JP6818613B2 - 操作機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルの操作機構に関する。
操作部材の操作によって作動部材を作動させる操作機構としては、例えば、プーリーを用いた特許文献1に記載の遠隔操作装置がある。
特開2011−137558号公報
この遠隔操作装置は、駆動用プーリーと操作側プーリーとを用いているため、駆動用プーリーが所定の作動量で回転作動するためには、操作側プーリーが所定量の回転をするための半径を有する必要がある。そのため、操作側にプーリーを用いた場合には操作部の設計の自由度に限界があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、プルケーブルを用い、プーリーの回転操作をすることなく作動部材を交互作動させる操作機構を提供することを目的とする。
本発明の操作機構は、
操作部材と、
第一固定端と第一移動端とを有する第一ケーブルと、
第二固定端と第二移動端とを有する第二ケーブルと、
前記第一固定端と前記第一移動端との間において前記第一ケーブルと押圧する第一押圧部材と、
前記第二固定端と前記第二移動端との間において前記第二ケーブルと押圧する第二押圧部材と、
作動部材とを備えた操作機構であって、
前記操作部材は、
前記第一押圧部材と接続する第一接続部と前記第二押圧部材と接続する第二接続部とを有し、
前記作動部材は、前記第一移動端が取り付けられる第一取付部と、前記第二移動端が取り付けられる第二取付部とを有し、
前記操作部材を操作する第一操作によって、前記第一接続部が移動して前記第一押圧部材が前記第一ケーブルを押圧し、前記第二接続部が移動して前記第二押圧部材による前記第二ケーブルの押圧が解除され、
前記操作部材を操作する第二操作によって、前記第一接続部が移動して前記第一押圧部材による前記第一ケーブルの押圧が解除され、前記第二接続部が移動して前記第二押圧部材が前記第二ケーブルを押圧し、
前記第一操作により前記作動部材が一方に移動し、前記第二操作により前記作動部材が前記一方の反対方向に移動する。
本発明によれば、プルケーブルを用い、プーリーの回転操作をすることなく作動部材を交互作動させることができる。
本発明に係る一実施の形態の操作機構の全体構成を示す外観斜視図である。 図1の操作機構の説明に供する図であり、図2(a)は、操作機構の操作側部分の構成を示す正面図、図2(b)は、操作側部分と第一ケーブル及び第二ケーブルとを示す側面図である。 図1の操作機構の操作部材を示す図であり、図3(a)は、操作部材の正面図、図3(b)は操作部材の右側面図である。 図1の操作機構の第一押圧部材を示す図であり、図4(a)は第一押圧部材の正面図、図4(b)は第一押圧部材の底面図、図4(c)は第一押圧部材の底面図である。 図1の操作機構のベース部材を示す図であり、図5(a)はベース部材の正面図、図5(b)はベース部材の底面図、図5(c)は図5(b)のA−A線矢視断面図である。 図1の操作機構において第一ケーブルを第一押圧部材で押圧した状態を示す要部構成図である。 図1の操作機構において第二ケーブルを第二押圧部材で押圧した状態を示す要部構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<操作機構の全体構成>
図1は、本発明に係る一実施の形態の操作機構の全体構成を示す外観斜視図である。また、図2は、本発明に係る一実施の形態の操作機構の説明に供する図であり、図2(a)は、操作機構の操作側部分の構成を示す正面図、図2(b)は、操作側部分と第一ケーブル及び第二ケーブルとを示す側面図である。なお、図2(a)では、第一ガイド部56において、ガイド突部561と案内凹部821との関係を示すため、ガイド突部561を断面で示している。
図1及び図2に示される本実施の形態の操作機構10は、操作者が操作部材20を操作することにより、プルケーブルである第一及び第二ケーブル30、40を介して、作動部材70の作動を遠隔で作動させる機構である。操作機構10は、プーリーを操作部に用いていないため、プーリーの回転操作をすることなく作動部材70を作動することができる。操作機構10は、例えば、ヒーターコントローラー等の車載装置に適用して、操作部材から離間した位置に配置されるヒーター用の通気を行うために、通気口に開閉自在に設けたシャッターの開閉動作を作動部材で行うようにしてもよい。また、ガス調理装置に適応して、着火または点火を遠隔操作で行うようにしてもよく、その用途は特に限定されない。
操作機構10は、操作部材20、第一ケーブル30、第二ケーブル40、第一押圧部材50、第二押圧部材60、及び、作動部材70を有する。操作機構10は、更に、操作部材20、第一ケーブル30、第二ケーブル40、第一押圧部材50及び第二押圧部材60を保持している。また、操作機構10は、操作機構10の取付対象に固定されるベース部材80も備える。
操作機構10は、操作部材20を操作する第一操作により、第一押圧部材50が第一ケーブル30を押圧して作動部材70が一方へ移動する。また、操作部材20を操作する第二の操作により、第二押圧部材60が第二ケーブル40を押圧して作動部材70が一方とは逆方向に移動する。
<操作部材20>
図3は、操作部材を示す図であり、図3(a)は、操作部材の正面図、図3(b)は操作部材の右側面図である。
図1〜図3に示す操作部材20は、操作者に操作され、操作者の操作時に操作者の操作力を受け付けて、操作力を操作部材20に接続される他の部材に伝達する。
操作部材20は、第一押圧部材50と接続する第一接続部21と第二押圧部材60と接続する第二接続部22とを有する。
操作部材20では、受け付けた操作力により、第一接続部21及び第二接続部22が移動する。
操作部材20は、第一接続部21の移動により、第一押圧部材50を移動させ、第二接続部22の移動により、第二押圧部材60を移動させる。
第一接続部21は、操作部材20と第一押圧部材50とを接続するものであり、操作部材20が受ける操作力を、第一押圧部材50を移動させる方向に転換して伝達する。
第二接続部22は、操作部材20と第二押圧部材60とを接続するものであり、操作部材20が受ける操作力を、第二押圧部材60を移動させる方向に転換して伝達する。
第一接続部21及び第二接続部22は、一体に形成されてもよく、また、別体で形成されてもよい。
操作部材20は、本実施の形態では、ベース部材80に、回動可能に取り付けられた回転軸部23を有し、回転軸部23に第一接続部21及び第二接続部22が接続されている。回転軸部23は、第一操作により一方に回転し、第二操作により他方に回転する。回転軸部23は筒状に形成され、筒状の内部23aに他部材を嵌合することにより、回転軸部23と一体で可動できる。他部材は、例えば、レバー、ハンドル等、操作者が操作部材20を操作しやすくする部材である。
操作部材20では、他部材の操作により、回転軸部23が回動することによって、第一接続部21及び第二接続部22が移動する。このような構成とすることで、操作部材20は、一部材の操作で第一接続部21及び第二接続部22を移動させることができる。
なお、操作部材20は、回転軸部23で回動する回動操作により、第一接続部21及び第二接続部22を移動させる構成としたが、これに限らず、操作者の操作力により第一接続部21及び第二接続部22が移動すれば、どのような操作により可動してもよい。
操作部材20が直動して、第一接続部21及び第二接続部22を移動可能にする構成とてもよい。例えば、操作部材20は、プッシュ操作、プル操作、プッシュ−プル操作、上下操作、或いは、左右操作等の直線的な操作により、第一接続部21及び第二接続部22を移動させて、第一押圧部材50及び第二押圧部材60を押圧するようにしてもよい。
本実施の形態では、第一接続部21及び第二接続部22は、図1〜図3に示すように、回転軸部23の外周からそれぞれ突出したアームにより形成されている。第一接続部21及び第二接続部22は、回転軸部23が回転することによって、それぞれ回転軸部23を中心に回動し、アームの外面(「押圧面」ともいう)21a、22aで、第一押圧部材50及び第二押圧部材60に接触して、これらを押圧する。第一接続部21及び第二接続部22のそれぞれのアーム長に応じて、第一押圧部材50及び第二押圧部材60を押圧して移動させる際の移動距離を設定することができる。
第一接続部21及び第二接続部22のアーム長が長くなる構造にすれば、第一押圧部材50及び第二押圧部材60の移動量も比例して大きくでき、これにより、第一ケーブル30及び第二ケーブル40の引っ張り量も大きくできる。
第一接続部21が第一押圧部材50に接触して第一押圧部材50を押圧する押圧面(外面)21aと、第二接続部22が第二押圧部材60に接触して第二押圧部材60を押圧する押圧面22aは、湾曲している。これにより、回転軸部23が回転することにより第一接続部21及び第二接続部22は、湾曲面である押圧面21a、22で、第一押圧部材50及び第二押圧部材60と円滑に摺動しながら押圧し、移動させる。
本実施の形態では、第一操作で回転軸部23が一方向に回転することにより、第一接続部21が第一押圧部材50を押圧して第一押圧部材50を移動させる。第二操作で回転軸部23が一方向と逆方向に回転することにより、第二接続部22が第二押圧部材60を押圧して、第二押圧部材60を移動させる。
<第一ケーブル30>
第一ケーブル30は、操作部材20と作動部材70とを接続する長尺の部材であり、操作元の操作部材20に入力される操作力を作動部材70に伝達する。
第一ケーブル30は、第一押圧部材50の押圧力を作動部材70に伝達する。
第一ケーブル30は、操作部材20からの操作力による第一押圧部材50の動作により作動部材70を作動する。
第一ケーブル30は、第一押圧部材50の押圧力を引っ張り力に変換して作動部材70を引っ張る。第一押圧部材50が第一ケーブル30を押圧することで、第一ケーブル30が移動して、第一ケーブル30の端部を引っ張ることとなる。
第一ケーブル30は、本実施の形態では、筒状のアウターケーシング34内に摺動可能に配置されるインナーケーブルである。なお、第一ケーブル30は、アウターケーシングの無い一本のワイヤーであってもよく、第一ケーブル30の外周が露出した状態で配索されてもよい。アウターケーシング34は、操作機構10の取付対象において配索される。アウターケーシング34における第一固定端31側の端部は、ベース部材80の案内部85に固定される。また、アウターケーシング34における第一移動端32側の端部34aは、端部34aからのインナーケーブルである第一ケーブル30の導出方向を作動部材70に向けて配索されて、取付対象に固定される。
第一ケーブル30は、第一固定端31と第一移動端32とを有する。第一ケーブル30は、第一固定端31と第一移動端32との間で、第一押圧部材50の第一摺動部54に押圧される。第一ケーブル30は、第一固定端31と第一移動端32との間の操作部材20側の位置で、第一押圧部材50上で架け渡され、第一押圧部材50から第一固定端31へと延びる第一ケーブル30の延在方向を、第一押圧部材50から第一移動端32へと延びる第一ケーブル30の延在方向(ケーブルの軸方向ともいう)と略平行となるように配索されている。
第一固定端31は、第一押圧部材50の押圧力により第一移動端32を移動させるために、移動が規制される。本実施の形態では、第一固定端31は、インナーケーブル側に設けられ、本実施の形態では、インナーケーブルの端部に設けられるインナーエンドである。第一固定端31は、第一押圧部材50の押圧力により第一移動端32を移動させることができれば、移動を禁止されるものではないが、ベース部材80に対して不動とすることができる。
第一固定端31は係合部を有し、係合部でベース部材80の移動規制部84に係合することにより、その移動が規制される。移動規制部84は、本実施の形態では、ベース部材80に設けられた構成としたが、これに限らず、第一押圧部材50に設けて係合して、その移動を規制されるようにしてもよい。
第一移動端32は、操作部材20に入力される操作力により移動する。
具体的には、第一移動端32は、第一押圧部材50の押圧によって、第一ケーブル30が移動することで、移動する。
第一移動端32は、作動部材70に取り付けられ、第一移動端32の移動により作動部材70を作動させる。
第一移動端32は、作動部材70の第一取付部72に取り付けられている。第一移動端は、本実施の形態では、第一ケーブル30であるインナーケーブルの他端部に設けられるインナーエンドである。第一ケーブル30は、円環状部を有する。第一移動端32は、円環状部を作動部材70の第一取付部72としての軸部に回動自在に取り付けられている。
<第二ケーブル40>
第二ケーブル40は、操作部材20と作動部材70とを接続する長尺の部材であり、操作元の操作部材20に入力される操作力を作動部材70に伝達する。第二ケーブル40は、第二押圧部材60の押圧力を作動部材70に伝達する。
第二ケーブル40は、操作部材20からの操作力による第二押圧部材60の動作により作動部材70を作動する。
第二ケーブル40は、第二押圧部材60の押圧力を作動部材70に伝達する。
第二ケーブル40は、第二押圧部材60の押圧力を引っ張り力に変換して作動部材70を引っ張る。第二押圧部材60が第二ケーブル40を押圧することで、第二ケーブル40が移動して、第二ケーブル40の端部を引っ張ることとなる。
第二ケーブル40は、本実施の形態では、筒状のアウターケーシング44内に摺動可能に配置されるインナーケーブルである。なお、第二ケーブル40は、アウターケーシング44の無い一本のワイヤーであってもよく、第二ケーブル40の外周が露出した状態で配索されてもよい。アウターケーシング44は、操作機構10の取付対象において配索される。アウターケーシング44における第二固定端41側の端部は、ベース部材80の案内部85に固定される。また、アウターケーシング44における第二移動端42側の端部44aは、端部44aからのインナーケーブルである第二ケーブル40の導出方向を作動部材70に向けて配索されて、取付対象に固定される。
第二ケーブル40は、第二固定端41と第二移動端42とを有する。第二ケーブル40は、第二固定端41と第二移動端42との間で、第二押圧部材60の第二摺動部64に押圧される。第二ケーブル40は、第二固定端41と第二移動端42との間の操作部材20側の位置で、第二押圧部材60上で架け渡され、第二押圧部材60から第二固定端41へと延びる第二ケーブル40の延在方向を、第二押圧部材60から第二移動端42へと延びる第二ケーブル40の延在方向(ケーブルの軸方向ともいう)と略平行となるように配索されている。
第二固定端41は、第二押圧部材60の押圧力により第二移動端42を移動させるために、移動が規制される。本実施の形態では、第二固定端41は、インナーケーブル側に設けられ、本実施の形態では、インナーケーブルの端部に設けられるインナーエンドである。第二固定端41は、第二押圧部材60の押圧力により第二移動端42を移動させることができれば、移動を禁止されるものではないが、ベース部材80に対して不動とすることができる。
第二固定端41は係合部を有し、係合部でベース部材80の移動規制部84に係合することにより、その移動が規制される。移動規制部84は、本実施の形態では、ベース部材80に設けられた構成としたが、これに限らず、第二押圧部材60に設けて係合して、その移動を規制されるようにしてもよい。
第二移動端42は、操作部材20に入力される操作力により移動する。
具体的には、第二移動端42は、第二押圧部材60の押圧によって、第二ケーブル40が移動することで、移動する。
第二移動端42は、作動部材70に取り付けられ、第二移動端42の移動により作動部材70を作動させる。
第二移動端42は、作動部材70の第二取付部74に取り付けられている。第二移動端は、本実施の形態では、第二ケーブル40であるインナーケーブルの他端部に設けられるインナーエンドである。第二移動端42は、円環状部を有する。第二移動端42は、円環状部を作動部材70の第二取付部74としての軸部に回動自在に取り付けられている。
<第一押圧部材50>
第一押圧部材50は、操作部材20に入力される操作力を受けて第一ケーブル30に伝達する。
第一押圧部材50は、第一固定端31と第一移動端32との間において第一ケーブル30を押圧する。
第一押圧部材50は、操作部材20の操作による第一接続部21の移動により可動して第一ケーブル30を押圧し、第一ケーブル30の第一移動端32を移動させる。
第一押圧部材50は、第一固定端31を移動規制した状態で、第一移動端32を移動させる位置に配置される。
図4は、第一押圧部材を示す図であり、図4(a)は第一押圧部材50の正面図、図4(b)は第一押圧部材50の底面図、図4(c)は第一押圧部材50の底面図である。
図1、図2及び図4に示す第一押圧部材50は、操作部材20の第一接続部21から操作力を受ける押圧受け部59と、第一ケーブル30を押圧する押圧部としての第一摺動部54と、第一押圧部材50の押圧する方向への移動をガイドする第一ガイド部56と、を有する。
押圧受け部59には、第一接続部21が接続される。押圧受け部59は、本実施の形態では、第一接続部21が摺動する面である。押圧受け部59は、移動する第一接続部21により押圧されて移動し、これに伴い、第一押圧部材50が移動して押圧部である第一摺動部54も移動することとなり、第一ケーブル30を押圧しながら移動する。
第一押圧部材50は、押圧部としての第一摺動部54による第一ケーブル30の押圧方向が第一ケーブル30における押圧対象部位の軸方向と交差する方向となるように、配置される。なお、第一押圧部材50は、第一ケーブル30における押圧対象部位を挟むように構成して、当該押圧対象部位を、ベース部材80側から作動部材70への第一ケーブル30の配索方向と交差する方向で押圧するようにしてもよい。
第一摺動部54は、第一ケーブル30が配置されて摺動する摺動溝52を有する。なお、摺動溝52は、摺動溝52内で第一ケーブル30が移動できる幅を有し、これにより、第一摺動部54から導出する第一ケーブル30の導出方向を摺動溝52に負荷をかけることなく摺動溝52の延在方向と交差する方向に適宜変更できる。
第一摺動部54では、ここでは、少なくとも摺動溝52内の第一ケーブル30を線接触で押圧可能な所定長の部位である押圧本体50cを有し、上面に摺動溝52が形成され、下面を押圧受け部59が形成されている。押圧本体50cの両端には、押圧本体50cの延在方向とは異なる方向に延びる両端部50a、50bが設けられている。第一摺動部54は、両端部50a、50bの向きにより、第一固定端31側で延びる方向と、第一移動端32側で延びる方向とを規定する。両端部50a、50bは、第一ケーブル30を押圧本体50cの摺動溝52に誘導する。
本実施の形態では、両端部50a、50bは、それぞれが備える摺動溝52が互いに平行に延びるように形成されており、これら摺動溝52により案内される第一ケーブル30の第一固定端31側と第一移動端32側が互いに平行に伸びて配置されている。
第一ガイド部56は、第一摺動部54の一側面に突出して形成され、ベース部材80の案内凹部821内に配置されるガイド突部561と、ガイド突部561に設けられ、ガイド突部561が案内凹部821により一方向にのみ往復移動可能に規制させるガイドフランジ562とを有する。第一ガイド部56は、ベース部材80のガイドに対して第一押圧部材50を移動方向に摺動するように嵌合することができる。
<第二押圧部材60>
第二押圧部材60は、操作部材20に入力される操作力を受けて第二ケーブル40に伝達する。
第二押圧部材60は、第二固定端41と第二移動端42との間において第二ケーブル40を押圧する。
第二押圧部材60は、操作部材20の操作による第二接続部22の移動により可動して第二ケーブル40を押圧し、第二ケーブル40の第二移動端42を移動させる。
第二押圧部材60は、第二固定端41を移動規制した状態で、第二移動端42を移動させる位置に配置される。
第二押圧部材60は、ここでは、第一押圧部材50と同様に形成されている。第二押圧部材60は、操作部材20の第二接続部22から操作力を受ける押圧受け部69と、第二ケーブル40を押圧する押圧部としての第二摺動部64と、第二押圧部材60の押圧する方向への移動をガイドする第二ガイド部66と、を有する。
押圧受け部69には、第二接続部22が接続される。押圧受け部69は、本実施の形態では、第二接続部22が摺動する面である。押圧受け部69は、移動する第二接続部22により押圧されて移動し、これに伴い、第二押圧部材60が移動して押圧部である第二摺動部64も移動することとなり、第二ケーブル40を押圧しながら移動する。
第二押圧部材60は、押圧部としての第二摺動部64による第二ケーブル40の押圧方向が第二ケーブル40における押圧対象部位の軸方向と交差する方向となるように、配置される。第二押圧部材60は、第二ケーブル40の押圧対象部位を挟むように構成して、当該押圧対象部位を、ベース部材80側から作動部材70への第二ケーブル40の配索方向と交差する方向で押圧するようにしてもよい。
第二摺動部64は、第二ケーブル40が配置されて摺動する摺動溝62を有する。なお、摺動溝62は、摺動溝62内で第二ケーブル40が移動できる幅を有し、これにより、第二摺動部64から導出する第二ケーブル40の導出方向を、摺動溝62に負荷をかけることなく摺動溝62の延在方向と交差する方向に適宜変更できる。
第二摺動部64では、ここでは、少なくとも摺動溝62内の第二ケーブル40を線接触で押圧可能な所定長の部位である押圧本体60cを有し、上面に摺動溝62が形成され、下面を押圧受け部69が形成されている。押圧本体60cの両端には押圧本体60cの延在方向とは異なる方向に延びる両端部60a、60bが設けられている。第二摺動部64は、両端部60a、60bの向きにより、第二固定端41側で延びる方向と、第二移動端42側で延びる方向とを規定する。両端部60a、60bは、第二ケーブル40を押圧本体60cの摺動溝62に誘導する。
本実施の形態では、両端部60a、60bは、それぞれが備える摺動溝62が互いに平行に延びるように形成されており、これら摺動溝62により案内される第二ケーブル40の第二固定端41側と第二移動端42側が互いに平行に伸びて配置されている。
第二ガイド部66は、第二摺動部64の一側面に突出して形成され、ベース部材80の案内凹部831内に配置されるガイド突部661と、ガイド突部661に設けられ、ガイド突部661が案内凹部821により一方向にのみ往復移動可能に規制させるガイドフランジ662とを有する。第二ガイド部66は、ベース部材80のガイドに対して第二押圧部材60を移動方向に摺動するように嵌合することができる。
本実施の形態では、同形状に形成された第一押圧部材50と第二押圧部材60が、それぞれの第一摺動部54及び第二摺動部64とを背中合わせにして、第一ガイド部56と第二ガイド部66とを逆向きにし、後述するベース部材80の案内凹部821、831内に位置させている。
<作動部材70>
作動部材70は、操作部材20に入力される操作力により作動する部材である。作動部材70は、操作力を第一ケーブル30又は第二ケーブル40を介して伝達される。作動部材70は、第一ケーブル30及び第二ケーブル40を介して伝達される操作部材20から操作力により作動する。
作動部材70は、図1に示すように、第一移動端32が取り付けられる第一取付部72と、第二移動端42が取り付けられる第二取付部74とを有する。作動部材70は、第一取付部72と第二取付部74を介して、第一移動端32及び第二移動端42の移動により移動する。本実施の形態では、第一取付部72と第二取付部74は、それぞれ第一移動端32及び第二移動端42が有する環状部に挿入される突起を有する。第一取付部72と第二取付部74は、第一移動端32及び第二移動端42が引かれる際に、その引っ張り力を突起で受けて、作動本体71に伝達して移動させる。
作動部材70は、ここでは、両端に第一取付部72と第二取付部74を備える作動本体71の両端に第一取付部72と第二取付部74とが設けられている。作動部材70は、第一ケーブル30が移動することにより第一取付部72が移動して、第二取付部74が従動する。そして、作動部材70は、第二ケーブル40が移動することにより第二取付部74が移動して、第一取付部72が従動する。作動部材70は、第一ケーブル30と第二ケーブル40の移動によって、第一取付部72と第二取付部74との移動と従動の繰り返しで、往復運動をすることができる。
作動部材70は、作動部材70の一部が規制された状態で移動する。作動部材70は、作動本体71において、第一取付部72と第二取付部74の間に設けられた軸部76を中心に作動本体71が回動するように構成されている。なお、図1に示す作動部材70は、第二ケーブル40の第二移動端42の移動により第二取付部74が引かれて軸部76を中心に回動した状態を示す。このとき、第一ケーブル30の第一移動端32の移動による第一取付部72の引っ張り方向の移動は解除される。また、図1の破線で示す作動部材70は、第一ケーブル30の第一移動端32の移動により第一取付部72が引かれて軸部76を中心に回動した状態を示す。このとき、第二ケーブル40の第二移動端42の移動による第二取付部74の引っ張り方向の移動は解除される。
なお、本実施の形態では、作動部材70の作動は、軸部76を中心に回転する回動動作としたが、これに限らず、直線動作にして作動部材70全体が移動する構成にしてもよく、例えば、ラックアンドピニオンを用いて作動本体71全体を直動させる構成としても良い。また、作動部材70は、第一取付部72と第二取付部74が接続する第一移動端32及び第二移動端42の移動によりそれぞれが作動するよう、リンク機構等で接続された複数の作動部材70であってもよい。
<ベース部材80>
ベース部材80は、操作部材20と第一押圧部材50と第二押圧部材60とが設けられ、操作部材20と第一押圧部材50と第二押圧部材60との位置関係を規定している。操作機構10の取付対象の所定位置に固定され、操作機構10を支持する。ベース部材80は、操作部材20、第一押圧部材50、及び、第二押圧部材60の相対位置を規定する。また、ベース部材80は、本実施の形態では、第一ケーブル30の第一固定端31と、第二ケーブル40の第二固定端41の移動を規制する。また、ベース部材80は、第一ケーブル30と第二ケーブル40とを、第一ケーブル30の第一移動端32と、第二ケーブル40の第二移動端42が伸びる方向に、導出している。
ベース部材80は、操作部材20を可動自在に支持する操作部材支持部80aと、第一押圧部材50及び第二押圧部材60を、操作部材20の第一接続部21及び第二接続部22により移動自在に支持する押圧部材支持部80bとを有する。
図5は、ベース部材80を示す図であり、図5(a)はベース部材80の正面図、図5(b)はベース部材80の底面図、図5(c)は図5(b)のA−A線矢視断面図である。
図1、図2及び図5に示すように、本実施の形態のベース部材80は、板状の底部81の両側辺部から互いに平行に立設する両側壁部82、83を有する。底部81は、第一押圧部材50と第二押圧部材60がベース部材80に取付けられた場合に、押圧本体50c、60cの摺動溝52、62が延びる方向と平行に延びるように設けられている。両側壁部82、83についても、押圧本体50c、60cの摺動溝52,62が延びる方向と平行に延び、ベース部材80に第一押圧部材50と第二押圧部材60が取り付けられた際に、第一押圧部材50と第二押圧部材60とを押圧方向に移動可能な状態で挟むことができるように設けられている。底部81の中央には、両側壁部82、83の下部を両側壁部82、83の対向方向で貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔内に、操作部材20の回転軸部23が回動自在に配置されている。この貫通孔を有する両側壁部82、83の下部と、底部81の中央部とが、操作部材支持部80aを構成する。
回転軸部23に接続された第一接続部21と第二接続部22は、両側壁部82、83を介して移動自在に支持される第一押圧部材50及び第二押圧部材60の下方にそれぞれ配置される。両側壁部82、83には、それぞれ案内凹部821、831が操作部材20側とは逆側に開口するように形成されている。
第一押圧部材50及び第二押圧部材60は、第一ガイド部56及び第二ガイド部66を、両側壁部82、83の案内凹部821、831に摺動自在に係合した状態で、両側壁部82、83間に配置されている。第一押圧部材50及び第二押圧部材60は、両側壁部82、83間で、底部81から離間する方向に移動自在に配置されている。案内凹部821、831を有する両側壁部82、83により、押圧部材支持部80bは構成されている。
回転軸部23の一方側への回転により、第一接続部21は、第一押圧部材50の押圧受け部59を底部81から離間する方向に押圧する。また、回転軸部23の他方側への回転により、第二接続部22は、第二押圧部材60の押圧受け部69を底部81から離間する方向に押圧する。
底部81の一方の端部には、第一ケーブル30の第一固定端31と、第二ケーブル40の第二固定端41とがそれぞれ係合して、第一固定端31と第二固定端41の移動をそれぞれ規制する固定端移動規制部84が設けられている。固定端移動規制部84はここでは、第一固定端31と第二固定端41が係合可能な係合溝状に形成されている。
また、底部81の他方の端部には、第一ケーブル30の第一移動端32側と、第二ケーブル40の第二移動端42側とを導出して、それらの伸びる方向に導出する案内部85が設けられている。
本実施の形態の案内部85は、内部に第一ケーブル30及び第二ケーブル40のそれぞれのアウターケーシングの端部が固定されるアウター固定部851を有する。案内部85は、第一ケーブル30及び第二ケーブル40を、それぞれのアウターケーシングの端部をアウター固定部851で固定して移動を規制した状態で挿通させている。なお、アウター固定部851は、ばねを介してアウターケーシング44が取り付けられる構成としてもよい。
案内部85を介してベース部材80内に延びる第一ケーブル30及び第二ケーブル40は、それぞれ、第一押圧部材50、第二押圧部材60の摺動溝52、62内に、摺動溝52、62に沿って湾曲して配置される。
第一ケーブル30及び第二ケーブル40では、第一固定端31及び第二固定端41が一端部50a、60aから導出されてベース部材80の固定端移動規制部84に係合される。また、第一ケーブル30及び第二ケーブル40は、第一押圧部材50、第二押圧部材60の上面の押圧本体50c、60cを通り、他端部50b、60bから導出して案内部85を通して、作動部材70側に延びている。
<操作機構の動作>
・操作機構における第一操作
第一操作は、操作部材20を操作することにより、第一接続部21が移動して第一押圧部材50が第一ケーブル30を押圧し、第二接続部22が移動して第二押圧部材60による第二ケーブル40の押圧が解除され、作動部材70が一方に移動する操作である。第一操作は、図1では、作動部材70を破線で示すように作動させる操作である。
図6は、本発明に係る一実施の形態の操作機構10において第一ケーブル30を第一押圧部材50で押圧した状態を示す要部構成図である。なお、図6では、ベース部材80と第二ケーブル40とは、便宜上、省略している。
第一操作により、操作部材20の回転軸部23が一方(図6で示す矢印D1方向)に回転させる。これにより、第一接続部21は揺動し、第一押圧部材50側の押圧面21aが第一押圧部材50の押圧受け部59に当接して、これを押圧する。
