JP7250135B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、道路上に存在するオブジェクトの情報の送信順序を決定する技術に関する。
従来、車両間通信を用い、自車両から死角となる死角範囲の画像情報を他車両から受信する方法が知られている(特許文献1)。他車両から死角範囲の画像情報を受信することで、自車両の乗員に自車両からは把握できない死角範囲の情報を提供できる。
特開2008-299676号公報
しかしながら、死角範囲の情報が送信されるとしても、情報がランダムに送信される場合、受信側の車両が利用したい時までに必要な情報が揃わないおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、車両に必要とされる順番でオブジェクトの情報を送信することを目的とする。
本発明の一態様にかかる情報処理装置は、車両の進行方向に存在する複数のオブジェクトのそれぞれについて、車両とオブジェクトとの衝突リスクを算出し、オブジェクトを取り巻く環境要因に応じて衝突リスクを補正し、衝突リスクに基づいて決定した送信順序で、オブジェクトの情報を車両へ送信する。本発明の一態様にかかる情報処理装置は、配信領域を含み、オブジェクト情報の送信を要求する送信要求を受信し、配信領域内のオブジェクトの情報を車両へ送信する。
本発明によれば、車両に必要とされる順番でオブジェクトの情報を送信することができる。
図1は、第1の実施形態の情報処理装置を含む全体構成図である。 図2は、第1の実施形態の情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、車両の進行方向にオブジェクトが存在する状況の一例を示す図である。 図4は、図3の状況において車線ごとに存在するオブジェクトを示した一例を示す図である。 図5は、図3の状況において、情報処理装置がオブジェクト情報を送信する順序を示す図である。 図6は、第1の実施形態の変形例を示す図である。 図7は、第1の実施形態の変形例を示す図である。 図8は、第2の実施形態の情報処理装置を含む全体構成図である。 図9は、衝突リスクの補正処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、車両のセンサにより検知できたオブジェクトと各オブジェクトの状況の一例を示す図である。 図11は、衝突リスクを算出する際に用いる情報の一例を示す図である。 図12は、第3の実施形態の情報処理装置を含む全体構成図である。 図13は、第3の実施形態の情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、配信範囲の一例を示す図である。 図15は、データの送信順の一例を示す図である。 図16は、検出範囲の算出処理の流れを示すフローチャートである。 図17は、センサの認識範囲の一例を示す図である。 図18は、検出範囲の一例を示す図である。 図19は、遮へい領域を排除した検出範囲の一例を示す図である。 図20は、検出範囲をノード同士のつながりで表したリンクに基づいて設定した一例を示す図である。 図21は、遮へい領域の一例を示す図である。 図22は、遮へい領域の一例を示す図である。 図23は、遮へい領域の一例を示す図である。 図24は、遮へい領域の一例を示す図である。
[第1の実施形態]
図1を参照し、第1の実施形態の情報処理装置10について説明する。
情報処理装置10は、車両Aから車両Aの現在位置と車両Aの周囲をセンシングしたセンサデータとを受信するとともに、車両Bから車両Bの現在位置を受信する。情報処理装置10は、センサデータに基づいて車両Bと衝突するリスクのあるオブジェクトを検出し、そのオブジェクトに関する情報を衝突リスクの高い順で車両Bへ送信する。車両Bは、自車両から検出できるオブジェクトだけでなく、車両A等の別の位置から観測できるオブジェクトの情報を用い、余裕を持って道路上のオブジェクトを避けて走行するような軌跡を描く走行計画の生成を開始できる。なお、情報処理装置10は、車両Aだけでなく、他の車両または道路の周辺に設置されたセンサなどからセンサデータ等を受信してもよい。
車両Aおよび車両Bは、自動運転機能を有する車両でもよく、自動運転機能を有しない車両でもよい。車両Aおよび車両Bは、自動運転と手動運転を切り替え可能な車両でもよい。
図1に示す情報処理装置10は、オブジェクト検知部11、衝突リスク算出部12、およびオブジェクト選択部13を備える。情報処理装置10の各部は、情報処理装置10の備えるコントローラおよび通信回路により構成してもよい。コントローラは、中央処理装置、メモリ、および入出力部を備える汎用のコンピュータである。プログラムによってコントローラを情報処理装置10の各部として機能させてもよい。このプログラムは情報処理装置10が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
オブジェクト検知部11は、車両Aから車両Aの位置情報および車両Aの周囲をセンシングしたセンサデータを受信する。オブジェクト検知部11は、車両Aの位置情報およびセンサデータに基づき、車両Bの進行方向に存在するオブジェクトについて、少なくとも物体位置と検知時刻を含み、速度、状態、および種類等を含むオブジェクト情報を出力する。物体位置を表す座標系は、車両Aから受信した車両Aの位置情報を用い、世界測地系または高精度地図の基準点からの道のり距離で表現する。オブジェクトの状態とは、例えば、オブジェクトが静止しているか否か、オブジェクトが発進しようとしているか否か、方向指示器などから検出された方向指示器情報などである。オブジェクトの種類とは、例えば、車両、歩行者、自転車、障害物などの種別である。オブジェクト情報がオブジェクトの種類を含むことで、車両Bはオブジェクトの種類に応じた対応を取ることができる。
