JP7246197B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、灯室内上下方向に延びるように配置され、入射した光源光によって発光する導光体を備えた車両用灯具に係り、特に、導光体全体を発光させる光源光の一部を導光体の前面部に設けた凸状ステップを介して灯具の側方に偏向出射させるように構成した車両用灯具に関する。
灯室内に導光体を配置し、導光体に導かれた光源光を導光体の後面部に設けた反射ステップによって内面反射させて、導光体の前面部から灯具前方に広範囲に出射させる車両用灯具は広く知られている。そして、導光体前面部からの出射光を導光体の延在する方向に大きく拡散させることは比較的に容易であるが、導光体の延在する方向と直交する方向に出射させることは容易ではない。このため、灯室内に上下方向に延びるように配置された導光体では、灯具側方への十分な出射(配光)を行うことができなかった。
そこで、下記特許文献では、灯室内に上下方向に延びるように配置された棒状の導光体の例えば下端面から入射した光を、該導光体の後面部に設けた反射ステップで内面反射し前面部から前方に出射させるとともに、前記反射ステップで内面反射した光の一部を該導光体の前面部に設けた凸状ステップで灯具の側方へ向けて偏向出射させるように構成した車両用灯具が提案された。
即ち、導光体の前面部に、導光体の延在方向に沿って延びる横断面(水平断面)三角形状の凸状ステップを設けることで、凸状ステップの出射面からは、後面部の反射ステップで内面反射して直接出射する光の他に、反射ステップで内面反射し、さらに導光体内面で反射した光も出射させることができるので、灯具側方に十分な光を出射(配光)できる。
特開2014-127356号公報(図1,2,3,4参照)
しかし、前記特許文献1では、凸状ステップが導光体の延在方向に沿って延びる横断面(水平断面)三角形状の凸条部で構成されているため、灯具の側方水平方向への出射光量を自由に調整することは難しい。
詳しくは、導光体の後面部に設けた反射ステップで前方に内面反射する光には、導光方向(例えば、上向き)の影響を受けた光も含まれるため、対向する一対の出射面が導光体の延在方向と平行に延在する凸状ステップでは、凸状ステップからの出射光を、導光体の延在する上下方向と直交する灯具の側方水平方向に向け出射するよう的確に制御することが難しい。即ち、凸状ステップの出射面から出射する光も、導光体の導光方向(上向き)に対する方向性の影響を少なからず受ける分、灯具の側方水平方向への出射光量がそれだけ少なく、車両側方からの灯具の被視認性が十分に満足できる、とはいえない。
なお、導光体の前面部から灯具の前方に出射する光にも、導光方向(例えば、上向き)の影響を受けた光が含まれるが、導光体の前面部からの出射光量は、導光体の前面部から出射する光の一部だけを利用する偏向出射光量に比べて多いため、灯具に正対する方向からの被視認性が問題となることはない。
即ち、発明者は、特許文献1において、凸状ステップの出射面から偏向出射する光の灯具の側方水平方向への出射光量が少ない原因は、凸状ステップの出射面が導光体の延在方向に対し平行であるため、例え、光源光が導光体の後面部に設けた反射ステップで内面反射した後、凸状ステップの一方の出射面でさらに内面反射して対向する他方の出射面から灯具側方に大きく偏向する出射光であっても、反射ステップで内面反射された光のもつ導光方向(上向き)の影響が保持されて、灯具の側方水平方向よりも上方へ向う光となるため、と考えた。
そこで、発明者は、導光体前面部に設ける凸状ステップを、導光体後面部の反射ステップで前方に向けて内面反射した光を灯具の側方に向けて内面反射させる、導光体の延在方向に対し交差するように延在する所定の反射面と、該所定の反射面で内面反射した光を側方所定方向に屈折出射させる、前記所定の反射面と交差する所定の出射面を備えた三角錐形状に形成すれば、凸状ステップの出射面から偏向出射する光の方向を、上下方向に延在する導光体の導光方向の影響を受けない灯具の側方水平方向に制御できる、と考えた。
そして、発明者は、前記した構造の導光体を備えた灯具を試作し、凸状ステップによって形成される灯具の側方水平方向に向う偏向出射光について検証したところ、良好な結果が得られたことを受けて、今回の出願に至ったものである。
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑みて、また前記した発明者の知見に基づいてなされたもので、その目的は、灯室内に上下方向に延びるように配置された導光体の前面部に設けた凸状ステップにより灯具の側方水平方向に向う偏向出射光を形成することで、車両側方からの被視認性に優れた車両用灯具を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様に係る車両用灯具は、灯室内に上下方向に延びるように配置された棒状の導光体と、前記導光体の上下方向に光が入射するように配置された光源とを備え、
