JP7239506B2 - 建具の開閉操作装置及び建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具の開閉操作装置及び建具に関するものである。
高所に設けられた建具の障子を開閉するには、操作者自身が高所に移動しなければならず、操作が煩雑となる。このため、この種の建具には、障子の開閉を遠隔操作するための開閉操作装置が設けられたものがある。開閉操作装置は、枠体と障子との間に設けられた開閉ユニットに操作力を伝達することによって障子の開閉を可能とするもので、例えば操作ボックスと開閉ユニットとの間をギヤードケーブルによって接続するものが提供されている。この開閉操作装置では、ハンドルの回転がギヤードケーブルを通じて開閉ユニットに伝達され、開閉ユニットに設けられたスプロケットが開方向、もしくは閉方向に回転することによって障子との間に設けられたチェーンが押し引き作動することになる。従って、こうした開閉操作装置を備える建具によれば、設置場所が高所であっても操作ボックスを手の届く高さに配設することで操作者自身が高所に移動する必要がなくなり、障子の開閉を容易に行うことが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特公平6-1023号公報
ところで、上述した開閉操作装置では、建物の壁面において手の届く高さに操作ボックスを固定する必要がある。しかも、操作ボックスの周囲には、ハンドルを回転するためのスペースも必要となる。従って、上述の開閉操作装置を適用する場合には、操作ボックスを設置するためのスペースを確保する必要があり、設置場所が大きく制限される等の問題を招来するおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、高所に配置された建具に対しても、設置場所に制限されることなく、障子の開閉操作を容易に行うことのできる開閉操作装置及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具の開閉操作装置は、開放方向へ回転操作力が与えられた場合に枠体に対して障子が開くように作動し、かつ閉塞方向へ回転操作力が与えられた場合に前記枠体に対して前記障子が閉じるように作動する開閉ユニットを操作するための建具の開閉操作装置であって、前記開閉ユニットに接続される出力部と、前記出力部が設けられた装置本体に回転可能に配設された入力プーリと、前記入力プーリの回転を前記出力部に伝達する動力伝達機構とを備え、前記装置本体には、引張り操作が可能となるように第1の索状体及び第2の索状体が設けられ、前記入力プーリは、前記第1の索状体が引張り操作された場合に一方方向に回転するように前記第1の索状体に連係され、前記動力伝達機構は、前記第2の索状体が引張り操作された場合に前記出力部の回転方向を反転させる反転駆動部を備えていることを特徴とする。
また本発明に係る建具は、開放方向へ回転操作力が与えられた場合に枠体に対して障子が開くように作動し、かつ閉塞方向へ回転操作力が与えられた場合に前記枠体に対して前記障子が閉じるように作動する開閉ユニットを備え、上述した開閉操作装置が前記出力部を介して前記開閉ユニットに接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、第2の索状体の引張り操作によって出力部の回転方向を決定した後、第1の索状体を引張り操作することによって入力プーリを回転させれば、動力伝達機構及び出力部を介して開閉ユニットが所望の方向に回転して障子を開閉させることができるため、装置本体から導出される第1の索状体の端部及び第2の索状体の端部のみを手の届く高さに配置すれば良い。しかも、第1の索状体及び第2の索状体は、それぞれ長手方向に沿って引張り操作するだけであるから周囲に大きなスペースが必要となることもない。従って、高所に配置された建具に対しても、設置場所に制限されることなく、障子の開閉操作を容易に行うことが可能となる。加えて、障子を開閉する場合にいずれも同じ第1の索状体を引っ張り操作すれば良いため、操作性の点で有利である。
本発明の実施の形態である開閉操作装置を適用した建具を概念的に示した斜視図である。 図1に示した建具の要部を分解して示す斜視図である。 図1に示した開閉操作装置の要部を示すもので、(a)はクラッチ機構部が切断状態の要部側面図、(b)はその要部拡大一部破断図である。 図1に示した開閉操作装置の要部を示すもので、(a)はクラッチ機構部が接続状態の要部側面図、(b)はその要部拡大一部破断図である。 図1に示した開閉操作装置に適用する第1の索状体及び第2の索状体を示す要部断面図である。 図1に示した開閉操作装置に適用する反転駆動部を示すもので、(a)は出力部が正転となる状態の図、(b)は出力部が反転となる状態の図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の開閉操作装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である開閉操作装置を適用した建具を概念的に示したものである。ここで例示する建具は、建物の高所に配置された横すべり出し窓と称されるもので、枠体10及び障子20を備えている。図には明示していないが、枠体10は、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13を四周枠組みすることによって構成したもので、室内の壁面W1に対して窪んだ位置に設置してある。障子20は、ガラス等の面材21の四周に上框(図示せず)、下框22及び左右の縦框23を装着することによって構成したものである。この障子20は、上框(図示せず)の両端部がそれぞれ左右の縦枠13に対して上下にスライド可能、かつ上框(図示せず)の長手方向に沿った水平軸回りに回転可能に支持してある。枠体10の下枠12には、室内側に向けて突出するようにオペレータユニット(開閉ユニット)30が設けてあるとともに、支持ブラケット40が設けてある。
オペレータユニット30は、図2に示すように、ユニットケース31を介して下枠12の室内に臨む表面に固定されたものである。このオペレータユニット30には、ユニットケース31からオペレータシャフト32の入力端部が外部に露出するように設けられている。オペレータシャフト32は、ユニットケース31に対して回転操作された場合に、下枠12と下框22との間に設けたフリクションステーと称されるリンク機構(開閉ユニット:図示せず)を作動させるもので、ユニットケース31の上面から室内側に向けて斜め上方となる姿勢で設けられている。リンク機構(図示せず)は、例えば複数のリンクを接続することによって構成し、オペレータシャフト32が回転した場合に下枠12と下框22との間が拡縮するように下枠12及び下框22の間を互いに連結するものである。本実施の形態では、室内側から見て、オペレータシャフト32が反時計回りに回転した場合に枠体10に対して障子20が開き、一方、オペレータシャフト32が時計回りに回転した場合に枠体10に対して障子20が閉じるように、オペレータユニット30及びリンク機構(図示せず)が構成してあるものとする。
支持ブラケット40は、下枠12から室内側に向けて突出し、室内の壁面W1を超えて延在した部分が上方に向けて屈曲したものである。本実施の形態では、支持ブラケット40の基端部40aがオペレータユニット30と下枠12との間に挟持され、オペレータユニット30を下枠12に取り付けるネジによって共締めしてある。支持ブラケット40の上方に向けて屈曲した部分40bには、室内に臨む面に開閉操作装置50が支持してある。開閉操作装置50は、操作力が与えられた場合にオペレータユニット30を介してリンク機構(図示せず)を作動させ、障子20の開閉を可能とするものである。本実施の形態では、装置本体を構成するケース51の内部に入力プーリ52、第1噛み合いプーリ(動力伝達機構)53、第2噛み合いプーリ(動力伝達機構)54、反転駆動ユニット(動力伝達機構)55、切替部材56を備えて開閉操作装置50が構成してある。以下、これら開閉操作装置50の構成要素について詳述し、併せて本願発明の特徴部分について説明する。なお、開閉操作装置50の構成要素については便宜上、支持ブラケット40に取り付けた状態の姿勢でそれぞれの説明を行う。
