JP4879096B2 - 吐水設備における冷水排出装置 - Google Patents
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Description
使用者がこのような冷水を誤って浴びてしまうと不快感を感じてしまう。
この問題を解決することを目的としたものが、例えば下記特許文献1,特許文献2に開示されている。
図8は特許文献1に開示されたものを具体的に示している。
210は、吐水管204からの吐水とシャワーヘッドからの吐水とを切替操作する切替ハンドルで、212は切替弁である。
214は、シャワーホース206と水栓本体202との間に設けられた冷水排出装置で、ケーシング216と吸引管218とを有している。
感温体223はワックスの膨張収縮を利用して軸方向に伸縮するサーモワックス式のものである。
尚図中224は、シャワーホース206とケーシング216との内部に形成されるシャワー水通路(主通路)を表している。
即ち水栓本体202の上流側の配管内に滞留していた冷水は、シャワーヘッドからシャワー吐水されずに上流部位の排出口220から排出される。
この例においても、図8に示したものと同様にシャワー水通路上に冷水排出装置232が設けられている。
同図に示しているようにこの冷水排出装置232は、ケーシング234と、その内部に設けられた弁体236と、弁体236を図中右方向に付勢する形状記憶合金製の感温ばね238と、弁体236をこれとは逆方向の図中左方向に付勢するバイアスばね240と、シャワー水通路224を開閉するシャワー開閉弁242と、ボール弁244とを有している(図10(A))。
尚このときシャワー開閉弁242は閉弁した状態にあり、またボール弁244は給水圧により閉弁した状態にあってシャワー水通路を途中で閉じており、従ってこのときにはシャワーヘッドに対し冷水は供給されない。
更にシャワー水通路(主通路)224上に複雑な構造の弁機構を組み込むことによって、シャワー水通路224での流れの抵抗が大きくなり、このことがシャワーヘッドからの吐水圧の低下に繋がる恐れがある。
即ち吐水部から短時間で所望の温調された湯を吐水開始することができ、使用者の待ち時間を短くすることができる。
更にこの請求項1では主通路上に冷水排出弁を設けていないため、主通路上でそこに設けた冷水排出弁により流れの抵抗が発生し、このことが吐水部からの吐水圧の低下に繋がる問題を回避することができる。
このようにしておけば、給水を吐水部側に切り替えたときに、第2弁体をより強い力で閉弁させることができる。
ここで付勢手段としては金属ばね、特にコイルスプリングを好適に用いることができる。
このようにしておけば、第1分岐通路に導かれた給水の圧力を効果的に第1弁体で受け、給水の圧力を第1弁体及び第2弁体の開弁方向の力として作用させることができる。
この逆流防止機構は次のような意味を有している。
即ち、第1排出通路には給水圧により多量の排出水が勢い良く流通する。そのため第1排出通路側の排出水が、第1排出通路と第2排出通路との合流部で第2排出通路側に逆流する恐れが生ずる。
しかるにこの請求項4に従って逆流防止機構を設けておくことで、こうした不都合を回避することができる。
このようにすれば、特別に弁体を用いて逆流防止をしなくても、第1排出通路から第2排出通路側への逆流を有効に防止することができる。
また逆流防止機構を簡単な構造で安価に構成することが可能となる。
図1において、10は本実施形態の吐水設備で、12は上下に長く背の高いシャワー塔で、ここではシャワー塔12は床面から約1950mmの高さを有する。
このシャワー塔12の下面には、先端に吐水口14を有する吐水管(カラン)16が回転可能に設けられている。
18はシャワー塔12における前面板で、その上端部に口径の大きなシャワー口20を有するオーバーヘッドシャワー吐水部22が設けられている。
このボデーシャワー吐水部24は、前面板18に縦に2列に配列されたシャワー口26−1a,26−1b,26−1c,26−1d,26−1e,26−1f及び26−2a,26−2b,26−2c,26−2d,26−2e,26−2fの合計12個のシャワー口を有している。
ハンドシャワー吐水部30にはシャワーホース32が接続されており、またシャワー塔12にはシャワーフック34が設けられていて、そこにハンドシャワー吐水部30が掛止されている。
ハンドシャワー吐水部30は、シャワーフック34に掛止した状態から取り外して使用可能である。
尚、各ハンドル36,38,40,42,44は何れも回転式のハンドルである。
尚各シャワー口20,26−1a〜26−2f,28は何れも多数の散水孔から成っている。
尚最上位のハンドル36は、後述する冷水排出のための切替弁を切り替えるためのハンドルも兼ねている。
これら給水通路46,給湯通路48は混合弁52に接続されており、給水通路46,給湯通路48を通じて送られた水と湯(熱水)とが混合弁52で混合され、またその混合比率が変化せしめられる。即ちこの混合弁52において吐水の温度が調節される。
そして第2のシャワー水通路56上に、これを開閉する開閉弁60が、また第3のシャワー水通路58上に、これを開閉する開閉弁62がそれぞれ設けられている。
ここで開閉弁60は上記のハンドル38の操作によって開閉動作させられ、また開閉弁62はハンドル40の操作によって開閉動作させられる。
ここで分岐シャワー水通路56-1,56-2は、縦に配置された直管状の管体の内側に形成されており、何れも上下方向に直線状をなしている。
開閉弁66は上記のシャワー塔12の最下位置のハンドル44の操作によって開閉動作させられる。
