以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
実施形態1は、ポータル画面に放映された広告を視聴した視聴者にポイントを付与する形態に関する。図1は、ポータル画面に放映される広告のシステムの概要を示す説明図である。本実施形態のシステムは、マンション、または所定エリア内でコミュニティが形成される戸建て住宅等の住宅施設内に設置されるディスプレイ1、情報処理装置2、及び情報処理端末3を含み、各装置はインターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。以下では、住宅施設はマンションであるものとして説明する。
住宅施設のディスプレイ1は、テレビジョン放送の電波を受信し、映像と音声を視聴するためのテレビジョン受信機である。また、住宅施設のディスプレイ1は、ポータル画面に放映される広告の受信、該広告の視聴により付与されたポイント数の表示等、種々の情報処理、情報記憶及び情報の送受信を行うことができる。ポータル画面は、マンション内で共有される情報、例えば、ごみ収集日、管理組合の議決内容等、並びに、広告及び該広告の視聴により視聴者が獲得したポイント等を表示する。本実施形態において住宅施設のディスプレイ1は、以下では簡潔のためディスプレイ1と読み替える。
情報処理装置2は、ポータル画面に放映される広告の送受信、広告を視聴した視聴者に対するポイント数の算出・付与、及び公共料金の支払額に対応する支払ポイントの算出等、種々の情報処理、情報記憶及び情報の送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置2は、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。本実施形態において情報処理装置2はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のためサーバ2と読み替える。
情報処理端末3は、住宅施設に設置されたディスプレイのポータル画面に放映される広告の登録、管理及び送信等を行う端末装置である。情報処理端末3は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット、パーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。以下では簡潔のため、情報処理端末3を広告主端末3と読み替える。
続いて、ポータル画面に放映された広告を視聴した視聴者にポイントを付与する処理の流れを説明する。広告主端末3は、住宅施設に設置されたディスプレイ1のポータル画面に放映され、商品またはサービスに関する広告情報をサーバ2に送信する。広告情報は、広告主名称、代理店名称、住宅施設名称、広告のコンテンツ、視聴時間、視聴条件、ポイント付与ルール、配信期間、配信時間帯、配信回数及び配信頻度等を含む。サーバ2は、広告主端末3から送信された広告情報を受信して記憶する。
サーバ2は、現在の日時情報を取得し、取得した現在の日時情報に基づき、記憶された配信期間、配信時間帯、配信回数及び配信頻度と合致する広告を取得する。サーバ2は、取得した広告をディスプレイ1に送信し、送信した広告に関する配信情報を記憶する。ディスプレイ1は、サーバ2から送信された広告を受信し、受信した広告を表示する。ディスプレイ1は、該広告に対応する視聴者の視聴状況をサーバ2に送信する。サーバ2は、ディスプレイ1から送信された視聴者の視聴状況を受信して記憶する。
サーバ2は、予め記憶された広告の視聴時間及び視聴条件を取得する。サーバ2は、取得した広告の視聴時間及び視聴条件に応じて、ディスプレイ1から送信された視聴者の視聴状況が視聴条件を満たすか否かを判定する。サーバ2は、該広告の視聴条件を満たしたと判断した場合、所定のポイント付与基準により視聴ポイント数(第1種類のポイント数)を算出して記憶する。サーバ2は、算出した第1種類のポイント数をディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1は、サーバ2から送信された第1種類のポイント数を受信し、受信した第1種類のポイント数を表示する。
なお、本実施形態では、サーバ2は、第1種類のポイント数を算出し、算出した第1種類のポイント数をディスプレイ1に送信したが、これに限るものではない。例えば、第1種類のポイント数が直接にディスプレイ1で算出され、ディスプレイ1に表示されても良い。
図2は、ディスプレイ1の構成例を示すブロック図である。ディスプレイ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、スピーカ16、マイク17、チューナ18、及び信号プロセッサ19を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を含み、記憶部12に記憶された制御プログラム1Pを読み出して実行することにより、ディスプレイ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図2では制御部11を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1P又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、サーバ2及び広告主端末3との間で情報の送受信を行う。
入力部14は、リモコン、タッチパネル、ワイヤレスキーボード等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報を制御部11へ出力する。表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等であり、制御部11の指示、または信号プロセッサ19からの信号に従い各種情報を表示する。
スピーカ16は、制御部11からの信号に基づいて音声を出力する。マイク17は、外部からの音声に基づいて音声信号を作成し、制御部11に入力する。チューナ18は、テレビジョン受信機の選局または同調操作を行う。信号プロセッサ19は、音声信号プロセッサ、映像信号プロセッサを含み、アンテナまたはデジタル信号処理に特化したマイクロプロセッサーである。
図3は、サーバ2の構成例を示すブロック図である。サーバ2は、制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25、読取部26、大容量記憶部27及び時計部28を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部21はCPU、MPU、GPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶された制御プログラム2Pを読み出して実行することにより、サーバ2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図3では制御部21を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要な制御プログラム2P又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部23は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、ディスプレイ1、広告主端末3との間で情報の送受信を行う。
入力部24は、マウス、キーボード、タッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報を制御部21へ出力する。表示部25は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部21の指示に従い各種情報を表示する。
読取部26は、CD(Compact Disc)-ROM又はDVD(Digital Versatile Disc)-ROMを含む可搬型記憶媒体2aを読み取る。制御部21が読取部26を介して、制御プログラム2Pを可搬型記憶媒体2aより読み取り、大容量記憶部27に記憶しても良い。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御部21が制御プログラム2Pをダウンロードし、大容量記憶部27に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ2bから、制御部21が制御プログラム2Pを読み込んでも良い。
大容量記憶部27は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶部27は、広告DB271、視聴者DB272、ポイント管理DB273、ポイント付与明細DB274、ポイント支払明細DB275及び広告配信履歴DB276を含む。
広告DB271は、広告主が提供した商品またはサービスに関する広告の情報を記憶している。視聴者DB272は、ポータル画面に放映される広告を視聴する視聴者の情報を記憶している。ポイント管理DB273は、視聴者が獲得したポイント数を記憶している。ポイント付与明細DB274は、視聴者が獲得したポイント数の明細情報を記憶している。ポイント支払明細DB275は、ポイントで公共料金を支払う明細情報を記憶している。広告配信履歴DB276は、ポータル画面に放映される広告が視聴者に配信された履歴情報を記憶している。
時計部28は、時刻又は経過時間等を計時しており、制御部21からの求めに応じて、計時結果を制御部21に与える回路である。また、時計部28はタイマ機能を提供する。タイマ機能は開始を指示されてから、予め設定した時間が経過した場合、その旨を制御部21に通知する機能である。又は、タイマ機能は開始を指示されてから、予め設定した時間が経過したか否かを、制御部21からの問い合わせに対して回答する機能である。
なお、本実施形態において記憶部22及び大容量記憶部27は一体の記憶装置として構成されていても良い。また、大容量記憶部27は複数の記憶装置により構成されていても良い。更にまた、大容量記憶部27はサーバ2に接続された外部記憶装置であっても良い。
なお、本実施形態では、サーバ2は一台の情報処理装置であるものとして説明するが、複数台により分散して処理させても良く、または複数の仮想マシンにより構成されていても良い。
図4は、広告DB271のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。広告DB271は、広告ID列、広告主列、代理店列、住宅施設列、広告列、視聴時間列、視聴条件列、ポイント付与列、配信期間列、配信時間帯列、配信回数列及び配信頻度列を含む。広告ID列は、各広告を識別するために、一意に特定される広告のIDを記憶している。広告主列は、広告を提供する広告主の会社または組織の名称を記憶している。なお、広告主が個人である場合、個人の名前が記憶されても良い。代理店列は、広告を配信する代理店の名称を記憶している。住宅施設列は、ディスプレイ1が設置された住宅施設の名称を記憶している。広告列は、広告のコンテンツまたは広告のコンテンツへアクセスするURL(Uniform Resource Locator)等を記憶している。視聴時間列は、広告の視聴時間を記憶している。
視聴条件列、ポータル画面に放映される広告に対し、視聴者が第1種類のポイントを獲得するための満たす視聴条件を記憶している。例えば、視聴条件列に、「広告の最後まで視聴」、「5秒後スキップ可」等の視聴条件が記憶されても良い。「広告の最後まで視聴」の視聴条件である場合、視聴者が該広告を最後まで視聴することに応じて、所定のポイント付与基準により第1種類のポイントが視聴者に付与される。「5秒後スキップ可」の視聴条件である場合、視聴者が該広告を5秒以上視聴することに応じて、所定のポイント付与基準により第1種類のポイントが視聴者に付与される。
ポイント付与列は、視聴条件に応じて、視聴者に付与するポイントの付与基準を記憶している。例えば、「5秒後スキップ可」の視聴条件に応じて、「未視聴:0pt、5秒後スキップ:2pt、最後まで視聴:10pt」となるポイント付与基準が設定されても良い。配信期間列は、広告の配信期間を記憶している。配信時間帯列は、広告の配信時間帯を記憶している。配信回数列は、配信時間帯内に広告が配信される回数を記憶している。配信頻度列は、広告の配信頻度を記憶している。広告の配信頻度は、例えば、広告が毎日配信されても良く、または指定された日曜によって広告が配信されても良い。
図5は、視聴者DB272のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。視聴者DB272は、視聴者ID列、視聴者名前列、住宅施設列、及び部屋番号列を含む。視聴者ID列は、各視聴者を識別するために、一意に特定される視聴者のIDを記憶している。視聴者名前列は、視聴者の名前を記憶している。住宅施設列、視聴者のディスプレイ1が設置された住宅施設の名称を記憶している。部屋番号列は、視聴者のディスプレイ1が設置された住宅施設の部屋番号を記憶している。
図6は、ポイント管理DB273のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。ポイント管理DB273は、視聴者ID列及びポイント数列を含む。視聴者ID列は、視聴者を特定する視聴者IDを記憶している。ポイント数列は、ユーザがポータル画面に放映された広告を視聴したことに応じて、獲得された第1種類のポイント数を記憶する。
図7は、ポイント付与明細DB274のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。ポイント付与明細DB274は、視聴者ID列、獲得方式列、付与ポイント数列、広告ID列及び付与日時列を含む。視聴者ID列は、視聴者を特定する視聴者IDを記憶している。獲得方式列は、視聴者がポイントを獲得した方式を記憶している。例えば、獲得方式は、「視聴」、「いいね」、「アンケート」、「SNS共有」及び「ウェブサイト」等であっても良い。「視聴」は、広告の視聴である。「いいね」は、広告に対する称賛を表明したことである。「アンケート」は、アンケートの回答である。「SNS共有」は、広告をSNSへ共有したことである。「ウェブサイト」は、外部のウェブサイトから獲得されたポイント(第2種類のポイント)である。なお、「いいね」、「アンケート」、「SNS共有」、または外部のウェブサイトによるポイントの獲得方式に関しては後述する。付与ポイント数列は、付与されたポイント数を記憶している。広告ID列は、広告を特定する広告IDを記憶している。付与日時列は、視聴者にポイントが付与された日時情報を記憶している。
図8は、ポイント支払明細DB275のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。ポイント支払明細DB275は、支払ID列、視聴者ID列、支払種類列、請求金額列、対象年月列、ポイント付与基準列、支払ポイント数列及び支払日時列を含む。支払ID列は、各支払の明細を識別するために、一意に特定される支払明細のIDを記憶している。視聴者ID列は、視聴者を特定する視聴者IDを記憶している。支払種類列は、公共料金の種類を記憶している。公共料金の種類は、例えば、電気料金、ガス料金、水道料金、国民年金保険料、NHK受信料等である。請求金額列は、公共料金に応じて請求した金額を記憶している。対象年月列は、電気、ガス等の利用年月を記憶している。ポイント付与基準列、請求金額に応じて、付与されるポイントの基準を記憶している。例えば、付与基準列は、1円が1ポイントに相当するポイントの付与基準を記憶しても良い。支払ポイント数列は、公共料金の請求金額に対応する支払いポイント数を記憶している。支払日時列は、ポイントで公共料金へ支払った日時情報を記憶している。
図9は、広告配信履歴DB276のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。広告配信履歴DB276は、視聴者ID列、広告ID列、配信日時列、視聴状況列及び当日配信状態列を含む。視聴者ID列は、視聴者を特定する視聴者IDを記憶している。広告ID列は、広告を特定する広告IDを記憶している。配信日時列は、ポータル画面に放映される広告が配信された日時情報を記憶している。視聴状況列は、配信された広告に対する視聴者の視聴状況を記憶している。視聴状況列に、例えば「視聴済」、「5秒視聴」、「未視聴」等の視聴状況が記憶されても良い。当日配信状態列は、当日の広告の配信のステータスまたは配信の回数を記憶している。例えば、「配信済」、「1回目」、「2回目」等が当日配信状態列に記憶されても良い。「配信済」の配信状態は、該広告に対する当日の配信が完了したものとする。「1回目」または「2回目」等の配信状態は、当日の広告が配信された回数であり、例えば、「1回目」は、当日の該広告の配信回数が1回である。サーバ2は、当日配信状態列に記憶された配信回数と、大容量記憶部27の広告DB271に記憶された広告の配信回数と比較する。サーバ2は、当日配信状態列に記憶された配信回数が大容量記憶部27の広告DB271に記憶された広告の配信回数未満であると判定した場合、該広告に対する当日の配信が可能である。
図10は、広告主端末3の構成例を示すブロック図である。広告主端末3は、制御部31、記憶部32、通信部33、入力部34、及び表示部35を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部31はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部32に記憶された制御プログラム3Pを読み出して実行することにより、広告主端末3に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図10では制御部31を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。記憶部32はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部31が処理を実行するために必要な制御プログラム3P又はデータ等を記憶している。また、記憶部32は、制御部31が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
通信部33は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、サーバ2等と情報の送受信を行う。入力部34は、キーボード、マウスまたは表示部35と一体化したタッチパネルでも良い。表示部35は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部31の指示に従い各種情報を表示する。
図11は、広告を視聴した視聴者にポイント付与を説明する説明図である。広告主端末3の制御部31は、住宅施設に設置されたディスプレイ1のポータル画面に放映され、商品またはサービスに関する広告情報を通信部33によりサーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、広告主端末3から送信された広告情報を受信し、大容量記憶部27の広告DB271に記憶する。具体的には、制御部21は、受信した広告情報に対応する広告IDを振って、広告主名称、代理店名称、住宅施設名称、広告のコンテンツ、広告の視聴時間、視聴条件、ポイント付与ルール、配信期間、配信時間帯、配信回数及び配信頻度を一つのレコードとして広告DB271に記憶する。
制御部21は、時計部28により現在の日時情報を取得する。制御部21は、取得した現在の日時情報に基づき、大容量記憶部27の広告DB271から配信期間、配信時間帯及び配信頻度と合致する広告IDを取得する。制御部21は、取得した広告IDに基づき、該広告の規定の配信回数を広告DB271の配信回数列から取得する。制御部21は、大容量記憶部27の広告配信履歴DB276に、取得した広告IDに対応する該広告の配信履歴のレコードが存在するか否かを判定する。
該広告の当日の配信履歴のレコードが存在している場合、制御部21は、大容量記憶部27の広告配信履歴DB276の配信日時列を日時の新しい順にソートし、最新の配信日時に基づき、該広告IDに対応する当日の配信状態を取得する。制御部21は、取得した規定の配信回数及び当日の配信状態に基づいて該広告を配信することが可能か否かを判定する。例えば、規定の配信回数が2回であり、当日の配信状態が「1回目」である場合、該広告をもう一度配信することができる。制御部21は、大容量記憶部27の広告DB271から、配信可能な広告IDに対応する広告を取得する。なお、複数の広告IDが取得された場合、それぞれの広告IDに対応する広告が取得されても良い。
該広告の当日の配信履歴のレコードが存在していない場合、該広告の当日の配信履歴のレコードがまだ作成されていないため、制御部21は、該広告を視聴者に配信することが可能であると判定する。大容量記憶部27の広告DB271から、配信可能な広告IDに対応する広告、及び視聴者に対するポイント付与条件を取得する。制御部21は、通信部23または入力部24により、ポータル画面に表示される共有情報(例えば、ごみ収集日、管理等組合の議決内容等)を取得する。なお、ポータル画面に表示される共有情報に関しては、予め記憶部22または大容量記憶部27に記憶しても良い。
制御部21は、通信部23を介して、取得した広告、ポイント付与条件、及びポータル画面に表示される共有情報を視聴者ID、広告IDに関連付けてディスプレイ1に送信する。制御部21は、ディスプレイ1に送信した広告に関する配信情報を大容量記憶部27の広告配信履歴DB276に記憶する。具体的には、制御部21は、視聴者ID、広告ID、配信日時及び当日の配信状態を一つのレコードとして広告配信履歴DB276に記憶する。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された視聴者ID、広告ID、広告、ポイント付与条件、及び共有情報を通信部13により受信し、ポータル画面に受信した広告、ポイント付与条件、及び共有情報を表示部15により表示する。
ディスプレイ1の制御部11は、テレビ放送局から放送されたテレビの番組に切り替えたと判定した場合、または該広告の放映を終了したと判断した場合、通信部13を介して、当該視聴者の視聴状況を視聴者ID及び広告IDに対応付けてサーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、ディスプレイ1から送信された視聴者ID、広告ID及び視聴状況を通信部23により受信する。制御部21は、受信した視聴者ID、広告IDに基づき、受信した視聴状況を大容量記憶部27の広告配信履歴DB276の視聴状況列に更新する。
視聴状況は、視聴者が広告を視聴した視聴時間、視聴の開始秒数、視聴の終了秒数等を含む。例えば、視聴者が広告の最後まで視聴した場合、視聴状況列に「視聴済」が記憶されても良い。また、制御部11は、テレビ放送局から放送されたテレビの番組に切り替えの操作を入力部14により受け付けた場合、テレビの番組へ切り替えた時点の該広告の視聴の終了秒数を取得する。制御部11は、取得した視聴の終了秒数(例えば、5秒)に基づき、視聴状況列に「0秒~5秒視聴」が記憶されても良い。また、制御部11は、テレビの番組から広告に切り替えの操作を入力部14により受け付けた場合、広告へ切り替えた時点の該広告の視聴の開始秒数を取得する。制御部11は、取得した開始秒数(例えば、10秒)に基づき、視聴状況列に「10秒~最後まで視聴」が記憶されても良い。更にまた、ポータル画面に広告が放映されている時間内に、制御部11は、テレビ放送局から放送されたテレビの番組を表示部15により表示したと判定した場合、視聴状況列に「未視聴」が記憶されても良い。
制御部21は、大容量記憶部27の広告DB271から、受信した広告IDに対応する視聴時間及び視聴条件を取得する。制御部21は、取得した広告の視聴時間及び視聴条件に応じて、ディスプレイ1から送信された視聴者の視聴状況が視聴条件を満たすか否かを判定する。サーバ2の制御部21は、該広告の視聴条件を満たしたと判断した場合、所定のポイント付与基準により第1種類のポイントを算出する。
具体的には、制御部21は、大容量記憶部27の広告DB271のポイント付与列から、広告IDに対応するポイント付与基準を取得する。制御部21は、取得したポイント付与基準により、視聴者が該広告を視聴した視聴時間に基づいて第1種類のポイント数を算出する。制御部21は、算出した第1種類のポイント数を大容量記憶部27に記憶する。具体的には、制御部21は、視聴者ID、獲得方式、付与ポイント数、広告ID及び付与日時を一つのレコードとしてポイント付与明細DB274に記憶する。制御部21は、視聴者IDに関連づけ、算出した第1種類のポイント数をポイント管理DB273のポイント数列に加算して更新する。
制御部21は、通信部23を介して、算出した第1種類のポイント数をディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された第1種類のポイント数を通信部13により受信し、受信した第1種類のポイント数を表示部15により表示する。
