JP7236909B2 - 薬剤供給具 - Google Patents

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Description

本発明は、水洗大便器の便器本体の内側で使用される薬剤供給具に関する。
薬剤を支持する薬剤容器と、弾性変形可能な細長状の部材からなり水洗大便器の便器本体を構成する周壁の上端のリムに取り付けられ前記周壁の内周面に前記薬剤容器を位置させる薬剤容器配置具とを有する薬剤供給具が提供されている(特許文献1)。
特開2016-138401号公報
ところで近年、水洗大便器の便器本体の周壁の上端のリムの構造が変化している。
図6を参照して説明すると、水洗大便器の便器本体はボウル部を構成する周壁50を備えており、周壁50はその上縁に沿って延在するリム52を含んで構成されている。
リム52は周壁50の上端部を構成する外周壁部5202と、外周壁部5202の上端から周壁50の径方向内側に突出する上壁部5204と、上壁部5204の先端から下方に突出する内周壁部5206を備えている。
リム52は、上壁部5204の下方の周壁50の内周面に沿って吐出される洗浄水の旋回流が、便器本体の外部に流出するのを阻止する機能を有し、また、便座が載置される被載置部としても機能している。
従来、図6(C)に示すように、リム52の内周壁部5206が、リム52の上壁部5204の内側から下方に突出し、リム52の内周壁部5206と周壁50とが離れたオープンリムが主流であった。
これに対して近年では、図6(A)に示すように、周壁50が外周壁部50Aと内周壁部50Bとの二重の壁部で構成され、リム52の外周壁部5202が周壁50の外周壁部50Aに接続され、リム52の内周壁部5206が周壁50の内周壁部50Bに接続され、リム52の上壁部5204の幅を図6(C)のリム52よりも狭めた便器本体や、図6(B)に示すように、リム52の上壁部5204の幅は図(C)とほぼ同様にし、リム52の内周壁部5206の下端をリム52の外周壁部5202の下端に接続させたものなどが提供され、リム52の構造が大きく変わっている。
そのため、従来の図6(C)のリム構造を対象とする従来の薬剤供給具では、近年の図6(A)、図6(B)のリム構造に対応できず、取り付けることができない不具合が生じていた。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであり、本発明の目的は、様々な構造のリムを有する水洗大便器に使用可能な薬剤供給具を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、薬剤を支持する薬剤容器と、弾性変形可能な細長状の部材からなり水洗大便器の便器本体を構成する周壁の上端のリムに取り付けられ前記周壁の内周面に前記薬剤容器を位置させる薬剤容器配置具とを有する薬剤供給具であって、前記薬剤容器配置具は、前記周壁の上端のリムの上面に載置される載置部と、前記載置部の長手方向の一方の端部に接続された第1の脚部と、前記載置部の長手方向の他方の端部に接続され前記第1の脚部よりも長さが大きく前記第1の脚部に対向する第2の脚部とを備え、前記第1の脚部と前記第2の脚部は、それら脚部の下端に互いに反対の向きでそれぞれ突設され前記薬剤容器を係脱可能に保持する保持用脚部を有し、前記リムの上面に前記載置部を載置し、前記リムの形状に合わせて前記リムを跨いで前記二つの脚部のうちの一方を前記周壁の内周面に他方を前記周壁の外周面に配置し、前記周壁の内周面に配置された前記脚部の前記保持用脚部で前記薬剤容器を保持させた状態で、前記二つの脚部が前記リムを含む前記周壁を挟持することであるいは前記二つの脚部が前記リムを含む前記周壁を前記薬剤容器を介して挟持することで前記薬剤容器配置具が前記リムを含む前記周壁に取り付けられると共に前記周壁の内周面に対する前記薬剤容器の位置および姿勢が保持されることを特徴とする。
また、本発明は、前記リムは前記周壁の上端部を構成する外周壁部と、前記外周壁部の上端から周壁の内側に突出し前記リムの上面を構成する上壁部と、前記上壁部の先端から下方に突出する内周壁部を備え、前記第1の脚部は、前記載置部の長手方向の一方の端部から、前記上壁部の厚さよりも大きい寸法でかつ前記内周壁部の上下方向の寸法よりも小さい寸法で下方に延在する第1上脚部を有し、前記第2の脚部は、前記載置部の長手方向の他方の端部から、前記内周壁部の上下方向の寸法と同じ寸法であるいは前記内周壁部の上下方向の寸法よりも大きい寸法で前記第1上脚部に対向しつつ下方に延在する第2上脚部を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の脚部は、前記第1上脚部の下端から前記第2上脚部に近づく方向に延在しその先端に前記保持用脚部が接続する第1下脚部を有し、前記第2の脚部の前記第2上脚部の下端に前記保持用脚部が接続されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1下脚部の先端から前記第2上脚部に仮想の垂線を下すと、前記垂線は、前記第2上脚部の長さ方向の中央において交差することを特徴とする。
