JP3973681B2 - 人工羽毛およびその製造装置及び方法 - Google Patents

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Description

この発明は、人工的に羽毛のような性質を持たせた繊維や、それを用いた製品、およびその製造に関する。
羽毛は、掛ふとん、クッション、ダウンジャケットなどの種々の用途に使用される。羽毛にはダウンとフェザーがあり、必要に応じてそれらが混合されて使用される。羽毛は、軽量で、かさ高であり、たくさんの空気を含み、高度の保温効果をもつ。また、圧縮に対して弾力性に富み、押さえつけてもすぐに元の状態に戻る優れた復元力を持つ。
羽毛の代用品を製造することが試みられている。たとえば、特表2002−543300号公報には、羽毛の部分的又は完全な代用品として使用可能な材料を提供するため、バットを機械的に1回以上細断して、吹き飛ばし可能で望ましいダウン状の品質を有する小さいクラスターにする。また、たとえば特開平6−93513号公報に記載された巻縮繊維では、ポリエステル繊維などを加熱処理により収縮させて、かさ高で弾力性を持たせる。これにより、繊維に、人工的に羽毛のような性質を持たせる。
特表2002−543300号公報 特開平6−93513号公報
従来から人工的に羽毛のような性質を持たせた繊維は試みられているが、一般的には普及していない。
本発明の目的は、新規な人工羽毛を提供することである。
本発明に係る人工羽毛は、撚りが入っていない繊維の束と、この繊維の束を相互に結合する結合部材とからなる。この結合部材は、たとえば、前記繊維の束をまとめて締めている。また、結合部材は、たとえば、前記の繊維の束の一部が溶融された部分である。
また、本発明に係る詰め綿は、複数の上述の人工羽毛からなる。
また、本発明に係る寝具、衣料、玩具又は家具は、上述の詰め綿を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る人工羽毛製造装置は、撚りが入っていない繊維の束を通し、間欠回転運動を行う第1のローラ対と、第1のローラ対を通った繊維の束をその間を通し、第1のローラ対と同期して間欠回転運動を行う第2のローラ対であって、第1のローラ対と第2のローラ対の間で繊維の束をたるみなく保持する第2のローラ対と、第1のローラ対と第2のローラ対の間に配置され、第1と第2のローラ対が停止しているときに、糸を前記繊維の束に多重に巻き付ける巻き付け手段と、第2のローラ対を通った前記繊維の束と前記糸に対して、前記糸を前記多重巻き付け部分で前記繊維の束に固着する固着手段と、前記繊維の束を、糸を固着していない部分で切断するカッターとからなる。この製造装置は、上述の人工羽毛を製造できる。
前記人工羽毛製造装置において、前記固着手段は、たとえば、連続的回転が可能な中空スピンドルを備え、前記繊維の束及び第2のボビンから引き出した前記糸をその中空部の中に通し、前記第1と第2のローラ対が停止しているときに、前記連続的回転により前記糸を前記繊維の束に多重に巻き付ける。
前記人工羽毛製造装置において、たとえば、前記糸は熱融着糸であり、前記固着手段は、前記第2のローラ対を通った前記繊維の束と前記熱融着糸に対して、前記熱融着糸を前記多重巻き付け部分で加熱して前記繊維の束に固着する熱ヒーターを備える。
本発明に係る人工羽毛製造方法では、上述の人工羽毛を製造するため、撚りが入っていない繊維の束を、同期して間欠回転運動を行う第1のローラ対と第2のローラ対の間にたるみなく保持し、第1のローラ対と第2のローラ対の間において、第1と第2のローラ対が停止しているときに、糸を前記繊維の束に多重に巻き付け、前記糸を前記多重巻き付け部分で前記繊維の束に固着し、第2のローラ対を通った前記繊維の束を、熱融着糸を固着していない部分で切断する。