図12及び図13は、ポータル画面に放映された広告を視聴した視聴者にポイント付与する際の処理手順を示すフローチャートである。広告主端末3の制御部31は、住宅施設に設置されたディスプレイ1のポータル画面に放映され、商品またはサービスに関する広告を通信部33によりサーバ2に送信する(ステップS401)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、広告主端末3から送信された広告を受信し(ステップS201)、大容量記憶部27の広告DB271に記憶する(ステップS202)。
制御部21は、時計部28により現在の日時情報を取得する(ステップS203)。制御部21は、取得した現在の日時情報に基づき、大容量記憶部27の広告DB271から配信期間、配信時間帯及び配信頻度と合致する広告IDを取得する(ステップS204)。制御部21は、取得した広告IDに基づき、該広告の規定の配信回数を広告DB271の配信回数列から取得する(ステップS205)。制御部21は、大容量記憶部27の広告配信履歴DB276に、取得した広告IDに対応する該広告の配信履歴のレコードが存在するか否かを判定する(ステップS206)。
制御部21は、該広告の当日の配信履歴のレコードが存在していると判定した場合(ステップS206でYES)、制御部21は、大容量記憶部27の広告配信履歴DB276の配信日時列を日時の新しい順にソートし、最新の配信日時に基づき、該広告IDに対応する当日の配信状態を取得する(ステップS207)。制御部21は、取得した規定の配信回数及び当日の配信状態に基づいて該広告を配信することが可能か否かを判定する(ステップS208)。制御部21は、該広告を配信することが可能と判定した場合(ステップS208でYES)、制御部21は、広告及びポータル画面に表示される共有情報を取得する(ステップS209)。具体的には、制御部21は、大容量記憶部27の広告DB271から、配信可能な広告IDに対応する広告、及び視聴者に対するポイント付与条件を取得する。制御部21は、通信部23または入力部24により、ポータル画面に表示される共有情報を取得する。
制御部21は、通信部23を介して、取得した広告、ポイント付与条件、及びポータル画面に表示される共有情報を視聴者ID、広告IDに関連付けてディスプレイ1に送信する(ステップS210)。制御部21は、ディスプレイに送信した広告に関する配信情報を大容量記憶部27の広告配信履歴DB276に記憶する(ステップS211)。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された視聴者ID、広告ID、広告、ポイント付与条件、及び共有情報を通信部13により受信する(ステップS101)。
制御部21は、該広告を配信することができないと判定した場合(ステップS208でNO)、ステップS203に戻る。制御部21は、該広告の当日の配信履歴のレコードが存在していないと判定した場合(ステップS206でNO)、該広告が配信されないため、視聴者に配信することが可能となる。制御部21は、ステップS209に遷移する。
ディスプレイ1の制御部11は、表示部15を介して、受信した広告、ポイント付与条件、及び共有情報をポータル画面に表示する(ステップS102)。制御部11は、テレビ放送局から放送されたテレビの番組に切り替えるか否かを判定する(ステップS103)。制御部11は、テレビ放送局から放送されたテレビの番組に切り替えていないと判定した場合(ステップS103でNO)、制御部11は、該広告の放映を終了するか否かを判定する(ステップS104)。制御部11は、該広告の放映を終了したと判定した場合(ステップS104でYES)、制御部11は、通信部13を介して、当該視聴者の視聴状況を視聴者ID及び広告IDに対応付けてサーバ2に送信する(ステップS105)。制御部11は、テレビ放送局から放送されたテレビの番組に切り替えたと判定した場合(ステップS103でYES)、ステップS105処理に遷移する。制御部11は、該広告の放映を終了していないと判定した場合(ステップS104でNO)、ステップS103処理に戻る。
サーバ2の制御部21は、ディスプレイ1から送信された視聴者ID、広告ID及び視聴状況を通信部23により受信する(ステップS212)。制御部21は、受信した視聴者ID、広告IDに基づき、受信した視聴状況を大容量記憶部27の広告配信履歴DB276の視聴状況列に更新する(ステップS213)。制御部21は、大容量記憶部27の広告DB271から、受信した広告IDに対応する視聴時間及び視聴条件を取得する(ステップS214)。制御部21は、取得した広告の視聴時間及び視聴条件に応じて、ディスプレイ1から送信された視聴者の視聴状況が視聴条件を満たすか否かを判定する(ステップS215)。
サーバ2の制御部21は、該広告の視聴条件を満たしたと判断した場合(ステップS215でYES)、所定のポイント付与基準により第1種類のポイントを算出する(ステップS216)。制御部21は、算出した第1種類のポイント数を大容量記憶部27のポイント付与明細DB274及びポイント管理DB273に記憶する(ステップS217)。制御部21は、通信部23を介して、算出した第1種類のポイント数をディスプレイ1に送信する(ステップS218)。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された第1種類のポイント数を通信部13により受信し(ステップS106)、受信した第1種類のポイント数を表示部15により表示する(ステップS107)。サーバ2の制御部21は、該広告の視聴条件を満たしていないと判断した場合(ステップS215でNO)、処理が終了する。
続いて、第1種類のポイントで公共料金を支払う処理を説明する。公共料金の支払額に対応する支払いポイント数が所定のポイント付与基準により算出され、算出された支払いポイント数をポータル画面に表示することができる。視聴者が広告の視聴によって獲得された第1種類のポイント数が、算出された支払ポイント数以上である場合、獲得された第1種類のポイントで公共料金を支払うことができる。以下では、第1種類のポイントで公共料金の一つの種類となるNHK受信料を支払う例を説明する。
図14は、第1種類のポイントで公共料金を支払う処理を説明する説明図である。本実施形態のシステムは、公共料金管理サーバ4を含む。公共料金管理サーバ4は、住宅施設の所在地を管理している自治体に設置され、公共料金の支払額の計算、管理、送受信及び決済等の処理を行う情報処理装置である。
サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、公共料金管理サーバ4からNHK受信料に関する情報を取得する。NHK受信料に関する情報は、NHK受信料の請求金額、請求の対象年月、支払ポイント数を算出するためのポイント付与基準を含む。ポイント付与基準は、例えば、1円が1ポイントに相当する。制御部21は、ポイント付与基準により、NHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を算出する。制御部21は、取得したNHK受信料に関する情報を視聴者IDに関連づけて大容量記憶部27のポイント支払明細DB275に記憶する。具体的には、制御部21は、支払いIDを振って、視聴者ID、支払種類、請求金額、対象年月、ポイント付与基準、支払ポイント数を一つのレコードとしてポイント支払明細DB275に記憶する。
制御部21は、通信部23を介して、算出した支払ポイント数を視聴者IDに関連づけてディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された視聴者ID及び支払ポイント数を通信部13により受信し、受信した支払ポイント数を表示部15によりポータル画面に表示する。制御部11は、入力部14を介して、第1種類のポイントでNHK受信料の支払指示を受け付けた場合、受け付けた支払指示を通信部13によりサーバ2に送信する。NHK受信料の支払指示が、例えば、ポータル画面に表示されている「ポイントを使う」ボタンの操作から受け付けられても良い。
サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された支払指示を受信する。制御部21は、大容量記憶部27のポイント支払明細DB275の支払ポイント数列から、視聴者IDに応じて、NHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を取得する。制御部21は、大容量記憶部27のポイント管理DB273のポイント数列から、視聴者が獲得した第1種類のポイント数を取得する。制御部21は、取得した支払ポイント数と獲得された第1種類のポイント数とを比較する。
制御部21は、獲得された第1種類のポイント数がNHK受信料の支払額に対応する支払ポイント以上である場合、獲得された第1種類のポイント数からNHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を差し引き、大容量記憶部27に更新する。具体的には、制御部21は、NHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を差し引いた第1種類のポイント数をポイント管理DB273のポイント数列に、視聴者IDに対応付けて更新する。制御部21は、支払ID及び視聴者IDに対応付け、大容量記憶部27のポイント支払明細DB275の支払日時列に支払の日時情報を記憶する。
制御部21は、NHK受信料の支払額に応じて、公共料金管理サーバ4にNHK受信料の決済請求を通信部23により送信する。公共料金管理サーバ4は、サーバ2から送信されたNHK受信料の決済請求に応じて、NHK受信料の決済処理を行う。例えば、カード決済、現金決済等の決済方式が利用されても良い。制御部21は、通信部23を介して、更新後の第1種類のポイント数をディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された最新の第1種類のポイント数を通信部13により受信する。制御部11は、表示部15を介して、受信した最新の第1種類のポイント数をポータル画面に表示する。
制御部21は、獲得された第1種類のポイント数がNHK受信料の支払額に対応する支払ポイント未満である場合、ポイント支払不可指示を通信部23によりディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信されたポイント支払不可指示を受信する。ディスプレイ1の制御部11は、受信したポイント支払不可指示に応じて、通知メッセージ等を表示部15によりポータル画面に表示しても良い。
なお、上述した処理方式に限るものではない。例えば、獲得された第1種類のポイント数がNHK受信料の支払額に対応する支払ポイント以上であると判定された場合限り、ポータル画面に「ポイントを使う」ボタンが表示されても良い。よって、視聴者が表示されている「ポイントを使う」を押下した際に、獲得された第1種類のポイント数と支払ポイント数との比較処理をスキップすることが可能となる。
なお、本実施形態では、第1種類のポイントでNHK受信料を支払う可能か否かを判定する処理がサーバ2で行われたが、これに限るものではない。例えば、ディスプレイ1は、NHK受信料の支払指示を受け付けた場合、直接にNHK受信料を支払う可能か否かを判定しても良い。
図15及び図16は、第1種類のポイントで公共料金を支払う際の処理手順を示すフローチャートである。公共料金管理サーバ4は、NHK受信料に関する情報をサーバ2に送信する(ステップS431)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、公共料金管理サーバ4から送信されたNHK受信料に関する情報を受信する(ステップS231)。制御部21は、ポイント付与基準により、NHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を算出する(ステップS232)。制御部21は、取得したNHK受信料に関する情報を視聴者IDに関連づけて大容量記憶部27のポイント支払明細DB275に記憶する(ステップS233)。