また、本発明は、前記載置部の長手方向の一方の端部と前記第1の脚部とは第1湾曲部を介して接続され、前記載置部の長手方向の他方の端部と前記第2の脚部とは第2湾曲部を介して接続されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記薬剤容器は、前記薬剤を支持する容器本体と、前記容器本体の上部に設けられ前記保持用脚部が係脱可能に挿入される結合孔が設けられた取り付け部とを有し、前記第1の脚部の前記保持用脚部は、前記第1下脚部の下端に接続され前記第2上脚部から離れる方向に延在し前記結合孔に係脱可能に挿入される第1保持用脚部本体と、前記第1保持用脚部本体に設けられ前記結合孔に前記第1保持用脚部本体が挿入された状態で前記取り付け部に係止し前記取り付け部の前記第1保持用脚部本体からの抜落を阻止する係止突起を含んで構成され、前記第2の脚部の前記保持部は、前記第2上脚部の下端に接続され前記第1上脚部から離れる方向に延在し前記結合孔に係脱可能に挿入される第2保持用脚部本体と、前記第2保持用脚部本体に設けられ前記結合孔に前記第2保持用脚部本体が挿入された状態で前記取り付け部に係止し前記取り付け部の前記第2保持用脚部本体からの抜落を阻止する係止突起を含んで構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1下脚部と前記第1保持用脚部本体とがなす角度は、好ましくは20度以上90度以下、より好ましくは30度以上45度以下であり、前記第2上脚部と前記第2保持用脚部本体とがなす角度は、好ましくは80度以上180度以下であり、より好ましくは90度以上120度以下であることを特徴とする。
本発明によれば、リムの形状に合わせてリムを跨いで二つの脚部のうちの一方を周壁の内周面に他方を周壁の外周面に配置することで、様々なリム形状を有する水洗大便器に使用することができ、薬剤供給具の汎用性、実用的価値を高める上で有利となる。
また、水洗大便器の周壁の外側に配置され薬剤容器が保持されていない保持用脚部を、薬剤供給具の取り外し時に摘まむことで、水洗大便器の内側に手を入れることなく衛生的に取り外すことができ、薬剤供給具の取り外し性を向上する上で有利となる。
また、第1の脚部と第2の脚部の長さは、様々なリムの形状に対応させて簡単に決定することができる。
また、第1の脚部を、第1上脚部と第1下脚部とを含んで構成し、第2の脚部を第2上脚部を含んで構成すると、リムを含んだ周壁の上部に薬剤配置具を確実に取り付ける上で有利となる。
また、第1の脚部を、第1上脚部と第1下脚部とを含んで構成すると、リムを含んだ周壁の上部に薬剤配置具を確実に取り付ける上で有利となる。
また、第1下脚部の先端から第2上脚部に仮想の垂線を下した場合に、この垂線が第2上脚部の長さ方向の中央において交差するようにすると、リムを含んだ周壁の上部に薬剤配置具を確実に取り付ける上で有利となる。
また、載置部の両端に第1湾曲部と第2湾曲部を設けると、リムを含んだ周壁の上部に対して薬剤配置具の装脱を簡単に行う上で有利となり、また、確実に取り付ける上で有利となる。
また、薬剤容器を保持する保持用脚部を、保持用脚部本体と係止突起を含んで簡単に構成することができる。
第1下脚部と第1保持用脚部本体とがなす角度および第2上脚部と第2保持用脚部本体とがなす角度を所定の範囲の角度にすると、水洗大便器の周壁の外側に配置され薬剤容器が保持されていない保持用脚部を摘まみやすくする上で有利となり、また、周壁の内周面に対する薬剤容器を所望の姿勢にする上で有利となる。
薬剤容器配置具の説明図で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図、(D)は斜視図である。 薬剤容器の説明図で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図、(D)は斜視図である。 薬剤供給具の説明図で、(A)は第1の脚部に薬剤容器を取り付けた状態の正面図、(B)は第2の脚部に薬剤容器を取り付けた状態の正面図である。 (A)、(B)は近年のリム構造を有する周壁に薬剤供給具を取り付けた状態の正面図、(C)は従来のリム構造を有する周壁に薬剤供給具を取り付けた状態の正面図である。 水流が薬剤容器により2分される説明図である。 リムの説明図で、(A)、(B)は近年のリム構造の断面正面図、(C)は従来のリム構造の断面正面図である。
以下、本実施の形態について図1~図5を参照して説明する。
図3に示すように、薬剤供給具10は、薬剤容器配置具12と薬剤容器14とを含んで構成されている。
図1に示すように、薬剤容器配置具12は、載置部18と、第1の脚部20と、第2の脚部22とを備え、第1の脚部20と第2の脚部22はそれぞれ反対の向きに突出する保持用脚部24とを備えている。
薬剤容器配置具12は、弾性変形可能な細長状の部材が屈曲されることで構成されている。このような部材としてポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂材料やばね鋼板など形作られた際に弾性を有する従来公知の様々な材料が採用可能である。
本実施の形態では、薬剤容器配置具12の断面は、厚さよりも幅が大きい扁平な細長状を呈し、詳細には長方形を呈している。
薬剤容器配置具12は、水洗大便器の便器本体を構成する周壁50のリム52を含んだ箇所を挟持して周壁50に取り付けられる観点から、薬剤容器配置具12を構成する部材の厚さは、0.5mm以上6mm以下であると好ましく、1mm以上3mm以下であるとより好ましい。0.5mmよりも薄くなると部材が折れるなど壊れてしまう恐れがあり、6mmを超えると便座を下した時に便座とリム52の上壁部5204との間に薬剤容器配置具12の載置部18が便座に当ってしまい便座が不安定になるという問題が生じる。
また、幅は、2mm以上60mm以下であると好ましく、5mm以上30mm以下であるとより好ましい。2mmよりも細くなると部材が折れるなど壊れてしまう恐れがあり、60mmを超えると弾性変形が難しくなるという問題が生じる。
載置部18は、リム52の上壁部5204の上面に載置される箇所であり、ほぼ直線状に延在している。より詳細には、載置部18は上方に凸の緩やかな湾曲状に延在しており、後述する第1湾曲部1802と第2湾曲部1804のリム52からの浮き上がりを抑制している。
載置部18の長さは、4cm以上8cm以下であると好ましく、5cm以上6cm以下であるとより好ましい。4cmよりも短いとリム52の幅よりも狭くなるため薬剤容器14を便器内部の水流のあたる部分に設置することが困難になる恐れがあり、8cmを超えると薬剤容器配置具12が便器から突出してしまうという問題が生じる。
第1の脚部20は、載置部18の長手方向の一方の端部に第1湾曲部1802を介して接続され、保持用脚部24は第1の脚部20に第2の脚部22から離れる方向に突出している。
詳細に説明すると、第1の脚部20は、第1上脚部2002と第1下脚部2004と保持用脚部24とを有している。第1上脚部2002は、図4に示すように、上壁部5204の厚さよりも大きい寸法でかつ内周壁部5206の上下方向の寸法よりも小さい寸法で下方に延在している。
第1上脚部2002の長さは、1cm以上4cm以下であると好ましく、1.5cm以上2.5cm以下であるとより好ましい。ここで第1上脚部2002の長さとは、第1湾曲部1802の中心から後述する第3湾曲部2006の中心までの長さである。本実施の形態では、第1上脚部2002はほぼ直線状に延在する直線部を含んで構成されているが、第1上脚部2002は、このような直線部を含まずにその両端が第1湾曲部1802と第3湾曲部2006に連続する湾曲部や屈曲部などで構成してもよい。この場合には、第1上脚部2002の長さは、湾曲部や屈曲部などで構成された第1上脚部2002の上端が、直線部を含んで構成された第1上脚部2002の第1湾曲部1802の中心に位置し、湾曲部や屈曲部などで構成された第1上脚部2002の下端が、直線部を含んで構成された第1上脚部2002の第3湾曲部1802の中心に位置する長さとなる。
載置部18と第1上脚部2002とがなす角度は、薬剤容器配置具12をリム52の上部に確実に取り付ける観点からすると、好ましくは80度以上140度以下であり、より好ましくは90度以上120度以下である。
第1下脚部2004は、第1上脚部2002の下端から第3湾曲部2006を介して接続され、第2の脚部22に近づく方向に延在している。なお、第3湾曲部2006を屈曲部としてもよいが、第3湾曲部2006により第1上脚部2002と第1下脚部2004とを接続すると、リム52を含む周壁50の上端への薬剤容器配置具12の装脱が円滑になされる。
第1上脚部2002と第1下脚部2004とがなす角度は、薬剤容器配置具12をリム52の上部に確実に取り付ける観点からすると、好ましくは80度以上140度以下であり、より好ましくは90度以上120度以下である。
保持用脚部24は、薬剤容器14を保持する箇所であり、第1下脚部2004の先端に第1屈曲部2008を介して設けられている。
保持用脚部24と第1下脚部2004とがなす角度は鋭角をなしている。
保持用脚部24は、第1保持用脚部本体2402と係止突起2404を含んで構成され、それらについては後述する。
保持用脚部24と第1下脚部2004と離す角度は、すなわち第1下脚部2004と第1保持用脚部本体2402とがなす角度は、図4(C)に示すように、リム52を含む周壁50の上部に薬剤容器配置具12が取り付けられた状態で、薬剤供給具10の取り外し時に使用されていない保持用脚部24を摘まみやすいように、また、図4(A)、(B)に示すように、周壁50の内周面に対して薬剤容器14が所望の姿勢となるように、20度以上90度以下が好ましく、30度以上45度以下であるとより好ましい。
第2の脚部22は、載置部18の長手方向の他方の端部に第2湾曲部1804を介して接続され、保持用脚部24は第2の脚部22の下端に第1の脚部20から離れる方向に突出している。
詳細に説明すると、第2の脚部22は、第2上脚部2202と保持用脚部24とを有している。
第2上脚部2202は、載置部18の長手方向の他方の端部に第2湾曲部1804を介して接続され、図4に示すように、リム52の内周壁部5206の上下方向の寸法と同じ寸法であるいは内周壁部5206の上下方向の寸法よりも大きい寸法で第1上脚部2002に対向しつつ下方に延在している。
第2上脚部2202は、第1の脚部20の第1上脚部2002とほぼ平行した状態で対向している。
第2上脚部2202の長さは、4cm以上10cm以下であると好ましく、6cm以上8cm以下であるとより好ましい。
なお、図1(A)に示すように、第1下脚部2004の先端から後述する第2上脚部2202に仮想の垂線Lを下すと、詳細には、第1屈曲部2008の中心から第2上脚部2202に仮想の垂線Lを下すと、垂線Lは、第2上脚部2202の長さ方向の中央において交差しており、このような関係を持たせて第1の脚部20と第2の脚部22の長さを設定すると、種々のリム構造を有する便器本体のリム52を含んだ周壁50の上部に薬剤容器配置具12を確実に取り付ける上で有利となる。
載置部18と第2上脚部2202とがなす角度は好ましくは40度以上100度以下であり、より好ましくは60度以上80度以下である。
なお、載置部18の長手方向の両端に屈曲部を介して第1の脚部20と第2の脚部22を接続してもよいが、本実施の形態のように、載置部18の長手方向の両端に第1湾曲部1802と第2湾曲部1804を介して第1の脚部20と第2の脚部22を接続すると、リム52を含む周壁50の上端への薬剤容器配置具12の装脱が円滑になされる。
保持用脚部24は、薬剤容器14を保持する箇所であり、第2上脚部2202の下端に第2屈曲部2204を介して設けられている。
保持用脚部24と第2上脚部2202とがなす角度は鋭角をなしている。
保持用脚部24の構造は前記と同様で、第2保持用脚部本体2402と係止突起2404を含んで構成されている。
第2上脚部2202と第2保持用脚部本体2402とがなす角度は、図4(A)、(B)に示すように、リム52を含む周壁50の上部に薬剤容器配置具12が取り付けられた状態で、薬剤供給具10の取り外し時に使用されていない保持用脚部24を摘まみやすいように、また、図4(C)に示すように、周壁50の内周面に対して薬剤容器14が所望の姿勢となるように、80度以上180度以下が好ましく、90度以上120度以下であるとより好ましい。
図2に示すように、薬剤容器14は、薬剤を収容し支持するものである。
薬剤は、洗浄用、汚れ付着防止用、臭気消臭用、芳香用のものが使用され、水との接触により表面から少しずつ溶解するものである。
薬剤容器14には、合成樹脂や金属など従来公知の様々な材料が採用可能である。
薬剤容器14は、薬剤を収容し支持する収容部30Aを有する容器本体30と、取り付け部32とを備え、それらは一体に設けられている。
容器本体30は、高さHと、高さHよりも大きい寸法の幅Wと、幅Wよりも大きい寸法の長さLとを有し、薄い肉厚で均一の厚さの壁部で形成され、容器本体30を幅W方向から見ると流線形を呈している。
図4に示すように、容器本体30は、高さH方向をほぼ上下方向に向けて、また、後述する開口部30Bが設けられた幅W方向の端部を周壁50の内周面に向けて、長さL方向をほぼ水平方向に向けて使用される。
容器本体30が高さH方向をほぼ上下方向に向けて、また、幅W方向と長さL方向をほぼ水平方向に向けた状態で、容器本体30は上半部に位置する上面部3002と、下半部に位置する下面部3004とを有している。
それら上面部3002と下面部3004とは、幅W方向に直交し高さH方向の中心を通る仮想面に対して面対称な形状で形成されている。
容器本体30の幅W方向の一方の端部および長さL方向の両端は、上面部3002の先端と下面部3004の先端とが接合されることで収容部30Aが閉塞されている。
なお、図2(C)、図5において符号3006は、上面部3002の先端と下面部3004との先端が接合されて形成された稜線を示している。
周壁50の内周面に向けられる容器本体30の幅W方向の他方の端部は、幅W方向に直交し長さL方向と平行する一つの仮想面上に位置すると共に、長さL方向および高さH方向の全長にわたって収容部30Aが開放された開口部30Bを有している。
また、容器本体30の内部を複数に分割する仕切り壁3008が設けられている。
本実施の形態では、容器本体30の長さL方向の中央に、幅W方向および高さH方向の全長にわたって収容部30A内を延在し収容部30Aを2分する仕切り壁3008が設けられている。したがって、薬剤も仕切り壁3008により2分された収容部30Aに収容され、使用時に、水流により徐々に薬剤が溶解するように図られている。
なお、仕切り壁3008の個数や延在方向は任意であり、要するに、使用時に、水流により徐々に薬剤が溶解するように設けられれば良い。
図2(B)に示すように容器本体30の幅Wと、図2(A)に示すように幅W方向から見た容器本体30の高さHは、すなわち上面部3002と下面部3004の幅と、幅方向から見た高さは、長さL方向の中央(中心)が最も大きく、中央から離れるにつれて次第に小さくなる寸法で形成されている。
より詳細には、容器本体30の幅Wと、幅W方向から見た高さHは、すなわち上面部3002と下面部3004の幅と、幅方向から見た高さは、長さL方向の中央(中心)から長さLのほぼ1/3程度までは、中央から離れるにつれて次第に小さくなる寸法で形成され、長さL方向の中央(中心)から長さLのほぼ1/3程度よりも離れると、離れるにつれて急激に小さくなる寸法で形成されている。
また、図2(C)に示すように容器本体30の長さL方向から見た高さHは、すなわち、容器本体30の長さL方向から見た上面部3002と下面部3004の高さは、開口部30Bが設けられた幅W方向の端部が最も大きく、この幅W方向の端部から離れるにつれて小さくなる寸法で形成されている。
より詳細には、容器本体30の長さL方向から見た高さHは、すなわち、容器本体30の長さL方向から見た上面部3002と下面部3004の高さは、開口部30Bが設けられた幅W方向の端部から幅W方向の中央までは、開口部30Bが設けられた幅W方向の端部から離れるにつれて次第に小さくなる寸法で形成され、中央から離れると、離れるにつれて急激に小さくなる寸法で形成されている。
取り付け部32は、上面部3002の長さL方向の中央で、幅W方向の中間部に設けられ、詳細には幅W方向の中心よりも開口部30B側に変位した箇所に設けられ、結合孔3202を有している。
取り付け部32は、矩形板状に上面部3002から膨出形成され、平面視した場合、図2(B)に示すように、容器本体30の長さL方向に細長の長方形状を呈している。
結合孔3202は保持用脚部24の第1、第2保持用脚部本体2402が係脱可能に挿入される箇所で、容器本体30の幅W方向に貫通して設けられている。
結合孔3202の断面は、保持用脚部本体2402の断面形状に対応した偏平な矩形で形成されている。
上面部3002に対する取り付け部32の位置は、結合孔3202に、係止突起2404を含む第1、第2保持用脚部本体2402が挿入され、係止突起2404が開口部30B側の取り付け部32の端部に当接した状態で、開口部30Bとは反対側の取り付け部32の端部が第1屈曲部2008の近傍または第2屈曲部2204の近傍に当接し、第1、第2保持用脚部本体2402の長さL方向における容器本体30の位置決めがなされる。
なお、このように容器本体30が位置決めされた状態で、結合孔3202の断面形状および第1、第2保持用脚部本体2402の断面形状から、第1、第2保持用脚部本体2402の長さ方向の周りの容器本体30の回転が阻止され、また、取り付け部32を支点として容器本体30の幅W方向の両端が変位する傾動が阻止され、言い換えると、保持用脚部24と容器本体30とが一体的に結合される。
なお、結合孔3202の天井面を、第1、第2保持用脚部本体2402が挿入される方向に沿って次第に結合孔3202の底面に近づくように傾斜させ、あるいは、係止突起2404の形状をくさび状にするなど任意である。また、取り付け部32と保持用脚部24とを係脱可能に結合する構造は、ねじやクリップを用いてもよく、実施の形態の構造に限定されず、従来公知の様々な係脱構造が適用可能である。
次に、本実施の形態の薬剤供給具10の使用方法について説明する。
なお、周壁50の内周面とは、リム52の上壁部5204の下方の便器本体の周壁50の内周面であり、図4(A)の場合には、リム52の内周壁部5206の内周面および周壁50の内周壁部50Bの内周面を含み、図4(B)の場合には、リム52の内周壁部5206の内周面を含み、図4(C)の場合には、リム52の外周壁部5202の内周面を含み、周壁50の外周面とは、リム52の上壁部5204の下方の便器本体の周壁50の外周面であり、周壁50の外周壁部50Bの外周面およびリム52の外周壁部5202の外周面を含む。
薬剤供給具10は、リム52の上面に載置部18を載置し、リム52の形状に合わせてリム52を跨いで2つの脚部20,22のうちの一方を周壁50の内周面に他方を周壁50の外周面に配置して用いる。
図4(A)に示すようにリム52の上壁部5204の幅をせばめ、周壁50が外周壁部50Aと内周壁部50Bとの二重の壁部で構成され、リム52の外周壁部5202が周壁50の外周壁部50Aに接続され、リム52の内周壁部5206が周壁50の内周壁部50Bに接続されている場合には、図3(A)に示すように、第1の脚部20の保持用脚部24に薬剤容器14を保持させる。すなわち薬剤容器14の取り付け部32の結合孔3202に第1保持用脚部本体2402を挿入し、取り付け部32を係止突起2404と第1屈曲部2008の近傍の箇所とで挟んで保持用脚部24で薬剤容器14を保持する。
そして、図4(A)に示すように、リム52の上壁部5204の上面に載置部18を載置し、リム52を跨いで第1の脚部20を、周壁50の内周面を構成するリム52の内周壁部5206の内周面に、第2の脚部22を、周壁50の外周面を構成するリム52の外周壁部5202の外周面に配置する。
