JP7250597B2 - スプリンクラーヘッドの作動状態検知システム、消火システム、送水部品 - Google Patents

スプリンクラーヘッドの作動状態検知システム、消火システム、送水部品 Download PDF

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Description

本発明は、スプリンクラーヘッドの作動状態検知システム、消火システム、及び送水部品に関する。
従来、建築物等には、火災発生時から消防隊到着時までの間における初期消火用の消火システムとして、スプリンクラー設備が設けられている。このスプリンクラー設備に対しては、近年、非火災発生時の水損を防止するニーズが高まっており、このようなニーズを満たすことができるスプリンクラー設備の代表例として、乾式予作動式のスプリンクラー設備が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この乾式予作動式のスプリンクラー設備は、概略的には、火災を検出する感知器と、消火領域に散水を行う閉鎖型のスプリンクラーヘッドと、常時閉栓状態の制御弁を有し、火災時に制御弁を開栓する流水検知装置とを備えて構成されている。
このように構成された乾式予作動式のスプリンクラー設備においては、通常時には、スプリンクラーヘッドと流水検知装置の制御弁とが閉じられており、一次側配管には消火用水が充填され、二次側配管にはコンプレッサーによって加圧された圧縮空気等が充填されている。そして、火災時には、流水検知装置が、感知器から火災信号を受信し、且つ、スプリンクラーヘッドの作動に伴って二次側配管内の圧力が減圧したことを検知した場合に、制御弁を開放することで、スプリンクラーヘッドから消火用水を継続的に放出させる。
特開平6-79013号公報
このような上述した従来の乾式予作動式のスプリンクラー設備においては、流水検知装置によって二次側配管内の圧力が減圧したことが検知された場合に、スプリンクラーヘッドが作動状態であるとみなしており、スプリンクラーヘッドの作動状態を二次側配管内の圧力の減圧によって間接的に検知していたに過ぎず、スプリンクラーヘッドが作動状態であるかを直接的に検知していなかった。このため、例えば、スプリンクラーヘッドが作動状態になっていない場合においても、二次側配管の破損等によって当該二次側配管内の圧力が減圧した場合には、スプリンクラーヘッドが作動状態であると誤認識してしまい、制御弁が開放される場合があった。このため、このスプリンクラー設備の動作の信頼性の観点からは、改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを正確に検知することが可能になる、スプリンクラーヘッドの作動状態検知システム、消火システム、及び送水部品を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項に記載の消火システムは、送水手段を介して供給された消火用水を放出口を介して放出するスプリンクラーヘッドであり、前記放出口に対して離接自在な弁体を備えたスプリンクラーヘッドと、前記送水手段に関する制御を行う制御手段と、を備えた消火システムであって、前記スプリンクラーヘッドは、前記弁体の位置状態を検知する検知手段であって、前記送水手段の内部において、当該検知手段が前記弁体の位置状態を検知することが可能な位置に配置された検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記送水手段による前記消火用水の供給量を調整する。
請求項1に記載の消火システムによれば、弁体の位置状態を検知する検知手段と、検知手段の検知結果に基づいて、スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを判定する判定手段と、を備えたので、従来技術に比べて、スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを正確に検知することができ、消火システムの動作の信頼性を高めることが可能となる。また、二次側配管内の圧力が減圧したか否かを検知する必要がなくなるので、二次側配管内の圧力を加圧するためのコンプレッサを設置する必要がなくなり、従来技術に比べて、消火システムの設置コストを低減することが可能となると共に、消火システムの設置性を向上させることが可能となる。また、送水手段の内部において、検知手段が弁体の位置状態を検知することが可能な位置に、当該検知手段を配置したので、検知手段をスプリンクラーヘッドの内部に設けた場合に比べて、設置の制約を受けづらいので、検知手段の設置性を高めることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る消火システムの構成を示す概略図である。 非作動状態であるスプリンクラーヘッド及びその近傍部分を示す正面断面図である。 作動状態であるスプリンクラーヘッド及びその近傍部分を示す正面断面図である。 作動状態検知装置の電気的構成を示したブロック図である。 作動状態検知装置に関する消火処理のフローチャートである。 流水検知装置に関する消火処理のフローチャートである。 継手部の構成の変形例を示す図である。 継手部の構成の変形例を示す図である。 検知部の配置の変形例示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る扉の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念について説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。なお、実施の形態に係るスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムの適用対象は任意であるが、以下では、住戸等の建物内に設置された乾式予作動式の消火システムに適用された場合を例として説明を行う。ここで、「乾式予作動式の消火システム」とは、通常時には、後述する制御弁50が閉鎖された状態で、後述する送水部10の内部のうち、後述する貯水槽20側の端部から後述する制御弁50に至る範囲まで消火用水が充填されていると共に、後述する制御弁50から後述するスプリンクラーヘッド70側の端部に至る範囲まで空気が充填されており、火災時には、後述するスプリンクラーヘッド70が作動し、且つ、後述する感知器100等の火災端末機器が火災を検知した場合に、後述する制御弁50を開放して、後述するスプリンクラーヘッド70から消火用水を継続的に放出するシステムである。また、「消火用水」とは、消火に用いられる液体を意味し、後述する貯水槽20に蓄えられた雨水や水道水、あるいは、これら雨水や水道水に消火用の化学薬品を添加した液体を含む概念である。
(構成)
最初に、実施の形態に係るスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムが適用される消火システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る消火システムの構成を示す概略図である。この図1に示すように、消火システム1は、送水部10と、貯水槽20と、ポンプ30と、モータ40と、制御弁50と、流水検知装置60と、スプリンクラーヘッド70と、検知部80と、作動状態検知装置90と、感知器100と、制御盤110とを備えて構成されている。
