JP7248122B2 - 掘削軌道生成方法、システム、及び掘削軌道生成装置 - Google Patents

掘削軌道生成方法、システム、及び掘削軌道生成装置 Download PDF

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Description

本発明は、掘削装置が対象物を掘削する軌道を生成する掘削軌道生成方法、システム、及び掘削軌道生成装置に関する。
作業人員削減による低コスト化、及び無人化による安全性向上などの観点から、バックホウなどの掘削装置を用いた土砂搬出作業の自動化するための取り組みがなされている。
掘削装置を自動制御するにあたり、掘削装置の軌道を生成する方法として、例えば、特許文献1には、掘削開始点を決定し、バケットに負荷がかからない軌道、言い換えればバケットに積載し過ぎないようにするための軌道を生成する軌道生成装置が開示されている。
また、特許文献2には、掘削順序の順番に各掘削部位を探索し、掘削量、消費エネルギー及び時間などの性能基準に基づいて費用関数を最適化することにより、掘削機のバケットの位置と向きを決定する土工作業計画方法が開示されている。
特開2016-160718号公報 特開平11-247230号公報
上述した特許文献1及び2などには掘削軌道を生成することが開示されているが、例えば堆積量や対象物の形状など、掘削対象物の堆積状況を考慮して、効率良く掘削可能な軌道を生成することが望まれる。
本発明の目的は、効率良く対象物を掘削可能な軌道を生成することを可能にする軌道生成方法、システム、及び掘削軌道生成装置を提供することにある。
本発明の軌道生成方法は、対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得することと、上記掘削地点と、上記掘削地点での上記対象物の堆積高さ情報と、上記対象物を掘削する掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、上記掘削装置が上記対象物を掘削する軌道を生成することと、を含む。
本発明のシステムは、対象物を掘削する掘削装置と、上記掘削装置が上記対象物を掘削する軌道を生成する掘削軌道生成装置と、を備え、上記掘削軌道生成装置は、上記対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得する取得部と、上記掘削地点と、上記掘削地点での上記対象物の堆積高さ情報と、上記掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、上記掘削装置が上記対象物を掘削する軌道を生成する生成部と、上記軌道に沿って上記対象物を掘削することを上記掘削装置に指示する制御部と、を有し、上記掘削装置は、上記軌道に沿って上記対象物を掘削する。
本発明の掘削軌道生成装置は、対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得する取得部と、上記掘削地点と、上記掘削地点での上記対象物の堆積高さ情報と、上記対象物を掘削する掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、上記掘削装置が上記対象物を掘削する軌道を生成する生成部と、を備える。
本発明によれば、効率良く対象物を掘削可能な軌道を生成することが可能になる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 図2は、第1の実施形態に係る掘削軌道生成装置4のハードウェア構成の例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係るシステム1において、掘削軌道生成装置4及び位置検出装置5により実現される構成の例を示すブロック図である。 図4は、掘削装置3の本体部から掘削地点の算出処理の例を説明するための説明図である。 図5は、土砂量を算出する処理の例を説明するための説明図である。 図6は、掘削軌道生成装置4(パラメータ算出部120)により算出される各パラメータを説明するための図である。 図7は、GRADの算出処理を説明するための図である。 図8は、DRAGおよびGRADavgを算出するための計算アルゴリズムを示す図である。 図9は、対象物2の平均勾配GRADavgの算出処理を説明するための図である。 図10は、DRAGとGRADavgから見込まれる掘削土砂量VOLの算出処理を説明するための説明図である。 図11は、掘削軌道生成アルゴリズムに従って掘削軌道を生成する処理を説明するための説明図である。 図12は、表示装置46に表示される掘削軌道の画面例を示す図である。 第1の実施形態に係る掘削軌道生成処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態に係る掘削軌道生成処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態に係る掘削軌道生成処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。 図16は、第2の実施形態に係る掘削軌道生成装置4の概略的な構成の例を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.本発明の実施形態の概要
2.システムの構成
3.第1の実施形態
3.1.掘削軌道生成装置4の構成
3.2.技術的特徴
4.第2の実施形態
4.1.掘削軌道生成装置4の構成
4.2.技術的特徴
5.他の実施形態
<<1.本発明の実施形態の概要>>