これにより薬剤容器14の容器本体30は、その高さH方向がほぼ上下方向に向けられ、また、開口部30Bが設けられた幅W方向の端部が内周壁部5206の内周面に向けられ、また、長さL方向がほぼ水平方向に向けた状態で配置され、容器本体30の開口部30Bが設けられた幅W方向の端部の上端はリム52の内周壁部5206の内周面に当接する。
また、長さの異なる2つの脚部20,22がリム52の上壁部5204の下方においてリム52を含む周壁50を薬剤容器14を介して挟持することで、薬剤容器配置具12はリム52を含む周壁50に安定した状態で取り付けられ、周壁50の内周面に対する薬剤容器14の位置、姿勢が安定した状態で保持される。
周壁50の内周面(リム52の内周壁部5206の内周面)に水吐出口から水が吐出されると、薬剤容器14は長さL方向に細長の流線形を呈しているため、図5に示すように、水流は薬剤容器14の箇所で跳ね上がることなく上面部3002と下面部3004により上下に2分されて流れるため、水流による便器洗浄効果を妨げることが軽減される。また薬剤容器14に排泄物の跳ね返りなどが付着しにくい。
すなわち、薬剤容器14は、水流に向けて凸状の球面や平面を有していないため、水流は薬剤容器14の箇所で跳ね上がることなく上下に2分され上面部3002と下面部3004に沿って流れ、次いで周壁50の内周面(リム52の内周壁部5206の内周面)に沿って流れ、周壁50の内周面を旋回する旋回流となり、周壁50の内周面、ボウル部を洗浄する。
その際に、水流の一部が開口部30Bから容器本体30の薬剤に接触し、薬剤はその表面から少しずつ溶解し、水と共に旋回流となり、薬剤により周壁50の内周面、ボウル部を効果的に洗浄する。
また、便器掃除などの際に薬剤供給具10を一旦取り外す場合や、使用終了後に取り外す場合には、リム52の外周壁部5202の外周面に配置された、すなわち周壁50の外側に位置する第2の脚部22の保持用脚部24を摘まみ、第2の脚部22の保持用脚部24をリム52の外周壁部5202の外周面に沿って上昇させることで、薬剤供給具10をリム52から取り外す。
したがって、便器本体の周壁50の内側に手を入れることなく、薬剤容器14を水洗大便器内に落下させることなく衛生的に薬剤供給具10を取り外すことができる。
また、薬剤容器14が取り付けられていない保持用脚部24は、リム52の外周壁部5202の外周面から突出しているので摘まみやすく、薬剤供給具10を水洗大便器から簡単に取り外す上で有利となる。
また、便座をリム52上に載置した際には、薬剤容器14を含む薬剤供給具10は便座で隠れるため、見栄えもよい。
また、長さの異なる2つの脚部20,22により薬剤容器配置具12が安定した状態でリム52を含む周壁50に取り付けられ、薬剤容器14の位置、姿勢が安定した状態で保持されるため、周壁50の内周面に吐出される水流や、便座の上げ下ろしの際の衝撃などに対して薬剤供給具10の周壁50からの落下を阻止する上で有利となる。
また、図4(B)に示すようにリム52の上壁部5204の幅を図4(A)のリム52よりも大きく従来の図4(C)とほぼ同様にし、リム52の内周壁部5206の下端をリム52の外壁部の下端に接続させた形状の近年のリム52の場合には、図4(A)のリム52の場合と同様に、図3(A)に示すように、第1の脚部20の保持用脚部24に薬剤容器14を保持させる。
そして、図4(B)に示すように、リム52の上面に載置部18を載置し、リム52を跨いで第1の脚部20を、周壁50の内周面を構成するリム52の内周壁部5206の内周面に、第2の脚部22を、周壁50の外周面を構成するリム52の外周壁部5202の外周面に配置する。
これにより薬剤容器14の容器本体30は、その高さH方向がほぼ上下方向に向けられ、また、開口部30Bが設けられた幅W方向の端部が内周壁部5206の内周面に向けられ、また、長さL方向がほぼ水平方向に向けた状態で配置される。
また、2つの脚部20,22が前記リム52を含む前記周壁50を挟持することで、あるいは、2つの脚部20,22が前記リム52を含む前記周壁50を前記薬剤容器14を介して挟持することで、薬剤容器配置具12はリム52を含む周壁50に安定した状態で取り付けられ、周壁50の内周面に対する薬剤容器14の位置、姿勢が安定した状態で保持される。
リム52の内周壁部5206の内周面に水吐出口から水が吐出されると、薬剤容器14は長さL方向に細長の流線形を呈しているため、図5に示すように、水流は薬剤容器14の箇所で跳ね上がることなく上面部3002と下面部3004により上下に2分され、周壁50の内周面を旋回する旋回流となって周壁50の内周面、ボウル部を洗浄する。
その際に、薬剤はその表面から少しずつ溶解し水と共に旋回流となり、薬剤によりリム52の内周壁部5206の内周面を含む周壁50の内周面、ボウル部を効果的に洗浄される。
また、薬剤供給具10の交換時などに薬剤供給具10をリム52から取り外す場合には、図4(A)のリム52の場合と同様に、リム52の外周壁部5202の外周面に配置された第2の脚部22の保持用脚部24を摘まみ、第2の脚部22の保持用脚部24をリム52の外周壁部5202の外周面に沿って上昇させることで、薬剤供給具10をリム52から取り外し、したがって、便器本体の周壁50の内側に手を入れることなく、衛生的に薬剤供給具10を水洗大便器から取り外すことができる。
また、保持用脚部24は、リム52の外周壁部5202の外周面から突出しているので摘まみやすく、薬剤供給具10を水洗大便器から簡単に取り外す上で有利となる。
また、便座をリム52上に載置した際には、薬剤容器14を含む薬剤供給具10は便座で隠れるため見栄えもよく、周壁50の内周面に吐出される水流や、便座の上げ下ろしの際の衝撃などに対して薬剤供給具10の周壁50からの落下を阻止する上で有利となる。
また、載置部18の両端に第1湾曲部1802と第2湾曲部1804とを設けたので、幅の大きいリム52に対して装着し易くなり、薬剤供給具10の装着操作性を高める上で有利となる。
また、図4(C)に示すように、リム52の上壁部5204の幅が図(A)のリム52よりも大きく、リム52の内周壁部5206の下方への突出長さが図(A)のリム52よりも小さい従来のオープンリムの場合には、図3(B)に示すように、第2の脚部22の保持用脚部24に薬剤容器14を保持させる。すなわち薬剤容器14の取り付け部32の結合孔3202に第2保持用脚部本体2402を挿入し、取り付け部32を係止突起2404と第2屈曲部2204の近傍の箇所とにより挟むことで保持用脚部24で薬剤容器14を保持する。
そして、図4(C)に示すように、リム52の上面に載置部18を載置し、リム52を跨いで第2の脚部22を周壁50の内周面に、第2の脚部22を、周壁50の外周面を構成するリム52の外周壁部5202の外周面に配置する。
これにより薬剤容器14の容器本体30は、その高さH方向がほぼ上下方向に向けられ、また、開口部30Bが設けられた幅W方向の端部が内周壁50の内周面に向けられ、また、長さL方向がほぼ水平方向に向けた状態で配置される。
また、2つの脚部20,22がリム52を含む周壁50を挟持することで、薬剤容器配置具12はリム52を含む周壁50に安定した状態で取り付けられ、周壁50の内周面に対する薬剤容器14の位置、姿勢が安定した状態で保持される。
リム52の外周壁部5202の内周面に水吐出口から水が吐出されると、薬剤容器14は長さL方向に細長の流線形を呈しているため、図5に示すように、水流は薬剤容器14の箇所で跳ね上がることなく上面部3002と下面部3004により上下に2分され、周壁50の内周面を旋回する旋回流となって周壁50の内周面、ボウル部を洗浄する。
その際に、薬剤はその表面から少しずつ溶解し水と共に旋回流となり、薬剤によりリム52の外周壁部5202の内周面を含む周壁50の内周面、ボウル部を効果的に洗浄される。
また、薬剤供給具10の交換時などに薬剤供給具10をリム52から取り外す場合には、リム52の外周壁部5202の外周面に配置された第1の脚部20の保持用脚部24を摘まみ、第1の脚部20の保持用脚部24をリム52の外周壁部5202の外周面に沿って上昇させることで、薬剤供給具10をリム52から取り外し、したがって、便器本体の周壁50の内側に手を入れることなく、衛生的に薬剤供給具10を水洗大便器から取り外すことができる。
また、保持用脚部24は、リム52の外周壁部5202の外周面から突出しているので摘まみやすく、薬剤供給具10を水洗大便器から簡単に取り外す上で有利となる。
また、便座をリム52上に載置した際には、薬剤容器14を含む薬剤供給具10は便座で隠れるため、見栄えもよく、周壁50の内周面に吐出される水流や、便座の上げ下ろしの際の衝撃などに対し薬剤供給具10の周壁50からの落下を阻止する上で有利となる。
また、載置部18の両端に第1湾曲部1802と第2湾曲部1804とを設けたので、幅の大きいリム52に対して装着し易くなり、薬剤供給具10の装着操作性を高める上で有利となる。
したがって、本実施の形態の薬剤容器配置具12を備える薬剤供給具10によれば、様々なリム52形状を有する水洗大便器に装着して使用することができ、薬剤供給具10の汎用性、実用的価値を高める上で有利となる。
また、第1の脚部20と第2の脚部22とは共に薬剤容器14を保持する保持用脚部24を備えているので、薬剤容器14が保持されていない保持用脚部24を、薬剤供給具10の取り外し時に摘まむことで、水洗大便器の内側に手を入れることなく衛生的に取り外すことができ、薬剤供給具10の取り外し性を向上する上で有利となる。
なお、本実施の形態の薬剤容器配置具12で保持される薬剤容器14は、図2に示す実施の形態の構造のものに限定されず、従来公知の様々な構造のものでよいが、本実施の形態の薬剤容器14を用いると、水の跳ね上がりを防止し、便器本体を効果的に洗浄する上で有利となる。
また、本実施の形態の薬剤容器14を、水洗大便器の周壁50の内周面に配置させる薬剤容器配置具12は、図1に示す実施の形態の構造のものに限定されず、従来公知の様々な構造のものでよいが、本実施の形態の薬剤容器配置具12を用いると、様々なリム52形状を有する水洗大便器に広く使用できる上で有利となる。
10 薬剤供給具
12 薬剤容器配置具
14 薬剤容器
18 載置部
1802 第1湾曲部