本発明の人工羽毛の効果の1つは、撚りが入っていない繊維の束が、結合部材でまとめて束ねられているので、結合部材以外の部分で繊維が広がり、ふくらみを保持できることである。
本発明の他の効果は、人工羽毛の1つ1つが独立しているので、多量の人工羽毛を集めたとき、全体として偏りがないことである。
本発明の人工羽毛製造装置及び製造方法では、撚りが入っていない繊維の束が結合部材でまとめて束ねられている人工羽毛を自動的に製造できる。
人工羽毛の図 人工羽毛の変形例の図 人工羽毛製造装置の図
符号の説明
2 撚りが入っていない繊維の束、 4 結合部材、 10 ボビン、 12 繊維の束 14 フィードプーリー、 18 熱融着糸、 20 中空スピンドル、 22 駆動モーター、 24 熱ヒーター、 26 デリベリーローラー、 28 カッター、 30 制御装置。
以下、添付の図面を参照して発明の実施の形態を説明する。
図1は、発明の1つの実施の形態の人工羽毛を図式的に示す。この人工羽毛は、撚りが入っていない繊維の束2と、この繊維の束に含まれる繊維を相互に結合する結合部材4とからなる。「結合部材」は、繊維の束2に含まれる繊維をまとめて相互に結合するので、繊維の束2に含まれる繊維が相互にバラバラになることはなくなり、人工羽毛は1つの一体物となる。なお、「人工羽毛」という名称は、鳥の羽毛の形状を人工的ににせたものという意味ではない。この明細書で、「人工羽毛」とは、寝具、衣料などに用いる羽毛(特にダウン)のような性質を持たせた人工物をいうが、ここでいう羽毛のような性質とは、衣料などへの羽毛の使用を可能にしている性質であり、たとえば、軽量で、かさ高であり、たくさんの空気を含み、高度の保温効果をもち、圧縮に対して弾力性に富み、押さえつけてもすぐに元の状態に戻る優れた復元力を持つことである。
1つの実施の形態では、結合部材4は、繊維の束に含まれる繊維を束ねている束ね部材である。この人工羽毛の製造において、撚りが入っていない繊維の束(たとえば、ロープ状の繊維の束であるスライバー(粗糸))を所定の長さに切断し、切断した繊維の束2の一部(図1の例では中央付近)を糸などの結合部材4で結合して保持する。たとえば、束ねるべき位置で、糸を巻き付けて締めつけることにより、周りから強く圧力を加えて、繊維の間の隙間や緩みを小さくして束ねる。繊維の束2の全長は、たとえば20mmであるが、目的に応じて全長を変更できる。ある位置(束ね位置)で繊維の束2を結合部材4で1つにまとめることにより、その位置では両端に比べて断面積を十分に小さくできる。一方、繊維の束2は撚りが入っていないため、その両側でふくれて広がることになる。このように、この人工羽毛はふくらみを保持できるという特徴があり、その全長はこの特徴を生かす適当な長さであればよい。
繊維の束2として用いる繊維としては、ポリエステル、レーヨン、アクリル、ナイロンなどの合繊原料や、綿、ウールなどの天然繊維が使用でき、繊維の形状も中空、異型断面などでもよく、特に限定されない。また、繊維が平行に並んだままの撚りを掛けていない糸である無撚糸であってもよい。
結合部材4は、一般的には、撚りが入っていない繊維の束2に含まれる繊維を相互に結合するものであればよい。繊維の束2に含まれる繊維は、相互に結合されているため、繊維が広がっても、バラバラになることはない。「結合する」とは、広く、繊維の束2に含まれる繊維が互いに離れないようにする操作をいう。たとえば、束ねる、縛るなど、外側の別の素材(糸など)を用いて繊維の束2を締める操作を含む。これにより、繊維の間の隙や緩みを減少して、繊維の束2の中に含まれる繊維を互いに離れなくする。たとえば、繊維の束の周囲を糸で巻き付けて縛る。また、「結合する」とは、融着する、接着するなどの、繊維の束2の中に含まれる繊維を相互に接合する操作も含む。