JP6235245B2 - 建物ユニットの連結構造 - Google Patents
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Description
この建物ユニットの連結構造は、図7(A)に示す如く、ユニット建物1の平面視で、該ユニット建物1の外郭に囲まれた内部で隣接する建物ユニット2(1階建物ユニット2Aと2階建物ユニット2B)の柱間隙部A(4個の建物ユニット2のコーナー柱3が互いに相近接して形成する間隙部)において、長尺の図7(B)に示す如くのワイヤ4を用いている。ワイヤ4の下端部は基礎5に埋め込まれ(又は基礎5に埋設されたホールインアンカーに螺入され、ワイヤ4の上端部は2階建物ユニット2Bのコーナー柱3の上端に緊結される。
(a)「上階建物ユニットの柱の中空部に挿通された連結材の上端部が上階建物ユニットにおける柱の上端に設けた上エンドプレートに連結されるとともに、該連結材の下端部が下階建物ユニットにおける柱の上端に設けた上エンドプレートに連結される」建物ユニットの連結構造であって、「前記連結材が長尺ワイヤからなり、ワイヤの上端部にボルトを連結して備え、ワイヤの下端部に吊り環を連結して備え、連結材の上端部のボルトは、上階建物ユニットにおける柱の上エンドプレートに設けた挿通孔から上方に突出され、その突出部分に螺着されるナットを該上エンドプレートの上面に締結され、連結材の下端部の吊り環は、下階建物ユニットにおける柱の上エンドプレートの上面に取付けられて上階建物ユニットにおける柱の下エンドプレートに設けた挿通孔から該上階建物ユニットの柱の中空部内に挿入されるフックに係入されて連結される」ものとしたことにより、下階建物ユニットと上階建物ユニットの連結に伴って連結材に生じる緊張力が上階建物ユニットの柱に作用し、下階建物ユニットの柱には作用するところがない。即ち、下階建物ユニットの柱における軸力の増加を招くことなく、上階建物ユニットを連結材によって下階建物ユニットに確実に緊結できる。
図1、図2に示したユニット建物10は、建築現場に設置した基礎20の上に、1階部分を構成する下階建物ユニット30と、2階部分を構成する上階建物ユニット40が順に積層されて構成される。
(a)建物ユニット30、40の柱31、41の中空部に挿通された連結材50(鉄筋棒51)により、建物ユニット30、40の柱31、41と下部構造体たる基礎20とを緊結する。従って、連結材50(鉄筋棒51)は、ユニット建物10の外郭に囲まれた内部に位置して相隣接する4個の下階建物ユニット30(又は上階建物ユニット40)の各柱31(又は41)、ユニット建物10の外郭に位置して相隣接する2個の下階建物ユニット30(又は上階建物ユニット40)の各柱31(又は41)、又はユニット建物10の外郭に位置する下階建物ユニット30(又は上階建物ユニット40)の出隅部の柱31(又は41)等、ユニット建物10の外郭に対していかなる位置にある建物ユニット30、40の柱31、41であっても、当該柱31、41を下部構造体たる基礎20に確実に緊結することができる。
実施例1のユニット建物10は、基礎20の上に参考例1におけると同様の下階建物ユニット30と上階建物ユニット40が順に積層されたものである。
本実施例において、連結材60は長尺ワイヤ61からなり、ワイヤ61の上端部にボルト61Aを連結して備え、ワイヤ61の下端部に吊り環61Bを連結して備える。ワイヤ61は、柱41の中空部に挿通されたとき、上端部のボルト61Aを柱41の上エンドプレート41Eに設けた挿通孔41Hから上方に突出し、下端部の吊り環61Bを柱41の中空部内で下エンドプレート41Eに近接する位置に留める。
(a)上階建物ユニット40の柱41の中空部に挿通された連結材60により、上階建物ユニット40の柱41と下部構造体としての下階建物ユニット30とを緊結する。従って、連結材60は、ユニット建物10の外郭に囲まれた内部に位置して相隣接する4個の上階建物ユニット40の各柱41、ユニット建物10の外郭に位置して相隣接する2個の上階建物ユニット40の各柱41、又はユニット建物10の外郭に位置する上階建物ユニット40の出隅部の柱41等、ユニット建物10の外郭に対していかなる位置にある上階建物ユニット40の柱41であっても、当該柱41を下部構造体としての下階建物ユニット30に確実に緊結することができる。
参考例2のユニット建物10は、基礎20の上に参考例1におけると同様の下階建物ユニット30と上階建物ユニット40が順に積層されたものである。
本参考例において、連結材70は長尺ワイヤ71からなり、ワイヤ71の上端部と下端部にボルト71A、71Bを連結して備える。ワイヤ71は、上階建物ユニット40の柱41の中空部に挿通されたとき、上端部のボルト71Aを柱41の上エンドプレート41Eに設けた挿通孔41Hから上方に突出し、下端部のボルト71Bを柱41の下エンドプレート41Eに設けた挿通孔41Hから下方に突出する。
(a)上階建物ユニット40の柱41の中空部に挿通された連結材70により、上階建物ユニット40の柱41と下部構造体としての下階建物ユニット30とを緊結する。従って、連結材70は、ユニット建物10の外郭に位置して相隣接する2個の上階建物ユニット40の各柱41、又はユニット建物10の外郭に位置する上階建物ユニット40の出隅部の各柱41等、ユニット建物10の外郭に対していかなる位置にある上階建物ユニット40の柱41であっても、当該柱41を下部構造体たる下階建物ユニット30に確実に緊結することができる。
図8(A)は参考例1として図1に示したと同様のユニット建物10において、相隣接する下階建物ユニット30(又は上階建物ユニット40)の各上部がジョイント板110(図9(A))、又はジョイント板120(図9(B))を介して互いに接合されるものを示している。
(a)前記下部構造体たる基礎20の上に複数の相隣接する建物ユニット30(又は40)を積層し、それらの相隣接する建物ユニット30(又は40)の各上部がジョイント板110を介して互いに接合される。従って、ユニット建物10の外郭に対していかなる位置にある建物ユニット30(又は40)の柱31(又は41)であっても、当該柱31(又は41)を、連結材50(鉄筋棒51)により参考例1における如くに下部構造体たる基礎20に確実に緊結することに加え、当該ユニット建物10を構成するように水平方向にて相隣接する複数の建物ユニット30(又は40)を互いに確実に接合できる。
参考例4のユニット建物10に適用されるジョイント板210は、参考例3で用いたジョイント板110の変形例である。ジョイント板210は、ジョイント板110において各連結材50(鉄筋棒51)を挿通可能にした挿通孔111と同様の挿通孔211を備えるとともに、ジョイント板110において建物ユニット30(又は40)の天井梁33(又は43)とボルト締結するために設けたボルト孔112に代わるピン212を備える。
参考例5のユニット建物10に適用されるジョイント板310は、参考例3で用いたジョイント板110の変形例である。ジョイント板310は、図19に示す如く、ジョイント板110において各連結材50(鉄筋棒51)を挿通可能にした挿通孔111と同様の4個の挿通孔311を備えるとともに、これらの4個の挿通孔311と、4個の建物ユニット30(又は40)の相隣接する4個の柱31(又は41)における上エンドプレート31E(又は41E)が備えて各連結材50(鉄筋棒51)を挿通可能にした各挿通孔31H(又は41H)とが図20に示す如く、平面視で高精度に同一位置となるように設定し、かつ各連結材50(鉄筋棒51)がそれらの挿通孔311、挿通孔31H(又は41H)に径方向で隙間なく挿通するようにしたものである。
20 基礎
22 H形鋼
22F フランジ
22H 連結孔
30 下階建物ユニット
31 柱
31E 上エンドプレート
33 天井梁
34 C形鋼
34F フランジ
34H 連結孔
40 上階建物ユニット
41 柱
41E 上エンドプレート
43 天井梁
60 連結材
61 ワイヤ
62 フック
63 ナット
Claims (1)
- 下階建物ユニットと、下階建物ユニットの上に搭載される上階建物ユニットを連結する建物ユニットの連結構造において、
上階建物ユニットの柱の中空部に挿通された連結材の上端部が上階建物ユニットにおける柱の上端に設けた上エンドプレートに連結されるとともに、該連結材の下端部が下階建物ユニットにおける柱の上端に設けた上エンドプレートに連結されるものであり、
前記連結材が長尺ワイヤからなり、ワイヤの上端部にボルトを連結して備え、ワイヤの下端部に吊り環を連結して備え、
連結材の上端部のボルトは、上階建物ユニットにおける柱の上エンドプレートに設けた挿通孔から上方に突出され、その突出部分に螺着されるナットを該上エンドプレートの上面に締結され、
連結材の下端部の吊り環は、下階建物ユニットにおける柱の上エンドプレートの上面に取付けられて上階建物ユニットにおける柱の下エンドプレートに設けた挿通孔から該上階建物ユニットの柱の中空部内に挿入されるフックに係入されて連結されることを特徴とする建物ユニットの連結構造。
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