JP7237737B2 - 渦電流探傷装置及び方法 - Google Patents

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本発明の実施形態は、被検査体に存在する欠陥を非破壊で検出する渦電流探傷技術に関する。
渦電流探傷は、被検査体の表面に渦電流を誘起し、この渦電流が作る反作用磁場を検出している。仮に、被検査体表面に割れ等の欠陥が存在すると、そこで渦電流の流れが変化し、これに伴い反作用磁場の分布も変化する。渦電流探傷は、この反作用磁場の変化を検出することで欠陥の有無を検知する表面検査技術として広く用いられている。なお渦電流探傷装置は、励磁コイル及び検出コイルを一つのコイルで構成する自己比較型と、それぞれ別々に構成する相互誘導型とがある。
そして渦電流探傷は、コイルを被検査体の表面に走査させ、この表面に存在する欠陥により変化する渦電流の分布を反作用磁場の変化として捉え、欠陥位置を特定する。このため、被検査体の表面全体をコイルで漏れなくトレースする必要があり、表面積が広大である場合、走査回数が検査時間を左右する要因のひとつになる。
検査時間を短縮するためには、走査軌跡の間隔を広げ、走査回数を低減することが要請される。この要請を履行する方法として、コイルの面積を広げることが考えられる。もしくは、集束コイルを用い、コイルと鎖交する磁場を集束することが考えらえる。
特許第5005004号公報
しかし、コイルの面積を広げることは、走査機構を含む装置全体が大型化するために好ましくない。また、コイルと鎖交する磁場を集束する集束コイルを用いることは、装置構成の複雑化や、装置の高価格化を招くため好ましくない。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、装置構成の大型化、複雑化、高価格化を招来することなく、走査回数を低減し検査時間を短縮することができる渦電流探傷技術を提供することを目的とする。
実施形態に係る渦電流探傷装置において、励磁磁場を発生させるとともにこの励磁磁場により被検査体に誘起された渦電流が作る反作用磁場を検出するコイルと、前記コイルと前記被検査体との距離であるリフトオフを調整するリフトオフ調整機構と、を備え、前記リフトオフ調整機構は、前記コイルが固定される第1固定部材と、前記被検査体の表面に当接するキャスターが固定される第2固定部材と、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の距離を調整可能に両者が連結されるジャッキと、を有する
本発明の実施形態により、装置構成の大型化、複雑化、高価格化を招来することなく、走査回数を低減し検査時間を短縮することができる渦電流探傷技術が提供される。
(A)本発明の第1実施形態において、広いリフトオフが設定された渦電流探傷装置の断面図、(B)リフトオフが狭く設定された渦電流探傷装置の断面図。 (A)本発明の第2実施形態において、リフトオフが広く設定された渦電流探傷装置の側面図、(B)狭いリフトオフが設定された渦電流探傷装置の側面図、(C)広いリフトオフが設定された渦電流探傷装置の上面図、(D)狭いリフトオフが設定された渦電流探傷装置の上面図。 (A)本発明の第3実施形態において、リフトオフが広く設定された渦電流探傷装置の断面図、(B)狭いリフトオフが設定された渦電流探傷装置の断面図。 (A)広いリフトオフが設定された渦電流探傷装置において、欠陥の検出可能領域を示す断面図、(B)コイルを被検査体の表面に走査する際に設定される第1軌跡間隔を示す上面図。 (A)狭いリフトオフが設定された渦電流探傷装置において、欠陥の検出可能領域を示す断面図、(B)コイルを被検査体の表面に走査する際に設定される第2軌跡間隔を示す上面図。 (A)本発明の第4実施形態において、広いリフトオフを設定した複数のコイルが配列して成る渦電流探傷装置の断面図、(B)その上面図。 (A)本発明の第4実施形態において、狭いリフトオフを設定した複数のコイルが配列して成る渦電流探傷装置の断面図、(B)その上面図。 各実施形態において自己誘導型の渦電流探傷装置の電気回路を示す模式図。 各実施形態において相互誘導型の渦電流探傷装置の電気回路を示す模式図。 実施形態における渦電流探傷方法を説明するフローチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1(A)は本発明の第1実施形態において、広いリフトオフP1が設定された渦電流探傷装置10a(10)の断面図である。図1(B)は狭いリフトオフP2が設定された渦電流探傷装置10a(10)の断面図である。
