JP7240223B2 - 詰め物用糸及びこれを用いた詰め物体 - Google Patents

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本発明は、長繊維で構成される詰め物用糸及びこれを用いた詰め物体に関する。
羽毛布団、羽毛ジャケットなどの羽毛製品に充填される羽毛は、一般的には水鳥の羽毛が使用されている。水鳥としてはグース(ガチョウ)、ダック(アヒル)、北極圏の海岸線に生息するアイダー(野生の鴨)などである。羽毛には、胸毛にあたるダウンと、羽根と呼ばれるフェザーがあり、ともに羽毛製品に使われている。羽毛の産地はポーランド、ハンガリーなどの中欧、スカンジナビア半島を含む北欧、中国などである。羽毛は、嵩高性に優れ、暖かく、掛け布団や羽毛ジャケットの羽毛製品として高級素材の地位を占めている。
しかし、天然の羽毛は水鳥に依存しており、その供給量には限度がある上、自然条件や厄病(例えば鳥ウィルス)の影響によって供給量も変動するという問題がある。あるいは自然保護の観点から、野生の鳥を捕捉することには限度がある。その上、天然の羽毛は、洗いが不充分であると悪臭の原因となるため、事前に悪臭の原因となる汚物を除去し、羽毛の洗浄の程度を見る清浄度と酸素計数を一定のレベルに保つ管理が必要である。加えて、羽毛布団、羽毛ジャケットなどの羽毛製品の洗濯は容易ではないという基本的な問題がある。
そこで、従来から詰め綿については多くの提案がある。特許文献1にはポリエステル繊維を加熱処理により収縮させて捲縮を発現させ、嵩高と弾力性を持たせることが提案されている。本出願人は特許文献2~3において芯糸と花糸を交絡した詰め綿を提案している。特許文献4には芯糸に花糸を巻き付けて絡ませた詰め綿が提案されている。
特開平6-93513号公報 特開2012-067429号公報 特開2012-067430号公報 特開2016-027213号公報
しかし、前記従来技術の詰め物用糸は帯電性に問題があり、詰め物用糸製造時又は詰め物体製造時に帯電しやすく、帯電すると周囲の機器や作業者にまとわり付きやすく、制御することが困難になる問題があった。
本発明は、上記問題を解決するため、詰め物用糸に制電性を付与し、帯電防止し、詰め物用糸製造時又は詰め物体製造時の制御が可能な詰め物用糸及びこれを用いた詰め物体を提供する。
本発明の詰め物用糸は、少なくとも2種類の長繊維A及び長繊維Bで構成される詰め物用糸であって、前記長繊維Aは前記長繊維Bに比べて相対的に短く、前記長繊維A及び前記長繊維Bは一体化されており、前記詰め物用糸は導電性繊維を含み、前記導電性繊維は長繊維Aに含むことを特徴とする。
本発明の詰め物体は、前記の詰め物用糸が側地生地に充填されていることを特徴とする。
本発明は、長繊維Aは長繊維Bに比べて相対的に短く、かつ長繊維Aは導電性繊維糸を含むことにより、詰め物用糸には導電性があり、静電気の発生を嫌う環境下の詰め物用糸及びこれを用いた詰め物体を提供できる。また長繊維A及び長繊維Bは一体化されていることにより、長繊維Aと長繊維Bは分離することはなく、また長繊維であるから詰め綿の片寄りも少ない。
図1は本発明の一実施例における交絡糸の側面図である。 図2は本発明の一実施例における長繊維エアー交絡糸の製造方法の模式的説明図である。
本発明の詰め物用糸は、少なくとも2種類の長繊維A及び長繊維Bで構成される。長繊維A及び長繊維B以外の繊維を加えることは任意であるが、詰め物用糸を100質量%としたとき長繊維A及び長繊維B合計で70質量%以上が好ましく、より好ましくは80質量%以上とする。長繊維A及び長繊維Bは一体化されている。ここで一体化とは、繊維同士が絡み合ったり巻き付いた状態をいう。長繊維Aは長繊維Bに比べて相対的に短い。長繊維Aと長繊維Bとの長さの差を設けることでかさ高性を出すことができる。