前記導光体に入射した光源光を該導光体の後面部に設けた反射ステップで内面反射し該導光体の前面部から前方に出射させるとともに、前記反射ステップで内面反射した光の一部を前記導光体の前面部に設けた凸状ステップで灯具の側方へ向けて偏向出射させるように構成された車両用灯具において、
前記凸状ステップは、前記反射ステップと前後方向に対向する位置にあって、
前記反射ステップの反射面で前方に向けて内面反射した光を灯具の側方所定方向へ向けて内面反射させる、前記導光体の延在方向と交差する方向に延在する第2の反射面と、前記第2の反射面で反射した光を灯具の側方水平方向へ向けて偏向出射させる、前記第2の反射面と交差する出射面とを備えたことを特徴とする。
上記「棒状の導光体」は、上下方向に延びるように配置されていれば、上下・左右・前後方向に傾斜や湾曲して延びるように形成されてもよい。
上記「光源」は、導光体における一方の端面のみから光を入射させるように配置されていてもよいし、導光体における分岐する複数の分岐部端面から光を入射させるように配置されていてもよい。
また、本発明の別の態様では、前記凸状ステップは、前記導光体の表面から突出し、前記第2の反射面と前記出射面が左右に隣接する三角錐形状に形成され、
前記反射ステップの反射面で前方に向けて内面反射した光の前記第2の反射面への入射角が臨界角以上に設定されるとともに、
前記第2の反射面で灯具の側方所定方向へ向けて内面反射した光の前記出射面への入射角が臨界角未満に設定されるように構成してもよい。
また、本発明の別の態様では、前記第2の反射面の面積は前記出射面の面積よりも小さく形成されていてもよい。
また、本発明の別の態様では、前記導光体の少なくとも前面部は、水平断面円弧状に形成されるとともに、前記凸状ステップは、その第2の反射面が前記導光体の中心軸線よりも車両幅方向内側となるように配置されていてもよい。
また、本発明の別の態様では、前記導光体は、前後方向に傾斜して延びるように配置されるとともに、前記反射ステップの反射面で前方に向けて内面反射する光の方向が前記導光体の導光方向に対し順方向となるように、前記光源が配置されていてもよい。
また、本発明の別の態様では、前記導光体は、前方凸に湾曲する形状で、上端部から下端部に向って曲率が徐々に大きくなるように形成されるとともに、略水平に後方に延びる曲率の小さい上端部側から前記光源光が入射するように構成されていてもよい。
また、本発明の別の態様では、前記車両用灯具は、車体に固定保持された前照灯を挟むように、正面視略V字状に延在する左右一対の前記灯室に前記導光体および前記光源がそれぞれ配置された自動二輪車用標識灯であってもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、導光体の前面部に設けた凸状ステップによって、導光方向の影響を受けない灯具の側方水平方向へ向かう偏向出射光が形成されて、灯具の側方水平方向への偏向出射光量が増えるので、車両側方からの被視認性に優れた車両用灯具が提供される。
(a)は本願発明の一実施形態に係る車両用灯具である自動二輪車用クリアランスランプの正面図、(b)は透光カバーを外した同クリアランスランプの正面図である。 同ランプの水平断面図(図1の線II-IIに沿う拡大断面図)である。 同ランプの縦断面図(図1の線III-IIIに沿う断面図)である。 導光体の正面図である。 導光体の部分拡大正面図である。 導光体の部分拡大左側面図である。 反射ステップと凸条ステップを示す導光体の部分拡大右側面図である。 (a)は反射ステップの反射面を示す導光体の拡大縦断面図、(b)は導光体の拡大水平断面図で、凸条ステップから出射する偏向出射光の導光体内部の光路を示す図である。 導光体の拡大斜視図で、反射ステップでの内面反射光が凸条ステップの第2反射面で内面反射して出射面から出射する偏向出射光の導光体内部の光路を示す図である。 クリアランスランプを分解した正面図で、灯具ボディに導光体ユニットおよび透光カバーを組み付ける手順を説明する図である。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1(a)は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具である自動二輪車用クリアランスランプ10の正面図、(b)は、透光カバーを外したクリアランスランプ10の正面図である。また、図2,3は、それぞれ図1の線II-II,線III-IIIに沿う断面図、図10は、クリアランスランプ10を分解した正面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両である自動二輪車の前端部に設けられるクリアランスランプであって、ランプボディ12とその前面側に取り付けられたクリアーな素通し状の透光カバー18とで形成される灯室S内に、導光体ユニット30が組み込まれた構成となっている。
