JP7242753B2 - 眼鏡レンズおよび眼鏡 - Google Patents
眼鏡レンズおよび眼鏡 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7242753B2 JP7242753B2 JP2021084591A JP2021084591A JP7242753B2 JP 7242753 B2 JP7242753 B2 JP 7242753B2 JP 2021084591 A JP2021084591 A JP 2021084591A JP 2021084591 A JP2021084591 A JP 2021084591A JP 7242753 B2 JP7242753 B2 JP 7242753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- metal
- film
- spectacle lens
- vapor deposition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Eyeglasses (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Description
レンズ基材と、無機層と、撥水層と、をこの順に有し、
上記無機層と上記撥水層との間に金属含有層を更に有し、
上記金属含有層に含まれる金属は、
銀(以下、「第1の金属」とも呼ぶ。)と、
白金、金、パラジウム、水銀、カドミウム、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛およびチタンからなる群から選ばれる金属の1種以上(以下、「第2の金属」とも呼ぶ。)と、
である眼鏡レンズ、
に関する。
以下、上記眼鏡レンズについて更に詳細に説明する。
上記眼鏡レンズは、無機層と撥水層との間に金属含有層を有し、この金属含有層に含まれる金属は、銀と、白金、金、パラジウム、水銀、カドミウム、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛およびチタンからなる群から選ばれる金属の1種以上と、である。
第1の金属である銀の粒子(銀粒子)を含む溶液(以下、「第1の金属の溶液」とも呼ぶ。)を準備する。かかる溶液は、例えば水溶液であることができ、銀粒子の水分散液であることができる。第1の金属の溶液における銀粒子の濃度は、例えば1000~10000ppmの範囲であることができる。本発明および本明細書において、ppmは、質量基準である。
上記溶液とは別に、第2の金属の粒子の1種以上を含む溶液(以下、「第2の金属の溶液」とも呼ぶ。)を準備する。かかる溶液は、例えば水溶液であることができ、第2の金属の粒子の水分散液であることができる。また、第2の金属の溶液として、第2の金属の粒子を1種以上を含む溶液を1種のみ使用することもでき、または、第2の金属の粒子の1種以上を含む溶液を2種以上使用することもできる。いずれの場合においても、第2の金属の溶液における第2の金属の粒子の濃度は、例えば1000~10000ppmの範囲であることができる。ここで、第2の金属の溶液が第2の金属の粒子を2種以上含む場合、上記の濃度は、それら2種以上の金属の粒子の合計についての濃度をいうものとする。
上記の各溶液としては、例えば、金属粒子の水分散液として市販されている市販品をそのまま使用することができ、または市販品を希釈して使用することもできる。
こうして上記溶液を準備した後、上記溶液を担体に含浸させる。上記の複数種の溶液は、上記担体に別々に含浸させてもよく、同時に含浸させてもよく、または複数種の溶液を混合した混合液を上記担体に含浸させてもよい。担体に含浸させる第1の金属の溶液の液量は、例えば、0.1~5.0mlの範囲とすることができる。担体に含浸させる第2の金属の溶液の液量は、例えば、0.1~5.0mlの範囲とすることができる。また、第1の金属の溶液の液量に対して、第2の金属の溶液の液量は、0.1~5倍の範囲とすることができる。ここで、第2の金属の溶液として2種以上の溶液を使用する場合、上記の液量は、それら2種以上の溶液の合計についての液量をいうものとする。
溶液を担体に含浸させる方法としては、例えば、溶液を担体に注入または噴霧する方法、担体を溶液に浸漬させる方法等を挙げることができる。
また、上記担体は、例えば多孔質体であることができ、例えば、金属、合金、セラミック製であることができる。多孔質体の具体例としては焼結フィルタを挙げることができる。焼結フィルタは、金属粉末、合金粉末、セラミック粉末等の粉末材料を焼結させた焼結体であることができる。
上記溶液を担体に含浸させた後に公知の方法で乾燥処理を行うことによって、第1の金属の粒子および第2の金属の粒子を担体に担持させることができる。
図1に示す真空蒸着装置1の内部(一般に「真空チャンバー」と呼ばれる。)には、被成膜物11と電子銃3とが、蒸着源2を挟んで対向配置されている。被成膜物11の蒸着源側の表面は、その上に金属含有層14が成膜される無機層の表面である。電子ビームは、電子銃3に備えられたフィラメントに加熱電流を流すことによって発生させることができる。上記加熱電流は、使用する電子銃の構成、蒸着材料の種類等に応じて設定することができる。また、電子ビーム照射時間等の照射条件は、所望の膜厚等に応じて設定することができる。電子銃から発生した電子ビームEBが蒸着源2に照射されることにより、蒸着源に含まれる蒸着材料が加熱されて気化し、被成膜物11の表面に堆積して金属含有層14が成膜される。蒸着源として、先に記載したように第1の金属の粒子および第2の金属の粒子を担体に担持させた蒸着源を使用する場合、蒸着材料である第1の金属の粒子および第2の金属の粒子を電子ビーム照射によって加熱して気化させることにより、それら金属を含む蒸着膜として、金属含有層14を被成膜物11上に成膜することができる。真空チャンバー内は、例えば大気雰囲気であり、内部の圧力は一般に真空蒸着が行われる圧力とすればよく、例えば2×10-2Pa以下とすることができる。電子ビーム蒸着処理を行う回数は1回以上であり、同種または異なる種類の蒸着源を使用して2回以上行うこともできる。例えば、同種または異なる種類の蒸着源を使用して2回以上の電子ビーム蒸着処理を行うことによって、より膜厚が厚い金属含有層を成膜することができる。
眼鏡レンズのレンズ基材は、プラスチックレンズ基材またはガラスレンズ基材であることができる。ガラスレンズ基材は、例えば無機ガラス製のレンズ基材であることができる。レンズ基材としては、軽量で割れ難く取扱いが容易であるという観点から、プラスチックレンズ基材が好ましい。プラスチックレンズ基材としては、(メタ)アクリル樹脂をはじめとするスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アリル樹脂、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート樹脂(CR-39)等のアリルカーボネート樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、イソシアネート化合物とジエチレングリコールなどのヒドロキシ化合物との反応で得られたウレタン樹脂、イソシアネート化合物とポリチオール化合物とを反応させたチオウレタン樹脂、分子内に1つ以上のジスルフィド結合を有する(チオ)エポキシ化合物を含有する硬化性組成物を硬化した硬化物(一般に透明樹脂と呼ばれる。)を挙げることができる。レンズ基材としては、染色されていないもの(無色レンズ)を用いてもよく、染色されているもの(染色レンズ)を用いてもよい。レンズ基材の屈折率は、例えば、1.60~1.75程度であることができる。ただしレンズ基材の屈折率は、上記範囲に限定されるものではなく、上記の範囲内でも、上記の範囲から上下に離れていてもよい。本発明および本明細書において、屈折率とは、波長500nmの光に対する屈折率をいうものとする。また、レンズ基材は、屈折力を有するレンズ(いわゆる度付レンズ)であってもよく、屈折力なしのレンズ(いわゆる度なしレンズ)であってもよい。
上記眼鏡レンズは、レンズ基材上に無機層を有する。本発明および本明細書において、「無機層」とは、先に記載したように、無機物質を含む層であり、好ましくは無機物質を主成分として含む層である。主成分については、先に記載した通りである。上記無機層は、レンズ基材表面上に直接積層された層であることができ、またはレンズ基材表面上に1層以上の他の層を介して間接的に積層された層であることができる。上記の他の層としては、一般にハードコート層と呼ばれる硬化性組成物の硬化層、密着性向上のために設けられるプライマー層等の公知の層の1層以上を挙げることができる。これらの層の種類および膜厚は、特に限定されず、眼鏡レンズに望まれる機能および光学特性に応じて決定することができる。
上記眼鏡レンズでは、上記金属含有層の表面上に撥水層が設けられている。本発明および本明細書において、「撥水層」とは、眼鏡レンズ表面が撥水性を発揮することに寄与するか、またはこの層を有さない場合と比べてより良好な撥水性を発揮することに寄与する層をいうものとする。上記撥水層は、上記金属含有層の表面上に直接積層された層であることができ、または上記金属含有層の表面上に1層以上の他の層を介して間接的に積層された層であることができる。他の層については、先の記載を参照できる。
本発明の一態様は、上記眼鏡レンズを備えた眼鏡に関する。この眼鏡に含まれる眼鏡レンズの詳細については、先に記載した通りである。上記眼鏡について、フレーム等の構成については、公知技術を適用することができる。
<ハードコート層付きレンズ基材の作製>
眼鏡レンズ用モノマー(三井化学社製MR8)により製造したプラスチックレンズ基材の物体側表面(凸面)の全面に、無機酸化物粒子とケイ素化合物とを含むハードコート液をスピンコーティングによって塗布し、炉内温度100℃の加熱炉において60分間加熱硬化させることにより、膜厚3μmの単層のハードコート層を形成した。
次に、上記ハードコート層を形成したレンズ基材を真空蒸着装置に入れ、上記ハードコート層表面の全面に、真空蒸着法により、「SiO2層/ZrO2層/SiO2層/ZrO2層/SiO2層/ZrO2層/SiO2層」の合計7層(総厚:約400~600nm)が積層された多層反射防止膜を形成した。「/」の表記は、「/」の左に記載の部分と右に記載の部分が直接積層されていることを示す。この点は、以下の記載においても同様である。