衝突リスク算出部12は、車両Bから位置情報、速度などを受信する。衝突リスク算出部12は、車両Bの位置情報、速度、およびオブジェクト検知部11の出力するオブジェクト情報を用い、各オブジェクトについて、車両Bとオブジェクトとの衝突リスクを算出する。衝突リスクは、車両Bとオブジェクトが衝突する可能性を数値化したものである。衝突リスク算出部12は、例えば、車両Bの走行車線とオブジェクトの存在する車線との関係に基づいて衝突リスクを算出する。
オブジェクト選択部13は、衝突リスク算出部12の算出した衝突リスクに基づいて車両Bへ送信するオブジェクト情報を選択し、各オブジェクト情報の送信順序を決定する。オブジェクト選択部13は、決定した送信順序でオブジェクト情報を車両Bへ送信する。送信順序は、例えば、車両Bとオブジェクトが衝突するまでの余裕時間に基づいて決定される。余裕時間は、相対距離を相対速度で割ることで求められる。
車両Aは、自己位置計測部21およびセンサ22備える。
自己位置計測部21は、車両Aの位置情報を計測して出力する。具体的には、自己位置計測部21は、Global Navigation Satellite System(GNSS)信号を受信し、現在時刻、車両Aの自己位置を計測する。自己位置計測部21は、他の方法により車両Aの位置情報を計測してもよい。位置情報は、例えば、車両Aの位置および姿勢に関する情報を含む。
センサ22は、車両Aの周囲に存在する物体をセンシングする。例えば、センサ22としてレーザレンジファインダを用いることができる。レーザレンジファインダは、車両Aの周囲360度を150m程度の見通し範囲内でセンシングし、センシング結果をポイントクラウド形式のデータで出力する。センサ22として可視カメラを用いることができる。可視カメラは、車両Aの周囲を撮影し、撮影した画像データを出力する。可視カメラは、例えば、車両Aの前方、両側面方向、後方のそれぞれを撮影するように設置する。センサ22は、ポイントクラウド形式のデータおよび画像データをセンサデータとして情報処理装置10へ送信する。上記以外の種類のセンサを用いてもよい。
車両Bは、自己位置計測部21およびオブジェクト情報収集部23を備える。
自己位置計測部21は、車両Aの自己位置計測部21と同様に、車両Bの位置情報を計測して出力する。
オブジェクト情報収集部23は、情報処理装置10からオブジェクト情報を受信して収集する。車両Bは、オブジェクト情報収集部23の収集したオブジェクト情報を用いて、自車両の走行軌跡計画を生成することができる。走行軌跡計画は、例えば、安全行動をとるための車両の軌跡である。
車両Bは、車両Aと同様にセンサ22を備えて、車両Bの周囲の物体をセンシングしてもよい。
図2を参照し、第1の実施形態の情報処理装置10の処理の流れについて説明する。車両Aは車両Bの進行方向の対向車線を走行しているものとする。
ステップS11,S12にて、オブジェクト検知部11は、車両Aからセンサデータおよび位置情報を受信する。表1に車両Aから情報処理装置10に対して送信されるセンサデータおよび位置情報のデータ構造の一例を示す。
Figure 0007250135000001
表1のデータ構造は、例えば、1つのデータストリームとして構成されて送信される。データストリームは、ヘッダ部とコンテンツデータ部で構成される。ヘッダ部には、データストリームを送信する送信元車両(車両A)の識別符号及び送信元車両の基本メッセージが格納される。送信元車両の基本メッセージは、例えば、車両の各種情報、データ作成時の日付および時刻、車両の地理的位置、進行方向および速度、車両の過去の道路走行ルートおよび将来の走行計画ルートを含む。基本メッセージとして送信する情報は、SAE J2945/1 BSM等に準拠してもよい。
コンテンツデータ部には、1つ以上のオブジェクト情報が格納される。オブジェクト情報は、オブジェクトの識別符号、オブジェクト検知時の車両の基本メッセージ、センサ情報、および物体の詳細情報を含む。オブジェクト検知時の車両の基本メッセージは、例えば、オブジェクトを検知した際の日付及び時刻、車両の地理的位置、進行方向及び速度を含む。センサ情報とは、オブジェクトを検知したセンサに関する情報である。センサの情報として、センサ識別符号、種類、センシング周期、オブジェクトを検知した画像のフレーム番号、送信される画像のフレーム数、カメラの視軸と視野角、オブジェクト識別精度などが記載される。
物体の詳細情報は、物体の地理的位置、物体を検知した日付及び時刻、物体の進行方向及び速度、物体の静止継続時間、物体の種別、物体の大きさ、道路構造物の詳細情報、静止画データ、動画データ及びポインタクラウドデータを含む。物体の地理的位置とは、緯度経度によって特定される位置、道路地図の所定のパラメータ(ノードやリンク)により特定される位置、および物体を検知したセンサ等からの相対的な位置である。物体の種別とは、例えば、人、車両(普通、大型、二輪等)、自転車、道路構造物、路上障害物などを示す情報である。道路構造物の詳細情報とは、道路幅、車線幅、車線数、道路線形、規制情報、規制車速情報等の道路に関する情報である。静止画データ、動画データ及びポインタクラウドデータとは、検知した物体を含むセンシングデータである。
ステップS13にて、オブジェクト検知部11は、センサデータと車両Aの位置情報に基づき、車両Aの周囲に存在するオブジェクトを検知し、検知したオブジェクトの情報と車両Aの情報を衝突リスク算出部12へ出力する。
ステップS14にて、衝突リスク算出部12は、車両Bの現在の位置情報及び計画された将来走行する位置情報を受信する。車両Bのこれらの情報は、例えば、情報処理装置10が車両Bから表1と同様のデータを受信し、車両の基本メッセージから、車両Bに関する、所定時刻における地理的位置及び進行方向、速度、過去の道路走行ルート及び将来の走行計画ルートを取得する。なお、ステップS11,S12,S14の信号を受信する処理は、順不同で随時行われてよい。
ステップS15にて、衝突リスク算出部12は、車両Bの現在の位置情報及び計画された将来走行する位置情報と、車両Aの情報、車両Aにより検知されたオブジェクト情報に基づき、各オブジェクトについて、車両Bとオブジェクトとの衝突リスクを算出する。
