JP6959860B2 - 建物用ユニット輸送治具 - Google Patents

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Description

本発明は、建物用ユニット輸送治具に関する。
特許文献1には、屋根ユニットの輸送に用いる治具として、輸送前の屋根ユニットの2つの束にボルト、ナットにより締結固定され、建設現場にて取外される治具が開示されている。
特開平5−156716号公報
それぞれ一方向に長尺とされ該一方向と交差する交差方向に並んだ第1構成部材及び第2構成部材に、架設部材が架設された建物用ユニットがある。この建物用ユニットを車両等の輸送手段の荷台に載せて輸送する場合に、特許文献1のように、第1構成部材及び第2構成部材にボルト、ナットを用いて治具を締結する構成では、ボルト、ナットを締結する手間がかかるので、治具の取付けを簡単に行えない。
一方、治具を用いない構成では、建物用ユニットを荷台に載せて輸送する場合に、建物用ユニットに振動が伝わることで、架設部材が第1構成部材及び第2構成部材を重力方向に押付ける状態となる。これにより、第1構成部材の下部及び第2構成部材の下部がそれぞれ外側に向けて移動する(建物用ユニットが変形する)可能性がある。
つまり、建物用ユニットへの建物用ユニット輸送治具の取付けを簡単に行うと共に建物用ユニットの輸送時の変形を抑制するには、改善の余地がある。
本発明は、建物用ユニットへの建物用ユニット輸送治具の取付けを簡単に行うと共に建物用ユニットの輸送時の変形を抑制することが目的である。
第1態様に係る建物用ユニット輸送治具は、それぞれ一方向に長尺とされ該一方向と交差する交差方向に間隔をあけて並ぶ第1構成部材及び第2構成部材と、前記一方向及び前記交差方向のそれぞれと直交する上下方向における前記第1構成部材の上部と前記第2構成部材の上部とに架設される架設部材と、を有する建物用ユニットを、輸送手段の荷台に載せて輸送するための建物用ユニット輸送治具であって、前記交差方向に延在され、前記荷台に載置されると共に前記第1構成部材が載置される載置部と、前記載置部における前記交差方向の一端部から立上げられ、前記第1構成部材の前記交差方向の第1外側面と対向する第1立上部と、前記載置部の前記交差方向の他端部から立上げられ、前記第2構成部材の前記交差方向の内側面と対向する第2立上部と、前記第2立上部に設けられ、前記第2構成部材に前記上下方向の上側から引掛けられることで前記第2構成部材の前記交差方向の第2外側面と対向する引掛部と、を有する。
第1態様に係る建物用ユニット輸送治具では、建物用ユニットを輸送手段の荷台に移動させるときに、第1立上部及び載置部が第1構成部材と第2構成部材との間に挿入され、引掛部が第2構成部材に上側から引掛けられる。そして、建物用ユニットが荷台に載置されたときに、載置部は、荷台に載置されると共に第1構成部材が載置される。第1立上部は、第1構成部材の第1外側面と対向する。第2立上部は、第2構成部材の内側面と対向する。引掛部は、第2構成部材の第2外側面と対向する。
輸送手段による建物用ユニットの輸送時において、建物用ユニットに振動が伝わることで、架設部材が第1構成部材及び第2構成部材を重力方向に押付ける状態となる。このときに、第1構成部材の下部及び第2構成部材の下部は連結されていないので、それぞれ外側に向けて移動する可能性がある。ここで、第1外側面が第1立上部と接触することで、第1構成部材の下部が外側へ移動することが規制される。さらに、第2構成部材の上部が第2立上部と接触することで、第2構成部材の回転が規制され、結果として、第2構成部材の下部が外側へ移動することが規制される。
このように、第1態様に係る建物用ユニット輸送治具では、建物用ユニットの第2構成部材に引掛部を引掛けるだけで、荷台に建物用ユニットが載置されたときに、建物用ユニットに建物用ユニット輸送治具が取付けられる。これにより、建物用ユニットへの建物用ユニット輸送治具の取付けを簡単に行うことができる。さらに、第1態様に係る建物用ユニット輸送治具では、輸送時に建物用ユニットが振動した場合に、第1構成部材及び第2構成部材の移動が第1立上部及び第2立上部により規制されるので、建物用ユニットの輸送時の変形を抑制することができる。
第2態様に係る建物用ユニット輸送治具の前記第2立上部には、前記第2構成部材に向けて張出され前記第2構成部材の前記内側面と接触する接触部が設けられている。
第2態様に係る建物用ユニット輸送治具では、建物用ユニットが荷台に載置されたときに、接触部が第2構成部材の内側面と接触する。このとき、引掛部が第2構成部材の第2外側面と接触する。つまり、第2構成部材が接触部と引掛部とで挟まれた状態となることで、第2構成部材の回転がさらに規制されるので、接触部が無い構成に比べて、第2構成部材の変形を抑制することができる。
第3態様に係る建物用ユニット輸送治具の前記接触部は、前記上下方向の下側が上側よりも前記第2構成部材に近付くように傾斜された傾斜面を有する。
第3態様に係る建物用ユニット輸送治具では、接触部の上側部分が第2立上部側に退避した構成となっているので、引掛部が第2構成部材に引掛けられるときに回転しても、この回転が接触部によって制限されるのを抑制することができる。
第4態様に係る建物用ユニット輸送治具の前記第1立上部は、前記上下方向の下側が上側よりも前記第1構成部材に近付くように傾斜され前記第1外側面と接触する接触面を有する。
第4態様に係る建物用ユニット輸送治具では、接触面の上側部分が第1立上部側に退避した構成となっているので、載置部が荷台に載置されるときに回転しても、この回転が第1構成部材と第1立上部との接触によって制限されるのを抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る建物用ユニット輸送治具では、建物用ユニットへの建物用ユニット輸送治具の取付けを簡単に行うと共に建物用ユニットの輸送時の変形を抑制することができる。
本実施形態に係るユニット建物に屋根ユニットが取付けられる状態を示した構成図である。 本実施形態に係る屋根ユニットの主要部を示す平面図である。 本実施形態に係る屋根ユニットに治具を取付けた状態を示す説明図である。 (A)、(B)、(C)本実施形態に係る屋根ユニットに治具を取付ける作業工程を示す工程図である。 (A)本実施形態に係る屋根ユニットに治具を取付けた状態を示す説明図であり、(B)本実施形態に係る屋根ユニット及び治具をワイヤで吊下げた状態を示す説明図であり、(C)本実施形態に係る屋根ユニット及び治具を荷台に載せた付けた状態を示す説明図である。 (A)、(B)本実施形態に係る屋根ユニットに治具を取付ける作業工程を示す工程図である。 (A)、(B)本実施形態に係る屋根ユニット及び治具を荷台に載せる作業工程を示す工程図である。 (A)本実施形態に係る屋根ユニットを治具を用いずに輸送する前の状態を示す説明図であり、(B)本実施形態に係る屋根ユニットを治具を用いずに輸送しているときの桁梁及び小梁の状態を示す説明図である。 本実施形態の第1変形例に係る屋根ユニット及び治具を示す説明図である。 本実施形態の第2変形例に係る屋根ユニット及び治具を示す説明図である。
本実施形態に係る建物用ユニット輸送治具の一例について説明する。
〔全体構成〕
図1には、本実施形態の建物の一例としてのユニット建物10が示されている。ユニット建物10は、一例として、図示しない複数の建物ユニットと、屋根ユニット20とを含んで構成されており、これらが建設現場の図示しない基礎上で連結されることで構築されている。なお、屋根ユニット20は、図示しないクレーンで吊上げられ、ユニット建物10の一部に形成された開口部12を塞ぐように配設される。
屋根ユニット20は、建物用ユニットの一例である。また、屋根ユニット20は、基部22(図2参照)と、基部22の外周部分に直立するパラペット24と、床部を形成する面材26とを含んで構成されている。
図2に示すように、基部22は、一例として、桁梁28及び桁梁29と、妻梁32及び妻梁33と、3本の小梁34と、6つのブラケット36とを有する。なお、以後の説明では、屋根ユニット20について、桁方向をY方向、妻方向をX方向、上下方向(高さ方向)をZ方向と称する。X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交(交差)する。
図3に示すように、桁梁28は、第1構成部材の一例であり、Y方向に長尺とされている(延在されている)。Y方向は、一方向の一例である。また、桁梁28は、Y方向と交差する断面形状がU字形のチャンネル鋼で構成されている。具体的には、桁梁28は、Z方向に沿って直立するウェブ28Aと、ウェブ28Aの下端部からX方向に張出された下フランジ28Bと、ウェブ28Aの上端部からX方向に張出された上フランジ28Cとを有する。上フランジ28Cには、Z方向に貫通する図示しない貫通孔が形成されている。ウェブ28AにおけるX方向の外側(桁梁29側とは反対側)の面を第1外側面の一例としての外側面28Dと称する。
桁梁29は、第2構成部材の一例であり、Y方向に長尺とされている(延在されている)。また、桁梁29は、桁梁28とX方向に間隔をあけて、桁梁28と同じ高さで並んでいる。X方向は、交差方向の一例である。さらに、桁梁29は、Y方向と交差する断面形状がU字形のチャンネル鋼で構成されている。具体的には、桁梁29は、Z方向に沿って直立するウェブ29Aと、ウェブ29Aの下端部から桁梁28に向けてX方向に張出された下フランジ29Bと、ウェブ29Aの上端部から桁梁28に向けてX方向に張出された上フランジ29Cとを有する。上フランジ29Cには、Z方向に貫通する図示しない貫通孔が形成されている。
ウェブ29AにおけるX方向の外側(桁梁28側とは反対側)の面を第2外側面の一例としての外側面29Dと称する。また、下フランジ29BにおけるX方向の内側(桁梁28と対向する側)の端面を内側面の一例としての端面29Eと称する。なお、桁梁28の寸法と桁梁29の寸法とは、ほぼ同じ寸法とされている。
ここで、ウェブ28AのZ方向の高さをH1とし、下フランジ28B及び上フランジ28Cのそれぞれのウェブ28Aからの張出し長さをL1とする。また、ウェブ29AのZ方向の高さをH2とし、下フランジ29B及び上フランジ29Cのそれぞれのウェブ29Aからの張出し長さをL2とする。本実施形態では、一例として、H1=H2、L1=L2に設定されている。さらに、桁梁28と桁梁29とのX方向の間隔の長さをLAとする。図3では、長さLAが、上フランジ28CのX方向の内側端面と、上フランジ29CのX方向の内側端面との間隔として示されている。
図2に示すように、妻梁32及び妻梁33は、それぞれX方向に長尺とされている。また、妻梁32及び妻梁33は、X方向と交差する断面形状がU字形のチャンネル鋼で構成されている。妻梁32は、一例として、桁梁28のY方向の一端部と、桁梁29のY方向の一端部とに溶接により接合されている。妻梁33は、一例として、桁梁28のY方向の他端部と、桁梁29のY方向の他端部とに溶接により接合されている。つまり、桁梁28、29及び妻梁32、33は、平面視で全体が矩形枠状に形成されている。
小梁34は、架設部材の一例であり、X方向に長尺の角筒で構成されている。また、小梁34は、桁梁28のZ方向の上部と、桁梁29のZ方向の上部とに架設されている。なお、上部とは、部材のZ方向の中央に対して上側に位置する部位を意味する。
図8(A)に示すように、ブラケット36は、一例として、1枚の板材を直角に屈曲させた構成とされており、Y方向から見た場合にL字状に形成されている。また、ブラケット36は、X方向に沿った底部36Aと、底部36Aの一端からZ方向に直立する直立部36Bとを有する。直立部36Bは、小梁34の端部に溶接により固定されている。底部36Aには、図示しない貫通孔がZ方向を軸方向として形成されている。そして、底部36Aは、ボルト37及びナット39を用いて、上フランジ28Cに上側から重ねられて締結されている。なお、図示を省略するが、小梁34の他端側のブラケット36は、上フランジ29C(図3参照)に上側から重ねられて締結されている。これにより、図2に示すように、小梁34は、桁梁28のZ方向の上部と、桁梁29のZ方向の上部とに架設されている。
図2に示すように、上フランジ28C及び上フランジ29Cには、一例として、それぞれ2箇所に吊金具31が取付けられるようになっている。4つの吊金具31には、4本のワイヤ35の一端部が引掛けられる。そして、4本のワイヤ35の他端部が束ねられてクレーン19(図5(B)参照)により引上げられることで、屋根ユニット20が吊下げられるようになっている。なお、屋根ユニット20が吊下げられるときには、面材26(図1参照)は取付けられていない。言い換えると、面材26が取付けられていない状態では、屋根ユニット20の基部22には、桁梁28、29及び小梁34で囲まれた複数の空間部23が形成されている。空間部23には、後述する建物用ユニット輸送治具の一例としての治具40が挿入されるようになっている。空間部23のY方向の間隔(対向する2つの小梁34のY方向の間隔)の長さをLBとする。
〔要部構成〕
次に、治具40について説明する。
図5(C)に示す治具40は、屋根ユニット20を輸送手段の一例としての車両16の荷台18に載せて輸送するために用いられる。なお、荷台18の上面は、ほぼ水平面(X−Y面)に沿っているものとする。
図3に示すように、治具40は、載置部42と、第1立上部44と、第2立上部46と、引掛部48とを有する。治具40の形状は、一例として、X方向を長手方向としY方向を短手方向とする矩形状の鉄板を、X方向の4箇所でほぼ直角に折曲げた形状とされている。言い換えると、治具40の形状は、Y方向から見た場合に略S字状とされている。
<載置部>
載置部42は、一例として、Z方向から見た場合にX方向を長手方向としY方向を短手方向とする(Z方向を厚さ方向とする)矩形状に形成されている。つまり、載置部42は、X方向に延在されている。また、載置部42は、荷台18上にZ方向を厚さ方向として載置されている。載置部42のZ方向の上面及び下面は、X−Y面に沿った平面とされている。
載置部42のX方向の長さL3、Y方向の長さL4とする。本実施形態では、長さL3が、既述の長さLA、L1に対して、L3>LA+L1となるように設定されている。また、長さL4が、既述の長さLB(図2参照)に対して、L4<LBとなるように設定されている。載置部42のX方向中央に対する桁梁28側の上面には、桁梁28の下フランジ28Bが載置されている。なお、載置部42の厚さをdとする。
<第1立上部>
第1立上部44は、載置部42におけるX方向の一端部(桁梁28が載置される側の端部)からZ方向に立上げられた部位である。また、第1立上部44は、一例として、板部52と、3つのリブ53とを有する。