1804 第2湾曲部
20 第1の脚部
2002 第1上脚部
2004 第1下脚部
2006 第3湾曲部
2008 第1屈曲部
22 第2の脚部
2202 第2上脚部
2204 第2屈曲部
24 保持用脚部
2402 保持用脚部本体
2404 係止突起
30 容器本体
30A 収容部
30B 開口部
3002 上面部
3004 下面部
32 取り付け部
3202 結合孔
50 周壁
52 リム
5202 外周壁部
5204 上壁部
5206 内周壁部

Claims (7)

  1. 薬剤を支持する薬剤容器と、弾性変形可能な細長状の部材からなり水洗大便器の便器本体を構成する周壁の上端のリムに取り付けられ前記周壁の内周面に前記薬剤容器を位置させる薬剤容器配置具とを有する薬剤供給具であって、
    前記薬剤容器配置具は、前記周壁の上端のリムの上面に載置される載置部と、前記載置部の長手方向の一方の端部に接続された第1の脚部と、前記載置部の長手方向の他方の端部に接続され前記第1の脚部よりも長さが大きく前記第1の脚部に対向する第2の脚部とを備え、
    前記第1の脚部と前記第2の脚部は、それら脚部の下端に互いに反対の向きでそれぞれ突設され前記薬剤容器を係脱可能に保持する保持用脚部を有し、
    前記リムの上面に前記載置部を載置し、前記リムの形状に合わせて前記リムを跨いで前記二つの脚部のうちの一方を前記周壁の内周面に他方を前記周壁の外周面に配置し、前記周壁の内周面に配置された前記脚部の前記保持用脚部で前記薬剤容器を保持させた状態で、前記二つの脚部が前記リムを含む前記周壁を挟持することであるいは前記二つの脚部が前記リムを含む前記周壁を前記薬剤容器を介して挟持することで前記薬剤容器配置具が前記リムを含む前記周壁に取り付けられると共に前記周壁の内周面に対する前記薬剤容器の位置および姿勢が保持される、
    ことを特徴とする薬剤供給具。
  2. 前記リムは前記周壁の上端部を構成する外周壁部と、前記外周壁部の上端から周壁の内側に突出し前記リムの上面を構成する上壁部と、前記上壁部の先端から下方に突出する内周壁部を備え、
    前記第1の脚部は、前記載置部の長手方向の一方の端部から、前記上壁部の厚さよりも大きい寸法で下方に延在する第1上脚部を有し、
    前記第2の脚部は、前記載置部の長手方向の他方の端部から前記第1上脚部に対向しつつ下方に延在する第2上脚部を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の薬剤供給具。
  3. 前記第1の脚部は、前記第1上脚部の下端から前記第2上脚部に近づく方向に延在しその先端に前記保持用脚部が接続する第1下脚部を有し、
    前記第2の脚部の前記第2上脚部の下端に前記保持用脚部が接続されている、
    ことを特徴とする請求項2記載の薬剤供給具。
  4. 前記第1下脚部の先端から前記第2上脚部に仮想の垂線を下すと、前記垂線は、前記第2上脚部の長さ方向の中央において交差する、
    ことを特徴とする請求項3記載の薬剤供給具。
  5. 前記載置部の長手方向の一方の端部と前記第1の脚部とは第1湾曲部を介して接続され、前記載置部の長手方向の他方の端部と前記第2の脚部とは第2湾曲部を介して接続されている、
    ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項記載の薬剤供給具。
  6. 前記薬剤容器は、前記薬剤を支持する容器本体と、前記容器本体の上部に設けられ前記保持用脚部が係脱可能に挿入される結合孔が設けられた取り付け部とを有し、
    前記第1の脚部の前記保持用脚部は、前記第1下脚部の下端に接続され前記第2上脚部から離れる方向に延在し前記結合孔に係脱可能に挿入される第1保持用脚部本体と、前記第1保持用脚部本体に設けられ前記結合孔に前記第1保持用脚部本体が挿入された状態で前記取り付け部に係止し前記取り付け部の前記第1保持用脚部本体からの抜落を阻止する係止突起を含んで構成され、
    前記第2の脚部の前記保持用脚部は、前記第2上脚部の下端に接続され前記第1上脚部から離れる方向に延在し前記結合孔に係脱可能に挿入される第2保持用脚部本体と、前記第2保持用脚部本体に設けられ前記結合孔に前記第2保持用脚部本体が挿入された状態で前記取り付け部に係止し前記取り付け部の前記第2保持用脚部本体からの抜落を阻止する係止突起を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項3または4または請求項3を引用する請求項5記載の薬剤供給具。
  7. 前記第1下脚部と前記第1保持用脚部本体とがなす角度は、好ましくは20度以上90度以下、より好ましくは30度以上45度以下であり、
    前記第2上脚部と前記第2保持用脚部本体とがなす角度は、好ましくは80度以上180度以下であり、より好ましくは90度以上120度以下である、
    ことを特徴とする請求項6記載の薬剤供給具。
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