JP2002207925A - 広告システム及び記録媒体 - Google Patents

広告システム及び記録媒体

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JP2002207925A
JP2002207925A JP2001013200A JP2001013200A JP2002207925A JP 2002207925 A JP2002207925 A JP 2002207925A JP 2001013200 A JP2001013200 A JP 2001013200A JP 2001013200 A JP2001013200 A JP 2001013200A JP 2002207925 A JP2002207925 A JP 2002207925A
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Japan
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Application number
JP2001013200A
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English (en)
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Hiroko Watabe
裕子 渡部
Yoshibumi Kawahara
義文 川原
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RED RICE MEDIUM Inc
Original Assignee
RED RICE MEDIUM Inc
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Publication date
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  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユーザの注意を動画広告に集中させ得ると共
に、どの程度のユーザが実際に視聴したのかを把握でき
る広告システムの実現。 【解決手段】 動画データを含む広告情報を、各ユーザ
のパソコン16に送信し、ウィンドウ表示させる広告シス
テムであって、動画データ中にはパソコン16のマウス50
によって選択可能なボタンシンボルが挿入されており、
さらに、テレビ型ウィンドウの表示領域中におけるボタ
ンシンボルの表示位置を認識するボタン表示位置認識部
30と、マウス50による選択位置を検出する選択位置検出
部32と、両位置が一致する場合にヒットがあったものと
認定する位置比較部34と、ヒット数に対応するポイント
をユーザ及び広告情報に関連付けてユーザ情報データベ
ース40に記録するポイント加算部38とを備えた広告シス
テム。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネット
等の通信ネットワーク経由で広告情報をユーザの端末に
配信するシステムに関する。
【002】
【従来の技術】現在、インターネットの爆発的な普及に
より、多くの人々がこの通信ネットワークに接続し、様
々な情報の入手や発信を行っている。すなわち、各自パ
ーソナルコンピュータ(以下「パソコン」)等の情報処
理端末を用意し、電話回線等の通信回線を通じてISP
(インターネット・サービス・プロバイダ)のサーバに
ダイヤルアップ接続し、ホームページの閲覧や電子メー
ル等のサービスを享受している。
【003】このように、インターネットのWWWや電子メ
ールサービスを不特定多数の人間が利用するに至った結
果、Webページや電子メールが有力な広告媒体として利
用されるのは当然の成り行きであり、現にWebページ上
のバナー広告や電子メールを用いた広告情報の配信が行
われている。バナー広告とは、Webページ上の一定領域
に企業の広告情報を小さな静止画等で表示しておき、ユ
ーザが当該バナー広告をクリックするとリンクされた詳
細な広告情報(Webページ)がユーザの端末画面上に表
示される仕組みである。また、電子メールを利用した広
告の場合、メール本文中に広告情報が記述されると共
に、関連するWebページのURLが記述されており、ユーザ
は当該URLをクリックすることで詳細な広告情報にアク
セスすることができる。
【004】このように、従来のインターネット広告にあ
っては、何れもユーザをWeb上に開設された広告情報に
誘導する機能を発揮するものであるが、これらの広告手
法は静止画やテキストベースの広告であり、テレビCM
を見慣れたユーザに対してはインパクトに欠け、広告ペ
ージへの誘導効率が低いという問題があった。これに対
し、最近ではインターネットを介した動画広告の配信も
実用化されている。これは、広告サーバからインターネ
ット経由でユーザの端末に動画・音声データを送信し、
ユーザの端末に予め導入された専用プログラムを介して
動画及び音声の再生を行うものである。
【005】
【発明が解決しようとする課題】この動画広告の場合、
広告内容(映像や音声)に複雑な動きや変化が現れるた
め、静止画や文字による広告に比べて視聴者の注意を惹
きやすく易く、また印象に残り易いという利点があり、
テレビCM並のインパクトを与えることも可能となる。
この動画広告の場合、比較的小型の再生専用ウィンドウ
をユーザ端末の画面上に表示させておき、ユーザがイン
ターネットに接続している間中、サーバ側から自動的に
動画広告情報を配信するように運用することにより、大
量の広告情報をユーザに提供することが可能となる。
【006】しかしながら、このように頻繁に広告情報が
表示される環境下にあっては、ユーザの側に「馴れ」や
「飽き」が生じ、特に興味のある企業や商品・サービス
に関する広告を除き、表示されども目に入らない、意識
に残らないという状況に陥る可能性がある。広告主にと
っては、自己が提供した広告情報を各ユーザが実際に視
聴してくれてこそ目的が達成されるにもかかわらず、ユ
ーザが当該広告を視聴したことを確認する術がないのが
現状である。また、そもそもユーザが再生専用ウィンド
ウを自発的にデスクトップ上に立ち上げ、動画広告を頻
繁に視聴してくれなければ所期の広告効果を挙げるはで
きない。
【007】この発明は、インターネットを用いた動画広
告が抱えている上記問題点を解決するために案出された
ものであり、ユーザの注意を動画広告に集中させ得ると
共に、どの程度のユーザが実際に視聴したのかを把握で
き、また自発的に動画広告を視聴するようにユーザを誘
導することができる広告システムを実現することを目的
としている。
【008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の広告システムは、少なくとも動画
データを含む広告情報を、当該広告情報の提供者と関連
付けて蓄積しておく広告情報記憶手段と、各ユーザの端
末画面上に、動画再生ウィンドウを表示させる手段と、
上記広告情報記憶手段から必要な広告情報を抽出し、通
信ネットワーク経由でユーザの端末に送信する手段と、
当該広告情報の中、動画データを上記動画再生ウィンド
ウにおいて再生する手段とを備えた広告システムであっ
て、上記動画データ中には、ユーザの端末に接続された
入力手段からの選択動作によって選択可能なボタンシン
ボルが挿入されており、さらに、上記動画再生ウィンド
ウ中におけるボタンシンボルの表示位置を認識する手段
と、上記入力手段による選択位置を検出する手段と、上
記ボタンシンボルの表示位置と、上記入力手段による選
択位置とを比較し、両者が一致する場合にヒットがあっ
たものと認定する手段と、上記ヒットの数に対応するポ
イントを当該ユーザ及び広告情報に関連付けて所定の記
