JP7237904B2 - ロボット装置、制御方法、物品の製造方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

ロボット装置、制御方法、物品の製造方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、ロボットアームを備えたロボット装置、制御方法、物品の製造方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
ロボット技術が発達するにつれて、制御プログラムに従って自動的に稼働するロボット装置を、物品の生産用途に用いる機運が高まっている。その中でも組立動作が要求される物品の生産に関しては、力制御が可能なロボット装置の導入が進んでいる。例えば、力覚センサ等の、ロボットアームの先端部に加わる力を求めるためのセンサ(本明細書においては、力覚センサと称することもある)を配置したロボット装置が知られている。また、トルクセンサ等の、ロボットアームの各関節に加わる力を求めるためのセンサ(本明細書においてはトルクセンサと称することもある)を配置したロボット装置が知られている。これらのロボット装置では、ロボットにより部品の組立を行う場合、組付作業の際にエンドエフェクタに生じる外力を検知して、エンドエフェクタを含むロボットの力制御(姿勢制御)を行うことができる。
ロボットアームの先端部に力覚センサ等のセンサを配置したロボット装置では、センサをエンドエフェクタの近くに配置できるため、組付作業時の外力をロスが少なく検知できる。このセンサにより微小な外力を検知することで、精密な力制御が可能となる。
ロボットアームの各関節にトルクセンサ等のセンサを配置したロボット装置では、各関節にセンサを配置することで、エンドエフェクタに限らずロボット全体のどこに接触物が接触しても外力を検知することができる。一方で、各関節の駆動部の摩擦等のロス、ロボットアーム自体の慣性力の影響等により、微小な外力を高精度に検知するのは難しく、精密な力制御は難しい場合がある。
今後、生産自動化のさらなる進展によって、1つの製品を1台のロボットアームで組立を行うといったように、ロボットアームに求められる作業範囲は増大していく可能性がある。例えば、電気製品ではフレキケーブルのような柔軟部品の組立から金属のような剛体部品の組立まで作業範囲は多岐にわたる。力制御という観点においては、微小な外力から大きな外力まで対応したロボット装置が必要になる。
従来、作業対象物の変化に応じて適切な力制御パラメータを決定してロボットを力制御するものが提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1では、作業対象毎に力制御のために必要な力フィードバックゲインや補償器のゲイン、フィルタ定数、不感帯幅、サーボ周期などのパラメータを変化させるとしている。
特開平2-139190号公報
しかしながら、外力を検知するセンサの検知可能範囲は有限であるため、上述した力制御ロボットの作業対象毎にパラメータを変化させるだけでは、以下のような問題があった。
(1)大きな外力を検知可能なセンサを用いた場合、微小な外力の検知結果がノイズに埋もれ、高精度な力制御ができない領域がある。
(2)微小な外力を検知可能なセンサを用いた場合、大きな外力の検知結果が飽和して、高精度に力制御できない領域がある。
そこで、本発明は、微小な外力から大きな外力まで高精度に検知して、高精度な制御を可能とすることを目的とする。
本発明のロボット装置は、ロボットアームと、前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、を備え、前記ロボットアームは、力を検出可能であり力の検出における分解能が異なる、第1のセンサと第2のセンサとを有し、前記第1のセンサが有する分解能は、前記第2のセンサが有する分解能よりも高く、前記制御装置は、前記第2のセンサが有する分解能によって検出できない力が生じる場合は、前記第1のセンサの検出結果に基づき前記ロボットアームを制御し、前記第2のセンサが有する分解能によって検出できる力が生じる場合は、前記第2のセンサの検出結果に基づき前記ロボットアームを制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、センサの検知結果を選択的に使用してロボットアームの力制御を行うので、微小な外力から大きな外力まで幅広いレンジで外力を高精度に検知でき、ロボットアームを高精度に力制御できる。
本発明の第1実施形態に係るロボット装置を示す説明図である。 ロボットアームの関節を示す部分断面図である。 第1のセンサの一例を示す説明図である。 第2のセンサの一例を示す説明図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法の各工程を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る制御装置によるロボット制御方法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るロボット制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るロボット制御方法を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係るロボット装置を示す説明図である。 (a)は、領域A,Bを変更する前の状態を示す模式図であり、(b)は、領域A,Bを変更した後の状態を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置を示す説明図である。図1に示すロボット装置500は、ワークの組み立て等の作業を行う多関節型のロボット100と、ロボット100を制御する制御システム250と、作業者の操作によりロボット100の教示が可能なティーチングペンダント400と、を備えている。
ロボット100は、ロボットアーム101と、エンドエフェクタであるロボットハンド102とを有している。ロボットアーム101は、固定端である基端部101Aと、自由端である先端部(手首部)101Bと、を有している。ロボットハンド102は、ロボットアーム101の先端部101Bに取り付けられることで、ロボットアーム101の先端部101Bに支持されている。
