JP7245668B2 - 電子部品包装体、電子部品包装体の製造方法、及び電子部品の実装方法 - Google Patents

電子部品包装体、電子部品包装体の製造方法、及び電子部品の実装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7245668B2
JP7245668B2 JP2019030130A JP2019030130A JP7245668B2 JP 7245668 B2 JP7245668 B2 JP 7245668B2 JP 2019030130 A JP2019030130 A JP 2019030130A JP 2019030130 A JP2019030130 A JP 2019030130A JP 7245668 B2 JP7245668 B2 JP 7245668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
component package
carrier tape
tape
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019030130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020132239A (ja
Inventor
敦 佐鳥
和男 菅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP2019030130A priority Critical patent/JP7245668B2/ja
Publication of JP2020132239A publication Critical patent/JP2020132239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7245668B2 publication Critical patent/JP7245668B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

本発明は、電子部品を収納可能な電子部品包装体、電子部品包装体の製造方法、及び電子部品の実装方法に関する。
従来、複数の収納部が設けられたキャリアテープと、前記複数の収納部を覆うトップテープを備え、前記複数の収納部にそれぞれ1つずつ電子部品が収納された電子部品包装体が知られている。電子部品包装体は、巻取リールに巻かれた状態で搬送され、電子部品実装装置などに取り付けられるのが一般的である。電子部品の実装時には、トップテープがキャリアテープから引き剥がされて、キャリアテープの収納部から電子部品が取り出される。取り出された電子部品は、実装装置によって回路基板などに実装される。
このような電子部品包装体に関する従来技術として、特許文献1、2に開示された技術が知られている。
特許文献1には、テープ基材に所定間隔で凹部が形成されるとともにその凹部の底面が通気性材料から成るボトムテープにて構成され、各凹部内に部品が収容されていることを特徴とする部品集合体が開示されている。
特許文献2には、キャリアテープに形成された貫通孔に、ボトムテープに形成された突出部が嵌合したテーピング包装体が開示されている。前記ボトムテープに形成された収納空間には、電子部品が収納される。ボトムテープに形成された収納空間に電子部品が収納された後、収納空間を閉じるようにキャリアテープの上面にトップテープが貼着される。
特開平10-145088号公報 特開2011-255915号公報
近年、実装装置の高速化及び電子部品の小型化が進んでおり、実装時に安定して電子部品を供給できる電子部品包装体が求められている。
しかしながら、上記特許文献1、2に開示された技術では、キャリアテープからトップテープを引き剥がす際に、キャリアテープに設けられた複数の収納部に周囲の空気が勢いよく流れ込んでしまう。その結果、収納部に収納された電子部品が倒れてしまう、あるいは、収納部に収納された電子部品が外部に飛び出してしまうなどの恐れがあるため、回路基板などに対して電子部品を高速かつ安定的に実装することが困難であった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであって、電子部品を高速かつ安定的に実装することのできる電子部品包装体を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段は、以下の通りである。
(1)複数の収納部が設けられたキャリアテープと、
前記複数の収納部にそれぞれ1つずつ収納された電子部品と、
前記複数の収納部を覆うトップテープと、を備え、
前記複数の収納部を互いに仕切る仕切り部の上端に2つの凹溝が形成されており、
前記2つの凹溝は、前記仕切り部の幅方向両端に形成されている、電子部品包装体。
(2)前記凹溝の幅は、前記電子部品の長手寸法の1/20~1/3である、上記(1)に記載の電子部品包装体。
