JP7237709B2 - 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
現像ローラ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7237709B2 JP7237709B2 JP2019080359A JP2019080359A JP7237709B2 JP 7237709 B2 JP7237709 B2 JP 7237709B2 JP 2019080359 A JP2019080359 A JP 2019080359A JP 2019080359 A JP2019080359 A JP 2019080359A JP 7237709 B2 JP7237709 B2 JP 7237709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developing roller
- coating layer
- roller
- conductive
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/0806—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
- G03G15/0815—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer handling means after the developing zone and before the supply, e.g. developer recovering roller
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
- G03G15/0216—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
- G03G15/0233—Structure, details of the charging member, e.g. chemical composition, surface properties
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/0806—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
- G03G15/0808—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer supplying means, e.g. structure of developer supply roller
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/0806—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
- G03G15/0818—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the structure of the donor member, e.g. surface properties
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/0822—Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
- G03G15/0848—Arrangements for testing or measuring developer properties or quality, e.g. charge, size, flowability
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
即ち、前記絶縁部の電位は、画像形成時の感光体の電位や、画像形成を繰り返すことによるトナーや絶縁部の状態の変化などの影響をより受け変化する。この絶縁部の電位の変化に伴って画像形成のための現像電界が変化するため、画像濃度変化が顕在化してくる。従って、絶縁部の電位変化の影響の抑制は、より安定な画像形成を行うために解決すべき課題である。
導電性基体と、該導電性基体上の被覆層と、を有する現像ローラであって、
該被覆層は、バインダー樹脂を含むマトリクスと、該マトリクス中に分散した導電性粒子と、を有し、
該被覆層の外表面の90μm×90μmの正方形の測定領域を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、走査型プローブ顕微鏡の、先端形状が三角錐、先端曲率半径が25nm、バネ定数が42N/m、のカンチレバーで、該被覆層層厚方向に10Vの電位差を印加しながら、タッピングモードで走査させて電流値を測定したときに、該電流値の算術平均値が300pA以下であり、該電流値の標準偏差が該電流値の0.1倍以下であり、
該被覆層の外表面を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、コロナ帯電器を用い、該被覆層表面に対して+8kVの電位差を設け、該被覆層表面と該コロナ帯電器との距離を1mmとし、該現像ローラの長手方向に400mm/secの速度で走査させながら帯電させ、該帯電の1min後から、該被覆層表面の99μm×99μmの正方形の測定領域を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、該被覆層表面と表面電位測定装置のカンチレバーとの距離を5μmとして走査させながら電位を測定したときに、得られる電位の標準偏差が3.0V以上であって、
温度23℃、相対湿度50%の環境下において、直径30mm、幅10mmのステンレス鋼製ローラを、該ステンレス鋼製ローラの軸方向と該現像ローラの軸方向とが直交するように、該ステンレス鋼製ローラの周方向の表面と該現像ローラの周方向の表面とを対向させ、該ステンレス鋼製ローラを該現像ローラ表面にかかる圧が0.10MPaとなる荷重で当接させ、該ステンレス鋼製ローラと該導電性基体との間に10Vの電位差を印加し、該ステンレス鋼製ローラを該現像ローラ軸方向に50mm/secの速度で転動させながら該ステンレス鋼製ローラと該導電性基体との間の電流値を測定し、該電流値の測定を該現像ローラ周方向に36か所行ったとき、測定された電流値から求める体積抵抗率の算術平均値が1010Ω・cm以下、標準偏差が該体積抵抗率の算術平均値の1倍以上である、現像ローラが提供される。
該被覆層の外表面の90μm×90μmの正方形の測定領域を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、走査型プローブ顕微鏡の、先端形状が三角錐、先端曲率半径が25nm、バネ定数が42N/m、のカンチレバーで、該被覆層層厚方向に10Vの電位差を印加しながら、タッピングモードで走査させて電流値を測定したときに、該電流値の算術平均値が300pA以下、標準偏差が該電流値の0.1倍以下。
該被覆層の外表面を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、コロナ帯電器を用い、該被覆層表面に対して+8kVの電位差を設け、該被覆層表面と該コロナ帯電器との距離を1mmとし、該現像ローラの長手方向に400mm/secの速度で走査させながら帯電させ、該帯電の1min後から、該被覆層表面の99μm×99μmの正方形の測定領域を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、該被覆層表面と表面電位測定装置のカンチレバーとの距離を5μmとして走査させながら電位を測定したときに、得られる電位の標準偏差が3.0V以上。
温度23℃、相対湿度50%の環境下において、直径30mm、幅10mmのステンレス鋼製ローラを、該ステンレス鋼製ローラの軸方向と該現像ローラの軸方向とが直交するように、該ステンレス鋼製ローラの周方向の表面と該現像ローラの周方向の表面とを対向させ、該ステンレス鋼製ローラを該現像ローラ表面にかかる圧が0.10MPaとなる荷重で当接させ、該ステンレス鋼製ローラと該導電性基体との間に10Vの電位差を印加し、該ステンレス鋼製ローラを該現像ローラ軸方向に50mm/secの速度で転動させながら該ステンレス鋼製ローラと該導電性基体との間の電流値を測定し、該電流値の測定を該現像ローラ周方向に36か所行ったとき、測定された電流値から求める体積抵抗率の算術平均値が1010Ω・cm以下、標準偏差が該体積抵抗率の算術平均値の1倍以上。
特性1を満たすことは、本態様に係る現像ローラの被覆層表面の略全域が、非押圧時から極軽微な押圧時においては全面に渡って絶縁性を示すことを意味する。本発明において、該電流値の算術平均値が300pA以下であると絶縁性が得られやすくなる。また、該標準偏差が該電流値の0.1倍以下であると、部分的な電荷のリークサイトが抑制される。
また、特性2を満たすことは、被覆層が帯電した場合に、局所的な電位差を生じることを意味する。本発明において、該電位の標準偏差が3.0V以上であると優れたトナー搬送量が得られる。該電位の標準偏差が4.0V以上であるとより好ましく、5.0V以上であるとさらに好ましい。このような被覆層を有するローラを現像ローラとして用いた場合、被覆層表面はトナーなどとの摺擦により帯電する。さらに、それに伴い被覆層表面には局所的な電位差が生じる。この局所的な電位差によってグラディエント力が発現し、優れたトナー搬送力が得られると推察している。
特性3を満たすことは、非押圧時から極軽微な押圧時においては、全面に渡って絶縁性を示す被覆層が、押圧時には導電性を示すことを意味する。
接触現像方式の現像ローラとして用いた場合、感光体と、感光体に対向して配置される現像ローラとが当接する現像位置において、被覆層は感光体からの押圧を受ける。このとき、現像ローラと感光体との当接状態を安定させるため、現像ローラと感光体との間には約0.10MPaの当接圧となる荷重がかけられる。
特性3は、本態様に係る現像ローラが、この現像ローラと感光体とにかかる圧と同程度の押圧により導電性を発現することを意味する。
これにより現像位置において現像ローラが導電性を発現することで、帯電していた被覆層表面の電荷が相殺され、現像位置において常に適切な現像電界を形成できると考えられる。本発明において、該体積抵抗率の算術平均値が1010Ω・cm以下であると、該現像位置において現像電界の変化を抑制できる。加えて、該標準偏差が該体積抵抗率の算術平均値の1倍以上であると、押圧時に該被覆層がより均一に導電化できる。したがって、画像形成を繰り返すことによるトナーなど状態変化や環境変化などによって、非押圧時に絶縁性である被覆層表面の電位が変化した場合でも、現像電界の変化を抑制でき、画像濃度の変化を抑制できると推察している。
要件ii)該導電性粒子の球体積相当径の最頻値が3.0μm以上、20μm以下であること;
要件iii)該被覆層の全体積に対する該導電性粒子が占める割合が、20体積%以上、45体積%以下であること;
要件iv)該被覆層の層厚が3.0μm以上、30μm以下であること;
要件v)該被覆層層厚方向に重なりあう該導電性粒子の個数の算術平均値が3個以下であること;
要件vi)温度23℃、相対湿度50%の環境下において、該被覆層表面における該マトリクスのナノインデンター硬さが0.1N/mm2以上、3.0N/mm2以下であること;
要件viii)該導電性粒子上のナノインデンター硬さが、1.0N/mm2以上、10.0N/mm2以下であること;
要件ix)該マトリクスのナノインデンター硬さより、該導電性粒子上のナノインデンター硬さの方が大きいこと。
上記要件ii)に記載の、導電性粒子の球体積相当径の最頻値の値は、カーボンブラックの如き一般的な電子導電性付与剤のそれに比べ、1桁から2桁大きい。そのため、該導電性粒子を該マトリクスに分散した場合、導電性粒子同士の凝集や再配列に伴う近接、および、導電性粒子の表面や界面への露出、が起こりにくいと考えられる。このため、該導電性粒子を、上記要件iii)に記載した、該被覆層全体に占める該導電性粒子の体積の割合を20体積%以上45体積%以下という、一般的に使用される電子導電性付与剤の場合には被覆層に高い導電性を発現させる量を該マトリクスに分散させた場合にも、導電パスが形成されにくくなっていると考えられる。
以上の理由から、上記要件i)~iii)を満たす現像ローラは、前記特性1を良好に発現する、と推察される。
クーロンの法則によれば、絶縁体上に電荷Qが存在する場合の表面電位Vは、V=Q/(ε×S/a)である。ここで、εは絶縁体の誘電率、Sは絶縁体の面積、aは絶縁体の厚さである。これは、絶縁体の表面に電荷が存在する場合、その表面電位は絶縁体の厚さに比例することを意味する。
すなわち、本態様に係る被覆層は、非押圧時に絶縁性を示し、且つ、絶縁層としての層厚に局所的な差を有することから、該被覆層表面がトナーとの摺擦などによって帯電した場合、局所的な電位差を発現すると考えられる。
さらに、要件iii)を満たすことで、該被覆層の非押圧時における絶縁性を保つとともに、一定以上の体積の該マトリクスを存在させることができ、絶縁層としての局所的な層厚差を形成しやすくなるため好ましい。
さらにまた、要件v)を満たすことで、被覆層に、層厚の局所的な差が形成されやすくなる。これは、該被覆層層厚方向に該導電性粒子が多数重なりあうにつれ、該被覆層の絶縁層としての層厚が平均化され、局所的な差が小さくなるためであると推察される。なお、該被覆層層厚方向に重なりあう該導電性粒子の個数の算術平均値は、該被覆層の層厚、該導電性粒子の球体積相当径の最頻値、該被覆層全体に占める該導電性粒子の体積の割合などにより制御することができる。
なお、図2に示したように被覆層の層厚には導電性粒子の存在などによりt1やt2のような変化が生じるが、本態様においては、後述のように、t1やt2を区別せず無作為に測定した層厚の算術平均値を、被覆層の層厚とする。
また、該被覆層全体に占める該導電性粒子の体積の割合を20体積%以上とすることで、該導電性粒子を介する近接が起こりやすくなると考えられる。
すなわち、要件ii)を満たすことで、押圧時の該被覆層表面の導電化領域を微細にすることができるためと考えられる。複写機などに用いられる平均粒子径が数μm程度の一般的なトナーを用いた場合に、該導電性粒子の球体積相当径の最頻値が20μm以下であれば、押圧時に導電性を発現する該導電性粒子同士の間隔が微細となり、画像濃度変化を抑制できると推察している。この導電化領域の微細さは、後述の測定方法により算出される、押圧時の導電点密度で表すことができる。
該押圧時の導電点密度を、10個/100μm□以上とすることで、画像濃度変化を抑制しやすいため好ましく、より好ましくは15個/100μm□以上、さらに好ましくは20個/100μm□以上である。
さらに、要件iv)を満たすことで、該導電性粒子の球体積相当径の最頻値が20μm以下の場合に、該被覆層層厚方向への該導電性粒子の重なりあいの個数の算術平均値を小さくしやすく、優れたトナー搬送力を得やすい。
[現像ローラ]
現像ローラは、導電性基体と、該導電性基体上の最外層としての被覆層とを有する。さらに、該現像ローラは、図1に示されるように、必要に応じて導電性基体2と被覆層3との間に導電性弾性層4等の層を1層以上有していても良い。
基体は、導電性を有することができ、その上に設けられる被覆層や導電性弾性層を支持する機能を有する。基体の材質としては、例えば、鉄、銅、アルミニウム、ニッケルなどの金属;これらの金属を含むステンレス鋼、ジュラルミン、真鍮および青銅等の合金を挙げることができる。これらは一種を用いてもよく、二種以上を併用してもよい。基体の表面には、耐傷性付与を目的として、導電性を損なわない範囲で、メッキ処理を施すことができる。さらに、樹脂製の基材の表面を金属で被覆して表面を導電性とした基体や、導電性樹脂組成物から製造された基体も使用可能である。
被覆層は、バインダー樹脂を含むマトリクスと、該マトリクス中に分散した導電性粒子とを含む。
該マトリクスは温度23℃、相対湿度50%における電位減衰時定数が1.0min以上であると、被覆層の表面が帯電され易くなり、トナーの搬送性向上の点で好ましい。より好ましくは5.0min以上、さらに好ましくは10min以上である。なお、該電位減衰時定数は後述する方法により測定される値である。
該マトリクスの体積抵抗率が1.0×1013Ω・cm以上であると、該電位減衰時定数を1.0min以上に設計しやすいため好ましい。該体積抵抗率は1.0×1014Ω・cm以上が好ましく、1.0×1015Ω・cm以上がより好ましく、1.0×1016Ω・cm以上がさらにより好ましい。該体積抵抗率の上限は特に限定されないが、例えば1.0×1019Ω・cm以下であることができる。なお、該マトリクスや後述する導電性粒子の体積抵抗率は、例えば原子間力顕微鏡(AFM)により測定することができる。
原子間力顕微鏡(AFM)(商品名:Q-scope250、Quesant社製)を用いて、導電性モードによって測定する。現像ローラの被覆層を、ミクロトームを用いてシート状に、導電性粒子は粒子の対向する2面が露出するように切り出して測定片とする。切り出した測定片の片面に白金蒸着を施す。次に白金蒸着を施した面に直流電源(商品名:6614C、Agilent社製)を接続して10Vを印加し、測定片のもう一方の面にはカンチレバーの自由端を接触させ、AFM本体を通して電流像を得る。この測定条件を以下に示す。
測定モード:contact
カンチレバー:CSC17
測定範囲:10nm×10nm
スキャンレイト:4Hz
印加電圧10V
測定環境:温度23℃、相対湿度50%
前記マトリクスに含まれるバインダー樹脂としては、前記体積抵抗率および前記ナノインデンター硬さの好適な範囲を満たすことができるものであれば、特に限定されない。このようなバインダー樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂、ポリアミド、尿素樹脂、ポリイミド、フッ素樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル、エチレン-プロピレン-ジエン共重合ゴム(EPDM)、アクリルニトリル-ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、NBRの水素化物等が挙げられる。これらは、必要に応じて1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でもポリウレタン樹脂は、電気的絶縁性および柔軟性に優れ、現像ローラとして要求される高い耐摩耗性を有するため好ましい。該ポリウレタン樹脂としては、例えばエーテル系ポリウレタン樹脂、エステル系ポリウレタン樹脂、アクリル系ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン系ポリウレタン樹脂等が挙げられる。これらの中でも、電気的絶縁性および柔軟性が得られやすい、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂やポリオレフィン系ポリウレタン樹脂が好ましい。
a)式(1)で示される構造を含む化合物および式(1)で示される構造を含む化合物由来のプレポリマーのいずれか一方または両方;
b)式(2)で示される構造を含む化合物および式(2)で示される構造を含む化合物由来のプレポリマーのいずれか一方または両方;
c)式(3)で示される構造を含む化合物および式(3)で示される構造を含む化合物由来のプレポリマーのいずれか一方または両方;
d)式(4)で示される構造を含む化合物および式(4)で示される構造を含む化合物由来のプレポリマーのいずれか一方または両方;
e)式(6)で示される化合物および式(6)で示される化合物由来のプレポリマーのいずれか一方または両方。
前記導電性粒子の球体積相当径の最頻値は3.0μm以上、20μm以下が好ましい。該平均粒子径が3.0μm以上であることにより、非押圧時における被覆層の絶縁性を維持できる。また、該被覆層の絶縁層としての局所的な層厚差を形成しやすい。また、該球体積相当径の最頻値が20μm以下であることにより、押圧時の導電化領域を微細化でき、画像濃度変化を抑制しやすい。該導電性粒子の球体積相当径の最頻値は5.0μm以上、10μm以下であることがさらに好ましい。なお、該導電性粒子の球体積相当径の最頻値は後述する方法により測定される値である。
本態様に係る被覆層は、導電性粒子に加えて、絶縁性粒子をさらに含んでもよい。
本態様に係る被覆層は、本発明の特徴を損なわない範囲で、前記バインダー樹脂、前記導電性粒子および前記絶縁性粒子以外の各種添加剤を含むことができる。例えば、被覆層にシリカの如き無機化合物微粒子を配合することで、被覆層へ補強性を付与したり、マトリクスの誘電率を調整したりすることができる。なお、添加剤としての無機化合物微粒子は、平均粒径1.0μm未満のものを指す。また、トナー離型性向上や動摩擦係数低減等、現像ローラとして要求される性能向上を目的として、被覆層にシリコーンオイル等の有機化合物系添加剤を配合しても良い。
被覆層の形成方法は特に限定されないが、例えば以下の方法により形成することができる。前記バインダー樹脂、前記導電性粒子、必要に応じて前記絶縁性粒子、前記添加剤を含む被覆層形成用の塗工液を調製する。該塗工液に基体又は導電性弾性層等が形成された基体をディッピングし、乾燥させることにより、基体上に被覆層を形成する。
本発明では、使用される画像形成装置において要求される弾性を現像ローラに付与するために、必要に応じて基体と被覆層との間に導電性弾性層を設けてもよい。導電性弾性層は、中実体、発泡体のいずれであってもよい。また、導電性弾性層は、単層であっても、複数の層からなっていてもよい。例えば、現像ローラは感光体およびトナーと常に圧接しているため、これらの部材間において相互に与えるダメージを低減するために、低硬度および低圧縮永久歪の特性を有する導電性弾性層を設けることができる。導電性弾性層の材質としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等を挙げることができる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本態様に係るプロセスカートリッジは、画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであって、本態様に係る現像ローラを有する。また、本態様に係る画像形成装置は、感光体と、該感光体に当接して配置される本態様に係る現像ローラとを有する。本発明によれば、多様な環境下において、高品位な画像を安定して提供し得るプロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置を提供できる。
<1.導電性弾性ローラの製造>
基体として、外径6mm、長さ270mmのステンレス鋼(SUS304)製の軸芯体にプライマー(商品名:DY35-051、東レダウコーニング社製)を塗布し、焼付けしたものを用意した。この基体を金型内に配置し、以下の表1に示す材料を混合した付加型シリコーンゴム組成物を、該金型内に形成されたキャビティに注入した。続いて、該金型を加熱することにより、付加型シリコーンゴム組成物を温度150℃で15分間加熱して硬化させ、脱型した。その後、さらに温度180℃で1時間加熱して硬化反応を完結させ、基体の外周に厚さ2.75mmの導電性弾性層を有する導電性弾性ローラ1を製造した。
窒素雰囲気下、反応容器中でポリメリックMDI(商品名:ミリオネートMR200、日本ポリウレタン工業社製)27質量部に対し、ポリブタジエンポリオール(商品名:G2000、日本曹達社製)100質量部を徐々に滴下した。この時、反応容器内の温度を65℃に保持した。滴下終了後、65℃で2時間反応させた。得られた反応混合物を室温まで冷却し、イソシアネート基含有量が4.3質量%であるイソシアネート基末端プレポリマーB-1を得た。
前記塗工液G-1を、前記導電性弾性ローラ1へ1回ディッピングした後、23℃で30分間風乾した。次いで160℃に設定した熱風循環乾燥機中で1時間乾燥させて、導電性弾性ローラ1の外周面上に被覆層が形成された現像ローラX-1を製造した。なお、ディッピング塗布浸漬時間は9秒であった。ディッピング塗布引き上げ速度は、初期速度が20mm/sec、最終速度が2mm/secになるように調整し、20mm/secから2mm/secの間は、時間に対して直線的に速度を変化させた。
(評価4-1.非押圧時の電流値)
ここでは、本発明における、被覆層表面の90μm×90μmの測定範囲を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、走査型プローブ顕微鏡を用い、先端形状が三角錐、先端曲率半径が25nm、バネ定数が42N/m、のカンチレバーで、該被覆層層厚方向に10Vの電位差を印加しながら、タッピングモードで走査させて測定した場合の電流値を、非押圧時の電流値と称する。非押圧時の該被覆層の電流値の測定は、走査型プローブ顕微鏡(商品名:MFP-3D-Origin、オックスフォード・インストゥルメンツ社製)を用いた。測定条件を以下に示す。
カンチレバー:ASYELEC-02、オリンパス株式会社製(先端形状:三角錐、先端曲率半径:25nm、バネ定数:42N/m)
モード:タッピングモード
測定範囲:90μm×90μm
測定点数:256点×256点
走査速度:0.3Hz
印加電圧:10V
測定環境:温度23℃、相対湿度50%
上記測定を、被覆層の軸方向3箇所×円周方向3箇所の計9箇所行った。得られた測定値から、算術平均値および標準偏差を求めた。結果を、非押圧時電流値の「算術平均値」および「標準偏差」として表5に示す。
押圧時の該被覆層表面の導電点密度の測定は、走査型プローブ顕微鏡を用いて行った。具体的には、MFP-3D-Origin、オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社製を用いた。測定条件を以下に示す。
カンチレバー:ASYELEC-02、オリンパス株式会社製(先端形状:三角錐、先端曲率半径:25nm、バネ定数:42N/m)
モード:コンタクトモード
接触圧:2.0μN(インパルス:77nm/V)
測定範囲:90μm×90μm
測定点数:256点×256点
走査速度:0.3Hz
印加電圧:10V
測定環境:温度23℃、相対湿度50%
被覆層表面を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、コロナ放電装置(商品名:DRA-2000L、QEA社製)を用いて帯電させた。該装置にはコロナ放電器と表面電位計のプローブとが一体化されたヘッドが備え付けられており、コロナ放電を行いながら、該ヘッドを移動させることができる。
具体的には、該被覆層表面に対して+8kVの電位差を設け、該被覆層表面と該コロナ帯電器との距離を1mmとし、該現像ローラの長手方向に400mm/secの速度で走査させながら帯電させた。
次いで、前記帯電の1min後から、該被覆層表面の99μm×99μmの範囲を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、高空間分解能表面電位測定装置を用い、該被覆層表面と該高空間分解能表面電位測定装置のカンチレバーとの距離を5μmとして走査させながら電位を測定した。ここで、得られた電位の標準偏差を、局所的な電位差、と称する。
被覆層の局所的な電位差は、コロナ放電によって帯電させた現像ローラ表面の電位を、静電気力顕微鏡で測定した。測定環境は温度23℃、相対湿度50%であった。
なお具体的な操作方法としては、まず、コロナ放電装置内に、現像ローラと同外径を有するステンレス鋼(SUS304)製のマスターを設置し、このマスターをアースに短絡した。ついでマスター表面と表面電位計のプローブとの距離を1.0mmに調整し、表面電位計がゼロとなるように校正した。この校正後、該マスターを取り外し、帯電させる現像ローラを該装置内に設置した。コロナ放電器のバイアス設定を+8kV、現像ローラの導電性基体をGND、スキャナの移動速度を400mm/secとして、現像ローラを帯電させた。
測定環境:温度23℃、相対湿度50%;
コロナ放電から測定開始までの時間:1min;
カンチレバー:商品名:Model 1100TNC-NPR、トレック・ジャパン社製;
被覆層表面とカンチレバー先端とのギャップ:5μm;
測定範囲:99μm×99μm;
測定間隔:3μm×3μm。
上記測定を、被覆層の軸方向3箇所×円周方向3箇所の計9箇所行った。得られた測定値から、表面電位の算術平均値および標準偏差を求めた。結果を表面電位の「算術平均値」および「標準偏差」として表5に示す。
押圧時の現像ローラの体積抵抗率は、図5に示される装置を用いて測定した。測定は温度23℃、相対湿度50%の環境下で行った。
直径30mm、幅10mmのステンレス鋼製ローラ37を、該ステンレス鋼製ローラ37の軸方向と現像ローラ1の軸方向とが直交するように、該ステンレス鋼製ローラ37の周方向の表面と該現像ローラの周方向の表面とを対向させた。
次いで、該ステンレス鋼製ローラ37を、現像ローラ1の表面にかかる圧が50kPaとなる荷重38で当接させた。
次に、導電性基体2との間に高圧電源39から10Vの電位差を印加した。
次いで、該ステンレス鋼製37ローラを、不図示の駆動手段により、該現像ローラ軸方向に50mm/secの速度で、現像ローラの軸方向の両端部5mmを除いた範囲を転動させた。
このときの該ステンレス鋼製ローラ37と、導電性基体2との間の電位差を、レコーダー41で1000Hzの間隔で測定した。そして、測定した電位差と抵抗器40の電気抵抗から電流値を求めた。
上記測定を、現像ローラ周方向の36か所において行った。
測定された電流値と該ステンレス鋼製ローラ37から現像ローラ1表面にかかる圧が0.10MPaとなるときの当接面積と、別途測定される現像ローラの厚みと、から、体積抵抗率を算出し、その算術平均値および標準偏差を算出した。
計算結果を、押圧時ローラ体積抵抗率の「算術平均値」および「標準偏差」として表5に示す。
被覆層の軸方向3箇所×円周方向3箇所の計9箇所の断面を、光学顕微鏡又は電子顕微鏡で観察した。各測定箇所において無作為に10点ずつ被覆層の層厚を測定した。得られた合計90点の算術平均値を被覆層の層厚とした。結果を「層厚」として表6に示す。
マトリクス、並びに導電性粒子上のナノインデンター硬さは、超微小硬度計(商品名:ピコデンター(PICOPDENTOR)HM-500、ヘルムートフィッシャー社製)を用いて測定した。測定条件を以下に示す。
測定圧子:ビッカース圧子、面角136、ヤング率1140、ポアソン比0.07;
圧子材料:ダイヤモンド;
測定環境:温度23℃、相対湿度50%;
荷重速度:0.10mN/10秒。
計算式(1)
ナノインデンター硬さ(N/mm2)=F(N)/試験荷重下での圧子の表面積(mm2)=F/(26.43×h2)
F:荷重(N)
h:圧子の押し込み深さ(mm)
導電性粒子および絶縁性粒子の球体積相当径の最頻値は、FIB-SEM(商品名:NVision40、カールツァイスマイクロスコピー株式会社製)を用いて測定した。
具体的な測定手法を以下に示す。現像ローラに対してカッターの刃を当て、x軸方向(ローラ長手方向)および、y軸方向(x軸に直交するローラの横断面における円形断面の接線方向)に各5mmの長さで切片を切り出した。
切り出した切片について、FIB-SEM装置を用い、加速電圧10kV、倍率1000倍で、z方向(x軸に直交するローラの横断面における直径方向)から観察を行った。
次に、z方向に100nm間隔でスライスを行い、表面から被覆層のz方向全域の断面像を撮影した。得られた断面像を、解析ソフトを用いて、大津法で2値化し、3次元構築し、導電性粒子の体積を算出した。
得られた導電性粒子の体積から、球体積相当径((3×導電性粒子の体積/4×π)1/3)を算出した。これを現像ローラの軸方向3箇所×円周方向3箇所の計9箇所以上について行い、導電性粒子500個の体積と、球体積相当径を得た。
得られた結果から、横軸を0.1μm間隔の球体積相当径、縦軸を全導電性粒子体積に対する各球体積相当径間隔に含まれる導電性粒子の体積の割合、とするヒストグラムを作成し、最も体積の割合の大きい球体積相当径を、導電性粒子の球体積相当径の最頻値、とした。
なお、例えば最も体積の割合の大きい球体積相当径が7.1μm以上7.2μm未満に含まれる場合、その最頻値は7.1μmとした。結果を「粒径」として表6に示す。
導電性粒子および絶縁性粒子の含有量(体積%)は、FIB-SEM(商品名:NVision40、カールツァイスマイクロスコピー株式会社製)を用いて測定した。
具体的な測定手法を以下に示す。現像ローラに対してカッターの刃を当て、x軸方向(ローラ長手方向)および、y軸方向(x軸に直交するローラの横断面における円形断面の接線方向)に各5mmの長さで切片を切り出した。
切り出した切片について、FIB-SEM装置を用い、加速電圧10kV、倍率1000倍で、x方向から観察を行った。次に、z方向に100nm間隔でスライスを行い、表面から30μmの深さまで計300枚の断面像を撮影した。
得られた断面像を、解析ソフトを用いて、大津法で2値化し、3次元構築し、被覆層、導電性粒子、絶縁性粒子の体積を算出した。この作業を現像ローラの軸方向3箇所×円周方向3箇所の計9箇所について行った。
各箇所における被覆層の体積に対する導電性粒子の体積の算術平均値、および、被覆層の体積に対する絶縁性粒子の体積の算術平均値を、それぞれ被覆層の全体積に対する導電性粒子および被覆層の全体積に対する絶縁性粒子が占める割合(体積%)とした。結果を「含有量」として表6に示す。
被覆層層厚方向における導電性粒子の重なりは、FIB-SEM(商品名:NVision40、カールツァイスマイクロスコピー株式会社製)を用いて測定した。
具体的な測定手法を以下に示す。現像ローラに対してカッターの刃を当て、x軸方向(ローラ長手方向)および、y軸方向(x軸に直交するローラの横断面における円形断面の接線方向)に各5mmの長さで切片を切り出した。
切り出した切片について、FIB-SEM装置を用い、加速電圧10kV、倍率1000倍で、x方向から観察を行った。次に、z方向に100nm間隔でスライスを行い、表面から被覆層のz方向全域の断面像を撮影した。得られた断面像を、解析ソフトを用いて、大津法で2値化し、3次元構築した。
得られた3次元像から、xy平面上を1μm×1μm間隔で、z方向に重なりあう導電性粒子の個数を数え、その算術平均値を求めた。結果を、「重なり」として表6に示す。
該マトリクスの電位減衰の時定数は、コロナ放電によって帯電させた後の該マトリクス表面の電位の減衰推移を、静電気力顕微鏡で測定し、得られた減衰推移から算出した。該マトリクスの電位は現像ローラ表面の導電性粒子間の位置の表面電位とした。測定環境は温度23℃、相対湿度50%で行った。
該装置内に現像ローラと同外径を有するステンレス鋼(SUS304)製のマスターを設置し、このマスターをアースに短絡した。ついでマスター表面と表面電位計のプローブとの距離を1.0mmに調整し、表面電位計がゼロとなるように校正した。
この校正後、該マスターを取り外し、帯電させる現像ローラをDRA-2000L内に設置した。コロナ放電器のバイアス設定を+8kV、現像ローラの導電性基体をGND、スキャナの移動速度を400mm/secとして、現像ローラを帯電させた。
測定環境:温度23℃、相対湿度50%;
コロナ放電から測定開始までの時間:1min;
カンチレバー:EFM用カンチレバー 遮光板付;
被覆層表面とカンチレバー先端とのギャップ:5μm;
測定時間:100sec;
測定間隔:100Hz。
計算式(2)
V=V0×exp((-t/τ)1/2)
V:測定電位、V0:初期電位、t:コロナ放電から測定までの経過時間、τ:時定数。
得られた時定数から算術平均値を算出し、該現像ローラの電位減衰時定数とした。結果を「電位減衰時定数」として表6に示す。
レーザー顕微鏡(商品名:VK-8700、キーエンス製)に、拡大倍率50倍の対物レンズを設置して、現像ローラの表面を観察した。次に、得られた観察像の傾き補正を行った。傾き補正は二次曲面補正(自動)モードで行った。その後、表面粗さを測定した。表面粗さは測定した全領域において、JIS B0601:2001に準じて求めた。この測定を現像ローラの軸方向3箇所×円周方向3箇所の計9箇所について行い、その平均値を現像ローラ表面の粗さとした。結果を「粗さ」として表6に示す。
導電性粒子の比周長の測定は、FIB-SEM(商品名:NVision40、カールツァイスマイクロスコピー株式会社製)を用いた。
具体的な測定手法を以下に示す。現像ローラに対してカッターの刃を当て、x軸方向(ローラ長手方向)および、y軸方向(x軸に直交するローラの横断面における円形断面の接線方向)に各5mmの長さで切片を切り出した。切り出した切片について、FIB-SEM装置を用い、加速電圧10kV、倍率1000倍で、z方向(x軸に直交するローラの横断面における直径方向)から観察を行った。次に、z方向に100nm間隔でスライスを行い、表面から被覆層のz方向全域の断面像を撮影した。得られた断面像のうち、被覆層のz方向の中心位置の断面像を、解析ソフトを用いて、大津法で2値化した。この2値化された断面像から、自動画像処理解析装置(ルーゼックス、株式会社ニレコ製)を用いて、各導電性粒子の断面積、および、周長を測定した。得られた導電性粒子の断面積から導電性粒子の円面積相当周長(2×π×(4×導電性粒子の断面積/π)1/2)を算出した。得られた周長および円相当径から比周長(周長/円相当径)を算出した。これを導電性粒子500個について行い、その算術平均値を導電性粒子の比周長とした。結果を表6に示す。
温度23℃、相対湿度50%の常温常湿環境下、および、高温高湿環境下(温度30℃、相対湿度80%)、および、低温低湿環境下(温度15℃、相対湿度10%)において以下の画像評価を行った。まず、電子写真用部材の低トルク化を目的として、プロセスカートリッジ(商品名:HP 410X High Yield Magenta Original LaserJet Toner Cartridge (CF413X)、ヒューレット・パッカード社製)から、トナー供給ローラのギアを取り外した。本来、トナー供給ローラは、プロセスカートリッジの動作時には現像ローラに対して逆方向に回転する。しかし、該ギアを取り外すことで、トナー供給ローラは現像ローラに対して従動回転する。これにより低トルクとなる一方で、現像ローラへのトナー供給量が減少する。次に、該プロセスカートリッジに作製した現像ローラを組み込み、該プロセスカートリッジを画像形成装置であるレーザービームプリンター(商品名:Color Laser Jet Pro M452dw、ヒューレット・パッカード社製)に装填した。次に、このレーザービームプリンターを画像評価環境下において24時間以上48時間以内エージングした。
前記エージング後、同環境下において、黒ベタ(濃度100%)画像をA4紙で1枚出力した。得られた黒ベタ画像の画像濃度を、分光濃度計(商品名:508、Xrite社製)を用いて計測し、A4紙の搬送方向における画像の先端と後端の濃度差を求めた。画像濃度差の評価基準は以下の通りである。結果を「トナー搬送力」として表7に示す。
ランクA:画像濃度差が0.05未満であり、トナー搬送力が非常に高い。
ランクB:画像濃度差が0.05以上0.10未満であり、トナー搬送力が高い。
ランクC:画像濃度差が0.10以上0.20未満であり、トナー搬送力が許容範囲内である。
ランクD:画像濃度差が0.20以上であり、トナー搬送力が低い。
前記エージング後、同環境下において、ハーフトーン(濃度50%)画像をA4で1枚出力した。得られたハーフトーン画像の画像濃度を、前記分光濃度計を用いて計測した。次いで、白ベタ(濃度0%)画像をA4で1000枚出力後、速やかにハーフトーン(濃度50%)画像をA4で1枚出力した。得られたハーフトーン画像の画像濃度を同様に計測し、1000枚出力前後の濃度差を求めた。画像濃度差の評価基準は以下の通りである。結果を「画像濃度変化」として表7に示す。
ランクA:画像濃度差が0.05未満であり、画像濃度変化が非常に小さい。
ランクB:画像濃度差が0.05以上0.10未満であり、画像濃度変化が小さい。
ランクC:画像濃度差が0.10以上0.20未満であり、画像濃度変化が許容範囲内である。
ランクD:画像濃度差が0.20以上であり、画像濃度変化が大きい。
<1.導電性弾性ローラの製造>
基体として、外径6mm、長さ260mmのステンレス鋼(SUS304)製の軸芯体にプライマー(商品名:DY35-051、東レダウコーニング社製)を塗布し、焼付けしたものを用意した。以下の表2に示す材料を混練して未加硫ゴム組成物を調製した。次に、基体の供給機構、未加硫ゴム組成物の排出機構を有するクロスヘッド押出機を用意し、クロスヘッドには内径10.1mmのダイスを取付け、押出機とクロスヘッドの温度を30℃に、基体の搬送速度を60mm/secに調整した。この条件で、押出機より未加硫ゴム組成物を供給して、クロスヘッド内にて基体の外周に未加硫ゴム組成物を弾性層として被覆し、未加硫ゴムローラを得た。次に、170℃の熱風加硫炉中に前記未加硫ゴムローラを投入し、15分間加熱した。その後、GC80の砥石を使用して回転研磨機(商品名:LEO-600-F4L-BME、水口製作所社製)で研磨して、軸芯体の外周に厚さ2.0mmの導電性弾性層を有する導電性弾性ローラ2を製造した。
実施例1において、イソシアネート基末端プレポリマーB-1の調製に用いたポリオールを、表3に記載のポリオールに変更した。それ以外は、イソシアネート基末端プレポリマーB-1と同様にして、イソシアネート基含有量が4.3モル%であるイソシアネート基末端プレポリマーB-2~B-5を調製した。また、表3に示される組成に変更し、固形分を狙いの被覆層層厚になるよう調整した以外は、塗工液G-1と同様にして、塗工液G-2~G-58を調製した。なお、表3に記載された、ポリオールA、イソシアネート基末端プレポリマーB、導電性粒子C、絶縁性粒子Dの具体的な材料名を表4に示す。また、表3における「部」は「質量部」を示す。
被覆層の形成に用いる塗工液を表3に記載のように変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラX-2~X-49、Y-2~Y-9を製造した。また、導電性弾性ローラ1を導電性弾性ローラ2に変更した以外は、実施例1と同様にして現像ローラX-50を製造した。
2 基体
3 被覆層
4 導電性弾性層
5 マトリクス
6 導電性粒子
7 絶縁性粒子
Claims (7)
- 導電性基体と、該導電性基体上の被覆層と、を有する現像ローラであって、
該被覆層は、バインダー樹脂を含むマトリクスと、該マトリクス中に分散した導電性粒子と、を有し、
該被覆層の外表面の90μm×90μmの正方形の測定領域を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、走査型プローブ顕微鏡の、先端形状が三角錐、先端曲率半径が25nm、バネ定数が42N/m、のカンチレバーで、該被覆層層厚方向に10Vの電位差を印加しながら、タッピングモードで走査させて電流値を測定したときに、該電流値の算術平均値が300pA以下であり、該電流値の標準偏差が該電流値の0.1倍以下であり、
該被覆層の外表面を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、コロナ帯電器を用い、該被覆層表面に対して+8kVの電位差を設け、該被覆層表面と該コロナ帯電器との距離を1mmとし、該現像ローラの長手方向に400mm/secの速度で走査させながら帯電させ、該帯電の1min後から、該被覆層表面の99μm×99μmの正方形の測定領域を、温度23℃、相対湿度50%の環境下において、該被覆層表面と表面電位測定装置のカンチレバーとの距離を5μmとして走査させながら電位を測定したときに、得られる電位の標準偏差が3.0V以上であって、
温度23℃、相対湿度50%の環境下において、直径30mm、幅10mmのステンレス鋼製ローラを、該ステンレス鋼製ローラの軸方向と該現像ローラの軸方向とが直交するように、該ステンレス鋼製ローラの周方向の表面と該現像ローラの周方向の表面とを対向させ、該ステンレス鋼製ローラを該現像ローラ表面にかかる圧が0.10MPaとなる荷重で当接させ、該ステンレス鋼製ローラと該導電性基体との間に10Vの電位差を印加し、該ステンレス鋼製ローラを該現像ローラ軸方向に50mm/secの速度で転動させながら該ステンレス鋼製ローラと該導電性基体との間の電流値を測定し、該電流値の測定を該現像ローラ周方向に36か所行ったとき、測定された電流値から求める体積抵抗率の算術平均値が1010Ω・cm以下、標準偏差が該体積抵抗率の算術平均値の1倍以上である、ことを特徴とする現像ローラ。 - 前記被覆層の層厚が3.0μm以上、30μm以下であり、
前記導電性粒子の球体積相当径の最頻値が3.0μm以上、20μm以下であり、
前記被覆層層厚方向に重なりあう該導電性粒子の個数の算術平均値が3個以下であり、
該被覆層の全体積に対する該導電性粒子が占める割合が、20体積%以上、45体積%以下であり、
温度23℃、相対湿度50%の環境下において、前記マトリクスの電位減衰時定数が1.0min以上であり、
温度23℃、相対湿度50%の環境下において、前記被覆層表面における該マトリクスのナノインデンター硬さが0.1N/mm2以上、3.0N/mm2以下であり、
該導電性粒子上のナノインデンター硬さが、1.0N/mm2以上、10.0N/mm2以下であり、
該マトリクスのナノインデンター硬さより、該導電性粒子上のナノインデンター硬さの方が大きい、
請求項1に記載の現像ローラ。 - 前記導電性粒子が金属粒子、導電性微粒子を表面に付着させた粒子、導電性微粒子を内包させた樹脂粒子、炭素粒子からなる群から選択される少なくとも1つである
請求項1または2に記載の現像ローラ。 - 前記導電性粒子が炭素粒子であって、該導電性粒子の比周長が1.1以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の現像ローラ。
- 電子写真装置の本体に着脱自在に構成されているプロセスカートリッジであって、請求項1~5のいずれか1項に記載の現像ローラを具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 感光体と、該感光体上に形成される静電潜像に対して現像剤を供給する現像ローラと、を有する電子写真画像形成装置であって、該現像ローラが請求項1~5のいずれか1項に記載の現像ローラであることを特徴とする電子写真画像形成装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018080937 | 2018-04-19 | ||
JP2018080937 | 2018-04-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019191580A JP2019191580A (ja) | 2019-10-31 |
JP7237709B2 true JP7237709B2 (ja) | 2023-03-13 |
Family
ID=68237726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019080359A Active JP7237709B2 (ja) | 2018-04-19 | 2019-04-19 | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10935903B2 (ja) |
JP (1) | JP7237709B2 (ja) |
CN (1) | CN110389509B (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7189139B2 (ja) * | 2017-07-24 | 2022-12-13 | 株式会社アーケム | 導電性ウレタンフォーム及びトナー供給ローラ |
JP7143137B2 (ja) | 2018-07-31 | 2022-09-28 | キヤノン株式会社 | 電子写真用部材、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 |
JP7433805B2 (ja) | 2018-08-30 | 2024-02-20 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 |
JP7114409B2 (ja) | 2018-08-31 | 2022-08-08 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 |
JP7199881B2 (ja) | 2018-08-31 | 2023-01-06 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真用画像形成装置 |
US10831127B2 (en) | 2018-09-21 | 2020-11-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus |
US10732538B2 (en) | 2018-11-26 | 2020-08-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing member, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus |
US10705449B2 (en) | 2018-11-30 | 2020-07-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus |
EP3936942A4 (en) * | 2019-03-08 | 2022-12-28 | Canon Kabushiki Kaisha | DEVELOPER SUPPORTING BODY, PROCESS CARTRIDGE AND ELECTROPHOTOGRAPHIC IMAGE FORMING DEVICE |
JP2020154083A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 株式会社リコー | 画像形成装置、画像形成方法およびプロセスカートリッジ |
US10942471B2 (en) | 2019-03-29 | 2021-03-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic member having a surface layer with a cross-linked urethane resin-containing matrix, process cartridge, and apparatus |
JP7423373B2 (ja) * | 2019-04-01 | 2024-01-29 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
WO2021079917A1 (ja) | 2019-10-23 | 2021-04-29 | キヤノン株式会社 | 現像装置、電子写真プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004037668A (ja) | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Canon Inc | 現像ローラ及び電子写真現像装置 |
JP2008276023A (ja) | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Canon Inc | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
JP2012150453A (ja) | 2010-12-28 | 2012-08-09 | Canon Inc | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2015041085A (ja) | 2013-08-23 | 2015-03-02 | キヤノン株式会社 | 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 |
JP2015232704A (ja) | 2014-05-16 | 2015-12-24 | キヤノン株式会社 | 電子写真用部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
Family Cites Families (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69010607T2 (de) * | 1989-10-02 | 1994-12-01 | Canon Kk | Entwickler-Trägerelement, Entwicklungsvorrichtung und Einheit mit dieser Vorrichtung. |
JP3035627B2 (ja) | 1990-08-01 | 2000-04-24 | 株式会社リコー | 静電潜像現像方法 |
JP3192363B2 (ja) * | 1994-12-28 | 2001-07-23 | キヤノン株式会社 | 現像剤担持体、現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP3082631B2 (ja) * | 1995-08-31 | 2000-08-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 一成分現像装置 |
US6725002B2 (en) | 2001-08-31 | 2004-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge, electrophotographic apparatus and image forming method |
US7223511B2 (en) * | 2003-09-02 | 2007-05-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer carrying member and developing method by using thereof |
JP2005128067A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Tokai Rubber Ind Ltd | 現像ロール |
US7727619B2 (en) * | 2003-10-31 | 2010-06-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Developer carrying member and developing apparatus |
US7201967B2 (en) | 2003-11-28 | 2007-04-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic endless belt, process for producing electrophotographic endless belt, and electrophotographic apparatus |
JP2006058671A (ja) | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Canon Chemicals Inc | 現像ローラおよび該現像ローラを用いたプロセスカートリッジ |
US20060067747A1 (en) | 2004-09-24 | 2006-03-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic endless belt, process for producing electrophotographic endless belt, and electrophotographic apparatus |
WO2006033471A1 (ja) | 2004-09-24 | 2006-03-30 | Canon Kabushiki Kaisha | 電子写真ベルト、電子写真ベルトの製造方法および電子写真装置 |
US20060226572A1 (en) | 2005-04-06 | 2006-10-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic endless belt, electrophotographic apparatus, and process for producing electrophotographic endless belt |
JP2008015075A (ja) | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像ローラ |
EP2244132B1 (en) | 2008-02-07 | 2016-12-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing member for electrophotography, process for producing the developing member, process cartridge for electrophotography, and image forming apparatus for electrophotography |
KR20130106425A (ko) | 2010-12-28 | 2013-09-27 | 캐논 가부시끼가이샤 | 현상 롤러, 프로세스 카트리지 및 전자 사진 장치 |
JP6029336B2 (ja) | 2011-06-15 | 2016-11-24 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
CN103649848B (zh) | 2011-07-15 | 2017-03-01 | 佳能株式会社 | 显影剂承载构件、电子照相处理盒和电子照相图像形成设备 |
JP5253550B2 (ja) | 2011-08-25 | 2013-07-31 | キヤノン株式会社 | 現像部材とその製造方法、および、電子写真画像形成装置 |
WO2013054475A1 (ja) | 2011-10-14 | 2013-04-18 | キヤノン株式会社 | 電子写真用部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP5972148B2 (ja) | 2011-12-09 | 2016-08-17 | キヤノン株式会社 | 現像部材および電子写真装置 |
JP5812837B2 (ja) | 2011-12-09 | 2015-11-17 | キヤノン株式会社 | 導電性部材、プロセスカートリッジ、および電子写真装置 |
JP5723354B2 (ja) | 2011-12-28 | 2015-05-27 | キヤノン株式会社 | 現像部材、プロセスカートリッジおよび電子写真用画像形成装置 |
JP6023604B2 (ja) | 2012-02-17 | 2016-11-09 | キヤノン株式会社 | 現像部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP5600719B2 (ja) | 2012-06-27 | 2014-10-01 | キヤノン株式会社 | 現像部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP5631447B2 (ja) | 2012-06-27 | 2014-11-26 | キヤノン株式会社 | 電子写真用部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP6113014B2 (ja) | 2012-07-31 | 2017-04-12 | キヤノン株式会社 | 電子写真用部材、電子写真用部材の製造方法および電子写真装置 |
US20160122611A1 (en) * | 2013-06-19 | 2016-05-05 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silicone rubber composition for thermally conductive silicone-rubber development member, and thermally conductive silicone-rubber development member |
WO2015040660A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-26 | キヤノン株式会社 | 帯電部材とその製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
KR20160080861A (ko) * | 2014-12-29 | 2016-07-08 | 삼성전자주식회사 | 전자사진방식 화상형성장치 |
US9482986B2 (en) | 2015-02-27 | 2016-11-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Member for electrophotography, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus |
US10082741B2 (en) | 2015-10-06 | 2018-09-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Member for electrophotography, developing apparatus, and electrophotographic apparatus |
JP6860319B2 (ja) * | 2015-10-23 | 2021-04-14 | キヤノン株式会社 | 現像部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 |
JP6815889B2 (ja) | 2016-02-26 | 2021-01-20 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 |
JP6891065B2 (ja) | 2016-07-29 | 2021-06-18 | キヤノン株式会社 | 現像装置、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
US10310447B2 (en) | 2017-07-12 | 2019-06-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic member, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus |
-
2019
- 2019-04-15 US US16/384,043 patent/US10935903B2/en active Active
- 2019-04-18 CN CN201910312577.9A patent/CN110389509B/zh active Active
- 2019-04-19 JP JP2019080359A patent/JP7237709B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004037668A (ja) | 2002-07-01 | 2004-02-05 | Canon Inc | 現像ローラ及び電子写真現像装置 |
JP2008276023A (ja) | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Canon Inc | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
JP2012150453A (ja) | 2010-12-28 | 2012-08-09 | Canon Inc | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2015041085A (ja) | 2013-08-23 | 2015-03-02 | キヤノン株式会社 | 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 |
JP2015232704A (ja) | 2014-05-16 | 2015-12-24 | キヤノン株式会社 | 電子写真用部材、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN110389509A (zh) | 2019-10-29 |
US20190324382A1 (en) | 2019-10-24 |
JP2019191580A (ja) | 2019-10-31 |
CN110389509B (zh) | 2022-04-22 |
US10935903B2 (en) | 2021-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7237709B2 (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
US9921518B2 (en) | Developing roller, with conductive elastic layer having exposed protrusions, cartridge and apparatus | |
JP6602173B2 (ja) | 電子写真用導電性部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
JP7336289B2 (ja) | 電子写真用部材、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
US20130272755A1 (en) | Developing Roller, Development Apparatus, and Image-Forming Device | |
JP4745793B2 (ja) | 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP2020024403A (ja) | 電子写真用部材、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
CN110874038B (zh) | 显影辊、电子照相处理盒和电子照相图像形成设备 | |
JP5110985B2 (ja) | 接触式帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP2017173714A (ja) | 現像剤担持体、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP2008003458A (ja) | 半導電性ローラ及び画像形成装置 | |
JP2013015714A (ja) | 現像ローラ | |
JP5700972B2 (ja) | 現像ローラ、現像装置および電子写真装置 | |
JP2009223214A (ja) | 帯電装置、画像形成ユニットおよび画像形成装置 | |
JP4596905B2 (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
EP4220304A1 (en) | Cleaning blade for intermediate transfer medium, and image forming apparatus | |
US6629915B1 (en) | Semi-conducting roll and developing device | |
JP6932880B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007183481A (ja) | 現像ローラの製造方法 | |
JP2004212865A (ja) | 半導電性ロール及び画像形成装置 | |
JP2004325938A (ja) | 現像ロール及び現像装置 | |
JP2007101946A (ja) | 現像ローラ及び現像装置 | |
JP2008015075A (ja) | 現像ローラ | |
JP2001056017A (ja) | 半導電性ロールとこれを備えた現像装置 | |
JP2000321863A (ja) | トナー担持体及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220407 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20220630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230131 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230301 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7237709 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |