JP7238609B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、ロール紙のような連続紙を使用する画像形成装置において、連続紙を給紙する給紙部と、連続紙を巻き取る巻取部と、給紙部から巻取部まで搬送される連続紙に対して画像形成を行う画像形成部と、を備えたものが知られている。
給紙が停止された状態からジョブを開始する場合、連続紙の給紙速度が一定になる(以下、安定化という。)まで画像を形成することができない。このため、ジョブを実行し、ジョブの終了後に別のジョブを実行するといった処理を繰り返すと、ジョブとジョブとの間の余白(ヤレ)が多くなってしまう。
図22(a)に、連続紙に対して複数のジョブ(ジョブ1~3)を個別に実行した場合の例を示す。ジョブ1の出力終了後、ジョブ2の出力開始までの間に安定化が必要となるため、所定の長さの余白が発生する。ジョブ2とジョブ3の間についても同様である。
ジョブ間の余白が発生しないようにするために、複数のジョブを一つの連続ジョブとして扱う技術が利用されている(特許文献1参照)。具体的には、複数のジョブのデータ受信のみを実施し、複数のジョブのデータ受信が完了した時点で、連続ジョブとして結合した出力データを生成し、画像形成を行っている。
図22(b)に、連続紙に対して複数のジョブ(ジョブ1~3)を連続ジョブとして実行した場合の例を示す。ジョブ1~3を連続ジョブとすることで、ジョブ間の余白が発生しなくなる。
特開2016-88001号公報
しかしながら、上記従来技術において、連続ジョブの実行中に、別のジョブの出力指示があった場合には、連続ジョブに別のジョブを追加した新規の連続ジョブとして扱うことはできず、既に実行中の連続ジョブと別のジョブとの間に余白(ヤレ)が発生してしまう。
図22(c)に、連続紙に対して複数のジョブ(ジョブ1~3)を含む連続ジョブの実行中に、別のジョブ4の出力が指示された場合の例を示す。具体的には、連続ジョブのうち、ジョブ1の出力完了後、ジョブ2の出力中かつジョブ3の出力開始前に、ジョブ4の出力が指示されたこととする。連続ジョブの実行中に出力指示されたジョブ4は、ジョブ1~3を含む連続ジョブとは別のジョブとして処理されることとなり、連続ジョブとジョブ4との間に余白が発生する。
この余白が発生しないようにするためには、実行中の連続ジョブの実行をキャンセルし、最初に出力指示があった連続ジョブ(ジョブ1~3)と新たに追加するジョブ4を、再度一つの連続ジョブとして出力する必要がある。つまり、実行中の連続ジョブ全体を一旦キャンセルし、新たな連続ジョブを構成するジョブを選択し、新たな連続ジョブを生成し直し、新たな連続ジョブを実行するといった手順が必要となる。ジョブのキャンセルに伴い、キャンセル前に出力されていた分の出力物がヤレとなり、生産性が低下してしまうという問題があった。
また、実行中の連続ジョブを構成する各ジョブを個別に削除する場合にも、実行中の連続ジョブの実行をキャンセルし、最初に出力指示があった連続ジョブを構成している複数のジョブのうち、削除したいジョブ以外のジョブを選択し直し、新たな連続ジョブとして出力する必要がある。この場合にも、キャンセル前に出力されていた分の出力物はヤレとなり、生産性が低下していた。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、複数のジョブを含む連続ジョブの実行中に連続ジョブの構成内容を変更する場合におけるヤレの発生を抑え、生産性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、連続紙に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段による画像形成の対象となるジョブを選択するための選択手段と、前記選択手段において選択された複数のジョブをまとめて一つの連続ジョブを生成する連続ジョブ生成手段と、前記連続ジョブの実行中に当該連続ジョブの内容に対する編集指示があった場合に、当該編集指示に係る編集が可能であるか否かを判断する編集可否判断手段と、前記編集可否判断手段により編集が可能であると判断された場合に、前記編集指示に基づいて前記連続ジョブを編集する編集手段と、を備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段による判断結果、又は、前記編集手段による編集結果を表示手段に表示させる表示制御手段を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記編集指示は、実行中の連続ジョブに前記選択手段において選択された別のジョブを結合させる指示であり、前記編集手段は、前記編集可否判断手段により前記別のジョブの結合が可能であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの後に前記別のジョブを結合させる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段は、前記最終ジョブの実行開始前までは、前記実行中の連続ジョブに前記別のジョブを結合可能であると判断する。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段は、前記別のジョブに係る画像データの受信が完了するまでの第1の時間を算出し、前記最終ジョブの実行開始までの第2の時間を算出し、前記第1の時間が前記第2の時間より短い場合に、前記実行中の連続ジョブに前記別のジョブを結合可能であると判断する。
請求項6に記載の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段により前記別のジョブの結合が不可であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブの実行を中止し、当該実行中の連続ジョブを削除する制御手段を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段により前記別のジョブの結合が不可であると判断された場合に、前記別のジョブを通常ジョブとして実行する制御手段を備える。
請求項8に記載の発明は、請求項3から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段により前記別のジョブの結合が不可であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブの実行を継続し、前記別のジョブの実行を中止する制御手段を備える。
請求項9に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記編集指示は、実行中の連続ジョブを構成する各ジョブのうち指定されたジョブを削除する指示であり、前記編集手段は、前記編集可否判断手段により前記指定されたジョブの削除が可能であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブから前記指定されたジョブを削除し、前記指定されたジョブの一つ前のジョブと一つ後のジョブとを結合させる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段は、前記指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始前までは、前記実行中の連続ジョブから前記指定されたジョブを削除可能であると判断する。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段は、前記実行中の連続ジョブから前記指定されたジョブを削除し、前記指定されたジョブの前後のジョブを結合させるための第3の時間を算出し、前記指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始までの第4の時間を算出し、前記第3の時間が前記第4の時間より短い場合に、前記実行中の連続ジョブから前記指定されたジョブを削除可能であると判断する。
請求項12に記載の発明は、請求項9から11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段により前記指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブの実行を中止し、当該実行中の連続ジョブを削除する制御手段を備える。