ここで、これら装置における電気的な接続形態については、以下に示す通りに設定されている。具体的には、制御盤110は、ポンプ30及びモータ40の各々と第1配線2を介して接続され、流水検知装置60と第2配線3を介して接続され、作動状態検知装置90と第3配線4を介して接続され、感知器100と第4配線5を介して接続されている。また、作動状態検知装置90は、第5配線6を介して流水検知装置60と接続されていると共に、第6配線7を介して検知部80と接続されている。このような接続により、制御盤110が、ポンプ30、モータ40、流水検知装置60、作動状態検知装置90、感知器100の各々に対して信号を入出力することができる。また、作動状態検知装置90が、流水検知装置60及び検知部80の各々に対して信号を入出力することができる。
(構成-送水部)
まず、送水部10の構成について説明する。送水部10は、貯水槽20からポンプ30によって汲み上げられた消火用水を、スプリンクラーヘッド70に供給するための送水手段である。この送水部10は、建物の壁や天井等に設置されており、一次側配管11と、二次側配管12と、継手部13と、第1排水管14と、第2排水管15とを備えている。
一次側配管11は、制御弁50よりも貯水槽20側に設けられた配管である。この一次側配管11は、例えば、公知の配管等を用いて構成されており(なお、二次側配管12、第1排水管14、及び第2排水管15の構成についても同様とする)、貯水槽20、ポンプ30、及び制御弁50を直接的又は間接的に接続している。
二次側配管12は、制御弁50よりもスプリンクラーヘッド70側に設けられた配管である。この二次側配管12は、制御弁50、後述する排水弁14a、スプリンクラーヘッド70、及び後述する末端弁15aを直接的又は間接的に接続している。
継手部13は、スプリンクラーヘッド70と二次側配管12とをつなぎ合わせる送水部品である。この継手部13は、例えば、公知の継手(具体的には、ソケット型のねじ込み式管継手等)を用いて構成されており、スプリンクラーヘッド70と二次側配管12との相互間に配置され、螺合構造等によってスプリンクラーヘッド70及び二次側配管12とそれぞれ接続されている。
第1排水管14は、二次側配管12の消火用水を消火システム1の外部へ排水するための配管であり、流水検知装置60の近傍位置に配置されている。また、この第1排水管14には、当該第1排水管14の開閉を行う排水弁14aが設けられている。
第2排水管15は、二次側配管12の消火用水を消火システム1の外部へ排水するための配管であり、スプリンクラーヘッド70の近傍位置に配置されている。また、この第2排水管15には、当該第2排水管15の開閉を行う末端弁15aが設けられている。
(構成-貯水槽、ポンプ、モータ)
次に、貯水槽20、ポンプ30、及びモータ40の構成について説明する。
貯水槽20は、消火用水を貯めるためのものである。この貯水槽20は、公知の貯水タンク等を用いて構成されており、建物の屋上等に少なくとも1台以上設置されている。
ポンプ30は、モータ40から得られた機械的エネルギーを利用して、貯水槽20に貯められた消火用水を送水部10に向けて汲み上げるためのものである。このポンプ30は、例えば公知のポンプ等を用いて構成されており、貯水槽20の近傍位置に設置されている。
モータ40は、ポンプ30を駆動するためのものである。このモータ40は、例えば公知のモータ等を用いて構成されており、ポンプ30の近傍位置に設置されている。
(構成-制御弁)
次に、制御弁50の構成について説明する。制御弁50は、スプリンクラーヘッド70から放出される消火用水の流れを制御するものである。この制御弁50は、一次側配管11と二次側配管12との相互間に配置されており、弁ボディと、弁体と、スプリングとを備えて構成されている(いずれも図示を省略する)。なお、この制御弁50は、公知の制御弁等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
弁ボディは、制御弁50の基本構造体であり、弁体及びスプリングを収容するものである。この弁ボディは、略中空体にて形成されており、当該弁ボディに設けられた第1連通口を介して一次側配管11と接続されていると共に、当該弁ボディに設けられた第2連通口を介して二次側配管12と接続されている。弁体は、一次側配管11から二次側配管12への消火用水の流入を制御するものであり、具体的には、弁ボディ内の空間部を仕切るように配置されており、当該弁体の開閉によって、二次側の空間部への消火用水の供給を制御している。スプリングは、流水検知装置60の制御によって当該スプリングが伸縮することによって、弁体を開閉させるものである。このスプリングは、例えば公知のスプリング等を用いて構成されており、弁ボディの内部において弁体を押圧可能な位置に設置されている。
(構成-流水検知装置)
次に、流水検知装置60の構成について説明する。流水検知装置60は、一次側配管11の消火用水が二次側配管12に流入したことを検知する流水検知手段である。この流水検知装置60は、建物に1台配置されており、操作部と、圧力スイッチと、通信部と、制御部とを備えて構成されている(いずれも図示省略)。なお、この流水検知装置60は、例えば公知の流水検知装置等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
操作部は、流水検知装置60に対する操作入力を受け付ける操作手段である。
圧力スイッチは、一次側配管11の消火用水が二次側配管12に流入したことを検知した場合に、その旨を示す流水検知信号を通信部及び第2配線3を介して制御盤110に出力するスイッチであり、例えば公知の圧力スイッチ等を用いて構成されている。
通信部は、制御盤110との間で第2配線3を介して通信を行うと共に、作動状態検知装置90との間で第5配線6を介して通信を行うための通信手段である。
制御部は、流水検知装置60の各部及び制御弁50を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成される(なお、後述する作動状態検知装置90の制御部92、及び後述する制御盤110の制御部についても同様とする)。なお、この制御部によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成-スプリンクラーヘッド)
次に、スプリンクラーヘッド70の構成について説明する。図2は、非作動状態であるスプリンクラーヘッド70及びその近傍部分を示す正面断面図である。図3は、作動状態であるスプリンクラーヘッド70及びその近傍部分を示す正面断面図である。スプリンクラーヘッド70は、貯水槽20から送水部10を介して供給された消火用水を放出するものであ。このスプリンクラーヘッド70は、建物の天井等において、法定の設置間隔を満たすように、各階毎に1台又は複数台が配置されている。また、図2、図3に示すように、このスプリンクラーヘッド70は、ヘッド本体71と、弁体72と、ガード枠73と、プッシュリング74と、感熱体75と、デフレクタ76とを備えて構成されている。なお、このスプリンクラーヘッド70は、例えば公知のスプリンクラーヘッド(具体的には、閉鎖型スプリンクラーヘッド等)等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