たとえば、後で説明するように、繊維の束に熱融着糸を巻き付けて融着してもよい。これにより、周りから中心に向かって一様に強く圧力を加えて、隙や緩みを少なくして、繊維の束2の断面積を小さくできる。また、繊維の束2を絡み合わせて結ぶ操作によっても繊維は相互に結合される。1箇所で、たとえば縛ったり、または、融着したりして繊維を相互に結合すると、繊維の束2の該当箇所での断面積は小さくなる。結合部材は、必ずしも、周りから中心に向かって一様に圧力を加えるものでなくてもよい。結合には種々の形態があるので、結合部材は、結合の形態に応じて束ね部材、融着部材などの種々のより具体的な名称で表現してもよい。
人工羽毛は、結合部材4の近傍を除いて、撚りが入っていない繊維が束縛されない構造なので、結合部材4の両側で、多数の繊維が広がる。このため、天然羽毛と同様に、軽量で、かさ高であり、たくさんの空気を含んでいる。すなわち、人工羽毛は、ふくらみを保持できるという特徴がある。たとえば、多数の人工羽毛を詰め綿として袋の中に入れて空気を吹き込むと、各々の人工羽毛がふくらむ。また、多量の人工羽毛を集めた詰め綿は、1つ1つの人工羽毛が独立しているので、全体として偏りすなわち方向性がないという特徴がある。
図2は、人工羽毛の各種変形例を示す。1例では、結合部材4の幅を長くして、長い結び目を設ける。他の1例では、複数の結合部材4を設ける。他の1例では、複数個(たとえば2個)の人工羽毛を結合部材4の位置で接続する。他の1例では、結合部材4の位置を、繊維の束2の1端とする。他の1例では、結合部材4を、繊維の束2の中心からずれた位置に設ける。いずれの例でも、図1の人工羽毛と同様に、ふくらみを保持でき、また、偏りがなくなるという共通の特徴がある。なお、上述の人工羽毛では、結合部材4は、繊維の束の断面を1点に絞っているが、必ずしも1点に絞る必要はない。たとえば、繊維に垂直な方向に線状の断面となるようにまとめてもよい。たとえば、繊維の束2を両側から挟んで、その部分を結合部材で固定すればよい。
また、別の製造例では、撚りの入っていない繊維の束2に熱ヒーターを押し付けて、繊維の束2を融点まで加熱する。融点まで加熱されると、繊維の束2は2つに分断され、その端にそれぞれ結合部材4が形成される。この結合部材4は、繊維の束2の一部が溶融されて繊維が一体化された部分であり、繊維の束2と同じ素材からなる。この場合、図2に示した1例のように、結合部材4の位置を繊維の束2の端とした人工羽毛ができる。その後、繊維の束2を適当な長さに切断して、人工羽毛とする。
以上に説明した人工羽毛は、今まで羽毛や詰め綿(中綿素材)を使用していた下記の用途に、詰め綿(中綿素材)として適用できる。
(1)寝具
寝具において、袋状にした布の中に中綿として充填される。寝具は、たとえば、日本式寝具として使用される、寝るときに上に掛ける掛ふとん、寝るときに体の下に敷く敷ふとんなどや、ベッドで使用される上掛け(キルト)などや、寝袋、枕などである。たとえば、掛けふとんやキルトにおいて、肌側と外側の布地の間に中綿として充填される。また、座るときに敷く座布団などにも適用できる。
(2)衣料
ダウンジャケットなどの断熱効果の高い空気層を形成した衣料において、表地と裏地の間に詰め綿を充填して、断熱及び保温の効果を高める。必要に応じて、キルティング構造などが形成される。
(3)ぬいぐるみなどの玩具
たとえばぬいぐるみの場合、動物などの形に縫った袋に詰め綿として充填される。
(4)家具(いす、ソファなど)
家具の体と接触する箇所に詰め綿として充填される。
(5)資材用途
人工羽毛は、撚りの入っていない繊維の束がポリエステル繊維などの合繊原料である場合、木綿綿などに比べて、ケアが簡単になるという特徴がある。たとえば、家庭で洗濯が可能になる。また、撚りの入っていない繊維の束が、羊毛などの動物の毛である場合に比べて、清潔を保てるという特徴がある。また、羽毛の代用となるので、動物愛護にもなる。さらに、鳥インフルエンザ等の原因により家禽類が減少していることからも、安定供給できる素材として有効なものである。