ケース51は、2つのケース部51A,51Bを接合することによって中空の箱状に構成されるものである。本実施の形態では室外側の第1ケース部51Aと、室内側の第2ケース部51Bとを備えてケース51が構成してある。上述した支持ブラケット40には、第1ケース部51Aを介してケース51が支持してある。
入力プーリ52は、2つのケース部51A,51Bの内部に架け渡した支持軸57を介して両方向に回転可能となる状態でケース51に支持させてある。図には明示していないが、入力プーリ52と支持軸57との間には、軸方向に沿った相対移動を制限する部材が設けてある。これにより、入力プーリ52は、支持軸57において第2ケース部51Bに近接した端部に配置した状態に維持される。入力プーリ52と第2ケース部51Bとの間には、復帰用バネ58が設けてある。復帰用バネ58は、入力プーリ52に外力が作用していない場合に入力プーリ52を回転方向の初期位置に維持するものである。外力を加えて入力プーリ52を回転させた場合には、復帰用バネ58が弾性的に変形した状態となる。入力プーリ52に加えていた外力を除去すれば、復帰用バネ58の弾性復元力によって入力プーリ52が逆方向に回転し、上述の初期位置に復帰することになる。
この入力プーリ52には、図2~図4に示すように、外周面に収容溝52aが設けてあるとともに、周縁部に複数のカム孔52bが設けてある。収容溝52aは、外周面の両側縁部にそれぞれフランジ52cを設けることにより、フランジ52cの相互間に構成したものである。この収容溝52aには、操作用ケーブル60のインナワイヤ(第1の索状体)960aが巻回してある。操作用ケーブル60は、インナワイヤ60aの外周部をアウタチューブ(第2の索状体)60bで覆うことにより構成したもので、インナワイヤ60aの一端が入力プーリ52の外周面に連結してあり、アウタチューブ60bから外部に露出したインナワイヤ60aの一端部が収容溝52aに巻回してある。本実施の形態では、室内側から見た場合、一端から反時計回りとなるようにインナワイヤ60aが入力プーリ52の収容溝52aに巻回してある。カム孔52bは、入力プーリ52の室外側表面及び室内側表面に開口した円弧状の貫通孔であり、入力プーリ52の軸心を中心とした同一の円周上に形成してある。本実施の形態では、3つのカム孔52bが周方向に互いに等間隔となるように入力プーリ52に設けてある。
図5に示すように、操作用ケーブル60のインナワイヤ60a及びアウタチューブ60bには、それぞれ操作把持部材61,62が設けてある。インナワイヤ60aの第1操作把持部材61は、一端が閉塞した有底の円筒状を成し、底壁部に設けたワイヤ挿通孔61aを介して挿通したインナワイヤ60aの端部にストッパ部材63を着脱可能に連結することにより取り付けたものである。同様に、アウタチューブ60bの第2操作把持部材62は、一端が閉塞した有底の円筒状を成し、底壁部に設けたチューブ挿通孔62aを介して挿通したアウタチューブ60bの端部にストッパ部材64を着脱可能に連結することにより取り付けたものである。これら第1操作把持部材61及び第2操作把持部材62は、ストッパ部材63,64の位置を適宜変更するとともに、余分となったインナワイヤ60aやアウタチューブ60bを切断することで、ケース51からの延在長さを適宜調整することが可能である。
第1噛み合いプーリ53及び第2噛み合いプーリ54は、後述する噛み合い突起71,72、リリースバネ73、カム突部74ととともにクラッチ機構部を構成するための円板状部材である。第1噛み合いプーリ53は、入力プーリ52よりも室外側となる部分において支持軸57の軸方向に沿った移動が規制された状態で支持軸57の軸心回りに回転可能に支持してある。第2噛み合いプーリ54は、入力プーリ52と第1噛み合いプーリ53との間において支持軸57の軸方向に沿って移動可能、かつ支持軸57の軸心回りに回転可能に配設してある。
これら第1噛み合いプーリ53及び第2噛み合いプーリ54には、互いに対向する面の互いに同一の円周上となる部分にそれぞれ複数の噛み合い突起71,72が設けてある。噛み合い突起71,72は、第2噛み合いプーリ54が軸方向に移動して第1噛み合いプーリ53に近接した場合に相互に噛み合い可能、かつ第2噛み合いプーリ54が入力プーリ52に近接した場合に噛み合い不可となる突出高さを有して構成したものである。それぞれの噛み合い突起71,72には、周方向の一方側に噛合面71a,72aが形成してあり、周方向の他方側に傾斜面71b,72bが形成してある。本実施の形態では、噛み合い突起71,72の噛合面71a,72aは、第2噛み合いプーリ54と第1噛み合いプーリ53とが互いに近接して配置され、かつ第2噛み合いプーリ54が室内側から見て反時計回りに回転した場合に互いに当接するように形成してある。噛合面71a,72aが互いに当接した状態で第2噛み合いプーリ54が回転した場合には、噛み合い突起71,72が互いに噛み合った状態となり、第2噛み合いプーリ54の回転が第1噛み合いプーリ53に伝達されることになる。一方、噛み合い突起71,72の傾斜面71b,72bは、第2噛み合いプーリ54と第1噛み合いプーリ53とが互いに近接して配置され、かつ第2噛み合いプーリ54が室内側から見て時計回りに回転した場合に互いに当接するように形成してある。傾斜面71b,72bが互いに当接した状態で第2噛み合いプーリ54が回転した場合には、傾斜面71b,72bの作用によって噛み合い突起71,72が離反することになり、第2噛み合いプーリ54の回転が第1噛み合いプーリ53に伝達されることはない。図からも明らかなように、これら第2噛み合いプーリ54及び第1噛み合いプーリ53の間には、リリースバネ73が設けてある。リリースバネ73は、第2噛み合いプーリ54を入力プーリ52に近接した状態に押圧し、第2噛み合いプーリ54の噛み合い突起71と第1噛み合いプーリ53の噛み合い突起72とが互いに離反した状態に維持するものである。
また、第2噛み合いプーリ54には、入力プーリ52に対向する面に複数のカム突部74が設けてある。カム突部74は、入力プーリ52に設けて突出したもので、カム孔52bに対向する円周上にカム孔52bと同数のものが等間隔に設けてある。それぞれのカム突部74は、カム孔52bに挿入可能となる寸法に形成してあり、カム孔52bに挿入された状態で入力プーリ52が回転した場合に第2噛み合いプーリ54を同一方向に回転させるように機能する。これらのカム突部74には、周方向の一方側にのみカム面74aが設けてある。カム面74aは、図4(b)に示すように、入力プーリ52が室内側から見て反時計回りに回転した場合にのみカム孔52bの端面が当接する傾斜部分である。カム面74aがカム孔52bの端面に当接した状態で入力プーリ52が反時計回りに回転した場合には、カム面74aの傾斜作用によりリリースバネ73のバネ力に抗して、第2噛み合いプーリ54を第1噛み合いプーリ53に向けて軸方向に移動し、第2噛み合いプーリ54の噛み合い突起71と第1噛み合いプーリ53の噛み合い突起72とが互いに噛み合い可能となる。入力プーリ52の反時計間回りの回転が停止すると、リリースバネ73のバネ力によって第2噛み合いプーリ54が入力プーリ52に向けて軸方向に移動し、カム突部74が入力プーリ52のカム孔52bに収容された状態に復帰する。なお、図には示していないが、第2噛み合いプーリ54には、過回転を防止するため、外周に設けたギヤにダンパギヤを歯合させるようにしても良い。
反転駆動ユニット55は、図2及び図6に示すように、駆動ギヤ80、最終ギヤ81、反転ギヤ82及び中間ギヤ83を備えて構成したものである。これら駆動ギヤ80、最終ギヤ81、反転ギヤ82及び中間ギヤ83は、互いに平行となる軸心回りに回転可能に配設した平歯車である。駆動ギヤ80は、第1噛み合いプーリ53と同一の軸心上に位置し、第1噛み合いプーリ53が回転した場合に同一方向に回転するように設けてある。最終ギヤ81及び反転ギヤ82は、駆動ギヤ80とほぼ同じ大きさを有したもので、互いに歯合し、かつ駆動ギヤ80から離隔した状態で駆動ギヤ80の側方に上下に配設してある。上方に位置する最終ギヤ81は、室外側の第1ケース部51Aにおいて室外に臨む部分から外部に突出する出力軸(出力部)84を備えたものである。出力軸84は、フレキシブルシャフト85を介して上述したオペレータユニット30のオペレータシャフト32に連結される部分である。