ヘッド本体71は、スプリンクラーヘッド70の基本構造体である。このヘッド本体71は、略長尺な筒状体にて形成されており、当該ヘッド本体71の長手方向が上下方向に沿うように配置されており、当該ヘッド本体71の上端部分が継手部13に対して螺合構造等によって接続されている。また、このヘッド本体71には、連通口71aと、放出口71bと、放射路71cとが形成されている。連通口71aは、ヘッド本体71と継手部13とを連通させるための開口であり、ヘッド本体71の上端部に設けられている。放出口71bは、消火用水を放出するためのものであり、ヘッド本体71の下端部に設けられている。放射路71cは、消火用水を放出口71bの開口面と平行な方向に向けて放射させるための開口であり、ヘッド本体71の側壁部分に複数設けられている。
弁体72は、ヘッド本体71の放出口71bを閉鎖するためのものであり、ヘッド本体71の内周側における放出口71bに近接した位置において、放出口71bに対してスプリングシール72aを介して離接自在に取り付けられている。
ガード枠73は、感熱体75を支持して当該感熱体75をプッシュリング74に向かって押圧するとともに、弁体72を放出口71bに対して押圧するものである。このガード枠73は、略筒状体に形成されており、ヘッド本体71よりも下方側に配置されており、ボール73aを介して当該ガード枠73に設けられた掛止孔73bに対して嵌め込まれている。
プッシュリング74は、感熱体75によって支持され、ボール73aに当接して当該ボール73aをヘッド本体71の内周に対して押圧するためのものである。このプッシュリング74は、略長尺な筒状体にて形成されており、ヘッド本体71の内周において、当該プッシュリング74の長手方向が上下方向に略沿うように配置されていると共に、当該プッシュリング74の外周がボール73aと当接するように配置されている。
感熱体75は、弁体72を放出口71bから離脱させるためのトリガである。この感熱体75は、略筒状体にて形成され、当該感熱体75の上端部がプッシュリング74に嵌合され、当該感熱体75の下端部はガード枠73によって支持されている。また、この感熱体75の具体的な構成については任意であるが、例えば、揮発性の液体を封入したガラス容器であるグラスバルブを用いて構成されている。これにより、グラスバルブに封入されている液体が所定の温度に到達すると、温度に伴って上昇した液体の圧力にグラスバルブが耐え切れずに破裂する。また、この感熱体75の挙動については、具体的には、図2に示すように、通常時には、感熱体75は、プッシュリング74に嵌合され、且つ当該プッシュリング74をボール73aに対して押圧している。これにより、弁体72が放出口71bに近接しているので、弁体72によって放出口71bが閉鎖された状態となる。また、図3に示すように、火災時には、当該感熱体75が熱変形することにより、ガード枠73、ボール73a、及びプッシュリング74をヘッド本体71から下方に向けて離脱させ、これに伴って弁体72も放出口71bから下方に向けて離脱させる。これにより、放出口71bが開放された状態となる。
デフレクタ76は、放出口71bから放射路71cを介して放出された消火用水を拡散させるものである。このデフレクタ76は、略円板として形成されており、放出口71bの開口面に対して略平行に配置されており、ヘッド本体71における放出口71bの下端近傍部分に固定されている。
(構成-検知部)
次に、検知部80の構成について説明する。検知部80は、スプリンクラーヘッド70の弁体72の位置状態を検知する検知手段である。ここで、「弁体72の位置状態」とは、弁体72と放出口71bとの位置関係を意味し、例えば、図2に示す弁体72が放出口71bを閉鎖した状態(以下、「閉鎖位置状態」と称する)、図3に示す弁体72が放出口71bから離脱した状態(以下、「離脱位置状態」と称する)等を含む概念である。
この検知部80は、例えば公知の防水型の光センサ等を用いて構成されており、送光部81と、受光部82とを備えている。ここで、送光部81は、弁体72の位置状態を検知するための検知光を送光するための送光手段である。また、受光部82は、送光部81から送光された検知光を受光し、当該受光した検知光の光量を示す検知信号を第6配線7を介して作動状態検知装置90に出力するための受光手段である。これら送光部81及び受光部82は、作動状態検知装置90から第6配線7を介して供給される電力によって駆動される。
また、これら送光部81及び受光部82の配置については、実施の形態では、各スプリンクラーヘッド70と接続されている送水部10の内部に配置されている。このような箇所に送光部81及び受光部82が配置された理由は、以下に示す通りである。すなわち、送光部81及び受光部82の配置として、例えば、スプリンクラーヘッド70の内部に配置することも考えられる。しかしながら、このような配置においては、例えば、スプリンクラーヘッド70が既設されたものである場合に、このスプリンクラーヘッド70の内部において送光部81及び受光部82の設置スペースを確保しづらい場合があるので、これら送光部81及び受光部82が設置の制約を受ける可能性があった。また、このような配置によって、このスプリンクラーヘッド70の性能に影響を及ぼすおそれがあることから、このスプリンクラーヘッド70の信頼性を低下させる可能性が生じ得る。そこで、これらの問題を回避するために、送光部81及び受光部82が送水部10の内部に配置されている。
具体的には、図2、図3に示すように、送光部81は、継手部13の内周面近傍において、弁体72に対して検知光を照射することが可能な位置に配置されており、より具体的には、弁体72の位置状態が閉鎖位置状態である場合に、弁体72に対して検知光を直接的に照射可能な位置に配置されている。また、受光部82は、継手部13の内周面近傍において、送光部81から送光された検知光であって、弁体72から反射した検知光を受光することが可能な位置に配置されており、より具体的には、弁体72の位置状態が閉鎖位置状態である場合に、弁体72から反射された検知光を直接的に受光することが可能な位置に配置されている。
また、これら送光部81及び受光部82の固定については任意であるが、継手部13から消火用水が漏れ出すことを回避できるように、送光部81及び受光部82が固定されることが望ましく、例えば、これら送光部81及び受光部82の各々が、継手部13に対して半田付けによって固定されてもよい。この場合には、この半田付けされた部分が錆びることを抑制するために、この半田付けされた部分が防水又は防錆用のコーティング材によって被覆されてもよい。
このような構成により、検知部80をスプリンクラーヘッド70の内部に設けた場合に比べて、設置の制約を受けづらいので、検知部80の設置性を高めることが可能となる。また、検知部80を二次側配管12(又は一次側配管11)の内部に配置された場合に比べて、弁体72の近傍位置で当該弁体72の位置状態を検知でき、検知部80の検知精度を高めることが可能となる。また、検知部80を継手部13の内部における幅方向中央に配置した場合に比べて、検知部80によって送水部10による消火用水の供給が阻害されることを抑制でき、消火用水を効率良く供給することが可能となる。また、検知部80が光センサであるので、検知部80が弁体72から離間した位置に設けられた場合でも弁体72の位置状態を検知できることから、検知部80の設置性を一層高めることが可能となる。
(構成-作動状態検知装置)
次に、作動状態検知装置90の構成について説明する。図4は、作動状態検知装置90の電気的構成を示したブロック図である。作動状態検知装置90は、スプリンクラーヘッド70の作動状態を検知するためのものである。この作動状態検知装置90は、建物に少なくとも1台以上配置されており、図4に示すように通信部91と、制御部92と、記憶部93とを備えて構成されている。