図1と図2に示した人工羽毛は、手作業により製造できる。この場合、撚りの入っていない繊維の束2を所定の長さ(たとえば20mm)に切断する。そして、所定長の各々の繊維の束2を所定位置で糸で縛って結合部材4とする。
人工羽毛を大量生産する場合は、自動的に人工羽毛を製造する装置を用いる。図3は、1つの実施の形態の人工羽毛製造装置を示す。上方に配置されたボビン10に巻かれている撚りの入ってない繊維の束(粗糸、フィラメントなど)12を引き出し、フィードプーリー14、中空スピンドル20およびデリベリーローラー26を通す。繊維の束12は、上下に配置されているフィードプーリー14とデリベリーローラー26の間でたるみなく保持される。フィードプーリー14とデリベリーローラー26は、同期して、間欠回転運動(すなわち周期的な停止と回転)を繰り返す。これにより、回転時には、繊維の束12は、所定の長さ、下方向に送られ、その後、所定時間停止される。一方、中空スピンドル20の外側には、ボビン16に巻かれた熱融着糸18が配置されていて、熱融着糸18は、ボビン16から引き出されて、中空スピンドル20の中を上側から下に通される。したがって、中空スピンドル20の中に繊維の束12と熱融着糸18がともに通る。中空スピンドル20は、駆動モーター22によりベルトを介して連続的に回転される。フィードプーリー14とデリベリーローラー26が停止しているときは、熱融着糸18は、繊維の束12に、中空スピンドル20の入り口近傍の巻付け位置で繊維の束12に多重に巻き付けられる。このカバーリング(巻き付け)において、熱融着糸18により周りから強く繊維の束12に圧力が加えられるので、繊維の束12は、隙間や緩みが小さくなり、巻き付け位置で断面が小さくなって、1つにまとめて束ねられる。また、フィードプーリー14とデリベリーローラー26が回転している間は、繊維の束12は、熱融着糸18を巻きつけられつつ下方向に進む。中空スピンドル20の下方には熱ヒーター24が配置され、デリベリーローラー26の下方にはカッター28が配置されている。フィードプーリー14とデリベリーローラー26が停止しているときに、熱ヒーター24は、繊維の束12上の多重巻き付け部分で熱融着糸18を加熱して、繊維の束12に固着させる。これにより、固着された熱融着糸は上述の結合部材4となる。また、カッター28は、繊維の束12を、融着糸18を固着していない部分で適度の長さに切断する。切断された繊維の束12は、図1に示された人工羽毛である。得られた人工羽毛は下に落ちていく。制御装置30は、フィードプーリー14とデリベリーローラー26の間欠回転運動、熱ヒーター24の加熱およびカッター28の切断を制御する。
以上に説明したように、人工羽毛の製造において、撚りが入っていない繊維の束を、同期して間欠回転運動を行う第1のローラ対と第2のローラ対の間にたるみなく保持し、第1のローラ対と第2のローラ対の間において、第1と第2のローラ対が停止しているときに、糸を前記繊維の束に多重に巻き付ける。そして、この糸を多重巻き付け部分で繊維の束に固着し、次に、第2のローラ対を通った繊維の束を、熱融着糸を固着していない部分で切断する。具体的には、撚りが入っていない繊維の束12を、同期して間欠回転運動を行う第1のローラ対であるフィードプーリー14と第2のローラ対であるデリベリーローラー26の間にたるみなく保持し、連続回転が可能な中空スピンドル20を第1のローラ対14と第2のローラ対26の間に配置し、その中空部に、繊維の束12及び熱融着糸18を通す。そして、第1と第2のローラ対14,26が停止しているときに、連続的回転により熱融着糸18を繊維の束12に多重に巻き付ける。第2のローラ対26を通った繊維の束12と熱融着糸18に対して、熱融着糸18を前記多重巻き付け部分で加熱して繊維の束12に固着する。次に、繊維の束12を、熱融着糸18が固着されていない部分で切断する。切断された部分は、撚りの入っていない繊維を結合部材で束ねた人工羽毛となる。こうして、人工羽毛を効率的に製造できる。
