JP2000166774A - 油補給装置 - Google Patents

油補給装置

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JP2000166774A
JP2000166774A JP10352625A JP35262598A JP2000166774A JP 2000166774 A JP2000166774 A JP 2000166774A JP 10352625 A JP10352625 A JP 10352625A JP 35262598 A JP35262598 A JP 35262598A JP 2000166774 A JP2000166774 A JP 2000166774A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固形油を液化し油槽へ補給する。 【解決手段】フライヤー1の背部上方にメインタンク6
2を設け、1日の補給に必要な固形油を収納し、メイン
タンク62の底面にシーズヒーター80を設け、メイン
タンク62内の油を加熱し液化させる。ボールバルブ6
6を開弁して液体の油をメインタンク62から補給管6
4を介して油槽10へ補給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理用油を介して
食材を加熱する加熱調理器に用いられ、調理用油を加熱
調理器に補給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、調理用油(以下、単に油と呼
ぶ)を用いた加熱調理器としては、例えばファーストフ
ード店等の外食産業において油揚げ物料理に使用する業
務用フライヤーが知られている。このフライヤーでは、
加熱制御により油槽内に満たされた油を所定温度範囲内
に維持し、この高温の油槽内にポテト等の食材を投入し
て調理する。その際、食材は油を吸収し、また油は加熱
されることにより蒸発するため、油槽内の油は減少す
る。油槽内の油が減少した状態で食材を投入する時、油
槽内の油温の降下が大きくなり、おいしく調理すること
ができないので、油を補給する必要がある。そこで、望
ましい油量を油面の高さで示すために油槽壁には水平の
油面管理線が記されている。油面がこの線より下がる
と、使用者は油を補給する。また、ポテトやチキンのよ
うな食材には動物性の油脂を使うとおいしく調理できる
ことが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動物性
の油脂は固体で、これを加熱調理器の油槽へ補給する
と、固形油が液化する際に融解熱として熱量を吸収する
ので、油槽内の油温が降下し、望ましい温度に復帰する
ためにはかなりの加熱時間を要した。しかも、一斗缶に
入った固形油をスコップですくって油槽へ投入するとい
うような方法で補給しているため、少量ずつ油を補給す
るのが面倒であり、1度に多くの固形油を投入し、同様
に油槽内の油温を降下させていた。また、補給のタイミ
ングは使用者の勘に任されるため、油槽内の油が減少し
過ぎているのにもかかわらず補給せずに調理を継続する
場合もあり、食材投入時の油温降下が大きくなって調理
の品質を落としていた。しかも、油槽の面積が大きい場
合において油面の高さはあまり変わらないので、油面管
理線では減少量が分かりにくく、補給のタイミングを知
ることは更に難解だった。例えば油槽の面積が1250
cm2で油が500cc減少すると、油面はたった4m
mしか下がらず分かりにくい。また、加熱調理器の周囲
に油を保管しておく場所が無い場合、油の補給の都度、
加熱調理器とは離れた場所からわざわざ油を運ばなくて
はならなかった。また、固形油を補給する際に、油槽内
の高温の油が飛び跳ねて使用者が火傷する危険性があっ
た。本発明の油補給装置は上記課題を解決し、固形油の
補給を簡易に行うことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の油補給装置は、調理用固形油を加熱
し、液化した高温の調理用油の入った油槽内に食材を投
入して加熱調理する加熱調理器に用いられ、補給用の調