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)技術的課題
作業人員削減による低コスト化、及び無人化による安全性向上などの観点から、バックホウなどの掘削装置を用いた土砂搬出作業の自動化するための取り組みがなされている。
例えば以下のような、認識、判断、及び制御などの処理を行うことにより、掘削装置の自動化が実現される。まず、認識処理として、センサネットワークにより掘削装置(バックホウ)や環境(土砂ピット、ダンプなど)の状態を観測して、その観測情報を自動制御システムに収集する。次に、判断処理として、掘削位置、掘削量、及び軌道などを決定する。次に、制御処理として、上記決定された軌道に基づいて掘削装置を制御する。
ここで、例えば堆積量や対象物の形状など、掘削対象物の堆積状況を考慮して、効率良く掘削可能な軌道を生成することが望まれる。そこで、本実施形態では、効率良く対象物を掘削可能な軌道を生成することを目的とする。
(2)技術的特徴
本発明の実施形態では、例えば、対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得し、上記掘削地点と、上記掘削地点での上記対象物の堆積高さ情報と、上記対象物を掘削する掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、上記掘削装置が上記対象物を掘削する軌道を生成する。
これにより、例えば、効率良く対象物を掘削可能な軌道を生成することが可能になる。なお、上述した技術的特徴は本発明の実施形態の具体的な一例であり、当然ながら、本発明の実施形態は上述した技術的特徴に限定されない。
<<2.システムの構成>>
図1を参照して、本発明の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図1は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、システム1は、例えば土砂ピットに堆積されている土砂などの対象物2を掘削する掘削装置3と、掘削装置3が対象物2を掘削する軌道を生成する掘削軌道生成装置4と、対象物2の位置を検出する位置検出装置5と、を含む。
以上のような構成のシステム1では、例えば、掘削軌道生成装置4は、掘削装置3から遠隔した場所に配置され、ネットワーク6を介して掘削装置3との間で通信を行う。これにより、掘削軌道生成装置4は、掘削装置3を遠隔制御することができる。また、例えば、掘削軌道生成装置4は、ネットワーク6を介して位置検出装置5との間で通信可能であってもよい。ネットワーク6は、有線のネットワーク(例えば、LAN(Local Area Network)、光ファイバ等)、又は無線のネットワーク(例えば、LTE(Long Term Evolution)、WiFi(登録商標)又はローカル5G)である。
位置検出装置5は、掘削場所における対象物2に関する情報を検出し、例えばネットワーク6を介して検出結果に関する情報を掘削軌道生成装置4に送信する。位置検出装置5は、例えば、3Dライダ(3D LiDAR)、ステレオカメラ、又はTOF(Time of Flight)カメラ等の3次元センサ(3Dセンサ)であるが、これに限定されない。位置検出装置5が上記3Dライダである場合、一例として取得される情報は対象物2の3次元座標情報であり得る。また、位置検出装置5がステレオカメラである場合、一例として取得される情報は対象物2の3次元撮像画像であり得る。なお、取得される対象物2の情報は、これら2つの例に限定されない。
また、本実施形態では、アームの先端に取り付けたショベル(バケット)の作用面が手前側であるバックホウを、掘削装置3の具体例として説明する。なお、掘削装置3は、バックホウに限定されず、例えば、ショベル(バケット)の作用面が前方を向いているパワーショベルなどであってもよい。
<<3.第1の実施形態>>
続いて、図2~図15を参照して、第1の実施形態に係る掘削軌道生成装置4を説明する。
<3.1.掘削軌道生成装置4の構成>
図2は、第1の実施形態に係る掘削軌道生成装置4のハードウェア構成の例を示すブロック図である。図2を参照すると、掘削軌道生成装置4は、通信インタフェース41、入出力部42、演算処理部43、メインメモリ44、及び記憶部45を備える。
通信インタフェース41は、外部の装置との間でデータを送受信する。例えば、通信インタフェース41は、有線通信路または無線通信路を介して外部装置と通信する。
演算処理部43は、例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等である。メインメモリ44は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等である。記憶部45は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはメモリカード等である。また、記憶部45は、RAMやROM等のメモリであってもよい。
掘削軌道生成装置4では、例えば記憶部45に記憶された掘削軌道生成用プログラムをメインメモリ44に読み出して演算処理部43により実行することにより、図3に示すような機能部が実現される。これらのプログラムをメインメモリ44上に読み出してから実行してもよいし、メインメモリ44上に読み出さずに実行してもよい。また、メインメモリ44や記憶部45は、掘削軌道生成装置4が備える構成要素が保持する情報やデータを記憶する役割も果たす。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、CD-R(CD-Recordable)、CD-R/W(CD-ReWritable)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAMを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