請求項13に記載の発明は、請求項9から11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段により前記指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合に、前記指定されたジョブの一つ前のジョブまで実行する制御手段を備える。
請求項14に記載の発明は、請求項9から11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段により前記指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合に、前記指定されたジョブの削除を中止し、前記実行中の連続ジョブを最後まで実行する制御手段を備える。
請求項15に記載の発明は、請求項1から14のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記編集手段による前記連続ジョブの編集を許可するか否かを設定するための設定手段を備え、前記編集可否判断手段は、前記連続ジョブの編集が許可されている場合に、前記編集指示に係る編集が可能であるか否かを判断する。
請求項16に記載の発明は、請求項1から15のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記編集可否判断手段により前記連続ジョブの編集が不可であると判断された場合の前記連続ジョブの出力制御方法を設定するための設定手段と、前記編集可否判断手段により前記連続ジョブの編集が不可であると判断された場合に、前記設定された出力制御方法に応じて、前記連続ジョブの実行を制御する制御手段と、を備える。
本発明によれば、複数のジョブを含む連続ジョブの実行中に連続ジョブの構成内容を変更する場合におけるヤレの発生を抑え、生産性を向上させることができる。
本発明の実施の形態における画像形成システムの概略構成図である。 画像形成システムの制御構成を示す機能ブロック図である。 連続ジョブ編集設定画面の例である。 連続ジョブ編集処理を示すフローチャートである。 一時保存ジョブ画面の例である。 結合される別ジョブが選択された後の一時保存ジョブ画面の例である。 スケジュール画面の例である。 連続ジョブに対する結合可否判断処理を示すフローチャートである。 連続ジョブに対する別ジョブの結合が成功した場合のスケジュール画面の例である。 連続ジョブに対する別ジョブの結合が失敗した場合のスケジュール画面の例である。 連続ジョブの実行中に連続ジョブに対して別ジョブを結合させる指示があった場合の概念図である。 実行中の連続ジョブに対して別ジョブの結合が可能と判断された場合の概念図である。 実行中の連続ジョブに対して別ジョブの結合が不可であると判断された場合の概念図である。 スケジュール画面の例である。 削除するジョブが指定された後のスケジュール画面の例である。 連続ジョブに対する削除可否判断処理を示すフローチャートである。 連続ジョブに対する個別ジョブの削除が成功した場合のスケジュール画面の例である。 連続ジョブに対する個別ジョブの削除が失敗した場合のスケジュール画面の例である。 連続ジョブの実行中に連続ジョブから個別にジョブを削除する指示があった場合の概念図である。 実行中の連続ジョブに対して指定ジョブの削除が可能であると判断された場合の概念図である。 実行中の連続ジョブに対して指定ジョブの削除が不可であると判断された場合の概念図である。 従来の連続ジョブの実行中に、別のジョブの出力が指示された場合の問題点を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、本実施の形態における画像形成システムの構成について説明する。
図1に、画像形成システム100の概略構成を示す。画像形成システム100は、連続紙(ロール紙)を記録媒体として使用し、この連続紙上に画像を形成するシステムである。
図1に示すように、画像形成システム100は、連続紙の搬送方向に沿って上流側から、給紙装置10、給紙調整装置20、画像形成装置30、巻取調整装置40、巻取装置50が接続されて構成される。
給紙装置10は、連続紙を画像形成装置30へ給紙する装置である。給紙装置10の筐体内では、図1に示すように、ロール状の連続紙が支持軸に巻回されて回転可能に保持される。給紙装置10では、支持軸に巻回された連続紙は、複数のローラーを経由して外部へ搬送される。
給紙調整装置20は、連続紙の搬送方向において、給紙装置10の下流側、かつ、画像形成装置30の上流側に設置される。給紙調整装置20は、給紙装置10から搬送された連続紙を、画像形成装置30へと搬送する装置であって、給紙装置10での連続紙の搬送速度と、画像形成装置30での連続紙の搬送速度との速度差を吸収するために、連続紙をたるませて保持し、画像形成装置30への連続紙の給紙を調整する。
画像形成装置30は、連続紙に画像を形成する機能を有する装置である。画像形成装置30は、連続紙の搬送方向において、給紙調整装置20の下流側、かつ、巻取調整装置40の上流側に設置される。
巻取調整装置40は、連続紙の搬送方向において、画像形成装置30の下流側、かつ、巻取装置50の上流側に設置される。巻取調整装置40は、画像形成装置30から搬送された連続紙を、巻取装置50へと搬送する装置であって、画像形成装置30での連続紙の搬送速度と、巻取装置50での連続紙の搬送速度との速度差を吸収するために、連続紙をたるませて保持し、画像形成装置30からの連続紙の排紙を調整する。
巻取装置50は、巻取調整装置40を経て画像形成装置30から搬送されてきた連続紙を巻き取る装置である。巻取装置50の筐体内では、図1に示すように、連続紙が支持軸に巻回されてロール状に保持される。巻取装置50では、巻取調整装置40から搬送されてきた連続紙は、複数のローラーを経由して支持軸に巻き取られる。
次に、画像形成装置30の構成について詳細に説明する。
図2は、画像形成システム100の制御構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置30は、用紙搬送部31と、画像形成部32と、スキャナー部33と、通信部34と、制御部35と、操作表示部36と、不揮発メモリー37と、画像メモリー38と、HDD(Hard Disk Drive)39と、を備える。
用紙搬送部31は、画像形成装置30内部の連続紙の搬送機構であり、例えば、複数のローラーによって、給紙調整装置20から搬送された連続紙を、画像形成部32へ搬送し、画像形成部32を通過した連続紙を、巻取調整装置40へと搬送する。
画像形成部32は、用紙搬送部31により搬送される連続紙に対して画像を形成する。
画像形成部32は、電子写真方式によってトナー像を形成し、連続紙に転写する。画像形成部32は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色成分に対応する4組の露光部321、感光体322及び現像部323と、中間転写ベルト324と、転写ローラー325と、定着部326と、を備えている(図1参照)。
露光部321は、帯電された感光体322上にレーザー光を照射、露光して感光体322上に静電潜像を形成する。現像部323は、露光された感光体322上に現像ローラーにより所定の色(Y、M、C、K)のトナーを供給して、感光体322上に形成された静電潜像を現像する。
Y、M、C、Kの各色に対応する感光体322上に形成された各色のトナー像(単色画像)は、中間転写ベルト324上に逐次転写され、各色の層が重畳されたトナー像(カラー画像)が形成される。中間転写ベルト324は、複数のローラーにより巻回された無端ベルトである。そして、トナーと逆極性のバイアス電圧が転写ローラー325に印加されることにより、中間転写ベルト324上に形成されたトナー像が連続紙上に転写される。
定着部326は、加熱ローラー及び加圧ローラーを備え、連続紙上に転写されたトナー像を定着させる。
スキャナー部33は、原稿を読み取り、画像データを生成する。具体的には、スキャナー部33は、光源から照射され、原稿で反射された反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等により読み取る。
通信部34は、NIC(Network Interface Card)やモデム等で構成され、通信ネットワークを介して接続されたPC(Personal Computer)等の外部装置との間でデータの送受信を行う。