(3)前記凹溝の深さは、前記電子部品の厚さ寸法の1/20~1/2である、上記(1)または(2)に記載の電子部品包装体。
(4)前記電子部品の大きさは、0.63mm×0.33mm×0.33mm以下である、上記(1)から(3)のうちいずれかに記載の電子部品包装体。
(5)前記電子部品の厚さは、0.33mm以下である、上記(1)から(4)のうちいずれかに記載の電子部品包装体。
(6)複数の収納部が設けられたキャリアテープを準備するステップと、
前記複数の収納部にそれぞれ1つずつ電子部品を収納するステップと、
前記複数の収納部をトップテープで覆うステップと、を備え、
前記複数の収納部を互いに仕切る仕切り部の上端には2つの凹溝が形成されており、
前記2つの凹溝は、前記仕切り部の幅方向両端に形成されている、電子部品包装体の製造方法。
(7)前記凹溝の幅は、前記電子部品の長手寸法の1/20~1/3である、上記(6)に記載の電子部品包装体の製造方法。
(8)前記凹溝の深さは、前記電子部品の厚さ寸法の1/20~1/2である、上記(6)または(7)に記載の電子部品包装体の製造方法。
(9)上記(1)から(5)のうちいずれかに記載の電子部品包装体の前記トップテープを引き剥がす工程と、前記収納部に収納されている電子部品を取り出して回路基板に実装する工程とを有する、電子部品の実装方法。
本発明によれば、電子部品を高速かつ安定的に実装することのできる電子部品包装体を提供することができる。
電子部品包装体の斜視図である。 キャリアテープの平面図である。 図2に示すキャリアテープのA-A線断面図である。 図2に示すキャリアテープのB-B線断面図である。 キャリアテープにトップテープが貼り合わされた電子部品包装体の断面図である。 キャリアテープの上面にトップテープを貼り合わせるための熱溶着装置を示す図である。 図6に示す熱溶着装置を矢印Cの方向から見た図である。 電子部品包装体及び巻取リールを示す図である。 従来の電子部品包装体の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る電子部品包装体及びその製造方法について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電子部品包装体10の斜視図である。図1に示すように、電子部品包装体10は、複数の収納部14が設けられたキャリアテープ12と、複数の収納部14を覆うトップテープ16を備えている。複数の収納部14には、それぞれ1つずつ電子部品Pが収納されている。電子部品Pとしては、チップ型コンデンサ、チップ型抵抗器、及びチップ型インダクタを例示することができるが、これらに限定されるものではない。
図1に示すように、キャリアテープ12には、電子部品Pを収納可能な寸法を有する複数の収納部14が設けられている。複数の収納部14は、キャリアテープ12の長手方向に沿ってほぼ等間隔にかつ凹状に設けられている。複数の収納部14は、それぞれ略直方体の形状を有しており、キャリアテープ12の上面12aに開口している。キャリアテープ12の上面12aにトップテープ16を貼り合わせることによって、複数の収納部14の開口部がトップテープ16によって覆われる。これにより、電子部品Pが収納部14から飛び出さないように安定した状態で保持される。
また、図1に示すように、キャリアテープ12にはその長手方向に沿って複数の送り孔22が等間隔に設けられており、電子部品包装体10を移動させるための機械の駆動力がこの送り孔22によって電子部品包装体10に伝達される。
キャリアテープ12の材料は、特に限定するものではないが、樹脂が好ましい。樹脂は、熱可塑性樹脂でもよく、熱硬化性樹脂でもよい。成形性が良好であることから、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましく、特に、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリプロピレン及びポリカーボネートのいずれかを用いるのが好ましいが、これらに限定されるものではない。
キャリアテープ12の製造方法は、特に限定するものではないが、例えば、上記した樹脂を金型によって真空成形することで製造することができる。
トップテープ16の材料は、特に限定するものではないが、樹脂が好ましい。樹脂は、熱可塑性樹脂でもよく、熱硬化性樹脂でもよい。成形性が良好であることから、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましく、特に、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタラート、ポリプロピレン及びポリカーボネートのいずれかを用いるのが好ましいが、これらに限定されるものではない。
トップテープ16の製造方法は、特に限定するものではないが、例えば、上記した樹脂を金型によって真空成形することで製造することができる。