表示装置46は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、モニターのような、演算処理部43により処理された描画データに対応する画面を表示する装置である。
図3は、第1の実施形態に係るシステム1において、掘削軌道生成装置4及び位置検出装置5により実現される構成の例を示すブロック図である。図3を参照すると、掘削軌道生成装置4は、掘削地点取得部110、パラメータ算出部120、掘削土砂量取得部130、掘削軌道生成部140、制御部150、及び表示部160を備える。
<3.2.技術的特徴>
次に、図2~15を参照して、第1の実施形態の技術的特徴を説明する。
第1の実施形態によれば、掘削軌道生成装置4(掘削地点取得部110)は、対象物2を掘削する掘削地点に関する情報を取得する。そして、掘削軌道生成装置4(掘削軌道生成部140)は、掘削装置3が対象物2を掘削する軌道を生成する。掘削軌道生成装置4は、例えば、上記掘削地点と、上記掘削地点での対象物2の堆積高さ情報と、対象物2を掘削する掘削装置3の掘削可動範囲と、に基づいて、掘削装置3が対象物2を掘削する軌道を生成する。
ここで、上記掘削地点での対象物2の堆積高さ情報は、例えば、上記掘削地点から上記掘削装置の接地面までの前記対象物の深度によって表される情報である。また、上記掘削装置3の上記掘削可動範囲は、例えば掘削装置3が備えるバケットの引き幅(以下、バケット引き幅ともいう。)によって決まる。上記対象物2の上記深度、及び上記掘削装置3の上記バケット引き幅などは、例えばパラメータ算出部120により算出される。
(1)掘削地点の取得
具体的に、掘削地点取得部110は、上記掘削地点に関する情報を取得するため、図3に示すように、掘削領域制限部111、土砂量算出部112、及び掘削位置選択部113を備える。
-掘削可能領域の絞り込み
掘削地点取得部110(掘削領域制限部111)は、掘削装置3が掘削可能な範囲を特定する。掘削領域制限部111は、例えば、掘削装置3の本体部から掘削地点までの距離を算出して、掘削装置3の本体部から掘削地点までの距離に基づいて掘削可能となる領域を特定する。
図4は、掘削装置3の本体部31から対象地点400の算出処理の例を説明するための説明図である。図4を参照すると、掘削装置3は、本体部31、ブーム32、アーム33、及びバケット34を備える。
Rは、例えば、本体部31の位置(例えば、本体部31の旋回軸)から対象地点400までの水平方向の距離である。また、Dは、掘削装置3の接地面から対象地点400までの垂直方向の距離である。また、Hは、掘削装置3の接地面から本体部31の位置(例えば、本体部31の旋回軸)までの垂直方向の距離である。ここで、D及びHは、両方とも、図4に示す垂直軸Zを正の値とする。
このように、R、D、Hの値を定義すると、掘削装置3の本体部31から対象地点400までの距離Lは、下記式により算出することができる。
Figure 0007248122000001
掘削地点取得部110(掘削領域制限部111)は、上述して算出された距離Lに基づいて、掘削可能領域を、以下の条件を満たす対象地点に制限する。
Figure 0007248122000002
Figure 0007248122000003
なお、上記のDおよびLの上下限値(境界値)は、掘削装置3のサイズ、対象物2(具体的には土砂ピット)のサイズなどに応じて決定されてもよい。
-土砂量による掘削地点選択
掘削地点取得部110は、対象物2の堆積量に基づいて上記掘削地点を決定することにより、上記掘削地点に関する前記情報を取得してもよい。
具体的には、掘削地点取得部110(土砂量算出部112)は、掘削領域制限部111により特定された掘削領域内の掘削基準地点、及びバケット通過領域に応じて、土砂量を算出する。ここで、上記掘削基準地点は、掘削装置3が掘削を開始する地点、より具体的には、掘削装置3が備えるバケットが土砂(対象物2)に入る地点である。また、上記バケット通過領域は、上記掘削基準地点(具体的には、バケットが土砂に入る地点)からバケットを引き幅分移動させるまでに通過する領域である。
図5は、土砂量を算出する処理の例を説明するための説明図である。図5(A)を参照すると、バケット通過領域は、バケット引き幅D、及びバケット横幅Wの乗算値によって決まる。また、図5(B)を参照すると、土砂量算出領域は、掘削領域内の各々の掘削基準地点A、B、Cからバケット引き幅Dまでの区間によって決まる。
したがって、図5(B)に示す例では、掘削基準地点Aから掘削される土砂量VOL(対象物2の堆積量)が、下記式により算出される。
Figure 0007248122000004
ここで、(x,y)は、水平方向の位置座標である。また、関数z(x,y)は、土砂(対象物2)の表面から上記掘削装置の接地面までの前記対象物の深度を表す関数である。関数z(x,y)により表される深度は、例えば、位置検出装置5により取得される情報に基づいて算出される。
このようにして、掘削地点取得部110(土砂量算出部112)は、掘削基準地点A、B、Cのそれぞれについて土砂量(対象物2の堆積量)を算出することができる。
なお、図5(B)に示す例において、掘削基準地点Cから土砂(対象物2)を掘削する場合には土留めがあるため、土留めのサイズに応じてバケット引き幅Dが制限されてもよい。