また、撚りが入っていない繊維として、シートを使用してもよい。原料繊維を開綿機でほぐし、または、混綿機で配合して、薄いシート(ウェブともいう)を形成する。このシートから細長い、撚りの入っていない繊維の束を作成し、それを用いて人工羽毛を同様に製造する。

Claims (12)

  1. 撚りが入っていない繊維の束と、
    この繊維の束に含まれる繊維を相互に結合する結合部材と
    からなる人工羽毛。
  2. 前記結合部材は前記繊維の束をまとめて締めていることを特徴とする請求項1に記載の人工羽毛。
  3. 前記の結合部材は前記の繊維の束の一部が溶融された部分であることを特徴とする請求項1に記載の人工羽毛。
  4. 複数の請求項1〜3のいずれかに記載の人工羽毛からなる詰め綿。
  5. 請求項4に記載の詰め綿を含むことを特徴とする寝具。
  6. 請求項4に記載の詰め綿を含むことを特徴とする衣料。
  7. 請求項4に記載の詰め綿を含むことを特徴とする玩具。
  8. 請求項4に記載の詰め綿を含むことを特徴とする家具。
  9. 撚りが入っていない繊維の束と、この繊維の束に含まれる繊維を相互に結合する結合部材とからなる人工羽毛を製造する人工羽毛製造装置であって、
    撚りが入っていない繊維の束をその間に通し、間欠回転運動を行う第1のローラ対と、
    第1のローラ対を通った繊維の束をその間を通し、第1のローラ対と同期して間欠回転運動を行う第2のローラ対であって、第1のローラ対と第2のローラ対の間で繊維の束をたるみなく保持する第2のローラ対と、
    第1のローラ対と第2のローラ対の間に配置され、第1と第2のローラ対が停止しているときに、糸を前記繊維の束に多重に巻き付ける巻き付け手段と、
    第2のローラ対を通った前記繊維の束と前記糸に対して、前記糸を前記多重巻き付け部分で前記繊維の束に固着する固着手段と、
    前記繊維の束を、糸を固着していない部分で切断するカッターとからなる
    人工羽毛製造装置。
  10. 前記固着手段は、連続的回転が可能な中空スピンドルを備え、前記繊維の束及び第2のボビンから引き出した前記糸をその中空部の中に通し、前記第1と第2のローラ対が停止しているときに、前記連続的回転により前記糸を前記繊維の束に多重に巻き付けることを特徴とする、請求項9に記載された人工羽毛製造装置。
  11. 前記糸は熱融着糸であり、前記固着手段は、前記第2のローラ対を通った前記繊維の束と前記熱融着糸に対して、前記熱融着糸を前記多重巻き付け部分で加熱して前記繊維の束に固着する熱ヒーターを備えることを特徴とする請求項9または10に記載された人工羽毛製造装置。
  12. 撚りが入っていない繊維の束と、この繊維の束に含まれる繊維を相互に結合する結合部材とからなる人工羽毛を製造する人工羽毛製造方法であって、
    撚りが入っていない繊維の束を、同期して間欠回転運動を行う第1のローラ対と第2のローラ対の間にたるみなく保持し、
    第1のローラ対と第2のローラ対の間において、第1と第2のローラ対が停止しているときに、糸を前記繊維の束に多重に巻き付け、
    前記糸を前記多重巻き付け部分で前記繊維の束に固着し、
    第2のローラ対を通った前記繊維の束を、熱融着糸を固着していない部分で切断する
    人工羽毛製造方法。
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