板部52は、X方向を厚さ方向として配置されている。また、板部52は、X方向から見た場合にY方向を長手方向としZ方向を短手方向とする矩形状に形成されている。板部52のX方向の内側(桁梁28と対向する側)の側面及び外側(桁梁28とは対向しない側)の側面は、いずれもY−Z面に沿った平面とされている。板部52の厚さは、載置部42の厚さdとほぼ同じ厚さに設定されている。板部52のZ方向の高さをH3とする。高さH3は、一例として、既述の高さH1に対して、(H1)/2>H3となるように設定されている。板部52のY方向の長さは、一例として、L4とされている。
載置部42の上面に桁梁28が載置された状態において、板部52は、外側面28Dに対して、X方向の外側(下フランジ28B及び上フランジ28C側とは反対側)に配置されている。なお、載置部42の上面に桁梁28が載置された状態とは、屋根ユニット20に治具40が取付けられた状態を意味する。以後、屋根ユニット20に治具40が取付けられた状態を載置状態と称する。載置状態において、Y方向から見た場合に、外側面28Dと板部52とは、ほぼ平行に配置されている。
3つのリブ53は、一例として、板部52のY方向の両端部と中央部にそれぞれ1箇所ずつ形成されている。具体的には、リブ53は、板部52の桁梁28側の側面と載置部42の上面とを繋いでいる。また、リブ53は、Y方向を厚さ方向とする板状に形成されている。さらに、リブ53は、Y方向から見た場合に直角三角形状に形成されている。この直角三角形の斜辺に相当する部位には、接触面56が形成されている。言い換えると、第1立上部44は、接触面56を有する。
接触面56は、板部52のZ方向の上端部から載置部42の上面に向けて延びている。また、接触面56は、Y方向から見た場合に、Z方向の下側が上側よりも桁梁28(外側面28D)に近付くように傾斜されている。ここで、載置状態において、接触面56のZ方向の下端部は、外側面28DのZ方向の下端部と接触している。言い換えると、第1立上部44は、載置状態において、外側面28DとX方向に対向し、さらに、外側面28Dと接触するように構成されている。
<第2立上部>
第2立上部46は、載置部42におけるX方向の他端部(桁梁29側の端部)からZ方向に立上げられた板状部で構成されている。第1立上部46のZ方向の下端部には、一例として、3つの接触部58が設けられている。なお、第1立上部46に接触部58が設けられることとは、第1立上部46に対して別体の接触部58が固定されることと、第1立上部46に接触部58が一体で形成されることとを含む。
既述の載置状態において、第2立上部46は、桁梁29に対してX方向の内側(空間部23側)に配置される。そして、第2立上部46は、下フランジ29B及び上フランジ29CとX方向に対向する。具体的には、第2立上部46は、下フランジ29Bの端面29E及び上フランジ29Cの端面29FとX方向に対向する。なお、Y方向から見た場合に、第2立上部46とウェブ29Aとは、ほぼ平行に配置されている。
また、第2立上部46は、X方向から見た場合にY方向を長手方向としZ方向を短手方向とする矩形状に形成されている。第2立上部46のX方向の外側(桁梁29と対向する側)の側面及び内側(桁梁29とは対向しない側)の側面は、いずれもY−Z面に沿った平面とされている。第2立上部46のX方向の厚さは、載置部42の厚さdとほぼ同じ厚さに設定されている。第2立上部46のZ方向の高さをH4とする。高さH4は、既述の高さH2に対して、H4>H2となるように設定されている。第2立上部46のY方向の長さは、一例として、L4とされている。
(接触部)
3つの接触部58は、一例として、第2立上部46のY方向の両端部と中央部にそれぞれ1箇所ずつ設けられている。具体的には、接触部58は、一例として、Y方向から見た場合に台形状でかつY方向を厚さ方向とする板状に形成されている。接触部58における台形の下底に相当する部位は、第2立上部46のX方向の外側面におけるZ方向の下端部に溶接されている。接触部58のZ方向の高さをH5とする。高さH5は、一例として、リブ53の高さH3と同程度の高さとされている。言い換えると、高さH5は、一例として、(H2)/2>H5となるように設定されている。また、接触部58は、傾斜面62と、規制面64とを有する。
傾斜面62は、Y方向から見た場合に、接触部58の台形の斜辺に相当する部位に形成されている。具体的には、傾斜面62は、Y方向から見た場合に、第2立上部46から下フランジ29Bに向けて延びており、Z方向の下側が上側よりも桁梁29(端面29E)に近付くように傾斜されている。
規制面64は、Y方向から見た場合に、接触部58の台形の上底に相当する部位に形成されている。具体的には、規制面64は、Y方向から見た場合に、傾斜面62のZ方向の下端からZ方向に沿って下側へ延びる平面で構成されている。規制面64のZ方向の高さは、一例として、下フランジ29BのZ方向の厚さに相当する高さよりも高い。
第2立上部46の外側面から規制面64までのX方向の長さ(接触部58の張出し長さ)は、既述の載置状態において、規制面64と端面29Eとが接触する長さに設定されている。このように、接触部58は、第2立上部46から桁梁29に向けて張出されている。そして、接触部58は、既述の載置状態において、端面29Eと規制面64とがX方向に対向し、さらに、端面29Eと規制面64とが接触することで、桁梁29の第2立上部46側への移動を規制するように構成されている。なお、接触部58におけるX方向の長さが最も長い部位は、第2立上部46から規制面64までの長さL5の部位である。
<引掛部>
引掛部48は、一例として、第2立上部46のZ方向の上端部に第2立上部46に連続して設けられている。具体的には、引掛部48は、上壁部49と、縦壁部51とを有する。また、引掛部48は、Y方向から見た場合の形状がL字状とされている。
上壁部49は、第2立上部46のZ方向の上端から第2立上部46に対して桁梁29側(接触部58が設けられた側)に、X方向に沿って板状に延びている。また、上壁部49は、Z方向から見た場合に、Y方向を長手方向としX方向を短手方向とする矩形状に形成されている。上壁部49のZ方向の上面及び下面は、いずれもX−Y面に沿った平面とされている。さらに、上壁部49は、既述の載置状態において、桁梁29の上フランジ29Cに対してZ方向の上側に配置されている。
上壁部49のZ方向の厚さは、載置部42の厚さdとほぼ同じ厚さに設定されている。上壁部49のY方向の長さは、一例として、L4とされている。また、上壁部49のX方向の長さをL6とする。長さL6は、既述の長さL2に対して、L6>L2となるように設定されている。さらに、長さL6は、一例として、L6=L2+L5+2×dに設定されている。
縦壁部51は、上壁部49のX方向における第2立上部46側とは反対側の端からZ方向の下側に向けて、Z方向に沿って板状に延びている。また、縦壁部51は、X方向から見た場合に、Y方向を長手方向としZ方向を短手方向とする矩形状に形成されている。縦壁部51のX方向の両側面は、Y−Z面に沿った平面とされている。加えて、縦壁部51は、既述の載置状態において、桁梁29の外側面29Dに対してX方向に対向し、さらに、外側面29Dに対してX方向の外側から接触している。
縦壁部51のX方向の厚さは、載置部42の厚さdとほぼ同じ厚さに設定されている。縦壁部51のY方向の長さは、一例として、L4とされている。また、縦壁部51のZ方向の高さをH6とする。高さH6は、一例として、H6<(H4−H5)となるように設定されている。
引掛部48は、桁梁29に対してZ方向の上側から引掛けられた場合に、桁梁29の上フランジ29C及び外側面29Dと接触するようになっている。また、引掛部48は、既述の載置状態において、縦壁部51におけるZ方向の中央よりも下側の部位が、外側面29DのZ方向の中央よりも上側の部位と接触するようになっている。
治具40では、載置部42のX方向中央に対して、引掛部48側の部位の質量が第1立上部44側の部位の質量よりも大きくなっている。つまり、治具40を載置部42の中央を基準として吊上げた場合には、治具40は、水平面(X−Y面)に対して引掛部48側に傾くようになっている。
〔比較例における屋根ユニットの輸送〕
図8(A)に示すように、屋根ユニット20の輸送において治具40(図3参照)を用いない構成を比較例とする。図8(A)、(B)では、小梁34上に面材26を配置した状態が示されているが、実際の輸送時には面材26は取外されている。屋根ユニット20の桁梁28は、荷台18上に載置されている。なお、図8(A)、(B)では、桁梁28側のみが示されているが、桁梁29(図3参照)側は同様の構成であるため、図示及び説明を省略する。
図8(B)に示すように、比較例において、屋根ユニット20の輸送時には、車両16の振動が荷台18を介して屋根ユニット20に伝わることで、小梁34がZ方向(重力方向であり上下方向)に振動する。このとき、小梁34が桁梁28をZ方向の下側へ押付ける状態となる。そして、ブラケット36の屈曲部分がこの押付力に耐え切れなくなって変形した場合には、桁梁28のZ方向の下部は、他の部材に連結されていないので、X方向の外側に向けて移動(変位)することになる。このように、比較例では、輸送時に屋根ユニット20が変形し易くなる。
〔作用〕
次に、本実施形態の治具40の作用について説明する。
<荷台への屋根ユニットの載置>
図4(A)及び図6(A)に示すように、屋根ユニット20の桁梁28と桁梁29との間の空間部23に、治具40の第1立上部44及び載置部42が、第1立上部44、載置部42の順で挿入される。そして、第1立上部44は、桁梁28の下側に配置される。桁梁28及び桁梁29は、図示しない支持部材によって支持されることで、予め地面に対して上側に配置されている。また、治具40は、図示しないクレーンによって吊下げられている。なお、屋根ユニット20の輸送では、一例として、2つの治具40(図2参照)が用いられるが、2つの治具40は同様の構成である。このため、一方の治具40について説明し、他方の治具40の説明を省略する。
続いて、図4(B)及び図4(C)に示すように、第1立上部44が上がり、第2立上部46及び引掛部48が下がるように、治具40が回転される。これにより、図5(A)及び図6(B)に示すように、載置部42の上面と下フランジ28Bとが接触し、接触面56の下部が外側面28Dと接触する。また、図6(B)に示すように、接触部58(規制面64)が端面29Eと接触し、縦壁部51が外側面29Dと接触する。なお、治具40は、このときに、図示しない支持部材により支持されている。また、治具40の上壁部49は、上フランジ29Cに対して上側に離れて配置される。
続いて、図5(B)に示すように、桁梁28及び桁梁29に吊金具31が取付けられる。吊金具31には、ワイヤ35の一端部が引掛けられる。そして、ワイヤ35の他端部が束ねられてクレーン19により引上げられることで、屋根ユニット20が宙吊りの状態となる。このとき、図7(A)に示すように、上壁部49が上フランジ29Cと接触することで、引掛部48が桁梁29に上側から引掛けられる。なお、図5(B)及び図7(A)では、引掛部48が桁梁29に引掛けられたときに、一例として、接触面56の下部が外側面28Dの下部と接触した状態が示されているが、このときに接触面56が外側面28Dから離れていてもよい。
続いて、図5(C)に示すように、車両16の荷台18上に屋根ユニット20が載置される。なお、図5(C)では、クレーン19、吊金具31及びワイヤ35(いずれも図5(B)参照)を除いた状態が示されている。
図7(B)に示すように、荷台18上に屋根ユニット20の載置部42が載置された状態では、載置部42上に桁梁28が載置され、接触面56の下部が外側面28Dの下部と接触する。さらに、接触部58の規制面64が端面29Eと接触し、縦壁部51が外側面29Dと接触する。そして、屋根ユニット20は、この載置状態で車両16により、建設現場へ輸送される。
<屋根ユニットの輸送時>
図7(B)に示す屋根ユニット20の輸送時(輸送途中)において、屋根ユニット20には、車両16の本体から荷台18を介してZ方向の振動が伝わる。このとき、既述の比較例のように、桁梁28の下部及び桁梁29の下部が、それぞれ外側に向けて移動(変位)する可能性がある。
ここで、外側面28Dが第1立上部44の接触面56と接触することで、桁梁28の下部が外側へ移動することが規制される。さらに、桁梁29の上部が第2立上部46と接触することで桁梁29の回転が規制され、桁梁29の下部が外側へ移動することが規制される。また、桁梁29のX方向外側への移動は、引掛部48の縦壁部51との接触により規制される。加えて、桁梁29のX方向内側(桁梁28に向かう側)への移動は、端面29Eと規制面64との接触により規制される。このように、治具40を用いることで、桁梁28及び桁梁29の移動(変位)が抑制されるので、屋根ユニット20の輸送時の変形を抑制することができる。
図1に示すように、ユニット建物10の建設現場では、屋根ユニット20は、荷台18(図7(B)参照)から図示しないクレーンにより引上げられ、開口部12の周縁部に下されて固定される。このようにして、ユニット建物10に屋根ユニット20が設けられる。
以上、説明したように、治具40を用いた屋根ユニット20の輸送では、屋根ユニット20の桁梁29に引掛部48を引掛けるだけで、荷台18に屋根ユニット20が載置されたときに、屋根ユニット20に治具40が取付けられる。これにより、例えば、桁梁28と桁梁29とをボルト及びナットを用いて連結する構成に比べて、屋根ユニット20への治具40の取付けを簡単に行うことができる。さらに、治具40を用いた屋根ユニット20の輸送では、輸送時に屋根ユニット20が振動した場合に、桁梁28及び桁梁29のX方向の移動が第1立上部44及び第2立上部46により規制される。これにより、治具40を用いた屋根ユニット20の輸送では、既述の比較例に比べて、屋根ユニット20の輸送時の変形を抑制することができる。
また、治具40では、屋根ユニット20が荷台18に載置されたときに、接触部58が桁梁29の端面29Eと接触する。このとき、引掛部48の縦壁部51が外側面29Dと接触する。つまり、桁梁29が接触部58と引掛部48とで挟まれた状態となることで、輸送時の桁梁29の回転がさらに規制されるので、接触部58が無い構成に比べて、桁梁29の変形を抑制することができる。
さらに、治具40では、接触部58のZ方向の上側部分が桁梁29に対して第2立上部46側に退避した構成となっているので、引掛部48が桁梁29に引掛けられるときに回転しても、桁梁29と接触部58とが接触し難い。つまり、桁梁29に引掛けられるときの引掛部48の回転が、接触部58によって制限されるのを抑制することができる。そして、引掛部48の回転が接触部58によって制限され難くなることにより、縦壁部51と外側面29Dとの接触面積が、予め設定した接触面積よりも小さくなるのを抑制することができる。
加えて、治具40では、接触面56の上側部分が第1立上部44側に退避した(傾斜した)構成となっている。このため、載置部42が荷台18に載置されるときに、第1立上部44が上がる方向に載置部42が回転した場合に、回転初期から桁梁28と第1立上部44とが接触し難くなる。これにより、載置部42が水平状態(X−Y面に沿った状態)となるまでの回転が、桁梁28と第1立上部44との接触によって制限されるのを抑制することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
<第1変形例>
図9には、第1変形例としての治具70と、屋根ユニット80とが示されている。なお、前記の実施形態と基本的に同一の部材、部位には、前記の実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。治具70は、建物用ユニット輸送治具の一例である。屋根ユニット80は、建物用ユニットの一例である。
屋根ユニット80は、屋根ユニット20(図2参照)において、桁梁29のZ方向の高さが、桁梁28のZ方向の高さよりも高い構成とされている。そして、妻梁32、33(図2参照)が斜めに配置されている。
治具70は、載置部42と、第1立上部44と、第2立上部72と、引掛部48とを有する。第2立上部72は、載置部42におけるX方向の他端部(桁梁29側の端部)からZ方向に立上げられた板状部で構成されている。第1立上部72のZ方向の下端部には、Y方向に間隔をあけて複数の接触部74が設けられている。治具70の載置状態において、第2立上部72は、桁梁29に対してX方向の内側に配置される。そして、第2立上部72は、下フランジ29B及び上フランジ29CとX方向に対向する。また、第2立上部72は、X方向から見た場合にY方向を長手方向としZ方向を短手方向とする矩形状に形成されている。
接触部74は、一例として、Y方向から見た場合に台形状でかつY方向を厚さ方向とする板状に形成されている。接触部74における台形の下底に相当する部位は、第2立上部72のX方向の外側面におけるZ方向の中央部及び下端部に溶接されている。接触部74のZ方向上端の高さは、載置部42の下面から下フランジ29Bの下面までの高さよりも高く、載置部42の下面から上フランジ29Cの下面までの高さよりも低い。また、接触部74は、傾斜面76を有する。
傾斜面76は、Y方向から見た場合に、接触部74の台形の斜辺に相当する部位に形成されている。傾斜面76は、Y方向から見た場合に、Z方向の下側が上側よりも桁梁29に近付くように傾斜されている。また、傾斜面76の長さは、一例として、傾斜面62(図3参照)の長さよりも長い。このように、接触部74は、第2立上部72から桁梁29に向けて張出されている。そして、接触部74は、治具70の載置状態において、端面29Eと傾斜面76とが接触することで、桁梁29の第2立上部72側への移動を規制するように構成されている。
ここで、治具70を用いた屋根ユニット80の輸送では、屋根ユニット80の桁梁29に引掛部48を引掛けるだけで、荷台18に屋根ユニット80が載置されたときに、屋根ユニット80に治具70が取付けられる。これにより、桁梁28と桁梁29とをボルト及びナットを用いて連結する構成に比べて、屋根ユニット80への治具70の取付けを簡単に行うことができる。さらに、治具70を用いた屋根ユニット80の輸送では、輸送時に屋根ユニット80が振動した場合に、桁梁28及び桁梁29のX方向の移動が第1立上部44及び第2立上部72により規制される。これにより、治具70を用いた屋根ユニット80の輸送では、既述の比較例に比べて、屋根ユニット80の輸送時の変形を抑制することができる。
<第2変形例>
図10には、第2変形例としての治具90と、屋根ユニット20とが示されている。なお、前記の実施形態と基本的に同一の部材、部位には、前記の実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。治具90は、建物用ユニット輸送治具の一例である。
治具90は、載置部42と、第1立上部44と、第2立上部46と、引掛部48と、直立部92とを有する。言い換えると、治具90は、既述の治具40(図3参照)に直立部92が追加された構成とされている。
直立部92は、一例として、載置部42上に第1立上部44とX方向に対向して直立している。具体的には、直立部92は、載置部42上において、第1立上部44と共に桁梁28をX方向に挟むことが可能となる位置に直立している。また、直立部92は、載置部42上にY方向に間隔をあけて複数設けられている。さらに、直立部92は、Y方向を厚さ方向とする板状とされており、Y方向から見た場合に、Z方向に上底、下底が並ぶ台形状に形成されている。直立部92のZ方向の高さは、第1立上部44のZ方向の高さよりも低い。
直立部92の第1立上部44とX方向に対向する部位には、桁梁28の下フランジ28Bの端面と接触する斜面94が形成されている。斜面94は、Y方向から見た場合に、Z方向の下側が上側よりも桁梁28に近付くように傾斜されている。ここで、既述の載置状態において、斜面94のZ方向の下端部は、下フランジ28Bの端面と接触している。
治具90を用いた屋根ユニット20の輸送では、治具40(図3参照)を用いた場合の作用に加えて、さらに屋根ユニット20の変形が抑制される。具体的には、輸送中に屋根ユニット20に対してX方向の揺れが生じるなどして、桁梁28が桁梁29に向けて変位する状態になったとする。この状態で、接触部58が桁梁29のX方向の変位を規制する。さらに、直立部92が、桁梁28の桁梁29に向かうX方向の変位を規制する。これらの作用により、桁梁28と桁梁29との間隔が輸送前の間隔に保持されるので、直立部92が無い構成に比べて、屋根ユニット20の変形をさらに抑制することができる。
<他の変形例>
桁梁28、29は、チャンネル鋼に限らず、H形鋼やI形鋼であってもよい。H形鋼やI形鋼の場合は、内側面、外側面として、下フランジ又は上フランジの端面を設定すればよい。
建物用ユニットは、屋根ユニット20、80に限らず、床ユニットであってもよい。また、建物用ユニットは、Z方向からの平面視において構成部材が枠状に形成された構成であれば、屋根用や床用のユニットに限らない。
リブ53、接触部58の数は、3つに限らず、2つ又は4つ以上の複数であってもよい。また、リブ53、接触部58は、板状のものをY方向に間隔をあけて並べる構成に限らない。例えば、Y方向に長尺とされた1つの部材で構成されていてもよい。
治具40、70、90の各部の長さ及び高さは、既述の長さ及び高さに限らず、適用する建物用ユニットに合わせて変更してよい。また、使用する治具40、70、90の数は、1つ及び複数のいずれであってもよい。
治具40において、接触部58を設けずに桁梁29を第2立上部46に接触させ、引掛部48の縦壁部51と第2立上部46とで桁梁29を挟む構成としてもよい。第1立上部44は、リブ53を有さずに板部52に桁梁28が接触する構成であってもよい。また、第1立上部44は、接触面56に換えて鉛直面又は曲面を有するものであってもよい。接触部58は、傾斜面62に換えて鉛直面又は曲面を有するものであってもよい。
第1立上部44と外側面28Dとは、直接、接触していなくても(対向するのみであっても)よい。換言すると、第1立上部44と外側面28Dとの間に他の部材が介在し、該他の部材が第1立上部44と外側面28Dとで挟まれる状態であってもよい。
縦壁部51と外側面29Dとは、直接、接触していなくても(対向するのみであっても)よい。換言すると、縦壁部51と外側面29Dとの間に他の部材が介在し、該他の部材が縦壁部51と外側面29Dとで挟まれる状態であってもよい。
10 ユニット建物(建物の一例)
16 車両(輸送手段の一例)
18 荷台
20 屋根ユニット(建物用ユニットの一例)
28 桁梁(第1構成部材の一例)
28D 外側面(第1外側面の一例)
29 桁梁(第2構成部材の一例)
29D 外側面(第2外側面の一例)
29E 端面(内側面の一例)
34 小梁(架設部材の一例)
40 治具(建物用ユニット輸送治具の一例)
42 載置部
44 第1立上部
46 第2立上部
48 引掛部
56 接触面
58 接触部
62 傾斜面
70 治具(建物用ユニット輸送治具の一例)
80 屋根ユニット(建物用ユニットの一例)
90 治具(建物用ユニット輸送治具の一例)

Claims (4)

  1. それぞれ一方向に長尺とされ該一方向と交差する交差方向に間隔をあけて並ぶ第1構成部材及び第2構成部材と、前記一方向及び前記交差方向のそれぞれと直交する上下方向における前記第1構成部材の上部と前記第2構成部材の上部とに架設される架設部材と、を有する建物用ユニットを、輸送手段の荷台に載せて輸送するための建物用ユニット輸送治具であって、
    前記交差方向に延在され、前記荷台に載置されると共に前記第1構成部材が載置される載置部と、
    前記載置部における前記交差方向の一端部から立上げられ、前記第1構成部材の前記交差方向の第1外側面と対向する第1立上部と、
    前記載置部の前記交差方向の他端部から立上げられ、前記第2構成部材の前記交差方向の内側面と対向する第2立上部と、
    前記第2立上部に設けられ、前記第2構成部材に前記上下方向の上側から引掛けられることで前記第2構成部材の前記交差方向の第2外側面と対向する引掛部と、
    を有する建物用ユニット輸送治具。
  2. 前記第2立上部には、前記第2構成部材に向けて張出され前記第2構成部材の前記内側面と接触する接触部が設けられている請求項1に記載の建物用ユニット輸送治具。
  3. 前記接触部は、前記上下方向の下側が上側よりも前記第2構成部材に近付くように傾斜された傾斜面を有する請求項2に記載の建物用ユニット輸送治具。
  4. 前記第1立上部は、前記上下方向の下側が上側よりも前記第1構成部材に近付くように傾斜され前記第1外側面と接触する接触面を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の建物用ユニット輸送治具。
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