ロボットアーム101は、垂直多関節型のロボットアームであり、架台110の水平面に固定された、基端部101Aであるベース部133と、変位や力を伝達する複数のリンク121~124と、を有している。リンク121は、ベース部133に固定されている。複数のリンク121~124は、複数の関節J1~J3で旋回又は回転可能に互いに連結されている。ロボットアーム101の各関節J1~J3には駆動装置10が設けられている。各関節J1~J3の駆動装置10は、必要なトルクの大きさに合わせて適切な出力のものが用いられ、第1実施形態では、駆動源である電動モータと、電動モータに接続された減速機とを有する。
ロボットアーム101の先端部101Bには、ロボットハンド102に作用する力(外力)を求める(検知する)ための第1のセンサ131が配置されている。ロボットアーム101の各関節J1~J3には、各関節J1~J3に作用する力(外力)を求める(検知する)ための第2のセンサ132がそれぞれ配置されている。
本実施形態においては、ロボットアーム101の先端部101Bに配置された第1のセンサ131、および、ロボットアーム101の各関節J1~J3に配置された第2のセンサ132を力センサと称することもある。
ロボットハンド102は、ワークを把持する複数の把持爪と、複数の把持爪を駆動する不図示の駆動装置と、不図示の駆動装置の回転角度を検出する不図示のエンコーダと、回転を把持動作に変換する不図示の機構とを有している。この不図示の機構は、カム機構やリンク機構などで必要な把持動作に合わせて設計される。なお、ロボットハンド102に用いる不図示の駆動装置に必要なトルクは、ロボットアーム101の関節用と異なるが、基本構成は同じである。
以下、ロボットアーム101において、関節J1を例に代表して説明し、他の関節J2,J3については、サイズや性能が異なる場合もあるが、同様の構成であるため、説明を省略する。
図2は、ロボットアーム101の関節J1を示す部分断面図である。駆動装置10は、電動モータである回転モータ(以下、「モータ」という)141と、モータ141の回転軸142の回転を減速する減速機143と、を有している。
モータ141の回転軸142及び減速機143の入力軸のうちいずれか一方の軸、第1実施形態ではモータ141の回転軸142には、モータ141の回転角度を検出するエンコーダ161が配置されている。減速機143の出力軸、即ち関節J1の角度を検出するエンコーダ162が、関節J1に配置されている。
モータ141は、サーボモータであり、例えばブラシレスDCサーボモータやACサーボモータである。
エンコーダ161は、アブソリュート型のロータリーエンコーダが望ましく、1回転の絶対角度エンコーダ、絶対角度エンコーダの回転総数のカウンタ、及びカウンタに電力を供給するバックアップ電池を有して構成される。ロボットアーム101への電源の供給がオフになっても、このバックアップ電池が有効であれば、ロボットアーム101への電源供給のオン/オフに関係なく、カウンタにおいて回転総数が保持される。したがって、ロボットアーム101の姿勢が制御可能となる。なお、エンコーダ161は、回転軸142に取り付けられているが、減速機143の入力軸に取り付けてもよい。
エンコーダ162は、隣り合う2つのリンク間の相対角度を検出するロータリーエンコーダである。関節J1においては、エンコーダ162は、リンク121とリンク122との間の相対角度を検出するロータリーエンコーダである。エンコーダ162は、リンク121にエンコーダスケールを設け、リンク122に検出ヘッドを設けた構成、或いは逆の構成となる。
また、リンク121とリンク122とは、クロスローラベアリング147を介して旋回自在に連結される。そして、リンク121とリンク122との間に、第2のセンサ132が配置される。
減速機143は、例えば小型軽量で減速比の大きい波動歯車減速機である。減速機143は、モータ141の回転軸142に結合された、入力軸であるウェブジェネレータ151と、リンク122に固定された、出力軸であるサーキュラスプライン152と、を備えている。なお、サーキュラスプライン152は、リンク122に直結されているが、リンク122に一体に形成されていてもよい。
また、減速機143は、ウェブジェネレータ151とサーキュラスプライン152との間に配置され、リンク121に固定されたフレクスプライン153を備えている。フレクスプライン153は、ウェブジェネレータ151の回転に対して減速比Nで減速され、サーキュラスプライン152に対して相対的に回転する。従って、モータ141の回転軸142の回転は、減速機143で1/Nの減速比で減速されて、フレクスプライン153が固定されたリンク121に対してサーキュラスプライン152が固定されたリンク122を相対的に回転運動させ、関節J1を屈曲させる。
各関節J1~J3に配置されたエンコーダ161及びエンコーダ162のうち少なくとも一方で、位置検出部が構成されている。即ち、各関節J1~J3のエンコーダ161又はエンコーダ162の値により、ロボットアーム101の先端部101Bの位置(姿勢を含む)を計算(検出)することができる。
制御システム250は、コンピュータで構成された、制御手段である制御装置200と、第1のセンサ入力装置である力センサ入力装置231と、第2のセンサ入力装置である力センサ入力装置232と、駆動制御装置233と、を有する。本実施形態では、制御装置200は、ロボットアーム101の制御として、ロボット100により嵌合作業を行う際に、ロボットアーム101の力制御(インピーダンス制御)を行う。
第1のセンサ131は、例えば6軸の力覚センサであり、互いに直交する3つの力成分Fx,Fy,Fz及びそれらの軸回りの3つのモーメントMx,My,Mzを検知する。以下、この第1のセンサ131が検知する力及びモーメントを、単に「力」という。
第1のセンサ131は、不図示の複数の検知素子を有する。第1のセンサ131の各検知素子から検知信号が力センサ入力装置231へ出力される。力センサ入力装置231では、各検知信号に基づいて第1のセンサ131に生じた力(外力)を計算し、その計算結果(検知結果)を制御装置200に出力する。このように、第1のセンサ131は、ロボットハンド102に作用した力を検知する。
第1のセンサ131は、例えば力覚センサである。以下、第1のセンサ131が力覚センサである場合について説明するがこれに限らず、ロボットハンド102に作用する力(外力)を求めることができればどのようなセンサでも用いることができる。