本発明の詰め物用糸は、導電性繊維は長繊維Aのみに含まれることが好ましい。長繊維Aは長繊維Bに比べて相対的に短く、帯電防止に効果がある。長繊維Aは導電性繊維を10質量%以上100質量%以下含むことが好ましい。具体的には、長繊維Aは導電性繊維100質量%使い、又は導電性繊維を10質量%以上100質量%未満含むことが好ましい。特に好ましくは15質量%以上50質量%以下である。前記の範囲であれば帯電防止機能を発揮できる。導電性繊維を10質量%以上100質量%未満とする場合は、導電性繊維糸と通常の糸(例えば下記の長繊維Bとして使用するポリエステル糸など)を引き揃え、交絡、合糸などの方法で一体化する。導電性繊維は、金属繊維、炭素繊維、金属粒子や炭素粒子を練りこんだ繊維、導電性高分子を用いた繊維などがある。例えばKBセーレン社製制電糸、クラレ社製制電糸などがある。また、長繊維Aは長繊維Bに比べて相対的に短いことから、長繊維Aに導電性繊維糸を含ませると導電性繊維糸の使用量を少なくでき、コストを安くできる。一方、長繊維Bに導電性繊維糸を含ませると、かさ高性は低くなる傾向となる。長繊維A及び長繊維Bを含む詰め物用糸の中における導電性繊維の割合は、0.5~5質量%程度が好ましい。この範囲であれば帯電防止機能を発揮できる。さらに、得られた詰め物用糸を5~50本程度の束状として用いられることがある。この場合、5~50本すべての詰め物用糸の長繊維Aに導電性繊維を用いなくともよく、長繊維Aに導電性繊維を含む詰め物用糸を、例えば30本の束であれば3~12本程度、すなわち束状本数における5~40%程度の本数用いればよい。この場合、詰め物用糸を複数本用いた束状体における導電性繊維の割合は、0.05~0.9質量%程度が良い。
長繊維Bは、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの中実糸(普通糸)が使用できるが、好ましくはポリエチレンテレフタレート(PET)中空糸である。ポリエチレンテレフタレート中空糸は断熱効果により温かく、かつPETはコシがあり、かさ高性を高く維持できる。中空率は30%が好ましい。
詰め物用糸の単位長さ当たりの質量は0.01~3g/mが好ましく、0.02~1.5g/mがさらに好ましい。この範囲であると、詰め物加工にする際の取り扱いに便利である。
長繊維Bは、長繊維Aに比べて1.1~100倍長いことが好ましく、より好ましくは2~100倍であり、さらに好ましくは4~60倍である。この範囲であると、長繊維Bが長い分だけループ繊維になり、かさ高くできる。
長繊維A及び長繊維Bは、交絡加工、エアージェット加工、巻き付け加工及び長繊維Aに対して長繊維Bを噴射させる加工から選ばれる少なくとも一つの加工により一体化されているのが好ましい。交絡加工は長繊維Aと長繊維Bの走行方向に対して垂直方向に圧空を噴射するエアー交絡機による加工である。エアージェット加工はいわゆるタスラン加工であり、長繊維Aと長繊維Bに対して進行方向に圧空を押し込む加工である。巻き付け加工は長繊維Aに対して長繊維Bを巻き付け、一体化する加工である。長繊維Aに対して長繊維Bを噴射させる加工は、長繊維Aに長繊維Bを噴射させ絡めさせる加工である。
詰め物用糸は、平滑剤が固定されていることが好ましい。生産性が向上するためである。平滑剤としてはシリコーン樹脂、フッ素樹脂等がある。一例としてシリコーン樹脂を挙げると、詰め物用糸に、シリコーン樹脂を付与し、キュアリングにより熱固定するのが好ましい。シリコーン樹脂の好ましい付着量は、詰め物用糸に対して0.1~10質量%の範囲である。さらに、硬さ調整のためアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂等を併用しても良い。
本発明の詰め物用糸は、側地生地に充填して詰め物体とする。詰め物体は、布団、毛布、寝袋、枕、クッション、マット、ぬいぐるみ、ひざ掛け、ジャケット、シャツ、パンツ、スカート、ベスト、コート、防寒衣料、インナー衣料、作業着、ネックウォーマーなどが好ましい。
長繊維A及び長繊維Bの単繊維繊度は0.1~300decitex、かつトータル繊度が10~600decitexの範囲が好ましい。更に好ましくは単繊維繊度が1.0~50decitex、かつトータル繊度が20~250decitexの範囲である。繊度が前記の範囲であれば、へたりにくく、かつ風合いも良好である。
本発明の詰め物用糸は、そのままカートン容器に収納してもよいし、複数本束ね、その長さ方向の周囲にフィルムが円筒状にラッピングしてもよい。このような包装体を使用すると、梱包及び輸送に便利なだけでなく、詰め物を製造する際に、側地内に詰め物用糸を充填する際にも便利である。すなわち、筒状体のフィルムの端から詰め物用糸を露出させ、この露出部を側地の端に配置して抑え、フィルムを抜くだけで側地内に詰め物用糸を収納できる。