ランプボディ12は、正面視略V字形状に形成されており、ランプボディ12の前面側に一対の導光体ユニット30,30が配置されるとともに、各導光体ユニット30,30は、ランプボディ12に固定された正面視略V字形状の透光カバー18によってそれぞれ覆われている。導光体ユニット30は、斜め上下方向に延在する導光体34と、該導光体34上方の端面34cから該導光体34に光を入射させるように配置された光源32とを備え、導光体34がクリアランスランプ10の発光体として機能する。
即ち、正面視略V字形状のクリアランスランプ10は、図1示すように、車体(図示せず)に固定保持された前照灯(図示せず)を挟むように配置されるとともに、車体(図示せず)に取り付けられたカウリング50の中央に設けられた円形開口部52から前照灯(図示せず)が露出するとともに、カウリング50の左右両側に設けられた正面視斜め方向に延びる直線状開口部54からクリアランスランプ10の透光カバー18の長手方向の一部が露出している(図2参照)。
なお、クリアランスランプ10としては、図2において、Xで示す方向が「前方」(車両としても「前方」)であり、Yで示す方向が「前方」と直交する車幅方向内側である「右方向(ドライバーから見て右方向)」である。
カウリング50は、車幅方向外側(図2では右側、即ちY方向と逆方向)へ向けて後方側へ回り込むように湾曲している。
導光体34は、アクリル樹脂等からなる透明な合成樹脂成形品であって、図3に示すように、側面視前方に凸となるように前後方向に傾斜し、図4に示すように、正面視左右方向に傾斜し、前後・左右・上下方向に三次元的に湾曲して延びる横断面円弧形状(図2参照)の棒状導光体として構成されており、射出成形により形成される。
光源32は、白色で発光する発光ダイオードで、ランプボディ12の背面側上方において下方に延出形成された光源支持部36(図3参照)に支持されて、その発光面が導光体34の上端面34cへ向けて配置されている。符号17は、ランプボディ12の背面側上方における導光体34の上端面34cに対応する位置に設けられた光源光入射用の開口である。
そして、この導光体ユニット30においては、導光体34の上端面34cから入射した光源光を、導光体34の内周面において内面反射を繰り返しながら、その下端面34dへ導くこととなるが、導光体34の後面部34bに設けた反射ステップ40の反射面42で前方に向けて内面反射し、導光体34の前面部34aから前方へ向けて出射させるように構成されている。
反射ステップ40は、図6~8に示すように、導光体34の中心軸線Lと平行に形成されて、導光体34に入射した光源光を導光させるための導光用の反射面41と、導光体34の中心軸線Lに対し傾斜(導光用の反射面41に対し傾斜)するように形成されて、導光体34に入射した光源光を前方所定方向に向けて反射する配光用の反射面42を備え、導光体34の長手方向等ピッチに鋸歯状に形成されている。
詳しくは、配光用の反射面42は、図8(a),(b)に示すように、導光体34によって導かれた光源光をランプ10の前後軸L1と平行な前方に向けて内面反射する。即ち、各反射ステップ40の配光用の反射面42は、湾曲して延びる導光体34の姿勢(中心軸線Lの傾斜)に対応してその傾斜が調整されて、いずれの反射ステップ40の反射面42も、符号l-1に示すように、ランプ10の前後軸L1と平行な前方に向けて光源光を内面反射するように設定されている。
また、反射ステップ40の反射面42は、図6に示すように、光源光が入射する上端部から遠い位置における反射ステップ40ほど、その面積が大きくなるよう調整されて、導光部材34の長手方向全域において、できるだけ同じ強度の光を前面部34aから前方に出射できるように構成されている。
そして、図2に示すように、反射ステップ40の配光用の反射面42で前方に内面反射した光l-1は、導光体34の前面部34aから、例えば、車両前方左右方向45度の範囲A1に出射する。なお、導光体34の前面部34aから出射する光l-1の照射範囲A1については、反射ステップ40の配光用の反射面42の幅を変更することで、調整ができる。