制御部21は、通信部23を介して、算出した支払ポイント数を視聴者IDに関連づけてディスプレイ1に送信する(ステップS234)。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された視聴者ID及び支払ポイント数を通信部13により受信し(ステップS131)、受信した支払ポイント数を表示部15によりポータル画面に表示する(ステップS132)。制御部11は、入力部14を介して、第1種類のポイントでNHK受信料の支払指示を受け付け(ステップS133)、受け付けた支払指示を通信部13によりサーバ2に送信する(ステップS134)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された支払指示を受信する(ステップS235)。
制御部21は、大容量記憶部27のポイント支払明細DB275の支払ポイント数列から、視聴者IDに応じて、NHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を取得する(ステップS236)。制御部21は、大容量記憶部27のポイント管理DB273のポイント数列から、視聴者が獲得した第1種類のポイント数を取得する(ステップS237)。制御部21は、獲得された第1種類のポイント数が支払ポイント数以上であるか否かを判定する(ステップS238)。
制御部21は、獲得された第1種類のポイント数が支払ポイント数以上であると判定した場合(ステップS238でYES)、制御部21は、獲得された第1種類のポイント数からNHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を差し引く(ステップS239)。制御部21は、大容量記憶部27のポイント管理DB273及びポイント支払明細DB275を更新する(ステップS240)。具体的には、制御部21は、NHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を差し引いた第1種類のポイント数をポイント管理DB273のポイント数列に、視聴者IDに対応付けて更新する。制御部21は、支払ID及び視聴者IDに対応付け、大容量記憶部27のポイント支払明細DB275の支払日時列に支払の日時情報を記憶する。
制御部21は、NHK受信料の支払額に応じて、公共料金管理サーバ4にNHK受信料の決済請求を通信部23により送信する(ステップS241)。公共料金管理サーバ4は、サーバ2から送信されたNHK受信料の決済請求に応じて、NHK受信料の決済処理を行う(ステップS432)。制御部21は、通信部23を介して、更新後の第1種類のポイント数をディスプレイ1に送信する(ステップS242)。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された最新の第1種類のポイント数を通信部13により受信する(ステップS136)。制御部11は、表示部15を介して、受信した最新の第1種類のポイント数をポータル画面に表示する(ステップS137)。
制御部21は、獲得された第1種類のポイント数が支払ポイント数以上でないと判定した場合(ステップS238でNO)、ポイント支払不可指示を通信部23によりディスプレイ1に送信する(ステップS243)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信されたポイント支払不可指示を受信する(ステップS135)。
図17は、第1種類のポイント数及び支払ポイント数の表示のイメージ図である。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第1種類のポイント数(視聴ポイント)、NHK受信料に対応する支払ポイント数、広告及び視聴者に対するポイント付与条件を受信する。制御部11は、ポータル画面に受信した第1種類のポイント数、支払ポイント数、広告及びポイント付与条件を表示部15により表示する。ポイント付与条件は、例えば、「未視聴:0pt 5秒後スキップ:2pt 最後まで視聴:10pt」である。視聴者が広告を視聴していない場合、第1種類のポイントを視聴者に付与しない。視聴者が広告を5秒以上視聴し、かつ最後までに視聴していない場合、視聴者に2ptの第1種類のポイントを付与する。視聴者が広告を最後までに視聴した場合、視聴者に10ptの第1種類のポイントを付与する。また、第1種類のポイントでNHK受信料を支払うための「ポイントを使う」ボタンがポータル画面に表示される。該「ポイントを使う」ボタン経由で、第1種類のポイントでNHK受信料を支払指示がサーバ2に送信される。具体的には、制御部11は、入力部14を介して、視聴者による「ポイントを使う」操作を受け付けた場合、制御部11は、第1種類のポイントでNHK受信料の支払指示を通信部13によりサーバ2に送信する。
本実施形態によると、住宅施設に設置されたディスプレイ1のポータル画面に、広告及び該広告の視聴によって獲得された第1種類のポイント数を表示することができる。
本実施形態によると、視聴者がポータル画面に放映された広告を視聴したことにより、視聴ポイント(第1種類のポイント)を獲得することができる。よって、視聴者に広告の視聴を促進することが可能となる。
本実施形態によると、視聴者が獲得した第1種類のポイントで公共料金を支払うことができるため、能動的な広告の視聴者が増えることが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2は、外部のウェブサイトから獲得されたポイント数を表示する形態に関する。なお、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。住宅施設に設置されたディスプレイ1のポータル画面に、視聴者のIDに関連づけた登録済の外部のウェブサイトのユーザIDに基づき、当該外部のウェブサイト内に該ユーザIDに対応するポイント(第2種類のポイント)数を取得して表示することができる。また、視聴者が広告を視聴したことによる獲得された第1種類のポイント数と、それぞれの外部のウェブサイトから獲得された第2種類のポイント数との合計ポイントをポータル画面に表示することができる。
図18は、実施形態2のポータル画面に放映される広告のシステムの概要を示す説明図である。なお、図1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態のシステムは、情報処理装置5を含み、各装置はインターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。
情報処理装置5は、ウェブサイト等を運営している情報処理装置であり、該ウェブサイト内に視聴者のIDに関連づけたユーザが獲得したポイント数の送信、及びウェブサイトのバナーの送信等、種々の情報処理、情報記憶及び情報の送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置5は、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。本実施形態において情報処理装置5はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のためウェブサイトサーバ5と読み替える。
図19は、ウェブサイトサーバ5の構成例を示すブロック図である。ウェブサイトサーバ5は、制御部51、記憶部52、通信部53、入力部54、表示部55、読取部56及び大容量記憶部57を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部51はCPU、MPU、GPU等の演算処理装置を含み、記憶部52に記憶された制御プログラム5Pを読み出して実行することにより、ウェブサイトサーバ5に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図19では制御部51を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
記憶部52はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部51が処理を実行するために必要な制御プログラム5P又はデータ等を記憶している。また、記憶部52は、制御部51が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部53は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、ディスプレイ1、サーバ2等との間で情報の送受信を行う。
入力部54は、マウス、キーボード、タッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報を制御部51へ出力する。表示部55は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部51の指示に従い各種情報を表示する。
読取部56は、CD-ROM又はDVD-ROMを含む可搬型記憶媒体5aを読み取る。制御部51が読取部56を介して、制御プログラム5Pを可搬型記憶媒体5aより読み取り、大容量記憶部57に記憶しても良い。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御部51が制御プログラム5Pをダウンロードし、大容量記憶部57に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ5bから、制御部51が制御プログラム5Pを読み込んでも良い。
大容量記憶部57は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶部57は、ユーザDB571を含む。ユーザDB571は、ユーザの個人情報、商品の購入等を通じて獲得されたポイント数等を記憶している。
図20は、ユーザDB571のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。ユーザDB571は、ユーザID列、名前列、住所列、ポイント数列及び視聴者ID列を含む。ユーザID列は、各ユーザを識別するために、一意に特定されるユーザのIDを記憶している。名前列は、ユーザの名前を記憶している。住所列は、ユーザの現住所を記憶している。ポイント数列は、現時点でユーザが保有しているポイント数を記憶している。視聴者ID列は、ユーザIDに関連づけた視聴者のIDを記憶している。
なお、本実施形態において記憶部52及び大容量記憶部57は一体の記憶装置として構成されていても良い。また、大容量記憶部57は複数の記憶装置により構成されていても良い。更にまた、大容量記憶部57はウェブサイトサーバ5に接続された外部記憶装置であっても良い。
なお、本実施形態では、ウェブサイトサーバ5は一台の情報処理装置であるものとして説明するが、複数台により分散して処理させても良く、または複数の仮想マシンにより構成されていても良い。
図21は、実施形態2の視聴者DB272のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。なお、図5と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。視聴者DB272は、連携ユーザID列を含む。連携ユーザID列は、Aサイト列、Bサイト列及びCサイト列を含む。Aサイト列、Bサイト列及びCサイト列は、視聴者IDに対応するそれぞれの外部のウェブサイトのユーザIDを記憶している。なお、本実施形態では、連携の外部ウェブサイトが、Aサイト、Bサイト及びCサイトを含む例を説明したが、これに限らず、連携の外部のウェブサイトの種類または数量が任意であっても良い。
図22は、実施形態2のポイント管理DB273のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。なお、図6と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。ポイント管理DB273は、ポータル画面に放映された広告の視聴に応じて獲得された第1種類のポイント数、ぞれぞれの外部のウェブサイトから獲得された第2種類のポイント数、及び第1種類のポイント数と第2種類のポイント数との合計ポイント数を記憶している。
ポイント管理DB273は、ポイント数列を含む。ポイント数列は、広告視聴列、Aサイト列、Bサイト列、Cサイト列及び合計列を含む。広告視聴列は、ユーザがポータル画面に放映された広告を視聴したことにより、付与された第1種類のポイント数を記憶している。Aサイト列は、視聴者がAウェブサイトから獲得された第2種類のポイント数を記憶している。Bサイト列は、視聴者がBウェブサイトから獲得された第2種類のポイント数を記憶している。Cサイト列は、視聴者がCウェブサイトから獲得された第2種類のポイント数を記憶している。合計列は、第1種類のポイント数と第2種類のポイント数との合計ポイント数を記憶している。
図23は、第2種類のポイント数の取得及び表示を説明する説明図である。サーバ2の制御部21は、大容量記憶部27の視聴者DB272から、視聴者IDに対応する外部のウェブサイトのユーザIDを取得する。制御部21は、通信部23を介して、視聴者ID及び該視聴者IDに関連づけたウェブサイトのユーザIDを、当該ウェブサイトのウェブサイトサーバ5に送信する。ウェブサイトサーバ5の制御部51は、通信部53を介して、サーバ2から送信された視聴者ID及びユーザIDを受信する。制御部51は、大容量記憶部57のユーザDB571から、受信した視聴者ID及びユーザIDに基づき、該ユーザがウェブサイト内で獲得した第2種類のポイント数を取得する。
制御部51は、通信部53を介して、取得した第2種類のポイント数を視聴者IDに関連づけ、サーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、制御部51から送信された視聴者ID及び第2種類のポイント数を受信し、受信した視聴者ID及びポイント数を大容量記憶部27のポイント管理DB273及びポイント付与明細DB274に記憶する。
具体的には、制御部21は、大容量記憶部27のポイント管理DB273から、受信した視聴者IDに対応する第1種類のポイントを取得する。制御部21は、取得した第1種類のポイント数と、受信したウェブサイトの第2種類のポイント数との合計ポイント数を計算する。制御部21は、ポイント管理DB273の視聴者ID列、対象のウェブサイト列(例えば、Aサイト列)、合計列を、視聴者ID、受信した対象のウェブサイトの第2種類のポイント数及び合計ポイント数で更新する。制御部21は、視聴者ID、獲得方式、付与ポイント数及び付与日時を一つのレコードとしてポイント付与明細DB274に記憶する。なお、獲得方式列に、「ウェブサイト」が記憶されても良い。
制御部21は、ウェブサイトサーバ5から送信された第2種類のポイント数、算出した合計ポイント数を通信部23によりディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第2種類のポイント数、合計ポイント数を受信する。本実施形態では、第2種類のポイント数及び合計ポイント数のみがサーバ2からディスプレイ1に送信されたが、これに限るものではない。例えば、第1種類のポイント数、第2種類のポイント数及び合計ポイント数がサーバ2からディスプレイ1に同時に送信されても良い。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、ポータル画面にサーバ2から送信された第2種類のポイント数及び合計ポイント数を表示部15により表示する。
図24は、第2種類のポイント数の取得及び表示の際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ2の制御部21は、大容量記憶部27の視聴者DB272から、視聴者IDに対応する外部のウェブサイトのユーザIDを取得する(ステップS251)。制御部21は、通信部23を介して、視聴者ID及び該視聴者IDに関連づけたウェブサイトのユーザIDを、当該ウェブサイトのウェブサイトサーバ5に送信する(ステップS252)。ウェブサイトサーバ5の制御部51は、通信部53を介して、サーバ2から送信された視聴者ID及びユーザIDを受信する(ステップS551)。制御部51は、大容量記憶部57のユーザDB571から、受信した視聴者ID及びユーザIDに基づき、該ユーザがウェブサイト内で獲得した第2種類のポイント数を取得する(ステップS552)。
制御部51は、通信部53を介して、取得した第2種類のポイント数を視聴者IDに関連づけ、サーバ2に送信する(ステップS553)。制御部21は、通信部23を介して、視聴者ID及び第2種類のポイント数を受信する(ステップS253)。制御部21は、該視聴者IDに対応する第1種類のポイント数と、受信したウェブサイトの第2種類のポイント数との合計ポイント数を計算する(ステップS254)。
制御部21、受信した対象のウェブサイトの第2種類のポイント数及び合計ポイント数をポイント管理DB273に更新する(ステップS255)。具体的には、制御部21は、ポイント管理DB273の視聴者ID列、対象のウェブサイト列、合計列を、視聴者ID、ウェブサイトの第2種類のポイント数及び合計ポイント数で更新する。制御部21は、受信した対象のウェブサイトの第2種類のポイント数をポイント付与明細DB274に記憶する(ステップS256)。具体的には、制御部21は、視聴者ID、獲得方式、付与ポイント数及び付与日時を一つのレコードとしてポイント付与明細DB274に記憶する。
制御部21は、ウェブサイトサーバ5から送信された第2種類のポイント数、算出した合計ポイント数を通信部23によりディスプレイ1に送信する(ステップS257)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第2種類のポイント数、合計ポイント数を受信する(ステップS151)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、ポータル画面にサーバ2から送信された第2種類のポイント数及び合計ポイント数を表示部15により表示する(ステップS152)。
続いて、算出された合計ポイントで公共料金を支払う処理を説明する。視聴者が公共料金を支払う際に、合計ポイント数が公共料金を支払うための必要なポイント数以上である場合、合計ポイントで公共料金を支払うことができる。以下では、NHK受信料を支払う例を説明する。
図25は、合計ポイントで公共料金を支払う処理を説明する説明図である。なお、NHK受信料の受信、NHK受信料に対応する支払ポイント数の算出・表示、NHK受信料及び支払ポイント数の記憶等の処理に関しては、図14と重複するため、説明を省略する。
制御部11は、入力部14を介して、合計ポイントでNHK受信料の支払指示を受け付けた場合、受け付けた支払指示を通信部13によりサーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された支払指示を受信する。制御部21は、大容量記憶部27のポイント支払明細DB275の支払ポイント数列から、視聴者IDに応じて、NHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を取得する。制御部21は、大容量記憶部27のポイント管理DB273から、視聴者が獲得した第1種類のポイント数、第2種類のポイント数及び合計ポイント数を取得する。制御部21は、取得した支払ポイント数と合計ポイント数とを比較する。
合計ポイント数がNHK受信料の支払額に対応する支払ポイント未満である場合、制御部21は、支払不可指示を通信部13によりディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された支払不可指示を受信する。合計ポイント数がNHK受信料の支払額に対応する支払ポイント以上である場合、制御部21は、合計ポイント数からNHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を差し引き、大容量記憶部27に更新する。
具体的には、制御部21は、ポイント管理DB273の第1種類のポイント(広告視聴列)、第2種類のポイント(Aサイト列、Bサイト列、Cサイト列)の順に、それぞれの記憶されたポイント数と支払ポイント数とを比較する。例えば、制御部21は、第1種類のポイント数が支払ポイント数以上であると判定した場合、広告視聴列のポイント数、及び合計ポイント数からそれぞれに支払ポイント数を差し引いて更新する。
制御部21は、第1種類のポイント数が支払ポイント数未満であり、かつ、第1種類のポイント数とAサイトのポイント数との合計が支払ポイント数以上であると判定した場合、制御部21は、相次いで広告視聴列及びAサイトのポイント数から支払ポイント数を差し引く。制御部21は、ポイント管理DB273の広告視聴列、Aサイト列、合計列を、差し引いた後のポイント数で更新する。なお、上述した支払ポイント数の差し引き方式に限るものではない。例えば、それぞれの広告視聴列、Aサイト列、Bサイト列、Cサイト列のポイント数が昇順でソートされて、一番少ないものから一番多いものまでの順に支払ポイント数を差し引く処理が実行されても良い。
その後に、NHK受信料の決済請求処理、更新後の第1種類のポイント、第2種類のポイント及び合計ポイント数をディスプレイ1へ再送信する処理、及び更新後のポイント数の表示処理については、図14と同様であるため、説明を省略する。
図26は、合計ポイントで公共料金を支払う際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図26でNHK受信料の取得処理、公共料金管理サーバ4とのNHK受信料の決済請求処理等に関しては、実施形態1の処理と同様であるため、説明を省略する。
制御部11は、入力部14を介して、合計ポイントでNHK受信料の支払指示を受け付け(ステップS161)、受け付けた支払指示を通信部13によりサーバ2に送信する(ステップS162)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された支払指示を受信する(ステップS261)。制御部21は、大容量記憶部27のポイント支払明細DB275の支払ポイント数列から、視聴者IDに応じて、NHK受信料の支払額に対応する支払ポイント数を取得する(ステップS262)。制御部21は、大容量記憶部27のポイント管理DB273から、視聴者が獲得した第1種類のポイント数、第2種類のポイント数及び合計ポイント数を取得する(ステップS263)。制御部21は、取得した合計ポイント数が支払ポイント数以上であるか否かを判定する(ステップS264)。
制御部21は、取得した合計ポイント数が支払ポイント数未満であると判定した場合(ステップS264でNO)、制御部21は、支払不可指示を通信部13によりディスプレイ1に送信する(ステップS268)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された支払不可指示を受信する(ステップS163)。
制御部21は、取得した合計ポイント数が支払ポイント数以上であると判定した場合(ステップS264でYES)、第1種類のポイント数が支払ポイント数以上であるか否かを判定する(ステップS265)。制御部21は、第1種類のポイント数が支払ポイント数以上であると判定した場合(ステップS265でYES)、制御部21は、第1種類のポイント数から支払ポイント数を差し引く(ステップS266)。制御部21は、第1種類のポイント数が支払ポイント数未満であると判定した場合(ステップS265でNO)、制御部21は、第1種類のポイント数及び第2種類のポイント数から支払ポイント数を差し引く(ステップS267)。
制御部21は、ポイント管理DB273に、差し引いた後のポイント数を更新する(ステップS268)。制御部21は、通信部23を介して、更新後の第1種類のポイント数、第2種類のポイント数及び合計ポイント数をディスプレイ1に送信する(ステップS269)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された更新後のポイント数を受信し(ステップS164)、ポータル画面に受信した更新後のポイント数を表示部15により表示する(ステップS165)。
図27は、合計ポイントの表示及び支払ポイント数の表示のイメージ図である。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第1種類のポイント数、第2種類のポイント数(Aサイトポイント数、Bサイトポイント数、Cサイトポイント数)、合計ポイント数、NHK受信料に対応する支払ポイント数及び広告を受信する。制御部11は、ポータル画面に受信した第1種類のポイント数、第2種類のポイント数、合計ポイント数、支払ポイント及び広告を表示部15により表示する。また、合計ポイントでNHK受信料を支払うための「ポイントを使う」ボタンがポータル画面に表示される。該「ポイントを使う」ボタン経由で、合計ポイントでNHK受信料を支払指示がサーバ2に送信される。
本実施形態によると、住宅施設に設置されたディスプレイ1のポータル画面に、第1種類のポイント数、第2種類のポイント数及び合計ポイント数を表示することができる。
本実施形態によると、合計ポイント数が公共料金の支払額に対応する支払ポイント以上である場合、合計ポイントで公共料金を支払うことができる。よって、広告の視聴で獲得されたポイントが公共料金の支払ポイント未満の場合、外部のウェブサイトから獲得されたポイントを足して支払うことにより、視聴者がポイントの活用を最大化することが可能となる。
(実施形態3)
実施形態3は、外部のウェブサイト及び公共情報のバナーを表示する形態に関する。なお、実施形態1~2と重複する内容については説明を省略する。ディスプレイ1は、外部のウェブサイト、公共情報等のバナーに関する情報を受信し、住宅施設に設置されたディスプレイ1のポータル画面に、受信した外部のウェブサイト、公共情報等のバナー表示することができる。視聴者が表示されているバナーを通じて、外部のウェブサイト、公共情報サイト等へアクセスすることができる。
図28は、実施形態3のサーバ2の構成例を示すブロック図である。なお、図2と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部27は、バナーDB277を含む。バナーDB277は、外部のウェブサイトのバナー、公共情報のバナーに関する情報等を記憶している。
図29は、バナーDB277のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。バナーDB277は、サイトID列、サイト名列、バナー列及びサイトURL列を含む。サイトID列は、各ウェブサイトを識別するために、一意に特定されるウェブサイトのIDを記憶している。サイト名列は、ウェブサイトの名称を記憶している。バナー列は、ウェブサイトを紹介するバナーの画像を記憶している。なお、バナー列は、バナーの画像を取得することが可能なURLを記憶しても良い。サイトURL列は、ウェブサイトのURLを記憶している。
図30は、ポータル画面にバナーを表示する際のイメージ図である。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、それぞれの外部のウェブサイトのウェブサイトサーバ5、公共情報のサーバから、それぞれのバナーに関する情報を受信する。バナーに関する情報は、ウェブサイトID、ウェブサイト名称、バナーの画像、ウェブサイトのURL等を含む。制御部21は、受信したバナーに関する情報を大容量記憶部27のバナーDB277に記憶する。具体的には、制御部21は、ウェブサイトIDを振って、ウェブサイト名称、バナーの画像、ウェブサイトのURLを一つのレコードとしてバナーDB277に記憶する。
制御部21は、受信したバナーのコンテンツの画像及びウェブサイトのURLを通信部13によりディスプレイ1送信する。なお、本実施形態では、バナーに関する情報がそれぞれの外部のウェブサイトサーバ5、公共情報のサーバからサーバ2に送信されたが、これに限るものではない。例えば、バナーに関する情報がそれぞれの外部のウェブサイトサーバ5、公共情報のサーバから直接にディスプレイ1に送信されても良い。
ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信されたそれぞれのバナーの画像、ウェブサイトのURLを受信する。制御部11は、受信したそれぞれのバナーの画像を表示部15によりポータル画面に表示する。制御部11は、入力部14を介して、バナーの選択操作を受け付けた場合、選択されたバナーに対応するURLを通じて、該バナーを紹介しているウェブサイトへアクセスする。
図31は、ポータル画面にバナーを表示する際の処理手順を示すフローチャートである。ウェブサイトサーバ5の制御部51は、通信部53を介して、バナーに関する情報をサーバ2に送信する(ステップS581)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ウェブサイトサーバ5から送信されたバナーに関する情報を受信する(ステップS281)。制御部21は、受信したバナーに関する情報を大容量記憶部27のバナーDB277に記憶する(ステップS282)。
制御部21は、受信したバナーのコンテンツの画像及びウェブサイトのURLを通信部13によりディスプレイ1送信する(ステップS283)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信されたバナーの画像、ウェブサイトのURLを受信する(ステップS181)。制御部11は、受信したバナーの画像を表示部15によりポータル画面に表示する(ステップS182)。
制御部11は、入力部14を介して、バナーの選択操作を受け付ける(ステップS183)。制御部11は、通信部13を介して、選択されたバナーに対応するURLを通じて、該バナーを紹介するウェブサイトへアクセスのリクエストをウェブサイトサーバ5に送信する(ステップS184)。ウェブサイトサーバ5の制御部51は、通信部53を介して、ディスプレイ1から送信されたウェブサイトへアクセスのリクエストを受信する(ステップS582)。なお、本実施形態では、ウェブサイトのバナーの例を説明したが、公共情報のバナーの表示処理に関しては、ウェブサイトのバナーの表示処理と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によると、外部のウェブサイト及び公共情報のバナーをポータル画面に表示することにより、外部のウェブサイト及び公共情報へアクセスの利便性を向上することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態4は、視聴者が広告に対する「いいね」を表明した場合、第1種類のポイントを付与する形態に関する。なお、実施形態1~3と重複する内容については説明を省略する。視聴者が広告に対する「いいね」を表明した場合、所定のポイント付与基準により、該視聴者に第1種類のポイントを付与することができる。また、視聴者が広告を視聴したことにより、視聴者が既に第1種類のポイントを獲得した場合、「いいね」を表明した後に、所定のポイント付与基準により視聴者に追加ポイントを付与することができる。
図32は、ポータル画面に「いいね」を表示する際のイメージ図である。以下で、「いいね」により追加ポイント(第1種類の追加ポイント)を付与する例を説明する。ディスプレイ1の制御部11は、ポータル画面に広告を放映している場合、「いいね」を表示部15により表示する。制御部11は、入力部14を介して、「いいね」を表明した操作を受け付けた場合、視聴者ID及び「いいね」を表明した旨を通信部13によりサーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された視聴者ID及び「いいね」を表明した旨を受信する。制御部21は、ポイント付与基準により、該視聴者に付与する追加ポイント数を算出する。「いいね」のポイント付与基準は、例えば、第1種類のポイントに5ptを加算しても良い。なお、上述したポイントの付与処理に限るものではない。例えば、視聴者がポータル画面に放映された広告を一定時間以上視聴し、かつ、「いいね」を表明した場合、ポイント付与基準により、該視聴者に追加ポイントを付与しても良い。
制御部21は、視聴者に付与した追加ポイントを大容量記憶部27のポイント付与明細DB274に記憶する。具体的には、制御部21は、視聴者IDに対応付け、獲得方式、付与ポイント数、広告ID、付与日時を一つのレコードとしてポイント付与明細DB274に記憶する。獲得方式列に、例えば「いいね」が記憶されても良い。制御部21は、視聴者に付与した追加ポイントを第1種類のポイント数に加算し、加算した第1種類のポイントにより合計ポイント数を算出する。制御部21は、ポイント管理DB273の広告視聴列、合計列を、加算した第1種類のポイント数、算出した合計ポイント数で更新する。
制御部21は、通信部23を介して、更新後の第1種類のポイント数及び合計ポイント数をディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第1種類のポイント数及び合計ポイント数を受信する。制御部11は、受信した第1種類のポイント数及び合計ポイント数を表示部15によりポータル画面に表示する。
図33は、ポータル画面に「いいね」を受け付ける際の処理手順を示すフローチャートである。ディスプレイ1の制御部11は、入力部14を介して、「いいね」を表明した操作を受け付け(ステップS191)、視聴者ID及び「いいね」を表明した旨を通信部13によりサーバ2に送信する(ステップS192)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された視聴者ID及び「いいね」を表明した旨を受信する(ステップS291)。制御部21は、ポイント付与基準により、該視聴者に付与する追加ポイント数を算出する(ステップS292)。
制御部21は、視聴者に付与した追加ポイントを大容量記憶部27のポイント付与明細DB274に記憶する(ステップS293)。制御部21は、視聴者に付与した追加ポイントを第1種類のポイント数に加算し、加算した第1種類のポイントにより合計ポイント数を算出する。制御部21は、ポイント管理DB273の広告視聴列、合計列を、加算した第1種類のポイント数、算出した合計ポイント数で更新する(ステップS294)。
制御部21は、通信部23を介して、更新後の第1種類のポイント数及び合計ポイント数をディスプレイ1に送信する(ステップS295)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第1種類のポイント数及び合計ポイント数を受信する(ステップS193)。制御部11は、受信した第1種類のポイント数及び合計ポイント数を表示部15によりポータル画面に表示する(ステップS194)。
本実施形態によると、視聴者が放映されている広告に対する「いいね」を表明した場合、視聴者に第1種類のポイントまたは追加ポイントを付与することができる。よって、「いいね」を集めることにより、今後に「いいね」された広告で宣伝された商品・サービスを購入・利用する可能性のある見込み顧客の情報を収集することが可能となる。
(実施形態5)
実施形態5は、視聴者が広告に対するアンケートの回答によって、第1種類のポイントを付与する形態に関する。なお、実施形態1~4と重複する内容については説明を省略する。視聴者が広告に対するアンケートの回答によって、所定のポイント付与基準により、該視聴者に第1種類のポイントを付与することができる。
図34は、実施形態5のサーバ2の構成例を示すブロック図である。なお、図28と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。大容量記憶部27は、アンケートDB278を含む。アンケートDB278は、視聴者が視聴した広告に対するアンケートの質問及び回答等の情報を記憶している。
図35は、アンケートDB278のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。アンケートDB278は、アンケートID列、広告ID列、視聴者ID列、問1列、及び問2列を含む。アンケートID列は、各アンケートを識別するために、一意に特定されるアンケートのIDを記憶している。広告ID列は、アンケートに対応する広告のIDを記憶している。視聴者ID列は、アンケートを回答する視聴者のIDを記憶している。問1列は、質問列及び回答列を含む。質問列は、アンケートの質問を記憶している。回答列は、アンケートの回答を記憶している。問2列は、問1列と同様であるため、説明を省略する。なお、アンケートによって、適当な質問数が設定されても良い。
図36は、ポータル画面にアンケートの表示及び回答を示すイメージ図である。図36Aは、ポータル画面にアンケートの回答へのイメージ図である。広告主端末3の制御部31は、通信部33を介して、広告に対応するアンケートに関する情報をサーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、広告主端末3から送信されたアンケートに関する情報を受信する。アンケートに関する情報は、広告ID、アンケートの質問及び回答等を含む。制御部21は、受信したアンケートに関する情報を大容量記憶部27のアンケートDB278に記憶する。具体的には、制御部21は、アンケートIDを振って、広告ID、アンケートの質問及び回答を一つのレコードとしてアンケートDB278に記憶する。なお、本実施形態では、アンケートに関する情報が広告主端末3からサーバ2に送信されたが、これに限るものではない。例えば、アンケートに関する情報が直接に広告主端末3からディスプレイ1送信されても良い。