ステップS16にて、オブジェクト選択部13は、衝突リスクの高いオブジェクトから順に、オブジェクト情報を車両Bへ送信する。車両Bは、オブジェクト情報を受信し、必要なオブジェクト情報が揃った段階で、受信したオブジェクト情報を用いた処理を開始する。
図3~図5を参照し、衝突リスクの算出および送信順序の決定について説明する。
図3に示す状況を考える。車両Aは、車両Bの進行方向の対向車線を走行している。車両Bと同一車線をオブジェクト(先行車)D,Eが走行し、同一車線上にオブジェクト(障害物)Fが停止している。車両Bの対向車線をオブジェクト(対向車)C,Gおよび車両Aが走行している。ここでは、車両A等のセンサにより、オブジェクトC~Gを検知できたものとする。
衝突リスク算出部12は、車両Bの走行する車線とオブジェクトC~Gの存在する車線との関係に基づいて衝突リスクを算出する。本実施例では、図4に示すように、オブジェクトC~Gの存在する車線を同一車線、隣接車線、対向車線、交差道路、および車線位置不確定に分類する。衝突リスク算出部12は、オブジェクトC~Gの存在する車線に基づいて衝突リスクを算出する。同一車線は、車両Bの走行する車線と同一の車線である。図3の例では、オブジェクトD,E,Fが同一車線に存在する。隣接車線は、車両Bの走行する車線に隣接し、車両の進行方向が同じ車線である。図3の例では、隣接車線は存在しない。対向車線は、車両Bの走行する車線に隣接し、車両の進行方向が逆方向の車線である。図3の例では、オブジェクトC,Gが対向車線に存在する。同一車線、隣接車線、および対向車線は、車両Bが走行する道路と同一の道路である。
交差道路は、車両Bの走行する道路と交差する道路である。車線位置不確定には、例えば、道路外に存在するオブジェクトおよび不良な位置情報のオブジェクトが該当する。
衝突リスク算出部12は、図4の下から、同一車線、隣接車線、対向車線、交差道路、車線位置不確定の順に衝突リスクを設定する。つまり、衝突リスク算出部12は、同一車線上のオブジェクトの衝突リスクを最も高く設定し、車線位置不確定のオブジェクトの衝突リスクを最も低く設定する。図3,4の例では、衝突リスク算出部12は、同一車線上のオブジェクトD~Fを最も高い衝突リスクとし、対向車線上のオブジェクトC,Gを次に高い衝突リスクとする。
オブジェクト選択部13は、衝突リスクの高いものから、衝突までの余裕時間の短い順にオブジェクト情報を送信する。衝突までの余裕時間は、例えば、同一車線および隣接車線については、Time Headway(THW:車頭時間)を用いる。車両Bがオブジェクトに追従して走行する場合は、オブジェクト情報にTHWを含めてもよい。対向車線については、Time to Collision(TTC:衝突時間)を用いる。オブジェクト選択部13は、衝突までの余裕時間に基づいてオブジェクト情報の送信順序を決めるので、車両Bは、安全行動をとる計画を立てる際に、オブジェクト情報を受信した順番で処理できる。
図4の例では、同一車線のオブジェクトD~FのTHWはオブジェクトF、オブジェクトE、オブジェクトDの順であるから、オブジェクト選択部13は、オブジェクトF、オブジェクトE、オブジェクトDの順にオブジェクト情報を送信する。対向車線のオブジェクトC,GのTTCはオブジェクトG、オブジェクトCの順であるから、オブジェクト選択部13は、オブジェクトG、オブジェクトCの順にオブジェクト情報を送信する。
図5に示すように、オブジェクト選択部13は、オブジェクトF、オブジェクトE、オブジェクトD、オブジェクトG、オブジェクトCの順にオブジェクト情報を送信する。表2に情報処理装置10から、車両Bに対して送信されるオブジェクト情報のデータ構造の一例を示す。
Figure 0007250135000002
表2のオブジェクト情報は、例えば、1つのデータストリームとして構成されて送信される。データストリームは、ヘッダ部及びコンテンツデータ部から構成される。ヘッダ部には、データ作成主体である情報処理装置の識別符号及びコンテンツデータ部で送信するオブジェクト情報のインデックスが格納される。オブジェクト情報のインデックスは、送信先車両(車両B)の識別符号、送信するオブジェクト情報を収集した地理的エリアを示す情報、オブジェクト情報の送信順序を示すフラグ、コンテンツデータ部に含まれるオブジェクト情報の総数、衝突リスクが高いオブジェクト情報の総数、及び衝突リスクが高いオブジェクトの識別符号を含む。地理的エリアとは、エリアを特定するための情報である。地理的エリアは、緯度経度によって特定される位置または範囲、道路地図の所定のパラメータ(ノードやリンク)により特定される位置または範囲、物体を検知したセンサ等からの相対的な位置または範囲、エリア面積、リンクID、リンク別ノードID群、ノードID、ノード位置情報(GNSS座標)、隣接エリアID、エリア上の道路IDおよびレーンID、地図IDとバージョン情報によって記述される。送信順序を示すフラグとは、例えば、衝突リスクに従った送信順序であることを示すフラグである。衝突リスクが高いオブジェクト情報とは、例えば、TTCが所定値より小さいオブジェクト情報である。衝突リスクが高いオブジェクト情報の識別符号は複数個記載されてもよい。
コンテンツデータ部には、送信先車両(車両B)に対する衝突リスクの高い順に、1つ以上のオブジェクト情報が格納される。オブジェクト情報は、オブジェクトの識別符号、オブジェクトの送信順序に関する情報、衝突リスクに関する情報、当該オブジェクトを検知した装置の情報、及び物体の詳細情報を含む。
オブジェクトの送信順序に関する情報とは、例えば、コンテンツデータ部のオブジェクト情報において、衝突リスクの高い順に設定された番号である。衝突リスクに関する情報とは、例えば、衝突リスク順位、TTC、THW、レーン種別を含む情報である。衝突リスク順位とは、車両Aが検知したオブジェクトを、車両Bに対する衝突リスクが高い順に順位付けを行い、衝突リスクが高いほど小さい番号を付与した数値である。レーン種別は、オブジェクトが存在するレーンを識別するための情報であり、例えば、道路地図上で識別されるレーン識別符号でもよいし、車両Bが走行するレーンと同一の走行レーンであることを示す情報または車両Bが走行するレーンと対向して走行する走行レーンであることを示す情報を格納してもよい。オブジェクトを検知した情報とは、当該オブジェクトを検知した車両またはロードサイドユニットなどの装置に関する情報である。オブジェクトを検知した情報は、オブジェクトを検知した装置の識別符号、当該装置の基本メッセージ、およびセンサ情報を含む。基本メッセージ及びセンサ情報は、表1で示した、オブジェクト検知時の車両の基本メッセージ及びセンサ情報と同様の情報である。物体の詳細情報は、表1で示した物体の詳細情報と同様の情報である。