憶手段に記録する手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【009】この広告システムによれば、動画再生ウィン
ドウ中に出現するボタンシンボルをユーザがマウス等の
入力手段を用いて選択した際に「ヒット」と認定され、
このヒット数に応じたポイントが付与されることとな
り、恰もゲームを楽しむ感覚でユーザの関心を自然に動
画広告に向けることが可能となる。しかも、各ポイント
はユーザ及び広告情報と関連付けられた上で記録される
ため、このポイント履歴を参照することにより、当該広
告情報の実際の視聴率を把握することが可能となる。
【0010】請求項2に記載の広告システムは、各動画
データ中には上記ボタンシンボルが複数挿入されてお
り、当該動画データ再生中のヒット数を積算する手段
と、上記ヒット数を所定の基準にしたがってポイントに
換算する手段とを備えたことを特徴としている。また、
請求項3に記載の広告システムは、上記動画再生ウィン
ドウ中におけるボタンシンボルの表示位置が、出現回毎
に異なるように設定されていることを特徴としている。
さらに、請求項4に記載の広告システムは、上記動画再
生ウィンドウ中におけるボタンシンボルの表示時間が、
出現回毎に異なるように設定されていることを特徴とし
ている。
【0011】上記のように、一本の動画広告中に複数の
ボタンシンボルを挿入しておき、そのヒット数に応じて
付与されるポイントが変動するように構成することで、
この広告システムのゲーム性をより高めることが可能と
なる。特に、各ボタンシンボルの出現回毎に表示位置や
表示時間を変えることにより、ワンパターン化してユー
ザが飽きることを有効に防止できる。
【0012】請求項5に記載の広告システムは、請求項
1〜4の何れかに記載の広告システムを前提としつつ、
さらに広告情報提供者の端末から当該広告情報提供者に
関連付けられたポイントを保有するユーザの検索要求が
通信ネットワーク経由で出力された場合に、上記記憶手
段を検索して該当のユーザを抽出すると共に、検索結果
を上記広告情報提供者の端末に通信ネットワーク経由で
送信する手段を備えたことを特徴としている。自己の広
告情報に関してポイントを保有しているユーザは、少な
くとも当該広告情報を視聴済みであることを示している
ため、広告情報提供者にとっては有望な見込み客であ
り、かかるユーザの情報を入手することで極めて効率的
な販促活動を展開することが可能となる。
【0013】請求項6に記載の広告システムは、少なく
とも動画データを含む広告情報を、当該広告情報の提供
者と関連付けて蓄積しておく広告情報記憶手段と、各ユ
ーザの端末画面上に動画再生ウィンドウを表示させる手
段と、上記広告情報記憶手段から必要な広告情報を抽出
し、通信ネットワーク経由でユーザの端末に送信する手
段と、当該広告情報の中、動画データを上記動画再生ウ
ィンドウにおいて再生する手段とを備えた広告システム
であって、上記動画再生ウィンドウ中に、ユーザの端末
に接続された入力手段からの選択動作によって選択可能
なボタンシンボルを所定のタイミングで表示させる手段
と、上記動画再生ウィンドウ中にボタンシンボルが表示
された場合に、その位置を認識する手段と、上記入力手
段による選択位置を検出する手段と、上記ボタンシンボ
ルの表示位置と、上記入力手段による選択位置とを比較
し、両者が少なくとも部分的に一致する場合にヒットが
あったものと認定する手段と、上記ヒットの数に対応す
るポイントを、当該ユーザに関連付けて所定の記憶手段
に記録する手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】上記した広告システムにあっては、動画広
告と関連付けられたボタンシンボルをユーザがヒットす
ることで、当該動画広告と関連付けられたポイントがユ
ーザに付与される仕組みであったが、請求項6に記載の
システムの場合、ボタンシンボルは必ずしも動画広告と
関連付けられている必要はなく、ユーザが動画再生ウィ
ンドウを表示させ、何らかの動画を再生している限り、
所定のタイミングでボタンシンボルが出現することとな
る。この結果、ユーザにとってあまり興味のない商品の
動画広告や、広告以外の動画番組が再生されている場合
であっても、すぐに動画再生ウィンドウを閉じてしまう
のではなく、デスクトップ上に表示させたままにしてお
くようになることが期待できる。
【0015】この場合、個々の動画広告にユーザの注意
を惹き付ける趣旨ではなく、できるだけ長く動画再生ウ
ィンドウ自体を起動させておくことを企図しているた
め、各ボタンシンボルの出現間隔を比較的長く設定した
り(例えば、一日にアトランダムに数回出現)、一回の
表示時間を長く設定する(例えば、3分間)ことが望ま
しい。ユーザは、デスクトップ上において他のアプリケ
ーションプログラムを立ち上げて作業を行いつつも、時
々動画再生ウィンドウに目を向け、所定のボタンシンボ
ルが表示されている場合にこれをクリックすることで、
ポイントを貯めていくことができる。もちろん、再生中
の動画広告固有のボタンシンボルと、動画広告と離れた
ボタンシンボルの両者を同時に動画再生ウィンドウに表
示させることもできる。この場合、両者の表示領域を予
め分離しておくこともできる。
【0016】請求項7に記載の広告システムは、少なく
とも動画データを含む広告情報を、当該広告情報の提供
者と関連付けて蓄積しておく広告情報記憶手段と、各ユ
ーザの端末画面上に、動画再生ウィンドウを表示させる
手段と、上記広告情報記憶手段から必要な広告情報を抽
出し、通信ネットワーク経由でユーザの端末に送信する
手段と、当該広告情報の中、動画データを上記動画再生
ウィンドウにおいて再生する手段とを備えた広告システ
ムであって、上記動画再生ウィンドウ中に、ユーザの端
末に接続された入力手段からの選択動作によって選択可
能なボタンシンボルを所定のタイミングで表示させる手
段と、上記動画再生ウィンドウ中にボタンシンボルが表
示された場合に、その位置を認識する手段と、上記入力
手段による選択位置を検出する手段と、上記ボタンシン
ボルの表示位置と上記入力手段による選択位置とを比較
し、両者が少なくとも部分的に一致する場合にヒットが
あったものと認定する手段と、上記ヒットが認定された
場合に上記端末画面上に別ウィンドウを表示させる手段
と、上記ユーザの端末に懸賞応募用の入力フォームを送
信して上記別ウィンドウ中に表示させる手段と、上記ユ
ーザ端末から必要データが入力された場合に当該ユーザ
と上記ボタンシンボルに対応した懸賞情報とを関連付け
て所定の記憶手段に格納する手段とを備えたことを特徴
としている。この場合には、ユーザの選択動作に対して
ポイントを付与する代わりに、懸賞応募の機会を付与す
る点に特徴がある。
【0017】請求項8に記載の広告システムは、少なく
とも動画データを含む広告情報を、当該広告情報の提供
者と関連付けて蓄積しておく広告情報記憶手段と、各ユ
ーザの端末画面上に、動画再生ウィンドウを表示させる
手段と、上記広告情報記憶手段から必要な広告情報を抽
出し、通信ネットワーク経由でユーザの端末に送信する
手段と、当該広告情報の中、動画データを上記動画再生
ウィンドウにおいて再生する手段とを備えた広告システ
ムであって、上記動画再生ウィンドウ中に、ユーザの端
末に接続された入力手段からの選択動作によって選択可
能なボタンシンボルを所定のタイミングで表示させる手
段と、上記動画再生ウィンドウ中にボタンシンボルが表
示された場合にその位置を認識する手段と、上記入力手
段による選択位置を検出する手段と、上記ボタンシンボ
ルの表示位置と上記入力手段による選択位置とを比較
し、両者が少なくとも部分的に一致する場合にヒットが
あったものと認定する手段と、上記ヒットが認定された
場合に上記端末画面上に別ウィンドウを表示させる手段
と、上記ユーザ端末に懸賞クイズあるいは懸賞くじ引き
実行用のプログラムを送信して、上記別ウィンドウ中に