掘削地点取得部110(掘削位置選択部113)は、算出した土砂量に基づいて、掘削基準地点を掘削地点として選択する。例えば、掘削地点取得部110(掘削位置選択部113)は、算出した土砂量が最大となる掘削基準地点を掘削地点として選択する。例えば、図5(B)に示す例では、掘削基準地点Aが、上記掘削地点として選択される。つまり、掘削基準地点Aが上記掘削地点として決定される。このようにして、土砂(対象物2)がより多く堆積された地点から土砂(対象物2)を掘削することができる。
なお、選択対象となる掘削地点は、上述した土砂量が最大となる掘削基準地点に限らず、例えば、最もバケットに積載できる地点を掘削地点としてもよい。この場合、掘削地点取得部110(土砂量算出部112)は、最もバケットに積載できる地点を掘削地点として選択できるようにするために,掘削基準地点から掘削した場合にバケットに積載できる土砂量を算出する。そして、掘削地点取得部110(掘削位置選択部113)は、算出した土砂量に基づいて、最もバケットに積載できる掘削基準地点を掘削地点として選択する。
(2)パラメータの算出
掘削軌道生成装置4(パラメータ算出部120)は、例えば、図3に示すように、距離算出部121、深度算出部122、勾配算出部123、バケット引き幅算出部124、平均勾配算出部125、及びパラメータ決定部126を備える。
-パラメータの定義
図6は、掘削軌道生成装置4(パラメータ算出部120)により算出される各パラメータを説明するための図である。
RANGEは、例えば掘削装置3の本体部の位置(例えば本体部の旋回軸Z)から掘削地点までの水平距離である。DEPTHは、掘削地点での対象物2の深度である。GRADは、掘削地点の勾配である。DRAGは、掘削時のバケット引き幅である。GRADavgは掘削領域の平均勾配である。
例えば、RANGE及びDEPTHは、掘削地点までの軌道を決定するために用いられる。また、GRADは、掘削時のバケット挿入角度を決定するために用いられる。また、DRAGは、掘削時のバケット通過範囲を決定するのに用いられる。また、GRADavgは、掘削軌道の傾斜度を決定するために用いられる。
-RANGEの算出
パラメータ算出部120(距離算出部121)は、RANGEを算出する。例えば、パラメータ算出部120(距離算出部121)は、掘削装置3の本体部の位置(例えば本体部の旋回軸Z)から掘削地点までの相対距離により、RANGEを算出する。
-DEPTHの算出
パラメータ算出部120(深度算出部122)は、例えば、位置検出装置5による検出結果に基づいて、上記掘削地点から上記掘削装置の接地面までの前記対象物の深度を、DEPTHとして算出する。
-GRADの算出
図7は、GRADの算出処理を説明するための図である。勾配算出部123は、例えば図7に示すように、掘削地点701と周辺地点702、703の深度誤差に基づいて、掘削地点701の勾配をGRADとして算出する。
-DRAGおよびGRADavgの算出
図8は、DRAGおよびGRADavgを算出するための計算アルゴリズムの例を示す図である。すなわち、図8を参照すると、DRAGおよびGRADavgは、例えば図8に示すようなアルゴリズムに従って算出される。
まず、パラメータ算出部120(バケット引き幅算出部124)は、決定した掘削地点から所定の土砂量を掘削するのに必要となる最小バケット引き幅(DRAGmin)をDRAGに決定する。ここで、上記所定の土砂量は、例えば掘削土砂量取得部130により取得され、掘削土砂量取得部130からバケット引き幅算出部124へ通知される。
次に、パラメータ算出部120(平均勾配算出部125)は、上記掘削地点に堆積される対象物2の平均勾配GRADavgを算出する。例えば、パラメータ算出部120(平均勾配算出部125)は、対象物2の深度と、上記掘削地点と、バケットの引き幅DRAG(上記掘削可動範囲)とに基づいて、上記掘削地点に堆積される対象物2の平均勾配GRADavgを算出する。図9は、対象物2の平均勾配GRADavgの算出処理を説明するための図である。図9を参照すると、平均勾配GRADavgは、下記式に示すように、掘削領域内の対象物2の深度の積分値をバケット引き幅Dで除算することにより算出される。
Figure 0007248122000005
ここで、Hは、掘削装置3の接地面から掘削地点までの高さである。また、バケット引き幅Dには、バケット引き幅算出部124により算出されたDRAGが入力される。
次に、パラメータ算出部120(パラメータ決定部126)は、上記のように算出されたDRAGとGRADavgから見込まれる掘削土砂量VOLを算出する。図10は、DRAGとGRADavgから見込まれる掘削土砂量VOLの算出処理を説明するための説明図である。具体的には、パラメータ算出部120(パラメータ決定部126)は、下記式を用いることにより、掘削地点を起点として、傾斜度がGRADavgであるベースライン上の土砂量VOLを算出する。
Figure 0007248122000006
ここで、Hは掘削装置3の接地面から掘削地点までの高さである。Lは、掘削地点からバケットが挿入される深さ、すなわちバケット長さである。また、Dにはバケット引き幅算出部124により算出されたDRAGが入力される。また、Rは、掘削装置3の旋回軸Zから対象地点までの推定方向の距離である。Wはバケット横幅である。関数z(x,y)は、土砂(対象物2)の表面から上記掘削装置の接地面までの前記対象物の深度を表す関数である。関数z(x,y)により表される深度は、例えば、位置検出装置5により取得される情報に基づいて算出される。
