62・・電源スイッチ、63・・調理ボタン、64・・表示部、65・・モード選択ボタン、66A,66B・・定格量表示ランプ、70・・バーナコントローラ。

Claims (4)

  1. 調理油を収容可能な油槽と、
    前記油槽へ調理油を増油可能な増油手段と、
    前記油槽から調理油を減油可能な減油手段と、
    前記油槽に設けられ、調理油を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段を制御する制御手段と、を含み、
    前記制御手段は、前記増油手段によって増油されない所定の定格油量で前記加熱手段を制御して被調理物を加熱調理する第1調理モードと、前記増油手段によって増油された状態で前記加熱手段を制御して被調理物を加熱調理する第2調理モードとが実行可能なフライヤーであって、
    前記油槽内で前記定格油量での油面位置よりも下方に配置されて調理油の温度を検出する第1油面温度センサと、
    前記油槽内で前記油面位置よりも上方に配置されて調理油の温度を検出する第2油面温度センサと、
    前記増油手段による増油動作及び前記減油手段による減油動作を検出する増減油検出手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記増減油検出手段によって前記増油手段の増油動作を検出しない場合は、前記第1油面温度センサの検出温度に基づいて油面の位置を検出し、前記増減油検出手段によって前記増油手段の増油動作を検出した場合は、前記第2油面温度センサの検出温度に基づいて油面の位置を検出することを特徴とするフライヤー。
  2. 前記制御手段は、前記第2油面温度センサの検出温度に基づいて油面の位置を検出している状態で、前記増減油検出手段によって前記減油手段の減油動作が検出されると、前記第1油面温度センサの検出温度に基づく油面の位置の検出に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のフライヤー。
  3. 前記増油手段は、所定量の調理油を貯留可能な増油タンクと、前記増油タンクから前記油槽に接続される増油管と、前記増油管を手動操作で開閉可能な増油開閉手段と、を含み、
    前記増減油検出手段は、前記増油開閉手段の開閉状態に基づいて増油動作の有無を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載のフライヤー。
  4. 前記減油手段は、前記油槽内の調理油をフィルタリングするフィルタリングタンクと、前記フィルタリングタンクと前記増油タンクとを接続する給油管と、前記給油管に設けられるポンプと、前記給油管を手動操作で開閉可能な給油開閉手段と、前記増油タンクからオーバーフローした調理油を前記油槽に導くオーバーフロー経路と、を含み、
    前記増減油検出手段は、前記給油開閉手段の開閉状態に基づいて減油動作の有無を検出することを特徴とする請求項3に記載のフライヤー。
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