第1のセンサ131の一例を、図3に示す。図3(a)は、第1のセンサのX-Z軸に沿った断面図であり、図3(b)は、第1のセンサの分解斜視図である。図3(a)及び図3(b)に示すように、第1のセンサ131は、力が印加される作用部301と、力が印加された際に位置変位を生みだす弾性体302と、外枠303と、を有する。また、第1のセンサ131は、磁束を生み出す磁束発生源308と、磁束の流れを制御する磁性体307と、磁束発生源308の磁束変化を検出する検知素子306a~306dと、を有する。また、第1のセンサ131は、作用部301と磁束発生源308とを支持する支柱304と、検知素子306a~306dが設置された検知素子支持部305と、磁束発生源308の磁束変化を検出する検知素子309a~309dと、を有する。作用部301は、剛性の高い支柱304を介して磁束発生源308と連結固定されている。また外枠303には検知素子支持部305を介して検知素子306a~306dが磁束発生源308と間隙をもって固定されている。検知素子309a~309dも同じく磁束発生源308と間隙をもって外枠303に対して固定されている。そして、外枠303と作用部301とが弾性体302を介して互いに変位可能に弾性支持されている。
弾性体302は剛性の低いもので構成され、外枠303と作用部301との間に配置されている。このような構成をとれば、作用部301に力が加わり外枠303に対して姿勢が変化すると、その姿勢変化に追従して磁束発生源308も姿勢が変化し、外枠303に固定された検知素子309a~309dに対して相対位置が変化する。
磁束発生源308はNd-Fe-B磁石、Sm-Co磁石、Sm-Fe-N磁石、フェライト磁石に代表されるような永久磁石であってもよく、磁性体まわりに、コイルを巻き、通電することによって磁力を発生させる電磁石であってもよい。検知素子306a~306d,309a~309dはホール素子、MR素子、磁気インピーダンス素子、フラックスゲート素子などである。磁性体307は、空気とは異なる透磁率を持った材料から構成される。
作用部301に力が印加されると、支柱304に取付けられた磁束発生源308は弾性体302によって変位を生じる。それによって、検知素子306a~306d,309a~309dからは、磁束発生源308の変位量に比例した電気的変位が得られる。
各第2のセンサ132は、例えばトルクセンサであり、各関節J1~J3に生じた力及びモーメント(トルク)をそれぞれ検知するためのものである。以下、この第2のセンサ132に作用する力及びモーメント(トルク)を、「力」という。
各第2のセンサ132は、後述する検知素子を有する。各第2のセンサ132の検知素子から検知信号が力センサ入力装置232に出力される。力センサ入力装置232では、各検知信号に基づいて各センサ132に生じた力(外力)を計算し、その計算結果(検知結果)を制御装置200に出力する。このように、第2のセンサ132は、関節J1~J3に作用した力を検知する。
各関節J1~J3それぞれに配置された第2のセンサ132は、それぞれ、各関節J1~J3に作用する力(外力)を求めることができればどのようなセンサでも用いることができる。
次に、第2のセンサ132の一例を、図4を用いて説明する。第2のセンサは、図4のように、弾性体501と、光学式エンコーダ502a、502bの各ユニットにより構成されている。光学式エンコーダ502a、502bは、例えば弾性体501に対してトルクが作用する回転軸503を中心とする同心円の同じ直径上の位置を占める対向位置に配置する。
弾性体501は、第1締結部504、第2締結部505、およびこれら両者を結合する放射状に配置されたバネ部506により構成されている。図4の例では、第1締結部504にはスケール固定部512が設けられる。
弾性体501の各部位は、目的のトルク検出範囲およびその必要分解能などに応じた弾性(バネ)係数を有する所定の材質、例えば樹脂や、金属(鋼材、ステンレスなど)の材質から構成される。
第1締結部504と第2締結部505は、例えば円形または図示のようなドーナツ(リング)状の形状に構成される。これらの締結部(504、505)は、相対変位する測定対象、例えば図2のリンク121側の減速機143とリンク122にそれぞれ締結するためのフランジ部位を構成する。
バネ部506は、例えば円形ないしリング形状の第1締結部504と第2締結部505との間を結合するリブ形状の部材として構成されている。これら複数のバネ部506は、トルクが作用する回転軸503を中心として、放射状に配置されている。
例えば、バネ部506は、トルクが作用する回転軸503に対して放射状に複数(この例では8)箇所に配置されている。また、第1締結部504と第2締結部505には、モータ141、リンクとそれぞれ締結するための締結部位507(例えばビス孔やタップ孔)が複数個(この例では8より多い個数)、配置されている。
光学式エンコーダ502a(502b)は、光学式の位置センサ(エンコーダ)としての機能を有する。光学式エンコーダ502a(502b)は、スケール508(スケール部)と、スケール508から位置情報を検出する検知素子509を備える。検知素子509は、第1締結部504、および第2締結部505の相対的な回転変位を検出する光学検出部を構成する。
スケール508(スケール部)、検知素子509は、それぞれスケール取付部510と、検知素子取付部511を介して第1締結部504、第2締結部505に装着される。スケール508(スケール部)はスケール取付部510を介して、また、検知素子509は検知素子取付部511を介して弾性体501に固定される。
本実施形態では、スケール取付部510は弾性体501に対してスケール固定部512に固定される。スケール固定部512の全体は、第1締結部504に設けられた凹部512aの形状を有する。この凹部512aの外周側は、検知素子509とスケール508を対向させるための切り欠き部512b(開口部)となっている。
また、検知素子取付部511は、弾性体501に対して第2締結部505に固定されている。検知素子509は、不図示の発光素子と受光素子を備えた反射型の光学センサから構成される。スケール508の検知素子509に対向するパターン面には、表面にスケールパターン(詳細不図示)を配置する。このスケールパターンは、例えば規則的に濃淡や反射率を特定のパターンで異ならせて配置することにより構成される。
なお、このスケールパターンは、検出演算の方式によっては1条のみならず、(例えば配置位相の異なる)複数条の濃淡パターンを複数条配置することもできる。スケールパターンのピッチは、位置検出に必要とされる分解能などに応じて決定するが、近年ではエンコーダの高精度化/高分解能化に伴い、μmオーダのピッチのものも利用可能である。
