JP2015140512A - ケーシングビット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビット100であって、環状のケーシング本体部1と、ビット部22を有し、ケーシング本体部の掘削進行方向側から突出するように設けられた複数の突出部2、…と、を備え、複数の突出部の各々のケーシング本体部の先端部からの突出長L1は、地盤に対して載荷重が影響する深さ以上とされてなる。
【選択図】図2
Description
ところで、ケーシングビットを回転させながら地中に圧入していくと、先端の土砂等が圧密されて固結し、圧力球根と呼ばれる抵抗が生じたり、地盤に貫入されたケーシング体積分の土砂等が押し退けられることで管内壁と管内部の土砂等との間に圧密されて管内閉塞が生じる虞がある。この場合、上向きの抵抗が増大して、掘削不能に陥ってしまう。
そこで、管内閉塞が生じる前に、ケーシングの内側の土砂等を適宜ハンマーグラブ等で除去するようになっている。ここで、ケーシングの内壁とケーシング内側の未掘削の土砂等との間にハンマーグラブを入れる隙間が必要となるため、インサートカッターを設けて掘削幅を広げる構成のケーシングビットが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、掘削されて押し退けられた土砂等を逃がす空間が少なく、ビットの前側とケーシング先端下面に土砂等の固結が短時間で発生してしまい、例えば、玉石等が挟まると外れないために掘削不能に陥ってしまう。
さらに、土砂等を逃がす空間が少ないためにビットの摩耗が多くなり、掘削の深度が深いと掘削ビットの交換が必要となる。このため、引き抜きにより周囲地盤が崩壊する虞のある現場では使用できないといった問題がある。また、掘削幅が広いために掘削速度が遅くなり、効率も低下してしまう。
地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビットであって、
環状のケーシング本体部と、
ビット部を有し、前記ケーシング本体部の掘削進行方向側から突出するように設けられた複数の突出部と、を備え、
前記複数の突出部の各々の前記ケーシング本体部の先端部からの突出長は、地盤に対して載荷重が影響する深さ以上とされてなることを特徴とする。
地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビットであって、
環状のケーシング本体部と、
ビット部を有し、前記ケーシング本体部の掘削進行方向側から突出するように設けられた複数の突出部と、
前記複数の突出部の各々に設けられ、掘削された土砂を前記ケーシング本体部の中心軸周りの回転方向後ろ側に移動させるように整流するビット側整流部と、を備えることを特徴とする。
地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビットであって、
環状のケーシング本体部と、
ビット部を有し、前記ケーシング本体部の掘削進行方向側から突出するように設けられた複数の突出部と、
前記複数の突出部どうしの間に設けられ、掘削された土砂を前記ケーシング本体部の中心軸周りの回転方向後ろ側且つ前記掘削進行方向と反対側に移動させるように整流する突出部間整流部と、を備えることを特徴とする。
前記複数の突出部の各々は、前記ビット部が取りつけられたビット取付部を有することを特徴とする。
地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビットであって、
環状のケーシング本体部と、
前記ケーシング本体部の掘削進行方向側の端部に設けられ、掘削された土砂を前記掘削進行方向と反対側に移動させるように整流する本体側整流部と、を備えることを特徴とする。
前記ケーシング本体部の外周面及び/又は内周面に設けられ、掘削された土砂の移動を案内する複数の周面案内部を更に備え、
前記複数の周面案内部は、それぞれ線状又は螺旋状に形成されてなり、一の周面案内部の前記掘削進行方向と反対側の端部と、当該一の周面案内部と前記ケーシング本体部の中心軸周りの回転方向後ろ側にて隣合う他の周面案内部の前記掘削進行方向側の端部とが前記掘削進行方向に重なるように配置されてなることを特徴とする。
前記突出部の前記ケーシング本体部の掘削進行方向側の外面及び/又は内面に設けられ、掘削された土砂の移動を案内する先端側案内部を更に備え、
前記周面案内部は、前記先端側案内部に連続するように前記ケーシング本体部の外周面及び/又は内周面に形成されてなることを特徴とする。
図1は、本発明を適用した実施形態1のケーシングビット100の概略構成を模式的に示す図である。また、図2(a)は、ケーシングビット100を側方から見た状態を模式的に平面状に展開した状態を示す図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線におけるケーシングビット100の断面図である。
なお、以下の実施形態では、回転しながら地盤を掘削するケーシングビット100の軸方向を上下方向として説明し、ケーシングビット100の掘削進行方向側を下側、掘削進行方向と反対側を上側とする。また、ケーシングビット100の回転方向とは、地盤を掘削する際に当該ケーシングビット100が正回転する方向(図2(a)中、白抜きの矢印で示す方向)のことを言う。