このような渦電流探傷装置10aは、励磁磁場15(図4(A))を発生させるとともにこの励磁磁場15により被検査体11に誘起された渦電流(図示略)が作る反作用磁場(図示略)を検出するコイル12と、このコイル12と被検査体11との距離であるリフトオフP(P1,P2)を調整するリフトオフ調整機構20a(20)と、を備えている。
このリフトオフ調整機構20aは、コイル12が固定される固定部材25と、被検査体11の表面に当接するキャスター26が先端に設けられ軸長を調整自在に固定部材25に基端が固定される軸体27と、を有している。
軸体27の基端を固定部材25に固定する方法として、固定部材25に軸体27を挿通させ、この軸体27に螺入させた一対のナット28で、両側から固定部材25を締め付ける方法を例示しているが、特に限定はない。軸体27の基端の固定方式は、その軸長を固定部材25に対し自在に調整することができれば適宜採用される。
また軸体27の先端に設けられるキャスター26として回転ボールの埋め込み型が例示されているが、特に限定はない。このキャスター26は、回転車輪で構成してもよいし、そのような回転運動を伴わずに被検査体11の表面に対し滑り移動する滑動体で構成してもよい。
(第2実施形態)
次に図2を参照して本発明の第2実施形態について説明する。図2(A)は第2実施形態において、広いリフトオフP1が設定された渦電流探傷装置10b(10)の側面図である。図2(B)は狭いリフトオフP2が設定された渦電流探傷装置10b(10)の側面図である。図2(C)は図2(A)の上面図である。図2(D)は図2(B)の上面図である。なお、図2において図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このような渦電流探傷装置10bは、励磁磁場15(図4(A))を発生させるとともにこの励磁磁場15により被検査体11に誘起された渦電流(図示略)が作る反作用磁場(図示略)を検出するコイル12と、このコイル12と被検査体11との距離であるリフトオフP(P1,P2)を調整するリフトオフ調整機構20b(20)と、を備えている。
このリフトオフ調整機構20bは、コイル12が固定される第1固定部材21と、被検査体11の表面に当接するキャスター26が固定される第2固定部材22と、第1固定部材21及び第2固定部材22の距離を調整可能に両者が連結されるジャッキ29と、を有している。
ジャッキ29の構成として、二本のアーム31が互いに交差して回動する中央支点35を持つものを例示している。そして各々のアーム31は、一端の回動支点32が第1固定部材21又は第2固定部材22の側面に回動のみが自由に支持され、他端の移動支点36が第1固定部材21又は第2固定部材22の側面に横長に穿設されたガイド溝37に対し回動及び並進が自由に支持されている。
そして図2(C)(D)に示すように、第1固定部材21の両側面に設けられた移動支点36を両端に持つ移動軸38を、直交方向に押しねじ33の先端で押して、ガイド溝37に沿って移動させる。なおジャッキ29は上述した構成に限定されることは特になく、第2固定部材22に対する第1固定部材21の距離を変化させ、コイル12のセンシング面と被検査体11の表面とのリフトオフPを調整できるものであれば適宜採用される。
(第3実施形態)
次に図3を参照して本発明の第3実施形態について説明する。図3(A)は第3実施形態において、広いリフトオフP1が設定された渦電流探傷装置10c(10)の断面図である。図3(B)は狭いリフトオフP2が設定された渦電流探傷装置10c(10)の断面図である。なお、図3において図1又は図2と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このような渦電流探傷装置10cは、励磁磁場15(図4(A))を発生させるとともにこの励磁磁場15により被検査体11に誘起された渦電流(図示略)が作る反作用磁場(図示略)を検出するコイル12と、このコイル12と被検査体11との距離であるリフトオフP(P1,P2)を調整するリフトオフ調整機構20c(20)と、を備えている。