一方、図2~9に示すように、導光体34の前面部34aの、反射ステップ40に対応する位置には、反射ステップ40の反射面42で内面反射した光l-1の一部を偏向出射光l-3として、車幅方向外側水平方向の所定の範囲(車幅方向外側45度から80度の範囲)A2に出射させる凸条ステップ45が、長手方向等ピッチに設けられている。
凸条ステップ45は、ランプ10の前後軸L1に対し傾斜し、反射ステップ40の反射面42で前方に内面反射した光l-1を側方に内面反射する第2の反射面46と、第2の反射面46で内面反射した光l-2を屈折出射させる出射面48とを備える。凸条ステップ45は、図7,9に示すように、導光体34の円弧状の前面部34aに三角錐形状に突出形成されており、凸条ステップ45の前面には、第2の反射面46と出射面48が左右に隣接して配置されている。
反射ステップ40および凸条ステップ45は、導光体34を射出成形する際に一体成形されるので、両ステップ40,45の形成は容易である。凸条ステップ45については、射出成形後の離型性を考慮して、図7に示すように、三角錐の稜線領域が滑らかな曲面で形成されている。
また、凸条ステップ45の第2の反射面46は、反射ステップ40の反射面42で前方に向けて内面反射した光l-1の該第2の反射面46への入射角θ1が臨界角θa以上となるようにその傾斜が調整されるとともに、出射面48は、第2の反射面46で側方所定方向へ向けて内面反射した光l-2の該出射面48への入射角θ2が臨界角θa未満となるようにその傾斜が調整されて、反射ステップ40の反射面42で内面反射して凸状ステップ45の第2の反射面46に入射する光l-1のほとんどが、凸状ステップ45の出射面48から偏向出射光l-3として出射するようになっている。
また、各凸条ステップ45の第2の反射面46および出射面48は、出射面48から出射する偏向出射光l-3が車幅方向外側水平方向45度から80度の範囲A2に向うように、導光体34の中心軸線Lおよびランプ10の前後軸L1に対する傾斜が調整されている。
このように、導光体34の凸条ステップ45を形成した前面部30aから、車幅方向内側45度から車幅方向外側80度の水平方向広範囲の領域A1,A2(図2参照)に光が出射配光されるように構成されている。
また、凸状ステップ45によるランプ10の側方水平方向へ向かう偏向出射光l-3の形成効率が高まるように、凸条ステップ45の第2の反射面46の面積が出射面48の面積よりも小さく形成されている。
また、凸条ステップ45は、ランプ10の側方水平方向所定の範囲A2(図2参照)に向う偏向出射光l-3の光量が増加するように、その第2の反射面46が横断面円弧状の導光体34の中心軸線Lよりも車両の幅方向内側となるように配置されている。
なお、左右一対の導光体ユニット30を構成する左右一対の導光体34,34は、反射ステップ40,凸条ステップ45を含む全てが左右対称に形成され、光源32,32も左右対称に配置されている。したがって、正面視左側の導光体ユニット30においても、導光体34の前面部30aから、車幅方向内側45度から車幅方向外側80度の水平方向広範囲の領域に光l-1,l-3が出射配光されるように構成されている。
即ち、左右一対の導光体34,34は、車幅方向内側45度から外側80度の範囲に光l-1,l-3を出射するという構成が同じであるので、本実施形態では、正面視右側の導光体34について説明し、正面視左側の導光体34についての詳細な説明は省略する。
また、図3,4,10に示すように、導光体34の上下両端部には、導光体34をランプボディ12に取り付けるためのブラケット35A,35Bがそれぞれ一体形成されている。
一方、ランプボディ12は、図10に示すように、正面視して、水平に対し約60度で傾斜して延在する左右一対の帯状の傾斜領域13,13の下端側が帯状の水平領域14で接続一体化された略V字形状に形成されている。一対の傾斜領域13,13は、図3に示すように、その縦断面が導光体34の湾曲形状に倣う湾曲形状にそれぞれ形成されており、透光カバー18の導光体34に対応する領域には、導光体34の湾曲形状に倣う形状の膨出部18aが形成されている。膨出部18aの内周面には、図2に示すように、例えば、ローレット加工やクリスタルカット加工が施されて、透光カバー18を通して導光体34が透けて見えず、また、膨出部18aから出射する光が拡散されるようになっている。図2の符号19aは、ローレット加工範囲、符号19bは、クリスタルカット加工範囲を示す。
そして、一対の傾斜領域13,13の上端部には、左右に延びる帯状のブラケット15がそれぞれ一体に形成され、傾斜領域13,13の下方位置外側にも、帯状のブラケット16がそれぞれ一体に形成されている。