こうして、「レンズ基材/ハードコート層/多層反射防止膜(無機層、無機物質の含有率:90質量%以上)」の層構成を有する眼鏡レンズを作製した。
(蒸着源の調製)
第1の金属の溶液として、粒径2~5nmの銀粒子を5000ppmの濃度で含む水分散液を準備した。
第2の金属の溶液として、粒径2~5nmの白金粒子を5000ppmの濃度で含む水分散液を準備した。
担体として、直径18mmの円盤状の焼結フィルタ(材質:SUS)を使用し、この焼結フィルタを、第1の金属溶液0.5mlを注入した後に内部温度65~75℃の大気オーブンにて1時間乾燥処理を施した。これを2回繰り返した後(第1の金属溶液の担体への合計注入量:1.0ml)、第2の金属溶液0.5mlを注入し内部温度65~75℃の大気オーブンにて1時間乾燥処理を施した。これを2回繰り返し(第2の金属溶液の担体への合計注入量:1.0ml)、銀粒子および白金粒子(蒸着材料)が焼結フィルタに担持された蒸着源を調製した。
図1に示すように、真空蒸着装置の真空チャンバー内に、上記多層反射防止膜が形成された眼鏡レンズおよび上記蒸着源を配置した。真空チャンバー内の圧力は2×10-2Pa以下とし、電子ビーム照射条件を、電子ビーム出力(加熱電流)を38mA、電子ビーム照射時間を150秒として、電子銃から蒸着源に向かって電子ビームを照射した。こうして電子ビームを照射することによって銀粒子および白金粒子を加熱して気化させることができ、上記多層反射防止膜の表面上に銀粒子および白金粒子が堆積した蒸着膜を形成することができる。こうして、上記多層反射防止膜の表面上に金属含有層(金属含有無機層、含有金属:銀および白金、無機物質の含有率:90質量%以上)を成膜した。
(蒸着源の調製)
フッ素系有機物質としてメタキシレンヘキサフルオライドを含有する溶液を準備した。
担体として、直径18mmの円盤状の焼結フィルタ(材質:SUS)を使用し、この焼結フィルタを、上記溶液0.25mlを注入した後に内部温度50℃の大気オーブンにて1時間乾燥処理を施した。
こうして、メタキシレンヘキサフルオライド(蒸着材料)が焼結フィルタに担持された蒸着源を調製した。
図1に示すように、真空蒸着装置の真空チャンバー内に、上記金属含有層が形成された眼鏡レンズおよび上記蒸着源を配置した。
図1中の電子銃をハロゲンヒーターに代え、ハロゲンヒーターによって真空チャンバー内の内部雰囲気温度を650℃に制御し、真空チャンバー内の圧力は2×10-2Pa以下として、加熱蒸着法によって撥水層を成膜した。こうしてチャンバー内を加熱することによってメタキシレンヘキサフルオライドを加熱して気化させることができ、上記金属含有層の表面上にメタキシレンヘキサフルオライドが堆積した蒸着膜を形成することができる。こうして、上記金属含有層の表面上に膜厚10~20nmの撥水層(撥水剤:メタキシレンヘキサフルオライド)を成膜した。
金属含有層の作製を実施しなかった点以外、実施例1と同様にして、「レンズ基材/ハードコート層/多層反射防止膜(無機層)/撥水層」の層構成を有する比較例1の眼鏡レンズを作製した。
金属含有層の作製を以下の方法によって実施した点以外、実施例1と同様にして、「レンズ基材/ハードコート層/多層反射防止膜(無機層)/金属含有層/撥水層」の層構成を有する実施例2の眼鏡レンズを作製した。
(蒸着源の調製)
第1の金属の溶液として、粒径2~5nmの銀粒子を5000ppmの濃度で含む水分散液を準備した。
第2の金属の溶液として、粒径2~5nmの白金粒子を5000ppmの濃度で含む水分散液を準備した。
担体として、直径18mmの円盤状の焼結フィルタ(材質:SUS)を使用し、この焼結フィルタを、第1の金属溶液0.5mlを注入した後に内部温度65~75℃の大気オーブンにて1時間乾燥処理を施した。これを2回繰り返した後(第1の金属溶液の担体への合計注入量:1.0ml)、第2の金属溶液0.5mlを注入し内部温度65~75℃の大気オーブンにて1時間乾燥処理を施した。これを2回繰り返し(第2の金属溶液の担体への合計注入量:1.0ml)、銀粒子および白金粒子(蒸着材料)が焼結フィルタに担持された蒸着源を調製した。
こうして、蒸着源を2つ準備した。
図1に示すように、真空蒸着装置の真空チャンバー内に、上記多層反射防止膜が形成された眼鏡レンズおよび上記2つの蒸着源のうちの1つを配置した。真空チャンバー内の圧力は2×10-2Pa以下とし、電子ビーム照射条件を、電子ビーム出力(加熱電流)を38mA、電子ビーム照射時間を150秒として、電子銃から蒸着源に向かって電子ビームを照射した。こうして1回目の電子ビーム蒸着処理を実施した。
上記2つの蒸着源のうちの残りの1つを真空チャンバー内に配置し、1回目の電子ビーム蒸着処理と同条件で2回目の電子ビーム蒸着処理を実施した。
こうして電子ビームを照射することによって銀粒子および白金粒子を加熱して気化させることができ、上記多層反射防止膜の表面上に銀粒子および白金粒子が堆積した蒸着膜を形成することができる。
上記のように2回の電子ビーム蒸着処理を実施することにより、上記多層反射防止膜の表面上に金属含有層(金属含有無機層、含有金属:銀および白金、無機物質の含有率:90質量%以上)を成膜した。
