JP7251184B2 - ガスエンジン - Google Patents

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Description

本開示は、ガスエンジンに関する。
従来、ガスエンジンには、主燃焼室の他に副燃焼室が形成されたものがある。燃焼室と副燃焼室は、連通路によって連通される。燃料ガスと空気の混合気は、連通路を通って燃焼室から副燃焼室に流入する。副燃焼室内で生じた火炎は、連通路から主燃焼室に噴出する。副燃焼室から主燃焼室に噴出された火炎は、主燃焼室内の混合気を燃焼させる。
特開2010-144516号公報
ところで、副燃焼室から主燃焼室に噴出する火炎は、エンジン負荷によって適切な長さが異なる。そこで、エンジン負荷に応じて、副燃焼室から主燃焼室に噴出する火炎の長さを制御する技術の開発が希求されている。
本開示は、このような課題に鑑み、エンジン負荷に応じて、副燃焼室から主燃焼室に噴出する火炎の長さを制御することが可能なガスエンジンを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係るガスエンジンは、主燃焼室と副燃焼室に開口する連通路と、連通路に設けられる調整弁と、エンジン負荷が第1負荷のとき、第1負荷よりも高負荷である第2負荷のときよりも、圧縮行程においてピストンが上死点位置となったときの調整弁の開度である上死点開度を、大きくする弁制御部と、ノッキングの発生有無を検知する検知部と、を備え、弁制御部は、ノッキングの発生が検知された場合、ノッキングの発生が検知されていない場合よりも、上死点開度を小さくし、クランク角の変化量に対する調整弁の開度の変化量を大きくする
弁制御部は、始動から予め設定された暖機条件が満たされるまで、ピストンの位置に拘らず、調整弁の開度を中間開度よりも小さく、かつ、全閉よりも大きく維持してもよい。
本開示によれば、エンジン負荷に応じて、副燃焼室から主燃焼室に噴出する火炎の長さを制御することが可能となる。
ガスエンジンの概略的な構成を示す図である。 図1における副燃焼室近傍の抽出図である。 ガスエンジンの制御系を説明するための機能ブロック図である。 調整弁の開度(開口面積)と、クランク角との関係を示す図である。 変形例を説明するための図である。 図5のVI矢視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、ガスエンジン100の概略的な構成を示す図である。図1に示すように、ガスエンジン100は、シリンダブロック102、シリンダヘッド104、および、ピストン106を備える。シリンダブロック102にシリンダ102aが形成される。シリンダ102aの内周面は、シリンダブロック102の内部に圧入または鋳込まれたシリンダライナ(スリーブ)によって形成されてもよい。シリンダ102aには、ピストン106が収容される。
主燃焼室108は、シリンダ102a内部に形成される。主燃焼室108は、シリンダブロック102(シリンダ102a)、シリンダヘッド104、および、ピストン106の冠面106aによって囲繞される。
シリンダヘッド104には、不図示の給気ポートおよび排気ポートが形成される。給気ポートおよび排気ポートは、主燃焼室108に開口する。給気ポートから主燃焼室108に空気が供給される。排気ガスは、主燃焼室108から排気ポートに排出される。給気ポートおよび排気ポートは、それぞれ、不図示のバルブにより開閉される。
シリンダヘッド104には、挿入孔104aが形成される。挿入孔104aは、例えば、ピストン106の中心軸上に形成される。挿入孔104aには、挿入部材120が挿入される。挿入部材120には、副燃焼室122および連通路124が形成される。
連通路124は、主燃焼室108と副燃焼室122の間に位置する。副燃焼室122は、連通路124を介して主燃焼室108と連通する。副燃焼室122は、例えば、主燃焼室108に対し、ピストン106と反対側に位置する。ただし、主燃焼室108と副燃焼室122が連通していれば、副燃焼室122は、この配置に限定されない。副燃焼室122は、例えば、主燃焼室108よりも、ピストン106の径方向(以下、単に径方向という)の大きさが小さい。
ガスエンジン100は、例えば、4サイクルエンジンである。給気行程において、ピストン106が下死点に向かう。燃料ガスと空気との混合気が給気ポートから主燃焼室108に流入する。圧縮行程において、ピストン106が上死点に向かう。ピストン106によって圧縮された混合気が、主燃焼室108から副燃焼室122に導かれる。
膨張(爆発)行程において、不図示の点火装置によって副燃焼室122の混合気が点火され、火炎が主燃焼室108に噴出する。主燃焼室108において混合気が燃焼し、ピストン106が下死点側に押圧される。排気行程において、ピストン106が上死点に向かう。排気ガスは、排気ポートを通って主燃焼室108から排出される。
図2は、図1における副燃焼室122近傍の抽出図である。図2に示すように、連通路124は、挿入部材120に形成された孔である。連通路124の内周面は、第1テーパ面124aとなっている。第1テーパ面124aは、主燃焼室108から離隔するほど(図2中、上側ほど)、径方向の内側となる向きに傾斜する。連通路124は、副燃焼室122よりも径方向の外側まで延在する。ただし、副燃焼室122、連通路124の形状は、これに限定されないことは言うまでもない。
連通路124には、調整弁130が設けられる。調整弁130は、弁体132とシャフト134を備える。弁体132は、例えば、円板形状である。弁体132の外周面には、第2テーパ面132aが形成される。第2テーパ面132aは、第1テーパ面124aと同じ向きに傾斜している。すなわち、第1テーパ面124aと第2テーパ面132aは、大凡平行である。
弁体132のうち、副燃焼室122側の背面に、シャフト134が設けられる。シャフト134は、弁体132の背面から、主燃焼室108から離隔する側(図2中、上側)に延在する。
シャフト134は、挿入部材120を貫通する。シャフト134には、不図示のアクチュエータが連結されている。シャフト134は、図2中、破線の両矢印で示すように、アクチュエータの動力により移動する。これに伴い、調整弁130全体が、副燃焼室122に近接する側(図2中、上側)に移動したり、主燃焼室108に近接する側(図2中、下側)に移動したりする。
その結果、図2中、実線の両矢印で示すように、調整弁130の開度(第1テーパ面124aと第2テーパ面132aの間の隙間の大きさ)が変化する。
図3は、ガスエンジン100の制御系を説明するための機能ブロック図である。図3に示すように、ガスエンジン100は、ノッキングセンサSa、クランク角センサSb、制御装置140、および、上記の調整弁130を含む。なお、ここでは、調整弁130の制御に関する構成を主に挙げ、それ以外の構成は省略する。
ノッキングセンサSaは、例えば、加速度センサや圧力センサなどにより構成される。ノッキングセンサSaは、シリンダ102aの加速度変動(振動)やシリンダ102aの内圧変動を示す信号を制御装置140に出力する。ノッキングセンサSaは、ノッキングの検出が可能な信号を出力できれば、加速度センサや圧力センサに限定されない。
クランク角センサSbは、例えば、クランクシャフトに設けられる。クランク角センサSbは、クランク角を特定するための信号を制御装置140に出力する。
制御装置140(例えば、ECU(Engine Control Unit))は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成され、ガスエンジン100全体を制御する。また、制御装置140は、検知部142、弁制御部144としても機能する。
検知部142は、ノッキングの発生有無を検知する。具体的に、検知部142は、ノッキングセンサSaからの信号に基づいて、ノッキングが発生しているか否かを判定する。検知部142は、ノッキングが発生していると判定する(すなわち、ノッキングの発生を検知する)と、その旨、弁制御部144に通知する。
弁制御部144は、アクチュエータを制御して調整弁130の開度を調整する。具体的に、弁制御部144は、例えば、燃料ガスの噴射量、エンジン回転数などからエンジン負荷を推定する。そして、弁制御部144は、エンジン負荷と、クランク角センサSbからの信号に基づいて特定されるクランク角に応じ、調整弁130の開度を調整する。
図4は、調整弁130の開度(開口面積)と、クランク角との関係を示す図である。図4では、二点鎖線の凡例は、ガスエンジン100の始動時の調整弁130の開度を示す。一点鎖線の凡例は、エンジン負荷が第1負荷のときの調整弁130の開度を示す。実線の凡例は、エンジン負荷が第2負荷のときの調整弁130の開度を示す。第2負荷は、第1負荷よりも高負荷である。破線の凡例は、ノッキング検出時の調整弁130の開度を示す。
ガスエンジン100の始動から予め設定された暖機条件が満たされるまで、弁制御部144は、ピストン106の位置に拘らず、調整弁130の開度を中間開度よりも小さく、全閉よりも大きい開度(小開度)に維持する。中間開度は、調整弁130が全開と全閉の中間に位置するときの開度である。
調整弁130が全開というとき、調整弁130が制御される範囲で最も開度が大きい状態を示す。調整弁130が全開の状態は、必ずしも、調整弁130の可動域の限界まで開かれていなくともよい。
暖機条件は、ガスエンジン100が暖気したと推定される条件であり、例えば、ガスエンジン100の始動から設定時間が経過したことや、ガスエンジン100の所定部位の温度が閾値以上となったことなどである。