また、ブラケット15には、導光体34の上方ブラケット35Aに対応する大きさの導光体支持部15Aが形成され、導光体支持部15Aの背面側には、光源32配置用の光源支持部36が一体に形成されている。そして、導光体支持部15Aには、光源支持部36に支持された光源32の発光を導光体34の上端面34cに入射させるための開口17が設けられている。
また、ランプボディ12の水平領域14には、導光体34の下方ブラケット35Bに対応する大きさの導光体支持部14Bが形成されている。
そして、導光体34のブラケット35A,35Bには、ねじ挿通孔35a,35bが設けられ、ランプボディ12の導光体支持部15A,14Bにも、ねじ挿通孔15a,14bが設けられ、固定ねじ38(図1(b)参照)によって、ランプボディ12の前面側に導光体34が固定一体化されている。
また、ブラケット15,16には、ねじ挿通孔15c,16cが設けられており、図示しない固定ねじによって、クリアランスランプ10を車体の前面側に固定することができる。
特に、導光体34を側面視する図3に示すように、導光体34に設けられた左右に延びるブラケット35A,35Bは、平行に形成されており、一方、ランプボディ12の水平領域14およびブラケット15,16も平行に形成されることで、第1には、導光体34のランプボディ12前面側への組み付けが容易である。第2には、クリアランスランプ10を車体に組み付ける際、車体の前面側所定位置に設けたランプ取り付け面(図示せず)に、車体前方からクリアランスランプ10側のブラケット15,16を係合させ、車体前方から後方に向けて固定ねじをねじ挿通孔15c,16cに挿通することで、簡単に組み付けることができる。
次に、図10を参照して、クリアランスランプ10を組み立てる手順を説明する。
まず、ランプボディ12の光源支持部36に光源32を固定する。次いで、導光体34のブラケット35A,35Bをランプボディ12の導光体支持部15A,14Bに整合するように配置し、さらにねじ挿通孔35a,35b;15a,14bに固定ねじ38を挿通して、ブラケット35A,35Bをランプボディ12の導光体支持部15A,14Bに固定する。図1(b)は、ランプボディ12に、導光ユニット30を固定した状態を示す。
次いで、ブラケット35A,52Bを含む導光体34全体を覆うように、透光カバー18をランプボディ12の前面側に組み付けて固定することで、図1(a)に示すように、クリアランスランプ10として一体化される。なお、透光カバー18のランプボディ12への固定手段としては、凹凸ランス係合,溶着,接着その他の周知の固定手段の如何なる方法であってもよい。
また、クリアランスランプ10を車体の前面側所定位置にねじ固定した後、カウリング50を車体前面に固定することで、車体に固定された前照灯(図示せず)がカウリング50の開口部52から突出する。そして、カウリング50に設けられた開口部54からは、図2に示すように、透光カバー18の膨出部18aにおける上下方向所定領域が突出し、開口部54に露出する導光体34によって、車幅方向内側45度から外側80度の水平方向広範囲の領域に出射光が照射(配光)される。
次に、図2~9を参照して、本実施形態の作用、効果について詳しく説明する。
本実施形態では、図2,8に示すように、導光体34に入射し、導光体34の後面部34bに設けた反射ステップ40の反射面42で前方に向けて内面反射した光源光l-1は、導光体34の前面部34aからランプ10の前方左右方向45度の範囲A1(図2参照)に拡散光として出射する。
また、反射ステップ40の反射面42で前方に向けて内面反射した光源光l-1の一部は、反射ステップ40と正対する位置に設けられている凸状ステップ45の、導光体34の延在方向と交差する方向に延在する第2の反射面46によって、導光方向の影響が緩和されたランプ10の側方所定方向へ向う内面反射光l-2に制御され、さらに、第2の反射面46と交差する出射面48から出射する際に、導光方向の影響がさらに緩和されたランプ10の側方水平方向へ向かう偏向出射光l-3に制御される。
詳しくは、導光体34の後面部34bに設けた反射ステップ40の反射面42では、図8(a),(b)に示すように、導光体34によって導かれた光源光をランプ10の前後軸L1と平行な前方に向けて内面反射するが、反射面42では、そもそも導光方向の影響を受けた光l-1を前方に向けて内面反射する。したがって、凸状ステップ45の第2の反射面46には、ランプ10の前後軸L1と平行に調整された光のみならず、導光体34の導光方向(下向き)の影響を受けた光も導かれる。即ち、反射ステップ40の反射面42で前方に向けて内面反射されて、凸状ステップ45の第2の反射面46に導かれた光l-1は、導光方向の影響を少なからず受けた光であることは避けられない。