制御部35は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、画像形成装置30内の各部、給紙装置10、給紙調整装置20、巻取調整装置40、巻取装置50を制御する。制御部35のCPUは、不揮発メモリー37に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、各種処理を実行する。
操作表示部36は、表示画面上に各種情報の表示を行う表示部36aと、ユーザーによる各種指示の入力に使用される操作部36bと、を備える。操作部36bは、表示部36aの表示画面上を覆うように形成されたタッチパネルを含む構成であってもよい。
操作部36bは、例えば、画像形成部32による画像形成の対象となるジョブを選択する際、選択された複数のジョブに対して当該複数のジョブを連続して実行することを指定する際、連続ジョブに対して編集を指示する際、連続ジョブの編集を許可するか否かを設定する際、連続ジョブの編集が不可であると判断された場合の連続ジョブの出力制御方法を設定する際に用いられる。すなわち、操作部36bは、選択手段、設定手段として機能する。
不揮発メモリー37は、不揮発性の半導体メモリー等で構成された記憶装置であり、各種データを記憶する。不揮発メモリー37には、制御部35で実行されるシステムプログラムや処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。
例えば、不揮発メモリー37には、連続ジョブの編集を許可するか否かを示す編集許否情報、連続ジョブの編集が不可であると判断された場合の連続ジョブの出力制御方法を示す出力制御情報等の設定情報が記憶されている。編集許否情報には、実行中の連続ジョブに対する別のジョブの結合を許可するか否かを示す情報(結合許否情報)、実行中の連続ジョブからの指定ジョブの削除を許可するか否かを示す情報(削除許否情報)が含まれる。出力制御情報には、連続ジョブに対する別のジョブの結合が不可であると判断された場合の連続ジョブの出力制御方法(後述する制御A~C)、連続ジョブからの指定ジョブの削除が不可であると判断された場合の連続ジョブの出力制御方法(後述する制御D~F)が含まれる。
画像メモリー38は、スキャナー部33により生成された画像データ、通信部34を介して受信された画像データ、HDD39から読み出された画像データ等、各種データを記憶する。
HDD39は、画像形成装置30内で一時保存されているジョブのデータ等、各種データを記憶する。
制御部35は、画像形成部32等を制御して、ジョブのデータに基づいて連続紙に画像を形成させる。
制御部35は、操作部36bにおいて選択された複数のジョブをまとめて一つの連続ジョブを生成する。すなわち、制御部35は、連続ジョブ生成手段として機能する。
制御部35は、連続ジョブの実行中に当該連続ジョブの内容に対する編集指示があった場合に、当該編集指示に係る編集が可能であるか否かを判断する。すなわち、制御部35は、編集可否判断手段として機能する。
具体的には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されている編集許否情報を参照して、連続ジョブの編集が許可されている場合に、編集指示に係る編集が可能であるか否かを判断する。
制御部35は、実行中の連続ジョブの内容に対する編集が可能であると判断された場合に、編集指示に基づいて連続ジョブを編集する。すなわち、制御部35は、編集手段として機能する。連続ジョブの編集には、連続ジョブに別のジョブ(以下、別ジョブという場合もある。)を結合させる処理、連続ジョブを構成するジョブのうち1以上のジョブを削除する処理が含まれる。
制御部35は、編集指示に係る編集が可能であるか否かの判断結果、又は、編集指示に基づく連続ジョブの編集結果を表示部36aに表示させる。すなわち、制御部35は、表示制御手段として機能する。
まず、編集指示が、実行中の連続ジョブに、操作部36bにおいて選択された別のジョブを結合させる指示である場合について説明する。
制御部35は、実行中の連続ジョブに対する別のジョブの結合が可能であると判断された場合に、実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの後に別のジョブを結合させる。
制御部35は、実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの実行開始前までは、実行中の連続ジョブに別のジョブを結合可能であると判断する。
制御部35は、実行中の連続ジョブに対して結合が指示された別のジョブに係る画像データの受信が完了するまでの第1の時間を算出する。
制御部35は、実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの実行開始までの第2の時間を算出する。
制御部35は、第1の時間が第2の時間より短い場合に、実行中の連続ジョブに別のジョブを結合可能であると判断する。
制御部35は、実行中の連続ジョブに対する別のジョブの結合が不可であると判断された場合に、予め設定されている連続ジョブの出力制御方法に応じて、連続ジョブの実行を制御する。具体的には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されている出力制御情報(ジョブ結合不可時の連続ジョブに対する出力制御方法)を参照して、ユーザーが設定した出力制御方法である制御A~Cのいずれかを選択して実行する。
制御A:制御部35は、実行中の連続ジョブの実行を中止し、当該実行中の連続ジョブを削除する。
制御B:制御部35は、別のジョブを通常ジョブとして実行する。
制御C:制御部35は、実行中の連続ジョブの実行を継続し、別のジョブの実行を中止する。
ユーザーは、利用目的に応じて、制御A~Cのいずれかに設定しておく。
次に、編集指示が、実行中の連続ジョブを構成する各ジョブのうち指定されたジョブを削除する指示である場合について説明する。
制御部35は、実行中の連続ジョブからの指定されたジョブの削除が可能であると判断された場合に、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除し、指定されたジョブの一つ前のジョブと一つ後のジョブとを結合させる。
制御部35は、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始前までは、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除可能であると判断する。
制御部35は、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除し、指定されたジョブの前後のジョブを結合させるための第3の時間を算出する。
制御部35は、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始までの第4の時間を算出する。
制御部35は、第3の時間が第4の時間より短い場合に、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除可能であると判断する。
制御部35は、実行中の連続ジョブからの指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合に、予め設定されている連続ジョブの出力制御方法に応じて、連続ジョブの実行を制御する。具体的には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されている出力制御情報(ジョブ削除不可時の連続ジョブに対する出力制御方法)を参照して、ユーザーが設定した出力制御方法である制御D~Fのいずれかを選択して実行する。
制御D:制御部35は、実行中の連続ジョブの実行を中止し、当該実行中の連続ジョブを削除する。
制御E:制御部35は、指定されたジョブの一つ前のジョブまで実行する。
制御F:制御部35は、指定されたジョブの削除を中止し、実行中の連続ジョブを最後まで実行する。
ユーザーは、利用目的に応じて、制御D~Fのいずれかに設定しておく。
次に、編集許否情報及び出力制御情報の設定方法について説明する。
図3に、表示部36aに表示される連続ジョブ編集設定画面60の例を示す。
連続ジョブ編集設定画面60には、ジョブ結合処理に対する「許可する」ボタン61及び「許可しない」ボタン62、ジョブ結合不可時の連続ジョブに対する出力制御方法を選択するためのボタン63~65、ジョブ削除処理に対する「許可する」ボタン66及び「許可しない」ボタン67、ジョブ削除不可時の連続ジョブに対する出力制御方法を選択するためのボタン68~70、OKボタン71、キャンセルボタン72等が含まれる。