具体的には、図1及び図2に示すように、ケーシングビット100は、ケーシング本体部1と、このケーシング本体部1の掘削進行方向側に設けられた複数の突出部2、…とを備えている。
また、ケーシング本体部1の掘削進行方向側(図2(a)における下側)に複数の突出部2、…が設けられている。
ビット部22は、その掘削進行方向側の端部に掘削刃22aが設けられている。また、複数のビット部22、…は、ケーシングビット100の回転方向に隣合うものどうしで掘削刃22aの向きが逆向きとなるように互い違いに配設されている。
一般的に、ケーシングビット100を用いて地盤を掘削するときの単位面積あたりの構造物荷重をqとした場合に、鉛直方向の増加応力の値が0.2qとなる深さまで地盤に対して載荷重が影響すると考えられる。図2(b)には、増加応力が0.2qに相当する圧力球根Bがドットを付して模式的に表されている。
本実施形態のケーシングビット100を回転掘削装置や回転杭等に取り付けると、軸方向の長さが長い帯状荷重となり、増加応力が0.2qに相当する圧力球根Bの深さD1は、ケーシング本体部1の径方向の厚さW1(図2(b)参照)の3.2倍程度となる。
つまり、地盤に対して載荷重が影響する深さは、ケーシング本体部1の径方向の厚さW1の3.2倍までの距離であることから、各突出部2の突出長L1は、ケーシング本体部1の径方向の厚さW1の3.2倍の長さよりも長くなっているのが好ましい。
さらに、各突出部2の突出長L1は、ビット部22の径方向の厚さW2、すなわち、掘削幅の2倍の長さよりも長くなっているのがより好ましい。
なお、図2(a)には、固結した土砂等S1をクロスのハッチングを用いて表し、固結した土砂等S1よりも圧密度が低いが次第に固結していく土砂等S2を斜めのハッチングを用いて表し、圧密度が低い土砂等S3を横のハッチングを用いて表し、これらの領域により、増加応力が0.2qに相当する圧力球根Bが構成されている。
回転掘削装置や回転杭M等の先端に取り付けられたケーシングビット100を所定の回転方向に回転させながら掘削進行方向に移動させていくことで、当該ケーシングビット100による地盤の掘削が行われる。
さらに、ケーシングビット100の回転方向に隣合う突出部2どうしの間隔D2が大きいため、ケーシング本体部1の掘削進行方向側の端部に土砂等が固結し難くなる。仮に、ケーシング本体部1の掘削進行方向側の端部に土砂等が固結しても圧密度が相対的に低く、剥がれ易くなる。
このように、硬質地盤での掘削を好適に行うことができる。
図3は、本発明を適用した実施形態2のケーシングビット200の概略構成を模式的に示す図である。このうち、図3(a)は、ケーシングビット200を側方から見た状態を模式的に平面状に展開した状態を示す図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B線におけるケーシングビット200の断面図であり、図3(c)は、図3(a)のC−C線におけるケーシングビット200の断面図である。
なお、ケーシング本体部1と突出部2の構成は、上記実施形態1と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
具体的には、突出部間整流部3は、側方から見た状態で一の辺がビット取付部21の回転方向前側の端部に接するとともに他の辺が掘削進行方向側の端部に接する略三角形状をなしている。
また、突出部間整流部3は、例えば、掘削進行方向側から掘削進行方向と反対側になるにつれて径方向の厚さが漸次大きく、且つ、回転方向前側から回転方向後ろ側になるにつれて径方向の厚さが漸次大きくなるような形状に形成されている。
上記実施形態1と略同様に、ケーシングビット200を所定の回転方向に回転させながら掘削進行方向に移動させていくことで、当該ケーシングビット200による地盤の掘削が行われる。
また、上記実施形態1のケーシングビット100と略同様に、複数の突出部2、…の各々のケーシング本体部1の掘削進行方向側の端部からの突出長L1は、地盤に対して載荷重が影響する深さ以上とされているので、掘削により圧力球根Bが発生しても実質的に影響のない深い位置を掘削することができる。さらに、ケーシングビット200の回転方向に隣合う突出部2どうしの間隔D2が大きいため、ケーシング本体部1の掘削進行方向側の端部に土砂等が固結し難くなる。
このように、硬質地盤での掘削を好適に行うことができる。
図4は、実施形態2のケーシングビット200の変形例を説明するための図である。
図4に示すように、本変形例のケーシングビット200Aは、ケーシング本体部1と、複数の突出部2、…と、複数の突出部間整流部3、…とが一体となって構成されている。すなわち、ケーシング本体部1と複数の突出部2、…との継ぎ目部分や、ケーシング本体部1と複数の突出部間整流部3、…との継ぎ目部分が略面一となっている。
図5は、本発明を適用した実施形態3のケーシングビット300の概略構成を模式的に示す図である。このうち、図5(a)は、ケーシングビット300を側方から見た状態を模式的に平面状に展開した状態を示す図であり、図5(b)は、D−D線におけるケーシングビット300の断面図であり、図5(c)は、E−E線におけるケーシングビット300の断面図である。