実施例1、2、比較例1の各眼鏡レンズについて、JIS Z 2801:2012にしたがって抗菌性試験を行った。
具体的には、各眼鏡レンズから、抗菌性の初期評価、耐水性評価および耐光性評価のために、試料片を3つ切り出す。試料片のサイズは50mm×50mmとする。
初期評価は、以下の方法によって実施する。
各眼鏡レンズから切り出した試験片を、上記の各種の層を積層した側の表面を上方に向けて滅菌済みシャーレに入れる。その後、1.0×105個~4.0×105個の試験菌(黄色ブドウ球菌または大腸菌)を含む菌液0.4mlを試料の上記表面の中央部に滴下し、40mm×40mmのサイズに切断したポリエチレンフィルムで被覆する。このシャーレを相対湿度90%以上の環境に24時間置いた後の1cm2あたりの生菌数を測定する。
耐水性評価は、以下の方法によって実施する。
各眼鏡レンズから切り出した試験片に対して、SIAA(抗菌製品技術協議会)の持続性試験法(2018年度版)の耐水性試験の章に記載の区分1の耐水性試験を実施した後、上記と同様の処理を行い、生菌数を測定する。
耐光性評価は、以下の方法によって実施する。
各眼鏡レンズから切り出した試験片に対して、SIAA(抗菌製品技術協議会)の持続性試験法(2018年度版)の耐水性試験の章に記載の区分1の耐光性試験を実施した後、上記と同様の処理を行い、生菌数を測定する。
実施例2について、上記の各種評価で測定された生菌数から以下の式によって抗菌活性値を求めた。
Ut:比較例1の試料片での生菌数の対数値
At:実施例1または実施例2の試料片での生菌数の対数値
実施例1、2、比較例1の各眼鏡レンズの物体側から、物体側表面(凸面側)の光学中心における直入射反射分光特性を測定した。
また、実施例1、2、比較例1の各眼鏡レンズの眼球側から、眼球側表面(凹面側)の光学中心における直入射反射分光特性を測定した。
測定結果から得られた波長380~780nmにおける実施例1、2の透過スペクトル、凸面側の反射スペクトル、凹面側の反射スペクトルのスペクトル形状は、比較例1の各スペクトルのスペクトル形状とほぼ一致していた。
測定結果から、視感反射率をJIS T 7334:2011にしたがい求め、視感透過率をJIS T 7333 :2005にしたがい求めた。結果を表4に示す。
Claims (7)
- レンズ基材と、無機層と、撥水層と、をこの順に有し、
前記無機層と前記撥水層との間に金属含有層を更に有し、
前記撥水層は、前記金属含有層の表面上に直接積層された層であり、
前記金属含有層に含まれる金属は、
銀と、
白金、金、パラジウム、水銀、カドミウム、コバルト、ニッケルおよびチタンからなる群から選ばれる金属の1種以上と、
であり、かつ
前記金属含有層において、前記金属の一部または全部は、金属の単体または合金の形態で存在する、眼鏡レンズ。 - 前記無機層は、2層以上の無機層の多層膜である、請求項1に記載の眼鏡レンズ。
- 前記撥水層は、フッ素系有機層である、請求項1または2に記載の眼鏡レンズ。
- 前記金属含有層の膜厚は、5nm以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
- 前記金属含有層は、金属含有無機層である、請求項1~4のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
- 前記金属含有層は蒸着材料の蒸着膜であり、該蒸着材料は前記金属の粒子である、請求項1~5のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
- 請求項1~6のいずれか1項に記載の眼鏡レンズを備えた眼鏡。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2021/041073 WO2022097751A1 (ja) | 2020-11-09 | 2021-11-09 | 眼鏡レンズおよび眼鏡 |
EP21889302.2A EP4242732A1 (en) | 2020-11-09 | 2021-11-09 | Spectacle lens and eyeglasses |
CN202180075406.4A CN116420110A (zh) | 2020-11-09 | 2021-11-09 | 眼镜镜片和眼镜 |
JP2022187751A JP2023010987A (ja) | 2020-11-09 | 2022-11-24 | 眼鏡レンズおよび眼鏡 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020186825 | 2020-11-09 | ||
JP2020186825 | 2020-11-09 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022187751A Division JP2023010987A (ja) | 2020-11-09 | 2022-11-24 | 眼鏡レンズおよび眼鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022076441A JP2022076441A (ja) | 2022-05-19 |