パラメータ算出部120(パラメータ決定部126)は、上記式により算出されたVOLが、バケット容量に基づき積載可能な所定の土砂体積VOLthを越えているか否かを判断する。VOLが所望の土砂体積VOLthを越えている場合には、現在のDRAGとGRADavgが掘削軌道生成部140に送られる。
一方、VOLが所定の土砂体積VOLthを越えていない場合には、パラメータ算出部120(バケット引き幅算出部124)は、現在のバケット引き幅DRAG(最小バケット引き幅DRAGmin)を、DRAG+ΔDRAGに更新し、更新後のDRAGが最大バケット引き幅DRAGmaxを越えているか否かを判断する。更新後のDRAGが上記最大バケット引き幅DRAGmaxを越えている場合には、現在のDRAGとGRADavgが掘削軌道生成部140に送られる。一方、更新後のDRAGが最大バケット引き幅DRAGmaxを越えていない場合には、パラメータ算出部120(平均勾配算出部125)により、更新後のDRAGに応じてGRADavgが再び算出される。
(まとめ)
以上のようにして、パラメータ算出部120は、RANGE、DEPTH、GRAD、DRAG、及びGRADavgを算出して、算出した5つのパラメータを掘削軌道生成部140に通知する。
(3)掘削軌道の生成
掘削軌道生成装置4(掘削軌道生成部140)は、パラメータ算出部120から受信したパラメータに基づいて、掘削装置3が対象物2を掘削する軌道を生成する。具体的には、掘削軌道生成装置4(掘削軌道生成部140)は、上記掘削地点での対象物2の深度と、掘削装置3の上記掘削可動範囲(バケット引き幅)と、掘削装置3から上記掘削地点までの距離と、掘削地点に堆積される対象物2の勾配とに基づいて、上記軌道を生成する。
例えば、掘削軌道生成部140は、次のような掘削軌道生成アルゴリズムに従って、掘削軌道を生成する。図11は、掘削軌道生成アルゴリズムに従って掘削軌道を生成する処理を説明するための説明図である。
まず、掘削軌道生成部140は、距離RANGEと深さDEPTHとに応じて掘削地点Aの上方地点A’を算出し,初期姿勢PからA’までの直線経路を算出する。次に、掘削軌道生成部140は、A’地点からA地点への直線経路を算出する。次に、掘削軌道生成部140は、A地点の勾配GRADに対して直交な方向で、深さLまでバケットを挿入する地点Bを算出し、AからBへの直線経路を算出する。次に、掘削軌道生成部140は、B地点から平均勾配GRADavgだけ傾けた直線上で引き幅DRAGの長さの地点Cを算出し、BからCへの直線経路を算出する。次に、掘削軌道生成部140は、C地点の上方地点Dを算出し、CからDまでの直線経路を算出する。このようにして、掘削軌道生成部140は、A’、A、B、C、Dの順番に直線で結ぶ掘削軌道を生成することができる。
(4)掘削軌道に基づく制御
掘削軌道生成装置4(制御部150)は、掘削軌道生成部140により生成された掘削軌道に沿って対象物2を掘削することを、掘削装置3に指示する。
(5)掘削軌道の表示
掘削軌道生成装置4(表示部160)は、掘削軌道生成部140により生成された掘削軌道を表示装置46に表示する。図12は、表示装置46に表示される掘削軌道の画面例1200を示す図である。例えば、図12に示す画面例1200は、主に、3つの表示領域1201、1202、1203を含む。
図12に示すように、表示装置46は、例えば、掘削軌道に応じて変化する掘削装置3の挙動を表示する(表示領域1201)。表示装置46は、例えば、掘削箇所と掘削装置3の位置と掘削状況とを示すようにしてもよい。表示装置46は、例えば、掘削軌道に応じて変化する掘削装置3の挙動を複数の画像を並べて表示してもよいし、複数の画像を連続して表示することで、動画のように掘削装置3の挙動を表示してもよい。表示装置46は、例えば、掘削軌道生成部140によって生成された掘削装置3の軌道を表示してもよい。
表示装置46は、例えば、掘削軌道に応じて変化する各種状態パラメータの数値や掘削軌道に応じたバケット、ブーム、及びアームなどの挙動に関する情報を表示する(表示領域1202)。具体的には、表示装置46は、例えば、Bucket(例えば、バケット及びバケット刃先軸間の線分とバケット及びアーム軸間線分とがなす角度)、Arm(例えば、バケット及びアーム軸間線分とアーム及びブーム軸間線分とがなす角度)、Boom(例えば、アーム及びブーム軸間線分と水平線とがなす角度)、Turn(例えば、掘削装置3の正面を0度とする旋回角度)、Status(例えば、掘削、積込、旋回、又は均し等の動作の段階)を表示する。
表示装置46は、例えば、掘削装置3や対象物2の位置を座標や図面で表示してもよい(表示領域1203)。具体的には、表示装置46は、掘削装置3における所定の基準方向(例えば、掘削開始時点での掘削装置3の正面方向)を基準角度(例えば、0度)として、掘削装置3の旋回角度を表示してもよい。
表示装置46は、例えば、位置検出装置5が検出した情報に基づいて、対象物2の情報を表示してもよい。具体的には、表示装置46は、例えば、掘削装置3から対象物2までの相対距離、対象物2の位置を示す座標、及び位置検出装置5の取得した情報に基づいて算出された堆積した対象物2の形状などを表示してもよい。
(6)処理の流れ
図13から図15を参照して、第1の実施形態に係る掘削軌道を生成する処理の例を説明する。図13、図14、及び図15は、第1の実施形態に係る掘削軌道生成処理の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
