JP2003242371A - 情報配信方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報配信方法及びコンピュータプログラム

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JP2003242371A
JP2003242371A JP2002042069A JP2002042069A JP2003242371A JP 2003242371 A JP2003242371 A JP 2003242371A JP 2002042069 A JP2002042069 A JP 2002042069A JP 2002042069 A JP2002042069 A JP 2002042069A JP 2003242371 A JP2003242371 A JP 2003242371A
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Yasuhiko Isobe
靖彦 磯部
Teruo Otake
輝夫 大竹
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は情報配信方法、コンピュータプログ
ラム、情報配信装置及びビジネス方法に関し、受信する
広告の形態をユーザ側で選択可能とし、広告の宣伝効果
を更に向上可能とすることを目的とする。 【解決手段】 情報配信方法、コンピュータプログラ
ム、情報配信装置及びビジネス方法において、コンテン
ツ及び広告を、プロバイダからネットワークを介してユ
ーザ端末装置へ配信する際に、ユーザ端末装置から要求
された形態で広告を配信するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報配信方法及びコ
ンピュータプログラムに係り、特にインターネット上等
のネットワークを介したコンテンツ配信サービスにおけ
る情報配信方法及びコンピュータにそのような情報配信
方法を採用した情報配信を行なわせるコンピュータプロ
グラムに関する。又、本発明は、上記の如き情報配信方
法を採用する情報配信装置及びビジネス方法にも関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンテンツ配信サービスは、映画、音楽
等の画像情報及び/又は音声情報を含むコンテンツをユ
ーザに配信する。コンテンツの配信は、有料の場合と無
料の場合とがある。コンテンツの配信が有料の場合は、
利用料金を支払った、或いは、支払う契約をしたユーザ
に対してコンテンツが配信される。他方、コンテンツの
配信が無料の場合は、広告の広告料は広告主に対して請
求し、コンテンツのプロバイダ側で広告を挿入してコン
テンツを配信することで、コンテンツを取得するユーザ
がコンテンツと共に広告を視聴する。
【0003】コンテンツのプロバイダ側から一方的に広
告を挿入してコンテンツを配信するのでは、ユーザが必
ず興味を持つような内容の広告を配信することは難し
い。ユーザが興味を持っていない内容の広告を配信して
も、ユーザは興味を持ってその広告を視聴することはな
いので、広告の宣伝効果は非常に低く、広告主からする
と宣伝費用の有効利用が図れない。
【0004】そこで、ユーザの趣味等の、ユーザが興味
を持っている情報を予めプロバイダへ知らせておくこと
で、プロバイダ側からユーザの趣味等に合わせた内容の
広告を配信することが、例えば特願平10−79711
号公報に提案されている。この提案方法によれば、ユー
ザが例えばスポーツに興味があれば、スポーツ用品に関
する広告、スポーツ選手の登場する広告、スポーツをし
ているシチュエーションの広告等をプロバイダ側で選択
して、スポーツ関連の広告のみをユーザに配信すること
ができる。又、ユーザが視聴した広告の数や時間に応じ
て、広告主への広告料を決定することができる。これに
より、ユーザは興味を持っている内容の広告のみを視聴
することができるので、広告の宣伝効果は向上し、広告
主からすると宣伝費用の有効利用を図れる。
【0005】プロバイダ側で選択された内容の広告は、
テレビジョン放送における15秒広告のように一定時
間の広告を番組前、番組内、番組後、及び/又は連続す
る番組間に挿入する、バナー広告のようにコンテンツ
の外側や内側等に広告を表示する、コンテンツ内広告
のように番組内で登場人物が載っている自動車等により
コンテンツの中に広告を間接的に挿入する等の形態で、
ユーザに配信される。
【0006】尚、本明細書では、後述する如く、配信さ
れる広告の形態とは、広告が配信されるタイミングや1
回の広告の時間等の時間的な制約に関するパラメータ、
広告が表示される画面上の位置、色や濃さ、スクロール
や点滅の有無、動画、静止画等の画像上の制約に関する
パラメータ、広告の内容がコンテンツの外にあるか中に
あるかやコンテンツと独立しているか同期しているか等
の属性上の制約に関するパラメータ、音量等の音声上の
制約に関するパラメータ等により決定される形態を言
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記提案方法によれ
ば、ユーザは、興味を持っている内容の広告のみを視聴
することができるが、配信される広告の形態はプロバイ
ダ側で決定されているので、ユーザは、望んでいる形態
で広告を受信することはできないという問題点があっ
た。このため、ユーザの好みに合わない形態で広告が配
信されると、たとえユーザが広告の内容には興味があっ
ても、広告の形態がきらいなために実際には広告を興味
を持って視聴せず、広告の宣伝効果が低くなってしまう
という問題点もあった。
【0008】そこで、本発明は、受信する広告の形態を
ユーザ側で選択可能とし、広告の宣伝効果を更に向上可
能とすることのできる情報配信方法、コンピュータプロ
グラム、情報配信装置及びビジネス方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、コンテン
ツ及び広告を、プロバイダからネットワークを介してユ
ーザ端末装置へ配信する情報配信方法であって、該ユー
ザ端末装置から要求された形態で広告を配信するステッ
プを含むことを特徴とする情報配信方法によって達成で
きる。
【0010】上記の課題は、コンピュータに、コンテン
ツ及び広告をネットワークを介してユーザ端末装置へ配
信させるコンピュータプログラムであって、コンピュー
タに、該ユーザ端末装置から要求された形態で広告を配
信させる手順をを含むことを特徴とするコンピュータプ
ログラムによっても達成できる。
【0011】上記の課題は、コンテンツ及び広告を、ネ
ットワークを介してユーザ端末装置へ配信する情報配信
装置であって、該ユーザ端末装置から要求された形態で
広告を配信する手段を備えたことを特徴とする情報配信
装置によっても達成できる。
【0012】上記の課題は、コンテンツ及び広告を、プ
ロバイダ側のコンピュータからネットワークを介してユ
ーザ側の端末装置へ配信して、該広告の広告料は広告主
へ請求し、該ユーザに無料コンテンツサービスを提供す
るビジネス方法であって、前記広告及び該ユーザから要
求された形態に応じてポイントを管理するステップと、
該ユーザから要求された形態で広告を配信すると共に、
該ポイントに応じて該コンテンツの配信を制御するステ
ップとを含むことを特徴とするビジネス方法によっても
達成できる。
【0013】従って、本発明によれば、受信する広告の
形態をユーザ側で選択可能とし、広告の宣伝効果を更に
向上可能とすることのできる情報配信方法、コンピュー
タプログラム、情報配信装置及びビジネス方法を実現で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明になる情報配信方法、コン
ピュータプログラム、情報配信装置及びビジネス方法の
各実施例を、以下図面と共に説明する。
【0015】
【実施例】図1は、本発明になる情報配信方法の第1実
施例を採用するシステムの構成を示す図である。情報配
信方法の第1実施例は、本発明になるコンピュータプロ
グラム、情報配信装置及びビジネス方法の第1実施例を
採用する。
【0016】図1に示すシステムは、インターネット等
のネットワーク1を介して接続されたプロバイダ側のコ
ンピュータシステム2とユーザ側の端末装置3とからな
る。ネットワーク1は、有線ネットワーク、無線ネット
ワーク又は有線ネットワークと無線ネットワークの組み
合わせでも良い。コンピュータシステム2は、CPU、