理用固形油を収納する補給タンクと、上記補給タンクを
加熱して調理用固形油を液化する加熱手段と、上記液化
した調理用油を上記補給タンクから上記油槽へ補給する
補給路とを備えることを要旨とする。
【0005】また、本発明の請求項2記載の油補給装置
は、上記請求項1記載の油補給装置において、上記補給
タンク内の調理用油の温度を検出する補給タンク温度検
出手段と、該温度が所定範囲に保持されるように上記加
熱手段を制御する制御装置とを備えることを要旨とす
る。
【0006】また、本発明の請求項3記載の油補給装置
は、上記請求項1又は2記載の油補給装置において、上
記加熱調理器の上方に上記補給タンクを設置することを
要旨とする。
【0007】また、本発明の請求項4記載の油補給装置
は、上記請求項1ないし3記載の油補給装置において、
上記補給タンクを少なくとも上記加熱調理器の排気熱に
よって加熱することを要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項5記載の油補給装置
は、上記請求項1ないし4記載の油補給装置において、
上記油槽内の調理用油の減少を検知する減少検知手段を
設けることを要旨とする。
【0009】また、本発明の請求項6記載の油補給装置
は、上記請求項5記載の油補給装置において、上記油槽
内の調理用油の温度を検出する油槽温度検出手段を備
え、上記検出した調理用油の温度の推移に基づいて食材
の投入を判断し、上記調理用油の減少量を推定すること
を要旨とする。
【0010】また、本発明の請求項7記載の油補給装置
は、上記請求項5記載の油補給装置において、上記加熱
調理器から排出される燃焼排気の温度を検出する排気温
度検出手段を備え、上記検出した排気温度の推移に基づ
いて食材の投入を判断し、上記調理用油の減少量を推定
することを要旨とする。
【0011】また、本発明の請求項8記載の油補給装置
は、上記請求項5ないし7記載の油補給装置において、
上記油槽内の調理用油の温度を検出する油槽温度検出手
段と、上記油槽内の調理用油の加熱時間を図る計時手段
とを備え、上記油槽内の調理用油の減少量を該加熱時間
に基づいて推測することを要旨とする。
【0012】また、本発明の請求項9記載の油補給装置
は、上記請求項1ないし8記載の油補給装置において、
補給用の調理用油を所定量ずつ補給することを要旨とす
る。
【0013】また、本発明の請求項10記載の油補給装
置は、上記請求項5ないし8記載の油補給装置におい
て、上記油槽内の調理用油の減少の検知に基づいて自動
的に補給用の調理用油を所定量ずつ補給することを要旨
とする。
【0014】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
油補給装置は、補給用の固形油が収納された補給タンク
を加熱して油を液化させ、液化した油を補給路を介して
油槽へ導き容易に補給することができる。
【0015】また、本発明の請求項2記載の油補給装置
は、補給タンク内の温度を検出し、所定範囲の温度に保
持する制御装置を備えることによって、補給タンク内の
油は加熱され過ぎず劣化を抑制することができる。
【0016】また、本発明の請求項3記載の油補給装置
は、補給タンクを加熱調理器の上方に設置することによ
って、補給タンクから下方の加熱調理器へ液体の油を他
の動力を用いず重力のみによって供給することができ
る。
【0017】また、本発明の請求項4記載の油補給装置
は、加熱調理器の排気熱を利用して補給タンク内の油を
加熱し液化させ、経済的に補給することができる。
【0018】また、本発明の請求項5記載の油補給装置
は、油槽内の油の減少を検知することにより、例えば、
使用者に補給時期を報知して油が減少し過ぎる前に補給
を促したり、油の減少の検知に基づいて自動的に所定量
ずつ補給する制御装置を以て補給して調理の品質を向上
することができる。
【0019】また、本発明の請求項6記載の油補給装置
は、検出した油槽内の油の温度の推移に基づいて食材の
投入を判断し、油の減少量を推定する。つまり、食材を
投入した場合には油の温度が急激に低下するため、例え
ば、油温の下降勾配や温度低下の継続時間等により食材