このように、始動時に調整弁130の開度が小開度に維持されることで、燃焼後の排気ガスを副燃焼室122内に留め、副燃焼室122の暖機が行われる。その結果、ガスエンジン100の始動安定性が向上する。
暖機条件が満たされると、弁制御部144は、エンジン負荷が予め設定された閾値(負荷閾値)以上であるか否かを判定する。第1負荷は、負荷閾値未満であり、第2負荷は、負荷閾値以上であるものとする。
エンジン負荷が負荷閾値未満である場合(第1負荷である場合)、図4に一点鎖線で示すように、調整弁130の開度が調整される。すなわち、小開度に維持された調整弁130の開度が、給気行程の途中から大きくなり、圧縮行程の途中から全開となる。そして、調整弁130の開度は、燃焼(膨張)行程の途中から小さくなり、排気行程で小開度に戻る。
このように、弁制御部144は、圧縮行程の最後に(燃焼行程の最初に)ピストン106が上死点(TDC)位置となったときの調整弁130の開度を全開とする。なお、圧縮工程でピストン106が上死点に位置するときの調整弁130の開度を上死点開度と称する。
上死点開度を全開とすることで、副燃焼室122から主燃焼室108に噴出する火炎の長さ(火炎伝播距離)が短くなる。その結果、熱損失を低減することが可能となる。
一方、エンジン負荷が負荷閾値以上である場合(第2負荷である場合)、図4に実線で示すように、調整弁130の開度が調整される。すなわち、全開に維持された調整弁130の開度が、圧縮行程の始めから小さくなり、燃焼行程の始めに小開度となる。そして、調整弁130の開度は、徐々に大きくなり排気行程の始めに全開に戻る。
このように、弁制御部144は、調整弁130の上死点開度を小開度とする。上死点開度を小開度とすることで、火炎が生じた後の副燃焼室122内の圧力が高くなる。そのため、副燃焼室122から主燃焼室108に噴出する火炎の長さが長くなる。その結果、主燃焼室108において、噴出した火炎によって混合気の燃焼が開始する範囲が大きくなり、燃焼が完了するまでの燃焼期間が短縮される。これにより、主燃焼室108内で混合気が自着火するタイミングがなくなり、ノッキングを抑制することが可能となる。
すなわち、弁制御部144は、エンジン負荷が第1負荷(低負荷)のとき、第2負荷(高負荷)のときよりも上死点開度を大きくする。
また、検知部142がノッキングの発生を検知した場合、図4に破線で示すように、調整弁130の開度が調整される。すなわち、全開に維持された調整弁130の開度が、圧縮行程の途中から小さくなり、燃焼行程の始めに最小開度となる。最小開度は、小開度よりも小さい。そして、調整弁130の開度は、徐々に大きくなり燃焼行程の途中に全開に戻る。
このように、弁制御部144は、ノッキングの発生が検知された場合、ノッキングの発生が検知されていない場合よりも、上死点開度を小さくする。そのため、副燃焼室122から主燃焼室108に噴出する火炎の長さが一層長くなる。その結果、燃焼期間を短縮してノッキングを抑制することが可能となる。
また、弁制御部144は、ノッキングの発生が検知された場合、ノッキングの発生が検知されていない場合よりも、クランク角の変化量に対する、調整弁130の開度の変化量を大きくする。すなわち、図4における破線が、上死点開度に向かって急傾斜となる。調整弁130の開度の変化速度が増加する。
これにより、調整弁130の開度が全開となっている期間を長く確保し、副燃焼室122内の排気ガスの排出を促進することが可能となる。そのため、上死点開度を小さくしても、副燃焼室122内の排気ガスの排出性の低下が抑制される。
図5は、変形例を説明するための図である。図5では、変形例における図2に対応する部位が示される。図5に示すように、変形例では、挿入部材220と調整弁230は、二重管構造となっている。
挿入部材220は、円管であって、主燃焼室108と反対側(図5中、上側)が閉じられた形状である。挿入部材220の内壁面には、大径部226および小径部228が形成される。大径部226は、小径部228よりも、主燃焼室108側(図5中、下側)に位置する。大径部226の内径は、小径部228の内径よりも大きい。
調整弁230は、円管であって、主燃焼室108側(図5中、下側)が底面部232によって閉じられている形状である。調整弁230は、大径部226に挿通される。調整弁230は、大径部226内で図中矢印方向に回転可能である。調整弁230の内径は、小径部228の内径と大凡等しい。ただし、調整弁230の内径は、小径部228の内径と異なっていてもよい。副燃焼室222は、小径部228および調整弁230によって囲繞された空間である。
底面部232のうち、副燃焼室222側の背面に、シャフト234が設けられる。シャフト234は、底面部232の背面から、主燃焼室108から離隔する側(図5中、上側)に延在する。
シャフト234は、挿入部材220を貫通する。シャフト234には、不図示のモータやギヤが連結されている。シャフト234は、図5中、破線の矢印で示すように、モータの動力により回転する。これに伴い、調整弁230全体が回転する。