ステップS1301において、位置検出装置5は、掘削装置3の位置(例えば旋回軸の位置)を検出する。またステップS1302において、位置検出装置5は、土砂エリア(対象物2)の位置を検出する。次いで、ステップS1303に進む。なお、掘削装置3の位置は、掘削装置3自身がGPS(Global Positioning System)又はGNSS(Global Navigation Satellite System)などの測位システムを利用することにより、検出されてもよい。また、土砂エリア(対象物2)の位置は、位置検出装置5により検出される場合に限らず、予め特定されていてもよい。
ステップS1303において、掘削軌道生成装置4(掘削領域制限部111)は、土砂エリア(対象物2が堆積した領域)から掘削地点の対象となる候補領域を算出して、ステップS1304に進む。
ステップS1304において、掘削軌道生成装置4(土砂量算出部112)は、掘削候補領域内の各地点から掘削時バケット通過領域内の土砂量を算出して、ステップS1305に進む。
ステップS1305において、掘削軌道生成装置4(掘削位置選択部113)は、バケット通過領域内の土砂量が最大となる地点を掘削地点として選択して、図14に示すステップS1401に進む。
ステップS1401において、掘削軌道生成装置4(距離算出部121)は、掘削装置3の位置(例えば旋回軸の位置)から掘削地点までの距離を算出して、ステップS1402に進む。
ステップS1402において、掘削軌道生成装置4(深度算出部122)は、掘削地点の深度を算出して、ステップS1403に進む。
ステップS1403において、掘削軌道生成装置4(勾配算出部123)は、掘削地点における勾配を算出して、ステップS1404に進む。
ステップS1404において、掘削軌道生成装置4(掘削土砂量取得部130)が、例えばオペレータによる操作入力に応じて設定される所定の掘削土砂量を取得して、ステップS1405に進む。
ステップS1405において、掘削軌道生成装置4(バケット引き幅算出部124)は、上記所定の掘削土砂量を掘削するのに必要となる最小バケット引き幅を算出して、ステップS1406に進む。
ステップS1406において、掘削軌道生成装置4(平均勾配算出部125)は、バケット引き幅に基づく掘削領域内の平均勾配を算出して、図15に示すステップS1501に進む。
ステップS1501において、掘削軌道生成装置4(掘削軌道生成部140)は、ステップS1401~S1406により算出された掘削軌道生成用パラメータに基づき目標掘削軌道を生成して、ステップS1502に進む。
ステップS1502において、掘削軌道生成装置4(制御部150)は、目標掘削軌道に追従するように、掘削装置を自動制御して、図13から図15に示す処理を終了する。
上記図13から図15に示す処理によれば、土砂ピットに積載された土砂(対象物2)の堆積量やその形状など、掘削対象物の堆積状況を考慮して、例えば、適切な土砂量を掘削できるように効率良く掘削可能な軌道を生成することができる。
<<4.第2の実施形態>>
続いて、図16を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第2の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<4.1.掘削軌道生成装置4の構成>
図16は、第2の実施形態に係る掘削軌道生成装置4の概略的な構成の例を示すブロック図である。図16を参照すると、掘削軌道生成装置4は、取得部510、及び生成部520を備える。
取得部510、及び生成部520は、1つ以上のプロセッサと、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスクとにより実装されてもよい。取得部510、及び生成部520は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリは、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。
<4.2.技術的特徴>
第2の実施形態に係る技術的特徴を説明する。
第2の実施形態によれば、掘削軌道生成装置4(取得部510)は、対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得する。そして、掘削軌道生成装置4(生成部520)は、上記掘削地点と、上記掘削地点での対象物の堆積高さ情報と、対象物を掘削する掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、掘削装置が対象物を掘削する軌道を生成する。
-第1の実施形態との関係
一例として、第2の実施形態の取得部510及び生成部520は、それぞれ、第1の実施形態の掘削地点取得部110及び掘削軌道生成部140の動作を行ってもよい。この場合に、第1の実施形態についての説明は、第2の実施形態にも適用されうる。
なお、第2の実施形態は、この例に限定されない。
以上、第2の実施形態を説明した。第2の実施形態によれば、例えば、効率良く対象物を掘削可能な軌道を生成することが可能になる。
<<5.他の実施形態>>
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
例えば、上述した掘削軌道生成装置は、掘削装置と遠隔して配置される場合に限らず、例えば掘削装置内部に設けられてもよい。また、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
