JP7237813B2 - 餡入り焼きそばとその製造方法 - Google Patents
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Description
[1] 中華麺を鍋体で焦げ目を付けて焼成して所定形状に成型することにより中華麺の焼成成型体を作成する工程、
前記焼成成型体に焼きそば用餡を載せる工程、
前記焼きそば用餡の全部又は一部を前記焼成成型体により被包する工程、
前記焼成成型体の周囲にチーズを添加して加熱する工程を含み、かつ、前記焼成成型体に溶いた生卵を添加する工程を含まないことを特徴とする餡入り焼きそばの製造方法。
[2] 前記焼成成型体の周縁にチーズを添加して加熱する工程において、中華麺の焼成成型体100g当たりチーズを30~50g添加する前記[1]に記載の餡入り焼きそばの製造方法。
[3] 中華麺の焼成成型体により焼きそば用餡の全部又は一部を被包してなる餡入り焼きそばであって、前記焼成成型体の周縁にチーズを含み、該周縁に卵を含まないことを特徴とする餡入り焼きそば。
本発明の製造方法は上述した工程を含むものである。以下各工程について詳細に説明する。
(1)中華麺を鍋体で焦げ目を付けて焼成して所定形状に成型することにより中華麺の焼成成型体を作成する工程について
麺については焼きそば用に使用される通常の中華麺(生麺)が用いられる。太さは特に限定されないが、中太(約1.7mm)の麺が好ましい。生の中華麺は蒸してから茹でてストックする下処理をすると、香りと食感が良くなる。具体的には中華麺を強火で約2分蒸し、次に、熱湯で約30秒茹で、冷水で洗って、しっかりと水切りする。その後、麺の乾燥を防ぐため、サラダ油、ゴマ油、ピーナッツ油などをまぶしてつけることで、焼きそば用の麺の準備が完了する。なお、焼きそば用に販売される市販の袋入りの中華麺は蒸した上、ほぐしやすいように油処理がされているものが多い。
鍋体の中で前記焼成成型体が作成されたら、その上に先に調製しておいた焼きそば用餡をその焼成成型体に載せる。通常は焼きそば用餡の全体を被包しやすいように、焼成成型体の中央部に載せるが、その位置は限定されるものではない。なるべく麺の中央に、狭い面積で高く盛りつけると全体を被包しやすい。また焼きそば用餡の量については、麺で被包しやすいように所望する量を適宜決定すればよい。
前記焼成成型体に焼きそば用餡を載せたら、次に焼きそば用餡の全部又は一部を前記焼成成型体により被包する。焼きそば用餡を前記焼成成型体により被包するやり方は特に限定されないが、例えば、鍋体の中の前記焼成成型体の餡の周囲の部分の麺を菜箸などで鍋体から少しずつはがしながら、餡の上に全体を覆うようにして被せていく。そして、前記焼成成型体の内部に餡の全体が含まれるようにしたら、前記焼成成型体の全体をこんがりと焦げ目をつけるようにして焼いていき、全体形状を山高のラグビーボール状にする。このようにして、焼きそば用餡の全部を前記焼成成型体により被包することが、餡の温かさを長時間保持させ、多様な食感を得る上で好ましい。なお、本発明においては、前記焼成成型体に焼きそば用餡を載せた状態で、鍋体をひっくり返して皿などの食器の上に焼きそば用餡を載せた前記焼成成型体を反対にして盛りつけ、焼きそば用餡の上に前記焼成成型体を被せることも、前記焼きそば用餡の一部を前記焼成成型体により被包することに含まれる。
焼きそば用餡の全部又は一部を前記焼成成型体により被包したら、次に鍋体の中で該焼成成型体の周縁にチーズを添加して加熱する。これによって、該焼成成型体の周縁に添加されたチーズが柔らかくなった後に固まることで、前記焼成成型体又は前記焼きそば用餡を包んだ前記焼成成型体の形状を固定化・安定化させることができ、風味や食感も良好になる。
