JP7242471B2 - 冷水排出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷水排出装置に関する。詳しくは、供給水が設定温度以上の温水である場合に該温水を下流側の吐出口へと吐出し、設定温度未満の冷水である場合に該冷水を冷水排出口から排出する冷水排出装置に関する。
従来、温調した湯水を使用者に噴出させるシャワー設備において、使用初期の配管内冷水を外部に排出することが可能な冷水排出装置が設けられた構成が知られている(特許文献1)。上記冷水排出装置は、湯水が流れる吐出流路に温度変化に伴う伸縮によって湯水の流通先を切り替える感温弁が埋め込まれた構成とされる。
特開平3-18332号公報
上記従来技術では、装置の大型化を抑制するため、感温弁が吐出流路の管軸方向に伸縮するように設けられている。そして、吐出流路が、感温弁を途中で横切りつつ、感温弁に沿って外側ケースとの間の狭い隙間内を管軸方向に延びる細径の構成とされている。更に、上記理由から、感温弁によって流通先が切り替えられる排出流路も細径の構成とされている。したがって、湯水の吐出流量及び冷水の排出流量を十分に確保することができない。そこで、本発明は、装置の大型化を抑制しつつ、温水の吐出量と使用初期の冷水の排出量とを適切に確保可能な冷水排出装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の冷水排出装置は次の手段をとる。
すなわち、本発明の冷水排出装置は、供給水が設定温度以上の温水である場合に該温水を下流側の吐出口へと吐出し、設定温度未満の冷水である場合に該冷水を冷水排出口から排出する冷水排出装置である。この冷水排出装置は、供給水の温度変化に伴う管軸方向の伸縮により供給水の流通先を吐出口へと繋がる吐出流路と冷水排出口へと繋がる第1冷水排出流路とに切り替える感温式の第1切替弁体と、吐出口と冷水排出口とを流路接続する第2冷水排出流路と吐出流路とに跨って設けられるダイヤフラム式の第2切替弁体と、を有する。
第2切替弁体は、バネ力により吐出流路を閉弁しつつ第2冷水排出流路を開弁して吐出口から下流側の残水を重力作用により冷水排出口へと排出可能とする冷水排出モードと、温水が吐出流路を流れる圧力により吐出流路を開弁しつつ第2冷水排出流路を閉弁して温水を吐出口に吐出可能とする温水吐出モードと、に切り替えられる。
上記構成によれば、吐出流路と第2冷水排出流路とに跨るダイヤフラム式の第2切替弁体は、第1切替弁体を通る供給水が冷水である場合には、バネ力により冷水排出モードに保持される。そのため、上記冷水が、感温式の第1切替弁体により開弁された第1冷水排出流路から排出されると共に、吐出口から先に残る残水(冷水等)も、第2切替弁体により開弁された第2冷水排出流路から重力作用により排出される。
一方、第2切替弁体は、第1切替弁体を通る供給水が温水である場合には、この温水が吐出流路を流れる圧力により温水吐出モードに切り替えられる。それにより、上記温水が、冷水排出口から排出されることなく、吐出口より吐出される。
このように、ダイヤフラム式の第2切替弁体によって、吐出流路に温水が流れるか否かの圧力変化によって2つの流路(吐出流路と第2冷水排出流路)の開弁・閉弁の制御をまとめて行う構成とすることで、弁機構の合理化を図ることができる。その結果、冷水排出装置の大型化を抑制しつつ、温水の吐出量と冷水の排出量とを適切に確保することができる構成を得ることができる。
また、本発明の冷水排出装置は、更に次のように構成されていてもよい。第1切替弁体の伸縮方向と、第2切替弁体の可動方向とが、共に、重力方向とは交差する方向に設定される。吐出流路が、第1切替弁体の設けられる分岐流路に対して、管軸方向とは交差する方向に流路接続される。
上記構成によれば、温水を分岐流路の管軸方向ではなく交差する方向に流すことができる。したがって、温水をより短い流路で吐出口へと流すことができる。