「許可する」ボタン61は、実行中の連続ジョブに対する別ジョブの結合処理を許可するためのボタンである。「許可しない」ボタン62は、実行中の連続ジョブに対する別ジョブの結合処理を禁止するためのボタンである。制御部35は、ユーザーの操作部36bからの操作により、「許可する」ボタン61が押下された場合には、不揮発メモリー37に記憶されている編集許否情報の結合許否情報を「許可する」に設定し、「許可しない」ボタン62が押下された場合には、不揮発メモリー37に記憶されている編集許否情報の結合許否情報を「許可しない」に設定する。
ボタン63~65は、それぞれ、制御A~Cに対応するボタンである。
ユーザーの操作部36bからの操作により、「連続ジョブ出力を即時中止」に対応するボタン63が押下された場合には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されているジョブ結合不可時の連続ジョブに対する出力制御方法(出力制御情報)として、制御Aを設定する。
ユーザーの操作部36bからの操作により、「別ジョブを通常ジョブとして出力」に対応するボタン64が押下された場合には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されているジョブ結合不可時の連続ジョブに対する出力制御方法(出力制御情報)として、制御Bを設定する。
ユーザーの操作部36bからの操作により、「別ジョブの出力をキャンセルし、連続ジョブ出力を継続」に対応するボタン65が押下された場合には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されているジョブ結合不可時の連続ジョブに対する出力制御方法(出力制御情報)として、制御Cを設定する。
「許可する」ボタン66は、実行中の連続ジョブを構成している個別ジョブの削除処理を許可するためのボタンである。「許可しない」ボタン67は、実行中の連続ジョブを構成している個別ジョブの削除処理を禁止するためのボタンである。制御部35は、ユーザーの操作部36bからの操作により、「許可する」ボタン66が押下された場合には、不揮発メモリー37に記憶されている編集許否情報の削除許否情報を「許可する」に設定し、「許可しない」ボタン67が押下された場合には、不揮発メモリー37に記憶されている編集許否情報の削除許否情報を「許可しない」に設定する。
ボタン68~70は、それぞれ、制御D~Fに対応するボタンである。
ユーザーの操作部36bからの操作により、「連続ジョブ出力を即時中止」に対応するボタン68が押下された場合には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されているジョブ削除不可時の連続ジョブに対する出力制御方法(出力制御情報)として、制御Dを設定する。
ユーザーの操作部36bからの操作により、「削除指示されたジョブの前まで連続ジョブ出力を実施」に対応するボタン69が押下された場合には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されているジョブ削除不可時の連続ジョブに対する出力制御方法(出力制御情報)として、制御Eを設定する。
ユーザーの操作部36bからの操作により、「ジョブ削除指示をキャンセルし、連続ジョブ出力を継続」に対応するボタン70が押下された場合には、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されているジョブ削除不可時の連続ジョブに対する出力制御方法(出力制御情報)として、制御Fを設定する。
OKボタン71は、連続ジョブ編集設定画面60において設定された内容を確定させるためのボタンである。キャンセルボタン72は、連続ジョブ編集設定画面60における設定をキャンセルするためのボタンである。
ユーザーの利用目的に応じて、連続ジョブ編集設定画面60における設定内容を変更することで、実行中の連続ジョブに対する編集処理(ジョブ結合処理・ジョブ削除処理)を許可することができ、また、結合不可・削除不可の場合の出力制御方法を設定することができる。
次に、画像形成システム100における動作について説明する。
<連続ジョブ編集処理>
図4は、画像形成システム100において実行される連続ジョブ編集処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部35のCPUと不揮発メモリー37に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部35は、ユーザーの操作部36bからの操作により、複数のジョブを一つのジョブとして出力する連続ジョブの出力指示を受け付ける(ステップS1)。ユーザーは、連続ジョブとして出力する複数のジョブを選択し、連続ジョブ出力を指示する。
次に、制御部35は、連続ジョブとしての出力が指示されたジョブ(選択された複数のジョブ)の画像データを受信する(ステップS2)。ここで、「受信」とは、HDD39に一時保存されているジョブの画像データを画像メモリー38に読み出すことでもよいし、外部装置からの受信であってもよい。
画像データの受信完了後、制御部35は、受信した複数のジョブの画像データに基づいて、連続ジョブを生成する(ステップS3)。具体的には、制御部35は、選択された複数のジョブを結合させ、一つの連続ジョブとして出力するためのデータを生成する。
次に、制御部35は、連続ジョブの出力を開始する(ステップS4)。具体的には、制御部35は、給紙装置10、給紙調整装置20、用紙搬送部31、巻取調整装置40、巻取装置50を制御して、連続紙の搬送速度を一定にした後(安定化)、画像形成部32を制御して、連続ジョブを構成する各ジョブについて、順に画像形成を行わせる。
次に、制御部35は、連続ジョブの出力が完了したか否かを判断する(ステップS5)。
連続ジョブの出力が完了していない場合には(ステップS5;NO)、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されている編集許否情報(結合許否情報・削除許否情報)を参照して、実行中の連続ジョブに対する編集(結合・削除)が許可されているか否かを判断する(ステップS6)。
実行中の連続ジョブに対する編集が許可されている場合には(ステップS6;YES)、制御部35は、ユーザーの操作部36bからの操作により、実行中の連続ジョブに対する編集指示(結合指示・削除指示)があったか否かを判断する(ステップS7)。なお、実行中の連続ジョブに対する結合は許可されているが、削除は許可されていない場合には、制御部35は、実行中の連続ジョブに対する結合指示があったか否かを判断する。また、実行中の連続ジョブに対する削除は許可されているが、結合は許可されていない場合には、制御部35は、実行中の連続ジョブに対する削除指示があったか否かを判断する。
実行中の連続ジョブに対する編集指示があった場合には(ステップS7;YES)、制御部35は、編集指示に係る編集が可能であるか否かを判断する(ステップS8)。
次に、制御部35は、編集指示に係る編集が可能であるか否かの判断結果を表示部36aに表示させる(ステップS9)。
編集指示に係る編集が可能であると判断された場合には(ステップS10;YES)、制御部35は、連続ジョブに対する編集を実施する(ステップS11)。具体的には、制御部35は、連続ジョブに対する別ジョブの結合が指示された場合には、HDD39に一時保存されているジョブのうち、結合されるジョブとして選択された別ジョブの画像データを画像メモリー38に読み出し(あるいは、結合されるジョブとして選択された別ジョブの画像データを外部装置から受信し)、実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの後に別ジョブを結合させる。一方、制御部35は、連続ジョブを構成する各ジョブのうち指定されたジョブの削除が指示された場合には、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除し、指定されたジョブの一つ前のジョブと一つ後のジョブとを結合させる。
次に、制御部35は、連続ジョブに対する編集結果を表示部36aに表示させる(ステップS12)。