また、本明細書において説明した掘削軌道生成装置の構成要素(例えば、掘削地点取得部、パラメータ算出部、及び/又は掘削軌道生成部)を備える装置(例えば、掘削軌道生成装置を構成する複数の装置(又はユニット)のうちの1つ以上の装置(又はユニット)、又は上記複数の装置(又はユニット)のうちの1つのためのモジュール)が提供されてもよい。また、上記構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような装置、モジュール、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本発明に含まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得することと、
前記掘削地点と、前記掘削地点での前記対象物の堆積高さ情報と、前記対象物を掘削する掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、前記掘削装置が前記対象物を掘削する軌道を生成することと、
を含む、掘削軌道生成方法。
(付記2)
前記掘削地点に関する前記情報の取得では、前記対象物の堆積量に基づいて前記掘削地点を決定する、付記1記載の掘削軌道生成方法。
(付記3)
前記軌道に沿って前記対象物を掘削することを前記掘削装置に指示することを、更に含む、付記1又は2記載の掘削軌道生成方法。
(付記4)
前記軌道の生成では、前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削装置の前記掘削可動範囲と、前記掘削装置から前記掘削地点までの距離と、前記掘削地点に堆積される前記対象物の勾配とに基づいて、前記軌道を生成する、付記1乃至3のうち何れか1項記載の掘削軌道生成方法。
(付記5)
前記対象物の前記堆積高さ情報は、前記掘削地点から前記掘削装置の接地面までの前記対象物の深度によって表される情報である、付記1乃至4のうち何れか1項記載の掘削軌道生成方法。
(付記6)
前記対象物の位置を検出する位置検出装置による検出結果に基づいて、前記対象物の前記深度を算出することを、更に含む、付記5記載の掘削軌道生成方法。
(付記7)
前記軌道を表示装置に表示することを、更に含む付記1乃至6のうち何れか1項記載の掘削軌道生成方法。
(付記8)
前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削地点と、前記掘削装置の掘削可動範囲とに基づいて、前記掘削地点に堆積される前記対象物の平均勾配を算出することを、更に含み、
前記軌道の生成では、前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削装置の前記掘削可動範囲と、前記対象物の前記平均勾配とに基づいて、前記軌道を生成する、付記1乃至7のうち、何れか1項記載の掘削軌道生成方法。
(付記9)
対象物を掘削する掘削装置と、
前記掘削装置が前記対象物を掘削する軌道を生成する掘削軌道生成装置と、を備え、
前記掘削軌道生成装置は、
前記対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得する取得部と、
前記掘削地点と、前記掘削地点での前記対象物の堆積高さ情報と、前記掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、前記掘削装置が前記対象物を掘削する軌道を生成する生成部と、
前記軌道に沿って前記対象物を掘削することを前記掘削装置に指示する制御部と、を有し、
前記掘削装置は、前記軌道に沿って前記対象物を掘削する、システム。
(付記10)
前記取得部は、前記対象物の堆積量に基づいて前記掘削地点を決定することにより、前記掘削地点に関する前記情報を取得する、付記9記載のシステム。
(付記11)
前記生成部は、前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削装置の前記掘削可動範囲と、前記掘削装置から前記掘削地点までの距離と、前記掘削地点に堆積される前記対象物の勾配とに基づいて、前記軌道を生成する、付記9又は10記載のシステム。
(付記12)
前記対象物の前記堆積高さ情報は、前記掘削地点から前記掘削装置の接地面までの前記対象物の深度によって表される情報である、付記9乃至11のうち何れか1項記載のシステム。
(付記13)
前記対象物の位置を検出する位置検出装置を更に備え、
前記掘削軌道生成装置は、前記位置検出装置による検出結果に基づいて、前記対象物の前記深度を算出する深度算出部を、更に有する、付記12記載のシステム。
(付記14)
前記軌道を表示する表示装置を更に備える付記9乃至13のうち何れか1項記載のシステム。
(付記15)
前記掘削軌道生成装置は、
前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削地点と、前記掘削装置の掘削可動範囲とに基づいて、前記掘削地点に堆積される前記対象物の平均勾配を算出する算出部を、更に有し、
前記生成部は、前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削装置の前記掘削可動範囲と、前記対象物の前記平均勾配とに基づいて、前記軌道を生成する、付記9乃至14のうち、何れか1項記載のシステム。
(付記16)
対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得する取得部と、
前記掘削地点と、前記掘削地点での前記対象物の堆積高さ情報と、前記対象物を掘削する掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、前記掘削装置が前記対象物を掘削する軌道を生成する生成部と、
を備える、掘削軌道生成装置。
(付記17)
前記取得部は、前記対象物の堆積量に基づいて前記掘削地点を決定することにより、前記掘削地点に関する前記情報を取得する、付記16記載の掘削軌道生成装置。