中間ギヤ83は、駆動ギヤ80よりも小径のものであり、駆動ギヤ80に歯合した状態で選択プレート86に回転可能に設けてある。選択プレート86は、駆動ギヤ80の軸心を中心としてケース51に回転可能に配設したものである。選択プレート86が図6(a)に示す正転選択位置に配置された場合には、中間ギヤ83が最終ギヤ81に歯合された状態となる。これに対して選択プレート86が図6(b)に示す反転選択位置に配置された場合には、中間ギヤ83が反転ギヤ82に歯合された状態となる。
この選択プレート86には、ケース51との間に選択バネ87が設けてあるとともに、周面に動作部材88が当接している。選択バネ87は、図6において選択プレート86を反時計回りに付勢することにより、選択プレート86を反転選択位置に維持するものである。動作部材88は、駆動ギヤ80の軸心と平行の支軸部88aを中心としてケース51に回転可能に配設したものである。この動作部材88は、図6において反時計回りに回転し、図6(a)に示す正転保持位置に配置された場合に選択バネ87のバネ力に抗して選択プレート86を正転選択位置に配置する。動作部材88が図6において反時計回りに回転し、図6(b)に示す反転保持位置に配置された場合には、選択バネ87のバネ力によって選択プレート86が反転選択位置に配置されることになる。
動作部材88には、2つの作動片88b,88cが一体に設けてある。2つの作動片88b,88cは、支軸部88aから径方向に沿って突出したもので、動作部材88が正転保持位置及び反転保持位置のいずれに配置された場合にも、互いの間の隙間が図6において左方に開口するように設けてある。
切替部材56は、2つの作動片88b,88cを介して動作部材88の切替を行うもので、図6においてケース51に対して上下にスライド可能に配設してある。この切替部材56には、その上端部にスライドバネ90が連結してあるとともに、その下端部に操作用ケーブル60のアウタチューブ60bが連結してある。スライドバネ90は、ケース51との間に介在させた引張りバネであり、ケース51に対して切替部材56を常時上方に付勢している。アウタチューブ60bは、挿通孔51aを通じてケース51の内部に進入し、進入端部を介して切替部材56に連結してあり、ケース51に対して引張り操作した場合にスライドバネ90のバネ力に抗して切替部材56を下方に移動させることが可能である。図からも明らかなように、切替部材56には、動作部材88の2つの作動片88b,88cの間の隙間に挿入される駆動片56aが設けてある。これにより、切替部材56がスライドバネ90によって上方に移動した場合には、駆動片56aが作動片88bに当接することで動作部材88が時計回りに回転し、図6(b)に示す反転保持位置に配置され、一方、アウタチューブ60bを介して下方に移動した場合には、駆動片56aが作動片88cに当接することで動作部材88が反時計回りに回転し、図6(a)に示す正転保持位置に配置されることになる。
切替部材56には、ラッチピン91が設けてある。ラッチピン91は、切替部材56に対して図6において左右方向にのみ移動可能に配設したもので、切替部材56からケース51に向けて突出することにより、ケース51に設けたハートカム機構100に係合している。ハートカム機構100は、スライドバネ90との協働によりラッチピン91を介して切替部材56の上下位置を規定するものである。具体的に説明すると、図6(a)は、スライドバネ90のバネ力に抗して切替部材56がケース51に対して下方に移動した状態を示すものである。この状態においては、ラッチピン91がケース51に設けた中間カム部101の凹部最上位置に収容されることで切替部材56の上方への移動が阻止され、切替部材56が下方に配置された状態を維持する。このとき、反転駆動ユニット55においては、動作部材88が正転保持位置に配置され、選択プレート86が正転選択位置となっている。
この状態からアウタチューブ60bを下方に引張り操作し、スライドバネ90のバネ力に抗して切替部材56を下方に移動させると、ラッチピン91が下左方カム部102の傾斜面に当接することでラッチピン91が左方に移動し、中間カム部101の下方域から逸脱する。従って、この状態からアウタチューブ60bの操作力を除去すると、スライドバネ90のバネ力によって切替部材56が上方に移動し、ラッチピン91が中間カム部101を超えて上方に移動する。これにより、図6(b)に示すように、切替部材56がケース51に対して上方に移動した状態に移行する。この間、反転駆動ユニット55においては、駆動片56aが作動片88bに当接することで動作部材88が時計回りに回転し、反転保持位置となるため、選択プレート86が反転選択位置となり、中間ギヤ83が反転ギヤ82に歯合した状態となる。このとき、ラッチピン91は、上方カム部103の傾斜面に当接することで右方に移動し、中間カム部101の傾斜面101aに対向した状態となる。
さらに、この状態からアウタチューブ60bを下方に引張り操作し、スライドバネ90のバネ力に抗して切替部材56を下方に移動させると、ラッチピン91が中間カム部101の傾斜面101aに当接することで右方に移動し、ラッチピン91が中間カム部101を超えて下方に移動する。これにより、図6(a)に示すように、切替部材56がケース51に対して下方に移動した状態に移行する。中間カム部101を超えて下方に移動したラッチピン91は、下右方カム部104の傾斜面に当接することで左方に移動し、中間カム部101の下方域に至る。従って、この状態からアウタチューブ60bの操作力を除去すると、スライドバネ90のバネ力によって切替部材56が上方に移動し、ラッチピン91が中間カム部101の凹部最上位置に収容された状態となる。この間、反転駆動ユニット55においては、駆動片56aが作動片88cに当接することで動作部材88が反時計回りに回転し、正転保持位置となるため、選択プレート86が正転選択位置となり、中間ギヤ83が最終ギヤ81に歯合した状態となる。
以降、アウタチューブ60bを下方に引張り操作し、その後、引張り操作力を除去することで、ケース51に対して切替部材56が上方の位置と下方の位置とに選択的に配置されることになる。
上記のように構成した開閉操作装置50を備える建具では、第1操作把持部材61を介してインナワイヤ60aを引張り操作し、入力プーリ52が室内側から見て反時計回りに回転すると、カム面74aの作用によって第2噛み合いプーリ54がリリースバネ73のバネ力に抗して第1噛み合いプーリ53に近接し、かつ噛み合い突起71,72の噛合面71a,72aが互いに当接することによって第1噛み合いプーリ53が入力プーリ52と同一方向に回転することになる。インナワイヤ60aの引張り操作力を除去すると、復帰用バネ58の弾性復元力によって入力プーリ52が初期位置に向けて回転する。このとき、リリースバネ73のバネ力によって第2噛み合いプーリ54が第1噛み合いプーリ53から離隔し、噛み合い突起71,72の噛み合い状態が解除されることになり、入力プーリ52の回転が第1噛み合いプーリ53に伝達されることがない。従って、短いストロークでインナワイヤ60aの引張り操作を繰り返し行えば、第1噛み合いプーリ53を継続して反時計回りに回転させることが可能となる。
いま、反転駆動ユニット55が図6(a)に示す状態となっている場合にインナワイヤ60aを引張り操作すると、駆動ギヤ80の回転が中間ギヤ83及び最終ギヤ81を介して出力軸84に伝達され、出力軸84が反時計回りに回転することになる。従って、オペレータユニット30のオペレータシャフト32が反時計回りに回転するため、枠体10に対して障子20を順次開く方向に移動させることが可能となる。
上述の状態から第2操作把持部材62を介してアウタチューブ60bを引張り操作すると、反転駆動ユニット55が図6(b)に示す状態に切り替わる。従って、この状態からインナワイヤ60aを引張り操作すると、駆動ギヤ80の回転が中間ギヤ83、反転ギヤ82及び最終ギヤ81を介して出力軸84に伝達され、出力軸84が時計回りに回転することになる。従って、オペレータユニット30のオペレータシャフト32が時計回りに回転するため、枠体10に対して障子20を順次閉じる方向に移動させることが可能となる。
このように、アウタチューブ60bの引張り操作によって出力軸84の回転方向を決定した後、インナワイヤ60aを引張り操作することによって入力プーリ52を回転させれば、オペレータユニット30が所望の方向に回転して障子20を開閉させることができる。このため、ケース51から導出されるインナワイヤ60aの第1操作把持部材61及びアウタチューブ60bの第2操作把持部材62のみを手の届く高さに配置すれば、障子20の開閉操作を行うことが可能となる。しかも、インナワイヤ60a及びアウタチューブ60bは、それぞれ長手方向に沿って引張り操作するだけであるから周囲に大きなスペースが必要となることもない。従って、高所に配置された建具に対しても、設置場所に制限されることなく、障子20の開閉操作を容易に行うことが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、横すべり出し窓を例示しているが、本発明は開閉ユニットの作動により枠体に対して障子が開閉するものであれば、縦すべり出し窓等、その他のものにも適用することが可能である。この場合、開閉ユニットが必ずしも下枠に取り付けられている必要もない。さらに、開閉操作装置との間をフレキシブルシャフトによって連結するようにしているが、これに限定されない。
また、上述した実施の形態では、第1の索状体と第2の索状体とが同軸に配置されたものを例示しているが、これらの索状体としては、装置本体から個別に導出されるものを適用しても良い。さらに、動力伝達機構にクラッチ機構部が設けられているため、入力プーリを短いストロークで操作することが可能であるが、本発明は必ずしもこれに限定されない。また、反転駆動部として動力伝達系に反転ギヤを介在させるか否かを選択するものを例示しているが、その他のものを適用しても良い。
以上のように、本発明に係る建具の開閉操作装置は、開放方向へ回転操作力が与えられた場合に枠体に対して障子が開くように作動し、かつ閉塞方向へ回転操作力が与えられた場合に前記枠体に対して前記障子が閉じるように作動する開閉ユニットを操作するための建具の開閉操作装置であって、前記開閉ユニットに接続される出力部と、前記出力部が設けられた装置本体に回転可能に配設された入力プーリと、前記入力プーリの回転を前記出力部に伝達する動力伝達機構とを備え、前記装置本体には、引張り操作が可能となるように第1の索状体及び第2の索状体が設けられ、前記入力プーリは、前記第1の索状体が引張り操作された場合に一方方向に回転するように前記第1の索状体に連係され、前記動力伝達機構は、前記第2の索状体が引張り操作された場合に前記出力部の回転方向を反転させる反転駆動部を備えていることを特徴としている。
この発明によれば、第2の索状体の引張り操作によって出力部の回転方向を決定した後、第1の索状体を引張り操作することによって入力プーリを回転させれば、動力伝達機構及び出力部を介して開閉ユニットが所望の方向に回転して障子を開閉させることができるため、装置本体から導出される第1の索状体の端部及び第2の索状体の端部のみを手の届く高さに配置すれば良い。しかも、第1の索状体及び第2の索状体は、それぞれ長手方向に沿って引張り操作するだけであるから周囲に大きなスペースが必要となることもない。従って、高所に配置された建具に対しても、設置場所に制限されることなく、障子の開閉操作を容易に行うことが可能となる。
また本発明は、上述した建具の開閉操作装置において、前記第1の索状体に加えていた引張り操作力が除去された場合に前記入力プーリを他方方向に回転させる復帰部材を備え、前記動力伝達機構には、前記入力プーリが一方方向に回転した場合に操作力伝達状態となる一方、前記入力プーリが他方方向に回転した場合に操作力切断状態となるクラッチ機構部が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、第1の索状体を引張り操作した後に操作力を除去すれば復帰部材によって第1の索状体が巻き戻される。しかも、第1の索状体を引張り操作した場合にのみ操作力が伝達されて出力部が回転するため、第1の索状体に対して引張り操作力の入力/除去を短いストロークで繰り返し行えば、大きなストロークで引張り操作を行わずとも、出力軸を同一方向に継続して回転させることが可能となり、操作性の点で有利となる。
また本発明は、上述した建具の開閉操作装置において、前記第1の索状体及び前記第2の索状体のいずれか一方が筒状を成し、かついずれか他方がいずれか一方の筒内部に相対的に移動可能に配設されていることを特徴としている。