の投入を判断でき、一方、油の減少量は食材の投入回数
に比例することから、油の温度推移に基づいて油の減少
量を推定することができる。従って直接的に油の減少量
を計測する必要がない。
【0020】また、本発明の請求項7記載の油補給装置
は、検出した排気温度の推移に基づいて食材の投入を判
断し、油の減少量を推定する。つまり、食材を投入した
場合には油の温度が急激に低下するため、油槽の油温を
適温に保つよう加熱動作し、加熱時間が長くなることか
ら、この排気温度の推移に基づいて食材の投入を判断
し、油の減少量を推定することができる。従って直接的
に油の減少量を計測する必要がない。
【0021】また、本発明の請求項8記載の油補給装置
は、油槽内の油の加熱時間を計って油の蒸発量を算出す
るため、油の減少量を推測することができる。
【0022】また、本発明の請求項9記載の油補給装置
は、油槽に補給用の油を所定量ずつ補給することによ
り、1度に大量の油が投入されることはなく、油槽内の
油温が急降下することを防止して調理の品質を向上する
ことができる。
【0023】また、本発明の請求項10記載の油補給装
置は、油槽に補給用の油を自動的に所定量ずつ補給する
ことにより、補給作業を大幅に削減することができ、ま
た使用者の勘に頼ること無く油槽内の油量を管理し調理
状態を常に一定にして調理の品質を向上することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の油補給装置の
好適な実施形態について説明する。
【0025】《第1実施形態》本発明の第1実施形態と
しての油補給装置を備えたフライヤーを図1に示す。ま
ず始めにフライヤーについて説明する。
【0026】フライヤー1は、食材を揚げるための油が
満たされる油槽10と、この油槽10内の油を加熱する
ためのパルス燃焼器30と、油を濾過するためのオイル
クリーナー40とからなり、これらが本体ケース31内
に収納される。このパルス燃焼器30は、油槽10内に
設けられパルス燃焼が行われる燃焼室12と、燃焼室1
2からの高温の燃焼排気の排出通路となるテールパイプ
13と、テールパイプ13の下流側に設けられるデカプ
ラ14と、デカプラ14の下流側に設けられる排気管3
2とで燃焼排気系が構成される。
【0027】また、燃焼室12への空気供給系として
は、本体ケース31底面の給気口(図示しない)から燃
焼用空気を吸い込む送風機16と、送風機16から吸い
込まれた燃焼用空気の導管である給気管33と、燃焼室
12に隣接して設けられ給気管33により導かれた燃焼
用空気が供給されるエアチャンバ18とからなる。
【0028】一方、燃料ガス供給系としては、本体ケー
ス31下部に設けられるガス導管19と、燃料ガス流路
の開閉を司る電磁弁20、21と、ガス圧を調整するガ
スガバナ22と、エアチャンバ18内に設けられるガス
チャンバ23とからなる。
【0029】エアチャンバ18内には、ガスチャンバ2
3の他に燃焼室12に連通する円筒形の混合室34が設
けられる。この混合室34には、その軸心から離れた位
置に円筒形の開口部35が形成されており、その軸心に
沿ってガスチャンバ23に連通するL字状のガス供給管
36先端部が挿通される。従って、開口部35の中心か
ら燃料ガスが、その回りから燃焼用空気が混合室34内
に供給されるように構成されている。
【0030】混合室34と燃焼室12とは円孔37によ
り連通されるが、その円孔には逆火を防止する図示しな
いフレームトラップが装着される。また、燃焼室12に
は、図示しない点火プラグと炎検出素子とが設けられ
る。
【0031】燃焼制御装置50は、本体ケース31の前
面下部に設けパルス燃焼の制御を司る電装品が収納され
た電装ボックス51と油槽10内に取り付けた温度セン
サー52とを備え、温度センサー52の信号に基づいて
油槽10内の油温を所定範囲(例えば180〜182
℃)に維持するように、電磁弁20、21を開閉して燃
焼と燃焼停止とを切り換える(オン、オフ制御を行
う)。
【0032】オイルクリーナー40は、油槽10底部に
接続された排油管(図示しない)の下に設けられるオイ