通信部91は、制御盤110との間で第3配線4を介して通信し、流水検知装置60との間で第5配線6を介して通信し、検知部80との間で第6配線7を介して通信するための通信手段である。
制御部92は、作動状態検知装置90の各部を制御する制御手段であり、機能概念的に、判定部92aを備えている。ここで、判定部92aは、検知部80の検知結果に基づいて、スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かを判定する判定手段である。なお、上述した「送水部10」と、「検知部80」と、「判定部92a」とは、特許請求の範囲における「スプリンクラーヘッドの作動状態検知システム」に対応すると共に、上述した「送水部10」と、「検知部80」とは、特許請求の範囲における「送水部品」に対応する。また、この制御部92によって実行される処理の詳細については後述する。
記憶部93は、作動状態検知装置90の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部93は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる(なお、後述する制御盤110の記憶部についても同様とする)。
(構成-感知器)
次に、感知器100の構成について説明する。感知器100は、火災を報知する火災信号、又は火災からの復旧を報知する火災復旧信号を送信する有線式の火災報知端末である。
(構成-制御盤)
次に、制御盤110の構成について説明する。制御盤110は、消火システム1の電気的制御を行う制御手段である。この制御盤110は、建物に1台設置されており、操作部と、通信部と、表示部と、制御部と、記憶部とを備えて構成されている。なお、この制御盤110は、例えば公知の制御盤等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
操作部は、制御盤110に対する操作入力を受け付ける操作手段である。通信部は、ポンプ30及びモータ40の各々との間で第1配線2を介して通信し、流水検知装置60との間で第2配線3を介して通信し、作動状態検知装置90との間で第3配線4を介して通信し、感知器100との間で第4配線5を介して通信するための通信手段である。表示部は、制御部の制御に基づいて各種の情報を表示するものである。制御部は、制御盤110の各部を制御する制御手段である。記憶部は、制御盤110の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。
(消火処理)
次に、このように構成された消火システム1によって実行される消火処理について説明する。図5は、作動状態検知装置90に関する消火処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図6は、流水検知装置60に関する消火処理のフローチャートである。消火処理は、スプリンクラーヘッド70から放出される消火用水によって、建物で発生した火災を消火するための処理である。この消火処理においては、概略的には、スプリンクラーヘッド70の作動状態を検知する処理が行われる。また、この消火処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態においては、流水検知装置60、検知部80、作動状態検知装置90、感知器100、及び制御盤110に電源が投入された後に起動されるものとして説明する。また、この消火処理の前提としては、以下に示す通りとなる。具体的には、消火システム1における通常時の状態となるように、一次側配管11には消火用水が充填されていると共に、二次側配管12には空気が充填されているものとする。ただし、二次側配管内の圧力が減圧したか否かを検知する必要がなくなるので、二次側配管内の圧力を加圧するためのコンプレッサは省略されており、二次側配管12内の空気は加圧されていないものとする。また、制御弁50、排水弁14a、及び末端弁15aが閉鎖状態であると共に、スプリンクラーヘッド70が非作動状態であるものとする。
消火処理が起動されると、図5、図6に示すように、スプリンクラーヘッド70から放出される消火用水によって、建物で発生した火災を消火できるように、作動状態検知装置90の制御部92は、SA1からSA3の処理を行うと共に、流水検知装置60の制御部は、SB1からSB4の処理を行う。
まず、図5に示すように、SA1において作動状態検知装置90の制御部92は、建物に設置された各スプリンクラーヘッド70(以下、「各スプリンクラーヘッド70」と称する)と接続されている継手部13の内部に配置された各検知部80(以下、「各検知部80」と称する)の受光部82から所定のタイミング(例えば、1min毎等)で送信される検知信号を第6配線7及び通信部91を介して受信したか否かを判定する。そして、作動状態検知装置90の制御部92は、上記検知信号が受信されるまで待機し(SA1、No)、上記検知信号が受信された場合に(SA1、Yes)、SA2に移行する。
SA2において作動状態検知装置90の判定部92aは、SA1にて受信された検知信号に含まれる検知結果に基づいて、各スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かを判定する。このスプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かの判定については任意であるが、実施の形態においては、上記検知結果である受光部82にて受光された検知光の光量の大きさに基づいて、スプリンクラーヘッド70の弁体72の位置状態を特定し、当該特定されたスプリンクラーヘッド70の弁体72の位置状態に基づいて判定する。
具体的には、まず、弁体72の位置状態の特定については、図2に示すスプリンクラーヘッド70が非作動状態である場合における受光部82によって受光された検知光の光量をあらかじめ測定した結果と、SA1にて受信された検知信号に含まれる検知結果とを比較する。そして、両者の結果(すなわち、両者の検知光の光量の大きさ)が略同一の場合には、図2に示すように、弁体72が放出口71bに近接している状態が維持されていることにより、送光部81から送信された検知光であって、弁体72から反射された検知光が直接的に受光部82によって受光されていることで、両者の検知光の光量に差が生じなかったと考えられる。よって、この場合には、弁体72の位置状態を閉鎖位置状態として特定する。一方、両者の結果が略同一でない場合には、図3に示すように、火災の発生によって弁体72が放出口71bから離脱したことにより、送光部81から送信された検知光が弁体72に反射された後、スプリンクラーヘッド70や継手部13等に反射して受光部82によって受光されていることで、両者の光量に差が生じたと考えられる。よって、この場合には、弁体72の位置状態を離脱位置状態として特定する。
次に、スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かの判定については、上記特定された弁体72の位置状態が閉鎖位置状態である場合に、弁体72によって放出口71bが閉鎖されているので、スプリンクラーヘッド70が作動状態でないと判定する。一方、上記特定された弁体72の位置状態が離脱位置状態である場合に、弁体72の離脱によって放出口71bが開放されているので、スプリンクラーヘッド70が作動状態であると判定する。