選択肢あるいは入力欄を表示させる手段と、上記ユーザ
端末に接続された入力手段からの入力動作に基づき、懸
賞クイズあるいは懸賞くじ引きの当否を判定する手段
と、上記懸賞クイズあるいは懸賞くじ引きに当たった場
合に、当該ユーザと上記ボタンシンボルに対応した懸賞
情報とを関連付けて所定の記憶手段に格納する手段とを
備えたことを特徴としている。この場合には、ユーザの
選択動作に対して懸賞クイズに挑戦する機会を付与する
点に特徴がある。
【0018】請求項9に記載の記録媒体は、端末の画面
上に動画再生ウィンドウを表示させる処理と、広告情報
の配信要求を通信ネットワーク経由で外部のコンピュー
タに出力する処理と、当該コンピュータから広告情報が
送信された場合に、当該広告情報中の動画データを上記
動画再生ウィンドウにおいて再生する処理と、上記動画
データ中に挿入されたボタンシンボルが上記動画再生ウ
ィンドウ中に表示される際に、当該ボタンシンボルの表
示位置を認識する処理と、当該端末に接続された入力手
段から選択動作を示す出力があった場合に、その選択位
置を検出する処理と、上記ボタンシンボルの表示位置と
上記入力手段による選択位置とを比較し、両者が一致す
る場合にヒットがあったものと認定する処理と、当該動
画データ再生中のヒット数を積算する処理と、上記ヒッ
ト数を示す情報を上記コンピュータに送信する処理とを
実行するプログラムが格納されたことを特徴としてい
る。ここで「記録媒体」とは、コンピュータによる読取
が可能なCD-ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、可
搬性のハードディスク、フラッシュメモリ等を広く含む
概念である。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係るインター
ネットを利用した広告システムの全体イメージを示すも
のであり、この広告システムの運用者が管理するセンタ
ーサーバ12と、各広告情報提供者(広告主や広告代理
店)が管理する多数のローカルサーバ14と、広告情報を
視聴する各ユーザ15が管理する多数のパーソナルコンピ
ュータ(以下「パソコン16」)とが、インターネットを
介してネットワークを接続されている。
【0020】上記センターサーバ12及びローカルサーバ
14は、それぞれWWW(World Wide Web)サーバ機能、メ
ールサーバ機能、ネームサーバ機能、アプリケーション
サーバ機能、データベースサーバ機能等を備えており、
実際には複数のワークステーションやパソコンをネット
ワーク接続することによって構成されている。
【0021】まず、この広告システムの全体の流れを概
説すると、各広告情報提供者は、自ら準備した広告情報
をローカルサーバ14からインターネット経由でセンター
サーバ12に送信する。この広告情報は、センターサーバ
12のデータベース内に格納される。ユーザ15は、自己の
パソコン16からインターネット経由でセンターサーバ12
にアクセスし、広告情報の転送を要求する。センターサ
ーバ12から転送された広告情報は、予めユーザのパソコ
ン16に組み込まれている専用ブラウザプログラムによっ
て画面表示される。
【0022】図2は、第1の広告システム10の機能構成
を示すブロック図であり、広告情報登録部18と、コンテ
ンツデータベース20と、コンテンツ配信要求部22と、コ
ンテンツ生成部24と、コンテンツ転送部26と、コンテン
ツ再生部28と、ボタン表示位置認識部30と、選択位置検
出部32と、位置比較部34と、ヒット数積算部36と、ポイ
ント加算部38と、ユーザ情報データベース40と、ユーザ
情報抽出部42とを備えている。図3及び図4は、この第
1の広告システム10の処理手順を示すフローチャートで
あCる。
【0023】上記コンテンツ配信要求部22、コンテンツ
再生部28、ボタン表示位置認識部30、選択位置検出部3
2、位置比較部34、ヒット数積算部36は、ユーザのパソ
コン16のCPUが、OS及び専用のアプリケーションプ
ログラムに従って必要な処理を実行することによって実
現される。また、広告情報登録部18、コンテンツ生成部
24、コンテンツ転送部26、ポイント加算部38、ユーザ情
報抽出部42は、センターサーバ12を構成するコンピュー
タのCPUが、OS及び専用のアプリケーションプログ
ラムに従って必要な処理を実行することによって実現さ
れる。コンテンツデータベース20及びユーザ情報データ
ベース40は、同コンピュータのハードディスク内に格納
されている。
【0024】各広告情報提供者は、予めこのシステム10
の運用者との間で業務委託契約を締結しておき、コンテ
ンツデータベース26内に自己の広告情報を格納するため
のスペースを確保しておく。しかして、圧縮された広告
情報をインターネット経由でローカルサーバ14からセン
ターサーバ12に送信すると、広告情報登録部18が起動
し、当該広告情報提供者のIDと関連付けた上でコンテ
ンツデータベース26内に格納する。この「広告情報」と
しては、主として音声付きの動画データが該当する。こ
の動画データのファイル形式としては特に限定はなく、
例えばMacromedia社のShockwave Flashファイル(swfフ
ァイル)などが該当する。また、「広告情報」には、動
画による主データの他に、これを補足する補充データも
含まれている。この補充データとしては、テキストデー
タや静止画データが主として該当する。
【0025】ユーザ側では、予め上記広告情報を再生す
るための専用プログラムをパソコン16に組み込んでおく
必要がある。この専用プログラムは、TCP/IPをサポート
する一種のブラウザであり、センターサーバ12に対して
広告情報の転送を要求したり、転送された広告情報を再
生する機能を備えている。この専用プログラムは、例え
ば雑誌の付録として添付されたCD-ROMを通じて無料でユ
ーザに配布される。あるいは、フリーソフトとしてオン
ラインでパソコン16にダウンロードすることもできる。
【0026】ユーザがこの第1の広告システム10のサー
ビスを受けるためには、予めユーザ登録を済ませておく
必要がある。このユーザ登録は、センターサーバ12のWe
bサイトにパソコン16からアクセスし、新規入会用の申
請フォームをパソコン画面上に呼び出して必要事項を入
力し、これをWebサイトに返送することによって完了す
る。Webサイトでは、必要的記載事項が全て入力されて
いることを確認した上で、当該ユーザを新規ユーザとし
てユーザ情報データベース40内に格納する。図5は、ユ
ーザ情報データベース40内に設定されるデータ項目例を
示しており、ユーザIDやパスワード、名前、性別、年
齢、メールアドレス等の一般的な属性情報の他、獲得ポ
イント数を記述するための「ポイント履歴」項目を備え
ている。このポイント履歴項目に関しては、後に詳述す
る。
【0027】上記の専用プログラムをユーザがパソコン
16にセットアップして起動させると、図6に示すよう
に、この専用プログラムが備える動画再生ウィンドウ表
示機能によって、小型のテレビ型ウィンドウ44(動画再
生ウィンドウ)がパソコン16のディスプレイ46上に表示
される(図3のS10)。そして、この専用プログラムが
起動すると同時にコンテンツ配信要求部22が機能し、セ
ンターサーバ12に対してコンテンツの配信リクエストが
出力される(S16)。もちろん、この前提としてユーザ
のパソコン16がインターネットと接続されていることが
必要であり、未接続の場合には接続を促すメッセージが
表示され、接続処理が行われる(S12、S14)。上記の
コンテンツ配信リクエストを受信したセンターサーバ12
では、コンテンツ生成部24が起動し、コンテンツデータ
ベース20内に蓄積された動画・音声データを所定の順番
にしたがって取り出し(S18)、送信ファイルを生成す
る(S20)。この送信ファイルは、コンテンツ転送部26