ルタンク42と、オイルタンク42の底部やや上方で面
状に張られたオイルフィルタ(図示しない)と、オイル
フィルタを通過した油を汲み上げて油槽10に戻すオイ
ルポンプ44と、この循環路を形成するオイル配管45
とからなる。油槽10内の油をこしたい場合には、排油
管に設けられた排油バルブ(図示しない)を開いて油を
オイルタンク42に移し、オイルポンプ44を駆動して
オイルフィルタを通過した油を油槽10に戻すのであ
る。
【0033】次に油補給装置について説明する。油補給
装置60は、フライヤー1の背部上方にメインタンク6
2を設け、1日の補給に必要な固形油(例えば5リット
ル〜10リットル)を収納する。また、メインタンク6
2の内壁にフッ素コーティングを施す。メインタンク6
2の底面にはシーズヒーター80を設け、メインタンク
62内の油を加熱し液化させる。
【0034】メインタンク62の後方には内径の小さな
(例えばφ10mm)補給管64を設け、補給管64に
は補給管64を開閉するボールバルブ66がレバー66
aと共にメインタンク62に接近して設けられている。
手動によりレバー66aを下へ回動してボールバルブ6
6を開弁するとメインタンク62内の液体の油は補給管
64を介してフライヤー1の油槽10へ供給される。但
し、補給時以外はレバー66aを水平状態にし、ボール
バルブ66を閉弁しておく。メインタンク62の底面を
補給管64に近いほど低い位置に傾斜して形成し、油を
補給管64へ円滑に導いている。
【0035】メインタンク62の後方には電装基板82
が設けられ、メインタンク62内に取り付けたサーミス
ター84の信号に基づいてメインタンク62内の油温を
所定範囲(例えば、ショートニング等の固形油の融点は
40〜50℃なので、それより高温である60〜80
℃)に維持するように、シーズヒーター80を制御して
いる。ところで、油は調理時に食材の揚げカスによって
汚染され劣化が急速に進行するが、メインタンク62内
には食材が投入されることはないため、メインタンク6
2内の油の劣化は、調理時の劣化とは比較にならない程
少なく、しかも保温温度を比較的低温で制御されている
ため劣化の進行はかなり遅い。
【0036】上述した構成により、フライヤー1では、
油槽10に油を満たし、加熱してから食材をバスケット
(図示しない)に入れて油槽10内へ沈め調理を行う。
油槽10内の油は、燃焼室12およびテールパイプ13
の外壁の熱により加熱され、食材は、高温の油によって
調理され、時間が経過すると調理が完了する。
【0037】しかし、油槽10内の油は、食材による吸
収と加熱による蒸発とによって減少するので補給する必
要がある。そこで使用者は、油槽10の内壁に記された
油面管理線(図示しない)よりも油面が下がったら、レ
バー66aを下へ回動しボールバルブ66を開弁して液
体の油をメインタンク62から補給管64を介して油槽
10へ補給し、油面が油面管理線に達したら、レバー6
6aを回動し水平状態に戻してボールバルブ66を閉弁
し補給を終える。
【0038】以上説明したように、第1実施形態の油補
給装置によれば、以下のような効果を得られる。 1. 動物性の油脂は固体であるが、シーズヒーター8
0で加熱して液化しておき、レバー66aを回動するだ
けで補給量を調節できるため、固形油を補給する場合と
比較して、補給する作業と補給量の管理とが容易にな
る。しかも補給時に油槽10内の油温が急降下すること
もなく、調理の品質が向上する。 2. フライヤー1の周囲に油を保管しておく場所が無
くても、フライヤー1の上方は加熱される懸念がある等
で何も設置されていない場合がある。この場合には、そ
の場所に1日分の補給用の油を収納できるメインタンク
62を設置することによって、補給に必要な油を運ぶ作
業は1日1回で済み、人件費削減に繋がる。しかも、液
体の油は重力により下方へと移動して行くため、メイン
タンク62から油槽10へ油を供給する際にポンプを必
要としないので、装置が大型化しなく安価である。 3. メインタンク62にサーミスター84を設置しシ
ーズヒーター80を制御しているので、メインタンク6
2内の油温は比較的低温の所定範囲に維持され、保温に
