JP2005029979A - 内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット及び内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法 - Google Patents

内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット及び内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法 Download PDF

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茂樹 大澤
Kazuji Kumada
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Abstract

【課題】ケーシングパイプの回転方向に関わらず内刃工具、外刃工具及びセンター刃工具を、ケーシングパイプの外側から取付けボルトの操作により交換可能に共用できるケーシングビットとして構成することで、それぞれに付き一種類のケーシングビットを準備すれば良いことから交換作業が簡便になるだけでなく、在庫管理を容易に行なうことができる内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット及び内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法を提供する。
【解決手段】工具取付け部16の両嵌合溝14に嵌合した二股状ホーク23外側面のテーパ孔26からボルト挿通孔18を介して挿通したテーパ形状の頭部を有する取付けボルト8のねじ軸を、二股状ホーク23内側面のテーパ孔26に装着されたテーパナット30に螺着し、外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9が上記ケーシングパイプ1の回転方向に関わらず、共にカッタホルダ4の工具取付け部16に取付けられる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーシングパイプの下端周縁に所定間隔で形成された複数の切除部に、板状のカッタホルダが溶着され、該カッタホルダの内外両面に上方から下端に向く嵌合溝を形成して該両嵌合溝を、ボルト挿通孔を有する薄肉の工具取付け部として構成し、外刃工具、内刃工具及びセンター刃工具の上部に共用となる二股状ホークを設けて該二股状ホークを上記工具取付け部の両嵌合溝に挿入嵌合して、上記ボルト挿通孔に取付けボルトを挿通して上記外刃工具、内刃工具及びセンター刃工具をケーシングパイプの下端部に着脱可能に取付けるように構成した内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット及び内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケーシング工法に用いられている掘削機の下端部に設けられる掘削ビットは、機械の稼働率向上の観点から着脱式のものが主流を占めるようになってきた。
【0003】
この着脱式掘削ビットは、ケーシングパイプの下端部にホルダを固定し、このホルダに切削刃をピンやボルト等で着脱可能に取付けた構造が一般的であり、例えば特許文献1のようなものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特許第2633998号公報(段落0013〜段落0015、及
び図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような構成の着脱式の掘削ビットは、図12に示すように、ケーシングパイプ301の下端部に、掘削部の外側面がケーシングパイプ301の外周面301aより外方に突出したアウタカッタ316と、その掘削部がケーシングパイプ301の内周面301bより内側に突出して設けられたインナカッタ313とから構成されている。
【0006】
そして、ケーシングパイプ301の下端に溶接されるホルダ314の中央下部の内外面を四角形に切除してカッタ取付け部314aを形成し、このカッタ取付け部314aにアウタカッタ316の上部ホーク部316aを嵌合し、上部ホーク部316a及びカッタ取付け部314aのボルト挿通孔316b,314bに挿通したボルト315を、ホーク部316aに設けたねじ孔316cに螺合してアウタカッタ316をホルダ314に固定している。
【0007】
インナカッタ313も同様のホルダの取付け構造とホルダへのカッタ取付け構造により固定されるようになっており、下端掘削部がケーシングパイプ301の内周面301bよりわずかな幅だけ内方にはみ出している。
【0008】