本発明の詰め物体は、長繊維詰め物用糸を詰め物の長さ方向に配列して充填され、詰め物の幅方向に縫製された複数本のキルト糸により側地生地と固定されているのが好ましい。これにより、固定箇所の間で詰め物用糸の長さは変化することはなく、長繊維AとBは一体化しているので、洗濯を繰り返しても詰め綿の動きは制限され、片寄りが少なく、かさも高い詰め物製品となる。なお、本発明の詰め物体は、長繊維詰め物用糸とともに、その他長繊維詰め物を用いてもよく、その他長繊維詰め物と本発明の長繊維詰め物用糸とを混合して、複数本のキルト糸により側地と固定してもよい。また、他の羽毛、人工羽毛、短繊維綿と併用してもよい。
以下図面を用いて説明する。各図面において、同一符号は同一部分を示す。また以下においては、長繊維詰め物用糸は一例として交絡糸の場合を説明する。図1は本発明の一実施例における長繊維交絡糸の側面図である。この長繊維交絡糸1は、芯糸2(長繊維A)と花糸3(長繊維B)の構成繊維が互いに絡まっており、花糸3(長繊維B)が開繊されて部分的にループ状繊維を形成している。
図2はエアー交絡糸の製造方法を示す模式的説明図である。巻き糸体4から芯糸4a(長繊維A)と巻き糸体15から芯糸15a(長繊維Aの制電糸)を引き出し、巻き糸体5から花糸5a(長繊維B)を引き出し、2個のフィードローラ6、7と糸ガイド8を通過させてエアー交絡装置10に供給する。エアー交絡装置10に圧力空気11を供給すると、糸道9内の繊維は開繊されたり旋回されることにより、互いに交絡する。12は混繊交絡糸である。芯糸の供給速度は10~200m/分、花糸の供給速度は20~10000m/分、巻き取り速度10~200m/分、空気圧力0.01~1.0MPaの交絡ノズルで混繊交絡処理を施した後、デリベリローラ13とワインダーローラ14を通過後の糸を巻き糸体20に巻き取る。この方法は、糸の巻き取り速度を20~1500m/分と高速化でき、生産性が高いところに利点がある。
得られた交絡糸は、シリコーン樹脂を付与する。シリコーン樹脂としては、分子末端がハイドロジェン基(-OH)、ビニル基(-CH=CH2)等を有する反応性シリコーン処理剤を使用するのが好ましい。例えば、松本油脂製薬社製“TERON E 530”バルキーシリコーン、“TERON E 731”、“TERON E 722”等のソフトシリコーンを使用できる。付与量は、乾燥重量で詰め綿に対し0.1~10質量%付与するのが好ましい。次に熱処理工程において、140~190℃で1~10分間熱処理し、シリコーン樹脂をキュアリングする。
以下実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。なお本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
各物性の測定方法について説明する。
<かさ高性の測定方法>
羽毛の品質基準の1つにかさ高性がある。羽毛はJIS羽毛試験方法(JIS L 1903-1998 羽毛製品に用いられる充填材料用羽毛の試験方法)に準拠した方法で中綿材(詰め物用糸)のかさ高性を測定した。内径29cm、高さ50cmのシリンダー容器に30gの中綿材を入れ、120gの荷重用円盤(おもり)を2分間のせた後の中綿材の高さを測定する。おもりの3カ所を1mm単位まで測定する。弾力のある良質の中綿材ほどこの値が大きい。この際に、10本以上の中綿材(詰め物用糸)を束ねて長さ50cmにカットして30gを採取し、採取した束状の中綿材(詰め物用糸)を手で解しながら測定器にパラパラと30g入れ、測定器に入り切らない場合は溢れた中綿材(詰め物用糸)を、手で軽く押して溢れないように入れた。
<静電気によるローラーへの巻き付き回数>
詰め物用糸製造時又は詰め物体製造時には、詰め物用糸を数本まとめてローラーで送り出す工程が多くある。そこで、下記の実験を行った。中綿材(詰め物用糸)を15本を束ねて巻き物体に巻く。この際に、長繊維Aに導電性繊維を使用した中綿材と導電性繊維でない通常の繊維を使用した中綿材の割合を変えて巻き物体に巻く。巻き物体に巻かれた束状の中綿材(詰め物用糸)はローラーで引っ張り巻き出される。その際にローラー部分に静電気が帯電して長繊維Bの花の部分がローラーに引っ付き、捲き付きが起こる。その回数を測定した。巻き付き回数が多いと、生産上の問題が生じる。
(実施例1)