然るに、図8,9に示すように、ランプ10の前後軸L1に対し傾斜する凸状ステップ45の第2の反射面46が導光体34の延在方向(中心軸線L)と交差する方向に延在することで、第2の反射面46は導光体34の導光方向(下向き)に対し傾斜して対面する形態となる。このため、第2の反射面46は、導光体34の延在方向(中心軸線L)に対し傾斜する分、側方に向う該第2の反射面46の内面反射光l-2の方向を導光体34の導光方向(下向き、図9の符号Aで示す)と逆方向(上向き、図9の符号Bで示す)に矯正し、導光体34の導光方向(下向き、図9の符号Aで示す)の内面反射光l-2への影響を緩和する。
さらに、凸状ステップ45の出射面48が、第2の反射面46の内面反射光l-2を出射させる際に、導光体34の導光方向(下向き、図9の符号Aで示す)と逆方向(上向き、図9の符号Bで示す)に屈折させ(矯正し)、導光体34の導光方向(下向き、図9の符号Aで示す)の偏向出射光l-3への影響を緩和する。
特に、導光体34は、正面視左右方向に傾斜して延びるように配置されるとともに、導光体34の上方から下方に光源光が入射するため、反射ステップ40の反射面42で前方に向けて内面反射した光l-1を、凸状ステップ45によって、導光方向に対し斜め逆方向となる車幅方向内側45度から外側80度の水平方向に偏向出射するように制御することが必要であるところ、凸状ステップ45の第2の反射面46および出射面48のランプ10の前後軸L1および導光体34の中心軸線Lに対する傾斜を調整することで、対応できる。
このように、本実施形態によれば、導光体34の前面部34aに設けた凸状ステップ45によって、導光方向の影響の緩和された、ランプ10の側方水平方向へ向かう偏向出射光l-3が形成されて、ランプ10の側方水平方向への偏向出射光量が増えるので、特に、車両側方からのランプ10の被視認性が良好となる。
なお、導光体34の前面部34aからランプ10の前方左右方向45度の広範囲に出射する光l-1には、導光方向(下向き)の影響を受けた光が含まれるが、導光体34の前面部34aからの出射光量は、反射ステップ40の反射面42で前方に反射した光l-1の一部だけを利用する偏向出射光l-3の光量に比べて圧倒的に多いため、車両の前方からのランプ10の被視認性が問題となることはない。
また、本実施形態では、凸状ステップ45は、導光体34の表面から突出し、第2の反射面46と前記出射面48が左右に隣接する三角錐形状に形成され、図8(b)に示すように、反射ステップ40の反射面42で前方に向けて内面反射した光l-1の第2の反射面46への入射角θ1が臨界角θa以上に設定されるとともに、第2の反射面46でランプ10の側方所定方向へ向けて内面反射した光l-2の出射面48への入射角θ2が臨界角θa未満に設定されることで、凸状ステップ45によるランプ10の側方水平方向への偏向出射光l-3の光量が増えるように構成されている。
即ち、反射ステップ40の反射面42で内面反射して凸状ステップ45の第2の反射面46に入射する光l-1のほとんどが、ランプ10の側方所定方向へ向けて内面反射され、さらに、凸状ステップ45の第2の反射面46で内面反射されて出射面48に入射する光l-2のほとんどが、凸状ステップ45の出射面48からランプ10の側方水平方向へ向けて偏向出射される。その結果、凸状ステップ45によるランプ10の側方水平方向へ向かう偏向出射光l-3の形成効率が高められて、ランプ10の側方水平方向への偏向出射光量が増え、特に、車両側方からのランプ10の被視認性が良好となる。
また、凸状ステップ45は、導光体34の表面から突出する三角錐形状であるので、凸状ステップ45を反射ステップ40と対向するように導光体34に一体成形することは容易である。そして、導光体34を成形する際に反射ステップ40および凸状ステップ45も一体に成形することで、導光体34の製造工程が複雑になることもない。
また、本実施形態では、第2の反射面46の面積を出射面48の面積よりも小さく形成することで、第2の反射面46で内面反射した光l-2のほとんど全てが出射面48からランプ10の側方水平方向へ向かう偏向出射光l-3として出射する。このため、凸状ステップ45によるランプ10の側方水平方向へ向かう偏向出射光l-3の形成効率が高まり、車両側方からのランプ10の被視認性が高められている。
また、本実施形態では、凸状ステップ45を、その第2の反射面46が導光体34の中心軸線Lよりも車両の幅方向内側となるように配置することで、ランプ10の側方水平方向所定の範囲(車両幅方向外側45度~80度の範囲)における偏向出射光l-3の光量が増加し、車両側方からのランプ10の被視認性が高められている。
即ち、導光体34の前面部34aは水平断面円弧状であるため、凸状ステップ45の第2の反射面46が導光体34の中心軸線Lよりも車両の幅方向外側に配置されると、凸状ステップ45の出射面48から出射する偏向出射光は、必要以上に車両側後方に向う光となって、それだけ車両幅方向外側45度~80度の範囲における偏向出射光量が減少するし、そもそも法規で規定される車幅方向外側80度を越えるおそれがある。
然るに、本実施形態では、第2の反射面48が導光体34の中心軸線Lよりも車両の幅方向内側に配置されることで、凸状ステップ45の出射面48から出射する偏向出射光l-3を車両の望ましい側方水平方向所定の範囲(車両幅方向外側45度~80度)に出射するように制御でき、それだけ側方水平方向所定の範囲における偏向出射光量が増えて、車両側方からのランプ10の被視認性を高めることができる。
また、本実施形態では、導光体34の上方ほとんどの領域が、後傾するように傾斜して延びるように配置されるとともに、反射ステップ40の反射面42で前方に向けて内面反射する光l-1の方向が導光体34の導光方向に対し順方向となるように、光源36が配置されている。
即ち、導光体34の上方領域は、大きく後傾するように傾斜して延びるため、仮に、光源光を下方から導光体34に入射させると、導光体34の後傾する領域に設ける反射ステップ40の反射面42では、導光体34の導光方向に対し逆方向となる前方に向けて光源光を内面反射させる必要がある。
そして、光源光が下端面34dから入射する導光体34の後面部34bに、導光方向に対し逆方向となる前方に向けて光源光を内面反射させる構成として、従来公知の簡潔な構成の反射ステップの反射面を採用した場合は、配光として利用できるに足りる強さの光を前方に向けて内面反射させることは、困難で、それだけ、車両前方および側方からのランプの被視認性が低下する。
然るに、本実施形態では、大きく後傾するように傾斜して延在する導光体34に対しては、反射ステップ40の反射面42で内面反射させる光源光の方向が導光方向に対し順方向となるように、光源光を上方から導光体34に入射させることで、従来公知の構造(反射ステップ40の反射面42)を採用したとしても、配光として利用できるに足りる十分な強さの光を前方に向けて内面反射させることができ、車両前方および側方からのランプ10の被視認性が低下することもない。
さらに、本実施形態で用いた反射ステップ40に代えて、例えば、先行特許文献1に開示されている反射ステップ、その他の公知の反射ステップの構成を採用してもよい。
また、本実施形態では、導光体34は、前方凸に湾曲する形状で、上端部から下端部に向って曲率が徐々に大きくなるように形成されるとともに、略水平に後方に延びる曲率の小さい上端部側から光源光が入射するように構成されている。
即ち、導光体34の曲率が大きいほど導光体34から漏れる光が多く、曲率が小さいほど導光体34から漏れる光は少ないので、本実施形態では、略水平に後方に延びる曲率の小さい上端部側から光源光を入射させることで、導光体34の下端部側まで光源光を導くことができる。
この結果、前方凸に湾曲する形状の導光体34を備えた斬新かつ車両前方および側方からの被視認性に優れたランプ10を提供できる。
また、本実施形態では、前照灯を挟むように正面視略V字状に延在する左右一対の灯室Sに導光体ユニット30(導光体34および光源32)をそれぞれ配置した自動二輪車用のクリアランスランプ10に本発明を適用したもので、前照灯を挟んでV字状に延在する導光体34全体が発光するとともに、車両の側方水平方向における偏向出射光量が増えて、車両側方からの被視認性に優れた斬新な自動二輪車用の標識灯が提供される。
また、本願発明は、上記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
例えば、上記実施形態においては、光源32として発光ダイオードが用いられているものとして説明したが、それ以外の種類の光源が用いられた構成とすることも可能である。
また、上記実施形態においては、導光体34が三次元的に湾曲して延びるように配置されているものとして説明したが、直線状に延びるように配置された構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、上下方向に配設された前方凸に大きく湾曲する導光体の上端面34cから光源光が導光体34に入射するように構成されているが、導光体34の湾曲する度合いが小さいなど、導光体34の後面部34bに設ける反射ステップの配光用の反射面で内面反射される光源光の方向(前方)が導光方向に対し逆方向とならない場合は、導光体34の下端面34dから光源光が導光体34に入射するように構成されていてもよい。
さらに、導光体34の上方または下方の端面34c,34dではなく、導光体34の上方または下方の分岐された分岐部の端面に光源光が入射するように構成されていてもよい。