挿入部材220の大径部226には、連通路226aが形成される。連通路226aは、大径部226を内周面から外周面まで貫通する。連通路226aは、挿入部材220の周方向に離隔して複数設けられる。連通路226aは、径方向の内側ほど、ピストン106から離隔する側(図5中、上側)となる向きに傾斜する。
調整弁230には、貫通孔230aが形成される。貫通孔230aは、調整弁230を内周面から外周面まで貫通する。貫通孔230aは、調整弁230の周方向に離隔して複数設けられる。貫通孔230aは、連通路226aと大凡平行である。
連通路226aと貫通孔230aでは、内径が大凡等しい。連通路226aの内径端と貫通孔230aの外径端では、シャフト234の回転軸方向(図5中、上下方向)の位置が大凡等しい。そのため、調整弁230の回転位置によっては、連通路226aの内径端と貫通孔230aの外径端が重なる。すなわち、連通路226aと貫通孔230aが重なる。
図6は、図5のVI矢視図である。図6では、連通路226aと貫通孔230aのみを示す。図6では、連通路226aと貫通孔230aが重なっている部分をハッチングで示す。図6中、左端の図では、連通路226aと貫通孔230aが完全に重なっている。調整弁230が徐々に回転すると、連通路226aと貫通孔230aの重なり具合は、図6中、右側の図の状態に順次、変化する。図6中、右側の図ほど、連通路226aと貫通孔230aが重なる面積が小さくなる。すなわち、図6中、右側の図ほど、調整弁230の開度が小さくなる。
このように、挿入部材220と調整弁230は、二重管構造となっていても、調整弁230の開度を調整することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら実施形態について説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態および変形例では、弁制御部144は、ノッキングが生じる場合、ノッキングが生じない場合よりも、上死点開度を小さくする場合について説明した。ただし、弁制御部144は、ノッキングが生じる場合、ノッキングが生じない場合よりも、上死点開度を大きくしてもよいし、上死点開度を変えなくてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、弁制御部144は、ノッキングが生じる場合、ノッキングが生じない場合よりも、クランク角の変化に対して、調整弁130、230の開度を大きく変化させる場合について説明した。ただし、弁制御部144は、ノッキングが生じる場合、ノッキングが生じない場合よりも、クランク角の変化に対して、調整弁130、230の開度を大きく変化させなくてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、弁制御部144は、ガスエンジン100の始動から暖機条件が満たされるまで、ピストン106の位置に拘らず、調整弁130、230の開度を中間開度よりも小さく維持する場合について説明した。ただし、弁制御部144は、ガスエンジン100の始動から、調整弁130、230の開度を中間開度よりも大きくしてもよい。
また、上述した実施形態および変形例では、弁制御部144は、エンジン負荷に拘らず、調整弁130、230が開かれた状態を維持する場合について説明した。ただし、弁制御部144は、エンジン負荷によっては、調整弁130、230を全閉にしてもよい。
本開示は、ガスエンジンに利用することができる。
100 ガスエンジン
106 ピストン
108 主燃焼室
122 副燃焼室
124 連通路
130 調整弁
142 検知部
144 弁制御部
222 副燃焼室
226a 連通路
230 調整弁

Claims (2)

  1. 主燃焼室と副燃焼室に開口する連通路と、
    前記連通路に設けられる調整弁と、
    エンジン負荷が第1負荷のとき、前記第1負荷よりも高負荷である第2負荷のときよりも、圧縮行程においてピストンが上死点位置となったときの前記調整弁の開度である上死点開度を、大きくする弁制御部と、
    ノッキングの発生有無を検知する検知部と、
    を備え、
    前記弁制御部は、ノッキングの発生が検知された場合、ノッキングの発生が検知されていない場合よりも、前記上死点開度を小さくし、クランク角の変化量に対する前記調整弁の開度の変化量を大きくするガスエンジン。
  2. 前記弁制御部は、始動から予め設定された暖機条件が満たされるまで、前記ピストンの位置に拘らず、前記調整弁の開度を中間開度よりも小さく、かつ、全閉よりも大きく維持する請求項に記載のガスエンジン。
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