従って、上記のような掘削ビットは、例えば右回転のアウタカッタ316と左回転のインナカッタ313は、同じ形状でありながら取付けボルト315の向きだけが異なるものであり、右回転のインナカッタ313と左回転のアウタカッタ316も同様であることから、それぞれ同じ掘削ビットでも4種類のカッタを準備しなければならず、取付けボルト315の向きが異なる多種類の勝手違いカッタを交換することから手間が掛かるだけでなく、在庫管理が煩雑になる等の問題を有していた。
【0009】
従って、本発明の目的とする所は、ケーシングパイプの回転方向に関わらず内刃工具、外刃工具及びセンター刃工具を、ケーシングパイプの外側から取付けボルトの操作により交換可能に共用できるケーシングビットとして構成することで、それぞれに付き一種類のケーシングビットを準備すれば良いことから交換作業が簡便になるだけでなく、在庫管理を容易に行なうことができる内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット及び内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成するために、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施の形態に対応する添付図面に使用した符号を用いて説明すると、ケーシングパイプ1の下端周縁に所定間隔で形成された複数の切除部12に、板状のカッタホルダ4が溶着され、該カッタホルダ4の内外両面に上方から下端に向く嵌合溝14,15を形成して該両嵌合溝14,15を、ボルト挿通孔18を有する薄肉の工具取付け部16として構成し、外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9の上部に共用となる二股状ホーク23を設けて該二股状ホーク23を上記工具取付け部16の両嵌合溝14,15に挿入嵌合して、上記ボルト挿通孔18に取付けボルト8を挿通して上記外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9をケーシングパイプ1の下端部に着脱可能に取付けるように構成した内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット2に於いて、上記二股状ホーク23の両外側面には、上記ボルト挿通孔18に対応する位置に一対の同形テーパ孔26,27が形成され、上記工具取付け部16の両嵌合溝14,15に嵌合した上記二股状ホーク23の何れかのテーパ孔26,27にテーパ形状の頭部を有する取付けボルト8を挿入し、上記ボルト挿通孔18を介してホーク内側面のテーパ孔26,27の何れかから挿通した上記取付けボルト8のねじ軸にテーパナット28を螺着し、上記各種工具の刃先が上記ケーシングパイプ1の回転方向に対応するように上記カッタホルダ4の工具取付け部16に取付けられる構成としたことを特徴とする内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビットである。
上記によれば、上記二股状ホーク23の両外側面に一対の同形テーパ孔26,27を形成し、二股状ホーク23何れかのテーパ孔26,27からテーパ形状の頭部を有する取付けボルト8を挿通し、該挿通した取付けボルト8のねじ軸にテーパナット28を螺着することで、外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具を上記ケーシングパイプ1の回転方向に関わらず、カッタホルダ4の工具取付け部16に共用のケーシングビットを着脱可能に取付けることができる。
従って、ケーシングパイプ1の回転方向に関わらず、内刃工具、外刃工具及びセンター刃工具を兼用可能な構成とすることで、それぞれに付き一種類のケーシングビットを準備すれば良く、しかもケーシングパイプの外側から取付けボルトの操作ができることから、交換作業が簡便になるだけでなく、勝手違い工具の種類が削減されるので在庫管理を容易に行なうことができる。
【0011】
また本発明は、ケーシングパイプ1の下端周縁に形成された複数の切除部12にカッタホルダ4が溶着され、該カッタホルダ4の内外両面に上方から下端に向く嵌合溝14,15を形成して該両嵌合溝14,15の底面にボルト挿通孔18を有する薄肉の工具取付け部16を設け、外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9の上部に共用となる二股状ホーク23を設けて該二股状ホーク23を上記工具取付け部16の両嵌合溝14,15に挿入嵌合し、上記ボルト挿通孔18に挿通した取付けボルト8を介して上記外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9をケーシングパイプ1の下端部に着脱可能に取付けるようにした内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法に於いて、上記二股状ホーク23の両外側面に、上記両嵌合溝14,15略中央のボルト挿通孔18に対応させて一対の同形テーパ孔26,27を形成して、上記工具取付け部16の嵌合溝14,15に嵌合した二股状ホーク23の何れかのテーパ孔26,27からテーパ形状の頭部を有する取付けボルト8を、上記ボルト挿通孔18を介してホーク内側面に形成したテーパ孔26,27の何れかから挿通してそのねじ軸にテーパナット28を螺着し、上記ケーシングパイプ1の回転方向に上記各種工具の刃先が対応するように上記カッタホルダ4の工具取付け部16に着脱可能に取付けるようにしたことを特徴とする内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法である。
