JP7235581B2 - 建物ユニット - Google Patents
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Description
また、屋根パネルに水勾配を付与するための専用の金具を用いた場合、部品点数の増加によるコストアップを招くとともに、その手間を要していた。
(実施の形態1)
以下に、図面に基づいて実施の形態1の建物ユニット1について説明する。
実施の形態1の建物ユニット1を備えるユニット建物UHは、図1に示すように、建物ユニット1Aを結合して1階部分が構築され、建物ユニット1Bを結合して2階部分が構築され、建物ユニット1Cを結合して3階部分が構築され、3階部分の屋根RFの部分の一部にペントハウスを構築する実施の形態1の建物ユニット1が設けられている。そして、ペントハウスを構築する建物ユニット1は、図2に示す骨組構造体10の上に屋根パネルユニットRPUが設けられている。
まず、骨組構造体10について説明する。
骨組構造体10は、四隅に設けられた4本の柱11,・・・と、この柱11,・・・の下端を連結した4本の床大梁(不図示)と、この柱11,・・・の上端を連結した天井桁梁13a、13aおよび天井妻、13b、13bと、を有する。なお、天井桁梁13aがユニット建物UHの桁側となり、天井妻梁13bがユニット建物UHの妻側となる。そして、骨組構造体10の上に屋根パネルユニットRPUが設けられている。
屋根パネルユニットRPUは、図2に示すように、屋根パネル20と、屋根パネル20の4隅に設けられた接続金具30とを備える。
垂木受梁21は、屋根パネル20の幅方向(図2の矢印X方向)の両端に設けられている。そして、一対の垂木受梁21に垂木22(図3参照)が架け渡されている。さらに、垂木受梁21および垂木22に図4に示す野地板23が支持され、この野地板23の上面に溝板24が敷設されている。なお、溝板24は、図2の矢印Y方向の溝を備え、屋根パネル20には、この矢印Y方向に沿って水勾配が付与されている。なお、水勾配の水上と水下は図示のとおり、矢印Yの方向が水下となっている。
接続金具30は、図5A、図5Bに示すように、筒状のボックス本体部31と、屋根パネル結合部としての取付ブラケット32とを有する。
図4に示すように、水下側の接続金具30(DN)では、取付ブラケット32は、支持片322の下辺部322aがボックス本体部31の下端部の付近に配置されている。そして、支持片322は、図5Cに示すように、先端辺部322dの長さLdが基端辺部322cの長さLcよりも長く形成されている。この寸法差により、上述のように上辺部322bと基端辺部322cとが成す角度および先端辺部322dと成す角度が水勾配分だけ直角とは異なる角度を成し、上辺部322bは、ボックス本体部31側に下がる傾斜が与えられている。
次に、接続金具30の屋根パネル20への取付手順について説明する。
接続金具30は、垂木受梁21に取り付けられる。この取付の際には、まず、ボックス本体部31の側面を、図6に示す垂木受梁21の端面21aに突き当て、かつ、支持片322を垂木受梁21の側面に当接させ、さらに、図4に示すように支持片322の上辺部322bの上端面を野地板23の下面に当接させる。そして、その状態で支持片322をねじ33により垂木受梁21に固定する。
なお、垂木受梁21の側面には、図3に示すL字断面形状の結合ブラケット40を、さらに取り付ける。
次に、屋根パネルユニットRPUを骨組構造体10へ取り付ける際の手順について説明する。この場合、屋根パネルユニットRPUを吊り上げて骨組構造体10の上に移動させ、4か所に設けられた接続金具30を、骨組構造体10の4か所の柱11の上に結合させる。
以下に、実施の形態1の建物ユニット1の効果を列挙する。
(1)実施の形態1の建物ユニット1は、骨組構造体10の4隅に設けられた柱11と屋根パネル20とが接続金具30で接続された建物ユニット1である。そして、接続金具30が、柱11の上端から上方に連続する形状の本体部としてのボックス本体部31と、ボックス本体部31の下端部に設けられて柱11に結合する柱結合部としての下蓋板314と、吊下用ボルトとしてのアイボルト50を締結するボルト締結部としての上蓋板313およびナット315と、屋根パネル20に結合する屋根パネル結合部としての取付ブラケット32と、屋根パネル20に所定の角度の水勾配を付与する水勾配付与部としての支持片322と、を備える。さらに、屋根パネル結合部としての取付ブラケット32は、ボックス本体部31から側方に延び、屋根パネル20の垂木受梁21の側面に取り付けられ、水勾配付与部としての支持片322は、取付ブラケット32に設けられている。
したがって、接続金具30は、アイボルト50を締結して、建物ユニット1の運搬に用いることができるとともに、屋根パネルユニットRPUの運搬にも用いることができる。さらに、接続金具30は、屋根パネル20と骨組構造体10との接続に用いることができるとともに、屋根パネル20の水勾配の付与に用いることができる。
よって、部品点数を削減して、コストダウンおよび製造の手間を削減できる。また、接続金具30を、柱11に連続するボックス本体部31と、ボックス本体部31から側方に延びる取付ブラケット32とにより形成でき、単純な構造としてコストダウンを図ることができるとともに、強度を確保できる。
したがって、水勾配付与部として、屋根パネル20に結合する機能を有する部分(取付ブラケット32)とは別体の水勾配付与部を設けるものと比較して、構成を単純化してコストダウンを図ることができる。
したがって、水勾配の水上と水下とで距離があっても、取付ブラケット32を水上と水下とでその形状を大きく変更することなく、水勾配を付与することができる。
10 骨組構造体
11 柱
20 屋根パネル
21 垂木受梁
23 野地板
30 接続金具
31 ボックス本体部
32 取付ブラケット(屋根パネル結合部)
50 アイボルト(吊下用ボルト)
51 リング部
52 ボルト部
112 柱頭ジョイントボルト
313a ボルト挿通穴
313 上蓋板(ボルト締結部)
314 下蓋板(柱結合部)
315 ナット(ボルト締結部)
322 支持片
322b 上辺部
RPU 屋根パネルユニット
UH ユニット建物
Claims (3)
- 骨組構造体の4隅に設けられた柱と屋根パネルとが接続金具で接続された建物ユニットであって、
前記接続金具が、前記柱の上端から上方に連続する形状の筒部を有する本体部と、前記本体部の下端部に設けられて前記柱に結合する柱結合部と、前記本体部の上端部に設けられて吊下用ボルトを締結するボルト締結部と、前記屋根パネルに結合するとともに前記筒部に固定される取付片を有する屋根パネル結合部と、前記屋根パネルに所定の角度の水勾配を付与する水勾配付与部と、を備え、
前記屋根パネル結合部は、前記本体部から側方に延び、前記屋根パネルの側面に取り付けられる取付ブラケットを備え、
前記水勾配付与部は、前記取付ブラケットに設けられている建物ユニット。 - 請求項1に記載の建物ユニットにおいて、
前記水勾配付与部は、前記屋根パネルの野地板を受ける前記取付ブラケットの上端面により形成されている建物ユニット。 - 請求項1または請求項2に記載の建物ユニットにおいて、
前記水勾配の水下側に配置される前記取付ブラケットは、前記水勾配の水上側に配置される前記取付ブラケットよりも、前記本体部に対して相対的に下方位置に配置されている建物ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019087696A JP7235581B2 (ja) | 2019-05-07 | 2019-05-07 | 建物ユニット |
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JP2020183644A JP2020183644A (ja) | 2020-11-12 |
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- 2019-05-07 JP JP2019087696A patent/JP7235581B2/ja active Active
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