制御部21は、通信部23を介して、広告(広告IDを含む)、及び該広告に対応するアンケート(アンケートIDを含む)を視聴者IDに関連づけてディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された視聴者ID、広告及び該広告に対応するアンケートを受信し、ポータル画面に受信した広告を表示部15により表示する。ディスプレイ1の制御部11は、ポータル画面にアンケートを回答するための「アンケートへ」ボタンを表示部15により表示する。なお、本実施形態では、「アンケートへ」ボタンをポータル画面に表示したが、これに限るものではない。例えば、リンクの表示形式で「アンケートへ」リンクがポータル画面に表示されても良い。
図36Bは、アンケートを回答する際のイメージ図である。ディスプレイ1の制御部11は、アンケートを回答する操作を入力部14により受け付けた場合、制御部11は、ポータル画面にサーバ2から送信された該広告に対応するアンケートを表示部15により表示する。制御部11は、アンケートの回答を入力部14により受け付けた場合、制御部11は、受け付けたアンケートの回答を視聴者ID、広告ID及びアンケートIDに対応付け、通信部13によりサーバ2に送信する。なお、図示のように、ポータル画面に「次へ」ボタンによって、アンケートに対する次の質問に遷移することができる。ポータル画面に「終了」ボタンによって、アンケートの回答の途中にアンケートの回答を終了させることができる。
サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された視聴者ID、広告ID、アンケートID及びアンケートの回答を受信する。制御部21は、受信した視聴者ID、アンケートの回答を広告ID及びアンケートIDに対応付け、大容量記憶部27のアンケートDB278に記憶する。具体的には、制御部21は、受信した広告ID及びアンケートIDに対応する視聴者ID、アンケートの回答をアンケートDB278に記憶する。
制御部21は、アンケートの回答の結果に応じて、視聴者に付与する第1種類のポイント数を算出する。例えば、視聴者が全てのアンケートの質問を回答した場合、10ptの第1種類のポイントを付与する。視聴者が50%のアンケートの質問を回答した場合、5ptの第1種類のポイントを付与する。視聴者がアンケートの質問を回答していない場合、第1種類のポイントを付与しない。制御部21は、視聴者に付与した第1種類のポイント数を大容量記憶部27のポイント付与明細DB274に記憶する。
具体的には、制御部21は、視聴者IDに対応付け、獲得方式、付与ポイント数、広告ID、付与日時を一つのレコードとしてポイント付与明細DB274に記憶する。獲得方式列に、例えば「アンケート」が記憶されても良い。制御部21は、アンケートの回答により視聴者に付与したポイント数を第1種類のポイント数に加算し、加算した第1種類のポイント数により合計ポイント数を算出する。制御部21は、ポイント管理DB273の広告視聴列、合計列を、加算した第1種類のポイント数、算出した合計ポイント数で更新する。
制御部21は、通信部23を介して、更新後の第1種類のポイント数、合計ポイント数をディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第1種類のポイント数、合計ポイント数受信する。制御部21は、ポータル画面に受信した第1種類のポイント数、合計ポイント数を表示部15により表示する。制御部21は、通信部23を介して、広告ID、アンケートID及びアンケートの回答を広告主端末3に送信する。広告主端末3の制御部31は、通信部33を介して、サーバ2から送信された広告ID、アンケートID及びアンケートの回答を受信する。
なお、本実施形態では、アンケートの回答がディスプレイ1からサーバ2に送信されたが、これに限るものではない。例えば、アンケートの回答が直接にディスプレイ1から広告主端末3に送信されても良い。
図37は、ポータル画面にアンケートの表示及び回答の処理手順を示すフローチャートである。広告主端末3の制御部31は、通信部33を介して、広告に対応するアンケートに関する情報をサーバ2に送信する(ステップS31a)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、広告主端末3から送信されたアンケートに関する情報を受信する(ステップS21a)。制御部21は、受信したアンケートに関する情報を大容量記憶部27のアンケートDB278に記憶する(ステップS21b)。
制御部21は、通信部23を介して、広告(広告IDを含む)、及び該広告に対応するアンケート(アンケートIDを含む)を視聴者IDに関連づけてディスプレイ1に送信する(ステップS21c)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された視聴者ID、広告及び該広告に対応するアンケートを受信し(ステップS11a)。制御部11は、ポータル画面に受信した広告を表示部15により表示する(ステップS11b)。
ディスプレイ1の制御部11は、アンケートを回答する操作を入力部14により受け付け(ステップS11c)、ポータル画面にサーバ2から送信された該広告に対応するアンケートを表示部15により表示する(ステップS11d)。制御部11は、アンケートの回答を入力部14により受け付け(ステップS11e)、受け付けたアンケートの回答を視聴者ID、広告ID及びアンケートIDに対応付け、通信部13によりサーバ2に送信する(ステップS11f)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された視聴者ID、広告ID、アンケートID及びアンケートの回答を受信する(S21d)。制御部21は、受信した視聴者ID、アンケートの回答を広告ID及びアンケートIDに対応付け、大容量記憶部27のアンケートDB278に記憶する(ステップS21e)。
制御部21は、アンケートの回答の結果に応じて、視聴者に付与する第1種類のポイント数を算出する(ステップS21f)。制御部21は、視聴者に付与した第1種類のポイント数及び合計ポイント数を大容量記憶部27に更新する(ステップS21g)。具体的には、制御部21は、視聴者IDに対応付け、獲得方式、付与ポイント数、広告ID、付与日時を一つのレコードとしてポイント付与明細DB274に記憶する。制御部21は、アンケートの回答により視聴者に付与したポイント数を第1種類のポイント数に加算し、加算した第1種類のポイント数により合計ポイント数を算出する。制御部21は、ポイント管理DB273の広告視聴列、合計列を、加算した第1種類のポイント数、算出した合計ポイント数で更新する。
制御部21は、通信部23を介して、更新後の第1種類のポイント数、合計ポイント数をディスプレイ1に送信する(ステップS21h)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第1種類のポイント数、合計ポイント数を受信する(ステップS11g)。制御部21は、ポータル画面に受信した第1種類のポイント数、合計ポイント数を表示部15により表示する(ステップS11h)。制御部21は、通信部23を介して、広告ID、アンケートID及びアンケートの回答を広告主端末3に送信する(ステップS21i)。広告主端末3の制御部31は、通信部33を介して、サーバ2から送信された広告ID、アンケートID及びアンケートの回答を受信する(ステップS31b)。
本実施形態によると、視聴者が放映されている広告に対するアンケートの回答によって、視聴者に第1種類のポイントを付与することができる。アンケートの回答を収集することにより、広告主に対する今後の広告の提供サービスを向上することが可能となる。
(実施形態6)
実施形態6は、視聴者が広告に対するSNS(Social Networking Service)への共有によって、第1種類のポイントを付与する形態に関する。なお、実施形態1~5と重複する内容については説明を省略する。視聴者が広告に対するSNSへの共有によって、所定のポイント付与基準により、該視聴者に第1種類のポイントを付与することができる。
図38は、実施形態6の視聴者DB272のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。なお、図21と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。視聴者DB272は、SNS列及びSNS ID列を含む。SNS列は、視聴者が利用しているSNSの名称を記憶している。SNS ID列は、視聴者が利用しているSNSのIDを記憶している。なお、利用されるSNSが複数であっても良い。
図39は、ポータル画面に表示される広告をSNSへ共有するイメージ図である。ディスプレイ1の制御部11は、視聴者による「シェア」(SNSへ共有)の操作を入力部14により受け付けた場合、視聴者ID及びSNS共有への指示を通信部13によりサーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された視聴者ID及びSNS共有への指示を受信する。制御部21は、大容量記憶部27の視聴者DB272から、受信した視聴者IDに対応するSNS名称及びSNS IDを取得する。
制御部21は、取得したSNS名称及びSNS IDを通信部23によりディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信されたSNS名称及びSNS IDを通信部13により受信する。制御部11は、受信したSNS名称に対応するSNSアプリケーションを起動し、受信したSNS IDを用いて該SNSへログインする。制御部11は、通信部13を介して、SNSへ共有する広告のコンテンツまたは広告のURLをSNSアプリケーションのインターフェイスを経由してSNSサーバに送信する。
SNSサーバは、ディスプレイ1から送信された広告のコンテンツまたは広告のURLを受信し、受信した広告のコンテンツまたは広告のURLに基づいて該広告の共有処理を行う。SNSサーバは、広告の共有処理完了の指示をサーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、SNSサーバから送信された広告の共有処理完了の指示を受信し、第1種類のポイントを付与する処理を行う。なお、第1種類のポイントの付与処理に関しては、実施形態5の第1種類のポイント付与処理と同様であるため、説明を省略する。
図40は、ポータル画面に表示される広告をSNSへ共有する際の処理手順を示すフローチャートである。ディスプレイ1の制御部11は、視聴者によるシェアの操作を入力部14により受け付け(ステップS12a)、視聴者ID及びSNS共有への指示を通信部13によりサーバ2に送信する(ステップS12b)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された視聴者ID及びSNS共有への指示を受信する(ステップS22a)。制御部21は、大容量記憶部27の視聴者DB272から、受信した視聴者IDに対応するSNS名称及びSNS IDを取得する(ステップS22b)。
制御部21は、取得したSNS名称及びSNS IDを通信部23によりディスプレイ1に送信する(ステップS22c)。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信されたSNS名称及びSNS IDを通信部13により受信する(ステップS12c)。制御部11は、受信したSNS名称に対応するSNSアプリケーションを起動し(ステップS12d)、受信したSNS IDを用いて該SNSへログインする(ステップS12e)。制御部11は、通信部13を介して、SNSへ共有する広告のコンテンツまたは広告のURLをSNSアプリケーションのインターフェイスを経由してSNSサーバに送信する(ステップS12f)。
SNSサーバは、ディスプレイ1から送信された広告のコンテンツまたは広告のURLを受信し(ステップS92a)、受信した広告のコンテンツまたは広告のURLに基づいて該広告の共有処理を行う(ステップS92b)。SNSサーバは、広告の共有処理完了の指示をサーバ2に送信する(ステップS92c)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、SNSサーバから送信された広告の共有処理完了の指示を受信し(ステップS22d)、第1種類のポイントを付与する処理を行う(ステップS22e)。
本実施形態によると、視聴者が放映されている広告に対するSNSへの共有によって、視聴者に第1種類のポイントを付与することができる。拡散性の強いSNSを活用することにより、商品・サービスの宣伝を効率的に行うことが可能となる。
(実施形態7)