図2は、キャリアテープ12の平面図であり、複数の収納部14にそれぞれ1つずつ電子部品Pが収納された状態を示している。図3は、図2に示すキャリアテープ12のA-A線断面図である。図4は、図2に示すキャリアテープ12のB-B線断面図である。図5は、キャリアテープ12にトップテープ16が貼り合わされた電子部品包装体10の断面図である。
図1~図5に示すように、キャリアテープ12には、複数の収納部14を互いに仕切る仕切り部18が設けられている。仕切り部18は、隣接する2つの収納部14の間に設けられている。仕切り部18によって、ある収納部14に収納された電子部品Pが、隣接する他の収納部14に移動してしまうことが防止されている。仕切り部18は、例えば、キャリアテープ12を樹脂によって成形する際に、同時に成形することができる。
仕切り部18は、キャリアテープ12の長手方向に所定の厚みを有する略矩形の壁状に形成されている。図3に示すように、仕切り部18の高さは、凹状の収納部14の深さとほぼ同じとなっている。また、図5に示すように、仕切り部18の上端18aは、キャリアテープ12に貼り合わされたトップテープ16の下面にほぼ接している。
図3~図5に示すように、仕切り部18の上端18aにおける幅方向両端の位置には、略矩形の断面形状を有する2つの凹溝20a、20bが形成されている。ここでいう「幅方向」とは、キャリアテープ12の長手方向に垂直な方向であり、図3~図5における左右方向を意味する。仕切り部18を隔てて互いに隣接する2つの収納部14は、仕切り部18の上端18aに形成された2つの凹溝20a、20bを介して連通している。なお、2つの凹溝20a、20bの断面形状は、矩形状以外であってもよく、例えば、半円状、あるいは、V字状であってもよい。
図3に示すように、2つの凹溝20a、20bの幅Wは、収納部14に収納された電子部品Pの長手寸法Lの1/20~1/3であることが好ましい。ここで、幅Wとは、2つの凹溝20a、20bの幅方向(図3における左右方向)の最大寸法を意味する。長手寸法Lとは、収納部14に収納された電子部品Pの長手方向(図3における左右方向)の最大寸法を意味する。
幅Wが電子部品Pの長手寸法Lの1/20よりも小さい場合、凹溝20a、20bを介して収納部14に流入する空気の量が少なすぎるため、後述する本発明の効果が十分に得られない恐れがある。一方、幅Wが電子部品Pの長手寸法Lの1/3よりも大きい場合、凹溝20a、20bの断面積が大きくなりすぎるため、電子部品Pを収納部14に安定した状態で保持することが困難となる。したがって、2つの凹溝20a、20bの幅Wは、上記の範囲内であることが好ましい。
また、2つの凹溝20a、20bの深さDは、収納部14に収納された電子部品Pの厚さ寸法Tの1/20~1/2であることが好ましい。ここで、深さDとは、2つの凹溝20a、20bの深さ方向(図3における上下方向)の最大寸法を意味する。厚さ寸法Tとは、収納部14に収納された電子部品Pの厚み方向(図3における上下方向)の最大寸法を意味する。
深さDが電子部品Pの厚さ寸法Tの1/20よりも小さい場合、凹溝20a、20bを介して収納部14に流入する空気の量が少なすぎるため、後述する本発明の効果が十分に得られない恐れがある。一方、深さDが電子部品Pの厚さ寸法Tの1/2よりも大きい場合、凹溝20a、20bの断面積が大きくなりすぎるため、電子部品Pを収納部14に安定した状態で保持することが困難となる。したがって、2つの凹溝20a、20bの深さDは、上記の範囲内であることが好ましい。
収納部14に収納される電子部品Pが小さい場合、キャリアテープ12からトップテープ16を引き剥がす際に流入する空気によって、電子部品Pが倒れやすい。したがって、本実施形態に係る電子部品包装体10は、収納部14に収納される電子部品Pが小さい場合により大きな作用効果が得られる。
一般に、電子部品は、0603サイズ(長さL×幅W×厚さTの外形サイズが0.6±0.03mm×0.3±0.03mm×0.3±0.03mm)、0402サイズ(LWT外形サイズが0.4±0.02mm×0.2±0.02mm×0.2±0.02mm)、0201サイズ(LWT外形サイズが0.25±0.013mm×0.125±0.013mm×0.15±0.013mm)、及び低背品(LWT外形サイズが1.0±0.05mm×0.5±0.05mm×0.15±0.02mm)と呼ばれるものが知られている。本実施形態に係る電子部品包装体10は、収納部14に収納される電子部品Pの大きさが0603サイズ以下である場合に、特に大きな作用効果が得られる。したがって、電子部品Pの大きさは、0.63mm×0.33mm×0.33mm以下であることが好ましい。
また、本実施形態に係る電子部品包装体10は、収納部14に収納される電子部品Pの厚さ寸法Tが0.33mm以下である場合に、特に大きな作用効果が得られる。したがって、電子部品Pの厚さ寸法Tは、0.33mm以下であることが好ましい。