また、増加応力が0.2qに相当する圧力球根Bの径方向の幅W7は、ビット部22の径方向の厚さW2、すなわち、掘削幅よりも小さくなる。
上記実施形態1、2と略同様に、ケーシングビット300を所定の回転方向に回転させながら掘削進行方向に移動させていくことで、当該ケーシングビット300による地盤の掘削が行われる。
特に、本体側整流部4は、掘削進行方向側の端部の径方向の厚さW6が最も幅狭となるように形成されていることから、複数の突出部2、…の各々のケーシング本体部1の先端部からの突出長L1のうち、増加応力が0.2qに相当する圧力球根Bがない領域に対応する長さL2がより長くなり、土砂等の整流効果がより向上する。
特に、ビット側整流部5は、回転方向前側の端部の径方向の厚さW8が最も幅狭となるように形成されていることから、増加応力が0.2qに相当する圧力球根Bの径方向の幅W9がビット取付部21の径方向の厚さW10よりも小さくなり、土砂等の整流効果がより向上する。
これにより、ビット部22の地盤への喰い込みを効率良く行うことができ、硬質地盤での掘削速度の高速化を図ることができるとともに、ビット部22の摩耗を減少させてビット部22の寿命をより長くすることができる。さらに、管内閉塞が生じ難くなり、杭の圧入をより短時間で行うことができる。
このように、硬質地盤での掘削を好適に行うことができる。
図6は、本発明を適用した実施形態4のケーシングビット400の概略構成を模式的に示す図である。
なお、突出部間整流部3の構成は、上記実施形態2と略同様であり、その詳細な説明は省略する。また、本体側整流部4及びビット側整流部5の構成は、上記実施形態3と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
このように、硬質地盤での掘削を好適に行うことができる。
図7は、本発明を適用した実施形態5のケーシングビット500の概略構成を模式的に示す図である。
すなわち、ケーシング本体部1には、上記実施形態3、4と略同様に、本体側整流部4が形成されている。なお、本体側整流部4の構成は、上記実施形態3、4と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
このように、硬質地盤での掘削を好適に行うことができる。
図8は、本発明を適用した実施形態6のケーシングビット600の概略構成を模式的に示す図である。このうち、図8(a)は、ケーシングビット600を側方から見た状態を模式的に平面状に展開した状態を示す図であり、図8(b)は、F−F線におけるケーシングビット600の断面図である。
なお、実施形態6のケーシングビット600は、突出部間整流部3を具備しているが、上記実施形態2と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
外先端側案内部81は、突出部2の外面から径方向内側に凹んで形成された所定幅を有する溝状をなしている。また、内先端側案内部82は、突出部2の内面から径方向外側に凹んで形成された所定幅を有する溝状をなしている。
また、外先端側案内部81及び内先端側案内部82は、突出部2におけるケーシングビット600の回転方向後ろ側の端部に、掘削進行方向及び回転方向の各々に対して斜めに交わるように配設されている。具体的には、外先端側案内部81及び内先端側案内部82は、各々の掘削進行方向側の端部が回転方向前側に配置されるとともに、掘削進行方向と反対側の端部が回転方向後ろ側に配置されるように傾斜して形成されている。
外周面案内部71は、外先端側案内部81に所定の深さの外側溝状部91を介して連続するようにケーシング本体部1の外周面に形成されている。また、外周面案内部71は、ケーシング本体部1の外周面から径方向外側に突出して形成された所定幅を有する線状をなしている(図8(a)及び図8(b)参照)。また、外周面案内部71は、掘削進行方向及び回転方向の各々に対して斜めに交わるように配置されている。
内周面案内部72は、内先端側案内部82に所定の深さの内側溝状部92を介して連続するようにケーシング本体部1の内周面に形成されている。また、内周面案内部72は、ケーシング本体部1の内周面から径方向内側に突出して形成された所定幅を有する線状をなしている(図8(a)及び図8(b)参照)。また、内周面案内部72は、掘削進行方向及び回転方向の各々に対して斜めに交わるように配置されている。
また、複数の内周面案内部72、…は、一の内周面案内部72の掘削進行方向と反対側の端部と、当該一の内周面案内部72とケーシングビット600の回転方向後ろ側にて隣合う他の内周面案内部72の掘削進行方向側の端部とが掘削進行方向に重なるように配置されてなる。すなわち、複数の内周面案内部72、…のうち、ケーシングビット600の回転方向に隣合うものどうしは、一方の掘削進行方向側の端部と他方の掘削進行方向と反対側の端部とが重なり合っている。
上記実施形態1〜5と略同様に、ケーシングビット600を所定の回転方向に回転させながら掘削進行方向に移動させていくことで、当該ケーシングビット600による地盤の掘削が行われる。