このリフトオフ調整機構20cは、コイル12が固定される固定部材25と、この固定部材25の下面と被検査体11の表面との間に挿入され厚みが調整自在なスペーサ23と、を有している。
スペーサ23の構成として、同じ厚みのシートの枚数を重ねることで、リフトオフP(P1,P2)を調整するものが例示しているが、特に限定はない。外部磁場により磁化することなく、所望するリフトオフP(P1,P2)に調整できることができれば適宜採用される。
図4(A)は広いリフトオフP1が設定された渦電流探傷装置10において、欠陥16の検出可能領域H1を示す断面図である。図4(B)はコイル12を被検査体11の表面に走査する際に設定される第1軌跡間隔D1を示す上面図である。なお図4(A)に示される励磁磁場15の磁力線は、コイル12が空間中に浮揚している場合を想定しており、一点鎖線は被検査体11の表面の仮想線を示している。
広いリフトオフP1に設定されたコイル12に交流電流が流れると、図4(A)に示すような励磁磁場15の磁力線が発生し、被検査体11の表面に渦電流(図示略)を誘起する。励磁磁場15の磁力線はコイル12のセンシング面から離れるにつれて広がる傾向を持つ。このため、被検査体11の表面に誘起される渦電流は、リフトオフP1が広がるのに連れて広がる傾向を持つ。このため、広いリフトオフP1が設定されているときは、広い検出可能領域H1において欠陥16を検出することができる。
その結果、図4(B)に示すように、コイル12の走査軌跡17の第1軌跡間隔D1を広げることができ、少ない走査回数で被検査体11の広い第1表面領域41をトレースすることができる。これにより、被検査体11における欠陥16の有無に関する位置情報を効率的に得ることができる。
図5(A)は狭いリフトオフP2が設定された渦電流探傷装置10において、欠陥16の検出可能領域H2を示す断面図である。図5(B)はコイル12を被検査体11の表面に走査する際に設定される第2軌跡間隔D2を示す上面図である。なお図5(A)に示される励磁磁場15の磁力線は、コイル12が空間中に浮揚している場合を想定しており、一点鎖線は被検査体11の表面の仮想線を示している。
狭いリフトオフP2に設定されたコイル12に交流電流が流れると、図5(A)に示すような励磁磁場15の磁力線が発生し、被検査体11の表面に渦電流(図示略)を誘起する。励磁磁場15の磁力線はコイル12のセンシング面から近づくにつれて狭まる傾向を持つ。このため、被検査体11の表面に誘起される渦電流は、リフトオフP2が狭まるに連れて狭まり強度を増す傾向を持つ。このため、狭いリフトオフP2が設定されているときは、狭い検出可能領域H2において欠陥16を高感度で検出することができる。
その結果、図5(B)に示すように、コイル12の走査軌跡17の第2軌跡間隔D2を狭くして、広い第1軌跡間隔D1で得た欠陥16の情報に基づき狭い第2表面領域42を設定し、トレースすることができる。これにより、被検査体11における欠陥16の形態などに関わる詳細情報を効率的に得ることができる。なお、軌跡間隔D(D1,D2)が予め設定されれば、これに区画される表面領域41,42から反作用磁場を漏れ無く検出でき、かつ検出感度が最大のリフトオフP(P1,P2)を一意的に設定することができる。
(第4実施形態)
次に図6及び図7を参照して本発明の第4実施形態について説明する。図6(A)は第4実施形態において、広いリフトオフP1を設定した複数のコイル12が配列して成る渦電流探傷装置10d(10)の断面図である。図6(B)はその上面図である。図7(A)は第4実施形態において、狭いリフトオフP2を設定した複数のコイル12が配列して成る渦電流探傷装置10d(10)の断面図である、図7(B)はその上面図である。なお、図6及び図7において図1、図2又は図3と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