実施形態7は、ポータル画面と、テレビの番組またはその他の視聴コンテンツとを切り替える形態に関する。以下では、ポータル画面とテレビの番組とを切り替える処理の例を説明するが、ポータル画面とその他の視聴コンテンツとを切り替える処理は同様である。
図41は、ポータル画面とテレビの番組とを切り替えるイメージ図である。図示のように、ディスプレイ1の制御部11は、ポータル画面を表示部15により表示している際に、制御部11は、視聴者による「番組へ」の操作を入力部14により受け付けた場合、制御部11は、表示部15によりテレビ番組へ切り替えて表示する。具体的には、制御部11は、チューナ18を介して、テレビ放送局からテレビの番組を受信し、受信したアンテナまたはデジタル映像信号を信号プロセッサ19により処理を行う。制御部11は、処理した映像信号を表示部15に出力する。また、制御部11は、テレビの番組を表示部15により放送している際に、制御部11は、視聴者による「ポータル画面へ」の操作を入力部14により受け付けた場合、制御部11は、表示部15によりポータル画面へ切り替えて表示する。
なお、本実施形態では、「番組へ」、「ポータル画面へ」ボタンにより視聴者の切り替え操作が受け付けられたが、これに限るものではない。例えば、制御部11は、テレビのリモコン上のボタンを経由し、視聴者による切り替え操作を受け付けても良い。
本実施形態によると、ポータル画面と、テレビの番組またはその他の視聴コンテンツとを自由に切り替えることが可能となる。
(実施形態8)
実施形態8は、テレビの番組からテレビの広告を検出した場合、ポータル画面に放映される広告へ切り替える形態に関する。ディスプレイ1の制御部11は、放送されているテレビの番組からテレビの広告を検出した場合、制御部11は、ポータル画面への切り替え可能なオブジェクトを表示部15により表示する。ポータル画面への切り替え可能なオブジェクト経由で、視聴者が所定の視聴条件を満たすようポータル画面に放映された広告を視聴した場合、所定のポイント付与基準により該視聴者に第1種類のポイントを付与することができる。
図42は、テレビの広告からポータル画面に放映される広告へ切り替えにより第1種類のポイントを付与する処理を説明する説明図である。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、視聴者ID、広告ID及び広告をディスプレイ1に送信する。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された視聴者ID、広告ID及び広告を通信部13により受信する。
ディスプレイ1の制御部11は、表示部15を介して、テレビ放送局から放送されたテレビの番組を放映する。制御部11は、放映中のテレビ番組からテレビの広告の検出処理を行う。テレビの広告の検出処理に関しては、例えば、ディスプレイ1の制御部11は、事前に放送局からテレビの広告の放映スケジュールを通信部13により取得しても良い。制御部11は、取得したテレビの広告の放映スケジュールに基づき、現在の日時と比較し、テレビの広告を検出することができる。また、信号技術を用いてテレビの広告を検出しても良い。具体的には、テレビの番組から該番組に挿入されたテレビの広告へ切り替わりの際に、短い時間の無音区間が存在するため、信号プロセッサ19を用いて該無音区間を検出することにより、テレビの広告を検出することが可能となる。更にまた、ステレオ放送からモノラル放送へ変化したことにより、テレビの広告を検出しても良い。テレビの広告がステレオ音声で放映され、テレビの番組がモノラル音声で放映されるため、制御部11は、音声がステレオからモノラルに変化したことを検出した場合、広告を検出することが可能となる。更にまた、テレビの番組または広告ごとの固有のID(番号)により、テレビの広告を検出しても良い。地上デジタル放送の場合、テレビの番組か広告か識別することが可能なIDの構成で固有のIDが割り振られる。例えば、テレビの広告に対するIDの頭に、広告を識別するための英数字の識別子(例えば、「A***」)を付いても良い。ディスプレイ1の制御部11は、割り振られた固有のIDに基づき、放映中のテレビ番組からテレビの広告を検出することが可能となる。
制御部11は、テレビの番組からテレビの広告を検出した場合、制御部11は、ポータル画面への切り替え可能なオブジェクトを表示部15により表示する。制御部11は、視聴者によるポータル画面への切り替え可能なオブジェクトの操作を受け付けた場合、制御部11は、ポータル画面にサーバ2から送信された広告を表示部15により表示する。制御部11は、該広告に対する視聴者の視聴状況を視聴者ID、広告IDに対応付け、通信部13によりサーバ2に送信する。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された視聴者ID、広告ID及び視聴者の視聴状況を受信する。制御部21は、受信した視聴者ID、広告ID及び視聴状況に基づき、該視聴者に第1種類のポイントの付与処理を行う。なお、第1種類のポイントの付与処理に関しては、実施形態1での第1種類のポイントの付与処理と同様であるため、説明を省略する。
ディスプレイ1の制御部11は、テレビの広告が放映終了するか否かの検出処理を行う。制御部11は、テレビの広告が放映終了したことを検出した場合、制御部11は、表示部15によりポータル画面から自動的にテレビの番組へ切り替える。なお、本実施形態では、テレビの広告が放映終了したことが検出された場合、ポータル画面から自動的にテレビの番組へ切り替える例を説明しましたが、これに限るものではない。例えば、ポータル画面に番組へ切り替えるオブジェクトが表示され、視聴者の操作によるポータル画面からテレビの番組へ切り替えても良い。
図43は、ポータル画面へ切り替えにより第1種類のポイントを付与する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、視聴者ID、広告ID及び広告をディスプレイ1に送信する(ステップS23a)。ディスプレイ1の制御部11は、サーバ2から送信された視聴者ID、広告ID及び広告を通信部13により受信する(ステップS13a)。
ディスプレイ1の制御部11は、表示部15を介して、テレビ放送局から放送されたテレビの番組を放映する(ステップS13b)。制御部11は、放映中のテレビ番組からテレビの広告を検出するか否かを判定する(ステップS13c)。制御部11は、放映中のテレビ番組からテレビの広告を検出していないと判定した場合(ステップS13cでNO)、ステップS13bに戻る。制御部11は、放映中のテレビ番組からテレビの広告を検出したと判定した場合(ステップS13cでYES)、制御部11は、ポータル画面への切り替え可能なオブジェクトを表示部15により表示する(ステップS13d)。
制御部11は、視聴者によるポータル画面への切り替え可能なオブジェクトの操作を受け付け(ステップS13e)、ポータル画面にサーバ2から送信された広告を表示部15により表示する(ステップS13f)。制御部11は、該広告に対する視聴者の視聴状況を視聴者ID、広告IDに対応付け、通信部13によりサーバ2に送信する(ステップS13g)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、ディスプレイ1から送信された視聴者ID、広告ID及び視聴者の視聴状況を受信する(ステップS23b)。制御部21は、受信した視聴者ID、広告ID及び視聴状況に基づき、該視聴者に第1種類のポイントの付与処理を行う(ステップS23c)。
ディスプレイ1の制御部11は、テレビの広告が放映終了するか否かを判定する(ステップS13h)。制御部11は、テレビの広告が放映終了したと判定した場合(ステップS13hでYES)、制御部11は、表示部35によりポータル画面から自動的にテレビの番組へ切り替える(ステップS13i)。制御部11は、テレビの広告が放映終了していないと判定した場合(ステップS13hでNO)、ステップS13hに戻る。
本実施形態によると、テレビの番組からテレビの広告を検出した場合、ポータル画面に切り替えて広告を視聴することにより、視聴者が第1種類のポイントを獲得することができる。よって、テレビの番組の視聴に伴い、テレビの広告の放送時間内に第1種類のポイントを獲得することが可能となる。
(実施形態9)
実施形態9は、ポータル画面に放映される広告に対する利益配分の形態に関する。ポータル画面に放映される広告の広告費に基づき、住宅施設の設置者、該広告を視聴した視聴者へ利益を配分する。
図44は、ポータル画面に放映される広告に対する利益配分の処理を説明する説明図である。広告を配信した代理店のサーバ2の制御部21は、通信部23を介して、銀行インターフェイス経由で広告主の広告主端末3から広告費を取得する。なお、広告費については、上述した取得方式に限らず、現金またはブロックチェーン上で実装される仮想通貨等であっても良い。制御部21は、所定の利益配分ルールに応じて、取得した広告費に基づき、住宅施設の設置者へ配分される第1利益配分、及び広告を視聴した視聴者へ配分される第2利益配分を算出する。利益配分ルールは、例えば、2割の広告費を住宅施設の設置者へ配分し、1割の広告費が視聴者へ配分することであっても良い。また、利益配分ルールが事前にサーバ2の記憶部22に記憶されても良く、または入力部24により受け付けられても良い。
制御部21は、通信部23を介して、銀行インターフェイス経由で算出された第1利益配分を住宅施設の設置者へ送信する。制御部21は、算出した第2配分に相当する第1種類のポイント数を所定のポイント付与基準により算出する。ポイント付与基準は、例えば、100円ごとに1ptを付与しても良い。制御部21は、通信部23を介して、算出した第1種類のポイント数を視聴者のディスプレイ1に送信する。
図45は、ポータル画面に放映される広告に対する利益配分の処理を実行する際の処理手順を示すフローチャートである。広告主の広告主端末3の制御部31は、通信部33を介して、銀行インターフェイス経由で広告を配信した代理店のサーバ2に、広告費を送信する(ステップS34a)。サーバ2の制御部21は、通信部23を介して、広告主端末3から送信された広告費を受信する(ステップS24a)。制御部21は、所定の利益配分ルールに応じて、受信した広告費に基づき、住宅施設の設置者へ配分される第1利益配分、及び広告を視聴した視聴者へ配分される第2利益配分を算出する(ステップS24b)。
制御部21は、通信部23を介して、銀行インターフェイス経由で算出された第1利益配分を住宅施設の設置者へ送信する(ステップS24c)。住宅施設の設置者の端末は、サーバ2から送信された第1利益配分を受信する(ステップS94a)。サーバ2の制御部21は、算出した第2配分に相当する第1種類のポイント数を所定のポイント付与基準により算出する(ステップS24d)。制御部21は、通信部23を介して、算出した第1種類のポイント数を視聴者のディスプレイ1に送信する(ステップS24e)。ディスプレイ1の制御部11は、通信部13を介して、サーバ2から送信された第1種類のポイント数を受信する(ステップS14a)。
本実施形態によると、所定の利益配分ルールに応じて、代理店、住宅施設の設置者及び視聴者への利益配分を自動的に実行することにより、確実に利益を確保することが可能となる。
(実施形態10)
図46は、上述した形態のディスプレイ1の動作を示す機能ブロック図である。制御部11が制御プログラム1Pを実行することにより、ディスプレイ1は以下のように動作する。
表示部1aは、ポータル画面に商品またはサービスに関する広告、テレビ放送局から受信したテレビの番組、またはその他の視聴コンテンツ等を表示する。ポイント表示部1bは、ポータル画面に放映された広告の視聴によって獲得された第1種類のポイント数、外部のウェブサイトから獲得された第2種類のポイント数、及び公共料金の支払額に対応する支払ポイント数を表示する。
合計ポイント表示部1cは、第1種類のポイント数と第2種類のポイント数との合計ポイント数を表示する。送信部1dは、第1種類のポイント数で公共料金を支払う請求を送信する。第2送信部1eは、合計ポイント数で公共料金を支払う請求を送信する。受信部1fは、ウェブサイトのバナー、及び公共情報のバナーを受信する。受付部1gは、ポータル画面からテレビの番組またはその他の視聴コンテンツへの切り替え操作を受け付ける。検出部1h、テレビの番組からテレビの広告を検出する。
本実施の形態10は以上の如きであり、その他は実施の形態1から9と同様であるので、対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。