よる油の劣化を抑制することができる。また、メインタ
ンク62を経済的に加熱することができる。 4. 液体の油を補給するため、油槽10内の高温の油
が飛び跳ねにくくなる。万が一油が飛び跳ねたとして
も、補給管64をフライヤー1の後方に設置して使用者
から遠ざけているので、火傷の心配が無くなり、安心し
て使用できる。 5. メインタンク62の底面は傾斜しているため、油
を円滑に補給管64へ導いている。 6. メインタンク62の内壁にフッ素コーティングを
施しているため、メインタンク62の清掃を頻繁に行う
必要がなく、しかも清掃時にカスを簡単に除去できるの
で便利である。 7. 補給後に補給管64が室温に近づき冷却されて
も、補給管64の内径は小さく、しかもボールバルブ6
6をメインタンク62に接近して設けているため、補給
管64内には少量の油が残留するのみで、たとえ凝固し
ても直ちにメインタンク62内の油によって温められ液
化し、残留した固形油による補給管66の閉塞を防止で
きる。
【0039】《第2実施形態》本発明の第2実施形態と
しての油補給装置を備えたフライヤーを図2に示す。第
2実施形態においても第1実施形態で説明したフライヤ
ー1を用いるので同一符号を付して説明を省略する。
【0040】油補給装置160は、フライヤー1の排気
管32の上方にメインタンク162を設け、1日の補給
に必要な固形油(例えば5リットル〜10リットル)を
収納する。また、メインタンク162の内壁にフッ素コ
ーティングを施す。メインタンク162の底面左右両端
(図面左から見て左右両端)にはシーズヒーター180
を設け、メインタンク162の固形油を加熱し液化させ
る。また、メインタンク162の底面中央はフライヤー
1の排気管32から排出された高温の燃焼排気(図中矢
印)が接触することによって加熱される。一方、メイン
タンク162と排気管32との上下方向中間部にサブタ
ンク172を設ける。このサブタンク172には、補給
1回分の液体の油(例えば500cc)を一時的に収納
できるような容積を有する。
【0041】メインタンク162とサブタンク172と
を連通する内径の小さな(例えばφ10mm)上補給管
164を設け、上補給管164には上補給管164を開
閉する上電磁弁166がメインタンク162に接近して
設けられている。メインタンク162内の液化した油
は、上電磁弁166の開弁によりサブタンク172へ供
給され、所定時間経過後に上電磁弁166を閉弁する。
つまり、補給時以外では上電磁弁166は閉じられてい
る。一方、サブタンク172には内径の小さな(例えば
φ10mm)下補給管174を設け、下補給管174に
は下補給管174を開閉する下電磁弁176がサブタン
ク172に接近して設けられている。サブタンク172
内の液体の油は、下電磁弁176の開弁により下補給管
174を介して油槽10へ供給され、所定時間経過後に
下電磁弁176を閉弁する。つまり、補給時以外では下
電磁弁176は閉じられている。メインタンク162の
底面を上補給管164に近いほど低い位置に形成し、サ
ブタンク172の底面も下補給管174に近いほど低い
位置に形成して、油を上補給管164および下補給管1
74へ円滑に導いている。
【0042】メインタンク162の後方にはコントロー
ラー182が設けられ、メインタンク162内に取り付
けたサーミスター184の信号に基づいてメインタンク
162内の油温を所定範囲に維持するようにシーズヒー
ター180を制御し、また補給時に上電磁弁166と下
電磁弁176とを開閉制御している。
【0043】上述した構成により、油補給装置160
は、メインタンク162から上補給管164とサブタン
ク172と下補給管174とを介して油槽10へ油を補
給する。コントローラー182は、補給の時期を次のよ
うにして計算する。食材の投入時には油温が急降下する
ことを利用して、油槽10内の温度センサー52によっ
て油温を測定し油温の下降勾配が所定値以上になった時
に食材が投入されたと判断し、この食材の投入回数を常
時カウントしていく。油の吸収量はこの食材投入回数に
比例し、例えばポテトを1回投入したら50cc吸収す
ると定めておく。また、油槽10内の油温が所定温度