記憶装置、表示装置等の入出力部等を含む周知の構成の
コンピュータからなる。端末装置3は、CPU、記憶装
置、表示装置等の入出力部等を含む周知の構成のパーソ
ナルコンピュータからなる。コンピュータシステム2
は、情報配信装置1の第1実施例を構成し、記憶装置に
格納されたコンピュータプログラムの第1実施例を実行
する。ビジネス方法の第1実施例は、図1に示すシステ
ムにおいて、コンピュータ1により行なわれる。コンピ
ュータプログラムの第1実施例が格納される記憶装置の
種類は、特に限定されず、コンピュータ読み取り可能な
記憶媒体により構成されるものであれば良い。
【0017】説明の便宜上、図1ではコンピュータシス
テム2の機能ブロックの構成を示す。コンピュータシス
テム2は、放送コンテンツ部21、バナー広告情報部2
2、画像データ合成部23、広告情報部24、ストリー
ミングサーバ25、広告設定用ユーザデータ部26、ポ
イント蓄積部27、ウェブ(Web)サーバ28及び広
告挿入情報部29からなる。放送コンテンツ部21は、
映画、音楽等の画像情報及び/又は音声情報からなる番
組を含む放送コンテンツを格納する。バナー広告情報部
22は、バナー広告に関する情報を格納する。広告挿入
情報部29は、広告リスト等の広告挿入情報を格納す
る。画像データ合成部23は、バナー広告をコンテンツ
内にブレンドして表示する場合には、広告挿入情報部2
9からの広告挿入情報に基づいて、放送コンテンツ部2
1とバナー広告情報部22からのデータを合成してスト
リーミングサーバ25に供給する。他方、バナー広告を
コンテンツ外に表示する場合、Webサーバ28は、広
告設定用ユーザデータ部26からのの濃さ等のパラメー
タに応じてバナー広告情報部22からのバナー広告情報
を張り付けて、ネットワーク1を介して端末装置3に送
信する。広告設定用ユーザデータ部26には、広告が配
信されるタイミングや1回の広告の時間等の時間的な制
約に関するパラメータ、広告が表示される画面上の位
置、色や濃さ、スクロールや点滅の有無、動画、静止画
等の画像上の制約に関するパラメータ、広告の内容がコ
ンテンツの外にあるか中にあるかやコンテンツと独立し
ているか同期しているか等の属性上の制約に関するパラ
メータ、音量等の音声上の制約に関するパラメータ等
の、広告が配信される形態を決定する情報を含む広告設
定用ユーザデータが格納される。
【0018】広告情報部24からの広告情報は、広告設
定用ユーザデータ部26からの例えば時間的な制約に関
するパラメータに応じてストリーミングサーバ25に供
給される。ストリーミングサーバ25は、動画用のサー
バであり、画像データ合成部23からのコンテンツのデ
ータ、又は、コンテンツ及びバナー広告の合成データに
広告情報部24からの広告情報を付加及び/又は挿入し
て、ポイント蓄積部27で管理されているポイントが、
ユーザが要求しているコンテンツを取得するのに必要な
ポイント数に達している場合には、データをネットワー
ク1を介して端末装置3に送信する。ポイント蓄積部2
7は、後述するように、ユーザが要求した広告及び形態
に応じてポイントを蓄積して管理する。
【0019】図2は、第1実施例の動作を説明するフロ
ーチャートである。図3は、第1実施例におけるコンピ
ュータシステム2(プロバイダ)と端末装置3(ユー
ザ)との間の通信手順を説明するタイムチャートであ
る。図2及び図3中、同一ステップには同一符号を付
す。ステップS1,S3,S6〜S10はコンピュータ
システム2側で行なわれ、ステップS2,S5は端末装
置3側で行われる。
【0020】図2及び図3において、ステップS1は、
コンテンツ選択メニュー及び広告選択の是非選択画面を
端末装置3に送信して端末装置3の表示装置に表示す
る。ステップS2は、ユーザが行なったコンテンツの選
択及び広告選択の是非をコンピュータシステム2へ通知
する。ステップS3は、広告選択の要求があったか否か
を判定し、判定結果がYESであると、処理はステップ
S4へ進む。ステップS4は、広告選択メニューを端末
装置3へ送信して端末装置3の表示装置に表示する。ス
テップS5は、ユーザが行なった広告選択をコンピュー
タシステム2へ通知する。
【0021】ステップS6は、ポイントの自動調整が設
定されている場合には、ユーザが選択(要求)した広告
及び形態に応じて蓄積されるポイントの調整を行なう。
ステップS7は、ポイントのプール及び/又は引出処理
を行なう。ステップS8は、ユーザが選択したコンテン
ツを視聴するために必要なポイントが蓄積されているか
否かを判定し、判定結果がNOであると、処理はステッ
プS4へ戻る。
【0022】他方、ステップS8の判定結果がYESで
あると、ステップS9は、ユーザが選択したコンテンツ
に対して、ユーザが選択した広告及び形態に応じた情報
の付加及び/又は加工を行なう。ステップS10は、選
択された形態の広告及び選択されたコンテンツの端末装
置3への送信を開始し、処理は終了する。
【0023】ステップS3の判定結果がNOであると、
ステップS11は、コンピュータシステム2側で予め設
定した広告及び広告の形態を選択し、処理はステップS
9へ進む。従って、この場合、ステップS9は、ユーザ
が選択したコンテンツに対して、プロバイダ側が選択し
た広告及び形態に応じた情報の付加及び/又は加工を行
なう。ステップS10は、選択された形態の広告及び選
択されたコンテンツの端末装置3への送信を開始し、処
理は終了する。
【0024】図4は、ステップS1において端末装置3
の表示装置に表示される、コンテンツ選択メニュー及び
広告選択の是非選択画面を示す図である。図4及び後述
する各画面上で、選択された項目は■印又は●印で示
し、選択されていない項目は□印又は○印で示す。
【0025】図4は、コンテンツとして、視聴するのに
300ポイントが必要な番組A〜視聴するのに200ポ
イントが必要な番組D、ドラマ、音楽及びバラエティが
選択可能な場合を示す。又、広告は、ユーザ側が受信す
る広告の設定、即ち、広告の形態を設定するモードと、
プロバイダ側に広告の設定、即ち、広告の形態の設定を
任せるモードとが選択可能である。ここでは、説明の便
宜上、ステップS2において、コンテンツとして番組A
が選択され、広告としてユーザ側が受信する広告の設定
を行なうモードが選択された場合を示し、ステップS3
の判定結果がYESである。しかし、広告として、プロ
バイダ側に広告の設定を任せるモードが選択されている
場合には、ステップS3の判定結果はNOとなる。尚、
画面上での選択は、端末装置3の入出力装置に含まれる
キーボードやマウス等により周知の方法で行なうことが
できる。
【0026】図5は、図4に示す画面上で、ユーザ側が
受信する広告の設定を行なうモードが選択された場合の
広告受信形態の選択画面を示す図である。つまり、同図
は、ステップS4において端末装置3の表示装置に表示
される選択画面を示す。同図は、広告受信形態として、
番組の前後及び/又は途中の広告を受ける形態、バナー
広告を受ける形態、及びコンテンツ内広告を受ける形態
が選択可能な場合を示す。又、広告設定用ユーザデータ
の設定については、広告設定用ユーザデータを新規に作
成するモードと、広告設定用ユーザデータから設定情報
を読み込むモードとが選択可能な場合を示す。選択可能
な各形態については、ユーザが所有する現在のポイント
数と、詳細設定ボタンが表示される。
【0027】広告設定用ユーザデータとは、コンピュー
タシステム2側又は端末装置3側に格納されている設定
情報である。図1では、広告設定用ユーザデータ部が、
コンピュータシステム2側に設けられている場合を示し
た。この設定情報には、過去のある時点でユーザが設定
して保存した受信広告情報(例えばコード番号)や、詳
細データ(例えばバナー広告の設定)及びユーザがどの
広告で受信拒否信号等を発生したかの履歴等の、ユーザ
の嗜好を示すデータが含まれる。図5では、広告設定用
ユーザデータから設定情報を読み込むモードが選択され
ているので、読み込まれた設定情報は、次のメニュー選
択時にデフォルト値として使用される。このように、広
告設定用ユーザデータから読み込んだデータをデフォル
ト値として各種選択画面を表示し、ユーザに変更や新規
設定等に関する入力を促す。尚、「終了」ボタンが選択
されると、選択画面上の選択が確定されて終了する。
【0028】図6は、図5に示す選択画面上で、番組の
前後及び/又は途中の広告を受ける形態が選択され、そ
の詳細設定ボタンが選択された場合の詳細設定画面を示
す図である。図6は、広告の一括受信と広告の選択方法