に引き渡される。コンテンツ転送部26は、これをIPパケ
ットに分割し、ユーザのパソコン16に向けて送出する
(S22)。
【0028】ユーザのパソコン16では、コンテンツ再生
部28によって上記IPパケットが復元及び展開処理され、
動画・音声データ化される。この動画データは、パソコ
ン16のディスプレイ46上に再生される(S26)。具体的
には、図7に示すように、テレビ型ウィンドウ44の表示
領域48aに動画が表示される。また、音声データは、パ
ソコン16に接続されたスピーカやヘッドフォン(図示省
略)を介して再生される。
【0029】テレビ型ウィンドウ44の表示領域上部には
文字情報表示領域48bが設定されており、コンテンツデ
ータベース20内等に蓄積された文字情報を、コンテンツ
生成部24、コンテンツ転送部26、コンテンツ再生部28を
介して当該文字情報表示領域48bにテロップとして流す
ことができる。この文字情報の内容としては、商品のキ
ャッチコピーやシステム運用者からのお知らせ情報の
他、災害情報や気象情報、交通情報、株価情報等が該当
する。
【0030】動画データの内容としては、特定企業や団
体が提供する商品やサービスの広告情報が主に該当す
る。この広告情報の再生画面上に、マウス50による選択
が可能なボタンシンボルが断続的に表示されるように、
予め動画データの任意のフレーム内にボタンシンボルが
埋め込まれている。図7においては「パイナップル」を
模した絵柄のボタンシンボル52が画面左上に出現した様
子が描かれているが、ボタンシンボル52の形状や色彩、
大きさ、出現位置等に限定はなく、動画データを制作す
る際に広告情報提供者の側で自由に設定することができ
る。
【0031】このボタンシンボル52には予め選択動作計
数機能が関連付けられており、ユーザがマウスポインタ
54をボタンシンボル52上に重ねてクリックすると、当該
クリック動作が計数される仕組みとなっている。具体的
には、コンテンツ再生部28によって動画データが再生処
理される際に、その表示画像中にボタンシンボルが描画
されている場合には(図4のS28)、ボタン表示位置認
識部30がその位置情報(表示領域48a中に占める座標の
範囲)を検知し(S30)、位置比較部34に出力する。ま
た、選択位置検出部32がマウスポインタ54の移動を常時
追跡しており、クリックによる選択動作があった場合に
は(S32)、マウスポインタ54の位置座標を検出し(S
34)、位置比較部34へと出力する。
【0032】位置比較部34においては、ボタン表示位置
認識部30から出力された位置情報と、選択位置検出部32
から出力された位置情報とを比較し、両者が一致してい
る場合にはマウス50のクリックによるボタンシンボル52
の選択(ヒット)があったものと判定し(S36)、ヒッ
ト数積算部36へと出力する。
【0033】ヒット数積算部36は、当該動画広告が終了
するまでヒット数を保持しており、途中で再度ヒットを
示す出力があった場合には、ヒット数の積算を行う(S
38)。そして、コンテンツ再生部28から動画広告が終了
したことを示す出力があった時点で(S42)、保持して
いたヒット数のデータをインターネット経由でセンター
サーバ12に送信する(S44)。
【0034】これを受けたセンターサーバ12において
は、ポイント加算部38が起動し、送信されたヒット数が
予め当該動画広告に設定された基準値と一致するか否か
が判定され(S46)、一致する場合には所定のポイント
をユーザ情報データベース40内のポイント履歴欄に記述
する(S50)。例えば、ある動画広告ではボタンシンボ
ル52が5回出現し、その中の3個以上をヒットした場合
に1ポイントが付与されるように設定されている場合、
ヒット数積算部36から「ヒット数=2」の出力があった
ときにはポイントの加算が行われず、獲得ヒット数は破
棄されることとなるが(S48)、「ヒット数=4」のと
きには当該動画広告と関連付けた上で1ポイントの加算
が実行される。このポイントの利用法については特に限
定はなく、例えば各広告情報について10ポイント貯まる
と広告情報提供者から一定の割引を受けられるとか、総
合ポイントが100ポイント貯まるとシステム運用者から
プレゼントが貰えるといった運用が考えられる。上記の
ように、ヒット数が基準値に達しなかった場合にこれを
破棄する代わりに、何れかの記憶手段にヒット履歴とし
て記録しておいてもよい。
【0035】マウス50のクリックによるボタンシンボル
52の選択がなされた際には、当該ボタンシンボル52は画
面上から消滅するか、色彩や形状が変化して「ヒット」
が実現したことを表示すると同時に、再選択が不能とな
るように設定しておくことが望ましい。あるいは、各ボ
タンシンボル52に音声データを関連付けておき、ヒット
すると同時に「ピンポーン」というチャイムを鳴らせて
もよい。
【0036】以上のように、動画広告中にボタンシンボ
ル52が表示されると共に、当該ボタンシンボル52のヒッ
トに伴ってポイントを獲得できるため、一種のゲーム感
覚によってユーザの関心を動画広告に向けさせることが
可能となる。また、システム運用者や広告情報提供者
は、ユーザのパソコン16から出力されたヒット数情報や
加算されたポイントによって、当該動画広告の現実の視
聴率を把握することが可能となる。
【0037】なお、上記ボタンシンボル52の出現パター
ンが固定化すると、ユーザの側に飽きが生じたり、広告
内容を注視せずに機械的にクリック動作を繰り返すよう
になることが予想される。このため、ボタンシンボル52
の出現パターンにできるだけ変化を持たせ、ゲーム性を
高めることが望ましい。例えば、比較的単純な変化のパ
ターンとしては、一本の動画広告の画面上におけるボタ
ンシンボル52の出現位置を、出現回毎に変えることが挙
げられる。
【0038】図8はその一例を示すものであり、まずフ
レームAにおいては画面右下に第1回目のボタンシンボ
ル52a(星印)が表示されている。ユーザがこのボタン
シンボル52aをヒットした場合には、ヒット数積算部36
によるカウントが実行されると同時に、当該ボタンシン
ボル52aが消滅する。また、ユーザがヒットすることな
く一定時間(例えば2秒間)が経過した場合にも、当該
ボタンシンボル52aは自動的に消滅する。その後暫くは
ボタンシンボルが表示されずに動画広告のみが表示さ
れ、フレームCにおいて画面左下に突然第2のボタンシ
ンボル52bが出現する。ユーザはすかさずマウス50のポ
インタを第2のボタンシンボル52bに重ねてクリックす
ることにより、上記と同様ヒット数の上積みがなされ
る。以上のように、ボタンシンボル52a〜52dの表示位
置を出現回毎に変化させることにより、ユーザは適度の
緊張を持って動画広告を注視することになる。
【0039】この「突然出現したボタンシンボル52をマ
ウスクリックによってヒットする」という行為に、さら
なるゲーム性を付加することも可能である。例えば、ボ
タンシンボル52の出現毎に表示時間を変えたり、ボタン
シンボル52のデザインを変えることが挙げられる。ま
た、複数の出現回に亘って同一位置にボタンシンボル52
を表示させた後、突然に出現位置を変化させるフェイン
トを仕掛けたり、贋(ニセ)のボタンシンボル52を表示
させ、これを選択した場合にはペナルティーとして獲得
ヒット数を減算させることもできる。あるいは、例えば
UFOを模したボタンシンボル52の表示位置を連続的に移
動させると共に、これをマウスポインタ54で追尾してク
リックさせるように設定することで、ヒットの難易度を
高めてもよい。
【0040】ユーザが規定のヒット数に達して首尾良く
ポイントを獲得した場合には、何らかのコメントがユー
ザ側に表示されるように構成することが望ましい。例え
ば、文字情報表示領域48bに「おめでとうございます。
1ポイント獲得しました!」といったメッセージを流す
ことが該当する。
【0041】図7に示したように、テレビ型ウィンドウ
44にヒット数表示欄56やポイント表示欄58を設けてお
き、獲得ヒット数やポイントをリアルタイムに表示する
こともできる。例えば、ヒット数積算部36から出力され
たヒット数情報をコンテンツ再生部28が受け取り、その
データを再生中の動画データに差し込むことにより、ヒ
ット数表示欄56に最新の獲得ポイント数を反映させるこ
とができる(S40)。また、ポイントについては、ポイ
ント加算部38によってユーザ情報データベース40に対す
るポイント加算が実行された時点で、当該加算ポイント
がコンテンツ生成部24に出力され、コンテンツ転送部26
及びコンテンツ再生部28を介してポイント表示欄58に反
映される(S52)。このポイントの表示に関しては、現
在視聴中の動画広告に関して獲得したポイントに限定す
ることもできるが、例えば「本日の獲得ポイント」と題
して1日単位で更新表示させることもできる。さらに
は、テレビ型ウィンドウ44にトータルポイント表示欄60
を設けておき、当該ユーザがこれまでに蓄積・保有して
いる有効ポイントを常時表示しておくこともできる。こ
のトータルポイントについては、コンテンツ生成部24が
定期的にユーザ情報データベース40内のポイント履歴情
報を参照して当該ユーザの獲得ポイントを把握し、これ
を送信用ファイルに書き込むことによって実現される
(S24,S54)。
【0042】ヒット数とポイント数との換算方法につい
ても特に限定はなく、上記のように予め規定のヒット数
を設定しておき、これに達した場合にのみ1ポイントの
付与を行い、規定に達しない場合はヒット数が全て無効
になってしまうという方法以外に、例えば「ヒット数=
ポイント数」として単純換算することも可能である。あ
るいは、「ヒット数=ポイント数」を基本としつつも、
一本の動画広告中に出現する全てのボタンシンボルをヒ
ットした場合には、ボーナスポイントが加算されるよう
にポイント加算部38を制御してもよい。
【0043】図5に示したように、ユーザ情報データベ
ース40内には各ユーザ毎にポイント履歴の項目が設けら
れており、ここには各ユーザが獲得したポイントの残高
が、広告情報単位で記録されている。例えば、あるユー
ザがある自動車メーカー(企業コード:0112)の特定の
動画広告(広告コード:2000-012)に関して5ポイント
を獲得している場合には、「0112-2000-012:05」と記述
される。このため、このシステム10の全ユーザを対象と
して「0112-2000-012」のコード番号に関するポイント
数を集計することにより、当該広告情報の真の視聴状況
(視聴頻度や視聴者の延べ人数)を把握することが可能
となる。
【0044】また、広告情報提供者はローカルサーバ14
からインターネット経由でセンターサーバ12にアクセス
し、自己の提供した動画広告を実際に視聴したユーザの
属性データを入手することにより、極めて効率的な販促
活動を展開することができる。例えば、ある広告情報提
供者のローカルサーバ14から、自社の動画広告において
100ポイント以上を獲得しているユーザの検索要求が出
力されると、ユーザ情報抽出部42によってユーザ情報デ
ータベース40内の検索が実行され、条件に該当する全ユ
ーザの氏名、年齢、性別、住所、メールアドレスといっ
た属性情報と、獲得ポイント数等が記述されたリストフ
ァイルが生成され、インターネット経由でローカルサー
バ14に送信される。このリスト中に挙げられたユーザ
は、少なくとも自社の動画広告を頻繁に視聴している者
であるため、電子メールや郵便によって商品カタログ等
を送付することにより、かなりの確率で購買行動に導く
ことができる。
【0045】このテレビ型ウィンドウ44においては、上
記広告情報のみを専門的に表示させてもよいが、通常の
テレビ放送と同様、ニュースや天気予報、株価情報等の
番組データをメインに表示させ、その合間に広告情報を
表示させることもできる。この場合、コンテンツ生成部
24は所定の番組プログラムに沿ってコンテンツデータベ
ース20から必要なデータを取り出し、コンテンツ転送部
26を介して順次ユーザのパソコン16に配信することとな
る。
【0046】上記テレビ型ウィンドウ44にはチャンネル
切替えボタン群62が附属しており、ユーザがマウス50を
操作してチャンネル番号を切り替えると、コンテンツ配
信要求部22がこれを検知し、コンテンツ生成部24に対し
て選択されたチャンネルに対応するコンテンツの配信を
求めるリクエストを出力する。これを受けたコンテンツ
生成部24は、該当のコンテンツをコンテンツデータベー
ス20から抽出し、順次ユーザのパソコン16に送出する。
【0047】上記コンテンツデータベース20内には、メ
インの動画データに関連付けられた補充データも格納さ
れている。そして、動画データの再生中にテレビ型ウィ
ンドウ44の表示領域48aをクリックすると、ユーザのパ
ソコン画面上には、図9に示すように、上記専用プログ
ラムが備える別ウィンドウ表示機能によって、補充デー
タ表示用の別ウィンドウ64が立ち上がる。同時に、コン
テンツ配信要求部22がこれを検知し、コンテンツ生成部
24に対して選択された動画データと関連付けられた補充
データの配信を求めるリクエストを出力する。
【0048】上記リクエストを受けたコンテンツ生成部
24は、該当の補充データをコンテンツデータベース26か
ら抽出し、コンテンツ転送部26を介してユーザのパソコ
ン16に送信する。ユーザのパソコン16では、コンテンツ
再生部28を介して当該補充データが別ウィンドウ64に表
示される。この補充データは、静止画やテキストデータ
が主体であり、例えば、動画広告の対象商品に関する詳
細スペックが表示される。
【0049】上記のように、この第1の広告システム10
にあっては、テレビ型ウィンドウ44をユーザのパソコン
画面上に表示させ、そこで動画による広告情報を再生す
る仕組みであるため、テレビCM並の強いインパクトを備
えた広告を展開することが可能となる。しかも、汎用の
Webブラウザとは異なり、動画の再生に特化しているた
め通常のテレビと同様のシンプルな構成で済み、操作性
にも優れている。また、画像サイズも小型であるため、
パソコン16の画面上に表示させておいても作業の邪魔に
ならない。したがって、CATVやADSL等の大容量通信回線
による常時接続状態にあるユーザにとっては、テレビ代
わりにデスクトップに表示させておくことができる。な
お、テレビ型ウィンドウにおいて再生されている動画デ
ータや、別ウィンドウに表示されている補充データと所
定のURLとを関連付けておき、これらをクリックするこ
とで汎用Webブラウザを立ち上げて該当のWebページを表
示させるように構成することもできる。
【0050】なお、上記のように専用のテレビ型ウィン
ドウ44において動画広告を再生する代わりに、汎用のWe
bブラウザ中に動画再生ウィンドウを設け、そこにおい
て動画広告を再生させると共に、その映像中にボタンシ
ンボルを表示させるように構成することも当然に可能で
ある。
【0051】上記した第1の広告システム10にあって
は、ボタンシンボル52が個々の動画広告毎に出現し、こ
れをヒットすることによって当該動画広告に関連付けら
れたポイントがユーザが付与される例を説明したが、こ
の発明はこれに限定されるものではない。すなわち、個
々の動画広告とは独立したボタンシンボルを、動画再生
ウィンドウ中にアトランダムに表示させ、これをヒット
することで様々なメリットがユーザに付与されるように
構成することもできる。
【0052】図10は、このような第2の広告システム
65の機能構成を示すブロック図であり、コンテンツ生成
部24と、コンテンツ転送部26と、優待処理部66と、コン
テンツデータベース20と、ユーザ情報データベース40
と、ボタン情報データベース67と、優待情報データベー
ス68と、コンテンツ再生部28と、ボタン表示位置認識部
30と、選択位置検出部32と、位置比較部34と、別ウィン
ドウ起動部69と、くじ引き処理部70とを少なくとも備え
ている。上記コンテンツ再生部28、ボタン表示位置認識
部30、選択位置検出部32、位置比較部34、別ウィンドウ
起動部69、くじ引き処理部70は、ユーザのパソコン16の
CPUが、OS及び専用のアプリケーションプログラム
に従って必要な処理を実行することによって実現され
る。また、コンテンツ生成部24、コンテンツ転送部26、
優待処理部66は、センターサーバ12を構成するコンピュ
ータのCPUが、OS及び専用のアプリケーションプロ
グラムに従って必要な処理を実行することによって実現
される。コンテンツデータベース20、ユーザ情報データ
ベース40、ボタン情報データベース67、優待情報データ
ベース68は、同コンピュータのハードディスク内に格納
されている。図11及び図12は、第2の広告システム
65における処理手順を示すフローチャートである。
【0053】まず、コンテンツデータベース20内には、
各ローカルサーバ14からインターネット経由で送信され
た広告情報が、広告情報登録部(図示省略)により、当
該広告情報提供者のIDと関連付けた上で格納されてい
る。ユーザは、予め自己のパソコン16に専用プログラム
を組み込んでおき、動画広告の視聴を行う場合にはこれ
を起動させる。この結果、パソコン16のディスプレイ上
には、図13に示す動画再生ウィンドウ71が表示される
(S60)。この動画再生ウィンドウ71は、上記のテレビ
型ウィンドウ44とデザインが異なっているが、動画再生
領域72においてセンターサーバ12から送信された動画デ
ータを再生表示できる点で共通している。
【0054】専用プログラムをパソコン16上で起動させ
ると同時に、図示しないコンテンツ配信要求部が機能
し、センターサーバ12に対してコンテンツの配信リクエ
ストが出力される(S63)。この前提として、ユーザの
パソコン16がインターネットと接続されていることが必
要であり、未接続の場合には接続を促すメッセージが表
示され、接続処理が行われる(S61、S62)。上記のコ
ンテンツ配信リクエストを受信したセンターサーバ12で
は、コンテンツ生成部24が起動し、コンテンツデータベ
ース20内に蓄積された動画・音声データを所定の順番に
したがって取り出し(S64)、送信ファイルを生成する
(S65)。この送信ファイルは、コンテンツ転送部26に
引き渡される。コンテンツ転送部26は、これをIPパケッ
トに分割し、ユーザのパソコン16に向けて送出する(S
66)。
【0055】ユーザのパソコン16では、コンテンツ再生
部28によって上記IPパケットが復元及び展開処理され、
動画・音声データ化される。この動画データは、パソコ
ン16のディスプレイ46上に再生される(S67)。具体的
には、動画再生ウィンドウ71の動画再生領域72に動画が
表示される。また、音声データは、パソコン16に接続さ
れたスピーカやヘッドフォン(図示省略)を介して再生
される。動画データの内容としては、特定企業や団体が
提供する商品やサービスの広告情報が主に該当する。
【0056】動画再生ウィンドウ71中には、動画再生領
域72と区分されたボタン表示領域73が設定されており、
動画表示領域72における表示内容とは独立した内容の表
示が行えるように構成されている。このボタン表示領域
73には、普段はシステム運用者のWebサイトにアクセス
するためのホームボタン74が表示されているだけである
が、図14に示すように、予め決められたタイミングで
ボタンシンボルの一種であるプレゼントボタン75が出現
する。そして、ユーザがこのプレゼントボタン75にマウ
スポインタ54を重ねてクリックすると、当該プレゼント
ボタン75のヒットがあったものと認識される仕組みとな
っている。
【0057】具体的には、コンテンツ再生部28によって
動画データが再生処理される際に、その表示画像中にプ
レゼントボタン75が描画されている場合には(図12の
S68)、ボタン表示位置認識部30がその位置情報(ボタ
ン表示領域73中に占める座標の範囲)を検知し(S6
9)、位置比較部34に出力する。また、選択位置検出部3
2がマウスポインタ54の移動を常時追跡しており、クリ
ックによる選択動作があった場合には(S70)、マウス
ポインタ54の位置座標を検出し(S71)、位置比較部34
へと出力する。位置比較部34においては、ボタン表示位
置認識部30から出力された位置情報と、選択位置検出部
32から出力された位置情報とを比較し、両者が一致して
いる場合にはマウス50のクリックによるプレゼントボタ
ン75のヒットがあったものと判定し(S72)、センター
サーバ12へと出力する(S73)。このヒットの認識と同
時に、別ウィンドウ起動部69が機能し、図15に示すよ
うに、パソコン16のディスプレイ46上に優待処理用ウィ
ンドウ76が起動する(S74)。
【0058】位置比較部34からヒットの出力を受信した
センターサーバ12においては、優待処理部66が起動し、
コンテンツ生成部24に対して必要なデータやプログラム
をパソコン16に対して送信するよう指令する。コンテン
ツ生成部24は、ボタン情報データベース67を参照してユ
ーザがヒットしたプレゼントボタン75に関連付けられた
データあるいはプログラムを特定し、コンテンツデータ
ベース20内から該当のデータやプログラムを抽出する。
例えば、懸賞応募用のフォームデータがコンテンツ転送
部26を介してコンテンツ再生部28に送信され(S75)、
図15に示したようにディスプレイ46上の優待処理用ウ
ィンドウ76に懸賞応募用フォームが表示される(S7
6)。ここでユーザは、ユーザIDやパスワードをキーボ
ード78から入力し、「応募」ボタンをクリックする。こ
れを受けた優待処理部66は(S77)、ユーザ情報データ
ベース40内に記録された当該ユーザの氏名、住所、電話
番号等を読み出し、懸賞情報(懸賞ID)と共に優待情報
データベース68内に格納する(S78)。後日、システム
運用者は優待情報データベース68内の記録に従い、ユー
ザに対して該当のプレゼントを発送する。
【0059】図16は、プレゼントボタン75をヒットし
たユーザに対する懸賞応募以外の優待措置として、くじ
引き処理を実行する場合の表示例を示している。また、
図17はこのくじ引き処理における処理手順を示すフロ
ーチャートである(途中までは上記の懸賞応募の場合と
異ならないため、重複記載を省略してある)。この場
合、位置比較部34からヒットの出力を受信したセンター
サーバ12においては、コンテンツ生成部24が当該プレゼ
ントボタン75に関連付けられたくじ引き処理用のプログ
ラムをコンテンツデータベース20から抽出し、コンテン
ツ転送部26を介してユーザのパソコン16に送信する(S
79)。
【0060】ユーザのパソコン16では、上記プログラム
がこの第2の広告システム65のクライアント側プログラ
ム中に組み込まれてくじ引き処理部70を構成し、くじ引
き処理が実行される。すなわち、優待処理用ウィンドウ
76中に、くじ引きの対象となる3個の選択肢ボタン79が
表示される(S80)。優待処理用ウィンドウ76中に表記
されたメッセージに従い、ユーザがコイン状アイコン80
をマウス50でドラッグして3つの選択肢ボタン79中の一
つに擦り付けると、選択位置検出部32によってユーザが
マウス50を動作させた位置が検出される(S81)。くじ
引き処理部70は、選択位置検出部32からの出力を受けて
ユーザが選択した選択肢ボタン79を認識し、当該選択肢
ボタン79の表面から隠蔽シールを剥がす処理を実行す
る。ここで、ユーザが選択した選択肢ボタン79から「当
たり」の表示が現れた場合には(S82)、くじ引き処理
部70によって当選と判定され、センターサーバ12にその
旨の情報が送信される。
【0061】これに対し、センターサーバ12からはユー
ザIDやパスワード等を入力するための当たり用フォーム