従って、ケーシングパイプ1の回転方向に関わらず、内刃工具、外刃工具及びセンター刃工具を兼用可能な構成とすることで、二股状ホーク23の何れかのテーパ孔26,27からケーシングパイプの外側より、取付けボルト8を挿入して着脱可能に取付けることができるので、ケーシングビットの交換作業が簡便になるだけでなく、またそれぞれに付き一種類のケーシングビットを準備すれば良いことから在庫管理を容易に行なうことができる。
【0012】
また本発明は、上記テーパナット34,36,38が、拡径周縁に溶接用の開先部34a,36a,38a,38b,38cが形成されている内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビットである。
従って、テーパナット34,36,38とテーパ孔26,27との芯ズレが生じてテーパ効果(廻り止め効果)が消失しても、開先部に点付け溶接を施すことで取付けボルト螺着時に回転不能に保持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係り、ケーシングパイプの下端部に単一のケーシングビットを取付けた状態を示す斜視図、図2は外刃工具となるケーシングビットの拡大正面図、図3はカッタホルダに内刃工具となるケーシングビットを取付ける状態を示す分解斜視図、図4はケーシングパイプ下端部のカッタホルダに内刃工具となるケーシングビットを取付けた状態を示す断面図、図5はケーシングパイプ下端部のカッタホルダに外刃工具となるケーシングビットを取付けた状態を示す断面図、図6はケーシングパイプの下端部に回転方向から順に外刃工具、内刃工具、センター刃工具から成るケーシングビットを取付けた状態を示すケーシングパイプの部分下面図、図7はケーシングパイプ下端部のカッタホルダにセンター刃工具となるケーシングビットを取付けた状態を示す断面図、図8(a),(b)は開先加工を施さないテーパナットの断面図及び正面図、図9(a),(b)は拡径部周縁に軸心と平行な外径となる開先部を形成したテーパナットの断面図及び正面図、図10(a),(b)は拡径部周縁に逆テーパとなる開先部を形成したテーパナットの断面図及び正面図であり、図11(a),(b)は拡径部周縁の3箇所に円弧状の開先部を形成したテーパナットの断面図及び正面図である。
【0014】
図1及び図2において、符号1は本発明に係るケーシングパイプであって、このケーシングパイプ1の下端の周縁上に所定間隔毎に切除された角型の切欠き凹部12には、四角形の鋼板で構成されたカッタホルダ4が溶着され、このカッタホルダ4には、後述するケーシングビット2が嵌合している。
【0015】
カッタホルダ4の内外面には、図3に示すように上方から下端に向く嵌合溝14,15が形成されると共に、これら嵌合溝14,15底面の略中央にボルト挿通孔18を形成した薄肉の工具取付け部16が形成されている。
【0016】
一方、ケーシングビット2は、ケーシングパイプ1の回転方向に対し外向きとなる外刃工具7(図2参照)、内向きとなる内刃工具5(図3参照)及び中間向きとなるセンター刃工具9(図7参照)から構成されており、図3、図5及び図7に示される内刃工具5、外刃工具7及びセンター刃工具9となるケーシングビット2は、外刃の刃先10、内刃の刃先20及びセンター刃の刃先が超硬合金チップで構成されている。
【0017】
詳しくは、ケーシングビット2の上部には、上記3種類の工具に共用可能な二股状ホーク23が設けられており、この二股状ホーク23には、工具取付け部16に挿入可能な嵌入溝32が形成されると共に、嵌入した二股状ホーク23の外形部が嵌入溝32に嵌合可能に形成され、上記ホーク23の両外側面には両嵌合溝14,15の略中央に形成された挿通孔18に対応して一対の同一形状のテーパ孔26,27が形成されており、これらのテーパ孔26,27にはテーパ形状の頭部を持つ取付けボルト8の頭部又は雌ねじTを螺設したテーパナット28の何れかが挿入できるように構成されている。
【0018】
そこで、取付けボルト8は、ケーシングパイプ1の回転方向が反対の場合でも、外側に配置されるホーク24または25のテーパ孔26から挿入することができ、内側に配置される何れかのホーク24または25のテーパ孔26または27に挿入された図8〜図11示されるテーパナット28,34,36,38が接着剤などで仮止めされるようになっている。
【0019】
次に、図8(a),(b)に示されるテーパナット28は、中央に雌ねじTが貫通螺設されており、テーパ孔26または27に挿入される際は、接着剤などで仮止めされるようになっている。図9(a),(b)〜図11(a),(b)に示される中央に雌ねじTが螺設されたテーパナット34,36,38には、それぞれ溶接用の開先部34a,36a,38が形成されている。