芯糸として、導電性繊維であるKBセーレン社製制電糸、繊度22decitex、フィラメント数3本及びポリエチレンテレフタレートフィラメント糸、繊度33decitex、フィラメント数18本を使用し、花糸としてポリエチレンテレフタレート(PET)中空フィラメント糸(中空率35%)、繊度39decitex、フィラメント数12本を使用し、表1に示す条件で詰め物用糸を作製した。芯糸中の導電性繊維は約40質量%であった。詰め物用糸全体における導電性繊維の割合は約1.6質量%であった。以下、導電性繊維は制電糸、33T/24Fと表示し、ポリエチレンテレフタレート(PET)中空フィラメント糸、繊度39decitex ,フィラメント数12本はPET中空糸39T/12Fのように表示することもある。
次にシリコーン樹脂付与工程において、シリコーン樹脂を付与した。シリコーン樹脂付与工程では、上記詰め物用糸を15本束状にして行う。なお30本中4本上記導電性繊維を用いた詰め物用糸を用い、残り13本は、後述する比較例1の詰め物用糸、すなわち導電性繊維を用いない詰め物用糸を用いる。
シリコーン樹脂としては、松本油脂製薬社製“テロン E-530”、10質量%、架橋剤として同社製“マーポテロン E-722” 、0.5質量%を加えた水溶液を使用し、付与量は乾燥重量で詰め綿に対し3.0wt%散布した。次に熱処理工程において、140~190℃で1~13分間熱処理し、シリコーン樹脂を熱キュアリング固定した。得られた詰め物用糸の束における物性は表2にまとめて示す。
(実施例2)
詰め物用糸としては実施例1と同じものを用いた。束状にする際、30本中8本導電性繊維を用いた詰め物用糸を用いる以外は実施例1と同様に実施した。
(比較例1)
芯糸としてポリエチレンテレフタレートフィラメント糸、繊度33decitex、フィラメント数18本を使用した以外は実施例1と同様に実施し、束状にする際15本すべて導電性繊維を用いない詰め物用糸を用いた。
Figure 0007240223000001
Figure 0007240223000002
表2から明らかなとおり、実施例1及び2は比較例1に比べてかさ高性、質量は同等であり、静電気による捲き付き回数は比較例1よりも実施例1及び2は大幅に向上し、導電性のある中綿素材が得られた。
本発明の詰め物用糸を充填した詰め物体は、布団、毛布、寝袋、枕、クッション、マット、ぬいぐるみ、ひざ掛け、ジャケット、シャツ、パンツ、スカート、ベスト、コート、防寒衣料、作業着、ネックウォーマーなどに適用できる。ジャケット、シャツ、パンツなどの衣類はワーキング用に好適である。
1 長繊維交絡糸
2,4a 芯糸
3,5a 花糸
4,5,15,20 巻き糸体
6,7 フィードローラ
8 糸ガイド
9 交絡機の糸道
10 エアー交絡装置
11 圧力空気
12 混繊交絡糸
13 デリベリローラ
14 ワインダーローラ
15a 芯糸(長繊維Aの制電糸)
20 巻き糸体

Claims (8)

  1. 少なくとも2種類の長繊維A及び長繊維Bで構成される詰め物用糸であって、
    前記長繊維Aは前記長繊維Bに比べて相対的に短く、
    前記長繊維A及び前記長繊維Bは一体化されており、
    前記詰め物用糸は導電性繊維を含み、前記導電性繊維は長繊維Aに含むことを特徴とする詰め物用糸。
  2. 前記長繊維Aは、導電性繊維を10質量%以上100質量%以下含む請求項1に記載の詰め物用糸。
  3. 前記長繊維Bは、ポリエチレンテレフタレート中空糸である請求項1又は2に記載の詰め物用糸。
  4. 前記詰め物用糸の単位長さ当たりの質量は0.01~3g/mの範囲である請求項1~のいずれか1項に記載の詰め物用糸。
  5. 前記長繊維Bは、長繊維Aに比べて1.1~100倍長い請求項1~のいずれか1項に記載の詰め物用糸。
  6. 前記長繊維A及び長繊維Bは、交絡加工、エアージェット加工、巻き付け加工及び長繊維Aに対して長繊維Bを噴射させる加工から選ばれる少なくとも一つの加工により一体化されている請求項1~のいずれか1項に記載の詰め物用糸。
  7. 前記詰め物用糸は、平滑剤が固定されている請求項1~のいずれか1項に記載の詰め物用糸。
  8. 請求項1~のいずれか1項に記載の詰め物用糸が側地生地に充填されていることを特徴とする詰め物体。
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