また、本発明の冷水排出装置は、更に次のように構成されていてもよい。第1切替弁体の伸縮方向と、第2切替弁体の可動方向とが、互いに平行とされる。
上記構成によれば、冷水排出装置をよりコンパクトに形成することができる。
また、本発明の冷水排出装置は、更に次のように構成されていてもよい。第1冷水排出流路が、分岐流路に対して管軸方向に流路接続される。
上記構成によれば、第1冷水排出流路を分岐流路に対して管軸方向とは交差する方向に嵩張らせないように設けることができる。
また、本発明の冷水排出装置は、更に次のように構成されていてもよい。冷水排出装置に供給水を供給する上流側の供給口と吐出口とが互いに第1切替弁体の伸縮方向とは交差する方向に一直線上に並ぶ配置とされる。
上記構成によれば、冷水排出装置に接続される供給管と吐出管とを互いに偏心させることなく真っ直ぐに設けることができる。したがって、冷水排出装置を配管が真っ直ぐ延びるように設置される既存の配管設備に簡便に組み込めるようになる。
第1の実施形態に係る冷水排出装置の概略構成を表した正面図である。 冷水排出装置の斜視図である。 冷水排出装置の内部構造を表した部分断面斜視図である。 図3のIV部拡大図である。 図3のV部拡大図である。 冷水供給時の各弁の状態を表した図3に対応する断面図である。 温水供給時の各弁の状態を表した図3に対応する断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(冷水排出装置10の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係る冷水排出装置10の構成について、図1~図7を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
図1に示すように、本実施形態に係る冷水排出装置10は、浴室の壁面Wに取り付けられる混合水栓1からオーバーヘッド式のシャワーヘッド6へと至る湯水の供給経路上に設けられている。具体的には、冷水排出装置10は、混合水栓1と流路接続されて上方に延びるシャワー供給管4と、同シャワー供給管4と流路接続されて上記シャワーヘッド6との接続口へ向けて上方へ延びるシャワー吐出管5と、の接続部に設けられている。
上記混合水栓1は、上記壁面Wの裏側から供給される湯と水とを内部で混合して吐出することのできる機能を備える。具体的には、上記混合水栓1は、その水栓本体2の左右2箇所の背面部位が、それぞれ、クランク状に折れ曲がった偏心形状を持つ給湯管3Aと給水管3Bとを介して、壁面W上の左右2箇所に形成された図示しない湯水の接続口と流路接続された構成とされる。
上記混合水栓1は、上記供給される湯水の混合割合を内部で調節する温調機能と、混合した湯水の吐止水を切り替える切替機能と、吐出する湯水の量を調節する吐出量の調節機能と、を備える。上記湯水の混合割合の調節は、水栓本体2の向かって左側の側部に取り付けられた略円筒型の温調ハンドル2Aの操作によって行われる。
また、吐止水の切り替え及び吐出量の調節は、水栓本体2の向かって右側の側部に取り付けられた略円筒型の切替ハンドル2Bの操作によって行われる。具体的には、使用者が温調ハンドル2Aを所望の回転位置に合わせることで、水栓本体2の内部で混合される湯水の混合割合が上記の回転位置に応じた設定温度に調節される。
また、使用者が切替ハンドル2Bを所定の止水位置(図示位置)から上向き又は下向きに回すことで、その回転移動量に応じた量の湯水が水栓本体2に流路接続されたシャワーヘッド6又はカラン7から選択的に吐出される。本実施形態では、切替ハンドル2Bが上向きに回されることでシャワーヘッド6から湯水が吐出され、切替ハンドル2Bが下向きに回されることでカラン7から湯水が吐出される構成とされる。