このような渦電流探傷装置10dは、複数のコイル12が、走査方向45とは直交方向に、所定の間隔で配列してアレイ状に構成される。そして、図6(A)(B)に示すように、広いリフトオフP1が設定されている場合は、この広いリフトオフP1に対応する広い第1軌跡間隔D1で複数のコイル12が固定部材25に配列している。そして、図7(A)(B)に示すように、狭いリフトオフP2が設定されている場合は、この狭いリフトオフP2に対応する狭い第2軌跡間隔D2で複数のコイル12が固定部材25に配列している。
渦電流探傷試験におけるコイル12の走査条件が予め定められているときは、この走査条件に見合う軌跡間隔D(D1,D2)で配列したアレイを選択し、さらに表面領域41,42から反作用磁場を漏れ無く検出できかつ検出感度が最大となるようなリフトオフP(P1,P2)に調整する。
このように、複数のコイル12を配列させたアレイ状の渦電流探傷装置10dを用いることで、一回の走査で広範囲の表面領域41,42を検査することができ、走査回数を低減させて検査時間の短縮することができる。
図8は各実施形態において自己誘導型の渦電流探傷装置10の電気回路を示す模式図である。このように自己誘導型の渦電流探傷装置10は、励磁磁場の発生と反作用磁場の検出を単独のコイル12で担う。
交流電源51で交流電圧を発生させるとコイル12に励磁磁場が生じ、被検査体11に渦電流が励起する。そして、この渦電流により発生する反作用磁場がコイル12に鎖交すると、このコイル12に誘導起電圧が発生する。
検出部52は、このコイル12に発生した誘導起電圧の変化を、検出信号Sとして外部出力する。この検出部52は、コイル12を含む4つのインダクタZa,Zb,Zc,Zdから成るブリッジ回路で構成されている。ブリッジ回路においては、次式(1)が成立するときは、平衡バランスがとれている状態で、増幅回路55に流れる電流が0になる。この平衡バランスの調整は、欠陥の無い検査面にコイル12を近付けた状態で励磁磁場を生じさせ、検出信号Sがゼロとなるように可変インダクタZdを調整する。
Za×Zd=Zb×Zc (1)
そして、コイル12を走査して欠陥16の近傍を通過すると、この欠陥16を迂回して渦電流が流れて反作用磁場の分布が変化するためにコイル12の誘導起電圧も変化する。このようなコイル12(Zc)のインピーダンス変化を反映して、ブリッジ回路の平衡バランスが崩れ増幅回路55で電流が検出されるようになる。
そして増幅回路55において検出された電流が検出信号Sとして探傷データの出力部56に入力される。なお、検出部52の構成は、例示であって、走査中のコイル12のインピーダンス変化を検出することができるものであれば適宜採用される。
図9は各実施形態において相互誘導型の渦電流探傷装置10の電気回路を示す模式図である。このように相互誘導型の渦電流探傷装置は、励磁磁場の発生と反作用磁場の検出を別々のコイル12a,12bで担う。なお相互誘導型の渦電流探傷装置10における検出信号Sの検出原理は、図8に基づいて説明した自己誘導型の渦電流探傷装置10と共通しているので、重複する説明を省略する。
なお、各実施形態において、コイル12は、素線の巻回軸が被検査体11の表面に直交するよう配置したものを例示しているが、この巻回軸が被検査体11の表面に平行となるようにコイル12が配置される場合もあるし、複数のコイル12を直列に放射状に配列させる場合もある。
図10のフローチャートに基づいて実施形態における渦電流探傷方法を説明する。まずコイル12を被検査体11の表面に走査する際の第1軌跡間隔D1(図4(B))を決定する(S11)。そしてこの第1軌跡間隔D1で区画される第1表面領域41からの反作用磁場を検出可能な第1リフトオフP1に、リフトオフ調整機構20(図1)を調整する(S12)。
この第1軌跡間隔D1は、被検査体11の表面全体をコイル12で短時間でトレースすることを目的として決定される。そして第1リフトオフP1は、被検査体11の表面全体から反作用磁場を漏れなく検出できかつ欠陥16の検出感度が最大となる距離に調整される。
第1リフトオフP1に調整されたコイル12を、第1軌跡間隔D1で、被検査体11の第1表面領域41に走査させる(S13)。そしてこの第1表面領域41のうち欠陥16の存在位置を推定し(S14)、この欠陥16が含まれる第2表面領域42を指定する(S15)。