複数の収納部14に収納された電子部品Pを取り出すためには、公知の方法を用いることができる。例えば、電子部品を真空吸着することのできるノズルによって、電子部品Pを収納部14から取り出すことができる。このように吸着ノズルを用いて電子部品を取り出す方法は、例えば、上記した特許文献1、2に開示されている。
図6は、キャリアテープ12の上面にトップテープ16を貼り合わせるための熱溶着装置30を示す図である。図7は、図6に示す熱溶着装置30を矢印Cの方向から見た図である。
図6、図7に示すように、熱溶着装置30は、回転軸34を中心として回動可能な加熱コテ32を備えている。加熱コテ32の下端には、線状の一対の加熱部32a、32bが設けられている。加熱コテ32を下方に回動させることによって、加熱部32a、32bをトップテープ16の上面に押し当てることができる。反対に、加熱コテ32を上方に回動させることによって、加熱部32a、32bをトップテープ16の上面から離間させることができる。
キャリアテープ12に設けられた複数の収納部14に電子部品Pを収納した後、キャリアテープ12の上面12aに、トップテープ16を重ね合わせる。次に、加熱コテ32を下方に回動させることによって、トップテープ16の上から、トップテープ16の左右の両側縁部16a、16bに加熱部32a、32bを押し当てる。これにより、トップテープ16の両側縁部16a、16bを、キャリアテープ12の上面12aに溶着させることができる。次に、加熱コテ32を上方に回動させることによって、トップテープ16の上面12aから加熱コテ32の加熱部32a、32bを離間させる。次に、キャリアテープ12及びトップテープ16を図6中の矢印Eの方向に、少なくとも収納部14の一つ分の距離だけ移動させた後、加熱コテ32を下方に回動させることによって、加熱コテ32の加熱部32a、32bをトップテープ16の上面に再び押し当てる。このような動作の繰り返しにより、トップテープ16の両側縁部16a、16bを、キャリアテープ12の上面12aにその長手方向に沿って連続的に溶着させることができる。なお、トップテープ16の下面(キャリアテープ12に貼り合わされる側の面)には、加熱によって溶融する接着剤を塗布しておいてもよい。
なお、トップテープ16をキャリアテープ12に熱溶着によって貼り合わせる例について説明したが、本発明はこのような態様に限定されない。例えば、トップテープ16をキャリアテープ12に振動溶着あるいは超音波溶着によって貼り合わせてもよい。
図8は、電子部品包装体10及び巻取リール40を示す図である。
上記のように製造された電子部品包装体10は、図8に示すように、巻取リール40に巻き取られた状態で保管及び搬送されてもよい。電子部品の実装時には、巻取リール40を実装装置の電子部品供給部にセットする。セットされた巻取リール40からは、電子部品包装体10が連続的に繰り出される。電子部品包装体10が巻取リール40から繰り出された後、トップテープ16がキャリアテープ12から引き剥がされ、キャリアテープ12に設けられた複数の収納部14から電子部品Pが取り出される。電子部品Pを取り出すためには、上記した吸着ノズルを用いることができる。吸着ノズルによって取り出された電子部品Pは、回路基板などに実装される。
本実施形態の電子部品包装体10は、複数の収納部14が設けられたキャリアテープ12を準備するステップと、複数の収納部14にそれぞれ1つずつ電子部品Pを収納するステップと、複数の収納部14をトップテープ16で覆うステップと、を備えた製造方法によって製造することができる。それぞれのステップの具体的な手順は、上記で説明した通りである。
本実施形態の電子部品包装体10によれば、2つの凹溝20a、20bを介して隣接する2つの収納部14の間で空気が移動することが可能である。したがって、キャリアテープ12からトップテープ16を引き剥がす際に、キャリアテープ12に設けられた複数の収納部14に周囲の空気が勢いよく流れ込んでしまうことを防止することができる。その結果、収納部14に収納された電子部品Pが倒れてしまう、あるいは、収納部14に収納された電子部品Pが外部に飛び出してしまうことを防止できるため、回路基板などに対して電子部品Pを高速かつ安定的に実装することができる。
図9は、従来の電子部品包装体100の斜視図である。
図9に示すように、従来の電子部品包装体100は、複数の収納部114を互いに仕切る仕切り部118の上端118aが、キャリアテープ112の上面112aと同一の高さとなっている。キャリアテープ112が樹脂成形によって製造された場合、従来の電子部品包装体100では、仕切り部118の幅方向の両端部120a、120bが上方に盛り上がるという問題があった。仕切り部118の厚み寸法が小さい場合には、そのような現象がより顕著に発生していた。そして、仕切り部118の幅方向の両端部120a、120bが上方に盛り上がると、キャリアテープ112の上面112aが均一な平面とならなくなるため、トップテープ116をキャリアテープ112の上面112aに貼り合わせた際に接合不良が発生するという問題があった。
本実施形態の電子部品包装体10によれば、仕切り部18の上端18aには幅方向両端に2つの凹溝20a、20bが形成されているため、上記の盛り上がりが発生することを防止することができる。したがって、トップテープ16をキャリアテープ12の上面12aに貼り合わせた際に、接合不良が発生することがなく、回路基板などに対して電子部品Pを高速かつ安定的に実装することが可能である。
また、本実施形態の電子部品包装体10によれば、仕切り部18の上端18aには幅方向両端に2つの凹溝20a、20bが形成されているため、収納部14に収納された電子部品Pが隣接する他の収納部14に移動してしまうことを防止することができる。これに対して、例えば、仕切り部18の上端18aの高さを幅方向全体において低くした場合、電子部品Pが仕切り部18の上端18aを乗り越えて隣接する他の収納部14に移動してしまう。特に、電子部品Pが低背品である場合、電子部品Pが隣接する他の収納部14に移動することを防止することが困難である。
以上説明したように、本実施形態の電子部品包装体10及びその製造方法によれば、回路基板などに対して電子部品Pを高速かつ安定的に実装することが可能となる。
10 電子部品包装体
12 キャリアテープ
14 収納部
16 トップテープ
18 仕切り部
20a、20b 凹溝
30 熱溶着装置
40 巻取リール
P 電子部品

Claims (11)

  1. 複数の収納部が設けられたキャリアテープと、
    前記複数の収納部にそれぞれ1つずつ収納された電子部品と、
    前記複数の収納部を覆うトップテープと、を備え、
    前記複数の収納部を互いに仕切る仕切り部の上端に2つの凹溝が形成されており、
    前記2つの凹溝前記仕切り部の幅方向両端に形成されており、
    前記2つの凹溝の全部が前記トップテープによって覆われている、電子部品包装体。
  2. 前記凹溝の幅は、前記電子部品の長手寸法の1/20~1/3である、請求項1に記載の電子部品包装体。
  3. 前記凹溝の深さは、前記電子部品の厚さ寸法の1/20~1/2である、請求項1または請求項2に記載の電子部品包装体。
  4. 前記電子部品の大きさは、0.63mm×0.33mm×0.33mm以下である、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の電子部品包装体。
  5. 前記電子部品の厚さは、0.33mm以下である、請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の電子部品包装体。
  6. 前記凹溝の幅方向外側において、前記キャリアテープと前記トップテープとが長手方向に連続して接着されている、請求項1に記載の電子部品包装体。
  7. 複数の収納部が設けられたキャリアテープを準備するステップと、
    前記複数の収納部にそれぞれ1つずつ電子部品を収納するステップと、
    前記複数の収納部をトップテープで覆うステップと、を備え、
    前記複数の収納部を互いに仕切る仕切り部の上端には2つの凹溝が形成されており、
    前記2つの凹溝前記仕切り部の幅方向両端に形成されており、
    前記2つの凹溝の全部が前記トップテープによって覆われている、電子部品包装体の製造方法。
  8. 前記凹溝の幅は、前記電子部品の長手寸法の1/20~1/3である、請求項に記載の電子部品包装体の製造方法。
  9. 前記凹溝の深さは、前記電子部品の厚さ寸法の1/20~1/2である、請求項または請求項に記載の電子部品包装体の製造方法。
  10. 前記凹溝の幅方向外側において、前記キャリアテープと前記トップテープとが長手方向に連続して接着されている、請求項7に記載の電子部品包装体の製造方法。
  11. 請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の電子部品包装体の前記トップテープを引き剥がす工程と、前記収納部に収納されている電子部品を取り出して回路基板に実装する工程とを有する、電子部品の実装方法。
JP2019030130A 2019-02-22 2019-02-22 電子部品包装体、電子部品包装体の製造方法、及び電子部品の実装方法 Active JP7245668B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019030130A JP7245668B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 電子部品包装体、電子部品包装体の製造方法、及び電子部品の実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019030130A JP7245668B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 電子部品包装体、電子部品包装体の製造方法、及び電子部品の実装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020132239A JP2020132239A (ja) 2020-08-31
