JP2006188873A - 掘削装置 - Google Patents

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JP2006188873A JP2005001088A JP2005001088A JP2006188873A JP 2006188873 A JP2006188873 A JP 2006188873A JP 2005001088 A JP2005001088 A JP 2005001088A JP 2005001088 A JP2005001088 A JP 2005001088A JP 2006188873 A JP2006188873 A JP 2006188873A
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隆 松山
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智 伊藤
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Abstract

【課題】 土木建設工事等で杭孔の穿孔等に使用されるケ−シングパイプ式掘削装置において、比較的簡単な構造で、掘削によって生じる繰り粉の流動を促進する構造とすることにより、掘削能率を改善すること。
【解決手段】 ケ−シングパイプの先端部に該ケ−シングパイプの円周方向に沿って複数のカッタービットを固着してなる掘削装置において、前記ケーシングパイプの先端部における前記カッタービットの移動方向前側の部分に、該ケ−シングパイプの先端部から切り込まれた凹部を形成した。カッタービットの刃先が移動方向前側に突出するように傾斜させて設け、前記凹部の後壁部を構成する面を、ケ−シングパイプの内側に繰り粉を導くような傾斜面として形成するのが好ましい。
【選択図】 図4

Description

本発明は、土木建設工事等で杭孔の穿孔等に使用されるケ−シングパイプ式掘削装置に関するものである。
土木建設工事においては、断面円形のケ−シングパイプの先端部に、その円周方向に沿って複数のカッタービットを固着した掘削装置が使用されている。この掘削装置は、ケ−シングパイプを地盤に押し付けて所定方向に回転させることにより、先端部に設けた複数のカッタービットで掘削を行うもので、ケ−シング工法と呼ばれることがある。なお、ケ−シングパイプ内の土砂等はハンマーグラブ等の掘削装置により除去される。この種の掘削装置は、例えば特許文献1、特許文献2等に開示されている。
特開平3−183892号公報 特開平11−256970号公報
上記カッタービットは、従来はケ−シングパイプの先端部に溶接等の固着手段で固着されていたが、最近は該ケ−シングパイプの先端部に埋設したホルダに取り付ける構造のものが多く、カッタービットに摩耗や損傷が発生した場合は、当該ビットをホルダから取り外して、新たなビットを取り付けるようになっている。
上記ケ−シングパイプ式掘削装置では、掘削によって生じた繰り粉(土砂等)を該ケ−シングパイプの内側を通して外部に排出するようになっているが、繰り粉がうまくケ−シングパイプの内部に導かれず、掘削された孔壁とケ−シングパイプの外面との間に詰まったり、ビットとビットの間の空間部に詰まったりするので、掘削能率、いわゆる孔下がりが悪かった。
そこで本発明は、比較的簡単な構造で、掘削によって生じる繰り粉の流動を促進することにより、ケ−シングパイプ式掘削装置における掘削能率を改善することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、次のような構成とした。すなわち、請求項1に記載の本発明に係る掘削装置は、ケ−シングパイプの先端部に該ケ−シングパイプの円周方向に沿って複数のカッタービットを固着してなる掘削装置において、前記ケーシングパイプの先端部における前記カッタービットの移動方向前側の部分に、該ケ−シングパイプの先端部から切り込まれた凹部を形成したことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1の構成のものにおいて、カッタービットの刃先が移動方向前側に突出するように傾斜して設けられ、該カッタービットの前側部分が前記凹部に露出しているものである。さらに、請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は2に記載のものにおいて、カッタービット又はケ−シングパイプにおける前記凹部の後壁部を構成する面が、ケ−シングパイプの内側に繰り粉を導くように内外方向に傾斜した傾斜面として形成されているものである。