が選択可能な場合を示す。広告の一括受信が選択されな
い場合は、広告の番組放送途中の送信が選択される。し
かし、図6に示す詳細設定画面に、広告の番組放送途中
の送信を選択する項目を設けても良いことは言うまでも
ない。広告の一括受信については、番組放送前と、番組
放送後が選択可能である。番組放送後が選択された場合
には、例えば番組放送前が選択された場合より獲得でき
るポイント数を少なくするようにしても良い。他方、広
告の選択方法については、広告を個別に選択するモード
と、反自動に選択するモードとが選択可能である。図6
は、広告の一括受信として番組放送前が選択され、広告
の選択方法として広告を個別に選択するモードが選択さ
れている場合を示す。尚、図4〜図6中、「前へ」のボ
タンが選択されると表示画面が前の画面に戻り、「次
へ」のボタンが選択されると表示画面が次の画面に進
む。
【0029】図6に示す詳細設定画面は、図5に示す選
択画面上に重ねて表示するようにしても良い。
【0030】図7は、図6に示す詳細設定画面上で、広
告の選択方法として広告を個別に選択するモードが選択
された場合の詳細設定画面を示す図である。図7に示す
詳細設定画面では、コンピュータシステム2側で提供可
能な広告の中から、どのように広告を探して選択するか
を選択可能であり、商品カテゴリでの選択、会社(ブラ
ンド)名での選択及び出演者での選択が可能である。商
品カテゴリでの選択では、ユーザが興味のある商品を選
択することで、選択された商品に関連する広告が選択可
能となる。会社(ブランド)名での選択では、ユーザが
興味のある会社を選択することで、その会社及びその会
社の商品に関連する広告が選択可能となる。又、出演者
での選択では、ユーザが興味のある俳優等の出演者が出
演している広告が選択可能となる。「OK」ボタンが選
択されると、この詳細設定画面上及び図8及び図9での
選択が確定し、「キャンセル」ボタンが選択されると、
この詳細設定画面上での選択がキャンセルされる。
【0031】図8は、図7に示す詳細設定画面上で、商
品カテゴリでの選択が選択された場合の商品カテゴリ選
択画面を示す図である。図8に示す商品カテゴリ選択画
面には、ユーザが獲得可能な現在のポイント数と、全商
品のカテゴリ及び各カテゴリ内の商品からなるツリーが
表示される。例えば、商品カテゴリとしては、電化製
品、パソコン、自動車、食品、旅行等が選択可能であ
り、電化製品についてはA社〜C社が選択可能であり、
C社についてはTV,Video等が選択可能である。
又、選択された商品に対しては、獲得されるポイント数
が表示される。ここでは、電化製品の選択に30ポイン
ト、TVの選択に30ポイント、食品の選択に90ポイ
ントが与えられるので、ユーザが獲得可能な現在のポイ
ント数は120である。
【0032】「OK」ボタンが選択されると、商品カテ
ゴリ選択画面上での選択が確定し、「キャンセル」ボタ
ンが選択されると、商品カテゴリ選択画面上での選択が
キャンセルされる。図8でいずれかの項目が選択されて
いる状態で「ポイント一覧」ボタンが選択されると、図
9に示すポイント一覧が表示される。
【0033】図9は、ポイント一覧の表示画面を説明す
る図である。同図に示す表示画面では、選択、社名(ブ
ランド)、商品、ポイント、時間、広告のタイプ、出演
及びサムネールの欄からなる一覧表と、獲得ポイントの
欄が設けられている。サムネールには、例えば広告中の
印象的なシーンが静止画又は動画で表示される。サムネ
ールは、1つの選択項目に対して複数設けられていても
良い。獲得ポイントの欄では、表示中のページの獲得ポ
イントの合計、他のページの獲得ポイントの合計、
以前からの繰越ポイント、獲得可能なポイント数の合
計(=++)、ユーザが選択したコンテンツを受
信するのに必要なポイント数、及び次回への繰越ポイ
ント(=-)が表示される。「前ページ」のボタン
が選択されると、一覧表の前のページが表示され、「次
ページ」のボタンが選択されると、一覧表の次のページ
が表示される。「OK」ボタンが選択されると一覧表上
での選択が確定し、「キャンセル」ボタンが選択される
と、一覧表上での選択がキャンセルされる。尚、図9で
は、合計が、ユーザが選択したコンテンツを受信する
のに必要なポイント数を超えているので、「OK」ボ
タンを選択することで、一連の広告選択作業を完了し
て、選択したコンテンツを受信することができる。又、
一覧表の選択項目は、周知のソート機能を用いて並び替
え可能としても良い。
【0034】このように、図9に示す表示画面上で広告
を選択して、獲得可能なポイント数の合計が、ユーザ
が選択したコンテンツを受信するのに必要なポイント数
に達すれば広告選択作業を終了し、余ったポイントは、
ユーザのポイント数を個人別に管理している図1に示す
ポイント蓄積部27に蓄積する。ユーザの個人識別に
は、ユーザIDを用いた周知のログイン等を採用するこ
とにより、コンピュータシステム2側で行なうことがで
きる。
【0035】図8に示す商品カテゴリ選択画面は、図7
に示す詳細設定画面上に重ねて表示するようにしても良
い。又、図9に示すポイント一覧ほ表示画面は、図8に
示す商品カテゴリ選択画面上に重ねて表示するようにし
ても良い。
【0036】図10は、図6に示す詳細設定画面上で、
広告の選択方法として広告を半自動に選択するモードが
選択された場合の詳細設定画面を示す図である。図10
に示す詳細設定画面では、図7に示す詳細設定画面の場
合と同様に、コンピュータシステム2側で提供可能な広
告の中から、どのように広告を探して選択するかを選択
可能であり、商品カテゴリでの選択、会社(ブランド)
名での選択及び出演者での選択が可能である。商品カテ
ゴリでの選択では、ユーザが興味のある商品を選択する
ことで、選択された商品に関連する広告が選択可能とな
る。会社(ブランド)名での選択では、ユーザが興味の
ある会社を選択することで、その会社及びその会社の商
品に関連する広告が選択可能となる。又、出演者での選
択では、ユーザが興味のある俳優等の出演者が出演して
いる広告が選択可能となる。「OK」ボタンが選択され
ると、この詳細設定画面上での選択が確定し、「キャン
セル」ボタンが選択されると、この詳細設定画面上での
選択がキャンセルされる。図10に示す詳細設定画面で
は更に、ユーザが選択したコンテンツを受信するのに必
要なポイント数及び半自動に選択するモードの選択によ
り受信する広告のポイント数がメッセージとして表示さ
れる。図10に示す場合では、これらのポイント数はい
ずれも300ポイントである。
【0037】図11は、図10に示す詳細設定画面上
で、商品カテゴリでの選択が選択された場合の商品カテ
ゴリ選択画面を示す図である。図11に示す商品カテゴ
リ選択画面には、全商品のカテゴリ及び各カテゴリ内の
商品からなるツリーが表示される。例えば、商品カテゴ
リとしては、電化製品、パソコン、自動車、食品、旅
行、個別設定、お任せ等が選択可能であり、電化製品に
ついてはA社〜C社が選択可能であり、C社については
TV,Video等が選択可能である。個別設定では、
上記の如く、広告を個別に選択するモードで詳細設定し
た商品の中から、コンピュータシステム2側で後述する
比率に応じてランダムに選択する。お任せでは、拒否設
定されているものを除き、コンピュータシステム2側で
後述する比率に応じてランダムに選択する。又、選択さ
れた商品カテゴリ及び/又は商品に対して、ユーザは、
獲得されるポイント数の比率を設定することができる。
ここでは、電化製品の選択に比率30、パソコンの選択
に比率30、個別設定の選択に比率20、お任せの選択
に比率20が設定されているので、コンピュータシステ
ム2側では、選択される商品カテゴリの比率に応じて広
告を選択する。電化製品の選択に設定されている比率3
0のうち、比率20はA社の家電製品、比率10はD社
の家電製品(TV)に割り当てられている。尚、ポイン
トの比率の合計は、図11の場合の100に限定されな
いことは言うまでもない。
【0038】「OK」ボタンが選択されると、商品カテ
ゴリ選択画面上での選択が確定し、「キャンセル」ボタ
ンが選択されると、商品カテゴリ選択画面上での選択が
キャンセルされる。
【0039】図11に示す商品カテゴリ選択画面は、図
10に示す詳細設定画面上に重ねて表示するようにして
も良い。
【0040】このようにして、ユーザは、商品カテゴリ
の比率を設定することで、ユーザのおおまかな嗜好をコ
ンピュータシステム2側に通知することができる。又、
ユーザ側で行なう個別設定(広告及び形態の選択)と、
コンピュータシステム2側で行なう大まかな設定(広告
及び形態の選択)とを両立することができる。更に、お
任せの選択をすることで、ユーザが指定していないジャ
ンルの情報をユーザに提供することもできる。
【0041】尚、広告受信形態の選択画面及びその詳細
設定画面は、図5及び図6に示す画面に限定されず、例
えばバナー広告等の脇や画面内表示広告で、動画のバナ
ー広告がちらついて嫌いなユーザは動画広告をオフにし
たり、薄くしたり、ユーザの好みに合わせた自由な設定
ができるものであれば良い。従って、広告受信形態の選
択画面では、例えば下記□印のチェックボックスを設
け、更にはその詳細設定画面で矢印で示す詳細を設定で
きれば良い。
【0042】□番組前後及び/又は途中の広告を受付け
る →詳細設定:提供会社の選定/拒否、個別広告の選定/
拒否 □バナー広告を受付ける →詳細設定:提供会社の選定/拒否、動画を受け付ける
かの是非/画面内広告の是非/ブレンドの薄さ(画面内
広告の場合のαブレンドのα値) □コンテンツ内広告を受付ける →詳細設定:提供会社の選定/拒否、強調加減の設定
(例えば、番組内にある会社の飲料の広告があれば、そ
の色の鮮やかさや、その飲料を飲むシーンを強調しても
良いか等) 図5に示す広告受信形態の選択画面上で、バナー広告を
受けるモードが選択された場合の詳細設定については、
図7〜図11と類似した広告の設定以外にも、表1の如
き設定でポイントを増減するようにしても良い。
【0043】
【表1】 脇や画面内表示広告に関しては、例えば静止画で、画面
外にあり、サイズが小さくて、薄い色のバナー表示が、
1時間表示して15ポイントがベースになると仮定す
る。ユーザが「動画画面内サイズ(中)薄い」(コンテ
ンツ画面内のバナー広告で、薄くコンテンツにブレンド
されていて、動画なので動くもの)であれば大して気に
障らないとして変更すると、+35ポイント追加されて
50ポイントとなる。ユーザは気にならない範囲の広告
受信形態を指定することにより、効果的にポイントを稼
ぎつつ番組を視聴することができる。他方、広告主側
は、ユーザに嫌われない範疇で目立つ広告を提供できる
ため、好感度を落とさなくて済む。
【0044】このようにして、ポイントの高い広告を選
択することにより、ユーザは広告時間を短く効率よく見
ることができる。又、必ずしも高ポイント=長時間とい
うわけではないので、多様な広告提供形態が生まれる。
【0045】プロバイダ側から見ると、広告そのものの
画面内又は選択画面等に広告のポイントを表示してユー
ザに通知し、ユーザに選択させることができる。又、プ
ロバイダは、ユーザへあるポイント以上の広告を配信し
たら、番組本体を配信し、広告主にポイントに応じた額
の広告料を請求することで、宣伝効果の高い広告を低価
格で実現できる。
【0046】ユーザが有するポイントに応じて視聴でき
るコンテンツが決まるので、ユーザ側では、ポイントを
参考にして好きな広告を好きな組み合わせで、且つ、好
きな受信形態で選べる。又、場合によっては広告を受信
する時間を短時間にしたり、長時間好きな広告を受信す
るようにしたり等、多様なニーズに対応して受信する広
告及びその受信形態を選ぶことができる。
【0047】尚、同じ広告だけを集中して受信している
と、広告の宣伝効果が薄くなると考えられるので、同じ
広告を受信する毎に例えば10%づつポイントを下げる
ようにしても良い。又、例えば10回連続ものの広告を
初回から最終回まで一通り受信したら、ボーナスポイン
トを加算するようにして、ユーザ側での広告の積極的な
受信を促すようにしても良い。
【0048】次に、図2に示すステップS4,S5の処
理を、図12及び図13と共により詳細に説明する。
【0049】図12は、図5に示す選択画面上で、番組
の前後及び/又は途中の広告を受ける形態が選択され、
その詳細設定ボタンが選択された場合の詳細設定画面が
表示されるまでの動作を説明するフローチャートであ
る。
【0050】図12において、ステップS21は、図5
に示す選択画面を表示し、ステップS22は、「終了」
ボタンが選択されたか否かを判定する。ステップS22
の判定結果がYESであると、ステップS23は、各広
告及びその形態により獲得したユーザのポイントの合計
を算出してポイント蓄積部27に蓄積する。ステップS
24は、広告設定用ユーザデータ部26内の広告設定用
ユーザデータを、ポイント蓄積部27に蓄積されたポイ
ントの合計に応じて更新し、処理は終了する。
【0051】他方、ステップS22の判定結果がNOで
あると、ステップS25は、図5に示す選択画面上で、
番組の前後及び/又は途中の広告を受ける形態が選択さ
れ、その詳細設定ボタンが選択されたか否かを判定す
る。ステップS25の判定結果がNOであると、ステッ
プS26は、バナー広告を受ける形態が選択され、その
詳細設定ボタンが選択されたか否かを判定する。ステッ
プS26の判定結果がNOであると、ステップS27
は、コンテンツ内広告を受ける形態が選択され、その詳
細設定ボタンが選択されたか否かを判定し、判定結果が
NOであると、処理はステップS21へ戻る。
【0052】ステップS25の判定結果がYESである
と、ステップS28は、図5に示す選択画面上で、広告
設定用ユーザデータの設定については、広告設定用ユー
ザデータから設定情報を読み込むモードが選択されてい
るか否かを判定する。ステップS28の判定結果がYE
Sであると、ステップS29は、広告設定用ユーザデー
タ部26から広告設定用ユーザデータを読み込み、各設
定のデフォルト値として使用する。ステップS29の
後、或いは、広告設定用ユーザデータを新規に作成する
モードが選択されてステップS28の判定結果がNOで
あると、ステップS30は、広告設定用ユーザデータに
合わせて図6に示す番組の前後及び/又は途中の広告を
受ける形態の詳細設定画面を表示する。又、ステップS
31は、図6に示す詳細設定画面上で行なわれた設定を
読み込み、処理はステップS21へ戻る。ステップS3
1の詳細については、図13と共に後述する。
【0053】ステップS26の判定結果がYESである
と、ステップS32は、図5に示す選択画面上で、広告
設定用ユーザデータの設定については、広告設定用ユー
ザデータから設定情報を読み込むモードが選択されてい
るか否かを判定する。ステップS32の判定結果がYE
Sであると、ステップS33は、広告設定用ユーザデー
タ部26から広告設定用ユーザデータを読み込み、各設
定のデフォルト値として使用する。ステップS33の
後、或いは、広告設定用ユーザデータを新規に作成する
モードが選択されてステップS32の判定結果がNOで
あると、ステップS34は、広告設定用ユーザデータに
合わせて図6に示すバナー広告を受ける形態の詳細設定
画面を表示する。又、ステップS35は、この詳細設定
画面上で行なわれた設定を読み込み、処理はステップS
21へ戻る。
【0054】ステップS27の判定結果がYESである
と、ステップS36は、図5に示す選択画面上で、広告
設定用ユーザデータの設定については、広告設定用ユー
ザデータから設定情報を読み込むモードが選択されてい
るか否かを判定する。ステップS36の判定結果がYE
Sであると、ステップS37は、広告設定用ユーザデー
タ部26から広告設定用ユーザデータを読み込み、各設
定のデフォルト値として使用する。ステップS37の
後、或いは、広告設定用ユーザデータを新規に作成する
モードが選択されてステップS36の判定結果がNOで
あると、ステップS38は、広告設定用ユーザデータに
合わせて図6に示すコンテンツ内広告を受ける形態の詳
細設定画面を表示する。又、ステップS39は、この詳
細設定画面上で行なわれた設定を読み込み、処理はステ
ップS21へ戻る。
【0055】図13は、図6に示す選択画面上で、広告
の選択方法が選択されて図7及び図8に示す詳細設定画
面が表示されるまでの動作を説明するフローチャートで
ある。
【0056】図13に示す処理は、図12に示すステッ
プS31の処理を行なう際に開始され、ステップS41
は、図6に示す詳細設定画面上で、「前へ」のボタンが
選択されたか否かを判定する。ステップS41の判定結
果がYESであると、処理は図12に示すステップS3
1からステップS21へ戻る。ステップS41の判定結
果がNOであると、ステップS42は、広告の選択方法
として広告を個別に選択するモードが選択されているか
否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステッ
プS32へ進み、判定結果がNOであると処理は後述す
るステップS53へ進む。
【0057】ステップS43は、図7に示す詳細設定画
面を表示し、ステップS44は、図7に示す詳細設定画
面上で「OK」ボタンが選択されたか、「キャンセル」
ボタンが選択されたか、及び「商品カテゴリで選択」の
ボタン、「会社(ブランド)名で選択」のボタン或いは
「出演者で選択」のボタンが選択されたか否かを判定す
る。ステップS44において、「キャンセル」ボタンが
選択されている場合には、処理はステップS41へ戻
る。「OK」ボタンが選択されている場合には、処理は
後述するステップS51へ進む。又、「商品カテゴリで
選択」のボタン、「会社(ブランド)名で選択」のボタ
ン或いは「出演者で選択」のボタンが選択されている場
合には、処理は選択に対応するステップへ進む。ここで
は、説明の便宜上、図7と共に説明したように、「商品
カテゴリで選択」のボタンが選択されている場合につい
て説明する。
【0058】この場合、処理はステップS45へ進み、
ステップS45は、図8に示す商品カテゴリ選択画面を
表示する。ステップS46は、図8に示す商品カテゴリ
選択画面上で、「OK」ボタンが選択されたか、「キャ
ンセル」ボタンが選択されたか、及び「ポイント一覧」
ボタンが選択されたか否かを判定する。ステップS46
において、「OK」ボタンが選択されていると、処理は
ステップS47へ進み、広告設定用ユーザデータ部26
内のデータを更新し、処理はステップS43へ戻る。ス
テップS46において、「キャンセル」ボタンが選択さ
れていると、処理はステップS43へ戻る。又、ステッ
プS46において、「ポイント一覧」ボタンが選択され
ていると、処理はステップS48へ進む。
【0059】ステップS48は、図9に示すポイント一
覧の表示画面を表示する。ステップS49は、図9に示
すポイント一覧の表示画面上でユーザの操作があったか
否かを判定する。具体的には、ステップS49の判定結
果がYESであり、且つ、「OK」ボタンが選択されて
いると、処理はステップS45へ戻る。ステップS49
の判定結果がNOであると、処理はステップS48へ戻
る。ステップS49の判定結果がYESであると、ステ
ップS50は、図9に示す一覧表の各ページのポイント
の再計算及び表示の更新を行ない、処理はステップS4
8へ戻る。
【0060】ステップS51は、広告設定用ユーザデー
タ部26内のデータを更新する。ステップS52は、図
14と共に後述する広告リストの作成及び保存を行な
い、処理は図12に示すステップS31へ戻る。
【0061】ステップS53は、図10に示す詳細設定
画面を表示し、ステップS54は、図10に示す詳細設
定画面上で「OK」ボタンが選択されたか、「キャンセ
ル」ボタンが選択されたか、及び「商品カテゴリで選
択」のボタン、「会社(ブランド)名で選択」のボタン
或いは「出演者で選択」のボタンが選択されたか否かを
判定する。ステップS54において、「キャンセル」ボ
タンが選択されている場合には、処理はステップS41
へ戻る。「OK」ボタンが選択されている場合には、処
理は上記ステップS51へ進む。又、「商品カテゴリで
選択」のボタン、「会社(ブランド)名で選択」のボタ
ン或いは「出演者で選択」のボタンが選択されている場
合には、処理は選択に対応するステップへ進む。ここで
は、説明の便宜上、図10と共に説明したように、「商
品カテゴリで選択」のボタンが選択されている場合につ
いて説明する。
【0062】この場合、処理はステップS55へ進み、
ステップS55は、図11に示す商品カテゴリ選択画面
を表示する。ステップS56は、図11に示す商品カテ
ゴリ選択画面上で、「OK」ボタンが選択されたか、
「キャンセル」ボタンが選択されたか、及びユーザによ
り操作が行なわれたか否かを判定する。ステップS56
において、「OK」ボタンが選択されていると、処理は
ステップS57へ進み、広告設定用ユーザデータ部26
内のデータを更新し、処理はステップS53へ戻る。ス
テップS56において、「キャンセル」ボタンが選択さ
れていると、処理はステップS53へ戻る。又、ステッ
プS56において、ユーザにより操作が行なわれている
と、処理はステップS58へ進む。ステップS58は、
図9に示す一覧表の各ページのポイントの再計算及び表
示の更新を行ない、処理はステップS55へ戻る。
【0063】図14は、広告リストの作成及び保存を説
明するフローチャートである。同図中、ステップS61
は、図6に示す詳細設定画面において、広告の選択方法
として、選択広告を個別に選択するモードが選択されて
いるか否かを判定する。ステップS61の判定結果がY
ESであると、ステップS62は、ユーザにより選択さ
れた広告をランダムに並び替える。ステップS63は、
並び替えられた広告のリストを、広告リストとして図1
に示す広告挿入情報部29内に保存する。ステップS6
4は、現状のポイントを計算し、処理は終了する。他
方、広告の選択方法として、反自動に選択するモードが
選択されておりステップS61の判定結果がNOである
と、ステップS65は、選択された商品カテゴリの中か
ら、設定情報の比率に合うように広告をプロバイダ側で
ランダムに選択する。又、ステップS66は、プロバイ
ダ側で選択された広告のリストを、広告リストとして広
告挿入情報部29内に保存し、処理は上記ステップS6
4へ進む。
【0064】最初は、選択される広告を完全にランダム
にしておく場合、図4に示す広告選択の是非選択画面
で、広告の形態の設定を任せるモードを選択するか、図
11に示す商品カテゴリ選択画面上のお任せの比重を1
00%に設定しておけば良い。この場合、プロバイダ側
で選択した広告がプロバイダ側で選択した形態で配信さ
れる。ユーザは、ユーザの好みを示す情報を作成して、
プロバイダ側又はユーザ側で保存する。ユーザの好みを
示す情報の作成及び保存は、図10に示す詳細設定画面
で行っても、別の設定画面で行なっても良い。
【0065】完全にランダムに広告を選択する場合で
も、ユーザが嫌う広告又はその形態は、ユーザが拒否ボ
タンを押したときの履歴を残しておくことで、その広告
又は形態が何であるかを保存しておき、ユーザが嫌う広
告又はその形態での配信はそれ以降行なわないようにす
ることが望ましい。
【0066】プロバイダ側は、ユーザの好みを示す情報
に基づいた広告及び形態を選択して、順番又はシャッフ
ルして選択された広告を選択された形態で配信する。プ
ロバイダは、決められたポイント分の広告の配信又は配
信見込が立った時点で番組(コンテンツ)を配信する。
プロバイダは、広告を配信した回数に応じて広告主に広
告料を請求すれば良い。
【0067】次に、図2に示すステップS6の処理を、
図15〜図19と共により詳細に説明する。図15は、
ステップS6の処理をより詳細に説明するフローチャー
トである。
【0068】コンピュータシステム2が、ポイントの自
動調整の設定機能を有する場合、図5に示す広告受信形
態の選択画面の代わりに、図16に示す広告受信形態の
選択画面が表示される。図16中、図5と同一部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。図16に示す広
告受信形態の選択画面では、ポイントの自動調整の設定
として、自動調整で余分なポイントを削るモードが選択
可能となっている。自動調整で余分なポイントを削るモ
ードが選択され、その「優先度設定」ボタンが選択され
ると、図16の右側に示す自動調整の優先度設定画面が
表示される。この自動調整の優先度設定画面は、図16
に示す如く広告受信形態の選択画面の上に重ねて表示さ
れても、別画面として表示されても良い。自動調整の優
先度設定画面上では、番組の前後及び/又は途中の広
告、バナー広告、コンテンツ内広告等の項目が選択可能
であり、「▲」ボタン及び「▼」ボタンを操作すること
で、選択された項目の優先度を変更することができる。
「OK」ボタンを選択すると、自動調整の優先度設定画
面上で行なわれた選択が確定される。他方、「キャンセ
ル」ボタンを選択すると、自動調整の優先度設定画面上
で行なわれた選択がキャンセルされる。
【0069】図15において、ステップS71は、図1
6に示す広告受信形態の選択画面上で、ポイントの自動
調整の設定として、自動調整で余分なポイントを削るモ
ードが選択されているか否かを判定し、判定結果がNO
であると、処理は終了する。ステップS71の判定結果
がYESであると、ステップS72は、自動調整の優先
度設定画面上で設定された自動調整の優先度のデータを
読み込む。ステップS73は、ポイントが余っていない
か否かを判定し、余っておらず判定結果がYESである
と、処理は終了する。他方、ポイントが余っておりステ
ップS73の判定結果がNOであると、ステップS74
は、調整が未実施の項目があるか否かを判定し、判定結
果がNOであると、処理は終了する。ステップS74の
判定結果がYESであると、ステプS75は、調整が未
実施のもののうち、優先度の高い項目から調整処理を行
なう。ステップS76は、余分なポイントから調整分を
引いて、処理はステップS72へ戻る。
【0070】図17は、ステップS75において、優先
度の高い項目が、番組の前後及び/又は途中の広告であ
る場合の調整処理を説明するフローチャートである。同
図中、ステップS81は、広告挿入情報部29内の広告
リストから選択されている広告を読み出す。ステップS
82は、選択されている広告の組み合わせから、余った
ポイント以下に近い広告の組み合わせを検索する。ステ
ップS83は、ステップS82において検索された広告
の組み合わせを広告リストから削除し、処理は終了す
る。
【0071】図18は、ステップS75において、優先
度の高い項目が、バナー広告である場合の調整処理を説
明するフローチャートである。同図中、ステップS84
は、バナー広告情報部22内のバナー広告情報を読み出
す。ステップS85は、選択されているバナー広告の効
果の設定を、効果が薄くなる方向にランダムに調整す
る。ステップS86は、ステップS85にて調整された
効果のバナー広告に基づいて、バナー広告情報部22内
のバナー広告情報を更新し、処理は終了する。
【0072】図19は、ステップS75において、優先
度の高い項目が、コンテンツ内広告である場合の調整処
理を説明するフローチャートである。同図中、ステップ
S87は、広告挿入情報部29内の広告挿入情報を読み
出す。ステップS88は、広告挿入情報を、広告を無く
す方向に変更する。ステップS89は、変更された広告
挿入情報に基づいて、広告挿入情報部29内の広告挿入
情報を更新し、処理は終了する。
【0073】選択したポイントの合計が、コンテンツを
取得するのに必要なポイント数を超えている場合、わざ
わざポイント数の微調整をするのも面倒である。他方、
過剰な広告を見るのも、ユーザ側からすると損をした気
分になる可能性がある。そこで、不要なポイント数分の
広告及び/又は形態を自動的に削る。どの広告及び/又
は形態から削るかを決める優先度の情報は、ユーザ側で
設定して調整可能とする。これにより、ユーザが手動で
過剰なポイントを削ること無く、余分なポイント分は目
立たなくすることができる。
【0074】例えば、図9に示すように、合計355ポ
イント取得して55ポイント余っているようなケースを
考える。このような場合、広告を幾つか受信項目から外
したり、上記表1のようなバナー広告の設定があれば、
少し変える、即ち、コンテンツが見やすくなる方向に変
えることにより、過剰ポイント分の微調整が可能であ
る。
【0075】次に、図2に示すステップS7,S8のポ
イントのプール及び/又は引出処理を、図20と共によ
り詳細に説明する。図20は、ステップS7,S8の処
理を説明するフローチャートである。同図中、ステップ
S121は、ユーザが選択したコンテンツを獲得するた
めのポイントの過不足があるか否かを判定し、判定結果
がNOであると、処理は終了する。ステップS121の
判定結果がYESであると、ステップS122は、ポイ
ント蓄積部27からユーザのポイントを読み出し、差し
引くか、或いは、加算する。ステップS123は、ステ
ップS122で得られた結果が0以下であるか否かを判
定し、判定結果がNOであると処理はステップS124
へ進み、判定結果がYESであると処理はステップS1
25へ進む。ステップS124は、ユーザのポイント数
がコンテンツを獲得するためのポイントに達していると
判断し、ポイント蓄積部27内に蓄積されているユーザ
のポイントを更新し、図2に示すステップS8の判定結
果がYESとなるので、図20に示す処理は終了して、
処理は図2に示すステップS9へ進む。他方、ステップ
S125は、ユーザのポイント数がコンテンツを獲得す
るためのポイントに達していないと判断し、ポイント蓄
積部27内に蓄積されているユーザのポイントを更新す
ることなく、ポイントが不足している旨のメッセージを
ユーザに対して表示する。又、ステップS125の場
合、図2に示すステップS8の判定結果がNOとなるの
で、図20に示す処理は終了して、処理は図2に示すス
テップS4へ戻る。
【0076】次に、図2に示すステップS9,S10の
処理を、図21及び図22と共により詳細に説明する。
【0077】図21は、ステップS9の処理を説明する
フローチャートである。同図中、ステップS91は、例
えば図5に示す広告受信形態の選択画面上で、番組の前
後及び/又は途中の広告を受ける形態が選択されている
か否かを判定し、判定結果がYESであると、ステップ
S92は、広告挿入情報部29内に広告リストを作成す
ると共に、画像データ合成部23において広告リストに
合わせて広告を放送コンテンツ部21からのコンテンツ
に挿入する。ステップS92の後、又は、ステップS9
1の判定結果がNOであると、ステップS93は、例え
ば図5に示す広告受信形態の選択画面上で、コンテンツ
内広告を受ける形態が選択されているか否かを判定す
る。ステップS93の判定結果がYESであると、ステ
ップS94は、広告挿入情報部29内の広告挿入情報を
用いて、画像データ合成部23において放送コンテンツ
部21からのコンテンツに対する画像処理を行なう。こ
の画像処理により、広告がコンテンツ内に合成される。
【0078】ステップS94の後、又は、ステップS9
3の判定結果がNOであると、ステップS95は、例え
ば図5に示す広告受信形態の選択画面上で、バナー広告
を受ける形態が選択されているか否かを判定する。ステ
ップS95の判定結果がYESであると、ステップS9
6は、バナー広告情報部22内のバナー広告情報に合わ
せて、画像データ合成部23においてバナー広告の中身
を作成する。ステップS97は、例えば上記表1におけ
るバナー広告の画面内表示が有効であるか否かを判定
し、判定結果がYESであると処理はステップS98へ
進む。ステップS98は、画像合成部23において、コ
ンテンツ上にバナー広告をαブレンド等により合成す
る。
【0079】ステップS95又はS97の判定結果がN
O、或いは、ステップS98の後、ステップS99は、
画面のレイアウト処理を行なう。このレイアウト処理に
は、バナー広告の表示等の、Webサーバ28の前処理
が含まれる。ステップS100は、コンテンツ及び広告
からなる加工済みのデータをストリーミングサーバ25
へ出力し、処理は終了する。
【0080】図22は、ステップS10の処理を説明す
るフローチャートである。同図中、ステップS101
は、ストリーミングサーバ25からの広告を含むコンテ
ンツの配信を開始する。ステップS102は、コンテン
ツの送信が終了したか否か、或いは、中断したか否かを
判定し、判定結果がNOであると、処理はステップS1
01へ戻る。ステップS102の判定結果がYESであ
ると、ステップS103は、コンテンツの送信状況と、
広告の送信状況をチェックする。具体的には、ステップ
S103は、ユーザ側の受信状況及び/又は終了確認処
理を、コンピュータシステム2側又は端末装置3側で行
なうことにより、最後まで広告及びコンテンツが配信さ
れたか否かをチェックする。ステップS104は、ユー
ザの獲得ポイントの増減の必要があるか否かを判定しす
る。ステップS104の判定結果がYESであると、ス
テップS105は、ポイント蓄積部27内に蓄積されて
いるユーザのポイントを増減する。ステップS104の
判定結果がNO、或いは、ステップS105の後、処理
は終了する。
【0081】番組に切れ目があるのは嫌だというユーザ
がいる。このような場合には、ユーザは、図6に示す詳
細設定画面上で、広告を一括して受信することを設定す
る。これにより、番組は分割されずに纏めてユーザへ配
信される。プロバイダは、ユーザが図6に示す詳細設定
画面上で行なった設定に関する情報を、Webサーバ2
8から入手できるので、配信時に本来途中に入れるべき
広告も、全て番組の前に入れて配信することができる。
但し、広告が連続して流れると、ユーザが広告を受信し
ている間席を外したり他事を行ったりする可能性もあ
り、広告の宣伝効果が薄れる可能性を考慮に入れれば、
広告を一括して受信する場合の獲得ポイント数を分割し
て受信する場合より少なく設定しても良い。
【0082】次に、図2に示すステップS10の他の処
理を、図23と共により詳細に説明する。
【0083】図23は、ステップS10の処理を説明す
るフローチャートである。同図に示す処理は、図6に示
す詳細設定画面上での設定に応じて行なわれる。図23
において、ステップS141は、ユーザが図6に示す詳
細設定画面上で設定した広告の詳細情報を入力し、ステ
ップS142は、広告を一括して受信する設定が選択さ
れているか否かを判定する。ステップS142の判定結
果がNOであると、ステップS143は、広告を番組の
前後及び/又は途中に挿入して配信し、処理は後述する
ステップS147へ進む。他方、ステップS142の判
定結果がYESであると、ステップS144は、広告を
一括して受信する設定において、番組送信前が選択され
ているか否かを判定する。
【0084】ステップS144の判定結果がYESであ
ると、ステップS145は、広告を全て番組の前に配信
し、処理は後述するステップS147へ進む。ステップ
S144の判定結果がNOであると、ステップS146
は、広告を全て番組の後に配信し、処理はステップS1
47へ進む。ステップS147は、最後まで広告が配信
されたか否かを判定し、判定結果がNOであると、ステ
ップS148は、広告未配信処理を行う。広告未配信処
理では、未配信の広告分のポイントをユーザのポイント
から差し引く処理を行なう。この際、ポイント数が負の
値になった場合には、正の値となるまで広告を受信しな
いとコンテンツの受信ができないようにしても、次のコ
ンテンツ配信前に先ず最初に残りの広告を受信させるよ
うにしても良い。コンテンツが全て配信されない場合に
も、同様にして、未配信のコンテンツ分のポイントをユ
ーザのポイントに加算する処理を行なうようにしても良
い。ステップS148の後、又は、ステップS147の
判定結果がYESであると、処理は終了する。
【0085】ところで、ユーザが受信した広告に応じて
獲得するポイントに加えて、ユーザにクイズを出して、
その正解数に応じたポイントをプレゼントし、プールし
ているポイントに加算するようにしても良い。又、ユー
ザに対してアンケートを行い、アンケートに回答したユ
ーザにポイントをプレゼントすることもできる。アンケ
ートは、例えば広告を受信したユーザの感想等を質問形
式で聞くものでも良く、アンケートに回答したユーザに
はポイントをプレゼントしても良い。更に、クイズは、
広告と一緒に配信する、クイズ型広告を配信することで
ユーザに出題しても良い。
【0086】ユーザにとっては、広告を受信することで
ポイントを獲得し、更にクイズを楽しんで回答すること
でポイントを獲得できれば、これらのポイントを利用し
て好きなコンテンツを見ることができるというメリット
がある。広告主にとっては、ユーザにアピールしたい部
分をクイズで出題することにより、商品をよりアピール
できるし、又、商品の詳細をユーザに知ろうという動機
を与えることも可能である。アンケートについては、広
告主に、気軽にユーザの意見を集めることができる手段
を提供できる。
【0087】クイズ型広告を用いてクイズを出題する場
合、例えば10問中、1問正解する毎に5ポイントをプ
レゼントし、全問正解で50ポイントに加えて30ポイ
ントをプレゼントする等のルールを広告中で説明する。
ユーザがクイズに回答すると、その結果はWebサーバ
28等で集計され、回答結果に応じたポイントが、ユー
ザにプレゼントされる。
【0088】クイズ型広告を用いてアンケートを行なう
場合、例えば10問のアンケートを出し、ユーザはアン
ケートに答えると、その結果はWebサーバ28等で集
計され、回答数に応じたポイントが、ユーザにプレゼン
トされる。
【0089】図24は、クイズ型広告を配信してユーザ
にポイントをプレゼントする場合の処理を説明するフロ
ーチャートである。同図中、ステップS131は、クイ
ズ型広告の配信を開始する。クイズ型広告の配信は、例
えばユーザの設定により行なっても、プロバイダ側の設
定により行なっても良い。ステップS132は、クイズ
に対するユーザからの回答待ち時間が経過したか否かを
判定し、判定結果がYESになると、ステップS133
は、ユーザから回答データが得られたか否かを判定す
る。ステップS133の判定結果がYESであると、ス
テップS134は、回答が正解であるか否かを判定す
る。ステップS134の判定結果がYESであると、ス
テップS135は、正解の回答に対してプレゼントする
ポイントを、ポイント蓄積部27で蓄積されているユー
ザのポイントに加算する加算処理を行なう。
【0090】ステップS133又はS134の判定結果
がNO、又は、ステップS135の後、ステップS13
6は、全問正解等のボーナス条件を満足しているか否か
を判定する。ステップS136の判定結果がYESであ
ると、ステップS137は、ボーナス条件が満足された
場合にプレゼントするポイントを、ポイント蓄積部27
で蓄積されているユーザのポイントに加算する加算処理
を行なう。ステップS136の判定結果がNO、或い
は、ステップS137の後、処理は終了する。
【0091】上記の如く、未配信の広告及び/又はコン
テンツや、プレゼント等の、広告及びその形態以外の特
定の条件に応じて、ユーザのポイントを増減することが
でき、細かいポイントの管理を行なえる。
【0092】図25は、端末装置3で受信され、表示装
置に表示される広告の形態を説明する図である。同図に
示すブラウザ画面50では、メニュー51、表示画面5
2、画面52外のバナー広告53、表示画面52内のバ
ナー広告54及びサブウィンドウ55が表示されてい
る。又、コンテンツ内広告の一例として、表示画面52
内に表示されたコンテンツ内に、広告の対象である商品
60が含まれている。
【0093】広告を、コンテンツの前後及び/又は途中
に広告を配信する場合には、広告とコンテンツとが、表
示画面52内に交互に表示される。この際、バナー広告
53,54のうち少なくとも一方を表示するようにして
も良い。又、サブウィンドウ55内にも広告を表示する
ようにしても良い。この場合、サブウィンドウ55に表
示される内容に対応する音声は再生せず、表示画面52
に表示される内容に対応する音声のみを再生することが
望ましい。
【0094】サブウィンドウ55に、番組前後の広告と
同等の広告を表示しても良いが、サブウィンドウ55を
大きくして表示した場合には、表示画面52との区別が
つきにくくなる。この場合は、再生する音声が表示画面
52とサブウィンドウ55のどちらに対応しているかに
よって、広告側の音声を再生していれば前述の番組前後
の広告のポイントを供与し、番組側の音声を再生してい
ればそのポイントを割引いたポイントを供与するという
方法も採用可能である。例えば、(広告ポイント)×
(定額30%)×(コンテンツとの画面サイズ比)から
求まるポイントを、番組側の音声を再生している場合に
供与するポイントとすることができる。
【0095】本発明は、以下に付記する発明をも包含す
るものである。
【0096】(付記1) コンテンツ及び広告を、プロ
バイダからネットワークを介してユーザ端末装置へ配信
する情報配信方法であって、該ユーザ端末装置から要求
された形態で広告を配信するステップを含むことを特徴
とする、情報配信方法。
【0097】(付記2) 前記形態は、時間的な制約に
関するパラメータ、画像上の制約に関するパラメータ、
属性上の制約に関するパラメータ、及び音声上の制約に
関するパラメータのうち、少なくとも1つのパラメータ
に応じて決定されていることを特徴とする、付記1記載
の情報配信方法。
【0098】(付記3) 前記広告及び前記形態に応じ
てポイントを管理するステップと、該ポイントに応じて
前記コンテンツの配信を制御するステップとを更に含む
ことを特徴とする、付記1又は2記載の情報配信方法。
【0099】(付記4) 前記ポイントを管理するステ
ップは、各コンテンツに対してポイントを別々に管理す
るか、或いは、複数のコンテンツに対してポイントを共
通に管理することを特徴とする、付記3記載の情報配信
方法。
【0100】(付記5) 前記広告及び前記形態以外の
特定の条件に応じて前記ポイントを増減するステップを
更に含むことを特徴とする、付記3又は4記載の情報配
信方法。
【0101】(付記6) 前記ユーザ端末装置が1つの
コンテンツを受信するのに必要なポイント数を超過した
場合は、超過分のポイントを他のコンテンツに対して割
り当てるステップを更に含むことを特徴とする、付記3
〜5のいずれか1項記載の情報配信方法。
【0102】(付記7) コンピュータに、コンテンツ
及び広告をネットワークを介してユーザ端末装置へ配信
させるコンピュータプログラムであって、コンピュータ
に、該ユーザ端末装置から要求された形態で広告を配信
させる手順をを含むことを特徴とする、コンピュータプ
ログラム。
【0103】(付記8) 前記形態は、時間的な制約に
関するパラメータ、画像上の制約に関するパラメータ、
属性上の制約に関するパラメータ、及び音声上の制約に
関するパラメータのうち、少なくとも1つのパラメータ
に応じて決定されていることを特徴とする、付記7記載
のコンピュータプログラム。
【0104】(付記9) コンピュータに、前記広告及
び前記形態に応じてポイントを管理させる手順と、コン
ピュータに、該ポイントに応じて前記コンテンツの配信
を制御させる手順とを更に含むことを特徴とする、付記
7又は8記載のコンピュータプログラム。
【0105】(付記10) コンピュータに、前記ユー
ザ端末装置に対して要求する形態を指定させる手順を更
に含むことを特徴とする、付記7〜9のいずれか1項記
載のコンピュータプログラム。
【0106】(付記11) コンテンツ及び広告を、ネ
ットワークを介してユーザ端末装置へ配信する情報配信
装置であって、該ユーザ端末装置から要求された形態で
広告を配信する手段を備えたことを特徴とする、情報配
信装置。
【0107】(付記12) 前記形態は、時間的な制約
に関するパラメータ、画像上の制約に関するパラメー
タ、属性上の制約に関するパラメータ、及び音声上の制
約に関するパラメータのうち、少なくとも1つのパラメ
ータに応じて決定されていることを特徴とする、付記1
1記載の情報配信装置。
【0108】(付記13) 前記広告及び前記形態に応
じてポイントを管理する手段と、該ポイントに応じて前
記コンテンツの配信を制御する手段とを更に備えたこと
を特徴とする、付記11又は12記載の情報配信装置。
【0109】(付記14) コンテンツ及び広告を、プ
ロバイダ側のコンピュータからネットワークを介してユ
ーザ側の端末装置へ配信して、該広告の広告料は広告主
へ請求し、該ユーザに無料コンテンツサービスを提供す
るビジネス方法であって、前記広告及び該ユーザから要
求された形態に応じてポイントを管理するステップと、
該ユーザから要求された形態で広告を配信すると共に、
該ポイントに応じて該コンテンツの配信を制御するステ
ップとを含むことを特徴とする、ビジネス方法。
【0110】(付記15) 前記形態は、時間的な制約
に関するパラメータ、画像上の制約に関するパラメー
タ、属性上の制約に関するパラメータ、及び音声上の制
約に関するパラメータのうち、少なくとも1つのパラメ
ータに応じて決定されていることを特徴とする、付記1
4記載のビジネス方法。
【0111】(付記16) 前記ユーザ側の端末装置に
対して要求する形態を指定させるステップを更に含むこ
とを特徴とする、ビジネス方法。
【0112】(付記17) 前記広告の広告料は、該広
告に関連して蓄積されているポイントに応じて前記広告
主へ請求するステップを更に含むことを特徴とする、ビ
ジネス方法。
【0113】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の
変形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、受信する広告の形態を
ユーザ側で選択可能とし、広告の宣伝効果を更に向上可
能とすることのできる情報配信方法、コンピュータプロ
グラム、情報配信装置及びビジネス方法を実現できる。
【0115】従って、ユーザ側では、ユーザの好む形態
で広告を受信することができる。プロバイダ側では、多
彩な広告をユーザの好む形態で提供することができ、コ
ンテンツ内に出てくる飲料や自動車等の商品によって、
広告主の制限の無い配信が可能となる。更に、広告主側
では、ユーザの反感を買い難い広告を、効率良く配信す
ることができ、短期集中型や商品詳細説明型等の、バラ
エティに富んだ広告を配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる情報配信方法の第1実施例を採用
するシステムの構成を示す図である。
【図2】第1実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図3】第1実施例におけるプロバイダとユーザとの間
の通信手順を説明するタイムチャートである。
【図4】コンテンツ選択メニュー及び広告選択の是非選
択画面を示す図である。
【図5】広告受信形態の選択画面を示す図である。
【図6】詳細設定画面を示す図である。
【図7】広告を個別に選択するモードが選択された場合
の詳細設定画面を示す図である。
【図8】商品カテゴリ選択画面を示す図である。
【図9】ポイント一覧の表示画面を説明する図である。
【図10】広告を半自動に選択するモードが選択された
場合の詳細設定画面を示す図である。
【図11】商品カテゴリ選択画面を示す図である。
【図12】図2に示す処理の一部をより詳細に説明する
フローチャートである。
【図13】図2に示す処理の一部をより詳細に説明する
フローチャートである。
【図14】広告リストの作成及び保存を説明するフロー
チャートである。
【図15】図2に示す処理の一部をより詳細に説明する
フローチャートである。
【図16】広告受信形態の選択画面を示す図である。
【図17】調整処理を説明するフローチャートである。
【図18】調整処理を説明するフローチャートである。
【図19】調整処理を説明するフローチャートである。
【図20】図2に示す処理の一部をより詳細に説明する
フローチャートである。
【図21】図2に示す処理の一部をより詳細に説明する
フローチャートである。
【図22】図2に示す処理の一部をより詳細に説明する
フローチャートである。
【図23】図6に示す詳細設定画面上での設定に応じた
処理を説明するフローチャートである。
【図24】ポイントをプレゼントする処理を説明するフ
ローチャートである。
【図25】受信される広告の形態を説明する図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 コンピュータシステム 3 端末装置 21 放送コンテンツ部 22 バナー広告情報部 23 画像データ合成部 24 広告情報部 25 ストリーミングサーバ 26 広告設定用ユーザデータ部 27 ポイント蓄積部 28 Webサーバ 29 広告挿入情報部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 550 G06F 13/00 550A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツ及び広告を、プロバイダから
    ネットワークを介してユーザ端末装置へ配信する情報配
    信方法であって、 該ユーザ端末装置から要求された形態で広告を配信する
    ステップを含むことを特徴とする、情報配信方法。
  2. 【請求項2】 前記形態は、時間的な制約に関するパラ
    メータ、画像上の制約に関するパラメータ、属性上の制
    約に関するパラメータ、及び音声上の制約に関するパラ
    メータのうち、少なくとも1つのパラメータに応じて決
    定されていることを特徴とする、請求項1記載の情報配
    信方法。
  3. 【請求項3】 前記広告及び前記形態に応じてポイント
    を管理するステップと、 該ポイントに応じて前記コンテンツの配信を制御するス
    テップとを更に含むことを特徴とする、請求項1又は2
    記載の情報配信方法。
  4. 【請求項4】 前記ポイントを管理するステップは、各
    コンテンツに対してポイントを別々に管理するか、或い
    は、複数のコンテンツに対してポイントを共通に管理す
    ることを特徴とする、請求項3記載の情報配信方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、コンテンツ及び広告を
    ネットワークを介してユーザ端末装置へ配信させるコン
    ピュータプログラムであって、 コンピュータに、該ユーザ端末装置から要求された形態
    で広告を配信させる手順をを含むことを特徴とする、コ
    ンピュータプログラム。
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