この発明によれば、2つの索状体が同軸配置されるため、設置のためのスペースを一層小さくすることが可能となる。
また本発明に係る建具は、開放方向へ回転操作力が与えられた場合に枠体に対して障子が開くように作動し、かつ閉塞方向へ回転操作力が与えられた場合に前記枠体に対して前記障子が閉じるように作動する開閉ユニットを備え、上述した開閉操作装置が前記出力部を介して前記開閉ユニットに接続されていることを特徴としている。
この発明によれば、第2の索状体の引張り操作によって出力部の回転方向を決定した後、第1の索状体を引張り操作することによって入力プーリを回転させれば、動力伝達機構及び出力部を介して開閉ユニットが所望の方向に回転して障子を開閉させることができるため、装置本体から導出される第1の索状体の端部及び第2の索状体の端部のみを手の届く高さに配置すれば良い。しかも、第1の索状体及び第2の索状体は、それぞれ長手方向に沿って引張り操作するだけであるから周囲に大きなスペースが必要となることもない。従って、高所に配置された場合にも、開閉操作装置の設置場所に制限されることなく、障子の開閉操作を容易に行うことが可能となる。
10 枠体、20 障子、30 オペレータユニット、50 開閉操作装置、51 ケース、52 入力プーリ、53 第1噛み合いプーリ、54 第2噛み合いプーリ、55 反転駆動ユニット、60a インナワイヤ、60b アウタチューブ、71,72 噛み合い突起、73 リリースバネ、74 カム突部、74a カム面、80 駆動ギヤ、81 最終ギヤ、82 反転ギヤ、83 中間ギヤ、84 出力軸、86 選択プレート、87 選択バネ、88 動作部材、88a 支軸部、88b,88c 作動片、90 スライドバネ、91 ラッチピン、100 ハートカム機構、101 中間カム部、101a 傾斜面、102 下左方カム部、103 上方カム部、104 下右方カム部

Claims (4)

  1. 開放方向へ回転操作力が与えられた場合に枠体に対して障子が開くように作動し、かつ閉塞方向へ回転操作力が与えられた場合に前記枠体に対して前記障子が閉じるように作動する開閉ユニットを操作するための建具の開閉操作装置であって、
    前記開閉ユニットに接続される出力部と、
    前記出力部が設けられた装置本体に回転可能に配設された入力プーリと、
    前記入力プーリの回転を前記出力部に伝達する動力伝達機構と
    を備え、前記装置本体には、引張り操作が可能となるように第1の索状体及び第2の索状体が設けられ、
    前記入力プーリは、前記第1の索状体が引張り操作された場合に一方方向に回転するように前記第1の索状体に連係され、
    前記動力伝達機構は、前記第2の索状体が引張り操作された場合に前記出力部の回転方向を反転させる反転駆動部を備えていることを特徴とする建具の開閉操作装置。
  2. 前記第1の索状体に加えていた引張り操作力が除去された場合に前記入力プーリを他方方向に回転させる復帰部材を備え、
    前記動力伝達機構には、前記入力プーリが一方方向に回転した場合に操作力伝達状態となる一方、前記入力プーリが他方方向に回転した場合に操作力切断状態となるクラッチ機構部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具の開閉操作装置。
  3. 前記第1の索状体及び前記第2の索状体のいずれか一方が筒状を成し、かついずれか他方がいずれか一方の筒内部に相対的に移動可能に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の建具の開閉操作装置。
  4. 開放方向へ回転操作力が与えられた場合に枠体に対して障子が開くように作動し、かつ閉塞方向へ回転操作力が与えられた場合に前記枠体に対して前記障子が閉じるように作動する開閉ユニットを備え、
    請求項1~請求項3のいずれか一つに記載した開閉操作装置が前記出力部を介して前記開閉ユニットに接続されていることを特徴とする建具。
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