(例えば170℃)に達してから1時間運転したら25
cc蒸発すると定めておく。食材の投入回数により求め
られた油の吸収量と運転時間により求められた油の蒸発
量との和を累積していき、その合計消費量が所定量(こ
こでは500cc)に達したら油を1回補給する指令を
発する。補給の指令を受けたら、上電磁弁166を所定
時間開弁することにより、メインタンク162から上補
給管164を介してサブタンク172へ所定量(ここで
は500cc)の油が供給され、上電磁弁166を閉弁
する。次に、下電磁弁176を所定時間開弁することに
より、サブタンク172から下補給管174を介して油
槽10へ油が供給され、下電磁弁176を閉弁する。つ
まり、サブタンク172は補給時のみ油を収納し、油を
収納している間(例えば1分間)に油が凝固することは
ないので、サブタンク172を燃焼排気やシーズヒータ
ー等の加熱手段を用いて加熱する必要はない。
【0044】以上説明したように、第2実施形態の油補
給装置によれば、第1実施形態の油補給装置により得ら
れる効果に加えて以下のような効果を得られる。 1. メインタンク162を排気管32の上方に設置す
ることによって、燃焼排気の熱を油の液化に利用でき経
済的である。 2. 油の補給時期を自動的に計算しているため、使用
者が補給時期に気を配らなくてもよくなる。つまり、油
槽の面積が大きい場合(例えば1250cm2)は、所
定量(例えば500cc)の減少を検知するには、高さ
が少し(この例では4mm)下がったことを使用者は気
付いて補給しなくてはならなかったことが解消される。
しかも油の所定量の減少を検知する毎に自動的に補給す
るので、油槽10内の油は減少し過ぎることはなく、食
材の投入による油温の降下は所望の範囲内となり、食材
をおいしく調理できる。 3. 油槽10内の油の減少量を検知する手段として、
フライヤー1に既に設置している温度センサー52を使
用するので、部品点数が増えず、高価にならないで済
む。 4. メインタンク162の底面だけでなく、サブタン
ク172の底面も傾斜しているため、油を円滑に導いて
いる。 5. 補給後に上補給管164と下補給管174が室温
に近づき冷却されても、上補給管164及び下補給管1
74の内径はそれぞれ小さく、上補給管164に上電磁
弁166をメインタンク162に接近して設け、また下
補給管174に下電磁弁176をサブタンク172に接
近して設けているため、上補給管164内には少量の油
が残留するのみで、たとえ凝固しても直ちにメインタン
ク162内の油によって温められ液化し、残留した固形
油による上補給管166の閉塞を防止できる。また万が
一、下電磁弁176が所定時間が経過する前に閉弁して
下電磁弁176より上流側の下補給管174で補給用の
油が残留して凝固しても、その量は少なく、次の補給時
に温かい油によって容易に液化するので、残留した固形
油による下補給管176の閉塞を防止できる。
【0045】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実
施形態では、パルス燃焼方式のフライヤーに補給装置を
設置して例に挙げたが、全一次空気式のセラミックプレ
ートバーナーを用いたフライヤーでも勿論よく加熱調理
器の種類を限定しない。
【0046】また、油槽内の油の減少量を推定する方法
は、フライヤーに設置している温度センサーによって油
槽内の油の温度の推移に基づいて食材の投入を判断する
方法に限らない。例えば、食材を投入した場合には油槽
内の油の温度が急激に低下するため、油槽内の油温を適
温に保つよう加熱動作し、加熱時間が長くなることか
ら、この排気温度の推移に基づいて食材の投入を判断
し、油の減少量を推定する方法もある。また、フライヤ
ーの上方に油補給装置を設置したが、設置場所は限定し
ない。例えば、フライヤーの側方にメインタンクを設置
し、フライヤーの排気管からパイプを繋いで、そのパイ
プの出口をメインタンクに向けることによってメインタ
ンクの加熱に燃焼排気を利用しても差し支えない。ま
た、メインタンクを加熱する手段として、その底面にシ
ーズヒーターや燃焼排気を利用したが、加熱手段および