(付記18)
前記軌道に沿って前記対象物を掘削することを前記掘削装置に指示する制御部を、更に備える、付記16又は17記載の掘削軌道生成装置。
(付記19)
前記生成部は、前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削装置の前記掘削可動範囲と、前記掘削装置から前記掘削地点までの距離と、前記掘削地点に堆積される前記対象物の勾配とに基づいて、前記軌道を生成する、付記16乃至18のうち何れか1項記載の掘削軌道生成装置。
(付記20)
前記対象物の前記堆積高さ情報は、前記掘削地点から前記掘削装置の接地面までの前記対象物の深度によって表される情報である、付記16乃至19のうち何れか1項記載の掘削軌道生成装置。
(付記21)
前記対象物の位置を検出する位置検出装置による検出結果に基づいて、前記対象物の前記深度を算出する深度算出部を、更に備える、付記20記載の掘削軌道生成装置。
(付記22)
前記軌道を表示装置に表示する表示部を、更に備える付記16乃至21のうち何れか1項記載の掘削軌道生成装置。
(付記23)
前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削地点と、前記掘削装置の掘削可動範囲とに基づいて、前記掘削地点に堆積される前記対象物の平均勾配を算出する平均勾配算出部を、更に備え、
前記生成部は、前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削装置の前記掘削可動範囲と、前記対象物の前記平均勾配とに基づいて、前記軌道を生成する、付記16乃至22のうち、何れか1項記載の掘削軌道生成装置。
土砂などの対象物を掘削装置により掘削するシステムにおいて、効率良く対象物を掘削可能な軌道を生成することができる。
1 システム
2 対象物
3 掘削装置
4 掘削軌道生成装置
5 位置検出装置
6 ネットワーク
110 掘削地点取得部
120 パラメータ算出部
130 掘削土砂量取得部
140 掘削軌道生成部
150 制御部
160 表示部
510 取得部
520 生成部

Claims (11)

  1. 対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得することと、
    前記掘削地点と、前記掘削地点での前記対象物の堆積高さ情報と、前記対象物を掘削する掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、前記掘削装置が前記対象物を掘削する軌道を生成することと、
    を含む、掘削軌道生成方法。
  2. 前記掘削地点に関する前記情報の取得では、前記対象物の堆積量に基づいて前記掘削地点を決定する、請求項1記載の掘削軌道生成方法。
  3. 前記軌道に沿って前記対象物を掘削することを前記掘削装置に指示することを、更に含む、請求項1又は2記載の掘削軌道生成方法。
  4. 前記軌道の生成では、前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削装置の前記掘削可動範囲と、前記掘削装置から前記掘削地点までの距離と、前記掘削地点に堆積される前記対象物の勾配とに基づいて、前記軌道を生成する、請求項1乃至3のうち何れか1項記載の掘削軌道生成方法。
  5. 前記対象物の前記堆積高さ情報は、前記掘削地点から前記掘削装置の接地面までの前記対象物の深度によって表される情報である、請求項1乃至4のうち何れか1項記載の掘削軌道生成方法。
  6. 前記対象物の位置を検出する位置検出装置による検出結果に基づいて、前記対象物の前記深度を算出することを、更に含む、請求項5記載の掘削軌道生成方法。
  7. 前記軌道を表示装置に表示することを、更に含む請求項1乃至6のうち何れか1項記載の掘削軌道生成方法。
  8. 対象物を掘削する掘削装置と、
    前記掘削装置が前記対象物を掘削する軌道を生成する掘削軌道生成装置と、を備え、
    前記掘削軌道生成装置は、
    前記対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得する取得手段と、
    前記掘削地点と、前記掘削地点での前記対象物の堆積高さ情報と、前記掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、前記掘削装置が前記対象物を掘削する軌道を生成する生成手段と、
    前記軌道に沿って前記対象物を掘削することを前記掘削装置に指示する制御手段と、を有し、
    前記掘削装置は、前記軌道に沿って前記対象物を掘削する、システム。
  9. 前記取得手段は、前記対象物の堆積量に基づいて前記掘削地点を決定することにより、前記掘削地点に関する前記情報を取得する、請求項8記載のシステム。
  10. 前記生成手段は、前記対象物の前記堆積高さ情報と、前記掘削装置の前記掘削可動範囲と、前記掘削装置から前記掘削地点までの距離と、前記掘削地点に堆積される前記対象物の勾配とに基づいて、前記軌道を生成する、請求項8又は9記載のシステム。
  11. 対象物を掘削する掘削地点に関する情報を取得する取得手段と、
    前記掘削地点と、前記掘削地点での前記対象物の堆積高さ情報と、前記対象物を掘削する掘削装置の掘削可動範囲と、に基づいて、前記掘削装置が前記対象物を掘削する軌道を生成する生成手段と、
    を備える、掘削軌道生成装置。
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