検知素子509は、発光素子から光をスケール508に対して照射し、スケール508に反射した光を受光素子が受光する。ここで、回転軸503まわりのトルクが作用し、弾性体501がx軸方向に変形すると、検知素子509とスケール508の相対位置が変化するため、スケール508に照射されている光の照射位置がスケール508上を移動する。
このとき、スケール508に照射されている光がスケール508上に設けられたパターンを通過すると、検知素子509の受光素子で検出される光の光量が変化する。この光量の変化から、スケール508と検知素子509との相対移動量を検出する。検知素子509が検出した移動量は、力センサ入力装置232によって弾性体501に作用したトルクに換算される。例えば、検知素子509の出力値(移動量)は、力センサ入力装置232により、検知素子509が検出した移動量を弾性体501に作用したトルクに変換する感度係数を用いて、トルク検出値に変換される。そして計算結果(検知結果)が制御装置200に出力される。
ティーチングペンダント400は、制御装置200に接続可能に構成され、制御装置200に接続された際に、ロボットアーム101やロボットハンド102を駆動制御する動作指令や教示点のデータを制御装置200に送信可能に構成されている。
ここで、ロボットアーム101の自由度を表すパラメータを関節角度として、ロボットアーム101の関節J1~J3の関節角度をそれぞれθ1,θ2,θ3とする。ロボットアーム101のコンフィグレーションは(θ1,θ2,θ3)で表され、関節空間上では、1つの点とみなすことができる。このように、ロボットアーム101の自由度を表すパラメータ(例えば、関節角度や伸縮長さ)を座標軸の値とした場合、ロボットアーム101のコンフィグレーションは関節空間上の点として表現することができる。つまり、関節空間は、ロボットアーム101の関節角度を座標軸とする空間である。
また、ロボットアーム101の先端部101Bには、ツールセンターポイント(TCP)が設定されている。TCPは、位置を表す3つのパラメータ(x,y,z)と、姿勢(回転)を表す3つのパラメータ(α,β,γ)、即ち6つのパラメータ(x,y,z,α,β,γ)で表され、タスク空間上では、1つの点としてみなすことができる。つまり、タスク空間は、これら6つの座標軸で規定された空間である。
教示点は、関節空間又はタスク空間上の点として、作業者が操作するティーチングペンダント400により制御装置200に設定される。
制御装置200は、設定された複数の教示点を繋ぐロボットアーム101の経路を所定の補間方法(例えば、直線補間や円弧補間、関節補間等)で生成する。そして、制御装置200は、生成したロボットアーム101の経路から、ロボットアーム101の軌道を生成する。
ここで、ロボットアーム101の経路とは、関節空間又はタスク空間の点の順序集合である。ロボットアーム101の軌道とは、時間をパラメータとして経路を表したものであり、第1実施形態では、時刻毎のロボットアーム101の各関節J1~J3の角度指令(動作指令)の集合である。
制御装置200は、ロボット装置500全体を統括して制御するものである。制御装置200は、位置制御動作時には、生成した動作指令を駆動制御装置233に出力する。制御装置200は、力制御動作時には、力センサ入力装置231,232から出力された検知結果に基づいて動作指令を補正して、駆動制御装置233に出力する。例えば、制御装置200は、力制御動作時には、力センサ入力装置231,232から出力された検知結果に基づき、所定方向の力が小さくなるように動作指令を補正して、駆動制御装置233に出力する。
駆動制御装置233は、ロボットアーム101の各関節J1~J3に設けられたモータ141に動作指令に対応する電流を供給して、モータ141を動作させ、ロボットアーム101を動作させる。即ち、制御装置200は、ロボットアーム101の動作を制御する。
図5は、制御装置200の構成を示すブロック図である。制御装置200は、演算部としてのCPU(Central Processing Unit)201を備えている。また、制御装置200は、記憶部として、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204を備えている。また、制御装置200は、記録ディスクドライブ205及び各種のインタフェース211~215を備えている。
CPU201には、ROM202、RAM203、HDD204、記録ディスクドライブ205及び各種のインタフェース211~215が、バス210を介して接続されている。ROM202には、BIOS等の基本プログラムが格納されている。RAM203は、CPU201の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
HDD204は、CPU201の演算処理結果や外部から取得した各種データ等を記憶する記憶装置であると共に、CPU201に、後述する各種演算処理を実行させるためのプログラム240を記録するものである。CPU201は、HDD204に記録(格納)されたプログラム240に基づいてロボット制御方法の各工程を実行する。即ち、CPU201は、プログラム240を実行することにより、図1に示すロボット制御部(以下、「制御部」という)221及び力センサ切替部222として機能する。
記録ディスクドライブ205は、記録ディスク241に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。
教示部であるティーチングペンダント400は、インタフェース211に接続されている。ティーチングペンダント400は、ユーザの入力操作により、ロボット100(ロボットアーム101)を教示する教示点、即ち各関節J1~J3の目標関節角度(又はTCPの目標の位置及び姿勢)を指定することができる。教示点のデータは、インタフェース211及びバス210を通じてCPU201又はHDD204に出力される。CPU201は、ティーチングペンダント400又はHDD204から教示点のデータの入力を受ける。
力センサ入力装置231は、インタフェース212に接続され、力センサ入力装置232は、インタフェース213に接続されている。これにより、CPU201は、第1のセンサ131により検知された検知結果を取得し、第2のセンサ132により検知された検知結果を取得することができる。