加熱位置はこれらに限定されるものではない。また、メ
インタンクの温度を検知する手段をサーミスターに限る
ものでもなく、例えばバイメタル等を用いてもよく、ま
た逆に用いなくてもよい。
【0047】補給の時期の算出は本実施形態に限定され
ず、食材の投入回数のみで判断しても差し支えなく、ま
た油槽内に油面の下限を検知する下限水位スイッチを設
けて、下限水位スイッチがオンになったら所定量が減少
したと判定し、補給の時期を検知することもできる。ま
た、第2実施形態ではサブタンクを設け所定量を補給し
て油槽内の油面の高さを管理していたがその方法に限定
されず、サブタンクを設けずに油槽内に油面の上限を検
知する上限水位スイッチを設け、メインタンクから直
接、油槽へ補給し上限水位スイッチがオンになったら補
給を止めて、油槽内の油面の高さを管理することもでき
る。また、第1実施形態ではメインタンクから直接補給
して補給量が定まらなかったが、第2実施形態のように
サブタンクと下補給管とを設け、上電磁弁と下電磁弁と
の代りに上ボールバルブと下ボールバルブとをそれぞれ
設けて、手動で所定量を補給しても差し支えない。その
動作は、補給時に上ボールバルブを手動で所定時間開弁
して、メインタンクから上補給管を介してサブタンクへ
所定量の油を供給し、上ボールバルブを閉弁し、次に下
ボールバルブを手動で所定時間開弁して、サブタンクか
ら下補給管を介して油槽へ油を供給し、下ボールバルブ
を閉弁すればよい。また、弁の種類や数を上記形態に限
定しない。
【0048】また、メインタンクやサブタンクの収納容
積は上記形態に限定されず、例えば、メインタンクを半
日分の補給量を収納できる容積にすれば補給回数は1回
から2回に増加するけれども装置が小型になるし、また
1回の補給量を少量に設定し、その分補給回数を増やせ
ば、油槽内の油面管理がより厳密に行われ油槽内の油量
が常にほぼ一定に保持されて、調理の品質の向上を図る
ことができる。また、この油補給装置は複数の加熱調理
器にまたがって設置しても差し支えない。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の油補給装置によれば、補給用の固形油を液化させ
るため、容易に油槽に補給することができる。また、補
給量の管理も固形油と比較して容易になり、しかも、補
給時に油槽内の油温が急降下することもなく、調理の品
質が向上する。更に、補給に必要な油を運ぶ作業の回数
が減少する。加えて、油槽内の高温の油が飛び跳ねにく
くなり、安心して使用できる。
【0050】更に、本発明の請求項2記載の油補給装置
によれば、補給タンク内の温度を所定範囲に保持するこ
とによって、補給タンク内の油の劣化を抑制することが
できる。また、経済的に補給タンクを加熱することがで
きる。
【0051】更に、本発明の請求項3記載の油補給装置
によれば、補給タンクを加熱調理器の上方に設置するこ
とによって、補給タンクから下方の加熱調理器へ重力に
より液体の油を他の動力を用いずに供給することがで
き、装置が大型化しなく安価となる。
【0052】更に、本発明の請求項4記載の油補給装置
によれば、補給タンク内の油を加熱調理器の排気熱によ
って経済的に加熱することができる。
【0053】更に、本発明の請求項5記載の油補給装置
によれば、油槽内の油の減少を検知することにより、使
用者に補給時期を報知して油が減少し過ぎる前に補給を
促したり、自動的に補給する制御装置を以て補給して食
材をおいしく調理できる。
【0054】更に、本発明の請求項6記載の油補給装置
によれば、検出した油槽内の油の温度の推移に基づいて
食材の投入を判断し、油の減少量を推定することがで
き、直接的に油の減少量を計測する構成が不要となりコ
ストアップに繋がらない。
【0055】更に、本発明の請求項7記載の油補給装置
は、検出した排気温度の推移に基づいて食材の投入を判
断し、油の減少量を推定することができる。従って直接
的に油の減少量を計測する構成が不要となりコストアッ
プに繋がらない。
【0056】更に、本発明の請求項8記載の油補給装置
によれば、油槽内の油の加熱時間を計って油の蒸発量を
算出するため、油の減少量を推測することができる。