JP7242753B2 true JP7242753B2 (ja) | 2023-03-20 |
Family
ID=81606776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021084591A Active JP7242753B2 (ja) | 2020-11-09 | 2021-05-19 | 眼鏡レンズおよび眼鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7242753B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184849A (ja) | 2004-11-30 | 2006-07-13 | Toppan Printing Co Ltd | 反射防止積層体、光学機能性フィルタ、光学表示装置および光学物品 |
JP2018159860A (ja) | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 東海光学株式会社 | 光学製品 |
JP2020106751A (ja) | 2018-12-28 | 2020-07-09 | ホヤ レンズ タイランド リミテッドHOYA Lens Thailand Ltd | 眼鏡レンズ |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1046527A (ja) * | 1996-05-31 | 1998-02-17 | Toto Ltd | 防汚性道路用化粧板 |
JP4989846B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2012-08-01 | Hoya株式会社 | 光学部材及びその製造方法 |
JP5428018B2 (ja) * | 2007-08-23 | 2014-02-26 | 栃木県 | ゼオライトxに分散する金属ナノ粒子、金属ナノ粒子分散ゼオライトxおよび金属ナノ粒子分散ゼオライトxの製造方法 |
JP2011127137A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Seiko Epson Corp | 蒸着坩堝及び蒸着装置 |
JP2016065269A (ja) * | 2014-09-24 | 2016-04-28 | アイシン精機株式会社 | 金属調皮膜の製造方法及び金属調皮膜 |
EP3203274B1 (en) * | 2016-02-04 | 2023-04-05 | Essilor International | Ophthalmic lens comprising a thin antireflective coating with a very low reflection in the visible |
JP6663375B2 (ja) * | 2017-03-08 | 2020-03-11 | 旭化成株式会社 | 光触媒用無機化合物、光触媒組成物、光触媒塗膜及び光触媒塗装製品 |
JP2020142494A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 伊藤光学工業株式会社 | 抗菌透明積層体及びその製造方法 |
-
2021
- 2021-05-19 JP JP2021084591A patent/JP7242753B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184849A (ja) | 2004-11-30 | 2006-07-13 | Toppan Printing Co Ltd | 反射防止積層体、光学機能性フィルタ、光学表示装置および光学物品 |
JP2018159860A (ja) | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 東海光学株式会社 | 光学製品 |
JP2020106751A (ja) | 2018-12-28 | 2020-07-09 | ホヤ レンズ タイランド リミテッドHOYA Lens Thailand Ltd | 眼鏡レンズ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022076441A (ja) | 2022-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6073355B2 (ja) | 眼鏡レンズ、及び眼鏡レンズの製造方法 | |
US8789944B2 (en) | Optical article and optical article production method | |
US20150198821A1 (en) | Optical component and method of manufacturing the same | |
EP2286985A1 (en) | Method of producing a plastic lens having an antistatic coating | |
WO2014208412A1 (ja) | 光学部品 | |
US20220214562A1 (en) | Spectacle lens and method for manufacturing spectacle lens | |
JP5698902B2 (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
JP2023010987A (ja) | 眼鏡レンズおよび眼鏡 | |
JP2023009170A (ja) | 眼鏡レンズの製造方法 | |
WO2022209094A1 (ja) | 眼鏡レンズ、眼鏡レンズの製造方法及び眼鏡 | |
JP7242753B2 (ja) | 眼鏡レンズおよび眼鏡 | |
JP7203147B2 (ja) | 眼鏡レンズの製造方法 | |
JP6461313B2 (ja) | 眼鏡レンズおよびその製造方法、ならびに眼鏡 | |
WO2023189159A1 (ja) | 眼鏡レンズの製造方法 | |
WO2022209093A1 (ja) | 眼鏡レンズの製造方法 | |
JP2010072636A (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
JP2011017949A (ja) | 光学物品の製造方法およびその方法により製造された光学物品 | |
JP2010072635A (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
WO2022210114A1 (ja) | 眼鏡用プラスチックレンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210519 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20210519 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210928 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220520 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221124 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20221124 |
|
C876 | Explanation why request for accelerated appeal examination is justified |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C876 Effective date: 20221124 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20221130 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20221206 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20230106 |
|
C305 | Report on accelerated appeal examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C305 Effective date: 20230113 |
|
C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211 Effective date: 20230117 |
|
C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20230117 |
|
C23 | Notice of termination of proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23 Effective date: 20230124 |
|
C03 | Trial/appeal decision taken |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03 Effective date: 20230221 |
|
C30A | Notification sent |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012 Effective date: 20230221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230308 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7242753 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |