JP4814019B2 - 杭と上部構造物の接合構造及び方法 - Google Patents
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Description
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において更に、上記上部構造物が建物ユニットであり、建物ユニットの柱が上記接合具の2枚の平行な板の他方の上面に載置され、柱に取付けられている床梁が該他方の板にボルト固定されるようにしたものである。
請求項5の発明は、管状の杭の上端部に、杭頭キャップを被せて固定し、杭頭キャップの上面に、縦断面エ型の接合具を横置きし、該接合具の2枚の平行な板の一方を該杭頭キャップの上面にボルト固定し、接合具の2枚の平行な板の他方の上面に上部構造物をボルト固定する杭と上部構造物の接合方法であって、杭頭キャップを、短管の上端面に蓋板を溶接して構成するとともに、杭の上端に短管を嵌合して溶接し、接合具の2枚の平行な板の一方を、杭頭キャップの蓋板に予め穿設されているボルト孔に挿通されるボルトにより該蓋板にボルト固定し、上部構造物を、上記接合具の2枚の平行な板の他方の上面に載置し、該他方の板に予め穿設されているボルト孔に挿通されるボルトにより該他方の板にボルト固定するようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において更に、上記接合具の2枚の平行な板の一方に、杭の杭心の水平方向ずれに応じて正規位置からずれた杭頭キャップの蓋板に予め穿設されているボルト孔に合致するボルト孔を穿設し、それらの両ボルト孔に挿通されるボルトにより該接合部の2枚の平行な板の一方を該杭頭キャップの蓋板の上面にボルト固定するようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項6の発明において更に、上記上部構造物の所定の据付位置に対応する正規位置に接合具を配置し、杭頭キャップに対する接合具のボルト止め位置を調整するようにしたものである。
請求項8の発明は、請求項5〜7のいずれかの発明において更に、上記上部構造物が建物ユニットであり、建物ユニットの柱を上記接合具の2枚の平行な板の他方の上面に載置し、柱に取付けられている床梁を該他方の板にボルト固定するようにしたものである。
本発明が適用される建物ユニットAは、図3〜図5に示す如く、四隅部の鋼製角パイプからなる柱1の下端と上端に溝形の鋼製ジョイントピース2が溶接により取付けられ、上下間のジョイントピース2の間に跨がり短い溝形の鋼製床梁3及び天井梁4(不図示)が溶接により取付けられるとともに、長い溝形の鋼製床梁5及び天井梁6(不図示)が溶接により取付けられ、柱1と梁3、4、5、6とがラーメン構造により接合された箱形の構造体を有している。この箱形構造体のほぼ平行な2本の長い天井梁6、6の間に複数本の木製小梁が架け渡され、ほぼ平行な2本の長い床梁5、5の間に鋼製角パイプからなる複数本の小梁が溝形取付片を介して架け渡されて建物ユニットAの骨組が構成されている。
(1)杭10の打設と杭頭処理(図1(A))
杭10を地面100に打設し、杭頭を地面100から所定高さ(h)に揃える。
杭10の杭心の水平方向位置(x)、傾き(θ)を測定する。
杭10の杭頭に杭頭キャップ20を被せて溶接する。杭頭キャップ20の蓋板22はボルト40のための4個のボルト孔を予め穿設されている。
接合具30の下フランジ32に、杭頭キャップ20の蓋板22と接合するボルト40のための4個のボルト孔40Aを現地施工にて穿設する。尚、接合具30の上フランジ31はボルト50のための1個のボルト孔50Aを予め穿設されている。
杭頭キャップ20の蓋板22に、接合具30の下フランジ32を載せてボルト40により固定する。杭10の上端部の高さにばらつきがあるときには、杭頭キャップ20の蓋板22の上に高さ調整用ライナを介し、このライナの上に接合具30の下フランジ32を載せることにより、杭10の上端部の高さのばらつきを吸収する。
接合具30の上フランジ31に建物ユニットAの柱1を載置し、柱1に取付けられているジョイントピース2の下片、ジョイントピース2の下片に重ねられている床梁3(又は5)の下片を、ボルト50により上フランジ31に固定する。
(a)杭10の上端部と、建物ユニットAが固定される接合具30の間に、杭頭キャップ20を介在させた。従って、杭10の上端部に被せて固定した杭頭キャップ20の上面に、接合具30の下板32を現地にて固定するときに、接合具30は杭頭キャップ20に対し杭10の施工精度による杭心の水平方向ずれを吸収して固定できる。建物ユニットAは、接合具30の上板31に当初から定めてある固定位置にそのまま固定するだけで、杭心の水平方向ずれに関係なく、当初の据付予定位置に配置されるものとなる。
実施例2の杭10、杭頭キャップ20、接合具30は、実施例1と実質的に同様であるが、建物ユニットAの妻方向に隣接する2個の建物ユニットAの隣接する2本の柱1、1の下方に設けられるものであり、接合具30は上下のフランジ31、32を実施例1のフランジ31、32と同じ正方形にし、上フランジ31に2個のボルト孔50Aが穿設されて構成されている。
実施例3の杭10、杭頭キャップ20、接合具30は、実施例1と実質的に同様であるが、建物ユニットAの桁方向に隣接する2個の建物ユニットAの隣接する2本の柱1、1の下方に設けられるものであり、接合具30は上下のフランジ31、32を桁方向に長い長方形にし、上フランジ31に2個のボルト孔50Aが穿設されて構成されている。
実施例4の杭10、杭頭キャップ20、接合具30は、実施例1と実質的に同様であるが、建物ユニットAの桁方向及び妻方向に隣接する3個の建物ユニットAの隣接する3本の柱1、1、1の下方に設けられるものであり、接合具30は上下のフランジ31、32を桁方向と妻方向に長いL形状にし、上フランジ31に3個のボルト孔50Aが穿設されて構成されている。
実施例5の杭10、杭頭キャプ20、接合具30は、実施例1と実質的に同様であるが、建物ユニットAの桁方向及び妻方向に隣接する4個の建物ユニットAの隣接する4本の柱1、1、1、1の下方に設けられるものであり、接合具30は上下のフランジ31、32を妻方向に長い長方形状にし、上フランジ31に4個のボルト孔50Aが穿設されて構成されている。
1 柱
3 床梁
10 杭
20 杭頭キャップ
30 接合具
31、32 板(フランジ)
33 ウエブ
34 スチフナ
40 ボルト
40A ボルト孔
50 ボルト
50A ボルト孔
Claims (8)
- 管状の杭の上端部に、杭頭キャップが被せられて固定され、杭頭キャップの上面に、縦断面エ型の接合具を横置きし、該接合具の2枚の平行な板の一方が該杭頭キャップの上面にボルト固定され、接合具の2枚の平行な板の他方の上面に上部構造物がボルト固定される杭と上部構造物の接合構造であって、
杭頭キャップが、短管の上端面に蓋板を溶接して構成されるとともに、杭の上端に短管を嵌合して溶接され、
接合具の2枚の平行な板の一方が、杭頭キャップの蓋板に予め穿設されているボルト孔に挿通されるボルトにより該蓋板にボルト固定され、
上部構造物が、上記接合具の2枚の平行な板の他方の上面に載置され、該他方の板に予め穿設されているボルト孔に挿通されるボルトにより該他方の板にボルト固定される杭と上部構造物の接合構造。 - 上記2枚の平行な板であるフランジと、残る1枚の板であるウエブとが、スチフナで補強されている請求項1記載の杭と上部構造物の接合構造。
- 上記スチフナは、上部構造物に柱がある場合、その柱の輪郭部直下に設けられている請求項2記載の杭と上部構造物の接合構造。
- 上記上部構造物が建物ユニットであり、建物ユニットの柱が上記接合具の2枚の平行な板の他方の上面に載置され、柱に取付けられている床梁が該他方の板にボルト固定される請求項1〜3のいずれかに記載の杭と上部構造物の接合構造。
- 管状の杭の上端部に、杭頭キャップを被せて固定し、杭頭キャップの上面に、縦断面エ型の接合具を横置きし、該接合具の2枚の平行な板の一方を該杭頭キャップの上面にボルト固定し、接合具の2枚の平行な板の他方の上面に上部構造物をボルト固定する杭と上部構造物の接合方法であって、
杭頭キャップを、短管の上端面に蓋板を溶接して構成するとともに、杭の上端に短管を嵌合して溶接し、
接合具の2枚の平行な板の一方を、杭頭キャップの蓋板に予め穿設されているボルト孔に挿通されるボルトにより該蓋板にボルト固定し、
上部構造物を、上記接合具の2枚の平行な板の他方の上面に載置し、該他方の板に予め穿設されているボルト孔に挿通されるボルトにより該他方の板にボルト固定する杭と上部構造物の接合方法。 - 上記接合具の2枚の平行な板の一方に、杭の杭心の水平方向ずれに応じて正規位置からずれた杭頭キャップの蓋板に予め穿設されているボルト孔に合致するボルト孔を穿設し、
それらの両ボルト孔に挿通されるボルトにより該接合部の2枚の平行な板の一方を該杭頭キャップの蓋板の上面にボルト固定する請求項5に記載の杭と上部構造物の接合方法。 - 上記上部構造物の所定の据付位置に対応する正規位置に接合具を配置し、杭頭キャップに対する接合具のボルト止め位置を調整する請求項6に記載の杭と上部構造物の接合方法。
- 上記上部構造物が建物ユニットであり、建物ユニットの柱を上記接合具の2枚の平行な板の他方の上面に載置し、柱に取付けられている床梁を該他方の板にボルト固定する請求項5〜7のいずれかに記載の杭と上部構造物の接合方法。
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