表2で示したデータ構造を持つオブジェクト情報に関するデータストリームを受信する車両Bは、衝突リスクの高い順にオブジェクト情報を受信することが可能となり、衝突リスクにかかわらずオブジェクト情報を受信する場合と比べて、衝突リスクの高いオブジェクト情報をより早期に処理することが可能となる。
なお、情報処理装置10は、図6に示すように、車両Aに搭載してもよいし、図7に示すように、情報処理装置10の一部の機能を車両Aに搭載してもよい。図6,7の形態では、車両Aはセンサデータを情報処理装置10へ送信しなくてよいので、通信量を削減できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、衝突リスク算出部12は、車両Bの進行方向に存在する複数のオブジェクトC~Gのそれぞれについて、車両Bの走行する車線とオブジェクトC~Gの存在する車線との関係に基づき、車両BとオブジェクトC~Gとの衝突リスクを算出する。オブジェクト選択部13は、衝突リスクに基づいて複数のオブジェクトC~Gのそれぞれに関するオブジェクト情報の送信順序を決定し、送信順序に基づいてオブジェクト情報を車両Bへ送信する。これにより、衝突リスクに従った順序でオブジェクト情報が送信されるので、車両Bは、余裕を持って、受け取った順に安全行動をとる計画を立てることができる。
[第2の実施形態]
図8を参照し、第2の実施形態の情報処理装置10について説明する。
図8の情報処理装置10は、衝突リスク補正部14および地図15を備える。第1の実施形態と重複する構成については説明を省略する。
衝突リスク補正部14は、オブジェクトの状況つまりオブジェクトを取り巻く環境要因に応じて衝突リスクを補正する。衝突リスク補正部14は、衝突リスクを補正する際、地図15を参照し、中央分離帯の有無、優先道路などの道路の状況および交通ルールに基づいて衝突リスクを補正してもよい。以下に、衝突リスクを補正する状況を例示する。道路外に停止中のオブジェクト(歩行者)が発進しそうな状況であれば衝突リスクを高くする。右折待ちのため停止中のオブジェクト(対向車)が発進しそうな状況であれば衝突リスクを高くする。車両Bの走行する道路に対して優先される交差道路に存在するオブジェクト(交差車)の衝突リスクを高くする。車両Bの走行車線とオブジェクト(対向車)の走行車線との間に中央分離帯が存在していれば衝突リスクを低くする。
地図15は、ネットワークを介して取得した地図情報を用いてもよいし、車両Aが情報処理装置10を搭載する場合は車両Aの備える地図を用いてもよい。
図9~11を参照し、衝突リスクの補正処理の流れについて説明する。図9のフローチャートで示す処理は、図2のステップS15の処理の後に実行される。衝突リスク算出部12は、各オブジェクトに対して図9の処理を実行する。
ここでは、図10に示す例を交えながら、図9のフローチャートを説明する。図10には、車両Aのセンサにより検知できたオブジェクトH~Oを示している。車両Bの走行する道路をオブジェクト(横断歩行者)Hが横断しようとしている。車両Bと同一車線を、オブジェクト(先行車)I,Jが走行し、オブジェクト(障害物)Oが停止している。車両Bの対向車線を、オブジェクト(対向車)K,Lが走行している。車両Bの対向車線において、オブジェクト(対向車)Mが右折しようとしている。車両Bの走行する道路と交差する交差道路をオブジェクト(交差車)Nが走行している。車両Bの走行車線と対向車Kの走行車線との間には中央分離帯が存在する。交差車Nの走行する道路は、車両Bの走行する道路に対して優先道路ではない。図10の例について、図11の中央分離帯および優先道路の項目において、中央分離帯の有無および優先道路か否かを示している。
ステップS151にて、衝突リスク算出部12は、車両Bとオブジェクトとの間の距離および相対速度に基づいてTTCを算出し、車両Bとオブジェクトとの間のTTCが算出できたか否か判定する。TTCが算出できないオブジェクトは静止しているオブジェクトである。TTCが算出できなかった場合、衝突リスク補正部14は、処理をステップS154に進める。
図10の例におけるTTCの算出結果を図11のTTCの項目に示す。図10の例では、横断歩行者Hと対向車Mは静止しており、TTCが算出できなかった。交差車Nは、車両Bとは異なる道路を走行しているのでTTCを算出していない。
TTCが算出できた場合、ステップS152にて、衝突リスク算出部12は、車両Bが追従するオブジェクトについてTHWを算出し、THWを算出しない場合は処理をステップS155に進める。車両Bが追従しないオブジェクトは、対向車線を走行する対向車または交差道路を走行する交差車である。
図10の例では、先行車I,Jおよび障害物OのTHWを算出した。THWの算出結果を図11のTHWの項目に示す。
THWを算出した場合、ステップS153にて、衝突リスク算出部12は、追従オブジェクトのうちTTCが最小でTHWが最小のオブジェクトに最も高い衝突リスクを設定する。
図10の例では、先行車Iと障害物Oは、TTCおよびTHWがいずれも最小であるので、先行車Iと障害物Oの衝突リスクは1と設定される。ここでは、車両Bと衝突するリスクが高くなるほど、衝突リスクの数値を低く設定する。なお、衝突リスク算出部12は、ステップS153では、先行車Jの衝突リスクを設定しない。
ステップS154~S157では、衝突リスク補正部14が、各オブジェクトの状況に応じて衝突環境リスクを決める。衝突環境リスクとは、オブジェクトの状況に応じて衝突リスクを補正するための情報である。本実施形態では、衝突環境リスクには、高い、通常、リスクなしのいずれかが設定される。