エンコーダ161,162は、インタフェース214に接続されている。エンコーダ161,162からは、検出した角度検出値を示すパルス信号が出力される。CPU201は、インタフェース214及びバス210を介してエンコーダ161,162からのパルス信号の入力を受ける。なお、各関節J1~J3の関節角度は、エンコーダ162により検出された角度、又はエンコーダ161により検出された角度×(1/N)である。よって、CPU201は、いずれかのエンコーダの検出角度からロボットアーム101の動作位置を求めることができる。即ち、各関節J1~J3のエンコーダ161又はエンコーダ162による位置検出部により、ロボットアーム101の動作位置を検出することとなり、CPU201は、ロボットアーム101の動作位置の検出結果を取得することになる。
駆動制御装置233は、インタフェース215に接続されている。CPU201は、与えられた教示点のデータに基づき、モータ141の回転軸142の回転角度の制御量を示す動作指令を生成する。そして、CPU201は、動作指令を所定時間間隔でバス210及びインタフェース215を介して駆動制御装置233に出力する。これにより、CPU201は、動作指令によりロボットアーム101の動作位置を制御する。
バス210には、不図示のインタフェースを介して、書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の不図示の外部記憶装置が接続されていてもよい。
なお、第1実施形態では、コンピュータ読み取り可能な記録媒体がHDD204であり、HDD204にプログラム240が格納される場合について説明するが、これに限定するものではない。プログラム240は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラム240を供給するための記録媒体としては、図5に示すROM202や、記録ディスク241、不図示の外部記憶装置等を用いてもよい。具体例を挙げて説明すると、記録媒体として、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、USBメモリ等の不揮発性メモリ、ROM等を用いることができる。
第1実施形態では、第1のセンサ131の検知可能な力の検知可能範囲と、第2のセンサ132の検知可能な力の検知可能範囲とが異なる。第1実施形態では、第1のセンサ131は、第2のセンサ132よりも検知可能範囲の上限値(定格)が小さい。例えば、第1のセンサ131の検知可能範囲は、0[N]以上10[N]以下であり、第2のセンサ132の検知可能範囲は、0[N]以上100[N]以下である。各第2のセンサ132の検知可能範囲は、同一とする。
ここで、第1のセンサ131,第2のセンサ132の定格と分解能とはトレードオフの関係にある。つまり、高定格の、第2のセンサ132は低分解能となり、低定格の、第1のセンサ131は高分解能となる。
低定格の第1のセンサ131は、高定格の第2のセンサ132ではノイズに埋もれて計測困難な微小な外力を計測できるため、柔軟な組立部品で微小な外力が要求される作業工程に適した構成とすることができる。高定格の第2のセンサ132は、低定格の第1のセンサ131の計測範囲を超えた外力を計測できるため、剛体などの組立部品で高荷重な外力が要求される作業工程に適した構成とすることができる。
部品を把持するロボットハンド102に近いほど組付作業時の外力をロスが少なく検知でき、ロボットアーム101自体の慣性力の影響も受けにくい。そのため、第1実施形態では、ロボットアーム101の先端部に配置した第1のセンサ131は、性能を有効に活用できる低定格かつ高分解能なセンサとする。他方、各関節J1~J3に配置した第2のセンサ132を高定格なセンサとすることで、高荷重な外力を検知する際に適した構成となる。よって、第1実施形態では、2種類のセンサ131,132を同一のロボットアーム101に配置している。
高荷重の作業工程をロボット100が行う際においても、低定格の第1のセンサ131及び高定格の第2のセンサ132のどちらにも同程度の外力が加わることになる。一般的に、力を求めるためのセンサは、低定格であるほど耐荷重が小さくなる。よって、第1実施形態では、低定格の第1のセンサ131には、過負荷に対する保護機構134が設けられている。この保護機構134により、低定格の第1のセンサ131は、高荷重時の作業工程に耐えることができる。
図6は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法の各工程を示すフローチャートである。第1実施形態では、CPU201がプログラム240を実行することにより、図1に示す制御部221及び力センサ切替部222として機能する。
まず、制御部221は、第1のセンサ131及び第2のセンサ132のうち、いずれのセンサの検知結果を用いるのかを選択する(S1:選択工程)。即ち、制御部221は、力センサ切替部222へ切替信号を送り、切替信号を受けた力センサ切替部222は、切替信号に従って、力センサ入力装置231または力センサ入力装置232を選択する。力センサ切替部222は、選択したセンサの検知結果(出力結果)を制御部221へ伝送する。
次に、制御部221は、ステップS1にて選択したセンサの検知結果を用いて、ロボットアーム101の制御(インピーダンス制御、即ち力制御)を行う(S2:制御工程)。その際、制御部221は、駆動制御装置233に動作指令を出力し、駆動制御装置233は、動作指令に従ってロボットアーム101を動作させる。
第1のセンサ131,第2のセンサ132に生じる外力が小さい場合には、制御部221は、低定格かつ高分解能の第1のセンサ131の検知結果を選択し、力センサ切替部222へ切替信号を送る。一方、制御部221は、第1のセンサ131,第2のセンサ132に生じる外力が大きい場合には、高定格かつ低分解能の第2のセンサ132の検知結果を選択し、力センサ切替部222へ切替信号を送る。
以下、第1実施形態における制御装置200の制御動作について詳細に説明する。図7は、本発明の第1実施形態に係る制御装置200によるロボット制御方法を説明するための図である。ロボットの動作領域からセンサを切替する方法について説明する。
制御部221は、ロボットアーム101の先端部101B(ロボットハンド102)が動作可能なX-Y-Zの3次元空間の領域について、第1領域である領域Aと第2領域である領域Bとを設定する。なお、図7では、説明の都合上、X-Z平面上の領域Aおよび領域Bを図示している。図7中、領域Aはa→b→c→dで囲まれた領域である。領域Bはd→e→f→gで囲まれる領域から領域Aを除いた領域である。領域A,Bはそれぞれ1つである必要はなく、領域A,Bの数は任意である。