ステップS6において、実行中の連続ジョブに対する編集が許可されていない場合(ステップS6;NO)、ステップS7において、実行中の連続ジョブに対する編集指示がない場合(ステップS7;NO)、又は、ステップS12の後、ステップS5に戻り、処理が繰り返される。
ステップS10において、編集指示に係る編集が不可であると判断された場合には(ステップS10;NO)、制御部35は、不揮発メモリー37に記憶されている出力制御情報を参照して、設定されている出力制御方法に応じて、連続ジョブの実行を制御する(ステップS13)。具体的には、制御部35は、連続ジョブに対する別ジョブの結合が不可であると判断された場合には、設定されている制御A~Cのいずれかを選択する。一方、制御部35は、連続ジョブを構成する各ジョブのうち指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合には、設定されている制御D~Fのいずれかを選択する。
次に、制御部35は、出力制御方法に応じた制御結果を表示部36aに表示させる(ステップS14)。
ステップS5において、連続ジョブの出力が完了した場合(ステップS5;YES)、又は、ステップS14の後、連続ジョブ編集処理が終了する。
実行中の連続ジョブに対して編集可能と判断された場合、実行中の連続ジョブを停止することなく、ジョブの編集を実施し、編集後のジョブも連続ジョブとして出力することができる。したがって、生産性の高い画像形成装置を実現することができる。
<ジョブ結合処理>
次に、連続ジョブに対して別ジョブを結合させるジョブ結合処理について説明する。
図5は、表示部36aに表示される一時保存ジョブ画面80の例である。一時保存ジョブ画面80は、一時保存ジョブタブT1が選択されている状態の画面である。一時保存ジョブ画面80には、ジョブリスト表示領域80A、連続ジョブチェックボックス80B、ジョブ結合チェックボックス80C等が含まれる。
ジョブリスト表示領域80Aには、HDD39に一時保存されているジョブのリストが表示される。ユーザーは、操作部36bから操作することにより、画像形成の対象となるジョブを選択する。
連続ジョブチェックボックス80Bは、結合先のジョブとして連続ジョブを選択することを指示するためのものである。
ジョブ結合チェックボックス80Cは、ジョブリスト表示領域80A上で選択されたジョブを、結合先のジョブに結合させることを指示するためのものである。
ユーザーは、操作部36bを操作して、連続ジョブチェックボックス80Bをチェックし、ジョブリスト表示領域80Aにおいて結合したい一又は複数のジョブを選択し、ジョブ結合チェックボックス80Cをチェックする。
図6に、図5に示す一時保存ジョブ画面80において、別ジョブが選択された後の一時保存ジョブ画面81を示す。一時保存ジョブ画面81には、ジョブリスト表示領域81A、連続ジョブチェックボックス81B、ジョブ結合チェックボックス81C等が含まれる。ジョブリスト表示領域81Aでは、選択された3個のジョブJ11,J12,J13の色が変更される等、選択されたジョブJ11,J12,J13がリスト上の他のジョブと識別可能に表示されている。また、連続ジョブチェックボックス81B及びジョブ結合チェックボックス81Cには、チェックが入っている。
図6に示す一時保存ジョブ画面81において、ユーザーが操作部36bを操作して、スケジュールタブT2を選択すると、図7に示すスケジュール画面82が表示される。スケジュール画面82には、スケジュール表示領域82A、ジョブ結合ボタン82B等が含まれる。
スケジュール表示領域82Aには、現在予約されている実行中及び実行待ちの各ジョブ(連続ジョブについては、連続ジョブで1段)が縦方向に沿って実行予定順に配置され、横方向に各ジョブの所要時間(実行予定時間)が表示される。各ジョブの所要時間は、現在(0分)から何分後(実行中のジョブについては何分前)にジョブが開始され、何分後にジョブが終了するかがわかるように、グラフ化されて表示されている。また、連続ジョブについては、連続ジョブを構成する複数のジョブのそれぞれの区切りがわかるように表示されている。スケジュール表示領域82Aでは、1段目(実行中)のジョブは連続ジョブであり、現在、連続ジョブを構成する5個のジョブのうち、1番目のジョブを実行中である。2段目のジョブは単独ジョブである。3段目のジョブは連続ジョブであり、5個のジョブで構成されている。
スケジュール表示領域82Aにおいて、連続ジョブに対応する1段目及び3段目に、チェックボックス82C,82Dが設けられている。チェックボックス82C,82Dは、結合先の連続ジョブを選択するためのものである。
ジョブ結合ボタン82Bは、一時保存ジョブ画面81において選択された別ジョブを、スケジュール表示領域82Aで選択された結合先の連続ジョブに結合させることを指示するためのボタンである。
図7に示すスケジュール画面82において、ユーザーが操作部36bを操作して、チェックボックス82Cをチェックして結合先の連続ジョブを選択し、ジョブ結合ボタン82Bを押下することで、結合先の連続ジョブに対する別ジョブの結合が指示される。そして、連続ジョブに対する別ジョブの結合が可能か否かが判断される。
ここで、連続ジョブに対する結合可否判断処理について説明する。
図8は、画像形成システム100において実行される連続ジョブに対する結合可否判断処理を示すフローチャートである。この処理は、図4のステップS7において、実行中の連続ジョブに対して別ジョブを結合することが指示された場合のステップS8に相当する処理である。
まず、制御部35は、結合指示から、結合される別ジョブに係る画像データの受信が完了するまでの時間(第1の時間)を算出する(ステップS21)。具体的には、制御部35は、別ジョブのジョブ内容(データサイズ等)に基づいて、HDD39から画像メモリー38に別ジョブの画像データを読み出すのにかかる時間を算出する。あるいは、制御部35は、別ジョブのジョブ内容(データサイズ等)に基づいて、別ジョブに係る画像データを外部装置から受信するのにかかる時間を算出する。
次に、制御部35は、結合指示から、実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの実行開始までの時間(第2の時間)を算出する(ステップS22)。具体的には、制御部35は、最終ジョブの実行開始までに使用される連続紙の搬送方向における長さと、連続紙の搬送速度に基づいて、最終ジョブの実行開始までの時間を算出する。
次に、制御部35は、第1の時間が第2の時間より短いか否かを判断する(ステップS23)。すなわち、制御部35は、最終ジョブの実行開始より前に、別ジョブに係る画像データの受信が完了するか否かを判断する。
第1の時間が第2の時間より短い場合(ステップS23;YES)、すなわち、最終ジョブの実行開始より前に、別ジョブに係る画像データの受信が完了する場合には、制御部35は、実行中の連続ジョブに別ジョブを結合可能と判断する(ステップS24)。
ステップS23において、第1の時間が第2の時間以上である場合(ステップS23;NO)、すなわち、別ジョブに係る画像データの受信完了以前に、最終ジョブの実行が開始される場合には、制御部35は、実行中の連続ジョブに別ジョブを結合不可と判断する(ステップS25)。
ステップS24又はステップS25の後、連続ジョブに対する結合可否判断処理が終了する。
図9に、図7に示す状況で、連続ジョブに対する別ジョブの結合が成功した場合のスケジュール画面83を示す。スケジュール画面83には、スケジュール表示領域83A、編集可否判断結果表示領域83B等が含まれる。
スケジュール表示領域83Aにおけるジョブの表示方法は、スケジュール表示領域82A(図7参照)と同様である。1段目(実行中)の連続ジョブに対して、別ジョブとして選択された3個のジョブJ11,J12,J13が結合され、全体として8個のジョブを含む連続ジョブが生成される。スケジュール表示領域83Aにおける1段目のジョブの表示は、ステップS12の連続ジョブに対する編集結果の表示に相当する。
1段目の連続ジョブに別ジョブが結合されたことに伴い、1段目の連続ジョブの終了時間が、結合されたジョブの出力時間分だけ変更され、2段目の単独ジョブ及び3段目の連続ジョブの実行予定時間も、結合されたジョブの出力時間分、より遅い時間にシフトされている。
編集可否判断結果表示領域83Bには、連続ジョブに対するジョブ結合が成功した(ジョブ結合可能)という編集可否判断結果が表示される。これは、ステップS9の処理に相当する。