【0057】更に、本発明の請求項9記載の油補給装置
によれば、油槽に補給用の油を所定量ずつ補給すること
により、使用者が油の補給量に気を配らなくてもよくな
り、しかも補給による油槽内の油温の急降下を防止して
食材をおいしく調理できる。
【0058】更に、本発明の請求項10記載の油補給装
置によれば、油槽に補給用の油を自動的に所定量ずつ補
給することにより、補給作業を大幅に削減することがで
き、また使用者の勘に頼ること無く油槽内の油量を厳密
に管理でき、使用者が油の補給量や補給時期に気を配ら
なくてもよくなり、しかも食材の投入による油温の降下
は所望の範囲内となり、食材をおいしく調理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態としての油補給装置を備えたフラ
イヤーを側面からみた断面図である。
【図2】第2実施形態としての油補給装置を備えたフラ
イヤーを側面からみた断面図である。
【符号の説明】
1…フライヤー、 10…油槽、 32…排気管、 5
2…温度センサー、60…油補給装置、 62…メイン
タンク、 64…補給管、66…ボールバルブ、 80
…シーズヒーター、 82…電装基板、160…油補給
装置、 162…メインタンク、 164…上補給管、
166…上電磁弁、 172…サブタンク、 174…
下補給管、176…下電磁弁、 180…シーズヒータ
ー、 182…コントローラー。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理用固形油を加熱し、液化した高温の
    調理用油の入った油槽内に食材を投入して加熱調理する
    加熱調理器に用いられ、 補給用の調理用固形油を収納する補給タンクと、 上記補給タンクを加熱して調理用固形油を液化する加熱
    手段と、 上記液化した調理用油を上記補給タンクから上記油槽へ
    補給する補給路とを備えることを特徴とする油補給装
    置。
  2. 【請求項2】 上記補給タンク内の調理用油の温度を検
    出する補給タンク温度検出手段と、 該温度が所定範囲に保持されるように上記加熱手段を制
    御する制御装置とを備えることを特徴とする請求項1記
    載の油補給装置。
  3. 【請求項3】 上記加熱調理器の上方に上記補給タンク
    を設置することを特徴とする請求項1又は2記載の油補
    給装置。
  4. 【請求項4】 上記補給タンクを少なくとも上記加熱調
    理器の排気熱によって加熱することを特徴とする請求項
    1ないし3記載の油補給装置。
  5. 【請求項5】 上記油槽内の調理用油の減少を検知する
    減少検知手段を設けることを特徴とする請求項1ないし
    4記載の油補給装置。
  6. 【請求項6】 上記油槽内の調理用油の温度を検出する
    油槽温度検出手段を備え、 上記検出した調理用油の温度の推移に基づいて食材の投
    入を判断し、上記調理用油の減少量を推定することを特
    徴とする請求項5記載の油補給装置。
  7. 【請求項7】 上記加熱調理器から排出される燃焼排気
    の温度を検出する排気温度検出手段を備え、 上記検出した排気温度の推移に基づいて食材の投入を判
    断し、上記調理用油の減少量を推定することを特徴とす
    る請求項5記載の油補給装置。
  8. 【請求項8】 上記油槽内の調理用油の温度を検出する
    油槽温度検出手段と、 上記油槽内の調理用油の加熱時間を図る計時手段とを備
    え、 上記油槽内の調理用油の減少量を該加熱時間に基づいて
    推測することを特徴とする請求項5ないし7記載の油補
    給装置。
  9. 【請求項9】 補給用の調理用油を所定量ずつ補給する
    ことを特徴とする請求項1ないし8記載の油補給装置。
  10. 【請求項10】 上記油槽内の調理用油の減少の検知に
    基づいて自動的に補給用の調理用油を所定量ずつ補給す
    ることを特徴とする請求項5ないし8記載の油補給装
    置。
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