【0020】
更に、ケーシングビット2の幅方向両側には、カッタホルダ4の両側下端に当接すべく内刃工具5、外刃工具7及びセンター刃工具が共用できる構造の顎部22a,22bが形成されており、掘削時に超硬合金チップの刃先20に作用する負荷を受けるようになっている。
【0021】
次に、上記のように構成された内刃工具、外刃工具またはセンター刃工具から成るケーシングビットの交換手順に付き説明する。
【0022】
図3、図4に示すように、ケーシングパイプ1下端のカッタホルダ4に形成された工具取付け部16に内刃工具5を取付ける際は、内刃工具5上部の二股状ホーク23を、ケーシングパイプ1下端の周縁上に所定間隔毎に溶接接合されたカッタホルダ4の工具取付け部16に挿入してその外周を嵌合溝14,15に嵌合し、同時に顎部22a,22bをカッタホルダ4の両側下端に当接させた状態で内側ホーク25のテーパ孔27にテーパナットを接着剤等により仮止めし、外側ホーク24のテーパ孔26から挿通孔18を介して挿通した取付けボルト8をテーパナット28の雌ねじTに螺合することで取付けられる。
【0023】
次に、内刃工具5またはセンター刃工具9を図2及び図5に示す外刃工具7に交換する際には、取付けボルト8をケーシングパイプ1の外側に抜出して内刃工具5を工具取付け部16から取外し、上記の手順と同じ手順により外刃工具7が二股状ホーク23によりカッタホルダ4の工具取付け部16に取付けボルト8を介して取付けられる。
【0024】
上記のように構成された各種工具の配列は、ケーシングパイプ1の下端周縁に例えば図6に示すように、外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9の順で装着されるが、地盤の状況に応じて外刃工具7、外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9の順で装着される場合もあり、これら工具5,7,9は適宜交換して使用することができる。
【0025】
従って、上記のように構成されたケーシングビットによれば、ケーシングパイプ1の回転方向に関わらず、内刃工具5、外刃工具7及びセンター刃工具9を兼用可能な構成とすることで、それぞれ一種類のケーシングビットを準備すれば良く、しかもケーシングパイプ1の外側から取付けボルト8の操作ができることから交換作業が簡便になるだけでなく、勝手違い工具の種類が削減されるので在庫管理を容易に行なうことができる。
【0026】
また、テーパナット34,36,38の拡径周縁に溶接用の開先部34a,36a,38a,38b,38cが形成されているので、これらテーパナット34,36,38とテーパ孔26,27との芯ズレが生じてテーパ効果(廻り止め効果)が消失しても、開先部に点付け溶接を施すことで取付けボルト螺着時または掘削時に回転不能に保持することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明によると次の様な効果を奏する。
【0028】
即ち、請求項1によると、ケーシングパイプの回転方向に関わらず、内刃工具、外刃工具及びセンター刃工具を兼用可能な構成とすることで、それぞれに付き一種類のケーシングビットを準備すれば良く、しかもケーシングパイプの外側から取付けボルトの操作ができることから、交換作業が簡便になるだけでなく、勝手違い工具の種類が削減されるので在庫管理を容易に行なうことができる。
【0029】
また、請求項2によると、ケーシングパイプの回転方向に関わらず、内刃工具、外刃工具及びセンター刃工具を兼用可能な構成とすることで、二股状ホーク外側面のテーパ孔の何れかケーシングパイプの外側からから取付けボルトを挿入して着脱可能に取付けることができるので、ケーシングビットの交換作業が簡便になるだけでなく、また、それぞれに付き一種類のケーシングビットを準備すれば良いことから在庫管理を容易に行なうことができる。
【0030】
また、請求項3によると、テーパナットとテーパ孔との芯ズレが生じてテーパ効果(廻り止め効果)が消失しても、開先部に点付け溶接を施すことで取付けボルト螺着時に回転不能に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係り、ケーシングパイプの下端部に単一のケーシングビットを取付けた状態を示す斜視図である。
【図2】外刃工具となるケーシングビットの拡大正面図である。
【図3】カッタホルダに内刃工具となるケーシングビットを取付ける状態を示す分解斜視図である。
【図4】ケーシングパイプ下端部のカッタホルダに外刃工具となるケーシングビットを取付けた状態を示す断面図である。
【図5】ケーシングパイプ下端部のカッタホルダに内刃工具となるケーシングビットを取付けた状態を示す断面図である。
【図6】ケーシングパイプの下端部に回転方向から順に外刃工具、内刃工具、センター刃工具から成るケーシングビットを取付けた状態を示すケーシングパイプの部分下面図である。