冷水排出装置10は、上記切替ハンドル2Bの操作によってシャワーヘッド6から湯水を吐出する際、使用初期の配管内に残る冷水が使用者に噴出されないよう、配管内の冷水を外部へと排出する機能を備える。以下、冷水排出装置10の具体的な構成について詳しく説明する。
(冷水排出装置10の具体的な構成について)
図2に示すように、冷水排出装置10は、全体として前後方向に延びる縦長な略箱形状を成す。上記冷水排出装置10は、その下端部に前出のシャワー供給管4の上端部が流路接続され、上端部に前出のシャワー吐出管5の下端部が流路接続される構成とされる。上記シャワー供給管4とシャワー吐出管5とは、それぞれ、冷水排出装置10に対して、互いに同一軸線上の位置にて流路接続される構成とされる。
上記冷水排出装置10は、具体的には、図3に示すように、縦長な略箱形状を成す装置本体11の内部に、内部空間を区画する区画壁12や種々の配管が設けられることで、内部の流路が形成された構成とされる。なお、以下の説明では、冷水排出装置10内に設けられた主要な配管については符号を付して説明するが、それ以外の配管については符号を付さず、代わりに同配管に纏わる流路や開口に符号を付して説明することとする。冷水排出装置10内に設けられる各流路や開口については、符号を四角で囲って表示する。
上記冷水排出装置10は、その下端部に、シャワー供給管4の上端部と流路接続される下向き開口の供給口D1を有する。また、冷水排出装置10は、その上端部に、シャワー吐出管5の下端部と流路接続される上向き開口の吐出口D8を有する。また、冷水排出装置10は、その後端部の上下2箇所に、冷水を外部に排出する後向き開口の冷水排出口A(D4,D10)を有する。
また、冷水排出装置10は、上記供給口D1の下流側となる上方位置に、流路を後ろ方向と上方向とに分岐させる分岐流路D2を有する。また、冷水排出装置10は、上記分岐流路D2の後側に分岐される流路と接続されて後側の冷水排出口D4へと繋がる第1冷水排出流路D3を有する。
また、冷水排出装置10は、上記第1冷水排出流路D3から上方向に分岐されて延びる冷水圧力流路D5を有する。また、冷水排出装置10は、上記冷水圧力流路D5と流路接続されて後述するダイヤフラム式の第2切替弁体17に圧力を作用させる冷水圧力室D6を有する。
また、冷水排出装置10は、上記分岐流路D2の上側に分岐される流路と接続されて上側の吐出口D8へと繋がる吐出流路D7を有する。また、冷水排出装置10は、上記吐出口D8と後側の冷水排出口D10とを繋ぐ第2冷水排出流路D9を有する。
上記吐出流路D7と第2冷水排出流路D9とは、互いに連通しているが、第2切替弁体17の切り替え作動により、常にどちらか一方の途中流路が閉鎖され他方が開放される関係とされる。各冷水排出口D4,D10は、吐出口D8よりも低い位置に設けられている。
上記分岐流路D2は、前後方向に管軸方向を向ける円管状の分岐配管13により形成されている。上記分岐配管13は、その後端部を開口させる管軸開口13Aと、管壁部分を開口させる管壁開口13Bと、を有する。管軸開口13Aは、分岐流路D2の後側に分岐される流路を形成するものであり、第1冷水排出流路D3と連通している。
管壁開口13Bは、供給口D1の直上の管壁領域に形成され、供給口D1から供給された湯水の一部を分岐配管13内に取り込む取込口として機能する。供給口D1から上方に流れた湯水は、その一部が分岐配管13内に取り込まれるが、それ以外は分岐配管13を素通りして吐出流路D7へと流れる。
上記冷水排出装置10は、更に、上記分岐配管13内にセットされる第1切替弁体14を有する。第1切替弁体14は、分岐配管13内に取り込まれた湯水の温度変化に伴い、管軸方向に自律的に伸縮動作する感温式の弁機構を備える。