JP7245668B2 true JP7245668B2 (ja) 2023-03-24

Family

ID=72262104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019030130A Active JP7245668B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 電子部品包装体、電子部品包装体の製造方法、及び電子部品の実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7245668B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278334A (ja) 2000-04-04 2001-10-10 Nissho Kk 小部品包装用帯材および小部品包装帯体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278334A (ja) 2000-04-04 2001-10-10 Nissho Kk 小部品包装用帯材および小部品包装帯体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020132239A (ja) 2020-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060157382A1 (en) Electronic component package tape and method of manufacturing the same
US9635791B2 (en) Carrier tape, carrier tape manufacturing apparatus, and method of manufacturing carrier tape
JP6258306B2 (ja) キャリアテープ作製用シート、キャリアテープ作製用シートの製造方法および包装体
JP6349014B2 (ja) 電子部品包装体
JPH0640469A (ja) スルーホール電子部品用キャリヤテープ
JP5417250B2 (ja) エンボスキャリアテープ及びその製造方法ならびに包装部品巻回体
JP7245668B2 (ja) 電子部品包装体、電子部品包装体の製造方法、及び電子部品の実装方法
JP6114514B2 (ja) 電子部品収納用キャリアテープ、電子部品収納用キャリアテープの製造方法、および包装体
JP2008254772A (ja) キャリアテ−プおよびその製造方法
JP6257934B2 (ja) キャリアテープ製造装置およびキャリアテープ作製用シート製造装置
JP2007182244A (ja) キャリヤテープ、及びトップカバーテープ、並びに電子部品の梱包方法
JP6257933B2 (ja) 電子部品収納用キャリアテープの製造方法およびキャリアテープ作製用シートの製造方法
JP2008254785A (ja) テーピング部品
JP4321122B2 (ja) 電子部品のテーピング用リール
JP2005035637A (ja) シート状電子部品の包装方法および取出し方法
JP2003072835A (ja) 電子部品用キャリアテープ及び電子部品の実装方法
JP2001348009A (ja) 小部品包装用帯材の製造方法、装置および小部品包装用帯材
US20210112691A1 (en) Electronic component package, electronic component series, and electronic component series forming apparatus
JP5192989B2 (ja) 電子部品の巻き取り用リール
KR101332688B1 (ko) 캐리어 테이프 성형 장치 및 이를 구비한 캐리어 테이프 로딩장치
TWI757436B (zh) 用於電子組件之載帶
CN212075013U (zh) 用于运输多个部件的柔性承载带
JP2007050931A (ja) 包装テープおよび表面実装用の電子部品
JPH03133762A (ja) 半導体装置用キャリアテープ
JP2001315846A (ja) キャリアテープ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7245668

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150