一方、第二接続部22は、第二押圧部材60の押圧受け部69から離間する方向に揺動する。これにより、第二押圧部材60は、第二接続部22により押圧されない。このときの第二押圧部材60の摺動溝62では、第二ケーブル40は、第一ケーブル30の動作に応じた作動部材70の移動に追従する。
第一接続部21の押圧力により、押圧受け部59は回転軸部23から離間する方向に移動し、これに伴い、第一押圧部材50では、第一摺動部54が回転軸部23から離間する方向に移動する。第一摺動部54では、摺動溝52に第一ケーブル30が配索されているので、第一摺動部54は、摺動溝52により、第一ケーブル30を第一移動端側で延びる方向とは交差する方向に押圧する。第一ケーブル30では、第一固定端31がベース部材80の固定端移動規制部84で移動が規制されるので、第一摺動部54における押圧本体50cの摺動溝52で摺動する。第一ケーブル30は、作動部材70から離間する方向に引かれて、第一移動端32は操作部材20側に移動する。
第一移動端32が取り付けられる作動部材70の第一取付部72も追従して移動し、作動部材70は、一方に移動する。
ここで、第一ケーブル30は、第一押圧部材50により第一固定端31側で延びる方向と、第一移動端32側で延びる方向が略平行で、第一押圧部材50が移動する方向が、第一押圧部材50から第一ケーブル30が延びる方向と略平行である。
これにより、第一ケーブル30の第一押圧部材50の押圧により第一移動端32が移動する長さは、押圧本体50cにおいて一端部50a側で曲がる部位から第一固定端31まで延在する長さと、押圧本体50cの他端部50b側で曲がる部位から案内部85まで延在する長さとの合計の長さとなる。
これにより、操作機構10によれば、第一ケーブル30の一部を押圧するだけで、押圧された押圧本体50cから案内部85までの長さに加えて、押圧された部位から第一固定端31までの長さ分の長さで第一移動端32を移動させることができる。
<操作機構の動作>
・操作機構における第二操作
第二操作は、操作部材20を操作することにより、第二接続部22が移動して第二押圧部材60が第二ケーブル40を押圧し、第一接続部21が移動して第一押圧部材50による第一ケーブル30の押圧が解除され、作動部材70が一方の反対の方向に移動する操作である。第二操作は、図1では、操作部材20を実線で示すように作動させる操作である。
図7は、本発明に係る一実施の形態の操作機構において第二ケーブル40を第二押圧部材60で押圧した状態を示す要部構成図である。なお、図7では、ベース部材80と第一ケーブル30とは、便宜上、省略している。
第二操作により、操作部材20の回転軸部23が一方と反対の方向(図7で示す矢印D2方向)に回転させる。これにより、第二接続部22は揺動し、第二押圧部材60側の外目である押圧面22aが第二押圧部材60の押圧受け部69に当接して、これを押圧する。
一方、第一接続部21は、第一押圧部材50の押圧受け部59から離間する方向に揺動する。これにより、第一押圧部材50は、第一接続部21により押圧されず、第一押圧部材50の摺動溝52では第一ケーブル30は、作動部材70の第一取付部72を介して、第二ケーブル40の動作に応じた作動部材70の一方と反対の方向への移動に追従する。
第二接続部22の押圧力により、押圧受け部69は回転軸部23から離間する方向に移動し、これに伴い、第二押圧部材60では、第二摺動部64が回転軸部23から離間する方向に移動する。第二摺動部64では、摺動溝62に第二ケーブル40が配索されているので、第二摺動部64は、摺動溝62により、第二ケーブル40を、第二移動端側で延びる方向とは交差する方向に押圧する。第二ケーブル40では、第二固定端41がベース部材80の固定端移動規制部84で移動が規制されるので、第二摺動部64における押圧本体60cの摺動溝62で摺動する。第二ケーブル40は、作動部材70から離間する方向に引かれて、第二移動端42は操作部材20側に移動する。
第二移動端42が取り付けられる作動部材70の第二取付部74も追従して移動し、作動部材70は、一方と反対の方向に移動する。
ここで、第二ケーブル40は、第二押圧部材60において第二固定端41側で延びる方向と、第二移動端42側で延びる方向が略平行で、第二押圧部材60が移動する方向が第二押圧部材60から第二ケーブル40が延びる方向と略平行である。
これにより、第二ケーブル40の第二押圧部材60の押圧により第二移動端42が移動する長さは、押圧本体60cの一端部60a側から第二固定端41まで延在する長さと、押圧本体60cの他端部60b側から案内部85まで延在する長さとの合計の長さとなる。
これにより、操作機構10によれば、第二ケーブル40の一部を押圧するだけで、押圧された部位から案内部85までの長さに加えて、押圧された部位から第二固定端41までの長さ分の長さで第二移動端42を移動させることができる。
<効果>
本実施の形態によれば、第一操作によって、操作部材20の第一接続部21が移動して第一押圧部材50が第一ケーブル30を押圧し、第二接続部22が移動して第二押圧部材60による第二ケーブル40の押圧が解除される。押圧された第一ケーブル30の部位は移動して、第一ケーブル30を介して作動部材70の第一取付部72は引っ張られて、作動部材70は一方に移動する。