そして、作動状態検知装置90の判定部92aは、各スプリンクラーヘッド70が作動状態でないと判定された場合(SA2、No)、SA1に移行し、SA2にて各スプリンクラーヘッド70が作動状態であると判定されるまで、SA1及びSA2の処理を繰り返す。一方、各スプリンクラーヘッド70が作動状態であると判定された場合(SA2、Yes)、SA3に移行する。
このように、作動状態検知装置90の判定部92aが、検知部80の検知結果に基づいて、スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かを判定するので、従来技術に比べて、スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かを正確に検知することができ、消火システム1の動作の信頼性を高めることが可能となる。また、消火システム1にコンプレッサを設置する必要がなくなるため、従来技術に比べて、消火システム1の設置コストを低減することが可能となると共に、消火システム1の設置性を向上させることが可能となる。
図5に戻り、SA3において作動状態検知装置90の制御部92は、作動状態信号を生成し、当該生成した作動状態信号を通信部91及び第5配線6を介して流水検知装置60に送信する。ここで、「作動状態信号」とは、スプリンクラーヘッド70が作動状態である旨を示す情報を含む信号であり、所定のフォーマットで生成される。その後、作動状態検知装置90の制御部92は、SA1に移行し、以降同様に、SA1からSA3の処理を行う。
次に、図6に示すように、SB1において流水検知装置60の制御部は、建物に設置された各感知器100(以下、「各感知器100」と称する)から送信された火災信号であって、火災が発生した旨を報知する火災信号を第4配線5、制御盤110、第2配線3、及び通信部を介して受信したか否かを判定する。そして、流水検知装置60の制御部は、上記火災信号が受信されるまで待機し(SB1、No)、上記火災信号が受信された場合に(SB1、Yes)、SB2に移行する。
SB2において流水検知装置60の制御部は、SA3にて作動状態検知装置90から送信された作動状態信号を第5配線6及び通信部を介して受信したか否かを判定する。そして、流水検知装置60の制御部は、上記作動状態信号が受信されるまで待機し(SB2、No)、上記作動状態信号が受信された場合に(SB2、Yes)、SB3に移行する。このように、SB2の処理をSB1の処理の後に行うことで、スプリンクラーヘッド70が故障や人為的行為等によって誤作動した場合でも、SB3、SB4の処理が行われることを回避できる。なお、SB2の処理において、所定時間(例えば、1h等)経過しても作動状態信号が受信されない場合には、火災の発生以外の他の要因(例えば、感知器100の誤検知又は感知器100の点検等)によって、感知器100から火災信号が送信された可能性が高い。よって、このような場合には、流水検知装置60の制御部は、SB1に移行してもよい。
SB3において流水検知装置60の制御部は、SB1、SB2にて火災信号及び作動状態信号を受信したことにより、建物で火災が発生しているものとして、制御弁50の弁体を開放させる。このような処理により、図1に示すように、一次側配管11に充填されていた消火用水が二次側配管12に通過可能となるので、この消火用水を二次側配管12及び継手部13を介して作動状態であるスプリンクラーヘッド70から放出させることが可能となる。
図6に戻り、SB4において流水検知装置60の制御部は、起動信号を生成し、当該生成した起動信号を通信部及び第2配線3を介して制御盤110に送信する。ここで、「起動信号」とは、ポンプ30及びモータ40を起動させるための信号であり、所定のフォーマットで生成される。その後、制御盤110の制御部は、第2配線3及び通信部を介して起動信号を受信し、当該受信した起動信号に基づいて、ポンプ30及びモータ40を起動させる。このような処理により、ポンプ30によって貯水槽20から汲み上げられた消火用水を、一次側配管11、二次側配管12、及び継手部13を介して作動状態であるスプリンクラーヘッド70に供給することができるので、このスプリンクラーヘッド70から消火用水を継続的に放出することが可能となる。
また、この制御盤110の制御部による消火用水の供給量の調整については任意であるが、実施の形態においては、作動状態であるスプリンクラーヘッド70の個数に基づいて調整される。具体的には、建物に設置された複数のスプリンクラーヘッド70の全部から作動状態信号を受信した場合(すなわち、全部のスプリンクラーヘッド70が作動状態である場合)には、モータ40の回転速度を最大速度とすることで、消火用水の供給量が最大量となるように調整する。一方、建物に設置された複数のスプリンクラーヘッド70の一部から作動状態信号を受信した場合(すなわち、一部のスプリンクラーヘッド70が作動状態である場合)には、モータ40の回転速度を最大速度よりも遅くすることで、消火用水の供給量が上記最大量に比べて低く、且つ当該スプリンクラーヘッド70の消火用水の放出量が基準量を下回らないように調整する。これにより、作動状態であるスプリンクラーヘッド70の個数が比較的少ない場合に、当該スプリンクラーヘッド70の消火用水の放出量が基準量より大きく上回ることを抑制できるので、建物において無駄な水損が生じることを回避することが可能となる。
次に、図6に示すように、建物で発生した火災が消火されたことで、スプリンクラーヘッド70からの消火用水の放出を停止できるように、流水検知装置60の制御部は、SB5からSB7の処理を行う。
まず、図6に示すように、SB5において流水検知装置60の制御部は、火災が検知された感知器100から送信された火災復旧信号であって、火災が消火された旨を報知する火災復旧信号を第4配線5、制御盤110、第2配線3、及び通信部を介して受信したか否かを判定する。そして、流水検知装置60の制御部は、上記火災復旧信号が受信されるまで待機し(SB5、No)、上記火災復旧信号が受信された場合に(SB5、Yes)、SB6に移行する。
SB6において流水検知装置60の制御部は、建物で発生した火災が消火されたものとして、制御弁50の弁体を閉鎖させる。ここで、この制御弁50の弁体の閉鎖については任意であるが、実施の形態においては、SB1にて建物に設置された複数の感知器100から火災信号が受信された場合において、これら複数の感知器100の一部から火災復旧信号が受信された場合には、制御弁50の弁体の開放を維持し、これら複数の感知器100の全部から火災復旧信号が受信された場合には、制御弁50の弁体を閉鎖させる。これにより、建物で発生した火災が完全に消火されるまで、作動状態であるスプリンクラーヘッド70から消火用水を継続して放出することが可能となる。
SB7において流水検知装置60の制御部は、停止信号を生成し、当該生成した停止信号を通信部及び第2配線3を介して制御盤110に送信する。ここで、「停止信号」とは、ポンプ30及びモータ40の駆動を停止させるための信号であり、所定のフォーマットで生成される。その後、制御盤110の制御部は、第2配線3及び通信部を介して停止信号を受信し、当該受信した停止信号に基づいて、ポンプ30及びモータ40の駆動を停止させる。これにより、ポンプ30によって貯水槽20から消火用水が汲み上げられることを停止することができる。また、流水検知装置60の制御部は、SB1に移行し、以降同様に、SB1からSB7の処理を行う。
