JP7234269B2 - 掘削用ビット - Google Patents

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Description

本発明は、掘削用ビットに関する。
この種の掘削用ビットとして、図4~図6に示すものがある。この掘削用ビット5は、図4~図6に示すように、先端に地盤9を掘削する刃先部6を有していて、基端部7が円筒状のケーシング1の先端2の外周面2cにボルト3及びナット4を介して締結固定されている。尚、この円筒状のケーシング1は、地盤9中に回転しながら貫入され、引き抜く際に杭材料としての砂を排出し、打ち戻しと砂の排出とを繰り返すことで無振動にて砂杭を造成する際に使用されるものである。
特開平10-306674号公報
前記従来の無振動にて砂杭を造成する工法では、円筒状のケーシング1の先端2に取り付けてある掘削用ビット5で地盤9を削りながら貫入しているが、地中になる障害物に接触すると、掘削用ビット5がケーシング1の先端2から取れてしまい貫入不能になる。また、障害物の多い現場では、ビット代金や施工能力が落ちるため工期の遅れが生じていた。さらに、市販の小径のビットは、溶接構造のものしかなく採用できない。また、特許文献1に記載のように、挟み込み式の掘削用ビットも存在するが、無振動にて砂杭を造成する工法では掘削効果がない。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、耐久性及び施工能率が良い掘削用ビットを提供することを目的とする。
本発明は、地盤からの引き抜き時に内部の杭材料を排出する円筒状のケーシングの先端に着脱自在に取付けられ、前記ケーシングの回転により前記地盤を掘削する掘削用ビットであって、前記ケーシングの先端に着脱自在に取付けられるビット本体と、前記ケーシングの先端に前記ビット本体を締結固定する締結部材と、を備え、前記ビット本体は、先端部に前記地盤を掘削する刃先部と、基端部に二股状に形成されて前記ケーシングの先端を直に挟み込むように嵌め込まれる二股部と、中途部の回転方向の後側に前記ケーシングの先端の端面に当接して動きを規制する延長突部と、を有していることを特徴とする。
本発明によれば、円筒状のケーシングの先端に締結部材にて締結固定されるビット本体が、先端部に地盤を掘削する刃先部と、基端部に二股状に形成されてケーシングの先端を直に挟み込むように嵌め込まれる二股部と、中途部の回転方向の後側にケーシングの先端の端面に当接して動きを規制する延長突部と、を有しているため、掘削用ビットの耐久性及び施工能率を向上させることができる。
本発明の一実施形態の掘削用ビットを示す斜視図である。 上記掘削用ビットがケーシングの先端に取付けられた状態を示す側面図である。 図2中III-III線に沿う断面図である。 従来の掘削用ビットの斜視図である。 上記従来の掘削用ビットがケーシングの先端に取付けられた状態を示す側面図である。 図5中VI-VI線に沿う断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態の掘削用ビットを示す斜視図、図2は掘削用ビットがケーシングの先端に取付けられた状態を示す側面図、図3は図2中III-III線に沿う断面図である。
図2及び図3に示すように、掘削用ビット10は、円筒状のケーシング1の先端2に着脱自在に取付けられ、円筒状のケーシング1の回転により地盤9を掘削するものである。尚、この円筒状のケーシング1は、地盤9中に回転しながら貫入され、引き抜く際に杭材料としての砂(図示省略)を排出し、打ち戻しと砂の排出とを繰り返すことで無振動にて砂杭を造成する工法に用いられるものである。
図1~図3に示すように、掘削用ビット10は、円筒状のケーシング1の先端2に着脱自在に取付けられるビット本体11と、円筒状のケーシング1の先端2にビット本体11を締結固定する締結部材としてのボルト3及びナット4と、を備えている。
図1に示すように、ビット本体11は、先端部11aに地盤9を掘削する刃先部12と、基端部11bに二股状に形成されて円筒状のケーシング1の先端2を直に挟み込むように嵌め込まれる二股部13,14と、中途部11cの回転方向Pの後側に円筒状のケーシング1の先端2の端面2aに当接して動きを規制する延長突部17と、を有している。
図1~図3に示すように、刃先部12は、二股部13,14のうちの外側の一方の股部13から連続して延びるように側面視で鋭角の板状に一体形成されていて、その前面12aで地盤9を削るようになっている。また、図1及び図2に示すように、刃先部12は、二股部13,14のうちの内側の他方の股部14より外側の一方の股部13から延びた部分にかけて正面視で先端側へ傾斜する斜面12bを有している。
また、二股部13,14と円筒状のケーシング1の先端2の相対向する位置には、ボルト3のシャンク部3bが挿通される取付孔16がそれぞれ複数(本実施形態では4箇所)設けられている。そして、図3に示すように、二股部13,14間の底面15aに円筒状のケーシング1の先端2の端面2aが当たるまで直に挟み込んで嵌め込まれた状態で、二股部13,14を円筒状のケーシング1の先端2にボルト3及びナット4を介して締結固定するようになっている。尚、掘削用ビット10は円筒状のケーシング1の先端2に等間隔毎に複数個取付けられている。また、図3中符号3aはボルト3のヘッド部を示す。さらに、図3中符号2bはケーシング1の先端2の内周面を示し、符号2cはケーシング1の先端2の外周面を示す。
図1及び図3に示すように、延長突部17は、ビット本体11の中途部11cの後面より後方にブロック状に一体突出形成されていて、その上面17aが円筒状のケーシング1の先端2の端面2aに当接することで、ビット本体11のガタ付き等の動きを規制するようになっている。さらに、図2及び図3に示すように、二股部13,14の回転方向Pの前面15bと上面15c及び後面15dは、コ字板状の外周カバー18で覆われるようになっている。
以上実施形態の掘削用ビット10によれば、図2に示すように、円筒状のケーシング1の回転により掘削用ビット10の刃先部12で地盤9を掘削する際に、矢印A方向の力が加わると、ビット本体11は、ケーシング1の先端2の端面2aと当接する延長突部17の矢印Bを支点として矢印C方向のような回転力に代わり、支点Bからの支点間距離が延びることで、ボルト3のシャンク部3bに加わる負荷を減らすことができ、シャンク部3bの切断回数を減らすことができる。これにより、掘削用ビット10の耐久性及び施工能率を向上させることができる。
また、図2に示すように、ビット本体11の二股部13,14の回転方向Pの前面15bと上面15c及び後面15dは、外周カバー18で覆われて拘束されているため、ボルト3のシャンク部3bに掛かる負荷を更に減らすことができ、シャンク部3bの切断回数を可及的に減らすことができる。さらに、ビット本体11の二股部13,14をケーシング1の先端2を直に挟み込むようにしたことで、せん断箇所の強度が2倍になったため、ボルト3のシャンク部3bが折れ難くなった。これらにより、掘削用ビット10の耐久性及び施工能率を向上させることができる。
さらに、ビット本体11の二股部13,14をケーシング1の先端2を直に挟み込むようにしたことにより、刃先部12で地盤9を掘削する際に、図3に示すように、矢印D方向から力が加わっても母材であるビット本体11の強度が加わるため、ボルト3のシャンク部3bに直接の負荷がなくなり、シャンク部3bの切断を防ぐことができ、掘削用ビット10の耐久性を向上させることができる。
尚、前記実施形態によれば、二股状部をケーシングの先端を直に挟みこんで、延長突部の上面をケーシングの先端の端面に当接させてビット本体の動きを規制するようにしたが、延長突部の上面に凹部又は凸部を設け、先端の端面に凸部又は凹部を設けて、相対向する凹部と凸部を嵌合させてビット本体の動きを規制するようにしても良い。
1 円筒状のケーシング
2 先端
2a 端面
3 ボルト(締結部材)
3b シャンク部
4 ナット(締結部材)
9 地盤
10 掘削用ビット
11 ビット本体
11a 先端部
11b 基端部
11c 中途部
12 刃先部
12b 斜面
13,14 二股部
13 外側の一方の股部
14 内側の他方の股部
15b 前面
15c 上面
15d 後面
16 取付孔
17 延長突部
18 外周カバー
P 回転方向

Claims (4)

  1. 地盤からの引き抜き時に内部の杭材料を排出する円筒状のケーシングの先端に着脱自在に取付けられ、前記ケーシングの回転により前記地盤を掘削する掘削用ビットであって、
    前記ケーシングの先端に着脱自在に取付けられるビット本体と、
    前記ケーシングの先端に前記ビット本体を締結固定する締結部材と、
    を備え、
    前記ビット本体は、先端部に前記地盤を掘削する刃先部と、基端部に二股状に形成されて前記ケーシングの先端を直に挟み込むように嵌め込まれる二股部と、中途部の回転方向の後側に前記ケーシングの先端の端面に当接して動きを規制する延長突部と、を有し
    前記延長突部の上面には、前記ケーシングの先端の端面に設けられた凹部に嵌合する凸部、又は、前記ケーシングの先端の端面に設けられた凸部が嵌合する凹部が設けられていることを特徴とする掘削用ビット。
  2. 請求項1記載の掘削用ビットであって、
    前記二股部の少なくとも回転方向の前面と上面及び後面は、外周カバーで覆われていることを特徴とする掘削用ビット。
  3. 請求項1又は2記載の掘削用ビットであって、
    前記刃先部は、前記二股部のうちの外側の一方の股部から連続して延びるように形成されていると共に、内側の他方の股部より前記外側の一方の股部から延びた部分にかけて傾斜する斜面が形成されていることを特徴とする掘削用ビット。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の掘削用ビットであって、
    前記締結部材は、ボルトとナットからなり、前記二股部と前記ケーシングの先端の相対向する位置に前記ボルトのシャンク部が挿通される取付孔がそれぞれ複数設けられていることを特徴とする掘削用ビット。
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