また、ケーシング本体部1に設けられている外周面案内部71や内周面案内部72により、掘削された土砂等は回転方向後ろ側且つ掘削進行方向と反対側への移動が案内されて、ケーシング本体部1の掘削進行方向側の端部や突出部間整流部3等に土砂等が固結し難くなる。特に、外周面案内部71や内周面案内部72は、外先端側案内部81や内先端側案内部82に連続するように形成されていることから、外先端側案内部81や内先端側案内部82により移動が案内される土砂等がスムーズに外周面案内部71や内周面案内部72に受け渡されて、回転方向後ろ側且つ掘削進行方向と反対側へと移動することとなる。
これにより、ビット部22の地盤への喰い込みを効率良く行うことができ、硬質地盤での掘削速度の高速化を図ることができるとともに、ビット部22の摩耗を減少させてビット部22の寿命をより長くすることができる。さらに、管内閉塞が生じ難くなり、杭の圧入をより短時間で行うことができる。
このように、硬質地盤での掘削を好適に行うことができる。
また、外周面案内部71及び内周面案内部72の両方を設けるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、外周面案内部71及び内周面案内部72のうち、少なくとも何れか一方が設けられていれば良い。
また、外先端側案内部81及び内先端側案内部82の両方を設けるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、外先端側案内部81及び内先端側案内部82のうち、少なくとも何れか一方が設けられていれば良い。
例えば、上記実施形態1〜6では、ケーシング本体部1として、軸方向に略直交する断面が略円環形状をなす円筒状に形成されたものを例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、断面が多角形状をなす角筒状に形成されていても良い。
1 ケーシング本体部
2 突出部
21 ビット取付部
22 ビット部
3 突出部間整流部
4 本体側整流部
5 ビット側整流部
71 外周面案内部
72 内周面案内部
81 外先端側案内部
82 内先端側案内部
Claims (7)
- 地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビットであって、
環状のケーシング本体部と、
ビット部を有し、前記ケーシング本体部の掘削進行方向側から突出するように設けられた複数の突出部と、を備え、
前記複数の突出部の各々の前記ケーシング本体部の先端部からの突出長は、地盤に対して載荷重が影響する深さ以上とされてなることを特徴とするケーシングビット。 - 地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビットであって、
環状のケーシング本体部と、
ビット部を有し、前記ケーシング本体部の掘削進行方向側から突出するように設けられた複数の突出部と、
前記複数の突出部の各々に設けられ、掘削された土砂を前記ケーシング本体部の中心軸周りの回転方向後ろ側に移動させるように整流するビット側整流部と、を備えることを特徴とするケーシングビット。 - 地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビットであって、
環状のケーシング本体部と、
ビット部を有し、前記ケーシング本体部の掘削進行方向側から突出するように設けられた複数の突出部と、
前記複数の突出部どうしの間に設けられ、掘削された土砂を前記ケーシング本体部の中心軸周りの回転方向後ろ側且つ前記掘削進行方向と反対側に移動させるように整流する突出部間整流部と、を備えることを特徴とするケーシングビット。 - 前記複数の突出部の各々は、前記ビット部が取りつけられたビット取付部を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のケーシングビット。
- 地盤を掘削して円形の掘削溝を形成するケーシングビットであって、
環状のケーシング本体部と、
前記ケーシング本体部の掘削進行方向側の端部に設けられ、掘削された土砂を前記掘削進行方向と反対側に移動させるように整流する本体側整流部と、を備えることを特徴とするケーシングビット。 - 前記ケーシング本体部の外周面及び/又は内周面に設けられ、掘削された土砂の移動を案内する複数の周面案内部を更に備え、
前記複数の周面案内部は、それぞれ線状又は螺旋状に形成されてなり、一の周面案内部の前記掘削進行方向と反対側の端部と、当該一の周面案内部と前記ケーシング本体部の中心軸周りの回転方向後ろ側にて隣合う他の周面案内部の前記掘削進行方向側の端部とが前記掘削進行方向に重なるように配置されてなることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のケーシングビット。 - 前記突出部の前記ケーシング本体部の掘削進行方向側の外面及び/又は内面に設けられ、掘削された土砂の移動を案内する先端側案内部を更に備え、
前記周面案内部は、前記先端側案内部に連続するように前記ケーシング本体部の外周面及び/又は内周面に形成されてなることを特徴とする請求項6に記載のケーシングビット。
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