(効果)
このように実施の形態によれば、弁体72の位置状態を検知する検知部80と、検知部80の検知結果に基づいて、スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かを判定する判定部92aと、を備えたので、従来技術に比べて、スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かを正確に検知することができ、消火システムの動作の信頼性を高めることが可能となる。また、消火システム1にコンプレッサを設置する必要がなくなるため、従来技術に比べて、消火システム1の設置コストを低減することが可能となると共に、消火システム1の設置性を向上させることが可能となる。送水部10の内部において、検知部80が弁体72の位置状態を検知することが可能な位置に、当該検知部80を配置したので、検知部80をスプリンクラーヘッド70の内部に設けた場合に比べて、設置の制約を受けづらいので、検知部80の設置性を高めることが可能となる。
また、検知部80を、継手部13の内部に配置したので、二次側配管12(又は一次側配管11)の内部に配置した場合に比べて、弁体72の近傍位置で当該弁体72の位置状態を検知でき、検知部80の検知精度を高めることが可能となる。
また、検知部80を、継手部13の内面近傍に配置したので、検知部80を継手部13の内部中央に配置した場合に比べて、検知部80によって送水部10による消火用水の供給が阻害されることを抑制でき、消火用水を効率良く供給することが可能となる。
また、検知部80が、光センサであるので、検知部80が弁体72から離間した位置に設けられた場合でも弁体72の位置状態を検知できることから、検知部80の設置性を一層高めることが可能となる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。例えば、従来のシステムよりも消火システム1の設置性を高めることができない場合であっても、従来のシステムと同程度に、消火システム1の設置性を高めることが従来のシステムとは異なる本願発明のシステムによって達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。例えば、流水検知装置60、作動状態検知装置90、又は制御盤110をそれぞれ複数の装置に分散して構成したり、流水検知装置60、作動状態検知装置90、又は制御盤110の一方の機能の一部を他方に持たせたりしてもよい。また、各部を分散する場合において、これら各部の相互間の連携は、有線と無線のいずれか一方又は両方により行うことができる。
(実施の形態の相互関係について)
複数の実施の形態が記載されている場合において、これら複数の実施の形態の相互間においては、その構成や処理の一部を相互に入れ替えたり、一方の構成や処理を他方に適用したりしてもよい。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(消火システムについて)
上記実施の形態では、消火システム1が、乾式予作動式の消火システムであると説明したが、これに限られず、例えば、湿式の消火システムや乾式の消火システムであってもよい。ここで、「湿式の消火システム」とは、通常時には、制御弁50が閉鎖された状態で、送水部10の内部のうち、貯水槽20側の端部から制御弁50に至る範囲まで消火用水が充填されていると共に、制御弁50からスプリンクラーヘッド70側の端部に至る範囲までも消火用水が充填されており、火災時には、スプリンクラーヘッド70が作動することで、制御弁50を開放させて、スプリンクラーヘッド70から消火用水を継続的に放水するシステムである。また、「乾式の消火システム」とは、通常時には、制御弁50が閉鎖された状態で、送水部10の内部のうち、貯水槽20側の端部から制御弁50に至る範囲まで消火用水が充填されていると共に、制御弁50からスプリンクラーヘッド70側の端部に至る範囲まで空気が充填されており、火災時には、スプリンクラーヘッド70が作動することで、制御弁50を開放させて、スプリンクラーヘッド70から消火用水を継続的に放水するシステムである。なお、消火システム1が、湿式の消火システムや乾式の消火システムである場合には、火災信号に基づいて制御弁50を開閉する制御が行われないので、感知器10を省略することができると共に、消火処理におけるSB1、SB5からSB7の処理も省略することができる。
(送水部品について)
上記実施の形態では、送水部品が継手部13であると説明したが、これに限られない。例えば、送水部品が、一次側配管11又は二次側配管12であってもよく、あるいは、一次側配管11、二次側配管12、及び継手部13を含む送水部10であってもよい。
(継手部について)
上記実施の形態では、継手部13が、ソケット型のねじ込み式管継手であると説明したが、これに限られない。例えば、図7に示すように、継手部13が、停滞水防止継手であってもよい。ここで、「停滞水防止継手」とは、継手部13の内部の水が停滞することを防止するための継手である。この場合において、継手部13は、縦断面形状がT字状である管状体にて形成されており、二次側配管12の端部のうち、日常的に使用される図示しない水栓(例えば、トイレ等)側の端部近傍に設置される。そして、継手部13は、当該継手部13に設けられた第1連通口120を介して制御弁50側の二次側配管12と接続され、当該継手部13に設けられた第2連通口121を介して水栓側の二次側配管12と接続され、当該継手部13に設けられた第3連通口122を介してスプリンクラーヘッド70と接続されている。また、継手部13のうち、スプリンクラーヘッド70側の分岐部分の内部には、壁部123が設けられる。壁部123は、スプリンクラーヘッド70側の分岐部分内の消火用水を対流させるものである。この壁部123は、長尺な板状体であり、スプリンクラーヘッド70側の分岐部分の中央において、当該壁部123の長手方向が当該分岐部分の軸方向に沿うように設置されている。このような構造により、継手部13の二次側配管12側の分岐部分を通過する消火用水の一部が、壁部123によってスプリンクラーヘッド70側の分岐部分に引き込まれることで、当該スプリンクラーヘッド70側の分岐部分内の消火用水を押し出すことが可能となる。よって、スプリンクラーヘッド70側の分岐部分内の消火用水を対流させることができ、継手部13の内部の水を清潔な状態に保つことが可能となる。ここで、検知部80の設置については任意であるが、例えば、図7に示すように、弁体72の位置状態が閉鎖位置状態である場合に、送光部81が弁体72に対して検知光を直接的に照射でき、且つ、受光部82が弁体72から反射された検知光を直接的に受光することができるように、スプリンクラーヘッド70側の分岐部分における第3連通口122の近傍位置であって、送光部81から照射された検知光や弁体72から反射された検知光が壁部123に当たらない位置に設置されている。
また、図8に示すように、継手部13が、感熱開放継手であってもよい。ここで、「感熱開放継手」とは、火災時に熱を感知した場合に、消火用水を放出することが可能な継手である。この場合において、継手部13は、縦断面形状がL字状となる管状体にて形成される。また、継手部13内の空間部は、二次側配管12側の空間部と、スプリンクラーヘッド70側の空間部とを有しており、これら空間部が弁体130によって仕切られている。また、この継手部13には、二次側配管12と接続するための第1連通口131と、スプリンクラーヘッド70と接続するための第2連通口132と、第1連通口131と第2連通口132との相互間に配置された第3連通口133とが形成されている。また、この第3連通口133には、感熱ヘッド134が設けられている。感熱ヘッド134は、弁体を開閉するためのトリガである。この感熱ヘッド134は、火災の熱によって溶融又は破裂する感熱部134aを備えており、当該第3連通口133を覆うように配置され、弁体130を支持するように固定されている。このような構成により、通常時には、弁体130によって消火用水が継手部13のスプリンクラーヘッド70側の空間部に流れることはないが、火災時には、感熱部134aが溶融又は破裂することによって、感熱部134aによって弁体130が支持されなくなるので、弁体130が開く。これにより、消火用水が継手部13のスプリンクラーヘッド70側の空間部に流れるため、スプリンクラーヘッド70から消火用水を放出することが可能となる。ここで、検知部80の設置については任意であるが、例えば、スプリンクラーヘッド70の弁体72の位置状態を検知することが可能な位置、又は継手部13の弁体130の位置状態を検知することが可能な位置のいずれか一方に設置されてもよい。あるいは、これに限られず、図8に示すように、スプリンクラーヘッド70の弁体72の位置状態を検知することが可能な位置と、継手部13の弁体130の位置状態を検知することが可能な位置との両方に設置されてもよい。この場合には、消火処理のSA2の処理において、スプリンクラーヘッド70の弁体72の位置状態を検知する検知部80の検知結果又は継手部13の弁体130の位置状態を検知する検知部80の検知結果のいずれか一方に基づいて、各スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かを判定してもよい。あるいは、これら両方の検知部80の検知結果に基づいて、各スプリンクラーヘッド70が作動状態であるか否かを判定してもよい。
(検知部について)
上記実施の形態では、検知部80が、光センサであると説明したが、これに限られず、例えば、超音波センサや磁気センサ等であってもよい。ここで、検知部80が超音波センサである場合における弁体72の位置状態の特定については、検知部80から音波が送信されてから弁体130に反射して当該検知部80に戻るまでの時間に基づいて特定される。また、検知部80が磁気センサである場合における弁体72の位置状態の特定については、検知部80にて検知された磁気の大きさに基づいて特定される。
また、上記実施の形態では、送光部81の配置については、弁体72の位置状態が閉鎖位置状態である場合に、弁体72に対して検知光を直接的に照射可能な位置に配置されていると説明したが、これに限られず、例えば、継手部13に反射させてから弁体72に対して検知光を照射可能な位置に配置されてもよい。また、上記実施の形態では、受光部82の配置については、弁体72の位置状態が閉鎖位置状態である場合に、弁体72から反射された検知光を直接的に受光することが可能な位置に配置されていると説明したが、これに限られず、弁体72から反射された検知光を継手部13に反射させてから受光することが可能な位置に配置されてもよい。
また、上記実施の形態では、検知部80が、継手部13に配置されていると説明したが、これに限られず、例えば、図9に示すように、二次側配管12に配置されてもよく、又は一次側配管11に配置されてもよい。あるいは、これに限られず、継手部13及び二次側配管12(又は一次側配管11)の両方に配置されてもよい。このような配置においては(特に、検知部80が一次側配管11に配置される場合には)、上述したように、送光部81から送信された検知光を乱反射させて、受光部82が検知光を受光できる位置に配置することで、スプリンクラーヘッド70の弁体72の位置状態を検知することが可能となる。また、継手部13の内部に配置した場合に比べて、設置の制約を受けづらいことから、検知部80の設置性を一層向上させることができる。なお、スプリンクラーヘッドは他の形態のもの、例えば、所謂フラッシュ型スプリンクラーヘッド等であっても良い。
また、上記実施の形態では、送光部81及び受光部82の各々が、継手部13の内周面近傍に配置されていると説明したが、これに限られず、例えば、継手部13の内部中央に配置されてもよい。
(消火処理について)
上記実施の形態では、制御盤110の制御部による消火用水の供給量の調整については、作動状態であるスプリンクラーヘッド70の個数に基づいて調整されると説明したが、これに限られない。例えば、作動状態であるスプリンクラーヘッド70の位置に基づいて調整されてもよい。具体的には、SA3において、作動状態検知の制御部92が、作動状態信号を送信する場合に、この作動状態信号に対応するスプリンクラーヘッド70の位置情報であって、記憶部93にあらかじめ記憶されたスプリンクラーヘッド70の位置情報(又は、受光部82から送信された検知信号に付加されたスプリンクラーヘッド70の位置情報)を、この作動状態信号に付加して流水検知装置60に送信する。次に、SB4において、流水検知装置60の制御部が、起動信号を送信する場合に、SB2にて受信された作動状態信号に付加されたスプリンクラーヘッド70の位置情報を、この起動信号に付加して制御盤110に送信する。そして、制御盤110の制御部は、流水検知装置60から受信した起動信号に付加されたスプリンクラーヘッド70の位置情報に基づいて消火用水の供給量を調整する。より具体的には、制御盤110の制御部は、受信された位置情報に対応するスプリンクラーヘッド70が貯水槽20から最も離れた場所に位置する場合には、モータ40の回転速度を最大速度とすることで、消火用水の供給量が最大量となるように調整する。また、受信された位置情報に対応するスプリンクラーヘッド70が貯水槽20から最も近い場所に位置している場合には、モータ40の回転速度を最大速度よりも遅くすることで、消火用水の供給量が上記最大量に比べて低く、且つ当該スプリンクラーヘッド70の消火用水の放出量が基準量を下回らないように調整する。このような処理により、スプリンクラーヘッド70の位置に関わらず、スプリンクラーヘッド70から消火用水が放出されるタイミングを略同一にすることができ、消火システム1の消火性能を高めることが可能となる。
(付記)
上述した課題を解決し、目的を達成するために、付記1のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムは、送水手段を介して供給された消火用水を放出口を介して放出するスプリンクラーヘッドであり、前記放出口に対して離接自在な弁体を備えたスプリンクラーヘッドの作動状態を検知するための作動状態検知システムであって、前記弁体の位置状態を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記送水手段の内部において、前記検知手段が前記弁体の位置状態を検知することが可能な位置に、当該検知手段を配置した。
付記2のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムは、付記1に記載のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムにおいて、前記送水手段は、配管と、前記配管に対して前記スプリンクラーヘッドを接続するための継手部と、を備え、前記検知手段を、前記配管の内部又は前記継手部の内部の少なくともいずれか一方に配置した。