【図7】ケーシングパイプ下端部のカッタホルダにセンター刃工具となるケーシングビットを取付けた状態を示す断面図である。
【図8】(a),(b)は開先加工を施さないテーパナットの断面図及び正面図である。
【図9】(a),(b)は拡径部周縁に軸心と平行な外径となる開先部を形成したテーパナットの断面図及び正面図である。
【図10】(a),(b)は拡径部周縁に逆テーパとなる開先部を形成したテーパナットの断面図及び正面図である。
【図11】(a),(b)は拡径部周縁の3箇所に円弧状の開先部を形成したテーパナットの断面図及び正面図である。
【図12】ケーシングパイプ下端部のカッタホルダに従来のケーシングビットを交換可能に取付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシングパイプ
2 ケーシングビット
4 カッタホルダ
5 内刃工具
7 外刃工具
8 取付けボルト
9 センター刃工具
10 外刃刃先
12 切欠き凹部
14,15 嵌合溝
16 工具取付け部
18 ボルト挿通孔
20 内刃刃先
22a,22b 顎部
23 二股状ホーク
24 外側ホーク
25 内側ホーク
26,27 テーパ孔
30 センター刃刃先
32 嵌入溝
28,34,36,38 テーパナット
34a,36a 開先部
38a,38b,38c 開先部

Claims (3)

  1. ケーシングパイプ1の下端周縁に所定間隔で形成された複数の切除部12に、板状のカッタホルダ4が溶着され、該カッタホルダ4の内外両面に上方から下端に向く嵌合溝14,15を形成して該両嵌合溝14,15を、ボルト挿通孔18を有する薄肉の工具取付け部16として構成し、外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9の上部に共用となる二股状ホーク23を設けて該二股状ホーク23を上記工具取付け部16の両嵌合溝14,15に挿入嵌合して、上記ボルト挿通孔18に取付けボルト8を挿通して上記外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9をケーシングパイプ1の下端部に着脱可能に取付けるように構成した内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット2に於いて、
    上記二股状ホーク23の両外側面には、上記ボルト挿通孔18に対応する位置に一対の同形テーパ孔26,27が形成され、上記工具取付け部16の両嵌合溝14,15に嵌合した上記二股状ホーク23の何れかのテーパ孔26,27にテーパ形状の頭部を有する取付けボルト8を挿入し、上記ボルト挿通孔18を介してホーク内側面のテーパ孔26,27の何れかから挿通した上記取付けボルト8のねじ軸にテーパナット28を螺着し、上記各種工具の刃先が上記ケーシングパイプ1の回転方向に対応するように上記カッタホルダ4の工具取付け部16に取付けられる構成としたことを特徴とする内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット。
  2. ケーシングパイプ1の下端周縁に形成された複数の切除部12にカッタホルダ4が溶着され、該カッタホルダ4の内外両面に上方から下端に向く嵌合溝14,15を形成して該両嵌合溝14,15の底面にボルト挿通孔18を有する薄肉の工具取付け部16を設け、外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9の上部に共用となる二股状ホーク23を設けて該二股状ホーク23を上記工具取付け部16の両嵌合溝14,15に挿入嵌合し、上記ボルト挿通孔18に挿通した取付けボルト8を介して上記外刃工具7、内刃工具5及びセンター刃工具9をケーシングパイプ1の下端部に着脱可能に取付けるようにした内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法に於いて、
    上記二股状ホーク23の両外側面に、上記両嵌合溝14,15略中央のボルト挿通孔18に対応させて一対の同形テーパ孔26,27を形成して、上記工具取付け部16の嵌合溝14,15に嵌合した二股状ホーク23何れかのテーパ孔26,27からテーパ形状の頭部を有する取付けボルト8を、上記ボルト挿通孔18を介してホーク内側面に形成したテーパ孔26,27の何れかから挿通してそのねじ軸にテーパナット28を螺着し、上記ケーシングパイプ1の回転方向に上記各種工具の刃先が対応するように上記カッタホルダ4の工具取付け部16に着脱可能に取付けるようにしたことを特徴とする内刃、外刃及びセンター刃工具の着脱方法。
  3. 上記テーパナット34,36,38は、拡径周縁に溶接用の開先部34a,36a,38が形成されている請求項1に記載の内刃、外刃及びセンター刃工具兼用のケーシングビット。
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