具体的には、上記第1切替弁体14は、図4に示すように、管軸方向に延びる軸部14Aと、軸部14Aの後端部に組み付けられた開閉弁14Bと、開閉弁14Bに閉弁方向(後方向)のバネ力を作用させる形状記憶合金製の感温バネ14Cと、開閉弁14Bに開弁方向(前方向)のバネ力を作用させるバイアスバネ14Dと、を有する。上記軸部14Aは、分岐配管13に固定された中空円板状の中間座部14Eにより、その軸方向の中間部分が管軸方向にのみ摺動可能となるように外周側から支持されている。
また、軸部14Aは、その前端部も、装置本体11に対して管軸方向にのみ摺動可能となるように外周側から支持されている。開閉弁14Bは、ゴム製の中空円板状部材から成る。上記開閉弁14Bは、軸部14Aの後端部に後側から通されると共に、同軸部14Aの後端近傍部に接合された径方向に円板状に張り出すフランジ部14Fの後面部に重ね合わせ状に接合されている。
感温バネ14Cは、コイル状に巻かれたバネ部材から成り、軸部14Aに通されて上記後端側のフランジ部14Fと中間座部14Eとの間にセットされている。それにより、感温バネ14Cは、中間座部14Eを支点に軸部14Aの後端側のフランジ部14Fに後側へのバネ力(弾発力)を作用させる構成とされる。上記感温バネ14Cは、分岐配管13内に取り込まれる湯水の温度に応じて硬さを変化させる特性を備える。
具体的には、感温バネ14Cは、分岐配管13内に取り込まれる供給水が設定温度(例えば35度)以上の温水である場合には、バイアスバネ14Dのバネ力に打ち勝つ硬さとなって管軸方向に膨張する。それにより、開閉弁14Bが分岐配管13の後端部に押し付けられて、管軸開口13Aが閉弁される。
一方、感温バネ14Cは、分岐配管13内に取り込まれる供給水が設定温度未満の冷水である場合には、バイアスバネ14Dのバネ力により押し撓まされる軟らかさとなって管軸方向に収縮する。それにより、開閉弁14Bがバイアスバネ14Dのバネ力により分岐配管13の後端部から引き離されて、管軸開口13Aが開弁される。
バイアスバネ14Dも、コイル状に巻かれたバネ部材から成り、軸部14Aに通されて上記中間座部14Eと軸部14Aの前端近傍部に形成された径方向に円板状に張り出すフランジ部14Gとの間にセットされている。それにより、バイアスバネ14Dは、中間座部14Eを支点に軸部14Aの前端側のフランジ部14Gに前側へのバネ力(弾発力)を作用させる構成とされる。
図3に示すように、上記冷水排出装置10は、更に、上記第1冷水排出流路D3の冷水圧力流路D5と分岐された下流側の途中流路に設けられて、冷水排出口D4への排出流量を一定に保持する定流量弁15を備える。この定量流弁の圧力制御によって、冷水圧力流路D5から冷水圧力室D6へと流れる冷水の圧力が一定以上の大きさとなるように保持されるようになっている。各冷水排出口D4,D10には、網や格子状の部品の組み合わせにより冷水の排出を整えて飛び散りを防止する整流器16A,16Bが装着されている。
上記冷水排出装置10は、更に、上記吐出流路D7と第2冷水排出流路D9とに跨ってセットされるダイヤフラム式の第2切替弁体17を有する。第2切替弁体17は、図6に示すように、冷水圧力室D6に掛けられる冷水の圧力により吐出流路D7を閉弁しつつ第2冷水排出流路D9を開弁する冷水排出モードM1と、図7に示すように、吐出流路D7を流れる温水の圧力により吐出流路D7を開弁しつつ第2冷水排出流路D9を閉弁する温水吐出モードM2と、に切り替えられるダイヤフラム式の弁機構を備える。
上記第2切替弁体17は、図5に示すように、第2冷水排出流路D9の途中流路を成す前後方向に管軸方向を向ける円管状の冷水排出中継配管19内に管軸方向に通されてセットされている。具体的には、第2切替弁体17は、管軸方向に延びる軸部17Aと、軸部17Aの後端部に組み付けられた開閉弁17Bと、軸部17Aの前端部に組み付けられたダイヤフラム17Cと、ダイヤフラム17Cに開弁方向(前方向)のバネ力を作用させる調圧バネ17Dと、を有する。
上記軸部17Aは、冷水排出中継配管19に形成された絞り形状の小径部19Aにより、その軸方向の中間部分が管軸方向にのみ摺動可能となるように外周側から支持されている。開閉弁17Bは、ゴム製の中空円板状部材から成る。上記開閉弁17Bは、軸部17Aの後端部に後側から通されると共に、同軸部17Aの後端近傍部に接合された径方向に円板状に張り出すフランジ部17Eの後面部に重ね合わせ状に接合されている。
ダイヤフラム17Cは、ゴム製の薄膜状部材から成る。上記ダイヤフラム17Cは、軸部17Aの前端部に前側から通されると共に、同軸部17Aの前端近傍部に接合された径方向に円板状に張り出すフランジ部17Fの前面部に重ね合わせ状に接合されている。上記ダイヤフラム17Cは、吐出流路D7の途中流路を成す前後方向に管軸方向を向ける円管状の吐出中継配管18の後端側の管軸開口18Aに後側から臨んで設けられる。
そして、上記ダイヤフラム17Cは、その周縁部が、吐出中継配管18の後端側の管軸開口18Aから後側に離間した位置で、吐出流路D7から管軸開口18Aへと至る流路の壁面を形成するように装置本体11の区画壁12に接合されている。それにより、ダイヤフラム17Cは、吐出流路D7と冷水圧力室D6とを区画している。
調圧バネ17Dは、コイル状に巻かれたバネ部材から成り、軸部17Aに通されて上記小径部19Aと前端側のフランジ部17Fとの間にセットされている。それにより、調圧バネ17Dは、小径部19Aを支点に軸部17Aの前端側のフランジ部17Fに前側へのバネ力(弾発力)を作用させる構成とされる。上記バネ力により、ダイヤフラム17Cは、図6に示すように、冷水圧力室D6に冷水の圧力が掛けられる時には、その圧力作用も受けて、吐出中継配管18の後端側の管軸開口18Aに後側から押し付けられて同管軸開口18Aを閉弁する。
その際、上記ダイヤフラム17Cと一体を成す開閉弁17Bも前側へと動かされ、開閉弁17Bが、冷水排出中継配管19の後端側の管軸開口19Bから前側へと引き離されて同管軸開口19Bを開弁する。それにより、第2切替弁体17は、ダイヤフラム17Cにより吐出流路D7を閉弁しつつ開閉弁17Bにより第2冷水排出流路D9を開弁して、吐出口D8からシャワーヘッド6等の下流側に残る残水を重力作用により冷水排出口D10へと排出することのできる冷水排出モードM1となる。
一方、ダイヤフラム17Cは、図7に示すように、吐出流路D7に温水が流される時には、その圧力により、上記調圧バネ17Dのバネ力に抗して後側に押し込まれて上記管軸開口18Aを開弁する。その際、上記ダイヤフラム17Cと一体を成す開閉弁17Bも後側へと動かされ、開閉弁17Bが、冷水排出中継配管19の後端側の管軸開口19Bに押し付けられて同管軸開口19Bを閉弁する。それにより、第2切替弁体17は、ダイヤフラム17Cにより吐出流路D7を開弁しつつ開閉弁17Bにより第2冷水排出流路D9を閉弁して、温水を吐出口D8に吐出することのできる温水吐出モードM2となる。
図5に示すように、上記吐出中継配管18と冷水排出中継配管19とは、互いに前後方向に延びる同一軸線上の位置に並んで設けられている。吐出中継配管18は、その後端側の管軸開口18Aから取り込んだ温水を前端側の開口から下流側へと流す。冷水排出中継配管19は、その管壁部分に開口する管壁開口19Cから第2冷水排出流路D9を流れる冷水を管内に取り込み、後端側の管軸開口19Bから下流側へと流す。
(冷水排出の流れについて)
続いて、冷水排出装置10に供給される供給水が設定温度(例えば35度)未満の冷水である場合の冷水排出の流れについて説明する。その場合は、図6の薄い太塗りの矢印で示したような流れで冷水が流される。なお、薄い太塗りの矢印は、冷水排出の流れを概略的に表すものであり、実際は、上記矢印の通る各配管内の流路や開口を通って冷水や残水が流れる。
すなわち、先ず、上記冷水が供給口D1を通って分岐流路D2内に流れ込むと、感温式の第1切替弁体14が分岐配管13の後端側の管軸開口13Aを開弁して、第1冷水排出流路D3及び冷水圧力流路D5へと冷水が流れ出る。そして、第1冷水排出流路D3へと流れた冷水は、冷水排出口D4から外部へと排出される。
また、冷水圧力流路D5へと流れた冷水は、冷水圧力室D6へと流れ込み、第2切替弁体17のダイヤフラム17Cに後方からの圧力を作用させる。それにより、第2切替弁体17が、吐出中継配管18の後端側の管軸開口18Aを閉弁すると共に、冷水排出中継配管19の後端側の管軸開口19Bを開弁した冷水排出モードM1となる。
その結果、供給口D1から分岐流路D2を素通りして吐出流路D7へと流れる冷水の流れが、上記ダイヤフラム17Cにより閉弁された途中流路にて食い止められ、吐出口D8への吐出が阻止される。更に、吐出口D8からシャワーヘッド6等の下流側に残る残水が、重力作用により、第2冷水排出流路D9を通って冷水排出口D10から外部へと排出される。
(温水吐出の流れについて)
続いて、冷水排出装置10に供給される供給水が設定温度(例えば35度)以上の温水である場合の温水吐出の流れについて説明する。その場合は、図7の黒い太塗りの矢印で示したような流れで温水が流される。なお、黒い太塗りの矢印も、温水吐出の流れを概略的に表すものであり、実際は、上記矢印の通る各配管内の流路や開口を通って温水が流れる。
すなわち、先ず、上記温水が供給口D1を通って分岐流路D2内に流れ込むと、感温式の第1切替弁体14が分岐配管13の後端側の管軸開口13Aを閉弁する。それにより、分岐流路D2を素通りして吐出流路D7へと流れる温水が、ダイヤフラム17Cに前方からの圧力を作用させて、ダイヤフラム17Cをバネ力に抗して後方へと押し動かす。
その結果、第2切替弁体17が、吐出中継配管18の後端側の管軸開口18Aを開弁すると共に、冷水排出中継配管19の後端側の管軸開口19Bを閉弁した温水吐出モードM2となる。それにより、分岐流路D2を流れる温水が、吐出中継配管18を通って吐出口D8へと吐出される。その時、吐出流路D7から第2冷水排出流路D9へと流れ込んだ温水は、冷水排出中継配管19の後端側の管軸開口19Bの閉弁により、外部への流出が食い止められる。
以上のように、冷水排出装置10により、供給水が設定温度以上の温水である場合には、同温水を下流側の吐出口D8へと吐出し、設定温度未満の冷水である場合には、同冷水を冷水排出口A(D4,D10)から排出することができる。
(まとめ)
以上をまとめると、第1の実施形態に係る冷水排出装置10は、次のような構成となっている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。すなわち、供給水が設定温度以上の温水である場合に該温水を下流側の吐出口(D8)へと吐出し、設定温度未満の冷水である場合に該冷水を冷水排出口(A(D4))から排出する冷水排出装置(10)である。
この冷水排出装置(10)は、供給水の温度変化に伴う管軸方向の伸縮により供給水の流通先を吐出口(D8)へと繋がる吐出流路(D7)と冷水排出口(A(D4))へと繋がる第1冷水排出流路(D3)とに切り替える感温式の第1切替弁体(14)と、吐出口(D8)と冷水排出口(A(D10))とを流路接続する第2冷水排出流路(D9)と吐出流路(D7)とに跨って設けられるダイヤフラム式の第2切替弁体(17)と、を有する。
第2切替弁体(17)は、バネ力により吐出流路(D7)を閉弁しつつ第2冷水排出流路(D9)を開弁して吐出口(D8)から下流側の残水を重力作用により冷水排出口(A(D10))へと排出可能とする冷水排出モード(M1)、と温水が吐出流路(D7)を流れる圧力により吐出流路(D7)を開弁しつつ第2冷水排出流路(D9)を閉弁して温水を吐出口(D8)に吐出可能とする温水吐出モード(M2)と、に切り替えられる。