データが送信され(S83)、優待処理用ウィンドウ76に
当たり用フォーム(図示省略)が表示される(S84)。
ユーザは、キーボード78を介して必要データを入力し、
センターサーバ12に送信する。これを受けたセンターサ
ーバ12では(S85)、優待処理部66がユーザ情報データ
ベース40内に記録された当該ユーザの氏名、住所、電話
番号等を読み出し、懸賞情報(懸賞ID)と共に優待情報
データベース68内に格納する(S86)。後日、システム
運用者は優待情報データベース内の記録に従い、ユーザ
に対して該当のプレゼントを発送する。なお、上記のく
じ引きにおいて「外れ」が出てしまった場合には、「残
念でした。また挑戦して下さい」等のコメントに対応す
るテキストデータがセンターサーバ12からパソコン16に
送信され(S87)、優待処理用ウィンドウ76に表示され
る(S88)。くじ引き処理として、上記においては単純
な三択くじを用いた例を示したが、より複雑かつ難易度
の高いくじやクイズを出題することもできる。
【0062】なお、ユーザがプレゼントボタン75をヒッ
トした際に、上記のように懸賞応募や懸賞くじ引きの機
会を与える代わりに、単純にポイントを付与することも
できる。この場合には、優待処理部66が所定のポイント
を当該ユーザに関連付けてユーザ情報データベース40や
優待情報データベース68に記録する。
【0063】この第2の広告システム65によれば、プレ
ゼントボタン75が動画再生領域72における個々の動画広
告から独立した形でボタン表示領域73に出現するため、
ユーザとしては個々の動画広告を注視していなくても、
横目で時々ボタン表示領域73をチェックしておき、プレ
ゼントボタン75が表示されている場合にはすかさずヒッ
トすることができる。すなわち、書類や図面の作成とい
ったパソコン16上における他の仕事の邪魔にならず、う
まくすればプレゼントが貰えるかもしれないため、ユー
ザのデスクトップ上に動画再生ウィンドウ71が表示され
る頻度や時間が高まることが期待できる。
【0064】この目的を達成するため、プレゼントボタ
ン75の出現頻度や間隔、1回の表示時間といった表示の
タイミングは、第1の広告システム10におけるボタンシ
ンボル52のそれとは自ずと異なってくる。例えば、プレ
ゼントボタン75の出現頻度を1日に10回程度に抑制する
代わりに、1回の表示時間を5分程度確保することが該
当する。もちろん、ユーザの側に馴れや飽きが生じない
ようにするため、出現のタイミング(間隔)はアトラン
ダムに設定しておくことが望ましい。
【0065】なお、ここでは動画広告とプレゼントボタ
ン75の出現とを切り離すことができるといっているだけ
であり、両者を連動させることも当然に可能である。例
えば、ある時間帯に出現するよう設定されたプレゼント
ボタン75に、予め化粧品会社の懸賞応募用フォームデー
タを関連付けておくと共に、当該時間帯にその化粧品会
社の動画広告を配信するように番組プログラムを組んで
おく。この結果、ユーザが当該化粧品の動画広告再生中
に表示されたプレゼントボタン75をヒットした際には、
当該化粧品会社からプレゼントが与えられることとな
る。また、動画再生領域72おいて第1の広告システム10
におけるボタンシンボル52を動画広告単位で表示させる
と共に、ボタン表示領域73においてプレゼントボタン75
を動画広告とは無関係のタイミングで表示させることも
できる。
【0066】
【発明の効果】この発明に係る第1の広告システムによ
れば、動画再生ウィンドウ中に出現する各動画広告に関
連付けられたボタンシンボルをユーザがマウス等の入力
手段を用いて選択した際に「ヒット」と認定され、この
ヒット数に応じたポイントが付与されることとなり、恰
もゲームを楽しむ感覚でユーザの関心を自然に動画広告
に向けることが可能となる。しかも、各ポイントはユー
ザ及び広告情報と関連付けられた上で記録されるため、
このポイント履歴を参照することにより、当該広告情報
の実際の視聴率を把握することが可能となる利点があ
る。また、第2の広告システムによれば、動画再生ウィ
ンドウ中に出現する各動画広告とは必ずしも関連しない
ボタンシンボルをユーザがマウス等の入力手段を用いて
選択した際に「ヒット」と認定され、このヒット数に応
じたポイントや懸賞応募の機会等が付与されることとな
り、個々の動画広告を注視できない場合であっても取り
敢えず動画再生ウィンドウを立ち上げておく動機付けを
ユーザに与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る広告システムの全体構成を示す
イメージ図である。
【図2】第1の広告システムの機能構成を示すブロック
図である。
【図3】第1の広告システムの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】第1の広告システムの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】ユーザ情報データベース内に設定されるデータ
項目例を示す説明図である。
【図6】ユーザのパソコン画面上にテレビ型ウィンドウ
を表示させた状態を示す説明図である。
【図7】テレビ型ウィンドウの詳細例を示す拡大図であ
る。
【図8】動画データを構成する各フレームの異なる位置
にボタンシンボルが出現する様子を示す説明図である。
【図9】ユーザのパソコン画面上に補充データ表示用の
別ウィンドウを立ち上げた状態を示す説明図である。
【図10】第2の広告システムの機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】第2の広告システムの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図12】第2の広告システムの処理手順を示すフロー
チャートである。
【図13】動画再生ウィンドウの詳細例を示す拡大図で
ある。
【図14】動画再生ウィンドウの詳細例を示す拡大図で
ある。
【図15】動画再生ウィンドウ及び優待処理用ウィンド
ウの詳細例を示す拡大図である。
【図16】動画再生ウィンドウ及び優待処理用ウィンド
ウの詳細例を示す拡大図である。
【図17】第2の広告システムの他の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 広告システム 12 センターサーバ 14 ローカルサーバ 15 ユーザ 16 パソコン 18 広告情報登録部 20 コンテンツデータベース 22 コンテンツ配信要求部 24 コンテンツ生成部 26 コンテンツ転送部 28 コンテンツ再生部 30 ボタン表示位置認識部 32 選択位置検出部 34 位置比較部 36 ヒット数積算部 38 ポイント加算部 40 ユーザ情報データベース 42 ユーザ情報抽出部 44 テレビ型ウィンドウ 46 ディスプレイ 48a 表示領域 48b 文字情報表示領域 50 マウス 52 ボタンシンボル 54 マウスポインタ 56 ヒット数表示欄 58 ポイント表示欄 60 トータルポイント表示欄 62 チャンネル切替えボタン群 64 別ウィンドウ 65 第2の広告システム 66 優待処理部 67 ボタン情報データベース 68 優待情報データベース 69 別ウィンドウ起動部 70 くじ引き処理部 71 動画再生ウィンドウ 72 動画再生領域 73 ボタン表示領域 74 ホームボタン 75 プレゼントボタン 76 優待処理用ウィンドウ 78 キーボード 79 選択肢ボタン 80 コイン状アイコン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも動画データを含む広告情報を、
    当該広告情報の提供者と関連付けて蓄積しておく広告情
    報記憶手段と、 各ユーザの端末画面上に、動画再生ウィンドウを表示さ
    せる手段と、 上記広告情報記憶手段から必要な広告情報を抽出し、通
    信ネットワーク経由でユーザの端末に送信する手段と、 当該広告情報の中、動画データを上記動画再生ウィンド
    ウにおいて再生する手段とを備えた広告システムであっ
    て、 上記動画データ中には、ユーザの端末に接続された入力
    手段からの選択動作によって選択可能なボタンシンボル
    が挿入されており、さらに、 上記動画再生ウィンドウ中におけるボタンシンボルの表
    示位置を認識する手段と、 上記入力手段による選択位置を検出する手段と、 上記ボタンシンボルの表示位置と、上記入力手段による
    選択位置とを比較し、両者が一致する場合にヒットがあ
    ったものと認定する手段と、 上記ヒットの数に対応するポイントを当該ユーザ及び広
    告情報に関連付けて所定の記憶手段に記録する手段と、 を備えたことを特徴とする広告システム。
  2. 【請求項2】各動画データ中には上記ボタンシンボルが
    複数挿入されており、 当該動画データ再生中のヒット数を積算する手段と、 上記ヒット数を所定の基準にしたがってポイントに換算
    する手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の広告システ
    ム。
  3. 【請求項3】上記動画再生ウィンドウ中におけるボタン
    シンボルの表示位置が、出現回毎に異なるように設定さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載の広告システ
    ム。
  4. 【請求項4】上記動画再生ウィンドウ中におけるボタン
    シンボルの表示時間が、出現回毎に異なるように設定さ
    れていることを特徴とする請求項2または3に記載の広
    告システム。
  5. 【請求項5】広告情報提供者の端末から、当該広告情報
    提供者に関連付けられたポイントを保有するユーザの検
    索要求が通信ネットワーク経由で出力された場合に、上
    記記憶手段を検索して該当のユーザを抽出すると共に、
    検索結果を上記広告情報提供者の端末に通信ネットワー
    ク経由で送信する手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載の広告システム。
  6. 【請求項6】少なくとも動画データを含む広告情報を、
    当該広告情報の提供者と関連付けて蓄積しておく広告情
    報記憶手段と、 各ユーザの端末画面上に、動画再生ウィンドウを表示さ
    せる手段と、 上記広告情報記憶手段から必要な広告情報を抽出し、通
    信ネットワーク経由でユーザの端末に送信する手段と、 当該広告情報の中、動画データを上記動画再生ウィンド
    ウにおいて再生する手段とを備えた広告システムであっ
    て、 上記動画再生ウィンドウ中に、ユーザの端末に接続され
    た入力手段からの選択動作によって選択可能なボタンシ
    ンボルを所定のタイミングで表示させる手段と、 上記動画再生ウィンドウ中にボタンシンボルが表示され
    た場合に、その位置を認識する手段と、 上記入力手段による選択位置を検出する手段と、 上記ボタンシンボルの表示位置と、上記入力手段による
    選択位置とを比較し、両者が少なくとも部分的に一致す
    る場合にヒットがあったものと認定する手段と、 上記ヒットの数に対応するポイントを、当該ユーザに関
    連付けて所定の記憶手段に記録する手段と、 を備えたことを特徴とする広告システム。
  7. 【請求項7】少なくとも動画データを含む広告情報を、
    当該広告情報の提供者と関連付けて蓄積しておく広告情
    報記憶手段と、 各ユーザの端末画面上に、動画再生ウィンドウを表示さ
    せる手段と、 上記広告情報記憶手段から必要な広告情報を抽出し、通
    信ネットワーク経由でユーザの端末に送信する手段と、 当該広告情報の中、動画データを上記動画再生ウィンド
    ウにおいて再生する手段とを備えた広告システムであっ
    て、 上記動画再生ウィンドウ中に、ユーザの端末に接続され
    た入力手段からの選択動作によって選択可能なボタンシ
    ンボルを所定のタイミングで表示させる手段と、 上記動画再生ウィンドウ中にボタンシンボルが表示され
    た場合に、その位置を認識する手段と、 上記入力手段による選択位置を検出する手段と、 上記ボタンシンボルの表示位置と、上記入力手段による
    選択位置とを比較し、両者が少なくとも部分的に一致す
    る場合にヒットがあったものと認定する手段と、 上記ヒットが認定された場合に、上記端末画面上に別ウ
    ィンドウを表示させる手段と、 上記ユーザの端末に懸賞応募用の入力フォームを送信し
    て上記別ウィンドウ中に表示させる手段と、 上記ユーザ端末から必要データが入力された場合に、当
    該ユーザと上記ボタンシンボルに対応した懸賞情報とを
    関連付けて所定の記憶手段に格納する手段と、 を備えたことを特徴とする広告システム。
  8. 【請求項8】少なくとも動画データを含む広告情報を、
    当該広告情報の提供者と関連付けて蓄積しておく広告情
    報記憶手段と、 各ユーザの端末画面上に、動画再生ウィンドウを表示さ
    せる手段と、 上記広告情報記憶手段から必要な広告情報を抽出し、通
    信ネットワーク経由でユーザの端末に送信する手段と、 当該広告情報の中、動画データを上記動画再生ウィンド
    ウにおいて再生する手段とを備えた広告システムであっ
    て、 上記動画再生ウィンドウ中に、ユーザの端末に接続され
    た入力手段からの選択動作によって選択可能なボタンシ
    ンボルを所定のタイミングで表示させる手段と、 上記動画再生ウィンドウ中にボタンシンボルが表示され
    た場合に、その位置を認識する手段と、 上記入力手段による選択位置を検出する手段と、 上記ボタンシンボルの表示位置と、上記入力手段による
    選択位置とを比較し、両者が少なくとも部分的に一致す
    る場合にヒットがあったものと認定する手段と、 上記ヒットが認定された場合に、上記端末画面上に別ウ
    ィンドウを表示させる手段と、 上記ユーザ端末に懸賞クイズあるいは懸賞くじ引き実行
    用のプログラムを送信して、上記別ウィンドウ中に選択
    肢あるいは入力欄を表示させる手段と、 上記ユーザ端末に接続された入力手段からの入力動作に
    基づき、懸賞クイズあるいは懸賞くじ引きの当否を判定
    する手段と、 上記懸賞クイズあるいは懸賞くじ引きに当たった場合
    に、当該ユーザと上記ボタンシンボルに対応した懸賞情
    報とを関連付けて所定の記憶手段に格納する手段と、 を備えたことを特徴とする広告システム。
  9. 【請求項9】端末の画面上に動画再生ウィンドウを表示
    させる処理と、 広告情報の配信要求を通信ネットワーク経由で外部のコ
    ンピュータに出力する処理と、 当該コンピュータから広告情報が送信された場合に、当
    該広告情報中の動画データを上記動画再生ウィンドウに
    おいて再生する処理と、 上記動画データ中に挿入されたボタンシンボルが上記動
    画再生ウィンドウ中に表示される際に、当該ボタンシン
    ボルの表示位置を認識する処理と、 当該端末に接続された入力手段から選択動作を示す出力
    があった場合に、その選択位置を検出する処理と、 上記ボタンシンボルの表示位置と上記入力手段による選
    択位置とを比較し、両者が一致する場合にヒットがあっ
    たものと認定する処理と、 当該動画データ再生中のヒット数を積算する処理と、 上記ヒット数を示す情報を上記コンピュータに送信する
    処理と、 を実行するプログラムが格納された記録媒体。
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