これら第1分岐通路68と第2分岐通路70とは、それぞれ先端側が冷水排出弁82に接続されている。
ここで第1排出通路74は、上記吐水管用通路64とともに下流側の共通通路77に接続され、前記吐水管16の吐水口(排出口)14へと到っている。
ここで共通通路77は、第1分岐通路68への給水を排出する際には第1排出通路74の一部となり、また吐水管16から吐水を行うときには吐水管用通路64の一部となる部分である。
図中80はその第2排出通路76と共通通路77即ち第1排出通路74との合流部を表し、また78はその上流側の、第1排出通路74と吐水管用通路64との合流部を表している。
同図において84は冷水排出弁82のケーシングで、その内部に第1弁体88と第2弁体86とがそれぞれ開閉可能に設けられている。
ここで第2弁体86は、弁座90から図中上向きに離間することによって、即ち開動作することによって第2排出通路76を開き、第2分岐通路70からの残水を第2排出通路76を通じて排出可能とする。
また弁座90への着座即ち閉弁動作によって、第2排出通路76を閉じ、その流れを遮断状態とする。
また弁座92への着座即ち閉弁動作によって、第1排出通路74を閉じ、第1分岐通路68から第1排出通路74への流れを遮断する。
上記第1弁体88と第2弁体86とは連結手段としての連結軸96で互いに連結され、一体に上下移動即ち開閉動作するようになっている。
図4に示すようにこの逆流防止機構98は、共通通路77内の水を図中下向きに流通させる内管100と、その外周側に合流口102に連通した環状の吸引通路104とを有している。
図2は切替弁72がシャワー水通路54を遮断して、オーバーヘッドシャワー吐水部22への給水を停止した状態にあり、この状態から図1に示す最上位のハンドル36の操作によって、切替弁72を図5に示す状態に切り替えると、混合弁52からの給水が第1分岐通路68へと導かれる。
すると図7に示しているように冷水排出弁82の、ダイヤフラム弁体からなる第1弁体88が第1分岐通路68の給水圧を受けてコイルばね97の付勢力に抗し図中上向きに開動作し、第1排出通路74を開いた状態とする。
このとき第2弁体86もまた連動して開動作し、第2排出通路76を開いた状態とする。
また同時にシャワー水通路54内部及びオーバーヘッドシャワー吐水部22内部に残留していた冷水状態の残水が、第2排出通路76を通じて吐水口14から外部に排出される。
更にハンドル44の操作により開閉弁66を開動作させることで、吐水管16の吐水口14からカラン吐水させることができる。
但しハンドシャワー吐水部30及び吐水管16からの吐水に際して初期に冷水が吐水される時間は短く且つそのことによる弊害は、オーバーヘッドシャワー吐水部22からのシャワー吐水ほど大きくないので、そうした冷水排出装置を敢えて備えておかなくても特段の支障は生じない。
これにより吐水部から短時間で所望の温調された湯を吐水開始することができ、使用者の待ち時間を短くすることができる。
更に本実施形態ではシャワー水通路54上に冷水排出弁を設けていないため、シャワー水通路54上でそこに設けた冷水排出弁により流れの抵抗が発生し、このことが吐水圧の低下に繋がる問題を回避することができる。
加えて冷水排出弁82には第2弁体86を第1弁体88とともに閉弁方向に付勢するコイルばね97が設けてあるため、給水をオーバーヘッドシャワー吐水部22側に切り替えたときに第2弁体86をより強い力で閉弁させることができる。
54 シャワー水通路(主通路)
68 第1分岐通路
70 第2分岐通路
72 切替弁
74 第1排出通路
76 第2排出通路
82 冷水排出弁
86 第2弁体
88 第1弁体
94 ダイヤフラム膜
96 連結軸
97 コイルばね
98 逆流防止機構
102 合流口
Claims (5)
- 吐水部への給水の主通路から第1分岐通路を分岐させるとともに、該第1分岐通路よりも下流部位から第2分岐通路を分岐させて、該第1分岐通路の分岐部に、給水を前記吐水部又は該第1分岐通路に切り替える切替弁を設けるとともに、該第1分岐通路と前記第2分岐通路とを冷水排出弁に接続し、
該冷水排出弁は、前記第1分岐通路への給水を排出する第1排出通路を該第1分岐通路の給水圧を受けて開く第1弁体と、前記第2分岐通路を通じて導かれる、前記吐水部側に残った残水を排出する第2排出通路を開く第2弁体と、それら第1弁体及び第2弁体を連動して開動作させる連結手段と、を備えていることを特徴とする吐水設備における冷水排出装置。 - 請求項1において、前記冷水排出弁には、前記第2弁体を第1弁体とともに閉弁方向に付勢する付勢手段が設けてあることを特徴とする吐水設備における冷水排出装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記第1弁体がダイヤフラム弁体となしてあることを特徴とする吐水設備における冷水排出装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記第1排出通路と第2排出通路とを途中で合流させて排出口に到るようになすとともに、該第1排出通路から第2排出通路への排出水の逆流防止機構を設けてあることを特徴とする吐水設備における冷水排出装置。
- 請求項4において、前記逆流防止機構が、前記第1排出通路の排出水の流れにより、前記第2排出通路の該第1排出通路との合流口に負圧を発生させて、該負圧の作用で該第2排出通路の排出水を吸引し、該第1排出通路の排出水に合流させるものとなしてあることを特徴とする吐水設備における冷水排出装置。
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