ステップS154にて、衝突リスク補正部14は、静止しているオブジェクトの発進行動の有無を検出し、発進行動があれば衝突環境リスクは高いとされる。
図10の例では、横断歩行者Hと対向車Mは発進しようとしているので、衝突環境リスクは高いとされる。衝突環境リスクの判定結果を図11の衝突環境リスクの項目に示す。
ステップS155にて、衝突リスク補正部14は、オブジェクトが対向車であるか否かを判定する。
オブジェクトが対向車である場合、ステップS156にて、衝突リスク補正部14は、車両Bの走行車線とオブジェクトの走行車線との間に中央分離帯があるか否かを判定する。中央分離帯があれば衝突環境リスクはリスクなしとされ、中央分離帯がなければ衝突環境リスクは高いとされる。
図10の例では、対向車Lは中央分離帯のない対向車線を走行しているので、衝突環境リスクは高いとされる。対向車Kは中央分離帯のある対向車線を走行しているので、衝突環境リスクはリスクなしとされる。
オブジェクトが交差車である場合、ステップS157にて、衝突リスク補正部14は、交差車の走行する道路は、車両Bの走行する道路に対して優先される道路であるか否かを判定する。優先される道路でなければ衝突環境リスクは通常とされ、優先される道路であれば衝突環境リスクは高いとされる。
図10の例では、交差車Nは車両Bの走行する道路に対して優先されない道路を走行するので、衝突環境リスクは通常とされる。
衝突環境リスクが決められると、ステップS158にて、衝突リスク算出部12は、ステップS154~S157の処理で衝突環境リスクが高いとされたオブジェクトに対して、TTC順および距離順に衝突リスクを設定する。
図10の例では、図11に示すように、横断歩行者H、対向車L、および対向車Mの衝突環境リスクが高いとされている。衝突リスク算出部12は、衝突環境リスクが高いオブジェクトのうち、TTCが最も低い対向車Lの衝突リスクを2と設定し、距離が近い横断歩行者Hの衝突リスクを3と設定し、対向車Mの衝突リスクを4と設定する。
ステップS159にて、衝突リスク算出部12は、残りのオブジェクトに対して衝突リスクを設定する。衝突リスク算出部12は、衝突環境リスクが通常のものについては、第1の実施形態と同様に、車両Bの走行する車線とオブジェクトの存在する車線との位置関係に基づいて順番に設定する。
図10の例では、先行車J、対向車K、および交差車Nの衝突リスクが設定される。このうち先行車Jと交差車Nの衝突環境リスクは通常であり、対向車Kは衝突環境リスクがリスクなしである。衝突リスク算出部12は、車両Bと同一車線を走行する先行車Jの衝突リスクを5と設定し、交差道路を走行する交差車Nの衝突リスクを6と設定する。衝突リスク算出部12は、衝突環境リスクがリスクなしの対向車Kの衝突リスクを7と設定する。
以上の処理により、各オブジェクトに対して衝突リスクが設定される。この後、オブジェクト選択部13は、衝突リスクの高いオブジェクトから順に、オブジェクト情報を車両Bへ送信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、衝突リスク補正部14は、オブジェクトH~Oの状況に応じて衝突環境リスクを設定し、衝突環境リスクに応じて衝突リスクを補正する。これにより、TTCおよびTHWを算出しない環境要因について、例えば、対向車Mの方向指示器の表示および発進行動の有無、横断歩行者Hの発進行動の有無、および優先道路などの交通ルールに基づいて、オブジェクトH~Oのオブジェクト情報の送信順序が補正されるので、車両Bは、オブジェクトH~Oの状況に応じて速やかに対応できる。
[第3の実施形態]
図12を参照し、第3の実施形態の情報処理装置10について説明する。
図12の情報処理装置10は、センサ認識エリア算出部16を備える。また、車両Bは、センサ22およびオブジェクト情報要求部24を備える。第1、第2の実施形態と重複する構成については説明を省略する。なお、第3の実施形態の情報処理装置10は、衝突リスク補正部14および地図15を備えてなくてもよい。つまり、第1の実施形態の情報処理装置10にセンサ認識エリア算出部16を備えたものであってもよい。
情報処理装置10は、車両Bからオブジェクト情報の送信を要求する送信要求を受信し、送信要求に応じてオブジェクト情報の車両Bへの送信を開始する。送信要求は、車両Bがオブジェクト情報の送信を希望する配信範囲に関する情報を含んでもよい。第1、第2の実施形態においても、送信要求の受信を契機に、オブジェクト情報の車両Bへの送信を開始してもよい。車両Bから送信される送信要求のデータ構造の一例を以下表3に示す。
Figure 0007250135000003
表3の送信要求は、例えば、1つのデータストリームとして構成されて送信される。データストリームは、ヘッダ部及びコンテンツデータ部から構成される。ヘッダ部は、要求を送信した車両の情報及び要求情報が格納される。車両の情報は、車両の識別符号及び車両の基本メッセージを含む。基本メッセージは、表1の基本メッセージと同様の内容を含む。
要求情報は、要求内容を示すフラグ、要求の識別符号、要求するオブジェクトの種別、時間的な期限、最大データサイズ及びデータ種別を含む。要求内容を示すフラグとは、オブジェクト情報を送信することを要求することを示すフラグである。要求するオブジェクトの種別とは、例えば、車両、歩行者、自転車、障害物であり、種別を示す識別符号で表される。時間的な期限とは、オブジェクト情報の受信期限であり、日付及び時刻で表される。最大データサイズとは、受信できるデータサイズの大きさを示す。データ種別とは、例えば、テキストデータ、静止画データ、または動画データなどの受信できるデータの種別を示す。データ種別は、MPEGまたはAVIなどのファイル種別を含んでもよい。
コンテンツデータ部には、1つ以上の要求エリア情報が格納される。要求エリア情報は、要求エリアの識別符号及び要求エリアデータを含む。要求エリアデータとは、オブジェクト情報の送信を要求するエリアを特定するための情報である。要求エリアデータは、緯度経度によって特定される位置または範囲、道路地図の所定のパラメータ(ノードやリンク)により特定される位置または範囲、物体を検知したセンサ等からの相対的な位置または範囲、エリア面積、リンクID、リンク別ノードID群、ノードID、ノード位置情報(GNSS座標)、隣接エリアID、エリア上の道路IDおよびレーンID、地図IDとバージョン情報によって記述される。
センサ認識エリア算出部16は、車両Aから車両Aのセンサ22のセンシング範囲に関する情報を受信し、車両Aによるオブジェクトの検出範囲を特定し、検出範囲を車両Bへ送信する。情報処理装置10は、配信範囲内であって検出範囲内で検出されたオブジェクトの情報を車両Bへ送信する。
車両Bは、車両Aと同様にセンサ22を備えて、車両Bの周囲をセンシングする。オブジェクト情報要求部24は、車両Bがセンサ22でセンシングできなかった死角領域を配信範囲とした送信要求を情報処理装置10に送信してもよい。情報処理装置10は、送信要求に応じて、オブジェクト情報を車両Bへ送信する。車両Bは、自身のセンサ22によるセンシング結果と情報処理装置10から受信したオブジェクト情報を統合し、安全行動をとる計画を立てるなどの処理をする。
図13を参照し、第3の実施形態の情報処理装置10の処理の流れについて説明する。図13のフローチャートは、図2のフローチャートに、ステップS20の送信要求を受信する処理およびステップS21の検出範囲を算出する処理を追加したものである。
ステップS20にて、情報処理装置10は、車両Bから配信範囲を含む送信要求を受信する。図14に配信範囲の例を示す。図14の配信範囲400は、車両Bの進行方向の道路上であって、先行車Eによって車両Bのセンサ22の死角となる領域である。
車両Bは送信要求に走行経路計画を含めてもよい。走行経路計画とは、車両Bが将来走行する経路を示すものであり、例えば、予め設定された目的地までの経路を意味する。情報処理装置10は、走行経路計画に基づいて車両Bが走行予定の経路を配信範囲として設定し、オブジェクト情報を送信するようにステップS11以降の処理を行ってもよい。例えば、車両Bが交差点で左折する予定の場合、情報処理装置10は、交差点で左折した先の交差道路を配信範囲として設定し、ステップS11以降の処理を行う。
ステップS11,S12にて、オブジェクト検知部11は、車両Aからセンサデータ、位置情報、およびセンサ22のセンシング範囲を受信する。
ステップS13にて、オブジェクト検知部11は、センサデータと車両Aの位置情報に基づき、車両Aの周囲に存在するオブジェクトを検知し、オブジェクト情報を衝突リスク算出部12へ出力する。
ステップS14にて、衝突リスク算出部12は、車両Bの位置情報を受信する。なお、ステップS11,S12,S14の信号を受信する処理は、順不同で随時行われてよい。
ステップS15にて、衝突リスク算出部12は、車両Bの位置情報とオブジェクト情報に基づき、各オブジェクトについて、車両Bとオブジェクトとの衝突リスクを算出する。情報処理装置10は、第2の実施形態の衝突リスクの補正処理を行ってもよい。
ステップS21にて、センサ認識エリア算出部16は、配信範囲および車両Aのセンサ22のセンシング範囲に基づいてオブジェクトの検出範囲を算出する。センサ認識エリア算出部16による処理の詳細は後述する。
ステップS16にて、オブジェクト選択部13は、ステップS21で算出した検出範囲を送信し、衝突リスクの高いオブジェクトから順に、オブジェクト情報を車両Bへ送信する。
図15に、情報処理装置10によるデータの送信順の一例を示す。情報処理装置10は、車両Bを宛先として、認証情報を含むデータを送信する。情報処理装置10と車両Bとの間に通信路が確立すると、情報処理装置10は、ステップS21で求めた検出範囲を送信する。その後、情報処理装置10は、ステップS15で求めた衝突リスクの順に、オブジェクト情報を送信する。情報処理装置10は、データの送信が終了したことを車両Bに通知して送信を終了する。
図16~20を参照し、検出範囲の算出処理の流れについて説明する。図16のフローチャートで示す処理は、センサ認識エリア算出部16によって実行される。
ステップS211にて、センサ認識エリア算出部16は、車両Aの位置、姿勢、および車両Aのセンサ22のセンシング範囲から車両Aの認識範囲を算出する。図17に、車両Aの認識範囲500の一例を示す。同図の例では、車両Aの認識範囲500は、車両Aの前方は遠くまでカバーされている。
ステップS212にて、センサ認識エリア算出部16は、認識範囲、車両Bの希望する配信範囲、および道路の境界線に基づいて検出範囲を確定する。具体的には、センサ認識エリア算出部16は、道路の境界線の内側であって、認識範囲と配信範囲を満たす領域を検出範囲とする。図18に、検出範囲510の一例を示す。検出範囲510は、道路の境界線に基づいて定められたうえで、配信範囲内で定められる。
ステップS213にて、センサ認識エリア算出部16は、車両Aから見通せない(センシングできない)領域(以下、「遮へい領域」と称する)を検出範囲510から排除する。図19に、見通し外を排除した検出範囲520の一例を示す。図19の例では、センサ認識エリア算出部16は、車両AからオブジェクトC,D,Fのそれぞれの端点を結ぶ見切り線を求めて、車両Aのセンサ22でセンシングできない遮へい領域を推定し、検出範囲510から遮へい領域を除いた検出範囲520を求める。
検出範囲520外のオブジェクトの情報は送信されない。図19の例では、オブジェクトEおよびオブジェクトGが検出範囲520外となる。車両Aのセンサ22では、オブジェクトEおよびオブジェクトGを検出できないので、情報処理装置10は、オブジェクトEおよびオブジェクトGの情報を車両Bへ送信しない。
ステップS214にて、センサ認識エリア算出部16は、検出範囲520を、道路または車線のノード同士のつながりで表したリンクに基づいて表現する。図20に、検出範囲520をノード同士のつながりで表したリンクに基づいて設定した一例を示す。図20の例では、車両Bの走行する車線リンクL1と車両Aの走行する車線リンクL2が存在する。センサ認識エリア算出部16は、検出範囲520を、車線リンクL1の基準点L1D0からの距離および車線リンクL2の基準点L2D0からの距離で表現する。具体的には、検出範囲520は、車線リンクL1上の点L1D1から点L1D2までの間と、車線リンクL1上の点L1D3から点L1D4までの間と、車線リンクL2上の点L2D1から点L2D2までの間として表現される。