また、第二操作によって、操作部材20の第一接続部21が移動して第一押圧部材50による第一ケーブル30の押圧が解除され、第二接続部22が移動して第二押圧部材60が第二ケーブル40を押圧する。押圧された第二ケーブル40の部位は移動して、第二ケーブル40を介して作動部材70の第二取付部74は引っ張られて、作動部材70は一方の反対方向に移動する。
このように、第一ケーブル30及び第二ケーブル40は、第一押圧部材50及び第二押圧部材60によって、作動部材70までの直線状の配索経路を外れた方向に押圧されて移動することにより、第一移動端32及び第二移動端42が交互に、操作部材20側に引っ張られる。
したがって、プルケーブルを用い、プーリーの回転操作をすることなく作動部材70を交互作動させることができる。
よって、従来と異なり、操作側プーリーが所定量の回転をするための半径を有する必要がなく、プーリー自体を大きくする必要がないので、機構自体の小型化を図ることができ、作動部材70を好適に交互に作動させることができる。また、小型化を図ることができるため、第一ケーブル30及び第二ケーブル40の配索の自由度を増加させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係る開閉体開閉機構は、一方の開閉体の開作動と、他方の開閉体の閉状態の維持とを簡単な操作によって交互に行うことができる効果を有し、引き違いの複数の開閉体を有する窓等の建具に用いるものとして有用である。
10 操作機構
20 操作部材
21 第一接続部
21a 押圧面
22 第二接続部
22a 押圧面
23 回転軸部
30 第一ケーブル
31 第一固定端
32 第一移動端
34 アウターケーシング
40 第二ケーブル
41 第二固定端
42 第二移動端
44 アウターケーシング
50 第一押圧部材
50a 一端部
50b 他端部
50c 押圧本体
52 摺動溝
54 第一摺動部
56 第一ガイド部
561 ガイド突部
562 ガイドフランジ
59 押圧受け部
60 第二押圧部材
60a 一端部
60b 他端部
60c 押圧本体
62 摺動溝
64 第二摺動部
66 第二ガイド部
661 ガイド突部
662 ガイドフランジ
69 押圧受け部
70 作動部材
71 作動本体
72 第一取付部
74 第二取付部
76 軸部
80 ベース部材
80a 操作部材支持部
80b 押圧部材支持部
81 底部
82 両側壁部
821 案内凹部
83 両側壁部
831 案内凹部
84 移動規制部
85 案内部

Claims (3)

  1. 操作部材と
    第一固定端と第一移動端とを有する第一ケーブルと
    第二固定端と第二移動端とを有する第二ケーブルと
    前記第一固定端と前記第一移動端との間において前記第一ケーブルと押圧する第一押圧部材と、
    前記第二固定端と前記第二移動端との間において前記第二ケーブルと押圧する第二押圧部材と、
    作動部材とを備えた操作機構であって、
    前記操作部材は、
    前記第一押圧部材と接続する第一接続部と前記第二押圧部材と接続する第二接続部とを有し、
    前記作動部材は、前記第一移動端が取り付けられる第一取付部と、前記第二移動端が取り付けられる第二取付部とを有し、
    前記操作部材を操作する第一操作によって、前記第一接続部が移動して前記第一押圧部材が前記第一ケーブルを押圧し、前記第二接続部が移動して前記第二押圧部材による前記第二ケーブルの押圧が解除され、
    前記操作部材を操作する第二操作によって、前記第一接続部が移動して前記第一押圧部材による前記第一ケーブルの押圧が解除され、前記第二接続部が移動して前記第二押圧部材が前記第二ケーブルを押圧し、
    前記第一操作により前記作動部材が一方に移動し、前記第二操作により前記作動部材が前記一方の反対方向に移動する、
    操作機構。
  2. 前記第一押圧部材は、前記第一ケーブルが摺動する摺動溝を有する第一摺動部と前記第一摺動部の移動をガイドする第一ガイド部とを有し、
    前記第二押圧部材は、前記第二ケーブルが摺動する摺動溝を有する第一摺動部と前記第一摺動部の移動をガイドする第二ガイド部とを有し、
    前記操作部は、前記第一接続部と前記第二接続部とが接続する回転軸部とを有し、
    前記第一操作により前記回転軸部が一方に回転し、前記第二操作により前記回転軸部が他方に回転する、
    請求項1に記載の操作機構。
  3. 前記第一ケーブルは、前記第一押圧部材において前記第一固定端側で延びる方向と、前記第一移動端側で延びる方向が略平行で、
    前記第一押圧部材が移動する方向が前記第一押圧部材から第一ケーブルが延びる方向と略平行であり、
    前記第二ケーブルは、前記第二押圧部材において前記第二固定端側で延びる方向と、前記第二移動端側で延びる方向が略平行で、
    前記第二押圧部材が移動する方向が前記第二押圧部材から第二ケーブルが延びる方向と略平行である、
    請求項1または請求項2に記載の操作機構。
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