付記3のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムは、付記2に記載のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムにおいて、前記検知手段を、前記配管の内面近傍又は前記継手部の内面近傍に配置した。
付記4のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムは、付記1から3のいずれか一項に記載のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムにおいて、前記検知手段が、光センサである。
付記5の消火システムは、送水手段を介して供給された消火用水を放出口を介して放出するスプリンクラーヘッドであり、前記放出口に対して離接自在な弁体を備えたスプリンクラーヘッドと、前記送水手段に関する制御を行う制御手段と、を備えた消火システムであって、前記スプリンクラーヘッドは、前記弁体の位置状態を検知する検知手段であって、前記送水手段の内部において、当該検知手段が前記弁体の位置状態を検知することが可能な位置に配置された検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを判定する判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記送水手段による前記消火用水の供給量を調整する。
付記6の送水部品は、消火用水を放出口を介して放出するスプリンクラーヘッドであり、前記放出口に対して離接自在な弁体を備えたスプリンクラーヘッドに対して、前記消火用水を供給する送水部品であって、前記弁体の位置状態を検知する検知手段を備え、当該送水部品の内部において、前記検知手段が前記弁体の位置状態を検知することが可能な位置に、当該検知手段を配置した。
(付記の効果)
付記1のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システム、又は、付記5の消火システムによれば、弁体の位置状態を検知する検知手段と、検知手段の検知結果に基づいて、スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを判定する判定手段と、を備えたので、従来技術に比べて、スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを正確に検知することができ、消火システムの動作の信頼性を高めることが可能となる。また、二次側配管内の圧力が減圧したか否かを検知する必要がなくなるので、二次側配管内の圧力を加圧するためのコンプレッサを設置する必要がなくなり、従来技術に比べて、消火システムの設置コストを低減することが可能となると共に、消火システムの設置性を向上させることが可能となる。また、送水手段の内部において、検知手段が弁体の位置状態を検知することが可能な位置に、当該検知手段を配置したので、検知手段をスプリンクラーヘッドの内部に設けた場合に比べて、設置の制約を受けづらいので、検知手段の設置性を高めることが可能となる。
付記2のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムによれば、検知手段を、配管の内部又は継手部の内部の少なくともいずれか一方に配置したので、検知手段を配管の内部に配置した場合には、継手部の内部に配置した場合に比べて、設置の制約を受けづらいことから、検知手段の設置性を一層向上させることができる。また、検知手段を継手部の内部に配置した場合には、配管の内部に配置した場合に比べて、弁体の近傍位置で当該弁体の位置状態を検知でき、検知手段の検知精度を高めることが可能となる。
付記3のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムによれば、検知手段を、配管の内面近傍又は継手部の内面近傍に配置したので、検知手段を配管の内部中央又は継手部の内部中央に配置した場合に比べて、検知手段によって送水手段による消火用水の供給が阻害されることを抑制でき、消火用水を効率良く供給することが可能となる。
付記4のスプリンクラーヘッドの作動状態検知システムによれば、検知手段が、光センサであるので、検知手段が弁体から離間した位置に設けられた場合でも弁体の位置状態を検知できることから、検知手段の設置性を一層高めることが可能となる。
付記6の送水部品によれば、スプリンクラーヘッドが作動状態であることを検知できるように、弁体の位置状態を検知する検知手段を備えたので、従来技術に比べて、スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを正確に検知することができ、消火システムの動作の信頼性を高めることが可能となる。また、二次側配管内の圧力が減圧したか否かを検知する必要がなくなるので、二次側配管内の圧力を加圧するためのコンプレッサを設置する必要がなくなり、従来技術に比べて、消火システムの設置コストを低減することが可能となると共に、消火システムの設置性を向上させることが可能となる。また、送水部品の内部において、検知手段が弁体の位置状態を検知することが可能な位置に、当該検知手段を配置したので、検知手段をスプリンクラーヘッドの内部に設けた場合に比べて、設置の制約を受けづらいので、検知手段の設置性を高めることが可能となる。
1 消火システム
2 第1配線
3 第2配線
4 第3配線
5 第4配線
6 第5配線
7 第6配線
10 送水部
11 一次側配管
12 二次側配管
13 継手部
14 第1排水管
14a 排水弁
15 第2排水管
15a 末端弁
20 貯水槽
30 ポンプ
40 モータ
50 制御弁
60 流水検知装置
70 スプリンクラーヘッド
71 ヘッド本体
71a 連通口
71b 放出口
71c 放射路
72 弁体
72a スプリングシール
73 ガード枠
73a ボール
73b 掛止孔
74 プッシュリング
75 感熱体
76 デフレクタ
80 検知部
81 送光部
82 受光部
90 作動状態検知装置
91 通信部
92 制御部
92a 判定部
93 記憶部
100 感知器
110 制御盤
120 第1連通口
121 第2連通口
122 第3連通口
123 壁部
130 弁体
131 第1連通口
132 第2連通口
133 第3連通口
134 感熱ヘッド
134a 感熱部

Claims (1)

  1. 送水手段を介して供給された消火用水を放出口を介して放出するスプリンクラーヘッドであり、前記放出口に対して離接自在な弁体を備えたスプリンクラーヘッドと、
    前記送水手段に関する制御を行う制御手段と、を備えた消火システムであって、
    前記スプリンクラーヘッドは、
    前記弁体の位置状態を検知する検知手段であって、前記送水手段の内部において、当該検知手段が前記弁体の位置状態を検知することが可能な位置に配置された検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記スプリンクラーヘッドが作動状態であるか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記送水手段による前記消火用水の供給量を調整する、
    消火システム。
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