上記構成によれば、吐出流路(D7)と第2冷水排出流路(D9)とに跨るダイヤフラム式の第2切替弁体(17)は、第1切替弁体(14)を通る供給水が冷水である場合には、バネ力により冷水排出モード(M1)に保持される。そのため、上記冷水が、感温式の第1切替弁体(14)により開弁された第1冷水排出流路(D3)から排出されると共に、吐出口(D8)から先に残る残水(冷水等)も、第2切替弁体(17)により開弁された第2冷水排出流路(D9)から重力作用により排出される。
一方、第2切替弁体(17)は、第1切替弁体(14)を通る供給水が温水である場合には、この温水が吐出流路(D7)を流れる圧力により温水吐出モード(M2)に切り替えられる。それにより、上記温水が、冷水排出口(A(D4,D10))から排出されることなく、吐出口(D8)より吐出される。
このように、ダイヤフラム式の第2切替弁体(17)によって、吐出流路(D7)に温水が流れるか否かの圧力変化によって2つの流路(吐出流路(D7)と第2冷水排出流路(D9))の開弁・閉弁の制御をまとめて行う構成とすることで、弁機構の合理化を図ることができる。その結果、冷水排出装置(10)の大型化を抑制しつつ、温水の吐出量と冷水の排出量とを適切に確保することができる構成を得ることができる。
また、第1切替弁体(14)の伸縮方向と、第2切替弁体(17)の可動方向とが、共に、重力方向とは交差する方向に設定される。吐出流路(D7)が、第1切替弁体(14)の設けられる分岐流路(D2)に対して、管軸方向とは交差する方向に流路接続される。上記構成によれば、温水を分岐流路(D2)の管軸方向ではなく交差する方向に流すことができる。したがって、温水をより短い流路で吐出口(D8)へと流すことができる。
また、第1切替弁体(14)の伸縮方向と、第2切替弁体(17)の可動方向とが、互いに平行とされる。上記構成によれば、冷水排出装置(10)をよりコンパクトに形成することができる。
また、第1冷水排出流路(D3)が、分岐流路(D2)に対して管軸方向に流路接続される。上記構成によれば、第1冷水排出流路(D3)を分岐流路(D2)に対して管軸方向とは交差する方向に嵩張らせないように設けることができる。
また、冷水排出装置(10)に供給水を供給する上流側の供給口(D1)と吐出口(D8)とが互いに第1切替弁体(14)の伸縮方向とは交差する方向に一直線上に並ぶ配置とされる。上記構成によれば、冷水排出装置(10)に接続される供給管(4)と吐出管(5)とを互いに偏心させることなく真っ直ぐに設けることができる。したがって、冷水排出装置(10)を配管が真っ直ぐ延びるように設置される既存の配管設備に簡便に組み込めるようになる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明の冷水排出装置は、混合水栓と手持ち式のいわゆるハンドシャワーのシャワーヘッドとを繋ぐ湯水の供給経路上に設けられるものであっても良い。また、冷水排出装置の下流側に接続される吐出装置は、シャワー以外の吐出装置であっても良い。また、冷水排出装置は、キッチンや洗面台等の浴室の壁面以外の場所に取り付けられる混合水栓からの湯水の供給経路上にも設けられるものである。
2.感温式の第1切替弁体は、冷水排出装置の施工状態において、その伸縮方向が高さ方向を向いて設けられる構成であっても良い。ダイヤフラム式の第2切替弁体も同様に、冷水排出装置の施工状態において、その可動方向が高さ方向を向いて設けられる構成であっても良い。第1切替弁体の伸縮方向と第2切替弁体の可動方向とは、必ずしも互いに平行となるように配置されていなくても良く、互いに捩れの関係となるように配置されるものであっても良い。
3.吐出流路及び第1冷水排出流路は、それぞれ、第1切替弁体が設けられる分岐流路に対して管軸方向に流路接続されるものであっても、管軸方向とは交差する方向に流路接続されるものであっても、どちらでも構わない。