次に第1リフトオフP1よりも狭い第2リフトオフP2にリフトオフ調整機構20を調整する(S16)。そして第2リフトオフP2に調整されたコイル12を、第1軌跡間隔D1より狭い第2軌跡間隔D2で、第2表面領域に走査させる(S17 END)。これにより、走査範囲を限定することにより、走査回数を低減し検査時間を短縮して欠陥16の形態情報等を含む詳細情報を得ることができる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の渦電流探傷装置によれば、リフトオフを調整する機構を持つことにより、装置構成の大型化、複雑化、高価格化を招来することなく、走査回数を低減し検査時間を短縮することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
P1(P)…第1リフトオフ(リフトオフ)、P2(P)…第2リフトオフ(リフトオフ)、H1,H2…検出可能領域、D1(D)…第1軌跡間隔(軌跡間隔)、D2(D)…第2軌跡間隔(軌跡間隔)、10(10a,10b,10c,10d)…渦電流探傷装置、11…被検査体、12(12a,12b)…コイル、15…励磁磁場、16…欠陥、17…走査軌跡、20(20a,20b,20c)…リフトオフ調整機構、21…第1固定部材、22…第2固定部材、23…スペーサ、25…固定部材、26…キャスター、27…軸体、28…ナット、29…ジャッキ、31…アーム、32…回動支点、35…中央支点、36…移動支点、37…ガイド溝、38…移動軸、41…第1表面領域、42…第2表面領域、45…走行方向、51…交流電源、52…検出部、55…増幅回路、56…出力部。

Claims (5)

  1. 励磁磁場を発生させるとともに、この励磁磁場により被検査体に誘起された渦電流が作る反作用磁場を検出するコイルと、
    前記コイルと前記被検査体との距離であるリフトオフを調整するリフトオフ調整機構と、を備え
    前記リフトオフ調整機構は、
    前記コイルが固定される第1固定部材と、
    前記被検査体の表面に当接するキャスターが固定される第2固定部材と、
    二本のアームが互いに交差して回動する中央支点を持つように構成され、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の距離を調整可能に両者が連結されるジャッキと、を有する渦電流探傷装置。
  2. 請求項1に記載の渦電流探傷装置において、
    複数の前記コイルが、走査方向とは直交方向に、所定の間隔で配列して成る渦電流探傷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の渦電流探傷装置において、
    前記励磁磁場の発生と前記反作用磁場の検出を単独の前記コイルで担う自己誘導型であることを特徴とする渦電流探傷装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の渦電流探傷装置において、
    前記励磁磁場の発生と前記反作用磁場の検出を別々のコイルで担う相互誘導型であることを特徴とする渦電流探傷装置。
  5. 励磁磁場を発生させるとともに、この励磁磁場により被検査体に誘起された渦電流が作る反作用磁場を検出するコイルと、
    前記コイルと前記被検査体との距離であるリフトオフを調整するリフトオフ調整機構と、を備える渦電流探傷装置を用い、
    前記コイルを前記被検査体の表面に走査する際の第1軌跡間隔を決定するステップと、
    前記第1軌跡間隔で区画される表面領域からの前記反作用磁場を検出可能な第1リフトオフに、前記リフトオフ調整機構を調整するステップと、
    前記第1リフトオフに調整された前記コイルを、前記第1軌跡間隔で、前記被検査体の第1表面領域に走査させるステップと、
    前記第1表面領域のうち欠陥の存在位置を推定し、第2表面領域を指定するステップと、
    前記第1リフトオフよりも狭い第2リフトオフに前記リフトオフ調整機構を調整するステップと、
    前記第2リフトオフに調整された前記コイルを、前記第1軌跡間隔より狭い第2軌跡間隔で、前記第2表面領域に走査させるステップと、を含む渦電流探傷方法。
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