まず、焼きそば用の餡を調製した。餡は、酒・塩・胡椒で下味をつけた豚肉、イカと野菜(白菜、もやし、人参)を炒めて、鶏ガラスープ2.5カップ(200ml)を注ぎ、酒大さじ2(30ml)、オイスターソース大さじ1(15ml)、醤油大さじ2(30ml)、砂糖小さじ2(約10g)を加え少し煮て、沸騰したところで水溶き片栗粉(水と片栗粉の割合は1:2)を入れて素早くかき混ぜ、焼きそば用餡を調製した。
一方、焼きそば用餡の調製とは別に、中太の中華生麺1玉(約100g)を茹でてザルにあげ、冷水で洗い、少し水気が残る程度に水を切ったら全体にサラダ油をまぶし、次いで、胡麻油をひいて熱した中華鍋に麺を丸く拡げて敷きつめ、お玉の背で麺を軽く押さえてこんがり焦げ目をつけた。麺の周囲に焼き色がついてきたら、裏返し、油を加えて裏面も同様にまんべんなく焼き色がつくまで鍋体を動かしながら鍋肌に押さえつけて表面に焼き色をつけてカリッとするまで煎り焼くことで麺の焼成成型体を得た。そして、鍋体内にある該焼成成型体の中央に予め作成しておいた前記焼きそば用餡を丸く載せた後、餡の周囲の麺を菜箸でほぐして餡の上に覆いかぶせ、裏表をひっくり返し、こんがりと焦げ目をつけるようにして焼いていき、仕上げに麺の周縁にシュレッド加工されたチーズを表1に示す配合量で添加、加熱して、餡の全部が麺で被包されたラグビーボール状の餡入り焼きそばを作成した(実施例1~3)。
作成した餡入り焼きそばのそれぞれについて、風味(風味の強さ、持続性)、食感の多様性の持続性(作成から10分後の食感)を評価した(◎:非常に良好、〇:良好、△:普通、×:不良)。また、実施例1~3の餡入り焼きそばをそれぞれ20℃雰囲気(室内下)にて、作成時直後から5分毎に餡表面の温度を測定し、作成時直後からの温度低下幅を算出した。結果を表1に示す。
実施例1~3で調製した前記焼きそばの焼成成型体の上から前記焼きそば用餡をかけた餡かけ焼きそばを作成し、比較例1とした(チーズ添加なし)。実施例1~3と同様に、風味、食感の多様性の持続性及び温度低下幅について評価、測定した。結果を表1に示す。
チーズの代わりに溶いた卵(1個分)を前記焼成成型体の周縁にかけて加熱した以外は実施例1~3と同様にして、ラグビーボール状の餡入り焼きそばを作成した(チーズ添加なし)。実施例1~3と同様に、風味、食感の多様性の持続性及び温度低下幅について評価、測定した。結果を表1に示す。
表1に示すように、実施例1~3の餡入り焼きそばは、チーズなどの風味の強さ、持続性のいずれも良好であり、麺の焦げ目による香ばしい風味と豊かなチーズの風味の両方が感じられるものであった。また食感については、実施例1~3の焼きそばは、外はパリパリ、カリカリ、中はもちもち、ふわっとした麺と、麺の中の餡かけ具材のトロトロ感とが合わさった多様な食感の持続性が確認された。
実施例1~3の餡入り焼きそばは、餡が冷めにくく、長い時間にわたって温かさを維持できることが確認された。
Claims (3)
- 中華麺を鍋体で焦げ目を付けて焼成して所定形状に成型することにより中華麺の焼成成型体を作成する工程、
前記焼成成型体に焼きそば用餡を載せる工程、
前記焼きそば用餡の全部又は一部を前記焼成成型体により被包する工程、
前記焼成成型体の周縁にチーズを添加して加熱する工程を含み、かつ、前記焼成成型体に溶いた生卵を添加する工程を含まないことを特徴とする餡入り焼きそばの製造方法。 - 前記焼成成型体の周縁にチーズを添加して加熱する工程において、中華麺の焼成成型体100g当たりチーズを30~50g添加する請求項1に記載の餡入り焼きそばの製造方法。
- 中華麺の焼成成型体により焼きそば用餡の全部又は一部を被包してなる餡入り焼きそばであって、前記焼成成型体の周縁にチーズを含み、該周縁に卵を含まないことを特徴とする餡入り焼きそば。
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