請求項1に記載の掘削装置は、カッタービットの移動方向前側にケ−シングパイプに食い込む凹部が形成されているので、カッタービットによって生じる繰り粉が当該凹部内に流入し、ケ−シングパイプの先端部のカッタービット同士の間隔部に繰り粉が詰まることが防がれる。このため、カッタービットによる掘削が効率よく行われる。
また、請求項2に記載の掘削装置は、上記構成に加えて、さらに、カッタービットが移動方向前側に傾斜しているので、すくい角が大きくなり、掘削性能が向上する。また、この構成とすると、ホルダが凹部に露出しないような設計とすることができる。ホルダは一般に摩耗しやすいので、これが掘削時における移動方向前側に露出していると、早期摩耗が生じて掘削装置の寿命が短くなるが、ホルダが凹部に露出しないようにすることにより、該ホルダの寿命を長くすることができる。なお、カッタービットの台金は、硬質であるから、比較的摩耗しにくいが、移動方向前側の部分にハードフェーシング処理を施したり、超硬チップを埋設しておくと、さらに耐摩耗性が向上する。
さらに、上記請求項3に記載の掘削装置は、上記請求項1又は2に記載の構成に加えて、凹部の移動方向後側の面が繰り粉を内側に導く傾斜面として形成されているので、掘削によって生じた繰り粉がうまくケ−シングパイプの内側に流入し、他の部分に詰まりにくくなり、掘削性能が向上する。
以下、図面に表された実施形態について具体的に説明する。図1は本発明に係る掘削装置を例示するもので、この掘削装置1は、円筒状のケ−シングパイプ2の先端部にカッタービット3が固着されている。ケ−シングパイプ2は公知のもので、後端部に回転装置が取り付けられる。ケ−シングパイプ2の内部には、土砂等の排除のためハンマグラブH等の装置が必要に応じて挿入される。
カッタービット3は、ケ−シングパイプ2の先端部にその円周方向に所定の間隔をおいて固着された複数のホルダ5にそれぞれ取り付けられている。カッタービット3は、図2、図3に示すように、鋼製のシャンク部10の概略山形の頭部12に刃体である超硬チップ11が植設されている。シャンク部10の基部13には、その端部から切り込まれた溝15が形成されて、該溝の両側部分がそれぞれ脚部16となっている。この溝15は、ホルダに係合する係合溝であり、その両側の脚部16には、ホルダ5に固定するための通孔17が穿孔されている。一方の脚部に設けられた通孔はいわゆるバカ穴であるが、他方の脚部の通孔はネジ穴となっている。
ホルダ5は、ケ−シングパイプ2の端部に埋め込んだ状態で溶接固着されるもので、概略コ字形のフレーム5aの内側に平板状の係合部5bが一体に設けられ、該係合部にはカッタービット3を固定するための穴が穿孔されている。カッタービット3は、図4に示すように、このホルダ5の係合部5bに溝15を嵌合して取り付ける。この嵌合状態では、カッタービット3の通孔16とホルダ5の穴が重なり合うので、一方の脚部に設けられたバカ穴側から固定用のボルト18を挿入し、ホルダの係合部5bを貫通させて反対側の脚部16のネジ穴に螺着することにより、カッタービット3をホルダ5に固定する。
この掘削装置1は、ケ−シングパイプ2の先端部のカッタービット3固着部の前側(掘削時におけるカッタービット3の移動方向前側)部分に凹部20が形成されている。凹部20は、ケ−シングパイプ2をその先端部から入江状に切り込んで形成されたもので、該凹部20の後側の壁面は、露出したカッタービット3の頭部の前面3aによって形成されている。カッタービット3の頭部12は、概略山形に形成されているが、図3の図示例では、ホルダ5がケ−シングパイプ2に傾斜して固着され、カッタービット3が、刃先部が基部側よりも前側に位置するように傾斜して取り付けられているので、山形の頭部の前側面がケ−シングパイプ2の中心軸とほぼ平行となって凹部20に露出し、ホルダ5は凹部20に露出していない。
カッタービット3の刃先は、図5に示すようにケーシングパイプ2の外側(Oで示す)に突出していて、凹部20の後壁面となるその頭部前面3aが、内外方向に傾斜した傾斜面として形成されている。その傾斜方向は、ケ−シングパイプ2の内側が後側に位置するような方向である。このため、ケ−シングパイプ2が回転すると、その外側の繰粉は、図の矢印で示すように、凹部20の傾斜壁面に案内されてケ−シングパイプ2の内側(I)に流入する。上記傾斜面の傾斜角度は、10〜30度程度とするのが好ましいが、これに限定されない。この角度は、繰粉をケ−シングパイプ2の内側にうまく流入させることができるようなものであればよい。なお、カッタービットの前面を凹部20の後壁面とせず、凹部全体をケーシングパイプに切り込んだ形状で形成する場合は、当該凹部の後壁面となる部分を上記と同様な傾斜面として形成すればよい。