以上の処理により、車両Aによる検出範囲520が算出される。
図21~24を参照し、検出範囲から排除する遮へい領域のバリエーションについて説明する。
図21に示すように、車両Aの前方にオブジェクトPが存在する場合は遮へい領域が発生する。車両Aは、車両Bの走行する道路と交差する交差道路を走行している。車両Bは、オブジェクトQによって遮られる領域を配信範囲として送信要求を情報処理装置10へ送信する。車両Bの進行方向には、交差点を直進する直進道路と交差点で交わる交差道路が存在する。この場合、情報処理装置10は、直進道路と交差道路のそれぞれを配信範囲として設定し、配信範囲のそれぞれについてオブジェクトの情報を送信してもよい。交差道路を走行する車両Aの前方には、オブジェクトPが存在し、オブジェクトPにより遮へい領域が発生する。情報処理装置10は、交差道路について、オブジェクトPの前方を遮へい領域として排除した領域を検出範囲600とする。
図22に示すように、車両Aがカーブ路を走行している場合はカーブの曲率に従い遮へい領域が発生する。車両Aの走行する道路は山間部の道路であり、カーブの先は見えないものとする。図22に示す例の場合、センサ認識エリア算出部16は、地図15から車両Aの走行するカーブ路の情報を取得し、車両Aから道路境界線に接する見切り線とその見切り線に垂直な線を設定する。センサ認識エリア算出部16は、これらの線によって区切られる領域を遮へい領域として検知範囲610から排除する。図22の例では、車両Aは、S字カーブを走行しているので、車両Aの前方と後方のそれぞれの遮へい領域が検知範囲610から排除される。
図23に示すように、車両Aの走行する道路に凸型の勾配が存在する場合にも遮へい領域が形成されうる。図23に示す例の場合、センサ認識エリア算出部16は、地図15から車両Aの走行する位置の斜度を取得し、斜度に沿った見切り線を設定する。センサ認識エリア算出部16は、見切り線の鉛直方向下側の領域を遮へい領域として検知範囲から排除する。見切り線は、車両Aのセンサ22の視野角に従って設定されてもよい。例えば、センサ認識エリア算出部16は、斜度からセンサ22の視野角(例えば10度)を引いた値に基づいて見切り線を設定する。
図24に示すように、車両Aの走行する道路の先に高低差が存在する場合にも遮へい領域が形成されうる。図24に示す例の場合、センサ認識エリア算出部16は、地図15から車両Aの走行する位置の道路基準面を取得し、道路基準面に沿った見切り線を設定する。センサ認識エリア算出部16は、見切り線の鉛直方向下側の領域を遮へい領域として検知範囲から排除する。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両Bは、車両Bのセンサ22がセンシングできない領域をオブジェクト情報の送信を希望する領域とした配信範囲を含む送信要求を情報処理装置10へ送信し、情報処理装置10は、配信領域と車両Aのセンサ22の認識範囲に基づいて送信するオブジェクト情報を選択する。これにより、車両Bは、センサ22がセンシングできない領域に限定してオブジェクト情報を受信できるので、車両B自身のセンサ22の結果と受信したオブジェクト情報とを統合し、迅速に安全行動をとる計画を立てるなどの処理をできる。情報処理装置10は、車両Bからの送信要求に応じてオブジェクト情報を送信するので、適切なタイミングでオブジェクト情報の送信が可能となる。
本実施形態によれば、センサ認識エリア算出部16がオブジェクトをセンシングした検出範囲を特定し、検出範囲を車両Bへ送信する。これにより、車両Bは、自身のセンサ22がセンシングできない領域のうち、情報処理装置10から得られたオブジェクト情報によってカバーできた領域を特定できるので、引き続き死角となる領域を特定しやすくなる。センサ認識エリア算出部16が検出範囲を道路または車線のノード同士のつながりで表したリンクに基づいて表現することで、検出範囲を送信する際の通信量を削減できる。
本実施形態によれば、センサ認識エリア算出部16は、地図15から得られる情報に基づいて、検出範囲から車両Aのセンサ22がセンシングできない遮へい領域を排除する。これにより、不要なデータの送信を抑止でき、通信量を削減できる。
10…情報処理装置
11…オブジェクト検知部
12…衝突リスク算出部
13…オブジェクト選択部
14…衝突リスク補正部
15…地図
16…センサ認識エリア算出部
21…自己位置計測部
22…センサ
23…オブジェクト情報収集部
24…オブジェクト情報要求部

Claims (15)

  1. 車両との間で通信を行う通信部と前記通信部によって行われる通信を制御するコントローラを備える情報処理装置であって、
    前記コントローラは、
    前記車両の周囲に存在する複数のオブジェクトのそれぞれについて、前記車両と前記オブジェクトとの衝突リスクを算出し、
    前記オブジェクトを取り巻く環境要因に応じて前記衝突リスクを補正し、
    前記衝突リスクの高いオブジェクトが先に送信されるよう、前記複数のオブジェクトのそれぞれに関するオブジェクト情報の送信順序を決定し、
    前記通信部は、
    前記送信順序により前記オブジェクト情報を前記車両へ送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 車両との間で通信を行う通信部と前記通信部によって行われる通信を制御するコントローラを備える情報処理装置であって、
    前記コントローラは、
    前記車両の周囲に存在する複数のオブジェクトのそれぞれについて、前記車両と前記オブジェクトとの衝突リスクを算出し、
    前記衝突リスクの高いオブジェクトが先に送信されるよう、前記複数のオブジェクトのそれぞれに関するオブジェクト情報の送信順序を決定し、
    前記通信部は、