4.供給口と吐出口とは、互いに一直線上に並ばない位置に設けられていても良い。上記供給口、吐出口、及び冷水排出口は、それぞれ、冷水排出装置の施工状態において、どちら向きに開口するように設けられていても良い。
5.感温式の第1切替弁体は、ワックスタイプのサーモエレメントの作用により、供給水の温度変化に伴って管軸方向に伸縮する構成であっても良い。同第1切替弁体による冷水排出のための設定温度は、適宜自由に設定されるものであり、特定の温度に限定されるものではない。
1 混合水栓
2 水栓本体
2A 温調ハンドル
2B 切替ハンドル
3A 給湯管
3B 給水管
4 シャワー供給管
5 シャワー吐出管
6 シャワーヘッド
7 カラン
10 冷水排出装置
11 装置本体
12 区画壁
13 分岐配管
13A 管軸開口
13B 管壁開口
14 第1切替弁体
14A 軸部
14B 開閉弁
14C 感温バネ
14D バイアスバネ
14E 中間座部
14F フランジ部
14G フランジ部
15 定流量弁
16A 整流器
16B 整流器
17 第2切替弁体
17A 軸部
17B 開閉弁
17C ダイヤフラム
17D 調圧バネ
17E フランジ部
17F フランジ部
18 吐出中継配管
18A 管軸開口
19 冷水排出中継配管
19A 小径部
19B 管軸開口
19C 管壁開口
D1 供給口
D2 分岐流路
D3 第1冷水排出流路
D4 冷水排出口
D5 冷水圧力流路
D6 冷水圧力室
D7 吐出流路
D8 吐出口
D9 第2冷水排出流路
D10 冷水排出口
A 冷水排出口
M1 冷水排出モード
M2 温水吐出モード
W 壁面

Claims (5)

  1. 供給水が設定温度以上の温水である場合に該温水を下流側の吐出口へと吐出し、前記設定温度未満の冷水である場合に該冷水を冷水排出口から排出する冷水排出装置であって、
    前記供給水の温度変化に伴う管軸方向の伸縮により前記供給水の流通先を前記吐出口へと繋がる吐出流路と前記冷水排出口へと繋がる第1冷水排出流路とに切り替える感温式の第1切替弁体と、
    前記吐出口と前記冷水排出口とを流路接続する第2冷水排出流路と前記吐出流路とに跨って設けられるダイヤフラム式の第2切替弁体であって、バネ力により前記吐出流路を閉弁しつつ前記第2冷水排出流路を開弁して前記吐出口から下流側の残水を重力作用により前記冷水排出口へと排出可能とする冷水排出モードと、前記温水が前記吐出流路を流れる圧力により前記吐出流路を開弁しつつ前記第2冷水排出流路を閉弁して前記温水を前記吐出口に吐出可能とする温水吐出モードと、に切り替えられる前記第2切替弁体と、を有する冷水排出装置。
  2. 請求項1に記載の冷水排出装置であって、
    前記第1切替弁体の伸縮方向と、前記第2切替弁体の可動方向とが、共に、重力方向とは交差する方向に設定され、前記吐出流路が前記第1切替弁体の設けられる分岐流路に対して管軸方向とは交差する方向に流路接続される冷水排出装置。
  3. 請求項2に記載の冷水排出装置であって、
    前記第1切替弁体の伸縮方向と、前記第2切替弁体の可動方向とが、互いに平行とされる冷水排出装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の冷水排出装置であって、
    前記第1冷水排出流路が、前記分岐流路に対して管軸方向に流路接続される冷水排出装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の冷水排出装置であって、
    当該冷水排出装置に前記供給水を供給する上流側の供給口と前記吐出口とが互いに前記第1切替弁体の伸縮方向とは交差する方向に一直線上に並ぶ配置とされる冷水排出装置。
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