図10に、図7に示す状況で、連続ジョブに対する別ジョブの結合が失敗した場合のスケジュール画面84を示す。スケジュール画面84には、スケジュール表示領域84A、編集可否判断結果表示領域84B等が含まれる。ここでは、実行中の連続ジョブに対する別ジョブの結合が不可であると判断された場合の出力制御方法として、制御Aが設定されている。
スケジュール表示領域84Aにおけるジョブの表示方法は、スケジュール表示領域82A(図7参照)と同様である。連続ジョブに対する別ジョブの結合が失敗した場合に、結合先として選択された連続ジョブは、即時実行が中止され、連続ジョブ全体が削除されるため、スケジュール表示領域84Aにおいて、結合先として選択された連続ジョブは、表示されていない。スケジュール表示領域84Aにおける表示(結合先ジョブの削除)は、ステップS14の連続ジョブに対する制御結果の表示に相当する。
結合先として選択された連続ジョブが削除されたことに伴い、スケジュール表示領域82A(図7参照)で2段目、3段目に表示されていたジョブが、それぞれ、1段目、2段目に表示されることになる。また、1段目の単独ジョブ及び2段目の連続ジョブの実行予定時間が、削除された連続ジョブの出力時間分(出力前の分)、より早い時間にシフトされている。
編集可否判断結果表示領域84Bには、連続ジョブに対するジョブ結合が失敗した(ジョブ結合不可)という編集可否判断結果が表示される。これは、ステップS9の処理に相当する。
図11は、連続ジョブの実行中に連続ジョブに対して別ジョブを結合させる指示があった場合の一例を示す概念図である。図11は、ジョブ1~5により構成される連続ジョブを実行中の状態である。具体的には、ジョブ1の出力は終了しており、ジョブ2は実行中であり、ジョブ3~5は出力前である。このタイミングで、実行中の連続ジョブにジョブ6~8の結合指示があった場合、現在実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブのジョブ5の実行開始までは、別ジョブをジョブ1~5の連続ジョブの後に継続して結合することが可能である。
また、結合可能か否かを判断するために、ジョブ6~8の別ジョブ結合が指示されたタイミングで、別ジョブ(ジョブ6~8)の画像データの受信時間(第1の時間)と、最終ジョブ実行開始までの時間(第2の時間)を算出する。第1の時間が第2の時間より短い場合には、別ジョブを結合可能と判断する。
図12は、図11に示す状況で、実行中の連続ジョブ(ジョブ1~5)に対して別ジョブ(ジョブ6~8)の結合が可能と判断された場合の概念図である。ジョブ6~8の別ジョブをジョブ1~5に連続ジョブとして結合させ、実行中の連続ジョブを停止させることなく、継続的な出力を実施する。
なお、ここでは、後から追加する別ジョブも連続ジョブである場合について説明したが、結合させるジョブは単独ジョブでもよく、同様な制御でジョブを結合させることが可能である。
図13(a)~(c)は、図11に示す状況で、実行中の連続ジョブ(ジョブ1~5)に対して別ジョブ(ジョブ6~8)の結合が不可であると判断された場合の概念図である。実行中の連続ジョブに対して別ジョブの結合が不可であると判断された場合、連続ジョブ編集設定画面60(図3参照)で設定された内容に基づいて、制御A~Cのいずれかの出力制御方法を選択する。
図13(a)は、制御Aを示す概念図である。制御Aは、ジョブ1~8を一つの連続ジョブとして出力することが必要な場合に設定される。制御Aは、既に出力が完了している分の画像は無駄になってしまうが、ヤレを最小限にするためのモード(即時停止終了モード)である。
図13(b)は、制御Bを示す概念図である。制御Bは、ジョブ1~5とジョブ6~8とを別の連続ジョブとして出力し、連続ジョブ間に余白が入ることを許容するモードである。ジョブ1~8を連続ジョブとして出力することはできないが、出力物として、元々出力指示されていたジョブ1~5と、後から追加で出力指示されたジョブ6~8を得ることができる。
図13(c)は、制御Cを示す概念図である。制御Cは、ジョブ1~5にジョブ6~8を結合させて一つの連続ジョブとして出力できない場合でも、ジョブ1~5は連続ジョブとして出力することが必要な場合に設定される。制御Cは、別ジョブの結合指示自体をキャンセルするモードである。
<ジョブ削除処理>
次に、連続ジョブから個別にジョブを削除するジョブ削除処理について説明する。
図14は、表示部36aに表示されるスケジュール画面90の例である。スケジュール画面90には、スケジュール表示領域90A等が含まれる。
スケジュール表示領域90Aには、現在予約されている実行中及び実行待ちの各ジョブ(連続ジョブについては、連続ジョブで1段)が縦方向に沿って実行予定順に配置され、横方向に各ジョブの所要時間(実行予定時間)が表示される。スケジュール表示領域90Aでは、1段目(実行中)のジョブは連続ジョブであり、現在、連続ジョブを構成する5個のジョブのうち、1番目のジョブを実行中である。2段目のジョブは単独ジョブである。3段目のジョブは連続ジョブであり、5個のジョブで構成されている。ユーザーは操作部36bを操作して、スケジュール表示領域90Aにおいて、実行中の連続ジョブを構成する各ジョブに対して、削除したい一又は複数のジョブを指定する。
図15に、図14に示すスケジュール画面90において、削除するジョブが指定された後のスケジュール画面91を示す。スケジュール画面91には、スケジュール表示領域91A、ジョブ削除ボタン91B等が含まれる。
スケジュール表示領域91Aでは、実行中の連続ジョブ(1段目)の3番目と4番目のジョブJ21,J22が指定されており、指定された2個のジョブJ21,J22の色が変更される等、指定されたジョブJ21,J22が1段目の連続ジョブの他のジョブと識別可能に表示されている。
この状態で、ユーザーが操作部36bを操作して、ジョブ削除ボタン91Bを押下することで、連続ジョブからの指定ジョブの削除が指示される。そして、連続ジョブからの指定ジョブの削除が可能か否かが判断される。
ここで、連続ジョブに対する削除可否判断処理について説明する。
図16は、画像形成システム100において実行される連続ジョブに対する削除可否判断処理を示すフローチャートである。この処理は、図4のステップS7において、実行中の連続ジョブに対して連続ジョブを構成する個別のジョブを削除することが指示された場合のステップS8に相当する処理である。
まず、制御部35は、削除指示から、連続ジョブから指定されたジョブを削除し、指定されたジョブの前後のジョブを結合させるための時間(第3の時間)を算出する(ステップS31)。実際、ジョブの削除とその前後のジョブの結合(連続ジョブの再構築)には、ほとんど時間はかからない。
次に、制御部35は、削除指示から、実行中の連続ジョブを構成するジョブのうち、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始までの時間(第4の時間)を算出する(ステップS32)。具体的には、制御部35は、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始までに使用される連続紙の搬送方向における長さと、連続紙の搬送速度に基づいて、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始までの時間を算出する。
次に、制御部35は、第3の時間が第4の時間より短いか否かを判断する(ステップS33)。すなわち、制御部35は、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始より前に、連続ジョブの再構築が完了するか否かを判断する。
第3の時間が第4の時間より短い場合(ステップS33;YES)、すなわち、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始より前に、連続ジョブの再構築が完了する場合には、制御部35は、実行中の連続ジョブから指定ジョブを削除可能と判断する(ステップS34)。
ステップS33において、第3の時間が第4の時間以上である場合(ステップS33;NO)、すなわち、連続ジョブの再構築の完了以前に、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行が開始される場合には、制御部35は、実行中の連続ジョブから指定ジョブを削除不可と判断する(ステップS35)。
ステップS34又はステップS35の後、連続ジョブに対する削除可否判断処理が終了する。
図17に、図15に示す状況で、連続ジョブに対する個別ジョブの削除が成功した場合のスケジュール画面92を示す。スケジュール画面92には、スケジュール表示領域92A、編集可否判断結果表示領域92B等が含まれる。