また、前記した実施形態では、自動二輪車用の標識灯であるクリアランスランプ10について説明したが、自動二輪車用のその他の標識灯、自動車用クリアランスランプその他の自動車用の標識灯、さらには、灯室内にヘッドランプ用の光源ユニットとクリアランスランプ用の導光体とを一体に収容した自動車用前照灯にも適用できる。
10 車両用灯具である自動二輪車用のクリアランスランプ
L1 クリアランスランプの前後軸
S 灯室
12 ランプボディ
13 ランプボディの傾斜領域
14 ランプボディの水平領域
14B 導光体支持部
15,16 ブラケット
15A 導光体支持部
17 光源光入射用の開口
18 透光カバー
18a 膨出部
30 導光体ユニット
32 光源
34 導光体
L 導光体の中心軸線
34a 導光体の前面部
34b 導光体の後面部
34c 導光体の上端面
34d 導光体の下端面
35A,35B 導光体のブラケット
40 反射ステップ
41 導光用の反射面
42 配光用の反射面
l-1 反射ステップの配光用の反射面での内面反射光
45 凸状ステップ
46 凸状ステップの反射面(第2の反射面)
l-2 凸状ステップの第2反射面での内面反射光
48 凸状ステップの出射面
l-3 凸状ステップの出射面から出射する偏向出射光
θ1 反射ステップの配光用反射面での内面反射光の凸状ステップの第2反射面への入射角
θ2 凸状ステップの第2反射面での内面反射光の出射面への入射角
50 カウリング
52 円形開口部
54 直線状開口部

Claims (7)

  1. 灯室内に上下方向に延びるように配置された棒状の導光体と、前記導光体の上下方向に光が入射するように配置された光源とを備え、
    前記導光体に入射した光源光を該導光体の後面部に設けた反射ステップで内面反射し該導光体の前面部から前方に出射させるとともに、前記反射ステップで内面反射した光の一部を前記導光体の前面部に設けた凸状ステップで灯具の側方へ向けて偏向出射させるように構成された車両用灯具において、
    前記凸状ステップは、前記反射ステップと前後方向に対向する位置にあって、
    前記反射ステップの反射面で前方に向けて内面反射した光を灯具の側方所定方向へ向けて内面反射させる、前記導光体の延在方向と交差する方向に延在する第2の反射面と、前記第2の反射面で反射した光を灯具の側方水平方向へ向けて偏向出射させる、前記第2の反射面と交差する出射面とを備えたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記凸状ステップは、前記導光体の表面から突出し、前記第2の反射面と前記出射面が左右に隣接する三角錐形状に形成され、
    前記反射ステップの反射面で前方に向けて内面反射した光の前記第2の反射面への入射角が臨界角以上に設定されるとともに、
    前記第2の反射面で灯具の側方所定方向へ向けて内面反射した光の前記出射面への入射角が臨界角未満に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第2の反射面の面積は前記出射面の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記導光体の少なくとも前面部は、水平断面円弧状に形成されるとともに、前記凸状ステップは、その第2の反射面が前記導光体の中心軸線よりも車両の幅方向内側となるように配置されたことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の車両用灯具。
  5. 前記導光体は、前後方向に傾斜して延びるように配置されるとともに、前記反射ステップの反射面で前方に向けて内面反射する光の方向が前記導光体の導光方向に対し順方向となるように、前記光源が配置されたことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の車両用灯具。
  6. 前記導光体は、前方凸に湾曲する形状で、上端部から下端部に向って曲率が徐々に大きくなるように形成されるとともに、略水平に後方に延びる曲率の小さい上端部側から前記光源光が入射するように構成されたことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の車両用灯具。
  7. 車体に固定保持された前照灯を挟むように、正面視略V字状に延在する左右一対の前記灯室に前記導光体および前記光源がそれぞれ配置された自動二輪車用標識灯であることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の車両用灯具。
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