ステップS1では、制御部221は、ロボットアーム101の動作位置の情報に基づいて、力制御にいずれのセンサの検知結果を用いるのかを選択する。より具体的に説明すると、制御部221は、ロボットアーム101の動作位置が、複数の領域A,Bのうちいずれに属するかを判別し、判別結果に基づき、いずれのセンサの検知結果を用いるのかを選択する。具体的には、制御部221は、ロボットアーム101(先端部101B)の動作位置が領域Aに属している場合、第1のセンサ131の検知結果を選択し、ロボットアーム101の動作位置が領域Bに属している場合、第2のセンサ132の検知結果を選択する。
その際、制御部221は、ロボットアーム101の動作位置の情報として、前述した動作指令を用いる。なお、制御部221は、ロボットアーム101の動作位置の情報として、エンコーダ161又はエンコーダ162によるロボットアーム101の動作位置の検出結果を用いてもよい。このように、制御部221は、ロボットアーム101の動作位置の情報を把握できる。
図7の例では、領域Aには柔軟組立部品である部品W1が置かれている。制御部221は、微小な外力の力制御が要求されるためにロボットアーム101(先端部101B)が領域Aに位置しているときは、低定格かつ高分解能なセンサであるロボットアーム101の先端部の第1のセンサ131を選択する。
また、図7の例では、領域Bには剛体組立部品である部品W2が置かれている。制御部221は、高荷重な外力の力制御が要求されるため、ロボットアーム101(先端部101B)が領域Bに位置しているときは、高定格なセンサであるロボットアーム101の各関節J1~J3の第2のセンサ132を選択する。
なお、図7において、架台110(領域A)のZ軸上方にも領域Bを設定している。Z軸上方の領域Bではロボット100が部品搬送するときの高速動作を想定しており、力制御による組立作業は発生しない。しかしながら、例えば、人間とロボット100との協調作業時には人間とロボット100との予期せぬ衝突が起きる場合がある。そのときには、第2のセンサ132により衝突荷重を検知して適切にロボット100(ロボットアーム101)が退避できることが望ましい。ロボットアーム101に何かが衝突したときには、高荷重が想定されることから、Z軸上方の領域Bにおいて、第2のセンサ132を選択している。
以上、第1実施形態によれば、制御部221が、第1のセンサ131及び第2のセンサ132の検知結果を選択的に使用してロボットアーム101の力制御を行う。これにより、微小な外力から大きな外力まで幅広いレンジで外力を高精度に検知でき、ロボットアーム101を高精度に力制御できる。具体的には、高荷重が加わる組立作業には、外力を検知できる範囲が大きい第2のセンサ132の検知結果を選択的に使用し、微小な外力の検知が必要な組立作業には外力を検知できる範囲が小さい第1のセンサ131の検知結果を選択的に使用する。これによって、微小な外力から高荷重な外力まで検知して高精度な力制御が可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係るロボット制御方法を示すフローチャートである。この図8に示すフローチャートには、柔軟組立部品である部品W1と、剛体組立部品である部品W2について、ロボット100が組立を行う工程を示している。なお、ロボット装置の構成については、第1実施形態のロボット装置500と同様であるため、説明を省略する。
まず、制御部221は、ロボット100が部品W1へ移動するよう、ロボットアーム101の動作を制御する(S11)。次に、制御部221は、ロボット100が部品W1を組み立てるよう、ロボットアーム101の動作を制御する(S12)。制御部221は、ロボット100が部品W2へ移動するよう、ロボットアーム101の動作を制御する(S13)。次に、制御部221は、ロボット100が部品W2を組み立てるよう、ロボットアーム101の動作を制御する(S14)。最後に、制御部221は、ロボット100が部品W1,W2を搬送するよう、ロボットアーム101の動作を制御する(S15)。
以上のステップS11~S15において、制御部221は、駆動制御装置233にロボットアーム101の動作指令を送り、ロボットアーム101を動作させている。このため、制御部221は、第1実施形態と同様、ロボットアーム101の動作位置を判断することが可能である。
よって、以上のステップS11~S15の動作時の力制御において、ロボットアーム101の動作位置の情報(例えば、動作指令や位置検出部の検出結果に基づくロボットアーム101の位置)で、センサを選択する。例えば、制御部221は、ステップS12の力制御では、第1のセンサ131の検知結果を選択し、ステップS11,S13,S14,S15の力制御では、第2のセンサ132の検知結果を選択する。
なお、ロボットアーム101の動作の指示を教示点で指定する方法もある。よって、第2実施形態では、ロボットアーム101の動作パターン(動作指令)でセンサの選択を行ったが、教示点毎にセンサを選択するようにしてもよい。即ち制御部221は、ロボットアーム101の動作位置の情報として、与えられた教示点を用いてもよい。
以上、第2実施形態においても、制御部221が、第1のセンサ131及び第2のセンサ132の検知結果を選択的に使用してロボットアーム101の力制御を行う。これにより、微小な外力から大きな外力まで幅広いレンジで外力を高精度に検知でき、ロボットアーム101を高精度に力制御できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法について説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係るロボット制御方法を説明するための図である。なお、ロボット装置の構成については、第1実施形態のロボット装置500と同様であるため、説明を省略する。
上記第1、第2実施形態では、いずれもロボット100が作業を行う前に制御部221に切替ポイントを設定しておく、即ち、事前にどのセンサの検知結果を使用するのかを設定しておくものであった。これに対し、第3実施形態では、リアルタイムにセンサの検知結果を選択するものである。以下、具体的に説明する。図9には、外力に対する第1のセンサ131,第2のセンサ132の出力を示すグラフを図示している。