この掘削装置1は、従来の同種のものと同様に、ケ−シングパイプ2の先端部を地盤に押し付けた状態で所定方向に回転させつつ使用する。この回転により、カッタービット3がケ−シングパイプ2の円周状を図4の矢印A方向に移動し、その刃先部によって掘削が行われるのである。掘削によって生じた繰粉は、ケ−シングパイプ2に設けられている凹部20内に流れ込み、該凹部20の後側の傾斜した壁面によってケ−シングパイプ2内に導かれ、該ケ−シングパイプパイプ2の内側を通って外部に排出される。
この掘削装置1のカッタービット3は、移動方向Aに対し刃先部が先行するように傾斜して設けられているので、すくい角を大きくすることが可能であり、掘削抵抗の多くがカッタービットの軸方向に作用することになり、切削抵抗に強力に対抗することができる。このように、カッタービット3を傾斜させて設ける場合は、その前側に凹部20を形成しても、ホルダが凹部に露出しないような設計とすることができるという利点がある。すなわち、ホルダの耐摩耗性はそれほど高くないので、図4の図示例のようにケ−シングパイプ2内に埋め込んだ状態で設けることにより、ホルダの寿命を大幅に向上させることができるのである。
図6は、上記従来構造の掘削装置のケ−シングパイプ2に凹部20を設けた例を表すもので、この例では、カッタービット3の軸方向が掘削面である地盤に対しほぼ直角となっている。ホルダ5の側面は凹部20に露出して、該凹部の後側の壁面となっている。この構造では、凹部20内に流入した繰粉によってホルダ5が早期に摩耗するため、ホルダの露出面に特別に硬化肉盛り等の硬化処理を施しておく必要がある。
また、図7は従来の構造を例示するもので、同図からわかるとおり、ホルダ5がケ−シングパイプパイプ2に埋め込まれて固定されているが、カッタービット3の移動方向における前側に凹部が形成されていない。このため、カッタービット3によって削られた繰粉がケ−シングパイプ2の端面と地盤との間に詰め込まれることになり、繰粉が排出されにくいので、凹部20を設けた場合に比べて掘削効率は低い。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る掘削装置は、土木建設工事における地盤の掘削等に好適に使用することができる。
掘削装置の概略を表す外観図である。 カッタービットの正面図である。 その側面図である。 掘削装置の要部の正面拡大図である。 その底面図である。 異なる実施形態を表す正面図である。 従来の掘削装置の正面図である。
符号の説明
1 掘削装置
2 ケ−シングパイプ
3 カッタービット
5 ホルダ
20 凹部

Claims (3)

  1. ケ−シングパイプの先端部に該ケ−シングパイプの円周方向に沿って複数のカッタービットを固着してなる掘削装置において、前記ケーシングパイプの先端部における前記カッタービットの移動方向前側の部分に、該ケ−シングパイプの先端部から切り込まれた凹部を形成したことを特徴とする掘削装置。
  2. カッタービットが、その刃先が移動方向前側に突出するように傾斜して設けられ、該カッタービットの前側部分が前記凹部に露出している請求項1に記載の掘削装置。
  3. カッタービット又はケ−シングパイプにおける前記凹部の後壁部を構成する面が、ケ−シングパイプの内側に繰り粉を導くように内外方向に傾斜した傾斜面として形成されている請求項1又は2に記載の掘削装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025274A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Tungaloy Corp 掘削工具
JP2008133599A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Takashi Matsuyama ケーシングビット
JP2015140512A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 株式会社技研製作所 ケーシングビット

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