スケジュール表示領域92Aにおけるジョブの表示方法は、スケジュール表示領域90A(図14参照)と同様である。1段目(実行中)の連続ジョブから、削除対象として選択された2個のジョブ(3番目と4番目のジョブ)が削除され、2番目のジョブと5番目のジョブが結合され、全体として3個のジョブを含む連続ジョブが生成される。スケジュール表示領域92Aにおける1段目のジョブの表示は、ステップS12の連続ジョブに対する編集結果の表示に相当する。
1段目の連続ジョブから2個のジョブが削除されたことに伴い、1段目の連続ジョブの終了時間が、削除されたジョブの出力時間分だけ変更され、2段目の単独ジョブ及び3段目の連続ジョブの実行予定時間が、削除されたジョブの出力時間分、より早い時間にシフトされている。
編集可否判断結果表示領域92Bには、連続ジョブに対するジョブ削除が成功した(ジョブ削除可能)という編集可否判断結果が表示される。これは、ステップS9の処理に相当する。
図18に、図15に示す状況で、連続ジョブに対する個別ジョブの削除が失敗した場合のスケジュール画面93を示す。スケジュール画面93には、スケジュール表示領域93A、編集可否判断結果表示領域93B等が含まれる。ここでは、実行中の連続ジョブに対する個別ジョブの削除が不可であると判断された場合の出力制御方法として、制御Dが設定されている。
スケジュール表示領域93Aにおけるジョブの表示方法は、スケジュール表示領域90A(図14参照)と同様である。連続ジョブに対する個別ジョブの削除が失敗した場合に、ジョブの削除が指示された連続ジョブは、即時実行が中止され、連続ジョブ全体が削除されるため、スケジュール表示領域93Aにおいて、ジョブの削除が指示された連続ジョブは、表示されていない。スケジュール表示領域93Aにおける表示(削除指示されたジョブを含む連続ジョブの削除)は、ステップS14の連続ジョブに対する制御結果の表示に相当する。
ジョブの削除が指示された連続ジョブ全体が削除されたことに伴い、スケジュール表示領域91A(図15参照)で2段目、3段目に表示されていたジョブが、それぞれ、1段目、2段目に表示されることになる。また、1段目の単独ジョブ及び2段目の連続ジョブの実行予定時間が、削除された連続ジョブの出力時間分(出力前の分)、より早い時間にシフトされている。
編集可否判断結果表示領域93Bには、連続ジョブに対するジョブ削除が失敗した(ジョブ削除不可)という編集可否判断結果が表示される。これは、ステップS9の処理に相当する。
図19は、連続ジョブの実行中に連続ジョブから個別にジョブを削除する指示があった場合の一例を示す概念図である。図19は、ジョブ1~8により構成される連続ジョブを実行中の状態である。具体的には、ジョブ1の出力は終了しており、ジョブ2は実行中であり、ジョブ3~8は出力前である。このタイミングで、実行中の連続ジョブを構成するジョブ6,7の削除指示があった場合、削除指示された先頭ジョブ(ジョブ6)の一つ前のジョブ5の実行開始までは、削除指示されたジョブ6,7を削除して、削除されたジョブ6,7を除いたジョブで連続ジョブの再構築を実施することが可能である。
また、削除可能か否かを判断するために、ジョブ6,7を削除し、その前後のジョブ(ジョブ5とジョブ8)を結合させるための連続ジョブの再構築時間(第3の時間)と、削除指示されたジョブの一つ前のジョブの実行開始までの時間(第4の時間)を算出する。第3の時間が第4の時間より短い場合には、削除指示されたジョブを削除可能と判断する。
図20は、図19に示す状況で、実行中の連続ジョブ(ジョブ1~8)に対して指定ジョブ(ジョブ6,7)の削除が可能であると判断された場合の概念図である。ジョブ6,7を削除し、ジョブ1~5とジョブ8を一つの連続ジョブとして再構築して、実行中の連続ジョブを停止させることなく、継続的な出力を実施する。
なお、ここでは、複数のジョブを削除する場合について説明したが、削除するジョブは単独ジョブでもよく、同様な制御でジョブを削除することが可能である。
図21(a)~(c)は、図19に示す状況で、実行中の連続ジョブ(ジョブ1~8)に対して指定ジョブ(ジョブ6,7)の削除が不可であると判断された場合の概念図である。実行中の連続ジョブに対して指定ジョブの削除が不可であると判断された場合、連続ジョブ編集設定画面60(図3参照)で設定された内容に基づいて、制御D~Fのいずれかの出力制御方法を選択する。
図21(a)は、制御Dを示す概念図である。制御Dは、ジョブ1~5とジョブ8を一つの連続ジョブとして出力することが必要な場合(連続ジョブとして出力できなければ中止する場合)に設定される。制御Dは、既に出力が完了している分の画像は無駄になってしまうが、ヤレを最小限にするためのモード(即時停止終了モード)である。
図21(b)は、制御Eを示す概念図である。制御Eは、削除指示されたジョブの一つ前のジョブまでは出力が必要な場合に設定される。制御Eは、ジョブ1~5を連続ジョブとして出力するモードである。
図21(c)は、制御Fを示す概念図である。制御Fは、ジョブ6,7の削除が不可の場合に、削除指示自体をキャンセルするモードである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数のジョブを含む連続ジョブの実行中に連続ジョブの構成内容を変更する場合に、連続ジョブの内容に対する編集指示に応じて、編集指示に係る編集が可能であるか否かを判断し、編集が可能であれば、編集指示に基づいて連続ジョブを編集するので、実行中の連続ジョブをキャンセルし、新たな連続ジョブの実行を指示する必要がない。したがって、実行中の連続ジョブの構成内容を変更する場合におけるヤレの発生を抑え、生産性を向上させることができる。
具体的には、実行中の連続ジョブに別のジョブを結合させる指示があった場合に、別のジョブの結合が可能であれば、実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの後に別のジョブを結合させることで、別のジョブも含めた新たな連続ジョブを生成することができる。実行中の連続ジョブをキャンセルする必要もなく、元々の連続ジョブと別のジョブとの間に余白を挿入する必要もないため、ヤレの発生を抑え、生産性を向上させることができる。
また、実行中の連続ジョブに別のジョブを結合させる指示があった場合に、実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの実行開始前までは、実行中の連続ジョブに別のジョブを結合可能であると判断することができる。
さらに、実行中の連続ジョブに別のジョブを結合させる指示があった場合に、別のジョブに係る画像データの受信が完了するまでの第1の時間が、最終ジョブの実行開始までの第2の時間より短いときに、実行中の連続ジョブに別のジョブを結合可能であると判断することができる。
また、ユーザーの利用目的に合った連続ジョブの出力制御方法(制御A~C)を予め設定しておくことで、別のジョブの結合が不可であると判断された場合に、設定されている制御A~Cに応じて、連続ジョブの実行を制御することができる。
また、実行中の連続ジョブを構成する各ジョブのうち指定されたジョブを削除する指示があった場合に、指定されたジョブの削除が可能であれば、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除し、指定されたジョブの一つ前のジョブと一つ後のジョブとを結合させることで、指定されたジョブを除いた新たな連続ジョブを生成することができる。実行中の連続ジョブをキャンセルする必要もなく、指定されたジョブのみをキャンセルすることができるので、ヤレの発生を抑え、生産性を向上させることができる。
また、実行中の連続ジョブを構成する各ジョブのうち指定されたジョブを削除する指示があった場合に、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始前までは、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除可能であると判断することができる。
さらに、実行中の連続ジョブを構成する各ジョブのうち指定されたジョブを削除する指示があった場合に、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除し、その前後のジョブを結合させるための第3の時間が、指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始までの第4の時間より短いときに、実行中の連続ジョブから指定されたジョブを削除可能であると判断することができる。
また、ユーザーの利用目的に合った連続ジョブの出力制御方法(制御D~F)を予め設定しておくことで、指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合に、設定されている制御D~Fに応じて、連続ジョブの実行を制御することができる。
また、編集指示に係る編集が可能であるか否かの判断結果や、連続ジョブに対する編集結果を表示部36aに表示させるので、編集が可能であるか否かの判断結果や編集結果をユーザーに通知することができる。
また、実行中の連続ジョブの編集を許可するか否かを設定することができるので、編集を許可する設定とする場合には、実行中の連続ジョブを途中でキャンセルすることなく、連続ジョブの構成内容を変更することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体として不揮発メモリー37を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 給紙装置
20 給紙調整装置
30 画像形成装置
31 用紙搬送部
32 画像形成部
34 通信部
35 制御部
36 操作表示部
36a 表示部
36b 操作部
37 不揮発メモリー
38 画像メモリー
39 HDD
40 巻取調整装置
50 巻取装置
60 連続ジョブ編集設定画面
100 画像形成システム

Claims (16)

  1. 連続紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段による画像形成の対象となるジョブを選択するための選択手段と、
    前記選択手段において選択された複数のジョブをまとめて一つの連続ジョブを生成する連続ジョブ生成手段と、
    前記連続ジョブの実行中に当該連続ジョブの内容に対する編集指示があった場合に、当該編集指示に係る編集が可能であるか否かを判断する編集可否判断手段と、
    前記編集可否判断手段により編集が可能であると判断された場合に、前記編集指示に基づいて前記連続ジョブを編集する編集手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記編集可否判断手段による判断結果、又は、前記編集手段による編集結果を表示手段に表示させる表示制御手段を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記編集指示は、実行中の連続ジョブに前記選択手段において選択された別のジョブを結合させる指示であり、
    前記編集手段は、前記編集可否判断手段により前記別のジョブの結合が可能であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブを構成する最終ジョブの後に前記別のジョブを結合させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記編集可否判断手段は、前記最終ジョブの実行開始前までは、前記実行中の連続ジョブに前記別のジョブを結合可能であると判断する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記編集可否判断手段は、
    前記別のジョブに係る画像データの受信が完了するまでの第1の時間を算出し、
    前記最終ジョブの実行開始までの第2の時間を算出し、
    前記第1の時間が前記第2の時間より短い場合に、前記実行中の連続ジョブに前記別のジョブを結合可能であると判断する請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記編集可否判断手段により前記別のジョブの結合が不可であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブの実行を中止し、当該実行中の連続ジョブを削除する制御手段を備える請求項3から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記編集可否判断手段により前記別のジョブの結合が不可であると判断された場合に、前記別のジョブを通常ジョブとして実行する制御手段を備える請求項3から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記編集可否判断手段により前記別のジョブの結合が不可であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブの実行を継続し、前記別のジョブの実行を中止する制御手段を備える請求項3から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記編集指示は、実行中の連続ジョブを構成する各ジョブのうち指定されたジョブを削除する指示であり、
    前記編集手段は、前記編集可否判断手段により前記指定されたジョブの削除が可能であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブから前記指定されたジョブを削除し、前記指定されたジョブの一つ前のジョブと一つ後のジョブとを結合させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  10. 前記編集可否判断手段は、前記指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始前までは、前記実行中の連続ジョブから前記指定されたジョブを削除可能であると判断する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記編集可否判断手段は、
    前記実行中の連続ジョブから前記指定されたジョブを削除し、前記指定されたジョブの前後のジョブを結合させるための第3の時間を算出し、
    前記指定されたジョブの一つ前のジョブの実行開始までの第4の時間を算出し、
    前記第3の時間が前記第4の時間より短い場合に、前記実行中の連続ジョブから前記指定されたジョブを削除可能であると判断する請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記編集可否判断手段により前記指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合に、前記実行中の連続ジョブの実行を中止し、当該実行中の連続ジョブを削除する制御手段を備える請求項9から11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記編集可否判断手段により前記指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合に、前記指定されたジョブの一つ前のジョブまで実行する制御手段を備える請求項9から11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記編集可否判断手段により前記指定されたジョブの削除が不可であると判断された場合に、前記指定されたジョブの削除を中止し、前記実行中の連続ジョブを最後まで実行する制御手段を備える請求項9から11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記編集手段による前記連続ジョブの編集を許可するか否かを設定するための設定手段を備え、
    前記編集可否判断手段は、前記連続ジョブの編集が許可されている場合に、前記編集指示に係る編集が可能であるか否かを判断する請求項1から14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記編集可否判断手段により前記連続ジョブの編集が不可であると判断された場合の前記連続ジョブの出力制御方法を設定するための設定手段と、
    前記編集可否判断手段により前記連続ジョブの編集が不可であると判断された場合に、前記設定された出力制御方法に応じて、前記連続ジョブの実行を制御する制御手段と、
    を備える請求項1から15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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