制御部221は、第1のセンサ131,第2のセンサ132のうち、少なくとも1つのセンサにより検知された力の大きさに基づき、力制御にいずれのセンサの検知結果を用いるのかを選択する。
ここで、図9において、実線で示す出力が、低定格かつ高分解能な第1のセンサ131が有効に機能する外力の検知可能範囲である。また、点線で示す出力が、高定格な第2のセンサ132が有効に機能する外力の検知可能範囲である。即ち、図9において、第1のセンサ131の検知可能範囲は、0[N]以上F1[N]以下であり、第2のセンサ132の検知可能範囲は、0[N]以上F2(>F1)[N]以下である。換言すると、第1のセンサ131の定格は、F1[N]であり、第2のセンサ132の定格は、F2[N]である。
制御部221は、F1[N]よりも大きくF2[N]以下の範囲では、第2のセンサ132の検知結果を選択する。そして、制御部221は、それぞれのセンサ131,132が有効に機能する外力の検知可能範囲を跨ぐような外力が作用した場合にどちらかのセンサの検知結果を選択する。第3実施形態では、制御部221は、0[N]以上F1[N]以下が2つのセンサ131,132の検知可能範囲が重複する範囲であり、この範囲のときは第1のセンサ131の検知結果を選択する。よって、制御部221は、0[N]以上F1[N]以下の場合は、第1のセンサ131の検知結果を選択し、F1[N]よりも大きくF2[N]以下の場合は、第2のセンサ132の検知結果を選択する。第3実施形態では、F1[N]が切替ポイントということになる。なお、切替ポイントは、作業対象、センサの種類などにより任意に設定可能である。
ここで、制御部221は、力センサ切替部222を通じてリアルタイムに第1のセンサ131,第2のセンサ132の出力結果をモニタできる状態にある。よって、荷重を計測した場合に制御部221からの切替信号により力センサ切替部222が動作することでリアルタイムにセンサを選択することが可能となる。
組立部品には公差があり一様の形状ではないため、組立に生じる外力が同じ部品で異なる。第3実施形態によれば、実際に検知した力に応じてリアルタイムにセンサの選択を行っているので、事前にセンサの選択しておく場合よりも、組立時のロボットアーム101の制御性が更に向上する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係るロボット装置におけるロボット制御方法について説明する。図10は、本発明の第4実施形態に係るロボット装置を示す説明図である。なお、第4実施形態のロボット装置500Aにおいて、上記第1~第3実施形態のロボット装置と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
第4実施形態のロボット装置500Aは、上記実施形態のロボット装置500にカメラシステムを追加したものである。具体的には、ロボット装置500Aは、上記実施形態のロボット装置500の各構成に加えて、撮像装置であるカメラ450と、カメラ450により撮像された撮像画像を処理する画像処理装置460とを備えている。
カメラ450は、ロボットアーム101に取り付けられたロボットハンド102により作業可能な位置(架台110上)に配置された作業対象物である部品W1,W2を撮像可能な位置に配置されている。カメラ450は、デジタルカメラであり、画像処理装置460に撮像画像のデータを伝送可能に有線又は無線で画像処理装置460に接続されている。
画像処理装置460は、制御装置200に接続され、カメラ450による撮像画像を解析して、撮像画像中の部品が部品W1,W2のうちのいずれの種類の部品であるかを特定する。そして、画像処理装置460は、撮像画像から特定した種類の部品(部品W1,W2)の位置を測定し、その結果を制御装置200に伝送する。
制御装置200の制御部221は、カメラ450により撮像された撮像画像の解析結果に基づく部品W1,W2の位置に応じて、領域A,Bを設定する。具体的に説明すると、制御部221には、上記第1実施形態と同様に、領域A,Bが予め設定されている。そして、制御部221は、撮像画像の解析結果に基づき、部品W1が領域Aに位置し、且つ部品W2が領域Bに位置するように、領域A,Bの設定を変更する。
以下、具体例を挙げて説明する。図11(a)は、領域A,Bを変更する前の状態を示す模式図であり、図11(b)は、領域A,Bを変更した後の状態を示す模式図である。
図11(a)に示すように、図7と同様、制御部221には、センサの切替領域である領域A,Bのデータが事前に設定されている。図11(a)では、部品W2は、領域Aに位置しており、領域Bに位置していなければ有効な力制御が実現できない。図11(a)に示すように、人間とロボットとの協調作業時に人間が領域Aに部品W2を置いてしまう可能性がある。そこで、制御部221は、カメラ450の撮像画像に基づく計測値を利用することにより、領域A,Bを、図11(b)に示すように修正する。
即ち、制御部221は、ロボット100による組立作業において、カメラ450に、架台110上に置かれた部品W1および部品W2を撮像させる。画像処理装置460は、カメラ450から送信された撮像画像を処理して、部品W1,W2の位置を計測する。画像処理装置460は、その計測結果を制御装置200の制御部221に送り、制御部221は、事前に設定された領域A,Bと、部品W1,W2との位置関係を照合する。そして、制御部221は、図11(b)に示したように、照合結果により新たに領域A,領域Bを設定する。
制御部221は、新たな領域A,Bの情報に基づいて切替信号を力センサ切替部222へ送ることでリアルタイムにセンサを選択することが可能となる。
なお、第4実施形態では、領域A,Bで第1のセンサ131,第2のセンサ132の検知結果を選択するようにしたが、これに限定するものではない。即ち、制御部221は、カメラ450により撮像された撮像画像の解析結果に基づく部品の種類(部品W1,W2)に応じて、力制御にいずれのセンサの検知結果を用いるのかを選択してもよい。部品W1,W2のうちいずれの種類の部品であるかは、撮像画像に含まれる部品の形状又は色等で判断すればよい。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、第1~第4実施形態で説明した切替条件(選択条件)を複数組み合わせてもよい。複数の切替条件とすることで切替の信頼性が更に向上する。例えば、図7において領域Aと領域Bに境目付近に組立部品がある場合、図9において外力が切替ポイント付近の値である場合などである。この場合は、領域Aにロボットアーム101(先端部101B)が位置していること、かつ、外力が所定の値以下といったように複合条件を指定することで切替の信頼性を高めることが可能である。