    前記車両から、配信を希望する領域に関する情報を含み、前記オブジェクト情報の送信を要求する送信要求を受信し、
    前記送信順序により、前記領域内のオブジェクトに関する前記オブジェクト情報を前記車両へ送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記コントローラは、前記車両の走行する車線と前記オブジェクトの存在する車線との関係に基づいて前記衝突リスクを算出する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記コントローラは、前記車両が前記オブジェクトに追従走行する時の車頭時間に基づいて前記オブジェクト情報の送信順序を決定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記コントローラは、前記車両が前記オブジェクトに衝突するまでの衝突時間に基づいて前記オブジェクト情報の送信順序を決定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記オブジェクト情報は、前記オブジェクトの位置、速度、状態、および種類を含む
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記オブジェクトは、別の車両が備えるセンサによって検出されたものである
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記通信部は、前記別の車両が前記オブジェクトを検出した際の前記センサによって検出される検出範囲を前記車両へ送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記検出範囲は、所定対象物の境界を基準として設定された範囲である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項8または9に記載の情報処理装置であって、
    前記検出範囲は、交差点、カーブ、または勾配変曲点のいずれかを基準とした所定領域が除外された範囲である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項8乃至10のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記検出範囲は、道路をノード同士のつながりで表したリンクに基づいて設定される
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 車両との間で通信を行う通信部と前記通信部によって行われる通信を制御するコントローラを備える情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記車両の周囲に存在する複数のオブジェクトのそれぞれについて、前記車両と前記オブジェクトとの衝突リスクを算出し、
    前記オブジェクトを取り巻く環境要因に応じて前記衝突リスクを補正し、
    前記衝突リスクの高いオブジェクトが先に送信されるよう、前記複数のオブジェクトのそれぞれに関するオブジェクト情報の送信順序を決定し、
    前記送信順序により前記オブジェクト情報を前記車両へ送信する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  13. 車両との間で通信を行う通信部と前記通信部によって行われる通信を制御するコントローラを備える情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記車両から、配信を希望する領域に関する情報を含み、オブジェクト情報の送信を要求する送信要求を受信し、
    前記車両の周囲に存在する複数のオブジェクトのそれぞれについて、前記車両と前記オブジェクトとの衝突リスクを算出し、
    前記衝突リスクの高いオブジェクトが先に送信されるよう、前記複数のオブジェクトのそれぞれに関するオブジェクト情報の送信順序を決定し、
    前記送信順序により、前記領域内のオブジェクトに関する前記オブジェクト情報を前記車両へ送信する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  14. 車両との間で通信を行う通信部と前記通信部によって行われる通信を制御するコントローラを備える情報処理装置としてコンピュータを動作させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記車両の周囲に存在する複数のオブジェクトのそれぞれについて、前記車両と前記オブジェクトとの衝突リスクを算出させ、
    前記オブジェクトを取り巻く環境要因に応じて前記衝突リスクを補正させ、
    前記衝突リスクの高いオブジェクトが先に送信されるよう、前記複数のオブジェクトのそれぞれに関するオブジェクト情報の送信順序を決定させ、
    前記送信順序により前記オブジェクト情報を前記車両へ送信させる
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 車両との間で通信を行う通信部と前記通信部によって行われる通信を制御するコントローラを備える情報処理装置としてコンピュータを動作させるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記車両から、配信を希望する領域に関する情報を含み、オブジェクト情報の送信を要求する送信要求を受信させ、
    前記車両の周囲に存在する複数のオブジェクトのそれぞれについて、前記車両と前記オブジェクトとの衝突リスクを算出させ、
    前記衝突リスクの高いオブジェクトが先に送信されるよう、前記複数のオブジェクトのそれぞれに関するオブジェクト情報の送信順序を決定させ、
    前記送信順序により、前記領域内のオブジェクトに関する前記オブジェクト情報を前記車両へ送信させる
    ことを特徴とするプログラム。
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