また、上記第1~第4実施形態においては、多関節のロボット100が、垂直多関節のロボットである場合について説明したが、水平多関節のロボット(スカラロボット)、パラレルリンクロボットなどであってもよい。
また、上記第1~第4実施形態では、センサ(及び力センサ入力装置)が2つの場合で説明したが、センサ(及び力センサ入力装置)が3つ以上となる場合であってもよく、この場合、いずれか1つを選択すればよい。
101…ロボットアーム、102…ロボットハンド(エンドエフェクタ)、131…力センサ(第1のセンサ)、132…力センサ(第2のセンサ)、200…制御装置(制御手段)、500…ロボット装置

Claims (15)

  1. ロボットアームと、
    前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、を備え、
    前記ロボットアームは、力を検出可能であり力の検出における分解能が異なる、第1のセンサと第2のセンサとを有し、前記第1のセンサが有する分解能は、前記第2のセンサが有する分解能よりも高く、
    前記制御装置は、
    前記第2のセンサが有する分解能によって検出できない力が生じる場合は、前記第1のセンサの検出結果に基づき前記ロボットアームを制御し、
    前記第2のセンサが有する分解能によって検出できる力が生じる場合は、前記第2のセンサの検出結果に基づき前記ロボットアームを制御する、
    ことを特徴とするロボット装置。
  2. 前記ロボットアームは関節と、エンドエフェクタと、を備えており、
    前記第1のセンサは、前記ロボットアームの端部と前記エンドエフェクタとの間に配置され、前記エンドエフェクタに作用する荷重を検出し、
    前記第2のセンサは、前記関節に配置され、前記関節に作用するトルクを検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
  3. 前記制御装置は、前記ロボットアームの動作位置の情報と、前記第1のセンサの検出結果または前記第2のセンサの検出結果と、に基づいて前記ロボットアームを制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のロボット装置。
  4. 前記制御装置は、前記ロボットアームの動作位置の情報として、与えられた教示点を用いる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のロボット装置。
  5. 前記ロボットアームの動作位置を検出する位置検出部を更に備え、
    前記制御装置は、前記ロボットアームの動作位置の情報として、前記位置検出部の検出結果を用いる、
    ことを特徴とする請求項3に記載のロボット装置。
  6. 撮像装置を更に備え、
    前記撮像装置は、前記ロボットアームと前記エンドエフェクタとにより作業可能な位置に配置されたワークを撮像する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のロボット装置。
  7. 前記制御装置は、前記エンドエフェクタによってワークの把持を行う作業または前記エンドエフェクタによりワークを把持し前記ロボットアームにより搬送を行う作業を実行する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のロボット装置。
  8. 前記制御装置は、前記エンドエフェクタが把持するワークの情報と、前記第1のセンサの検出結果または前記第2のセンサの検出結果と、に基づいて前記ロボットアームを制御する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のロボット装置。
  9. 前記エンドエフェクタは、前記ワークとして、柔軟組立部品または剛体組立部品を把持する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のロボット装置。
  10. 前記第1のセンサには、過負荷に対する保護機構が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のロボット装置。
  11. 前記制御装置は、与えられた教示点から前記ロボットアームの軌道を生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のロボット装置。
  12. ロボットアームが、力を検出可能であり力の検出における分解能が異なる、第1のセンサと第2のセンサとを有しており、前記第1のセンサが有する分解能は、前記第2のセンサが有する分解能よりも高く、制御装置より前記ロボットアームの動作を制御する制御方法であって、
    前記制御装置が、
    前記第2のセンサが有する分解能によって検出できない力が生じる場合は、前記第1のセンサの検出結果に基づき前記ロボットアームを制御し、
    前記第2のセンサが有する分解能によって検出できる力が生じる場合は、前記第2のセンサの検出結果に基づき前記ロボットアームを制御する、
    ことを特徴とする制御方法。
  13. ロボットアームが、力を検出可能であり力の検出における分解能が異なる、第1のセンサと第2のセンサとを有しており、前記第1のセンサが有する分解能は、前記第2のセンサが有する分解能よりも高く、制御装置より前記ロボットアームの動作を制御し、物品の製造を行う物品の製造方法において、
    前記制御装置が、
    前記第2のセンサが有する分解能によって検出できない力が生じる場合は、前記第1のセンサの検出結果に基づき前記ロボットアームを制御し、
    前記第2のセンサが有する分解能によって検出できる力が生じる場合は、前記第2のセンサの検出結果に基づき前記ロボットアームを制御し、物品の製造を行う、
    ことを特徴とする物品の製造方法。
  14. コンピュータに請求項12に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  15. 請求項1に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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